JP5440462B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、雄形の第1端子金具が取り付けられた第1ハウジングと、雌形の第2端子金具が取り付けられた第2ハウジングとを嵌合させるコネクタが開示されている。第1ハウジングは、第1端子金具の先端のタブを包囲するフード部を有しており、第1端子金具は、第1ハウジングに取り付けたリテーナによって抜止めされている。第2ハウジングは、第2端子金具を収容する端子収容部と、端子収容部を包囲する筒状嵌合部とを備えている。両ハウジングを嵌合する際には、フード部に端子収容部が嵌入されるとともに、筒状嵌合部がフード部に外嵌される。
リテーナは、第1ハウジングに対し、両ハウジングの嵌合方向と交差する方向に組み付けられる。また、リテーナには、リテーナの組付け状態を検知する手段として、フード部に到達するように片持ち状に延出させた形態の検知用延出部が形成されている。リテーナが正しく組み付けられている場合には、検知用延出部が、フード部の外面に対してほぼ面一状であって筒状嵌合部と干渉しない位置にあるので、両ハウジングの嵌合が支障なく行われる。また、リテーナの組付け状態が不正なままで両ハウジングの嵌合を行おうとした場合には、嵌合の途中で検知用延出部が筒状嵌合部と干渉するので、それ以上の嵌合動作が規制される。
特開2008−277151号公報
検知用延出部は、片持ち状に延出した板状の形態であるため、その延出端部がリテーナの組付け方向において位置ずれし易い。そのため、リテーナが正しく組み付けられているにも拘わらず、両ハウジングの嵌合の途中で検知用延出部が筒状嵌合部と干渉してしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナの検知用延出部による検出機能の信頼性向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、フード部を有する第1ハウジングと、前記第1ハウジングに取り付けられ、先端のタブが前記フード部で包囲された雄形の第1端子金具と、前記フード部に内嵌される端子収容部と、前記フード部に外嵌される筒状嵌合部とを備えた第2ハウジングと、前記端子収容部内に収容された雌形の第2端子金具と、前記第1ハウジングに対し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向に組み付けられることで、前記第1端子金具を抜止めするリテーナと、前記リテーナに形成され、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合した状態で前記筒状嵌合部の内部に収容されるように片持ち状に延出した板状の検知用延出部とを備え、前記リテーナが不正な組付け状態のままで前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを嵌合させようとしたときには、嵌合の途中で前記検知用延出部が前記筒状嵌合部と干渉するようにしたコネクタにおいて、前記第1ハウジングには、その外面に開口する嵌合凹部が形成され、前記検知用延出部には、前記嵌合凹部に対し、傾きを規制された状態で嵌合可能な嵌合凸部が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1ハウジングには、前記第1ハウジングの外面に開口する収容室が形成され、前記収容室内にサブハウジングが挿入されているコネクタであって、前記収容室の内面と前記サブハウジングの外面との隙間が、前記嵌合凹部となっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記サブハウジングの外面又は前記収容室の内面には、前記サブハウジングを前記収容室内に保持するための弾性撓み可能なロック部が形成され、前記サブハウジングを前記収容室に挿入する過程では前記ロック部が弾性撓みし、前記サブハウジングが前記収容室内に正しく挿入された状態では前記ロック部が弾性復帰するようになっており、前記検知用延出部には、前記リテーナを正しく組み付けた状態において前記ロック部の撓み空間内に進入可能な検知部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
検知用延出部の延出端部がリテーナの組付け方向へ不正に変位すると、それに伴って、検知用延出部がその基端部を支点として姿勢を傾けるので、検知用延出部の姿勢の傾きを規制すれば、検知用延出部の延出端部の不正な変位を規制することができる。この点に着目し、本発明では、検知用延出部の嵌合凸部を嵌合凹部に対して傾きを規制した状態で嵌合させることにより、第1ハウジングに対する検知用延出部の傾きを規制している。これにより、検知用延出部の延出端部が不正に変位するのが確実に防止されて、検知用延出部による検知機能の信頼性が高められている。
<請求項2の発明>
