JP5436063B2 - マイクロ波電力増幅器 - Google Patents
マイクロ波電力増幅器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5436063B2 JP5436063B2 JP2009146209A JP2009146209A JP5436063B2 JP 5436063 B2 JP5436063 B2 JP 5436063B2 JP 2009146209 A JP2009146209 A JP 2009146209A JP 2009146209 A JP2009146209 A JP 2009146209A JP 5436063 B2 JP5436063 B2 JP 5436063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- matching circuit
- impedance matching
- power
- power amplifying
- bonding wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
図7において、このマイクロ波電力増幅器は、電力分配部60と、トランジスタチップ70(増幅素子部)と、電力合成部80とを備えている。また、電力分配部60とトランジスタチップ70とは、ボンディングワイヤ91a〜91dで互いに接続され、トランジスタチップ70と電力合成部80とは、ボンディングワイヤ92a〜92dで互いに接続されている。
電力合成部80は、誘電体基板81と、誘電体基板81上に形成されたマイクロストリップ線路によって構成される出力側インピーダンス整合回路82とを有している。
単位トランジスタ72a〜72dは、チップパッド73およびボンディングワイヤ91a〜91dを介して入力側インピーダンス整合回路62と電気的に接続され、チップパッド74およびボンディングワイヤ92a〜92dを介して出力側インピーダンス整合回路82と電気的に接続されている。
これにより、電力分配回路および電力合成回路における位相偏差および振幅偏差が減少し、信号の合成効率が向上して出力電力が向上する。
従来のマイクロ波電力増幅器では、インピーダンス整合回路(入力側、出力側)における位相偏差および振幅偏差を低減することはできるものの、各電力増幅素子から見込んだインピーダンス整合回路のインピーダンス偏差を低減することはできない。
各電力増幅素子から見込んだインピーダンス整合回路のインピーダンス偏差が存在する場合には、各電力増幅素子の動作が不均一になり、マイクロ波電力増幅器全体としての信号の合成効率が低下し、出力電力が低下するという問題がある。
そのため、各電力増幅素子から見込んだインピーダンス整合回路(入力側、出力側)のインピーダンス偏差を低減して、信号の合成効率および出力電力を向上させることができるマイクロ波電力増幅器を得ることができる。
なお、以下の実施の形態では、電力増幅素子が4つ配置されている場合について説明するが、これに限定されず、電力増幅素子は3つ以上であればいくつ設置されてもよい。
図1は、この発明の実施の形態1に係るマイクロ波電力増幅器を示す構成図である。
図1において、このマイクロ波電力増幅器は、電力分配部10と、トランジスタチップ20(増幅素子部)と、電力合成部30とを備えている。また、電力分配部10とトランジスタチップ20とは、ボンディングワイヤ41a〜41dで互いに接続され、トランジスタチップ20と電力合成部30とは、ボンディングワイヤ42a〜42dで互いに接続されている。
電力合成部30は、誘電体基板31と、誘電体基板31上に形成されたマイクロストリップ線路によって構成される出力側インピーダンス整合回路32とを有している。
単位トランジスタ22a〜22dは、チップパッド23およびボンディングワイヤ41a〜41dを介して入力側インピーダンス整合回路12と電気的に接続され、チップパッド24およびボンディングワイヤ42a〜42dを介して出力側インピーダンス整合回路32と電気的に接続されている。
また、ボンディングワイヤ41a〜41d、42a〜42dは、それぞれ互いに等間隔に配置されている。
図2より、単位トランジスタ22a、22dに接続されたボンディングワイヤ42a、42dの本数を、単位トランジスタ22b、22cに接続されたボンディングワイヤ42b、42cの本数よりも少なくすることで、単位トランジスタ22a〜22dのそれぞれから見込んだ出力側インピーダンス整合回路32のインピーダンス偏差が低減されていることが分かる。
そのため、各電力増幅素子から見込んだインピーダンス整合回路(入力側、出力側)のインピーダンス偏差を低減して、信号の合成効率および出力電力を向上させることができるマイクロ波電力増幅器を得ることができる。
これにより、ボンディングワイヤ43a〜43d、44a〜44dの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を、全ての単位トランジスタ22a〜22dについて互いに等しくすることができる。
これにより、ボンディングワイヤ45a〜45d、46a〜46dの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を、全ての単位トランジスタ22a〜22dについて互いに等しくすることができる。
これにより、ボンディングワイヤ47a〜47d、48a〜48dの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を、全ての単位トランジスタ22a〜22dについて互いに等しくすることができる。
このとき、両端に配置された単位トランジスタ22a(22d)に接続されたボンディングワイヤ50a、51a(50d、51d)の相互インダクタンスを、両端を除く単位トランジスタ22b(22c)に接続されたボンディングワイヤ50b、51b(50c、51c)の相互インダクタンスと等しくすることができる。また、ボンディングワイヤ50a〜50d、51a〜51dの自己インダクタンスは、互いに等しい。
これにより、ボンディングワイヤ50a〜50d、51a〜51dの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を、全ての単位トランジスタ22a〜22dについて互いに等しくすることができる。
Claims (3)
- 同一構造の電力増幅素子が3つ以上並列に配置された増幅素子部と、
前記増幅素子部の入力側に設けられた入力側インピーダンス整合回路と、
前記増幅素子部の出力側に設けられた出力側インピーダンス整合回路と、
前記増幅素子部の各電力増幅素子を、前記入力側インピーダンス整合回路および前記出力側インピーダンス整合回路とそれぞれ接続する複数のボンディングワイヤと、を備えたマイクロ波電力増幅器であって、
前記ボンディングワイヤの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和が、全ての電力増幅素子について互いに等しくされ、
複数の前記電力増幅素子のうち、両端に配置された電力増幅素子に接続されたボンディングワイヤの本数を、両端を除く電力増幅素子に接続されたボンディングワイヤの本数よりも少なくする
ことを特徴とするマイクロ波電力増幅器。 - 同一構造の電力増幅素子が3つ以上並列に配置された増幅素子部と、
前記増幅素子部の入力側に設けられた入力側インピーダンス整合回路と、
