JP5437921B2 - 検査システム - Google Patents
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Description
特に、インターネット通信網などの通信網の基盤となる光ネットワークの分野では、通信データの多チャンネル化や波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)化といった通信データの高速大容量化を低コストで実現する技術として、複数の可動反射体から構成されるマイクロミラー素子を配列したマイクロミラーアレイ(以下、「MEMSミラー」という)に代表される光MEMS技術が脚光を浴びており、光MEMS技術を用いた光スイッチの開発が盛んに行われている(特許文献1)。
ここで、静電駆動型MEMSミラーチップ上に形成された電極パッドの一例を図11および図12に示す。図11および図12に示すように、中央部にミラー領域が形成され、チップの周囲に電極パッドが形成されている。
図12および図13に示すように、従来の検査プローブは、絶縁被膜されたフレキ基板200上に複数配列された検査用の信号入力端子すなわちバンプ201−nと、このバンプ201−nと接続された信号線203−nとを備えている。この従来の検査プローブは、フレキ基板上にエッチング等で高精度に配線を形成することによって、多端子化・狭ピッチ化が容易に実現できるという特徴を有している。
例えば、測定箇所の電極パッドと検査プローブのバンプとの間に接触不良が発生している場合、たとえ被試験チップが不良品であったとしても、絶縁試験ではオープン状態であることが確認される場合があるため、被試験チップは良品であると判断されてしまう場合がある。
図15の(a)には、被試験チップの電極パッドと検査プローブのバンプとの間にごみ等の異物が挟み込まれ、電極パッドとバンプとの間に接触不良が発生している場合を示している。この場合、電極パッドとバンプとの間に挟み込まれた異物が絶縁体であれば、絶縁試験の結果、開放状態(オープン)が確認されるため、被試験チップがたとえ不良品であったとしても良品であると判定される。
図15の(b)には、被試験チップの電極パッドと検査プローブのバンプとが非接触の場合を示している。この場合についても、絶縁試験の結果、開放状態(オープン)が確認されるため、被試験チップがたとえ不良品であったとしても良品であると判定される。
また、検査プローブのバンプと電極パッドの接触状態を直接目視により観察して確認することは、超小型である静電駆動型MEMSミラーチップの構成上、困難であるという問題があった。
また、本発明にかかる検査プローブの前記端子部のそれぞれの前記接点は、前記回路基板上に形成される前記電極パッドに応じて配置された構成としても良く、前記信号線は、その一端に前記接点が接続され他端には外部からの電気信号の入出力端子が接続される構成としても良い。
さらに、本発明にかかる検査プローブの前記端子部および前記信号線は、透明性を有する可撓性フィルムからなる基板上に形成されても良い。
したがって、検査プローブのバンプと回路基板上に形成された電極パッドとの接触状態が良好であることを確認した後に、回路基板上の各電極間の絶縁試験を行うことによって回路基板上の各電極間の絶縁試験を正確に実施することができ、この絶縁試験の結果に基づいてなされる回路基板の良否判定を正確に行うことができる。
本発明の実施形態にかかる検査プローブは、静電駆動型MEMSミラーチップの良否判定検査に用いるものであり、特に、良否判定検査の対象チップの電極パッド1つと接触させる端子(バンプ)を検査プローブの先端に少なくとも2つ備えるものである。
ここで、静電駆動型MEMSミラーチップの良否判定検査は、一般的に、静電駆動型MEMSミラーチップに形成される各電極間に短絡が発生していないかを確認する絶縁試験によってなされるものであり、絶縁試験の結果に基づいて静電駆動型MEMSミラーチップの良否判定がなされている。
図1に示すように、良否判定検査システムは、試験対象である静電駆動型MEMSミラーチップ11の各電極110−1〜110−nに接触させて取得した電気信号を試験装置12に入力するまたは試験装置12から出力される電気信号を印可する検査プローブ10と、静電駆動型MEMSミラーチップの良否判定試験を実行する試験装置12と、試験装置12によって実施される試験に応じて試験装置12から入出力される電気信号を切り替えるスイッチ13とから構成されている。
本実施の形態にかかる検査プローブ10の構成について、検査プローブ10の上面より見た上面図を図2に、検査プローブ10のA−A′断面より見た断面図を図3に示す。
図2および図3に示すように、検査プローブ10は、フレキシブル基板100と、第1のバンプ101−1〜101−nと、第2のバンプ102−1〜102−nと、信号線103−1〜103−nと、ビア104−1〜104−nとから構成され、信号線103−nに直接またはビア104−nを介して接続された第1のバンプ101−nと第2のバンプ102−nとが、信号線103−n毎にフレキシブル基板100上に形成されている。
よって、図3に示すように、検査プローブ10の構成として、第1のバンプ101−nおよび第2のバンプ102−nをフレキシブル基板100の下面に配置し、第1のバンプ101−nまたは第2のバンプのいずれか1つはビア104−nを介してフレキシブル基板100の各バンプが配置されている面とは異なる面に配線された信号線103−nと接続され、他のバンプはフレキシブル基板100の各バンプが配置されている面に配線された信号線103−nに直接接続させて配線領域を小さくする構成が好適である。
