JP5435990B2 - 中空糸モジュールを用いる長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法 - Google Patents
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また、同様に前記糖鎖プライマーをCOS7細胞に投与することにより、
本発明に用いる中空糸モジュールとは多数の中空糸を束ねてハウジング内に封入した容器全体を指す。本発明の中空糸モジュールの具体例を図1に示す。ハウジング1内に中空糸2の両端がシール材3で固定されて両端内腔が開口されており、シール材を介して蓋材8が取り付けられており、各両端内腔側4は接続口5で外部と接続されている。また中空糸の外腔側6は開口部7で外部と接続することができる。
本発明の製造方法に用いられる製造装置の一例を図面を用いて説明する(図2)。中空糸モジュール9の中空糸内腔側へ接続口5とチューブ10とがコネクタ類を介してつながっており、さらに該チューブ10を通じてリザーバ11内の液が送液ポンプ12により循環される。
本発明において動物細胞の培養は、培養液を動物細胞に投与し、30〜40〔℃〕、好ましくは37±0.2〔℃〕で1〜10日間培養すればよい。動物細胞に培養液を投与するには、例えば、培養液を、中空糸膜を介して内腔から外腔へ拡散濾過により供給すればよい。この際、動物細胞が排出する老廃物を外腔から内腔へと排出することにより動物細胞が培養される。
本発明により使用する動物細胞としては、各種動物由来細胞、ヒト組織由来正常細胞、ヒト癌細胞などが挙げられる。また、糖鎖合成酵素、特にヒト型をコードするDNAを組み込んだベクターを含む各種細胞が用いられるが、これらに限定されるものではない。具体的にはB16メラノーマ細胞(マウス悪性黒色腫)、Vero細胞(アフリカミドリザル腎細胞)、COS7細胞(アフリカミドリザル腎細胞)、MDCK細胞(イヌ腎細胞)、PC12細胞(ラット副腎褐色細胞腫)などが好ましいものとして挙げられる。これらの動物細胞は、抗体やリガンドなどの刺激因子などで予め刺激、加工されている細胞であっても良い。
本発明に用いる培養液は、培養しようとする細胞の生育必須成分を含有するものであれば、従来公知のいかなる培養液も用いることができ、特に限定されない。また、細胞の生育必須成分とは、培養しようとする細胞が増殖するうえで必要不可欠な成分であり、種々の有機物、無機物で構成され、酸素等を供給するための溶存ガスも含まれる。具体的な培養液としては、例えば、DMEMF12培地、MEM培地、BME培地、DME培地、α−MEM培地、IMEM培地、ES培地、DM−160培地、Fisher培地、F12培地、WE培地、RPMI培地、StemSpan培地、StemPro培地、HybridomaSFM培地、及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらの培地に限定されない。また、培養の際は添加物としてウシ血清、ウシ胎児血清、ウマ血清、ヒト血清など血清やインターロイキン、インターフェロン、インシュリン、トランスフェリン、セレンなどのサイトカインや増殖因子などを添加することができる。更に、ストレプトマイシン,クロラムフェニコール,抗真菌剤等の抗生物質も添加しても良い。
本発明の製造方法において、上述した動物細胞に培養液を投与する工程の後に、無血清培養液を投与する工程を行う。本工程の期間は、動物細胞が死滅しない範囲であればかまわないが、あまり長い期間行うと動物細胞が死滅する。具体的には、0.5〜12時間、好ましくは1〜8時間、より好ましくは2〜6時間の範囲程度である。培養温度は30〜40〔℃〕、好ましくは37±0.2〔℃〕程度である。
本発明の製造方法は、前記無血清培養液を投与する工程の後、長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体からなる糖鎖プライマーを含有するプライマー溶液を投与する工程を行う。
式(I):(G1)x(G2)y(G3)z−L−X
中において、G1、G2及びG3が、グルコース、ガラクトース、N−アセチルグルコサミン等により構成され、x、y、及びzは、それぞれ独立して0〜3の整数であり、好ましくは0〜2、ただしx、y及びzの全てが同時に0であることはない。また式(I)中において、Lは、−O−、−S−または−NH−、Thr−O−とアルキル鎖(CH2)nの連結基であり、即ち−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−及びThr−O−(CH2)n−から選択される。ただし、アルキル鎖(CH2)nのnは、8〜20の整数であり、好ましくは8〜16、より好ましくは12である。更にXは、−N3、−NH2、−OH、−COOH、及び−C1−C4アルキルから選択される基である。
さらに具体的に好ましい糖鎖プライマーとしては、
また、培養液の総量よりもプライマー溶液の総量を少なくすることが、細胞の死滅を抑制し長期的な連続生産に適する点で好ましい。
本発明において、伸長した糖鎖を含む長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を含有する産生原液から該長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物を回収する工程は、細胞から糖脂質を回収する場合などに通常用いる回収法など、公知慣用の方法を用いればよく、特に限定されるものではないが、例えば培養上清をハーベストし、濃縮、分離、構造解析を行えばよく、多種類の糖鎖のライブラリーを得ることが出来る。細胞の種類によって糖鎖プライマーの種類と投与量、培養液、培養日数が異なるので、細胞毎に培養の最適条件を見出すことは、糖鎖伸長生成物の効率的な生産に繋がる。ハーベスト液に含まれる糖鎖伸長生成物は、アフィニテイークロマトグラフ、限外濾過、あるいは硫安沈殿などを用いて濃縮分離し、高速薄層クロマトグラフィー(HPTLC)、MALDI−TOF MSで構造解析を行う。未知物質については高速薄層クロマトグラフィーにブロッティング後、酵素処理を行い、得られた物質の組成分析から構造の推定を行えばよい。