前記増幅素子部の出力側に設けられた出力側インピーダンス整合回路と、
前記増幅素子部の各電力増幅素子を、前記入力側インピーダンス整合回路および前記出力側インピーダンス整合回路とそれぞれ接続する複数のボンディングワイヤと、を備えたマイクロ波電力増幅器であって、
前記ボンディングワイヤの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和が、全ての電力増幅素子について互いに等しくされ、
複数の前記電力増幅素子のうち、両端に配置された電力増幅素子に接続されたボンディングワイヤの断面積を、両端を除く電力増幅素子に接続されたボンディングワイヤの断面積よりも小さくする
ことを特徴とするマイクロ波電力増幅器。 - 同一構造の電力増幅素子が3つ以上並列に配置された増幅素子部と、
前記増幅素子部の入力側に設けられた入力側インピーダンス整合回路と、
前記増幅素子部の出力側に設けられた出力側インピーダンス整合回路と、
前記増幅素子部の各電力増幅素子を、前記入力側インピーダンス整合回路および前記出力側インピーダンス整合回路とそれぞれ接続する複数のボンディングワイヤと、を備えたマイクロ波電力増幅器であって、
前記ボンディングワイヤの自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和が、全ての電力増幅素子について互いに等しくされ、
複数の前記電力増幅素子のうち、両端を除く電力増幅素子に接続されたボンディングワイヤの下部に、接地された金属を配置する
ことを特徴とするマイクロ波電力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009146209A JP5436063B2 (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | マイクロ波電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009146209A JP5436063B2 (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | マイクロ波電力増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011004218A JP2011004218A (ja) | 2011-01-06 |
JP5436063B2 true JP5436063B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=43561783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009146209A Expired - Fee Related JP5436063B2 (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | マイクロ波電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5436063B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5699829B2 (ja) * | 2011-07-05 | 2015-04-15 | 三菱電機株式会社 | 高周波電力増幅器 |
JP6354803B2 (ja) * | 2016-07-25 | 2018-07-11 | 富士通株式会社 | 集積回路搭載装置および通信機モジュール |
US11303254B2 (en) * | 2018-05-28 | 2022-04-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Amplifier |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924172Y2 (ja) * | 1978-08-14 | 1984-07-18 | 日本電気株式会社 | マイクロストリツプ線路インピ−ダンス変成器 |
JPS63160253A (ja) * | 1986-12-23 | 1988-07-04 | Nec Corp | 半導体装置 |
JP3482356B2 (ja) * | 1999-06-21 | 2003-12-22 | シャープ株式会社 | 半導体素子の実装構造 |
-
2009
- 2009-06-19 JP JP2009146209A patent/JP5436063B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011004218A (ja) | 2011-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5658874B2 (ja) | 高周波半導体装置 | |
US9071198B2 (en) | Amplifier circuit | |
JP5436063B2 (ja) | マイクロ波電力増幅器 | |
US20050121752A1 (en) | Chip package and electrical connection structure between chip and substrate | |
JP2629643B2 (ja) | 電界効果トランジスタ | |
JP2005183770A (ja) | 高周波用半導体装置 | |
JPH11346130A (ja) | 半導体装置 | |
JP2009159591A (ja) | 高周波増幅器 | |
JP6615414B1 (ja) | 高周波増幅器および高周波増幅器モジュール | |
JP5361694B2 (ja) | 高周波モジュール | |
JP7456517B2 (ja) | トランジスタ | |
EP2509105A1 (en) | Semiconductor device having improved performance for high RF output powers | |
JP5269045B2 (ja) | 電力増幅装置及び連結電力増幅装置 | |
KR20190138829A (ko) | 증폭기 | |
US6737921B2 (en) | Distributed amplifier and differential distributed amplifier | |
JP6132530B2 (ja) | 高周波電力増幅器 | |
TWI661556B (zh) | 場效電晶體 | |
JP2003258001A (ja) | 高周波半導体装置 | |
JPH11145744A (ja) | マイクロ波増幅器 | |
JP4579040B2 (ja) | 半導体増幅器 | |
JPH065849A (ja) | 半導体素子の構造 | |
JP4496176B2 (ja) | 半導体の入出力接続構造 | |
EP0818828A1 (en) | Power field effect transistor | |
JP4255801B2 (ja) | 電力合成形高出力fet | |
JP2010021961A (ja) | 増幅器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5436063 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |