JP5434788B2 - 低域増強回路 - Google Patents

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Description

この発明は、オーディオ再生において、低音の迫力感を増強させる低域増強回路に関する。
従来、聴感を改善するために、新たに音響成分を生成し付加する信号処理を行うことが知られている。一般的に周波数拡張と呼ばれる技術では高域成分のみを付加することが多いが、実際の製品においては効果がわかりにくいことから、効果を誰でもわかりやすく認識してもらうために、高域のみでなく低域側の拡張も行うようにしている。従来の低域増強回路100の回路構成を図8に示し、低域増強回路100の動作を示す信号の周波数特性の図を図9に示す。
図8に示す低域増強回路100において、基本周波数検出部110は入力された入力信号から基本周波数fsを検出し、検出された基本周波数fsを1/2に分周する。入力信号の不要な高域成分はローパスフィルタ(LPF)111により取り除かれ、LPF111の出力に1/2に分周されたsin(2πfs/2)の正弦波信号が乗算器112により乗算される。
ここで、LPF111から出力される入力信号の周波数特性を図9(a)に示すが、この入力信号は基本周波数fsが含まれる周波数f1から周波数f2の範囲の周波数成分を含んでいる。この入力信号にsin(2πfs/2)の正弦波信号を乗算すると、図9(b)に示すように、周波数(f1−fs/2)から周波数(f2−fs/2)までの範囲の周波数成分からなる信号Aと、(f1+fs/2)から周波数(f2+fs/2)までの範囲の周波数成分からなる信号Bとが生成される。そして、乗算器112に後続しているLPF113により低域側だけの信号Aが抽出される。LPF113から出力される信号Aが図9(c)に示されている。この信号Aは、AMP114により増幅されて元の入力信号に加算器115により加算されて出力される。これにより、低域の信号とされる信号Aが入力信号に付加されて低域が増強されるようになる。
図8に示す低域増強回路100は、低域増強回路100のマイクロプログラムを組み込んだDSPにより実現することができる。しかし、入力信号から基本周波数fsを検出する処理が重いという欠点があった。そこで、入力信号から基本周波数fsを検出する処理を不要とした従来の低域増強回路200が知られている。低域増強回路200の回路構成を図10に示し、低域増強回路200の動作を示す波形図を図11に示す。
図10に示す低域増強回路200は、LPF200により入力信号から不要な広域性分を取り除き分周回路211に入力信号を入力している。分周回路211は、入力信号における上り方向のゼロクロス点および下り方向のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出部と、2ビットのカウンタと、波形を反転する波形反転部を備えている。そして、ゼロクロス検出部がゼロクロス点を検出する毎に2ビットのカウンタが1ずつインクリメントされ、2ビットカウンタのカウント値が「1」「2」の時にだけ波形を波形反転部により反転させる。
例えば、分周回路211に入力される入力信号の波形が図11(a)に示す波形とされていると、ゼロクロス検出部は図11(a)に示すように、時点t1,t2,t3,t4,t5においてゼロクロス点を検出する。すると、図11(a)に示すように、2ビットカウンタは時点t1でカウント値が「0」(オーバフローして「0」になる)となり、時点t2でカウント値が「1」となり、時点t3でカウント値が「2」となり、時点t4でカウント値が「3」となる。時点t5ではオーバフローしてカウント値は「0」に戻るようになる。そして、波形反転部は2ビットカウンタのカウント値が「1」「2」の時、すなわち、時点t2−t3の期間、および、時点t3−t4の期間入力信号の波形を反転する。これにより、図11(b)に示すように入力信号の波形が反転される。この分周回路211から出力される入力信号の波形を参照すると、期間t1−t2の期間に続いて期間t2−t3の期間の波形が正方向になるよう反転され、また、期間t4−t5の期間の前の期間t3−t4の期間の波形が負方向になるよう反転されることから、分周回路211において、入力信号を1/2に分周した信号成分が生成されることになる。
このようにして1/2に分周された入力信号では、波形反転に伴って波形に不連続点が生じ、この不連続点に基づいて高調波成分が発生されるようになる。そこで、分周回路211に後続するLPF212により、発生された高調波成分を除去する。なお、LPF212のカットオフ周波数は、LPF210のカットオフ周波数よりも高く設定される。また、分周回路211の処理により、その出力信号に聴感上不快とされる超低域成分(サブソニック)を含む場合があるので、LPF212に後続するハイパスフィルタ(HPF)213により、この超低域成分を除去する。HPF213のカットオフ周波数は例えば50Hzに設定される。HPF213から出力される入力信号は、AMP214により増幅されて元の入力信号に加算器215により加算されて出力される。これにより、分周回路211により生成された低域信号が入力信号に付加されて低域が増強されるようになる。このように、分周回路211により波形を反転しても加算器215からの出力に元の波形の成分は残っていることから、聴感上の問題は生じることなく低域を増強することができる。
