JP5437118B2 - レゾルバ - Google Patents

レゾルバ Download PDF

Info

Publication number
JP5437118B2
JP5437118B2 JP2010050620A JP2010050620A JP5437118B2 JP 5437118 B2 JP5437118 B2 JP 5437118B2 JP 2010050620 A JP2010050620 A JP 2010050620A JP 2010050620 A JP2010050620 A JP 2010050620A JP 5437118 B2 JP5437118 B2 JP 5437118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
winding
groove
phase winding
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010050620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011188611A (ja
Inventor
直弘 本石
佳典 宮本
諭 山代
浩司 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010050620A priority Critical patent/JP5437118B2/ja
Publication of JP2011188611A publication Critical patent/JP2011188611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5437118B2 publication Critical patent/JP5437118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、高精度な角度検出機能を有する固定子構造を備えたレゾルバに関するものである。
レゾルバは、リング状の固定子と、この固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備えており、リング状の固定子は、その内周側に中心方向に突出した複数のティースを有している。各ティースには、インシュレータを介して固定子巻線が巻回されており、固定子巻線は、例えば、励磁巻線と出力1相目巻線と出力2相目巻線とで構成されている。
従来のレゾルバでは、固定子の各突出磁極(ティースに相当)の外周が、輪状絶縁カバーに設けられた複数の突出樹脂部(インシュレータのティースカバー部に相当)で、覆われている。各突出樹脂部の外周面には、複数の鍔部が突出樹脂部の長手方向に沿って所定の間隔で一体に形成されており、各突出樹脂部の鍔部間が輪状溝となっている。そして、輪状溝は、突出樹脂部の外周面に複数個形成され、各固定子巻線の巻線部となっている。
すなわち、各輪状溝には、固定子巻線を構成する励磁巻線と出力1相目巻線と出力2相目巻線とが、独立に巻回されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のレゾルバでは、固定子巻線における出力1相目巻線および出力2相目巻線は、ティースごとに巻数が異なり、例えば、正弦波状に変化している(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−268231号公報(第4頁、第2図、第4図) 特開2004−151040号公報(第2図、第3図)
特許文献1に記載のレゾルバでは、各ティースに設けられた突出樹脂部の輪状溝の幅が、各ティースにおいて同じである。
しかし、特許文献2に記載されているように、出力1相目巻線および出力2相目巻線は、ティースごとに巻数が異なるので、巻数が少なくてよい溝ではデッドスペースを生じ、巻数を多くする必要がある溝では巻数が溝の幅により制限される。
そのため、この従来のレゾルバでは、出力巻線(出力1相目巻線または出力2相目巻線)を十分に巻回できず、信号の出力電圧が低くなり、角度検出精度を向上できないという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、各出力巻線における、巻回部のデッドスペースの低減と、巻線を多くする必要がある巻回部の巻数の増加とを可能にし、信号の出力電圧を増加させた高精度な角度検出機能を持つレゾルバを得ることである。
本発明に係わるレゾルバは、リング状の固定子と固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、固定子が、リング状に配設されたヨークと、ヨークからその中心方向に突出した複数のティースと、励磁巻線と出力巻線とが巻回され且つ各ティースに覆設した絶縁性のティースカバー部とを有し、出力巻線が出力1相目巻線と出力2相目巻線とで形成され、出力1相目巻線の巻数と出力2相目巻線の巻数との比がティースごとに異なるレゾルバであって、ティースカバー部が、複数の、外周面に突出するとともに一体に形成された鍔部を有する筒状であり、鍔部間に形成された各溝に励磁巻線と出力1相目巻線と出力2相目巻線とが別個に巻回されており、各ティースカバー部は、励磁巻線が巻回される溝の幅が一定であり、励磁巻線が巻回される溝の幅に対する、出力1相目巻線が巻回される溝の幅と出力2相目巻線が巻回される溝の幅との和の比率が一定であり、且つ出力1相目巻線が巻回され溝の幅と出力2相目巻線が巻回され溝の幅との比、出力1相目巻線の巻数と出力2相目巻線の巻数との比と同じになるように、出力巻線が巻回される部分が鍔部で分けられているものである。
