JP5440031B2 - 薄膜トランジスタアレイの製造方法 - Google Patents
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Description
前記基板上に形成された薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタの上に形成され、前記薄膜トランジスタのドレイン電極の位置に形成されたスルーホールを有する層間絶縁膜と、
前記スルーホールを介して前記ドレイン電極と電気的に接続された画素電極とを備えた薄膜トランジスタアレイの製造方法において、
前記画素電極を、版を用いて印刷によって形成する画素電極形成工程を備え、
前記画素電極形成工程は、
前記版に形成された画素電極パターンに前記画素電極の材料を含むインクを塗布するインク塗布工程と、
前記版に塗布された前記インクを前記層間絶縁膜の上に転写する転写工程とを有し、
前記インク塗布工程で、前記版に形成された画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置にインク溜まりを形成し、
前記転写工程で、前記インク溜まりに溜められたインクを前記スルーホールに進入させて、前記ドレイン電極と前記画素電極とを電気的に接続することを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方法。
前記画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置に吐出されたインクの量が、前記画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置以外の部分に吐出されたインクの量よりも多いことを特徴とする前記1または2に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
前記転写工程で前記層間絶縁膜の上に転写されたインクを、プレスまたはローラで前記層間絶縁膜に押圧する押圧工程を有することを特徴とする前記1から4の何れか1項に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
図1に示したTFT11を形成する工程である。例えばμCP法により、下側基板101の上にゲート電極111を形成し、その上にゲート絶縁膜121を成膜する。次に、ゲート絶縁膜121の上にソース電極131とドレイン電極133とを同時に形成し、ソース電極131とドレイン電極133とに跨るように半導体層141を形成する。ドレイン電極133は、次工程で形成されるスルーホール161の位置まで延伸して形成される。
図1に示した層間絶縁膜151とスルーホール161とを形成する工程である。例えばμCP法により、ソース電極131、ドレイン電極133および半導体層141の上に、層間絶縁膜151を形成する。この時、スルーホール161が形成される位置には、層間絶縁膜151のパターンを形成しない。これによって、層間絶縁膜151とスルーホール161とを同時に形成することができる。層間絶縁膜151をベタで成膜し、その後で、フォトリソグラフィ法によりスルーホール161を形成してもよい。
図1に示した画素電極171を形成し、前工程で形成されたスルーホール161を介して、ドレイン電極133と画素電極171とをコンタクトさせる工程である。この工程には、インク塗布工程(工程S51)、転写工程(工程S53)、押圧工程(工程S55)および焼成工程(工程S57)等が含まれる。本工程を、図3および図4を用いて説明する。
図3(b)において、工程S01で形成されたTFT11のドレイン電極133の上に、工程S03で形成された層間絶縁膜151が積層されており、ドレイン電極133の上の層間絶縁膜151の一部には、同じく工程S03で形成されたスルーホール161が開口している。
上述したインク溜まり373が形成された版301を、図の矢印A方向に、図3(b)に示した層間絶縁膜151に押し付けることで、インク371が層間絶縁膜151上に転写され、図3(b)に破線で示したように、画素電極171の形状が形成される。この時、インク溜まり373に溜まったインク371は、スルーホール161内に進入し、画素電極171とドレイン電極133とを接続する。
図4において、転写工程(工程S53)で層間絶縁膜151上に転写された画素電極171の上に、ローラ501を図の時計方向に回転させながら、矢印B方向に移動させて、画素電極171を圧力Pで層間絶縁膜151に押圧する。これによって、画素電極171と層間絶縁膜151との密着性、特にスルーホール161の部分での画素電極171とドレイン電極133とのスルーホール161を介した密着性を向上させることができる。
押圧工程(工程S55)終了後に、焼成を行うことで、転写されたインク371が導電性となり、画素電極171が完成されて、画素電極171とドレイン電極133とが電気的に接続される。
ポリエチレンナフタレート基板に、μCP法を用いて、ボトムゲート、ボトムコンタクト型の2次元マトリクス状のTFTを作製した。各電極の材料にはナノ銀インクを、半導体層の材料にはP3HT(Poly−3−hexylthiophene)インクを、版の材料には、ポリジメチルシロキサン(以下、PDMSと言う)を用いた。ゲート絶縁膜は、ポリイミドをスピンコータで塗布した。ドレイン電極は、スルーホールの位置まで延伸して形成した。
実施例1に対して、画素電極の形成のためのPDMS版として凹凸パターンのない平面の版を用い、図6(a)に示したインクジェット法によってインク溜まりを形成する方法により画素電極を形成した。その他は、実施例1と同じである。
実施例1および2に対して、画素電極の形成のためのPDMS版として凹凸パターンのない平面の版を用い、インク溜まりを形成せずに画素電極を形成した。その他は、実施例1および2と同じである。
10 薄膜トランジスタ(TFT)アレイ
11 薄膜トランジスタ(TFT)
101 下側基板
111 ゲート電極
121 ゲート絶縁膜
131 ソース電極
133 ドレイン電極
141 半導体層
151 層間絶縁膜
161 スルーホール
171 画素電極
201 上側基板
211 コモン電極
221 表示材料
301 版
303 画素電極パターン
305 凸部
315 凹部
371 インク
373 インク溜まり
401 ノズル
501 ローラ
Claims (5)
- 基板と、
前記基板上に形成された薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタの上に形成され、前記薄膜トランジスタのドレイン電極の位置に形成されたスルーホールを有する層間絶縁膜と、
前記スルーホールを介して前記ドレイン電極と電気的に接続された画素電極とを備えた薄膜トランジスタアレイの製造方法において、
前記画素電極を、版を用いて印刷によって形成する画素電極形成工程を備え、
前記画素電極形成工程は、
前記版に形成された画素電極パターンに前記画素電極の材料を含むインクを塗布するインク塗布工程と、
前記版に塗布された前記インクを前記層間絶縁膜の上に転写する転写工程とを有し、
前記インク塗布工程で、前記版に形成された画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置にインク溜まりを形成し、
前記転写工程で、前記インク溜まりに溜められたインクを前記スルーホールに進入させて、前記ドレイン電極と前記画素電極とを電気的に接続することを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方法。 - 前記画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置に、凹部または凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
- 前記インク塗布工程は、前記画素電極パターンにインクジェット方式でインクを吐出して塗布する工程であり、
前記画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置に吐出されたインクの量が、前記画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置以外の部分に吐出されたインクの量よりも多いことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。 - 前記インク塗布工程は、前記版に形成された画素電極パターンの全面に均一にインクを塗布した後に、前記画素電極パターンの前記スルーホールに対向する位置に、インクジェット方式でインクを吐出して追加して塗布することを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
- 前記画素電極形成工程は、
前記転写工程で前記層間絶縁膜の上に転写されたインクを、プレスまたはローラで前記層間絶縁膜に押圧する押圧工程を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の薄膜トランジスタアレイの製造方法。
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