収容室の内面とサブハウジングの外面との隙間を、嵌合凹部として有効利用しているので、専用の嵌合凹部を形成する場合に比べると、第1ハウジングの外面の形状を簡素化することができる。
<請求項3の発明>
ロック部が弾性復帰していれば、検知部が撓み空間に進入しながらリテーナが正しい組付け状態となり、ロック部が弾性撓みしたままの状態では、検知部が撓み空間内に進入することができないので、リテーナを正しく組み付けることができない。これにより、リテーナが正しく組み付けられるか否かに基づいて、サブハウジングの取付け状態を検知することができる。
実施形態1の第1ハウジングの正面図 図1のA−A線断面図 第2ハウジングの正面図 図3のB−B線断面図 第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合した状態の断面図 第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合した状態の左側面図 第1ハウジングにサブハウジングを正しく組み付けた状態の左側面図 第1ハウジングにサブハウジングを不正な向きで組み付けようとしている状態の左側面図 第1ハウジングにリテーナを取り付けた状態の左側面図 図9のC−C線断面図 図9のD−D線断面図 第1ハウジングの単体の左側面図 サブハウジングの左側面図 サブハウジングの右側面図 サブハウジングの正面図 図14のE−E線断面図 サブハウジングの底面図 ショート端子の右側面図 ショート端子の正面図 ショート端子の底面図 リテーナの左側面図 リテーナの正面図 リテーナの右側面図 リテーナの底面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図24を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング10と第2ハウジング80とを嵌合させるようにしたものである。第1ハウジング10には、2つのサブハウジング30と、2つのショート端子40と、二対の第1端子金具50と、リテーナ60とが取り付けられている。
<第1ハウジング10>
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、図2,5に示すように、端子保持部11と、端子保持部11の前端外周縁から前方(図2,5における右方)へ片持ち状に突出した概ね角筒状をなすフード部12とを一体に形成したものである。端子保持部11は、フード部12の側面壁の後端に対して面一状に連なる側壁部13と、側壁部13の上端縁に対して直角に連なるとともにフード部12の上面壁に対して面一状に連なる上壁部14と、側壁部13の側縁に対して直角に連なる後壁部15と、側壁部13と後壁部15の下縁に対して直角に連なるとともにフード部12の下面壁に対して段差状に且つ平行に連なる下壁部16とから構成されている。
このように端子保持部11は4つの壁部13〜16で囲まれた箱状をなし、この端子保持部11内の空間は、後述するサブハウジング30を収容するための収容室17となっている。収容室17の前面はフード部12内に連通している。また、図7,10〜12に示すように、収容室17は、側面においては端子保持部11の外部に開放されており、この側方への開口部は、サブハウジング30を着脱するための着脱口18となっている。そして、前後方向(両ハウジング10,80の嵌合方向と平行な方向)における着脱口18の開口範囲は、フード部12の側面壁の後端部領域(つまり、両ハウジング10,80が正規嵌合した状態において、第2ハウジング80の筒状嵌合部82で覆われる領域)にまで及んでいる。
収容室17内には、フード部12の下面壁の後端縁と後壁部15の下端部とに沿って左右方向(両ハウジング10,80の嵌合方向と直角であり、収容室17に対するサブハウジング30の着脱方向と平行な方向)に延びる前後一対のガイドリブ19が形成され、この両ガイドリブ19と下壁部16との間には、前後一対のガイド溝20が形成されている。図10,11に示すように、この前後両ガイド溝20には、その着脱口18に近い端部を突出させた形態の係止部21が形成されている。また、図2,5〜9,12に示すように、下壁部16には、その前後方向における略中央位置よりも少し後方へ片寄った位置を局部的に下方へ凹ませた形態であって、左右方向に延びる規制溝22が形成されている。
図6,7,9,10,12に示すように、収容室17の下壁部16とフード部12の下面壁との段差部分には、後方に面して収容室17内に臨む段差面23が形成されている。段差面23は、左右方向(後述するリテーナ60の検知用延出部70の延出方向と直交する方向)に延びている。また、段差面23と上記した前側のガイドリブ19は、ほぼ同じ高さに配されているのであるが、前側のガイドリブ19は、左右方向において着脱口18に近い部分が切欠されている。これにより、サブハウジング30が収容室17に挿入されたときに、サブハウジング30の前端面の一部が、段差面23に対して前後方向に対向し、図7,10に示すように、収容室17のうちサブハウジング30の前端面と段差面23との間の領域が、嵌合凹部24として機能するようになっている。