本発明に係わるレゾルバは、リング状の固定子と固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、固定子が、リング状に配設されたヨークと、ヨークからその中心方向に突出した複数のティースと、励磁巻線と出力巻線とが巻回され且つ各ティースに覆設した絶縁性のティースカバー部とを有し、出力巻線が出力1相目巻線と出力2相目巻線とで形成され、出力1相目巻線の巻数と出力2相目巻線の巻数との比がティースごとに異なるレゾルバであって、ティースカバー部が、複数の、外周面に突出するとともに一体に形成された鍔部を有する筒状であり、鍔部間に形成された各溝に励磁巻線と出力1相目巻線と出力2相目巻線とが別個に巻回されており、各ティースカバー部は、励磁巻線が巻回される溝の幅が一定であり、励磁巻線が巻回される溝の幅に対する、出力1相目巻線が巻回される溝の幅と出力2相目巻線が巻回される溝の幅との和の比率が一定であり、且つ出力1相目巻線が巻回され溝の幅と出力2相目巻線が巻回され溝の幅との比、出力1相目巻線の巻数と出力2相目巻線の巻数との比と同じになるように、出力巻線が巻回される部分が鍔部で分けられているものであり、レゾルバの信号出力を増加することができるとともに、巻線のばらつきを防止することができる。
本発明の実施の形態1に係わるレゾルバの正面断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わるレゾルバに用いられるインシュレータのティースカバー部の構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係わるレゾルバにおいて固定子巻線を形成する工程を示す図である。 本発明の実施の形態1に係わるレゾルバの固定子巻線が巻回されたティース部の断面模式図(a)と従来のレゾルバの固定子巻線が巻回されたティース部の断面模式図(b)とである。 本発明の実施の形態2に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部を示す正面断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わるレゾルバの正面断面模式図である。 本発明の実施の形態4に係わるレゾルバの固定子の一部分を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態4に係わるレゾルバの固定子において固定子巻線を形成する工程を示す図である。 本発明の実施の形態5に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態5に係わるレゾルバの固定子において固定子巻線が巻回された各ティースカバー体をティースへ設置する手順を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態6に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部を示す正面模式図である。 本発明の実施の形態6に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部のC−C断面の模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わるレゾルバの正面断面模式図である。
図1に示すように、本実施の形態のレゾルバ100は、リング状の固定子2と、リング状の固定子2の内側に回転可能に設けられた回転子3とを備えている。
固定子2は、固定子コアと、固定子コアに設置されたインシュレータ4と、インシュレータ4に設置された固定子巻線5とを備えている。
固定子コアは、リング状に配設されたヨーク2bと、ヨーク2bからヨーク2bの中心方向に突出した複数のティース2cとを備えている。
インシュレータ4は、固定子コアにおけるヨーク2bの両面に設けられたリング状で絶縁性のヨークカバー部(ヨークカバー部と記す)4aと、このヨークカバー部4aの内周側にヨークカバー部4aと一体に設けられ、且つ各ティース2cを覆う絶縁性のティースカバー部(ティースカバー部と記す)4bとで形成されている。
また、励磁巻線5aと出力巻線とを有する固定子巻線5が、ティースカバー部4bに巻回されている。そして、出力巻線は、出力1相目巻線5bと出力2相目巻線5cとで形成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係わるレゾルバに用いられるインシュレータのティースカバー部の構造を示す斜視図である。
図2に示すように、本実施の形態におけるティースカバー部4bは、ティース2cを挿入できる筒状であり、その外周面には突出した複数の鍔部4cが設けられ、鍔部間が溝となっている。そして、ティースカバー部4bの外周面に形成された溝は、ティースカバー部4bをティース2cに覆設した時、ティース2cの先端側(A側と記す)から根元側(B側と記す)に向かって順に、第1の溝6a、第2の溝6b、第3の溝6cとなっている。
また、第2の溝6bおよび第3の溝6cを形成する各鍔部4cの、一方の突出部には、切欠き部4dが形成されている。そして、図2では、各切欠き部4dは、各鍔部4cにおいて、同一方向の突出部に形成されている。
また、図1に示すように、励磁巻線5aは第1の溝6aに巻回され、出力1相目巻線5bは第2の溝6bに巻回され、出力2相目巻線5cは第3の溝6cに巻回されている。
そして、本実施の形態のレゾルバ100では、出力1相目巻線5bの巻数および出力2相目巻線5cの巻数が、ティース2cごとに異なり、ティースカバー部4bは、鍔部4cの位置をティース2cごとに変えて、形成される溝の幅を、各巻数に応じて変えてある。
例えば、ティース2cごとに、励磁巻線5aの巻数は一定で、出力1相目巻線5bの巻数および出力2相目巻線5cの巻数が異なる場合、第2の溝6bと第3の溝6cとを区切る鍔部4cの位置を、ティース2cごとに変えることにより、第2の溝6bの幅および第3の溝6cの幅を、出力1相目巻線5bの巻数および出力2相目巻線5cの巻数に応じて変えてある。