本発明においては、まず中空糸モジュール9の中空糸の外腔側に動物細胞を播種した後、リザーバ11内に培養液を充填して、5〜10日間、循環させて動物細胞を培養させる。続いて、リザーバ11内を無血清培養液に交換して、2〜24時間、循環させる。続いて、リザーバ11内をプライマー溶液に交換して、1〜5日間、循環して長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した後、プライマー溶液を回収して動物細胞内で産生した長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を回収する。その後、さらに連続して培養する場合には、リザーバ11内を血清を含む培養液に交換して、4〜10日間、循環させて動物細胞を培養させる。その後、必要に応じてリザーバ11内を無血清培養液に交換して、2〜24時間、循環させた後、続いて、リザーバ11内をプライマー溶液に交換して、1〜5日間、循環して長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した後、培地回収して動物細胞内で産生した長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を回収すればよい。本発明の長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の製造方法は、この工程を繰り返すことにより連続して6ヶ月以上の長期培養が可能となり、長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の大量生産も可能となる。
本発明の製造方法において、マイクロキャリア法、ゲル包埋法といった、当業者に公知な細胞培養法を適宜組み合わせて用いることもできる。マイクロキャリア法は、ガラス、ゼラチン、セルロースなどでできたビーズに細胞を付着させて培養する方法であり、またゲル包埋培養法は、コラーゲンあるいはアガロース中で細胞を三次元的に培養する方法である。
本発明の製造方法により得られた長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物としては、前記糖鎖プライマーに糖鎖が伸長した化合物であるが、より好ましくは、
式(I):(G1)x(G2)y(G3)z−L−X
(ただし、式(I)中、G1、G2及びG3は、それぞれ独立して、グルコース、ガラクトース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサミン、シアル酸、L−フコースに代表される環状構造の単糖残基又はその誘導体であり、Lは、−O−、−S−または−NH−、Thr−O−とアルキル鎖(CH2)nの連結基であり、即ち−O−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−及びThr−O−(CH2)n−から選択される。またXは、−N3、−NH2、−OH、−COOH、及び−C1−C4アルキルから選択される基である。x、y、及びzは、それぞれ独立して0〜10の整数であり、好ましくは0〜3、より好ましくは0〜2である。ただしx、y及びzの全てが同時に0であることはない。式(I)中において、アルキル鎖(CH2)nのnは、8〜20の整数であり、好ましくは8〜16、より好ましくは12である。)で示される化合物である。
また、同様に前記糖鎖プライマーをCOS7細胞に投与した場合には、
本発明の製造方法により得られた長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物は、例えば分析用、医薬用標準糖鎖として用いることができる。また診断薬用の糖鎖アレイに用いることもでき、さらには、毒素・病原体除去装置など医療器具に用いる毒素・病原体の除去用材料として用いることもできる。
・細胞播種
10cmφdish(旭テクノグラス(株)製)を用いて、B16細胞を10%ウシ胎児血清(FBS)を含むDMEMF12培地(インビトロジェン株式会社)を用いて前培養し、1×107〔cells/mL〕の細胞懸濁液を調製,5〔mL〕(Total5×107〔cells〕)を中空糸モジュール(膜面積2200〔cm2〕、CellMaxCM Cellulosic 1900,SpectrumLaboratories,Inc.製)外腔に注入してシリンジを用いて撹拌してモジュール内部を均一にして播種した。
培養液として10%ウシ胎児血清(FBS)を含むDMEMF12培地(インビトロジェン株式会社)1000〔mL〕を用いて、リザーバ・チューブ内及びモジュール外腔を循環させ、培養システム(CellMax Artificial Capillary Cell Culture Expansion System,登録商標:SpectrumLaboratories,Inc)を用いてCO2インキュベータにて37℃,5%CO2の条件で培養した。