図5,7〜9,12に示すように、後壁部15には、その下端部を除いた領域から後方へブロック状に突出した形態の端子挿入部25が形成されている。図5,10に示すように、端子挿入部25内には、前後方向に貫通するとともに、収容室17内に連通する二対の端子挿入孔26が形成されている。この二対の端子挿入孔26は、左右方向に一列に並ぶように配置されている。また、後壁部15には、その後端部の下端縁に沿って左右方向に延びる案内リブ27が形成されている。さらに、図12に示すように、側壁部13には、その後端部を左右方向に貫通させた形態の逃がし孔28が形成されている。
<サブハウジング30>
サブハウジング30は、合成樹脂製であり、図13〜17に示すように、全体としてブロック状をなしている。図14〜16に示すように、サブハウジング30内には、その一方の側面(左右方向において、収容室17の着脱口18側と同じ側の側面)に開放した形態の収容凹部31が形成されている。収容凹部31の前面のうち下端部を除いた領域は、サブハウジング30の前端面に開放されている。図16,17に示すように、サブハウジング30には、その底面から収容凹部31に連通する形態の係止孔32が形成されている。
図2,5,15,16に示すように、サブハウジング30には、収容凹部31よりも上方の部分を前後方向に貫通させた形態とされた左右一対の端子収容孔33が形成されている。図2,5に示すように、端子収容孔33の天井面には、前方へ片持ち状に延出した形態であって、上下方向(端子収容孔33に対する第1端子金具50の挿入方向と交差する方向)に弾性撓み可能なランス34が形成されている。また、サブハウジング30には、左右方向に貫通した形態であって、端子収容孔33の後端部に連通する貫通孔35が形成されている。
図13,14,17に示すように、サブハウジング30には、その前後両端面における下端部に沿うように、一対のロック部36F,36Rが形成されている。図10,11に示すように、ロック部36F,36Rは、左右方向において、収容凹部31が開放されている側とは反対側(収容室17に対するサブハウジング30の挿入方向とは反対の方向)へ片持ち状に延出した形態であり、サブハウジング30に接近するように前後方向に弾性撓みし得るようになっている。サブハウジング30の外面とロック部36F,36Rとの間の空間は、ロック部36F,36Rの弾性撓みを許容するための撓み空間37となっている。また、ロック部36F,36Rには、サブハウジング30との反対側の面から突出するロック突起38が形成されている。さらに、サブハウジング30の底面には、左右方向に延びる規制リブ39が形成されている。
<ショート端子40>
図18〜20に示すように、ショート端子40は、略方形の水平な板状をなす基板部41(本発明の構成要件である連結部)と、係止片42と、左右一対の弾性接触片43と、治具当て部44と、補強部45とを備えて構成されている。係止片42は、基板部41の一部を切り起こした形態であって、斜め下側方へ片持ち状に延出した形態である。弾性接触片43は、基板部41の後端縁から斜め上前方へ延出した形態であり、上下方向(両ハウジング10,80の嵌合方向と交差する方向であり、第1端子金具50のタブ52に対する当接方向と平行に方向)に弾性撓みとなっている。左右一対の弾性接触片43は、その後端部において基板部41を介して連結されている。弾性接触片43の前端部は、山形に屈曲した形態の接点部46となっている。治具当て部44は、基板部41の一方の側縁の後端部から板状に立ち上がった形態である。補強部45は、基板部41の後端縁から立ち上がって治具当て部44に係止することで、治具当て部44の倒れ変形を規制するようになっている。
かかるショート端子40は、図2,5,13〜17に示すように、サブハウジング30に組み付けられている。組付けの際には、側方の開口部からショート端子40を収容凹部31内に浅く差し込み、弾性接触片43を基板部41側へ弾性撓みさせながら治具当て部44を治具(図示省略)で押すことにより、ショート端子40の全体を収容凹部31内に収容する。ショート端子40が正規の収容位置まで押し込まれると、基板部41の一方の側縁が収容凹部31の側面に当接するとともに、係止片42が係止孔32に係止することにより、ショート端子40が左右方向及び前後方向への相対変位を規制された状態に保持される。また、弾性接触片43が、収容凹部31の前面の開口縁における上縁に対して弾性的に当接することにより、ショート端子40は、サブハウジング30に対して上下方向の相対変位を規制される。ショート端子40をサブハウジング30に組み付けた状態では、弾性接触片43の接点部46がサブハウジング30の外部前方へ突出する。また、接点部46の下方には、前側のロック部36Fが位置している。
<第1端子金具50>