特開2007−178675号公報
従来の低域増強回路200においては、入力信号の2周期分の波形を単位として検出したゼロクロスの時点に基づいて処理を行うことにより、1周期目の後半の半周期と2周期目の前半の半周期の波形を反転させて、低域成分を生成している。このような従来の低域増強回路200では、ゼロクロスと次のゼロクロスの間隔が一定とはならず、フラッタのように安定しない低音が生成されてしまうという問題点があった。この場合、半周期の波形を反転する時点を調節することによりフラッタを軽減できる可能性があるが、従来の低域増強回路200では、上記したように固定的に定められた期間の波形が反転され、反転させる波形の期間を調節することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、入力信号から安定した低音を生成して低域を増強することのできる低域増強回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の低域増強回路は、入力信号を分周することにより低域成分を生成する分周手段と、該分周手段の出力と入力信号とを加算して出力する加算手段とを少なくとも備える低域増強回路において、前記分周手段は、前記入力信号を反転する反転部と、前記入力信号における上り方向のゼロクロス点を検出した際にゼロクロス検出信号を出力するゼロクロス検出部と、該ゼロクロス検出部から出力される前記ゼロクロス検出信号が印加される毎に選択状態を反転する選択信号を出力する選択制御部と、該選択制御部から出力される前記選択信号が第1状態の期間は前記反転部で反転された入力信号を選択して出力し、前記選択信号が前記第1状態を反転した第2状態の期間は入力信号を選択して出力する選択出力部と、前記選択信号が第2状態の期間において前記ゼロクロス検出信号が出力された時点を起点として、あらかじめ定められた所定の期間だけ前記ゼロクロス検出信号が前記選択制御部に印加されることを阻止する阻止部とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、あらかじめ定められた所定の期間だけゼロクロス検出信号が選択制御部に印加されることを阻止することにより、選択出力部において反転された入力信号を選択して出力する期間を制御している。これにより、あらかじめ定められた所定の期間を変更することにより、選択出力部において反転された入力信号を選択して出力する期間を制御して、安定した低音を生成して低域を増強することができるようになる。
本発明の実施例にかかる低域増強回路を備える音響信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例にかかる低域増強回路を備える音響信号処理装置の等価的なハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例にかかる低域増強回路のハードウェア構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施例にかかる低域増強回路における分周回路のハードウェア構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施例にかかる低域増強回路の動作を示す波形図である。 本発明の実施例にかかる低域増強回路の動作を示す他の波形図である。 本発明の実施例にかかる低域増強回路における低域増強処理のフローチャートである。 従来の低域増強回路の回路構成を示す回路図である。 従来の低域増強回路の動作を示す信号の周波数特性の図である。 従来の他の低域増強回路の回路構成を示す回路図である。 従来の他の低域増強回路の動作を示す波形図である。
本発明の実施例にかかる低域増強回路を備える音響信号処理装置の構成を示すブロック図を図1に示す。
音響信号処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10が管理プログラム(OS:Operating System)を実行しており、音響信号処理装置1の全体の動作をOS上で制御している。音響信号処理装置1は、CPU10が実行する制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている不揮発性のROM(Read Only Member)11と、CPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)12を備えている。CPU10は、制御プログラムを実行することにより、入力された複数の音響信号に音響信号処理をDSP(ディジタル信号処理装置:Digital Signal Processor)20により施して混合処理を行っている。なお、ROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。