次に、本実施の形態のレゾルバ100の固定子巻線の形成方法を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係わるレゾルバにおいて固定子巻線を形成する工程を示す図である。
図3(a)に示す第1の工程では、まず、ティース2cに覆設したティースカバー部4bの第3の溝6cに、出力2相目巻線5cを巻回する。巻回後、出力2相目巻線5cの端線または渡り線7cは、第3の溝6cを形成しておりB側にある鍔部4cの切欠き部4dから引き出される。同様にして、各ティース2cにおけるティースカバー部4bの第3の溝6cに、出力2相目巻線5cを連続して巻回する。
各ティース2cの出力2相目巻線5cは、渡り線7cにより直列に接続される。
次に、図3(b)に示す第2の工程では、ティース2cに覆設したティースカバー部4bの第2の溝6bに、出力1相目巻線5bを巻回する。巻回後、この巻線5bの端線または渡り線7bは、第2の溝6bを形成しておりB側にある鍔部4cの切欠き部4dから引き出され、さらに出力2相目巻線5cの上を通り、第3の溝6cを形成しておりB側にある鍔部4cの切欠き部4dから引き出される。同様にして、各ティース2cにおけるティースカバー部4bの第2の溝6bに、出力1相目巻線5bを連続して巻回する。
各ティース2cの出力1相目巻線5bは、渡り線7bにより直列に接続される。
次に、図3(c)に示す第3の工程では、ティース2cに覆設したティースカバー部4bの第1の溝6aに、励磁巻線5aを巻回する。巻回後、この巻線5aの端線または渡り線7aは、第1の溝6aを形成しておりB側にある鍔部4cの切欠き部4dから引き出され、さらに出力1相目巻線5bと出力2相目巻線5cとの上を通り、第3の溝6cを形成しておりB側にある鍔部4cの切欠き部4dから引き出される。同様にして、各ティース2cにおけるティースカバー部4bの第1の溝6aに、励磁巻線5aを連続して巻回する。
各ティース2cの励磁巻線5aは、渡り線7aにより直列に接続される。
すなわち、上記第1から第3の工程により、本実施の形態のレゾルバ100の固定子巻線5が形成される。
次に、本実施の形態のレゾルバの構造と、従来のレゾルバの構造とを比較する。
図4は、本発明の実施の形態1に係わるレゾルバの固定子巻線が巻回されたティース部の断面模式図(a)と従来のレゾルバの固定子巻線が巻回されたティース部の断面模式図(b)とである。
従来のレゾルバにおける、固定子のティース2cに覆設するインシュレータのティースカバー部14bは、その構造が、全てのティースカバー部14bで同様である。すなわち、各ティースカバー部14b間で、励磁巻線15aが巻回される第1の溝16aの幅、出力1相目巻線15bが巻回される第2の溝16bの幅、出力2相目巻線15cが巻回される第3の溝16cの幅が同じである。
そのため、例えば、図4(b)に示すように、固定子巻線が巻回され、ティース2cに覆設したティースカバー部14bにおいて、巻数の少ない出力2相目巻線15cが巻回される第3の溝16cでは、溝内に巻線がないデッドスペース18を生じ、巻数の多い出力1相目巻線15bが巻回される第2の溝16bでは、溝の幅により巻数が制限される。
この従来のレゾルバに対して、本実施の形態のレゾルバ100では、ティース2cごとに、ティースカバー部4bの各溝6a,6b,6cの幅を、各固定子巻線の巻数に応じて変えている。
そのため、例えば、ティースカバー部4bにおける、第2の溝6bの幅と第3の溝6cの幅との比を、出力1相目巻線5bの巻数と出力2相目巻線5cの巻数との比と同じにすることにより、図4(a)に示すように、出力2相目巻線5cが巻回される第3の溝6cにデッドスペースを生じることなく、第2の溝6bに巻回される出力1相目巻線5bの巻数を最大にすることができる。
また逆に、例えば、出力1相目巻線5bが巻回される第2の溝6bにデッドスペースを生じることなく、第3の溝6cに巻回される出力2相目巻線5cの巻数を最大にすることができる。
すなわち、本実施の形態のレゾルバ100は、出力1相目巻線5bの巻数と出力2相目巻線5cの巻数との比が異なる各ティース2cにおいて、対応するティースカバー部4bの、出力1相目巻線5bが巻回される溝の幅と出力2相目巻線5cが巻回される溝の幅との比を、出力1相目巻線5bの巻数と出力2相目巻線5cの巻数との比と同じにしてあり、出力1相目巻線5bの巻数および出力2相目巻線5cの巻数を各ティースカバー部4bの各溝で最大にする固定子巻線を実現できるので、信号出力が大きく、高精度な角度検出機能を有する。
また、本実施の形態では、励磁巻線5a、出力1相目巻線5bおよび出力2相目巻線5cの巻線位置を、各々、第1の溝6a、第2の溝6b、第3の溝6c内に固定して巻回することができるので、巻線のばらつきを防止することができる。
また、本実施の形態では、励磁巻線5a、出力1相目巻線5bおよび出力2相目巻線5cの位置は、図1に示した構成に限定されるものではなく、これらの位置が入れ替わった場合においても同様の効果を有する。
また、インシュレータ4のティースカバー部に設けられた溝の数も3個に限定されるものではなく、例えば、溝の数を6個に増やして、ティースカバー部におけるA側の溝からB側の溝に向かって順に、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5c、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5cを形成しても良い。
この場合は、出力巻線の径方向位置がより高精度に定まるため、角度検出誤差をさらに低減できる。
また、本実施の形態では、ティースカバー部4bがヨークカバー部4aと一体であるが、ティースカバー部4bとヨークカバー部4aとが別体であっても良い。
また、励磁巻線5a、出力1相目巻線5bおよび出力2相目巻線5cの巻数は、図1に示す場合に限定されるのではなく、図1と巻数が異なる場合も同様の効果が得られる。