続いて、工程(1)の培養液を、無血清培養液(1%(v/v)インシュリン・トランスフェリン・二酸化セリン(ITSX インビトロジェン株式会社)を含むDMEM/F12(1%(v/v)抗生物質を含む))1000〔ml〕で置き換え、リザーバ・チューブ内及びモジュール外腔を循環させ、4時間培養した。
次に、以下の要領で糖鎖プライマーを動物細胞に投与した。
糖鎖プライマーは1−(n−dodecyl)−β−Lactosideを使用した。該糖鎖プライマーは、非特許文献4の1076頁9行目から1077頁後ろから9行目までの記載に従って合成した(1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ5.11(d,1H),5.07(d,1H),4.77(d,1H),4.65(m,2H),4.53(m,2H),4.17(m,2H),3.78−3.28(m,8H),3.00(m,1H),1.50(m,4H),1.25(m,16H),13CNMR(75MHz,DMSO−d6)δ103.8(C1’),102.5(C1))。
上記の糖鎖プライマーを50〔mmol/L〕(27.5mg/mL)となるよう、ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、1%(v/v)インシュリン・トランスフェリン・二酸化セリン(ITSXインビトロジェン株式会社)を含むDMEM/F12(1%(v/v)抗生物質を含む)1〔L〕に1〔mL/L〕加えた(プライマー終濃度50〔μmol/L〕)。これをプライマー溶液とした。該プライマー溶液125〔mL〕を培養中のリザーバー、チューブ内及びモジュール外腔の培養液と交換した。24時間後及び48時間後にサンプリングを行い代謝物測定を行った。また、48時間後にリザーバ及びモジュール外腔液を回収し、糖鎖伸長反応物の測定を行った。
上記工程(1)、工程(2)、および工程(3)をこの順で1セットとして、32回繰り返し行い、6ヶ月間、長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した。長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の全合成量を表1および図3に示す。また得られた長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体は図4に示したNMRにより、
実施例1、工程(3)で該プライマー溶液125〔mL〕とした部分を、プライマー溶液250〔mL〕に置き換えた以外は、実施例1と同様にして長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した。長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体全合成量を表1および図3に示す。
実施例1、工程(3)で該プライマー溶液125〔mL〕とした部分を、プライマー溶液500〔mL〕に置き換えた以外は、実施例1と同様にして長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した。長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体全合成量を表1および図3に示す。
実施例1、工程(3)でプライマー溶液中の糖鎖プライマーが50〔mmol/L〕(27.5mg/mL)とした部分を、20〔mmol/L〕(11.0mg/mL)に置き換え、且つ、該プライマー溶液125〔mL〕とした部分を、プライマー溶液50〔mL〕に置き換えた以外は、実施例1と同様にして長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した。長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体全生産量を表1および図3に示す。
糖鎖プライマー溶液を1000〔mL〕としたこと以外は実施例1と同様にして長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体を製造した。長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体全合成量を表1および図3に示す。
SepPakC18カラム(Waters)にメタノール10〔mL〕を通し、次いでMilliQ超純水10〔mL〕を通して平衡化した。平衡化したカラムに試料7〔mL〕を通し、超純水10〔mL〕にて洗浄後、メタノール3〔mL〕,次いでクロロホルム/メタノール(2:1)を通して糖脂質を溶出させ、溶出液を窒素気流中で乾燥させた。乾燥させた試料をクロロホルム/メタノール(2:1)に再溶解させ、HPTLC(Merck社製)にて展開(展開溶媒クロロホルム/メタノール/0.25%KClaq)させた。HPTLCプレート上の溶媒を乾燥させた後、HPTLCプレートを、レゾルシノール硫酸試薬を噴霧し発色させ、合成したオリゴ糖鎖の検出、並びにデンシトメーターを用いて各レーンのバンド強度を測定した。また、標準のGM3様糖鎖とRf値が等しいバンドにおいて、測定したバンドの強度から長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体合成量を比較した。
合成吸着剤ダイヤイオンHP20(日本錬水株式会社製)100〔g〕に試料800〔mL〕を吸着ささせ、蒸留水1〔L〕で洗浄後、H2O/メタノール溶液で100/0〜0/100の範囲で溶出させた。HPTLCにて各溶出画分を分析し、GM3溶出画分を回収した。その後、SepPakC18カラム(Waters)にて精製を行い、精製品1.2〔mg〕を得た。この試料について、1H−NMR(300MHz)を用いて以下の条件にて、糖鎖伸長生成物の同定を実施した。