図2,5に示すように、第1端子金具50は、前後方向に細長く、角筒状をなす端子本体51と、端子本体51から前方へ突出した細長いタブ52と、端子本体51から後方へ突出したオープンバレル状の圧着部53とを備えた周知形態の雄形の端子である。第1端子金具50は、第1ハウジング10に取り付けられた状態では、端子保持部11によって保持されるとともに、タブ52がフード部12によって包囲される。
<リテーナ60>
リテーナ60は、合成樹脂製であり、図21〜24に示すように、側板部61と、側板部61の上端縁に対し直角に連なる上板部62と、側板部61から側方(上板部62と平行な方向)へ突出する横長の枠状をなす抜止め用枠部63と、側板部61の下端部から側方(上板部62及び抜止め用枠部63と平行な方向)へ突出する下板部64とを備えている。図22に示すように、抜止め用枠部63には、前後方向に貫通する1つの端子貫通部65が形成されている。端子貫通部65は、全体として左右方向に長く大きく開口しており、端子貫通部65の孔縁部が第1端子金具50に係止されるようになっている。上板部62には、その後端縁に沿ったヒンジ部66を介して変位可能に連なる電線保持部67が形成されている。図23に示すように、下板部64には、左右方向に延びる案内溝68が形成されている。同じく下板部64には、図22に示すように、左右2つの係止溝69が形成されている。
図21,23,24に示すように、側板部61には、側板部61から前方へ面一状に、且つ片持ち状に延出した形態の板状の検知用延出部70が形成されている。図6,9に示すように、検知用延出部70は、収容室17の着脱口18の全体を塞ぐような形状及び大きさとされている。この検知用延出部70の延出方向は、収容室17に対するリテーナ60の組付け方向と直角であり、両ハウジング10,80の嵌合方向と平行な方向である。検知用延出部70の延出端部(両ハウジング10,80が正規嵌合した状態で第2ハウジング80の筒状嵌合部82で覆われる前端部領域)には、その下縁に沿って前後方向にリブ状に延びるとともに内側方へ突出した形態の嵌合凸部71が形成されている。図24に示すように、検知用延出部70と嵌合凸部71は、底面視において略L字形をなしている。また、嵌合凸部71の前端面と後端面は、いずれも左右方向(検知用延出部70の延出方向と直角な方向)に延びている。
図21〜24に示すように、側板部61には、その下端縁から下方(ロック部36F,36Rの弾性撓み方向及び第1ハウジング10に対するリテーナ60の組付け方向の両方向に対して直角な方向)に突出する細長い後側検知部72Rが形成されている。また、検知用延出部70には、その下面から下方(前側検知部72Fと平行な方向)に突出する細長い前側検知部72Fが形成されている。前後方向において、前側検知部72Fは、後側検知部72Rよりも前方に配されている。また、左右方向(リテーナ60の組付け方向と平行な方向)において、前側検知部72Fは、後側検知部72Rよりも内側の位置に配されている。
<第2ハウジング80>
第2ハウジング80は、合成樹脂製であり、図3〜5に示すように、ブロック状をなす端子収容部81と、端子収容部81を包囲する筒状嵌合部82とを一体に形成したものである。端子収容部81の外周と筒状嵌合部82の内周との間には、前方(図4,5における左方)へ開放された筒状の嵌合空間83が形成されている。端子収容部81内には、周知形態の雌形をなす二対の第2端子金具85が収容されている。二対の第2端子金具85は、左右方向(両ハウジング10,80の嵌合方向と直交する方向)に一列に並んで配置されている。また、端子収容部81の前端部のうち第2端子金具85よりも少し前方のリブ状の部分は、ショート端子40による第1端子金具50の短絡を解除するための短絡解除部84となっている。
<本実施形態の作用>
第1ハウジング10側における組付け作業について説明する。組付けに際しては、まず、2つのサブハウジング30に、夫々、ショート端子40を1つずつ個別に組み付けておく。そして、この2つのサブハウジング30を、第1ハウジング10の側方から着脱口18を通過させて収容室17内へ順に挿入していく。このとき、図2,6,7に示すように、前後両ロック部36F,36Rを、夫々、前後2つのガイド溝20に嵌合させるとともに、規制リブ39を規制溝22に嵌合させる。
1つ目のサブハウジング30の挿入過程では、前後両ロック突起38が、夫々、対応する係止部21と干渉することによって、前後両ロック部36F,36Rが撓み空間37内へ進出するようにして弾性撓みし、ロック突起38が係止部21を通過すると、ロック部36F,36Rは弾性復帰する。そして、この1つ目のサブハウジング30は、収容室17の奥側の正規挿入位置まで押し込まれると、側壁部13に当接し、この当接によって、1つ目のサブハウジング30が挿入方向において前止まりされる。