また回転子3の突極の数や形状、固定子2におけるティース2cの数や形状も、図1に示す構造に限定されるものではない。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部を示す正面断面模式図である。
図5に示すように、本実施の形態のレゾルバの固定子22では、インシュレータのティースカバー部24bの溝が、第2の溝6bと第3の溝6cとの2個である以外、実施の形態1と同様である。
そして、本実施の形態では、励磁巻線5aが両溝6b,6c内に巻回され、出力1相目巻線5bが第2の溝6bに巻回され、出力2相目巻線5cが第3の溝6cに巻回されている。
また、出力1相目巻線5bが第3の溝6cに巻回され、出力2相目巻線5cが第2の溝6bに巻回されていても良い。
本実施の形態のレゾルバも、実施の形態1のレゾルバ100と同様、ティース2cごとに出力1相目巻線5bの巻数と出力2相目巻線5cの巻数との比が異なっても、覆設するティースカバー部24bの、第2の溝6bの幅および第3の溝6cの幅を変えているので、第2の溝6bの幅と第3の溝6cの幅との比を、出力1相目巻線5bの巻数と出力2相目巻線5cの巻数との比と同じにすることができる。
すなわち、本実施の形態のレゾルバも、出力1相目巻線5bの巻数と出力2相目巻線5cの巻数とを、各ティースカバー部24bの各溝で最大にする固定子巻線を実現できるので、信号出力が大きく、高精度な角度検出機能を有する。それと、巻線位置を各溝内に固定して、巻線を巻回することができるので、巻線のばらつきを防止することができる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係わるレゾルバの正面断面模式図である。
図6に示すように、本実施の形態のレゾルバ300は、固定子32が、励磁巻線5aと出力1相目巻線5bと出力2相目巻線5cとを巻回したティースカバー部4bが覆設されたティース2cと、励磁巻線5aと出力1相目巻線5bとのみを巻回したティースカバー部34bが覆設されたティース2cと、励磁巻線5aと出力2相目巻線5cとのみを巻回したティースカバー部35bが覆設されたティース2cとを備えている以外、実施の形態1のレゾルバ100と同様である。
そして、本実施の形態のレゾルバ300における、ティースカバー部34bとティースカバー部35bとは、図2に示すティースカバー部4bにおいて、第2の溝6bと第3の溝6cとの間の鍔部4cが除かれた構造のものである。
本実施のレゾルバ300も、出力1相目巻線5bと出力2相目巻線5cとで形成されている出力巻線が設けられた各ティースカバー部4bは、実施の形態1のレゾルバ100と同様であるので、ティースカバー部4bにおける、出力巻線が巻回される溝にデッドスペースを生じることなく、各溝の出力巻線の巻数を最大にできるので、信号出力が大きく、高精度な角度検出機能を有する。さらに、固定子巻線のばらつきの防止と角度誤差の低減とが実現できる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係わるレゾルバの固定子の一部分を示す正面模式図である。
図7に示した本実施の形態のレゾルバの固定子42では、インシュレータの各ティースカバー部44bが、別体の、溝を有する第1のティースカバー体44cと、溝を有する第2のティースカバー体44dと、溝を有する第3のティースカバー体44eとで形成されている。
別体の各ティースカバー体44c,44d,44eの形状は、筒状であり、その両開口部に鍔部が設けられている。そして、各ティースカバー体44c,44d,44eにおける両開口部の鍔部間が溝となっている。
そして、第3のティースカバー体44eのA側の鍔部と、第2のティースカバー体44dのB側の鍔部とが接触し、第2のティースカバー体44dのA側の鍔部と、第1のティースカバー体44cのB側の鍔部とが接触している。すなわち、ティースカバー部44bは、A側からB側に向かって、第1のティースカバー体44c、第2のティースカバー体44d、第3のティースカバー体44eの順に配置されている。
また、第3のティースカバー体44eは、ヨーク2bの両面に設けられたヨークカバー部44aの内周側に、ヨークカバー部44aと一体に形成されている。
そして、隣接する第2のティースカバー体44d同士は連結部45dで接続され、隣接する第1のティースカバー体44c同士は連結部45cで接続されている。
また、第1のティースカバー体44cに設けられた溝に励磁巻線5aが巻回され、第2のティースカバー体44dに設けられた溝に出力1相目巻線5bが巻回され、第3のティースカバー体44eに設けられた溝に出力2相目巻線5cが巻回されている。
図8は、本発明の実施の形態4に係わるレゾルバの固定子において固定子巻線を形成する工程を示す図である。
図8(a)に示す、第1の工程では、ティース2cに覆設した第3のティースカバー体44eの溝に、出力2相目巻線5cを巻回する。巻回後、この巻線5cの端線または渡り線47cを、実施の形態1と同様にして、引き出す。同様にして、各ティース2cにおける第3のティースカバー体44eの溝に、出力2相目巻線5cを巻回する。各ティース2cの出力2相目巻線5cは、渡り線47cにより直列に接続される。
次に、図8(b)に示す、第2の工程では、ティース2cに覆設した第2のティースカバー体44dの溝に、出力1相目巻線5bを巻回する。同様にして、各ティース2cにおける第2のティースカバー体44dの溝に、出力1相目巻線5bを巻回する。各ティース2cの出力1相目巻線5bは、連結部45dを通した渡り線47bにより直列に接続される。
次に、図8(c)に示す、第3の工程では、ティース2cに覆設した第1のティースカバー体44cの溝に、励磁巻線5aを巻回する。同様にして、各ティース2cにおける第1のティースカバー体44cの溝に、励磁巻線5aを巻回する。各ティース2cの励磁巻線5aは、連結部45cを通した渡り線47aにより直列に接続される。