表示IF13は、液晶表示器等の表示部14に音響信号処理に関する種々の画面を表示させる表示インタフェースである。検出IF15は、音響信号処理装置1のパネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子16をスキャンして、操作子16に対する操作を検出しており、検出された操作信号に基づいて音響信号処理に用いるパラメータの編集や操作を行うことができる。通信IF17は、通信I/O18を介して外部機器と通信を行うための通信インタフェースであり、イーサネット(登録商標)などのネットワーク用のインタフェースとされる。エフェクタ(EFX)19はCPU10の制御の基で、ミキシングされたオーディオ信号にリバーブ、エコーやコーラス等のエフェクトを付加している。DSP20はCPU10の制御の基で、入力された音響信号の音量レベルや周波数特性を設定されたパラメータに基づいて調整してミキシングし、音量、パン、効果などの音響特性をそのパラメータに基づいて制御する音響信号処理を行っている。CPU10、ROM11、RAM12、表示IF13、検出IF15、通信IF17、EFX19、DSP20は通信バス21を介してデータ等の授受を行っている。
EFX19およびDSP20は音声バス25を介してAD22、DA23、DD24とデータ等の授受を行っている。AD22は、音響信号処理装置1にアナログ信号を入力する複数のアナログ入力ポートであり、AD22において入力されたアナログ入力信号はディジタル信号に変換されて音声バス25に送出される。DA23は、音響信号処理装置1からミキシングされた混合信号を外部へ出力する複数のアナログ出力ポートであり、DA23において音声バス25を介して受け取ったディジタル出力信号はアナログ信号に変換されて、会場やステージに配置されたスピーカから出力される。DD24は、音響信号処理装置1にディジタル信号を入力すると共に、外部にミキシングされたディジタル信号を出力する複数のディジタル入力/出力ポートであり、DD24において入力されたディジタル入力信号は音声バス25に送出され、音声バス25を介して受け取ったディジタル出力信号はディジタルレコーダ等に出力される。なお、AD22およびDD24から音声バス25へ送出されたディジタル信号はDSP20が受け取って上記したディジタル信号処理が施される。そして、DSP20に低域増強回路のマイクロプログラムを組み込むことにより、DSP20が低域増強回路としても動作するようになる。これにより、DSP20から音声バス25に送出された低域増強された音響信号であるディジタル信号をDA23が受け取って、スピーカ等から放音することができるようになる。
次に、本発明の実施例にかかる音響信号処理装置1の等価的なハードウェア構成を示すブロック図を図2に示す。
図2において、複数のアナログ入力ポート(AD22)に入力された複数のアナログ信号はディジタル信号に変換されて入力パッチ(Input Patch)30に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(DD24)に入力された複数のディジタル信号は、そのまま入力パッチ30に入力される。入力パッチ30では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、Nチャンネル(Nは1以上の整数:例えば96チャンネル)とされる入力チャンネル部31の各入力チャンネル(Input Channel)31−1,31−2,31−3,・・・・,31−Nに選択的にパッチ(結線)している。各入力チャンネル31−1〜31−Nには、入力パッチ30でパッチされた入力ポートからのオーディオ信号In.1,In.2,In.3,・・・,In.Nがそれぞれ供給される。各入力チャンネル31−1〜31−Nでは、各入力チャンネルに入力された音響信号In.1,In.2,In.3,・・・,In.Nの音響特性等が調整される。すなわち、入力チャンネル部31における各入力チャンネル31−1〜31−Nに入力された各入力チャンネル信号は、入力チャンネル毎にイコライザやコンプレッサにより音響信号の特性が調整されると共に送り出しレベルが制御されてM本(Mは1以上の整数)の混合バス(Mix Bus)35およびL,Rのステレオのキューバス(Cue Bus)36へ送出される。この場合、入力チャンネル部31から出力されるN入力チャンネル信号は、M本の混合バス35の1ないし複数に選択的に出力される。