以下、本実施の形態にかかる説明では、検査プローブ10が透明性を有する可撓性のフィルムを採用したフレキシブル基板100を備えるものとして説明する。
図4に示すように、良否判定試験の手順は、静電駆動型MEMSミラーチップの電極パッドに対して検査プローブ10の位置合わせを行い(S301〜S302)、静電駆動型MEMSミラーチップの電極パッドと検査プローブ10の第1のバンプ101−nおよび第2のバンプ102−n(以下、「第1および第2のバンプ」という)とを接触させた後にこれらの接触判定を行い(S303〜S304)、判定結果に基づいて被検査チップに対する絶縁試験を実施する(S305)。
ここで、被検査チップの電極パッドと検査プローブ10との位置合わせ方法の一例を図5に示す。
水平方向の位置合わせが完了すると、図5の(b)に示すように、検査プローブ10の先端部分(第1および第2のバンプ)を被検査チップの電極パッド上に降下させる。
引き続き、図5の(c)に示すように、検査プローブ10の先端部分(第1および第2のバンプ)に対し電極パッドと第1および第2のバンプとが接触する方向に圧を加え、被検査チップの電極パッドと検査プローブ10の第1および第2のバンプとを接触をさせる。
検査プローブ10の第1および第2のバンプと被検査チップの電極パッドとが接触した状態を、検査プローブ10の上面から見た上面図を図6に、検査プローブ10および被検査チップの断面B−B′から見た断面図を図7に示す。図6および図7に示すように、被検査チップの電極パッド1つに対し、検査プローブ10の第1および第2のバンプが接触している状態であることが分かる。
接触状態が良好である場合には(S304で「Yes」)、続いて、被検査チップに対する絶縁試験を実施する(S305)。一方、接触状態が不良である場合には(S304で「No」)、S301に戻り、再度、検査プローブ10の先端部分の位置合わせを実行する。
図8に示すように、導通確認試験を実施する場合、スイッチ13において端子13−a側へ信号経路を切り替えることにより、試験装置12によって測定される電気信号は、検査プローブ10の第1のバンプ101−nと第2のバンプ102−nとによってそれぞれ検出される電気信号となる。
よって、試験装置12は、第1のバンプ101−nと第2のバンプ102−nとが電気的に導通状態(ショート状態)であるか否かを計測することにより、被検査チップの電極パッド111−nと検査プローブ10の第1および第2のバンプ101−n,102−nとの接触状態が良好であるか否かを確認することができる。
図10に示すように、第1または第2のバンプ、もしくは、第1および第2のバンプと被検査チップの電極パッドとの間に接触不良が発生した場合、導通確認試験では、第1のバンプと第2のバンプ間はオープン状態であることが確認される。オープン状態であることが確認されると、被検査チップの電極パッド上の清掃、または、検査プローブの先端の清掃を実施する。または、検査プローブの水平状態を確認して再度被検査チップの電極パッドと接触させる作業を行い、導通が確認されるまで、これらの作業を繰り返す。
したがって、検査プローブのバンプと被検査チップの電極パッドとの接触不良を防ぎ、被検査チップの良否判定を正確に行うことができる。
また、特に、超小型の静電駆動型MEMSミラーチップの良否判定における絶縁検査では、検査プローブのバンプと被検査チップの電極パッドとの接触状態を目視によらず確認することができるため、正確な静電駆動型MEMSミラーチップの良否判定を実現することができる。
また、本発明の検査方法は、静電駆動型MEMSミラーチップの正確な良否判定を実現する絶縁試験の方法として利用可能である。
Claims (3)
- 検査プローブと、この検査プローブから入力される複数の電気信号に基づいて、複数の電極を有する検査対象物の電極と検査プローブとの間の導通を確認する第1の回路と、前記検査対象物の各電極間の絶縁を確認する第2の回路と、前記第1および第2の回路にそれぞれ前記電気信号を入力する信号線を切り替えるスイッチとから構成される検査システムにおいて、
前記検査プローブは、
前記検査対象物の回路基板上に形成される前記電極の電極パッドそれぞれに少なくとも2つの接点が接触するように、複数の接点が配置された端子部と、
この端子部の前記接点のそれぞれに接続される複数の信号線と
を備え、
前記第1の回路は、同一の前記電極パッドに接触する前記少なくとも2つの接点間の導通を確認し、
前記第2の回路は、前記第1の回路で導通が確認された接点を用いて各電極間の絶縁を確認する
ことを特徴とする検査システム。 - 請求項1に記載の検査システムにおいて、
前記端子部のそれぞれの前記接点は、前記回路基板上に形成される前記電極パッドに応じて配置され、
前記信号線は、その一端に前記接点が接続され、他端には外部からの電気信号の入出力端子が接続されることを特徴とする検査システム。 - 請求項1または2に記載の検査システムにおいて、
前記端子部および前記信号線は、透明性を有する可撓性フィルムからなる基板上に形成されることを特徴とする検査システム。
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