すなわち、本実施の形態のレゾルバに用いられた固定子42は、ティースカバー部44bが、鍔部で接した、第1,第2,第3のティースカバー体44c,44d,44eとで形成されている。そして、第1,第2,第3のティースカバー体44c,44d,44eの各々に設けられた溝に、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5cが巻回されている。
本実施の形態のレゾルバも、実施の形態1のレゾルバ100と同様に、固定子42に用いられたティースカバー部44bにおける、第2のティースカバー体44dの溝の幅および第3のティースカバー体44eの溝の幅を、出力1相目巻線5bの巻数および出力2相目巻線5cの巻数に応じて変えているので、実施の形態1のレゾルバ100と同様な効果を有する。
また、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5cごとに、巻線と渡り線との設置が可能であり、レゾルバ製造の作業性が向上する。
本実施の形態では、励磁巻線5aが第1のティースカバー体44cに巻回され、出力1相目巻線5bが第2のティースカバー体44dに巻回され、出力2相目巻線5cが第3のティースカバー体44eに巻回されているが、これに限定されず、各ティースカバー体44c,44d,44eに巻回される巻線が、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5cのいずれかに入れ替わってもよい。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部を示す正面模式図である。
図9では、1つのティース2cの部分を示している。
図9に示した本実施の形態のレゾルバの固定子52も、インシュレータのティースカバー部54bが、別体の、溝を有する第1のティースカバー体54cと、溝を有する第2のティースカバー体54dと、溝を有する第3のティースカバー体54eとで形成されている。
また、別体の各ティースカバー体54c,54d,54eの形状は、筒状であり、その両開口部に鍔部が設けられている。そして、各ティースカバー体54c,54d,54eにおける両開口部の鍔部間が溝となっている。
そして、第3のティースカバー体54eのA側の鍔部と、第2のティースカバー体54dのB側の鍔部とが接触し、第2のティースカバー体54dのA側の鍔部と、第1のティースカバー体54cのB側の鍔部とが接触している。すなわち、ティースカバー部54bは、A側からB側に向かって、第1のティースカバー体54c、第2のティースカバー体54d、第3のティースカバー体54eの順に配置されている。
また、第3のティースカバー体54eは、ヨークカバー部と別体、すなわち、ティースカバー部54bが、ヨークカバー部と別体である。
また、隣接するティース2cに覆設した上記第2のティースカバー体54d同士は、接続されておらず独立しており、隣接するティース2cに覆設した上記第1のティースカバー体54c同士も、接続されておらず独立している。
そして、第1のティースカバー体54cに設けられた溝に励磁巻線5aが巻回され、第2のティースカバー体54dに設けられた溝に出力1相目巻線5bが巻回され、第3のティースカバー体54eに設けられた溝に出力2相目巻線5cが巻回されている。
図10は、本発明の実施の形態5に係わるレゾルバの固定子において固定子巻線が巻回された各ティースカバー体をティースへ設置する手順を示す正面模式図である。
図10に示すように、本実施の形態のレゾルバの固定子52では、溝に出力2相目巻線5cが巻回された第3のティースカバー体54eと、溝に出力1相目巻線5bが巻回された第2のティースカバー体54dと、溝に励磁巻線5aが巻回された第1のティースカバー体54cとを、この順にヨークから突出したティース2cに覆設する。
同様にして、各ティース2cに、出力2相目巻線5cが巻回された第3のティースカバー体54eと、出力1相目巻線5bが巻回された第2のティースカバー体54dと、励磁巻線5aが巻回された第1のティースカバー体54cとを、設置する。
そして、図示しないが、各ティースの、出力2相目巻線5c同士、出力1相目巻線5b同士、励磁巻線5a同士は、渡り線で直列に接続される。
すなわち、本実施の形態のレゾルバに用いられた固定子52も、ティースカバー部54bが、鍔部で接した、第1,第2,第3のティースカバー体54c,54d,54eとで形成されている。そして、第1,第2,第3のティースカバー体54c,54d,54eの各々に設けられた溝に、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5cが巻回されている。
本実施の形態のレゾルバも、実施の形態1のレゾルバ100と同様に、固定子52に用いられたティースカバー部54bにおける、第2のティースカバー体54dの溝の幅および第3のティースカバー体54eの溝の幅を、出力1相目巻線5bの巻数および出力2相目巻線5cの巻数に応じて変えているので、実施の形態1のレゾルバ100と同様な効果を有する。
また、第1,第2,第3のティースカバー体54c,54d,54eの各々に設けられた溝に、励磁巻線5a、出力1相目巻線5b、出力2相目巻線5cの各々が、直接に巻回されるので、固定子巻線を、高密度に、且つ作業性よく巻回することができる。
本実施の形態では、ティースカバー部54bは、A側からB側に向かって、励磁巻線5aが巻回された第1のティースカバー体54c、出力1相目巻線5bが巻回された第2のティースカバー体54d、出力2相目巻線5cが巻回された第3のティースカバー体54eの順に配置されているが、第1のティースカバー体54cと第2のティースカバー体54dと第3のティースカバー体54eとの配置は、この順に限定されるものではない。
実施の形態6.