この後、2つ目のサブハウジング30を収容室17内に挿入する。この挿入過程では、ロック突起38が係止部21と干渉することによってロック部36F,36Rが弾性撓みする。そして、2つ目のサブハウジング30が正規挿入位置に到達すると、図10,11に示すように、2つ目のサブハウジング30が1つ目のサブハウジング30の側面に当接するとともに、ロック突起38が係止部21を通過してロック部36F,36Rが弾性復帰し、ロック突起38が係止部21に対して収容室17の奥側から係止する。
この2つ目のサブハウジング30は、1つ目のサブハウジング30への当接によって、挿入方向において前止まりされるとともに、ロック突起38が係止部21に係止することによって抜止めされる。また、この2つ目のサブハウジング30が着脱口18に近い位置で抜止めされることにより、奥側(着脱口18から遠い側)に位置する1つ目のサブハウジング30も抜止めされる。以上により、2つのサブハウジング30が1つの着脱口18から収容室17内に収容された状態に保持される。
2つのサブハウジング30が組み付けられた状態では、図2,5に示すように、サブハウジング30の二対の端子収容孔33が、夫々、第1ハウジング10の二対の端子挿入孔26に対して前後に並ぶように(連通するように)対応する位置関係となる。この端子収容孔33と端子挿入孔26により、端子保持部11内には第1端子金具50を収容して保持するための空間が構成される。また、サブハウジング30の貫通孔35と第1ハウジング10の逃がし孔28が左右に並ぶように対応する位置関係となる。
また、2つのサブハウジング30を収容室17に組み付けた状態では、図7,10に示すように、収容室17内のうち、2つ目(着脱口18に近い側)のサブハウジング30の前端面と段差面23との間には、第1ハウジング10の外側面に開口する嵌合凹部24が構成される。段差面23とサブハウジング30の前端面は、いずれも、左右方向(検知用延出部70の延出方向と直角な方向)に延びている。また、嵌合凹部24の前後方向の寸法は、リテーナ60の嵌合凸部71の前後長と同じ寸法となっている。
尚、サブハウジング30が収容室17に対して前後逆向きに組み付けられようとした場合には、図8(ショート端子4の図示は省略)に示すように、前後のロック部36F,36Rは前後のガイド溝20に嵌合できるものの、規制リブ39の位置が規制溝22に対して相対的に前方へずれた位置となるので、規制リブ39が、第1ハウジング10の下壁部16と干渉する。この干渉により、不正な向きでのサブハウジング30の組付けを防止することができる。
また、2つのサブハウジング30が組み付けられた状態では、サブハウジング30の収容凹部31の側面の開口は、左右方向において着脱口18とは反対側を向いている。したがって、着脱口18に近い側に位置している2つ目のサブハウジング30においては、ショート端子40が、弾性接触片43の接点部46を除いてサブハウジング30の内部に隠れた状態となっている。これにより、リテーナ60を組み付ける前におけるショート端子40への異物干渉が防止される。
2つのサブハウジング30を第1ハウジング10に組み付けた後は、図6,9に示すように、リテーナ60を側方から第1ハウジング10に組み付ける。組付けに際しては、第1ハウジング10の案内リブ27にリテーナ60の案内溝68を嵌合させるとともに、リテーナ60の上板部62を第1ハウジング10の上壁部14の上面(外面)に摺接させ、さらに、リテーナ60の抜止め用枠部63を、サブハウジング30の貫通孔35に挿入するようにする。これらの嵌合、摺接及び挿入により、リテーナ60は正しい姿勢に保たれて、スライドするように組み付けられる。そして、リテーナ60の係止溝69が第1ハウジング10の端子挿入部25の下面に形成されている突起部(図示省略)に係止することにより、リテーナ60は第1ハウジング10に対して仮係止位置に保持される。
リテーナ60が仮係止位置にある状態では、リテーナ60の端子貫通部65が、二対の端子収容孔33及び二対の端子挿入孔26に連通する。このとき、端子貫通部65の開口領域は、端子収容孔33及び端子挿入孔26の開口領域全体を含んでいるので、リテーナ60は、挿入途中の第1端子金具50と干渉することはない。また、検知用延出部70は、第1ハウジング10の外側面よりも外方へ突出する位置にある。この突出した位置は、両ハウジング10,80を嵌合したときに、筒状嵌合部82の前端と干渉し得る位置である。また、リテーナ60の嵌合凸部71が、第1ハウジング10の嵌合凹部24に対してガタ付きを生じないように浅く嵌合される。
リテーナ60が仮係止位置にある状態で、二対の第1端子金具50を後方から第1ハウジング10に挿入する。挿入の際には、第1端子金具50の先端のタブ52が、端子挿入孔26と端子収容孔33と端子貫通部65を通過し、サブハウジング30のランス34が端子本体51と干渉によって上方へ退避するように弾性撓みする。そして、第1端子金具50が正規の挿入位置に到達すると、ランス34が、弾性復帰して端子本体51に対して後方から係止し、この係止作用によって第1端子金具50が抜止め状態に保持される。また、対をなす第1端子金具50のタブ52は、対応するショート端子40の2つの弾性接触片43の接点部46に対して上から押圧するように接触する。これにより、対をなす第1端子金具50がショート端子40を介して短絡された状態となる。