混合バス35においては、M本の各バスにおいて、N入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数の入力チャンネル信号が混合されて、合計M通りの混合出力が出力される。M本の混合バス35の各バスからの混合出力は、Mチャンネルとされる出力チャンネル部32の各出力チャンネル(Output Channel)32−1,32−2,32−3,・・・・,32−Mにそれぞれ出力される。各出力チャンネル32−1〜32−Mでは、イコライザやコンプレッサにより周波数バランス等の音響信号の特性が調整されて、出力チャンネル信号Mix.1,Mix.2,Mix.3,・・・,Mix.Mとして出力され、このM出力チャンネル信号Mix.1〜Mix.Mは、出力パッチ(Output Patch)34に出力される。また、L,Rのキューバス(Cue Bus)36においてはN入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数の入力チャンネル信号が混合されたキュー/モニタ用の信号がキュー/モニタ部(Cue/Monitor)33に出力される。キュー/モニタ部33おいてイコライザやコンプレッサにより周波数バランス等の音響信号の特性が調整されたキュー/モニタ出力(Cue/monitor)は、出力パッチ34に出力される。
出力パッチ34では、出力チャンネル部32からのM出力チャンネル信号Mix.1〜Mix.Mおよびキュー/モニタ部33からのキュー/モニタ出力の何れかを、複数の出力ポートのいずれかに選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ34でパッチされた出力チャンネル信号が供給される。出力ポートにおいて、ディジタルの出力チャンネル信号はアナログ出力信号に変換され、アンプにより増幅されて会場に配置された複数のスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号はステージ上のミュージシャン等が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、出力パッチ34から出力されるディジタルの音響信号は、レコーダや外部接続されたDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。また、キュー/モニタ出力は出力パッチ34でアサインされた出力ポートにおいてアナログの音響信号に変換され、オペレータルームに配置されたモニタ用スピーカやオペレータが装着するヘッドホン等から出力されてオペレータが検聴できるようになる。
DSP20は複数のDSPチップからなり、この複数のDSPチップがそれぞれマイクロプログラムに従った音響信号処理を実行することにより、図2に示す構成の音響信号処理装置1において音響信号処理が実行されるようになる。この場合、DSP20に低域増強のマイクロプログラムを組み込むことにより、DSP20が低域増強回路として動作するようになる。DSP20により実現される低域増強回路の等価的なハードウェア構成を示す回路ブロック図を図3に示す。
図3に示す低域増強回路40おいて、ローパスフィルタ(LPF)41により入力された音響信号は高域成分がカットされて滑らかな波形とされる。LPF41の出力は分周回路42において分周されることにより低域成分が生成され、分周回路42から出力される低域成分を含む音響信号から不要な高域成分がLPF43により除去される。そして、LPF43から出力される低域成分を含む音響信号はAMP44で増幅されて、入力された元の音響信号に加算器45において加算されて出力される。
この低域増強回路40における分周回路42はDSP20により実現されるが、分周回路42の等価的なハードウェア構成を示す回路ブロック図を図4に、分周回路42の動作を示す波形図を図5に示す。
図4に示す分周回路42の動作を図5に示す波形図を参照しながら説明する。分周回路42に入力された入力波形が「分周回路42入力」として図示されている。この入力波形における負から正になる上り方向のゼロクロス点がゼロクロス検出回路52により検出される。入力波形のゼロクロスは、時点t1,t2,t3,t4,t5,t6,t7,t8,t9,t10,t11・・・で生じているが、この内の時点t1,t3,t5,t7,t9,t11・・・における上り方向のゼロクロス点においてパルス状のゼロクロス検出信号(図示する「ゼロクロス52」参照)がゼロクロス検出回路52から出力される。ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、ゲート53およびゲート55に印加される。
ゲート53は所定値検出回路57が出力する阻止信号(図示する「所定値57」参照)により閉じられるが、時点t1では開いており時点t1で出力されたゼロクロス検出信号はゲート53を通過して選択制御回路54のS/R(セット/リセット)端子に印加される。これにより、選択制御回路54がセットされて時点t1で立ち上がったハイレベル(Hレベル)の選択信号(図示する「選択制御54」参照)が出力され、セレクタ51の選択信号端子(Sel)に印加される。入力波形はセレクタ51のA端子にそのまま印加され、入力波形を反転回路50により反転した入力波形がセレクタのB端子に印加されている。セレクタ51は、選択信号端子に印加される選択信号がHレベルの期間はB端子に入力される反転された入力波形を出力し、選択信号端子に印加される選択信号がローレベル(Lレベル)の期間はA端子に入力される元の入力波形を出力する。時点t1において選択信号はHレベルとされることからセレクタ51は反転された入力波形を選択して信号出力を開始する。