試料濃度:2.2mg/mL
溶媒:D2O
積算回数:256回
細胞をB16の替わりに表1に示したCOS7を用いた他は、実施例1〜実施例3と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物GM3類似体(GM3OC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
(比較例3)〜(比較例4)
細胞をB16の替わりに表1に示したCOS7を用いた他は、比較例1〜比較例2と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物GM3類似体(GM3OC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
細胞をB16の替わりに表1に示したCOS7を用い、実施例1〜実施例3と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物GM2類似体(GM2OC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
(比較例5)〜(比較例6)
細胞をB16の替わりに表1に示したCOS7を用い、比較例1〜比較例2と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物GM2類似体(GM2OC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
細胞をB16の替わりに表1に示したCOS7を用い、実施例1〜実施例3と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物GD1a類似体(GD1aOC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
(比較例7)〜(比較例8)
細胞をB16の替わりに表1に示したCOS7を用い、比較例1〜比較例2と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物GD1a類似体(GD1aOC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
細胞をB16の替わりに表1に示したVeroを用い、実施例1〜実施例3と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物Gb3類似体(Gb3OC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
(比較例9)〜(比較例10)
細胞をB16の替わりに表1に示したVeroを用い、比較例1〜比較例2と同様にして培養を行い、糖鎖伸長生成物Gb3類似体(Gb3OC12)を得た。糖鎖伸長生成物全量は、表1に示した。
2中空糸
3シール材
4内腔
5接続口
6外腔
7開口部
8蓋材
9中空糸モジュール
10チューブ
11リザーバ(タンク)
12ポンプ
13酸素供給装置
Claims (5)
- 中空糸モジュール内に動物細胞を内包させ、該動物細胞に培養液を投与する工程(1)と、無血清培養液を投与する工程(2)と、長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体からなる糖鎖プライマーを含有するプライマー溶液を投与する工程(3)とをこの順で有する長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法であって、
前記工程(3)において前記糖鎖プライマーの投与量が中空糸の単位表面積当たり、0.5〜15〔nmol/cm2〕であって、前記プライマー溶液の総量が中空糸の単位表面積当たり0.02〜0.5〔mL/cm2〕の範囲であることを特徴とする長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法。 - 中空糸モジュール内に動物細胞を内包させ、該動物細胞に培養液を投与する工程(1)と、無血清培養液を投与する工程(2)と、長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体からなる糖鎖プライマーを含有するプライマー溶液を投与する工程(3)とをこの順で有する長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法であって、
前記工程(3)において前記糖鎖プライマーの投与量が中空糸の単位表面積当たり、0.5〜15〔nmol/cm2〕であって、溶液の濃度が25〜100〔μmol/L〕の範囲であることを特徴とする長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法。 - 動物細胞がB16メラノーマ細胞、Vero細胞またはCOS7細胞である請求項1または2に記載の長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法。
- 前記培養液の総量より前記プライマー溶液の総量が少ないことを特徴とする請求項1または2に記載の長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法。
- 表面に動物細胞を接着させたマイクロキャリアを中空糸モジュールに充填する請求項1または2に記載の長鎖アルキルグリコシド及びその誘導体の糖鎖伸長生成物の製造方法。
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