図11は、本発明の実施の形態6に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部を示す正面模式図である。
図11では、1つのティース2cの部分を示している。
図11に示した本実施の形態のレゾルバの固定子62も、実施の形態5のレゾルバの固定子52と同様に、インシュレータのティースカバー部64bが、別体の、溝を有する第1のティースカバー体64cと、溝を有する第2のティースカバー体64dと、溝を有する第3のティースカバー体64eとで形成されている。
そして、第1のティースカバー体64cに設けられた溝に励磁巻線5aが巻回され、第2のティースカバー体64dに設けられた溝に出力1相目巻線5bが巻回され、第3のティースカバー体64eに設けられた溝に出力2相目巻線5cが巻回されている。
また、第3のティースカバー体64eのA側の鍔部と、第2のティースカバー体64dのB側の鍔部とが接触し、第2のティースカバー体64dのA側の鍔部と、第1のティースカバー体64cのB側の鍔部とが接触している。すなわち、ティースカバー部64bは、A側からB側に向かって、第1のティースカバー体64c、第2のティースカバー体64d、第3のティースカバー体64eの順に配置されている。
また、第3のティースカバー体64eが、ヨークカバー部と別体、すなわち、ティースカバー部64bが、ヨークカバー部と別体である。
図12は、本発明の実施の形態6に係わるレゾルバの固定子における固定子巻線が設置されたティース部のC−C断面の模式図である。
図12に示すように、本実施の形態のレゾルバの固定子に用いられた、第1,第2,第3の各ティースカバー体64c,64d,64eの各々は、一方の開口部のみに鍔部を有する2種類の筒状体が、それらの周壁面を接して重なることにより、形成されている。
すなわち、各ティースカバー体64c,64d,64eは、第2の筒状体69bが、その筒状部の外周壁面を、第1の筒状体69aの筒状部の内周壁面に接して、第1の筒状体69aに挿入されることにより形成されている。
本実施の形態のレゾルバでは、第1の筒状体69aと第2の筒状体69bとの周壁部の重なり幅を調整することにより、ティースカバー部64bに用いられる、第1,第2,第3の各ティースカバー体64c,64d,64eの各溝の幅を、各固定子巻線の巻数に応じて変えることができるので、実施の形態1のレゾルバと同様な効果を有する。
また、インシュレータのティースカバー部64bが、別体の、溝を有する第3のティースカバー体64eと、溝を有する第2のティースカバー体64dと、溝を有する第1のティースカバー体64cとで、形成されているので、実施の形態5のレゾルバと同様な効果を有する。
また、第1の筒状体69aと第2の筒状体69bとの周壁部の重なり幅を調整することにより、異なる溝幅のティースカバー体を実現できるので、例えば、第1,第2,第3の各ティースカバー体64c,64d,64eの各々を、第1の筒状体69aと第2の筒状体69bとの2種類のみで形成でき、ティースカバー部64bの部品点数を減らすことが可能であり、レゾルバ製造のコストダウンが図れる。
本実施の形態では、各ティースカバー体において、第1の筒状体69aは、A側に配置されているが、第2の筒状体69bがA側に配置された構造でもよく、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態でも、ティースカバー部64bは、A側からB側に向かって、励磁巻線5aが巻回された第1のティースカバー体64c、出力1相目巻線5bが巻回された第2のティースカバー体64d、出力2相目巻線5cが巻回された第3のティースカバー体64eの順に配置されているが、第1のティースカバー体64cと第2のティースカバー体64dと第3のティースカバー体64eとの配置は、この順に限定されるものではない。
本発明に係わるレゾルバは、ティースに覆設するティースカバー部における、固定子巻線が巻回される溝の幅を、固定子巻線の巻数に応じて変えており、デッドスペースを生じることなく固定子巻線の巻数を最大にすることができるので、信号出力が大きく、高精度な角度検出機能が要求されるレゾルバに利用できる。
2 固定子、2b ヨーク、2c ティース、3 回転子、4 インシュレータ、
4a ヨークカバー部、4b ティースカバー部、4c 鍔部、4d 切欠き部、
5 固定子巻線、5a 励磁巻線、5b 出力1相目巻線、5c 出力2相目巻線、
6a 第1の溝、6b 第2の溝、6c 第3の溝、7a,7b,7c 渡り線、
14b ティースカバー部、15a 励磁巻線、15b 出力1相目巻線、
15c 出力2相目巻線、16a 第1の溝、16b 第2の溝、16c 第3の溝、
18 デッドスペース、22 固定子、24b ティースカバー部、
32 固定子、34b ティースカバー部、35b ティースカバー部、
42 固定子、44a ヨークカバー部、44b ティースカバー部、
44c 第1のティースカバー体、44d 第2のティースカバー体、
44e 第3のティースカバー体、45c 連結部、45d 連結部、
47a,47b,47c 渡り線、52 固定子、54b ティースカバー部、
54c 第1のティースカバー体、54d 第2のティースカバー体、
54e 第3のティースカバー体、62 固定子、64b ティースカバー部、
64c 第1のティースカバー体、64d 第2のティースカバー体、
64e 第3のティースカバー体、69a 第1の筒状体、69b 第2の筒状体、
100,300 レゾルバ。

Claims (10)

  1. リング状の固定子と上記固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、上記固定子が、リング状に配設されたヨークと、上記ヨークからその中心方向に突出した複数のティースと、励磁巻線と出力巻線とが巻回され且つ上記各ティースに覆設した絶縁性のティースカバー部とを有し、上記出力巻線が出力1相目巻線と出力2相目巻線とで形成され、上記出力1相目巻線の巻数と上記出力2相目巻線の巻数との比が上記ティースごとに異なるレゾルバであって、