また、ゲート55は選択制御回路54から出力される選択信号がHレベルの期間は閉じられるが、ゼロクロス検出信号が出力される時点t1では開いておりゲート55を通過したゼロクロス検出信号がカウンタ56のリセット端子Rに印加されてカウンタ56がリセット状態とされる。これによりカウンタ56は計数を開始する。なお、カウンタ56はサンプリング周期毎にインクリメントとされる。所定値検出回路57には所定値として「A」があらかじめ設定されており、カウンタ56の計数値が「A」に達するまではLレベルの阻止信号(図示する「所定値57」参照)が出力される。そして、カウンタ56の計数値が「A」となった時点t2’において、立ち上がったHレベルの阻止信号が所定値検出回路57から出力される。時点t2’は時点t2より後で時点t3より前の時点である。ゲート53は、阻止信号がLレベルの期間は閉じられるが、Hレベルの期間はゼロクロス検出信号を通過させて選択制御回路54のS/R端子に印加する。
時刻tが時点t3に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されてリセット状態となって、Lレベルの選択信号が出力されるようになる。このLレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、A端子に入力された元の入力波形を選択して出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t3では選択信号がHレベルとなっており、ゲート55が閉じていることからゼロクロス検出信号はゲート55を通過できずカウンタ56はリセットされない。
時刻tが時点t5に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されて再度セット状態となって、Hレベルの選択信号が出力されるようになる。このHレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、B端子に入力された反転された入力波形を出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t5では選択信号がLレベルとなっており、ゲート55が開いていることからゼロクロス検出信号がゲート55を通過してカウンタ56に印加されて、カウンタ56はリセットされる。これによりカウンタ56は計数を開始し、Lレベルに立ち下がった阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
時刻tが時点t7に達しても、カウンタ56の計数値は「A」に達しておらず阻止信号はLレベルを維持している。すると、時点t7においてゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、ゲート53が閉じていることからゲート53を通過せず、選択制御回路54の状態は反転されないようになる。従って、選択制御回路54はHレベルの選択信号を出力し続けて、セレクタ51はB端子に入力された反転された入力波形を継続して出力する。そして、時点t7の後の時点t7’においてカウンタ56の計数値が「A」に達したことが所定値検出回路57により検出され、立ち上がったHレベルの阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
時刻tが時点t9に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されてリセット状態となって、Lレベルの選択信号が出力されるようになる。このLレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、A端子に入力された元の入力波形を選択して出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t9では選択信号がHレベルとなっており、ゲート55が閉じていることからゼロクロス検出信号はゲート55を通過できずカウンタ56はリセットされない。
時刻tが時点t11に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されて再度セット状態となり、Hレベルの選択信号が出力されるようになる。このHレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、B端子に入力された反転された入力波形を出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t11では選択信号がLレベルとなっており、ゲート55が開いていることからゼロクロス検出信号がゲート55を通過してカウンタ56がリセットされる。これによりカウンタ56は計数を開始し、Lレベルに立ち下がった阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