全ての第1端子金具50の挿入が完了したら、リテーナ60を仮係止位置から本係止位置へ押し込む。リテーナ60が本係止位置に達すると、リテーナ60の係止溝69が第1ハウジング10の突起部(図示省略)に係止することにより、リテーナ60が本係止位置に保持される。この状態では、端子貫通部65の孔縁部が、端子本体51に対して後方から係止し、この係止作用によって第1端子金具50が抜止めされる。これにより、第1端子金具50がランス34とリテーナ60とによって確実に抜止めされる。
リテーナ60を本係止位置へ押し込んだ状態では、検知用延出部70の外面が第1ハウジング10の外面に対して面一状をなすとともに、嵌合凸部71が嵌合凹部24に対してガタ付きなく嵌合される。このとき、嵌合凸部71の前端面と後端面は、夫々、段差面23とサブハウジング30の前端面に対して面接触状態で当接する。リテーナ60が本係止位置にあるときの嵌合凸部71と嵌合凹部24の左右方向(リテーナ60の仮係止位置から本係止位置への移動方向)における嵌合代(嵌合深さ)は、仮係止位置にあるときよりも大きい。この嵌合凸部71と嵌合凹部24の緊密な嵌合により、検知用延出部70は、その後端部(側板部61に連なる端部)を支点として姿勢を左右方向へ傾けるように変化させることが防止される。つまり、検知用延出部70は、第1ハウジング10に対して姿勢を傾けながら外面側へ突出するように相対変位することを規制されることになる。
また、リテーナ60が仮係止位置にある状態では、側板部61と検知用延出部70が着脱口18に対して接近して対応する位置にあるので、収容室17への異物の侵入が防止される。そして、リテーナ60が本係止位置に押し込まれた状態では、着脱口18の全体が、側板部61と検知用延出部70とによって大きな隙間なく塞がれるので、サブハウジング30とショート端子40は、リテーナ60により覆い隠されて外部からの異物の干渉を受けないように保護される。
また、リテーナ60を仮係止位置に組み付ける際には、前側検知部72Fが前側のロック部36Fの撓み空間37に嵌入する。リテーナ60が仮係止位置に保持されている状態では、後側検知部72Rは、後側のロック部36Rの撓み空間37内には進入していない。そして、リテーナ60を本係止位置に押し込むと、図11に示すように、前側検知部72Fが撓み空間37の奥方へ移動するとともに、後側検知部72Rが、後側のロック部36Rの撓み空間37内に嵌入する。この両検知部72F,72Rの嵌入により、前後両ロック部36F,36Rは、撓み空間37内に進出して係止部21から解離するロック解除方向への弾性撓みを規制される。これにより、サブハウジング30は、収容室17内に収容された状態に確実にロックされるので、収容室17外へ離脱する方向へ位置ずれすることはない。
尚、サブハウジング30の収容室17への挿入深さが浅くて、ロック部36F,36Rが撓み空間37内に進出している場合には、リテーナ60を仮係止位置に組み付けるときに、前側検知部72Fが前側のロック部36Fと干渉して、リテーナ60の仮係止位置側への円滑な組付けが阻害されるので、この阻害状況によって、サブハウジング30の不正な挿入状態を検知することができる。また、前側検知部72Fが前側のロック部36Fと干渉した状態のままでリテーナ60の抜止め用枠部63と下板部64を仮係止位置まで無理に押し込んだ場合には、検知用延出部70が姿勢を傾けた状態となり、検知用延出部70の前端部側が第1ハウジング10の外側面から大きく離間した状態となるので、これを目視することによっても、サブハウジング30の不正な組付けを検知することができる。このようにサブハウジング30が不正な組付け状態である場合には、検知用延出部70の前端部(前側検知部72F)に付与する組付け方向の押圧力を強めてやれば、前側検知部72Fが前側のロック部36Fを押すことによってサブハウジング30を正規の挿入位置へ移動させることができる。
リテーナ60の組付けが完了したら、第1ハウジング10と第2ハウジング80を嵌合させる。嵌合に際しては、端子収容部81をフード部12内に嵌入するとともに、筒状嵌合部82をフード部12に外嵌させる。つまり、フード部12を嵌合空間83内に嵌入させる。両ハウジング10,80が正規の嵌合状態に至ると、筒状嵌合部82の前端部が検知用延出部70の前端部に対して外面側から接近して対向する状態、換言すると検知用延出部70の前端部(延出端部)が筒状嵌合部82内に収容された状態となる。このとき、嵌合凸部71と嵌合凹部24の嵌合によって、検知用延出部70の外面側への変位が規制されているので、リテーナ60が本係止位置に正しく組み付けられている状態では、検知用延出部70は、確実に第1ハウジング10の外側面と面一の状態に保たれ、両ハウジング10,80の嵌合途中で検知用延出部70と筒状嵌合部82が干渉することはない。