    上記ティースカバー部が、複数の、外周面に突出するとともに一体に形成された鍔部を有する筒状であり、上記鍔部間に形成された各溝に上記励磁巻線と上記出力1相目巻線と上記出力2相目巻線とが別個に巻回されており、
    上記各ティースカバー部は、上記励磁巻線が巻回される溝の幅が一定であり、上記励磁巻線が巻回される溝の幅に対する、上記出力1相目巻線が巻回される溝の幅と上記出力2相目巻線が巻回される溝の幅との和の比率が一定であり、且つ上記出力1相目巻線が巻回され溝の幅と上記出力2相目巻線が巻回され溝の幅との比、上記出力1相目巻線の巻数と上記出力2相目巻線の巻数との比と同じになるように、上記出力巻線が巻回される部分が上記鍔部で分けられているレゾルバ。
  2. 上記鍔部の少なくとも一部に切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  3. 上記ティースカバー部が、第1の溝と第2の溝と第3の溝とを備え、上記第1の溝に上記励磁巻線が巻回され、上記第2の溝に上記出力1相目巻線が巻回され、上記第3の溝に上記出力2相目巻線が巻回されたことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  4. リング状の固定子と上記固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、上記固定子が、リング状に配設されたヨークと、上記ヨークからその中心方向に突出した複数のティースと、励磁巻線と出力巻線とが巻回され且つ上記各ティースに覆設した絶縁性のティースカバー部とを有し、上記出力巻線が出力1相目巻線と出力2相目巻線とで形成され、上記出力1相目巻線の巻数と上記出力2相目巻線の巻数との比が上記ティースごとに異なるレゾルバであって、
    上記ティースカバー部が、外周面に突出した複数の鍔部を有する筒状であり、上記鍔部間に形成された各溝に上記励磁巻線と上記出力1相目巻線と上記出力2相目巻線とが別個に巻回され、上記出力1相目巻線が巻回された溝の幅と上記出力2相目巻線が巻回された溝の幅との比を、上記出力1相目巻線の巻数と上記出力2相目巻線の巻数との比と同じにしてあり、
    上記ティースカバー部に形成された溝が、第2の溝と第3の溝とのみであり、上記第2の溝に上記出力1相目巻線が巻回され、上記第3の溝に上記出力2相目巻線が巻回され、上記第2の溝と上記第3の溝とに上記励磁巻線が巻回されたレゾルバ。
  5. 上記ティースカバー部が、上記ヨークの両面に設けられたリング状で絶縁性のヨークカバー部の内周側に、上記ヨークカバー部と一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  6. 上記固定子が、上記励磁巻線と上記出力1相目巻線と上記出力2相目巻線とを巻回したティースカバー部が覆設されたティースと、上記励磁巻線と上記出力1相目巻線とのみを巻回したティースカバー部が覆設されたティースと、上記励磁巻線と上記出力2相目巻線とのみを巻回したティースカバー部が覆設されたティースとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  7. リング状の固定子と上記固定子の内側に回転可能に設けられた回転子とを備え、上記固定子が、リング状に配設されたヨークと、上記ヨークからその中心方向に突出した複数のティースと、励磁巻線と出力巻線とが巻回され且つ上記各ティースに覆設した絶縁性のティースカバー部とを有し、上記出力巻線が出力1相目巻線と出力2相目巻線とで形成され、上記出力1相目巻線の巻数と上記出力2相目巻線の巻数との比が上記ティースごとに異なるレゾルバであって、
    上記ティースカバー部が、外周面に突出した複数の鍔部を有する筒状であり、上記鍔部間に形成された各溝に上記励磁巻線と上記出力1相目巻線と上記出力2相目巻線とが別個に巻回され、上記出力1相目巻線が巻回された溝の幅と上記出力2相目巻線が巻回された溝の幅との比を、上記出力1相目巻線の巻数と上記出力2相目巻線の巻数との比と同じにしてあり、
    上記ティースカバー部が、別体の、第1のティースカバー体と第2のティースカバー体と第3のティースカバー体とで形成されており、上記第1のティースカバー体と上記第2のティースカバー体と上記第3のティースカバー体との各々が、両開口部に上記鍔部を有する筒状であり、上記第1のティースカバー体の鍔部間の溝に上記励磁巻線が巻回され、上記第2のティースカバー体の鍔部間の溝に上記出力1相目巻線が巻回され、上記第3のティースカバー体の鍔部間の溝に上記出力2相目巻線が巻回されているレゾルバ。
  8. 上記ティースカバー部が、上記ティースの先端側から、上記第1のティースカバー体、上記第2のティースカバー体、上記第3のティースカバー体の順に配置されて形成されており、隣接する上記第1のティースカバー体同士が連結部で接続されており、隣接する上記第2のティースカバー体同士が連結部で接続されており、上記第3のティースカバー体が、上記ヨークの両面に設けられたリング状で絶縁性のヨークカバー部と一体であることを特徴とする請求項7に記載のレゾルバ。
  9. 上記ティースカバー部が、上記ティースの先端側から、上記第1のティースカバー体、上記第2のティースカバー体、上記第3のティースカバー体の順に配置されて形成されており、隣接する上記第1のティースカバー体同士が独立しており、隣接する上記第2のティースカバー体同士が独立しており、上記第3のティースカバー体が、上記ヨークの両面に設けられたリング状で絶縁性のヨークカバー部と別体であることを特徴とする請求項7に記載のレゾルバ。
  10. 上記第1のティースカバー体と、上記第2のティースカバー体と、上記第3のティースカバー体とが、一方の開口部のみに上記鍔部を有する、第1の筒状体と第2の筒状体とで形成されており、上記第2の筒状体が、その筒状部の外周壁面を上記第1の筒状体の筒状部の内周壁面に接して、上記第1の筒状体に挿入されていることを特徴とする請求項7に記載のレゾルバ。