時点t11以後においても上記と同様に動作する。
上記したように分周回路42においては、時点t1−t3の期間は反転した入力波形が出力され、時点t3−t5の期間は入力された元の入力波形が出力され、時点t5−t9の期間は反転した入力波形が出力され、時点t9−t11の期間は入力された元の入力波形が出力されるようになる。すると、時点t2から時点t4までは正方向の入力波形となり、時点t4から時点t6までは負方向の入力波形となり、時点t8から時点t10までは正方向の入力波形となることから、入力波形が分周されることになる。この分周により、低域成分が生成されて低域が増強されるようになる。このように、入力波形が反転されることにより分周されても、元の入力波形における周波数成分は残っており、聴感上の問題が生じることなく低域を増強することができる。
次に、分周回路42における所定値検出回路57が検出する所定値を「A」より大きい「B」に設定して、カウンタ56が計数値「B」まで計数する場合の分周回路42の動作を示す波形図を図6に示し、図6に示す波形図を参照しながら分周回路42の動作を説明する。
時点t1においてゲート53は開いており時点t1で出力されたゼロクロス検出信号はゲート53を通過して選択制御回路54のS/R(セット/リセット)端子に印加される。これにより、選択制御回路54がセットされて時点t1で立ち上がったハイレベル(Hレベル)の選択信号が出力され、セレクタ51の選択信号端子に印加される。このHレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、B端子に入力された反転された入力波形を選択して出力を開始する。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t1では選択信号がLレベルとなっており、ゲート55が開いていることからゼロクロス検出信号がゲート55を通過してカウンタ56がリセットされる。これによりカウンタ56は計数を開始し、Lレベルに立ち下がった阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
時刻tが時点t3に達した際に、カウンタ56の計数値は大きくされた「B」に達しておらず阻止信号はLレベルを維持している。すると、時点t3においてゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、ゲート53は閉じていることからゲート53を通過せず、選択制御回路54の状態は反転されないようになる。従って、選択制御回路54はHレベルの選択信号を出力し続けて、セレクタ51はB端子に入力された反転された入力波形を継続して出力する。そして、時点t3の後の時点t3’においてカウンタ56の計数値が「B」に達したことが所定値検出回路57により検出され、立ち上がったHレベルの阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
時刻tが時点t5に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されてリセット状態となって、Lレベルの選択信号が出力されるようになる。このLレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、A端子に入力された元の入力波形を選択して出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t5では選択信号がHレベルとなっており、ゲート55が閉じていることからゼロクロス検出信号はゲート55を通過できずカウンタ56はリセットされない。
時刻tが時点t7に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されて再度セット状態となって、Hレベルの選択信号が出力されるようになる。このHレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、B端子に入力された反転された入力波形を出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t7では選択信号がLレベルとなっており、ゲート55が開いていることからゼロクロス検出信号がゲート55を通過してカウンタ56がリセットされる。これにより、カウンタ56は計数を開始し、Lレベルに立ち下がった阻止信号が所定値検出回路57から出力される。そして、時点t8の後で時点t9より前の時点t8’においてカウンタ56の計数値が「B」に達したことが所定値検出回路57により検出され、立ち上がったHレベルの阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