また、両ハウジング10,80が嵌合されると、図5に示すように、第2ハウジング80の短絡解除部84がショート端子40の接点部46に当接して弾性接触片43を下方へ弾性撓みさせ、これにより、ショート端子40による第1端子金具50の短絡状態が解除される。そして、短絡を解除された第1端子金具50は第2端子金具85と導通可能に接続される。
<本実施形態の効果>
本実施形態のコネクタは、一列に並ぶ二対の第1端子金具50を、2つのショート端子40によって各対毎に短絡させるものであって、2つのショート端子40を第1端子金具50の並び方向(左右方向)と平行に取り付けることができるようになっている。その為の手段として、ショート端子40を1つずつ保持する絶縁性のサブハウジング30を2つ設け、第1ハウジング10内には、第1ハウジング10の一方の外側面のみにおいて着脱口18として開口した形態の1つの収容室17を形成し、この収容室17に、対をなす第1端子金具50の並び方向と略平行に2つのサブハウジング30を挿入するようにした。
収容室17内に挿入された2つのサブハウジング30は、絶縁性であって互いに当接しているので、収容室17の奥側のサブハウジング30を挿入方向において前止まりするとともに、着脱口18に近いサブハウジング30を抜止めすることにより、全てのショート端子40を、収容室17に対する着脱方向において位置決めしている。また、着脱口18は1つだけなので、着脱口18を塞ぐ部材(リテーナ60の検知用延出部70)は1つだけで済んでいる。
また、ショート端子40は、対をなす第1端子金具50に接触する一対の弾性接触片43と、一対の弾性接触片43を連結する基板部41(連結部)とを有しているのであるが、もし、サブハウジング30がショート端子40の全体を収容する形態の場合には、サブハウジング30が大型化することになる。その点、本実施形態では、基板部41をサブハウジング30内に収容するとともに、一対の弾性接触片43の接点部46をサブハウジング30の外部に突出する形態としているので、サブハウジング30を小型化することができた。
また、サブハウジング30の外面には、収容室17の係止部21に係止することで収容室17内のサブハウジング30を抜止めするロック部36F(抜止部)が、弾性接触片43の接点部46に対して上下に並ぶように突出した形態で形成されている。この構成によれば、サブハウジング30の下方から異物が接点部46に接近しても、接点部46に到達する前にロック部36Fにより接近動作を規制されるので、接点部46を異物の干渉から保護することができる。
また、収容室17の内面とサブハウジング30の外面に、収容室17に対するサブハウジング30の着脱方向(左右方向)と平行であって、収容室17に対してサブハウジング30が正しい位置関係で挿入されるときにのみ凹凸嵌合する規制溝22(誤挿入規制部)と規制リブ39(誤挿入規制部)を形成している。この構成によれば、サブハウジング30が収容室17に対して不正な位置関係で挿入されようとしたときに、規制溝22と規制リブ39が嵌合せず、凸側の規制リブ39が収容室17の着脱口18の開口縁と干渉することにより、サブハウジング30の挿入動作が規制される。これにより、サブハウジング30が不正な姿勢で収容室17内に挿入されることが防止される。
また、本実施形態では、リテーナ60に形成した検知用延出部70による検出機能の信頼性の向上を図る手段を設けている。検知用延出部70の延出端部(前端部)がリテーナ60の組付け方向と略平行な左右方向へ不正に変位した場合には、それに伴って、検知用延出部70がその基端部(後端部)を支点として左右方向(検知用延出部70の板厚方向)へ姿勢を傾けるので、検知用延出部70の姿勢の傾きを規制すれば、検知用延出部70の延出端部の不正な変位を規制することができる。この点に着目し、本実施形態では、第1ハウジング10に、その外面に開口する嵌合凹部24を形成し、検知用延出部70に、嵌合凹部24に対して傾きを規制された状態で嵌合可能な嵌合凸部71を形成している。これにより、検知用延出部70の延出端部が不正に変位するのが確実に防止されて、検知用延出部70による検知機能の信頼性が高められている。
また、第1ハウジング10には、第1ハウジング10の外面に開口する収容室17が形成され、収容室17内にはサブハウジング30が挿入されるようになっているが、この点に着目し、収容室17の内面(段差面23)とサブハウジング30の外面(前端面)との隙間を、嵌合凹部24としている。このように本実施形態では、収容室17の内面とサブハウジング30の外面との隙間を、嵌合凹部24として有効利用しているので、専用の嵌合凹部を形成する場合に比べて、第1ハウジング10の外面の形状の簡素化を図ることが実現されている。