JP2010050620A 2010-03-08 2010-03-08 レゾルバ Active JP5437118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010050620A JP5437118B2 (ja) 2010-03-08 2010-03-08 レゾルバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010050620A JP5437118B2 (ja) 2010-03-08 2010-03-08 レゾルバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011188611A JP2011188611A (ja) 2011-09-22
JP5437118B2 true JP5437118B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=44794250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010050620A Active JP5437118B2 (ja) 2010-03-08 2010-03-08 レゾルバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5437118B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5570470B2 (ja) * 2011-05-12 2014-08-13 三菱電機株式会社 レゾルバおよびレゾルバの巻線方法
KR101363403B1 (ko) 2012-03-20 2014-02-17 대성전기공업 주식회사 레졸버용 스테이터 및 이를 포함하는 레졸버
JP6009101B2 (ja) * 2013-12-09 2016-10-19 三菱電機株式会社 回転角度検出装置、回転電機、及びエレベータ用巻上機
KR20170056313A (ko) * 2015-11-13 2017-05-23 엘에스오토모티브 주식회사 레졸버
KR20170056307A (ko) 2015-11-13 2017-05-23 엘에스오토모티브 주식회사 레졸버
US20180034337A1 (en) * 2016-03-14 2018-02-01 Hitachi, Ltd. Rotary electric machine
WO2018147610A1 (ko) * 2017-02-13 2018-08-16 엘지이노텍 주식회사 스테이터 및 이를 포함하는 모터
JP2020018080A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 多摩川精機株式会社 レゾルバステータ構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741132Y2 (ja) * 1989-12-22 1995-09-20 太陽誘電株式会社 コイル用ボビン
JP4181380B2 (ja) * 2002-11-01 2008-11-12 三菱電機株式会社 回転角度検出装置および回転電機
JP4496110B2 (ja) * 2005-03-14 2010-07-07 多摩川精機株式会社 冗長型レゾルバ
JP5309321B2 (ja) * 2008-04-24 2013-10-09 多摩川精機株式会社 レゾルバの巻線絶縁構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011188611A (ja) 2011-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5437118B2 (ja) レゾルバ
JP4710047B2 (ja) バリアブルリラクタンス型角度検出器
KR101514122B1 (ko) 회전 전기
JP5557058B2 (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP5877035B2 (ja) 平角線の巻線構造
JPH11299153A (ja) 車両用交流発電機の固定子
CN107078565A (zh) 用于旋转电机的定子
JP5432643B2 (ja) 回転電機のステータおよびその巻線方法
WO2009001838A1 (ja) 渡り線モジュール
WO2017110987A1 (ja) ステータおよび回転電機
JP2011041377A (ja) コンデンサ形単相誘導電動機
JP6638629B2 (ja) 回転電機のステータ
JP5163278B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2009281818A (ja) 冗長型レゾルバ
JP2008109746A (ja) ステータ
JP4166780B2 (ja) 内転型電動機の固定子
JP2004096992A (ja) 内転型電動機の固定子およびその製造方法
JP6313243B2 (ja) 可変リラクタンス型レゾルバ
JP7342654B2 (ja) 回転電機
JP4910742B2 (ja) 回転電機及び界磁コイルの製造方法
WO2017217271A1 (ja) 回転電機の固定子
JP6284908B2 (ja) ステータ及びそれを用いたレゾルバ
WO2020183693A1 (ja) ステータ、回転電機及びステータの製造方法
JP2011151973A (ja) 固定子のインシュレータおよびモータ
US20240186843A1 (en) Motor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5437118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250