時刻tが時点t9に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されてリセット状態となって、Lレベルの選択信号が出力されるようになる。このLレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、A端子に入力された元の入力波形を選択して出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t9では選択信号がHレベルとなっており、ゲート55が閉じていることからゼロクロス検出信号はゲート55を通過できずカウンタ56はリセットされない。
時刻tが時点t11に達すると、ゼロクロス検出回路52から出力されたゼロクロス検出信号は、阻止信号がHレベルとされて開いているゲート53を通過して選択制御回路54のS/R端子に印加される。これにより、選択制御回路54が反転されて再度セット状態となって、Hレベルの選択信号が出力されるようになる。このHレベルの選択信号が選択信号端子に印加されたセレクタ51は、B端子に入力された反転された入力波形を出力するよう切り替えられる。また、ゼロクロス検出信号が出力される時点t11では選択信号がLレベルとなっており、ゲート55が開いていることからゼロクロス検出信号がゲート55を通過してカウンタ56がリセットされる。これによりカウンタ56は計数を開始し、Lレベルに立ち下がった阻止信号が所定値検出回路57から出力される。
上記したように分周回路42における所定値検出回路57が検出する所定値を「A」より大きい「B」に設定した場合においては、時点t1−t5の期間は反転した入力波形が出力され、時点t5−t7の期間は入力された元の入力波形が出力され、時点t7−t9の期間は反転した入力波形が出力され、時点t9−t11の期間は入力された元の入力波形が出力されるようになる。すると、時点t4から時点t6までは正方向の入力波形となり、時点t6から時点t8までは負方向の入力波形となり、時点t8から時点t10までは正方向の入力波形となることから、入力波形が分周されることになる。このように分周態様が所定値検出回路57に設定する所定値に応じて変化するようになり、この分周により、生成される低域成分の態様も変更されるようになる。従って、分周回路42において、所定値検出回路57に設定する所定値に応じた低域成分が増強されるようになる。なお、DSP20により低域増強回路40を実現する場合に、所定値検出回路57に設定する所定値を容易に変更することができる。
次に、低域増強回路のマイクロプログラムが組み込まれたDSP20で実行される低域増強処理のフローチャートを図7に示す。この低域増強処理をDSP20が実行することにより、DSP20により図3に示す低域増強回路40が実現される。ただし、LPF41,LPF43,AMP44の処理は省略されている。
低域増強処理がスタートされると、ステップS10にて全ての入力波形のデータを処理したか否かが判断される。スタート直後においては入力波形のデータの全てを処理していないことから、ステップS10では未処理ありと判断されてステップS11に進む。ステップS11では、入力波形の元データが負から正になったか否かが判断される。ここで、元データのサインビットから負から正になったと判断されると、元データとされる入力波形の上り方向のゼロクロス点が検出されることになり、ステップS12に進む。また、ステップS11にて元データが負から正になったと判断されない場合は、元データが負から正になったと判断されるまで繰り返しステップS11の処理が行われる。ステップS11の処理は分周回路42のゼロクロス検出回路52に相当する。
ステップS12では、入力波形のデータを反転する範囲指定の[開始]がセットされる。この処理は分周回路42の選択制御回路54に相当する。次いで、ステップS13にてカウンタがリセットされて初期化され、ステップS14にてカウンタの計数が起動される。そして、ステップS15にてカウンタがインクリメントされ、ステップS16にてカウンタの計数値が所定値に達したか否かが判断される。ここで、カウンタが所定値に達していないと判断された場合は、ステップS15に戻りカウンタがさらにインクリメントされステップS16の処理が再度行われる。ステップS15およびステップS16の処理が繰り返し行われて、ステップS16にてカウンタの計数が所定値に達したと判断された場合はステップS17に進む。なお、カウンタのインクリメントは基本周期とされるサンプリング周期毎に行われる。また、ステップS15およびステップS16の処理は分周回路42のカウンタ56および所定値検出回路57に相当する。