また、サブハウジング30の外面に、サブハウジング30を収容室17内に保持するための弾性撓み可能なロック部36F,36Rを形成し、サブハウジング30を収容室17に挿入する過程ではロック部36F,36Rが弾性撓みし、サブハウジング30が収容室17内に正しく挿入された状態ではロック部36F,36Rが弾性復帰するようにした上で、検知用延出部70には、リテーナ60を正しく組み付けた状態においてロック部36F,36Rの撓み空間37内に進入可能な検知部72F,72Rを形成している。この構成よれば、ロック部36F,36Rが弾性復帰したときには、検知部72F,72Rが撓み空間37に進入しながらリテーナ60が正しい組付け状態となり、ロック部36F,36Rが弾性撓みしたままの状態では、検知部72F,73Rが撓み空間37内に進入することができず、リテーナ60を正しく組み付けることができない。したがって、本実施形態においては、リテーナ60が正しく組み付けられるか否かに基づいて、サブハウジング30の取付け状態を検知することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、嵌合凸部を検知用延出部の延出端部に配置したが、嵌合凸部の形成位置は、検知用延出部の延出端部よりも基端側の位置であってもよい。
(2)上記実施形態では、検知用延出部に形成される嵌合凸部の数を1つとしたが、検知用延出部に複数の嵌合凸部を形成してもよい。
(3)上記実施形態では、収容室の内面とサブハウジングの外面との隙間を嵌合凹部として有効利用したが、第1ハウジングの外面に専用の嵌合凹部を形成してもよい。
(4)上記実施形態では、リテーナが仮係止位置にある状態で嵌合凸部が嵌合凹部に浅く嵌合するようにしたが、リテーナが仮係止位置にある状態で嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合しない形態としてもよい。
(5)上記実施形態では、ロック部をサブハウジングの外面に形成したが、ロック部は、収容室の内面に形成してもよい。
(6)上記実施形態では、サブハウジングがショート端子を保持するための部材である場合について説明したが、サブハウジングは、ショート端子を保持する以外の機能を有するものであってもよい。
10…第1ハウジング
12…フード部
17…収容室
24…嵌合凹部
30…サブハウジング
36F,36R…ロック部
37…撓み空間
50…第1端子金具
52…タブ
60…リテーナ
70…検知用延出部
71…嵌合凸部
72F…前側検知部
72R…後側検知部
80…第2ハウジング
81…端子収容部
82…筒状嵌合部
85…第2端子金具

Claims (3)

  1. フード部を有する第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに取り付けられ、先端のタブが前記フード部で包囲された雄形の第1端子金具と、
    前記フード部に内嵌される端子収容部と、前記フード部に外嵌される筒状嵌合部とを備えた第2ハウジングと、
    前記端子収容部内に収容された雌形の第2端子金具と、
    前記第1ハウジングに対し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向に組み付けられることで、前記第1端子金具を抜止めするリテーナと、
    前記リテーナに形成され、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが嵌合した状態で前記筒状嵌合部の内部に収容されるように片持ち状に延出した板状の検知用延出部とを備え、
    前記リテーナが不正な組付け状態のままで前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを嵌合させようとしたときには、嵌合の途中で前記検知用延出部が前記筒状嵌合部と干渉するようにしたコネクタにおいて、
    前記第1ハウジングには、その外面に開口する嵌合凹部が形成され、
    前記検知用延出部には、前記嵌合凹部に対し、傾きを規制された状態で嵌合可能な嵌合凸部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1ハウジングには、前記第1ハウジングの外面に開口する収容室が形成され、
    前記収容室内にサブハウジングが挿入されているコネクタであって、
    前記収容室の内面と前記サブハウジングの外面との隙間が、前記嵌合凹部となっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記サブハウジングの外面又は前記収容室の内面には、前記サブハウジングを前記収容室内に保持するための弾性撓み可能なロック部が形成され、
    前記サブハウジングを前記収容室に挿入する過程では前記ロック部が弾性撓みし、前記サブハウジングが前記収容室内に正しく挿入された状態では前記ロック部が弾性復帰するようになっており、
    前記検知用延出部には、前記リテーナを正しく組み付けた状態において前記ロック部の撓み空間内に進入可能な検知部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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