ステップS17では、入力波形の元データが負から正になったか否かが判断される。ここで、元データのサインビットから負から正になったと判断されると、元データとされる入力波形の上り方向のゼロクロス点が検出されることになり、ステップS18に進む。また、ステップS17にて元データが負から正になったと判断されない場合は、元データが負から正になったと判断されるまで繰り返しステップS17の処理が行われる。ステップS18では、入力波形のデータを反転する範囲指定の[終了]がセットされ、ステップS12で[開始]された元データの範囲からステップS18で[終了]された元データの範囲までの元データの符号を逆転する処理がステップS19にて行われて、当該範囲の入力波形が反転される。ステップS19の処理が終了すると、ステップS10に戻り全てのデータを処理するまでステップS10ないしステップS19の処理が繰り返し行われる。そして、ステップS10にて全ての入力波形のデータを処理したと判断された場合は、ステップS20に分岐して元の入力波形にステップS19にて処理された波形データが加算されて、低域増強処理は終了する。なお、ステップS20の処理は低域増強回路40の加算器45に相当する。
以上説明した本発明の低域増強回路は、音響信号処理装置に適用するとしたが、これに限ることはなく音響信号を出力する電子機器一般に適用することができる。
なお、本発明の低域増強回路40における分周回路42において、所定値検出回路57に設定される所定値の値を極めて大きく設定すると、カウンタ56が所定値に達するまでの長い期間に渡りゼロクロス検出信号は阻止されることから、入力波形はカウンタ56が所定値に達するまでの長い期間に渡り反転されて出力されるようになる。この場合は、入力波形の周波数成分はほぼそのまま分周回路42を通過することから、分周回路42において生成される低域成分の周波数は見かけ上高くなる。これに対して、所定値検出回路57に小さな値の所定値を設定すると、カウンタ56はただちに所定値に達してゼロクロス検出信号はほぼ阻止されないことから、入力波形は一周期おきに反転されて出力されるようになる。この場合は、入力波形の周波数成分は分周回路42においてほぼ1/2とされることから、分周回路42において生成される低域成分の周波数は見かけ上低くなる。すなわち、分周回路42をLPFとしてみなせるようになり、所定値検出回路57に設定される所定値の値を大きくするとカットオフ周波数が高くなり、所定値検出回路57に設定される所定値の値を小さくするとカットオフ周波数が低くなるようにできる。これにより、本発明の低域増強回路は、所定値検出回路57に設定される所定値の値に応じた低域増強を行うことができるようになる。
1 音響信号処理装置、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 表示IF、14 表示部、15 検出IF、16 操作子、17 通信IF、18 通信I/O、19 EFX、20 DSP、21 通信バス、22 AD、23 DA、24 DD、25 音声バス、26 プラグイン、30 入力パッチ、31 入力チャンネル部、32 出力チャンネル部、33 モニタ部、34 出力パッチ、35 混合バス、36 キューバス、40 低域増強回路、41 LPF、42 分周回路、43 LPF、44 AMP、45 加算器、50 反転回路、51 セレクタ、52 ゼロクロス検出回路、53 ゲート、54 選択制御回路、55 ゲート、56 カウンタ、57 所定値検出回路、100 低域増強回路、110 基本周波数検出部、111 LPF、112 乗算器、113 LPF、114 AMP、115 加算器、200 低域増強回路、210 LPF、211 分周回路、212 LPF、213 HPF、214 AMP、215 加算器

Claims (2)

  1. 入力信号を分周することにより低域成分を生成する分周手段と、該分周手段の出力と入力信号とを加算して出力する加算手段とを少なくとも備える低域増強回路において、
    前記分周手段は、
    前記入力信号を反転する反転部と、
    前記入力信号における上り方向のゼロクロス点を検出した際にゼロクロス検出信号を出力するゼロクロス検出部と、
    該ゼロクロス検出部から出力される前記ゼロクロス検出信号が印加される毎に選択状態を反転する選択信号を出力する選択制御部と、
    該選択制御部から出力される前記選択信号が第1状態の期間は前記反転部で反転された入力信号を選択して出力し、前記選択信号が前記第1状態を反転した第2状態の期間は入力信号を選択して出力する選択出力部と、
    前記選択信号が第2状態の期間において前記ゼロクロス検出信号が出力された時点を起点として、あらかじめ定められた所定の期間だけ前記ゼロクロス検出信号が前記選択制御部に印加されることを阻止する阻止部と、
    を備えることを特徴とする低域増強回路。
  2. 前記阻止部は、前記選択信号が第2状態の期間において出力された前記ゼロクロス検出信号によりリセットされて、あらかじめ定められた所定値まで計数する計数手段を備え、該計数手段がリセットされた時点から前記所定値まで計数するまでの期間は、前記選択制御部に印加される前記ゼロクロス検出信号を通過させないようにしたことを特徴とする請求項1記載の低域増強回路。
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