JP5560787B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、リミットサイクルが生じないようにしたフィルタ装置に関する。
従来、音響装置における音作りには種々のフィルタ装置が用いられている。フィルタ装置の一つとしては、図7(a)に示すハイパスフィルタ(HPF)100が知られている。巡回型のディジタルフィルタで構成したHPF100の回路例を図7(b)に示す。図7(b)に示すHPF100において、x(n)は標本化周期Tで標本化された入力ディジタル信号であり、y(n)は標本化周期T毎の出力ディジタル信号である。遅延手段111は、y(n)を単位時間とされる1周期Tだけ遅延する遅延手段であり、遅延手段111からの信号y(n−1)に係数乗算器112により係数αが乗算される。係数乗算器112からの信号y(n−1)*αは加算器110において、入力ディジタル信号x(n)と加算されて出力ディジタル信号y(n)が導かれる。図7(b)に示すHPF100に、入力ディジタル信号としてインパルスがn=0の時点で入力された場合は、時点nのy(n)は、
y(n)=y(n−1)*α (1)
のように表される。
ここで、入力ディジタル信号として値“10000”のインパルスがn=0の時点で入力された場合に、上記(1)式で示すインパルス応答を、量子化ビット数を5ビットで考える。この場合、係数αを10進数で0.75(2進数で“0.11”)とした時に、以下、y(n)を2進数で表すと、n=0の時点では係数乗算器112からの信号はないことから、加算器110からはx(0)がそのまま出力されy(0)となる。すなわち、y(0)=“10000”となる。
n=1の時点では、インパルスであることからx(1)=“00000”になると共に、係数乗算器112からy(0)*αが出力されることから、加算器110からはy(1)=y(0)*αが出力される。すなわち、
y(1)=“10000”*“0.11”=“01100”
となる。
以下、同様にしてy(2),y(3)を求めると、次式に示すようになる。
y(2)=“01100”*“0.11”=“01001”
y(3)=“01001”*“0.11”=“00110.11”
この場合、y(3)は小数となるがHPF100では整数値を出力することから、値を整数に丸める必要がある。そこで、切捨てにより値を整数に丸めると、
y(3)=“00110.11”=“00110”
となる。以下、同様にして切捨てにより値を整数に丸めて、y(4)〜y(8)を求めると、次式に示すようになる。
y(4)=“00110”*“0.11”=“00100.10”=“00100”
y(5)=“00100”*“0.11”=“00011.00”=“00011”
y(6)=“00011”*“0.11”=“00010.01”=“00010”
y(7)=“00010”*“0.11”=“00001.10”=“00001”
y(8)=“00001”*“0.11”=“00000.11”=“00000”
このように、n=8の時点においてy(8)はゼロとなって、HPF100の出力はn=8の時点においてゼロに収束するようになる。
また、四捨五入によりy(3)の値を整数に丸めると、次式に示すようになる。
y(3)=“00110.11”=“00111”
以下、同様にして四捨五入により値を整数に丸めて、y(4)〜y(8)を求めると、次式に示すようになる。
y(4)=“00111”*“0.11”=“00101.01”=“00101”
y(5)=“00101”*“0.11”=“00011.11”=“00100”
y(6)=“00100”*“0.11”=“00011.00”=“00011”
y(7)=“00011”*“0.11”=“00010.01”=“00010”
y(8)=“00010”*“0.11”=“00001.10”=“00010”
となり、y(9)以降も“00010”となる。このようにy(n)がy(n−1)と同じ値となって、ゼロに収束することなく一定の値となってしまう現象をリミットサイクルと呼ぶ。また、係数αが負の値の場合、10進数で5,−5,5,−5,5,−5,・・・のように発振することもある。これもリミットサイクルとなる。
特開昭63−204810号公報
図7(b)に示す従来のHPF100において、量子化ビット数を5ビット、係数αを2進数で“0.11”とした時に、値“10000”のインパルスが入力された際に切捨てにより値を整数に丸めた場合のインパルス応答を図8に示す。図8において、横軸は時点nとされ、縦軸は10進数で表した出力ディジタル信号y(n)の値とされている。図8には、HPFにおけるインパルス応答の理論的な応答のグラフも示されており、理論的な応答と対比すると切捨てにより値を整数に丸めた場合は、n=2の時点までは理論値に近い応答となるが、n=3の時点を超えるにつれて理論的な応答から次第に値が小さくなる方向にずれていき、n=8において応答がゼロに収束してしまう劣化したインパルス応答になることが分かる。
また、図7(b)に示す従来のHPF100において、量子化ビット数を5ビット、係数αを2進数で“0.11”とした時に、値“10000”のインパルスが入力された際に四捨五入により値を整数に丸めた場合のインパルス応答を図9に示す。図9において、横軸は時点nとされ、縦軸は10進数で表した出力ディジタル信号y(n)の値とされている。図9には、HPFにおけるインパルス応答の理論的な応答のグラフも示されており、理論的な応答と対比すると四捨五入により値を整数に丸めた場合は、n=7の時点までは理論値に近い応答となるが、n=7の時点以降においてy(n)が“00010”(10進数で「2」)と一定になり、インパルス応答にリミットサイクルが生じてしまうことが分かる。
図8に示すようにインパルス応答が理論的な応答からずれて劣化したインパルス応答とされていると、出力ディジタル信号y(n)とされる音響信号を聴取した際に良好な音響信号として聞こえないと云う問題点が生じる。また、図9に示すようにインパルス応答にリミットサイクルが生じると、出力ディジタル信号y(n)が出力し続けられることから、出力ディジタル信号y(n)とされる音響信号を聴取した際に常に音響信号が出たままになってしまうと云う問題点が生じる。
そこで、本発明は、応答特性が理論的な応答から極力ずれないと共にリミットサイクルが生じにくいフィルタ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のフィルタ装置は、単位時間遅延する遅延手段および係数を乗算する係数乗算器とを含む帰還路を有し、該帰還路の出力信号と入力信号とを加算する加算器の出力が前記帰還路に入力される経路を備えるフィルタ装置であって、前記帰還路の出力から前記帰還路に入力するまでの経路に設けられており、第1丸めアルゴリズムと第2丸めアルゴリズムによる丸め結果をセレクタにより演算する毎に選択して出力する値を有効桁に丸める丸め手段を備え、前記第1丸めアルゴリズムは理論値に近い特徴を得られるがリミットサイクルを生じる恐れがあるアルゴリズムとされ、前記第2丸めアルゴリズムは前記第1丸めアルゴリズムに比べリミットサイクルが生じにくいアルゴリズムとされており、前記セレクタでは第1丸めアルゴリズムによる丸め結果を選択する回数iに対して、第2丸めアルゴリズムによる丸め結果を選択する回数jがi≫j(i,jは正の整数)とされていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、セレクタでは第1丸めアルゴリズムによる丸め結果を選択する回数iに対して、第2アルゴリズムによる丸め結果を選択する回数jがi≫jとされていることから、応答特性が理論値に近い応答とすることができるにもかかわらず、リミットサイクルが生じにくいフィルタ装置とすることができる。
本発明の第1実施例にかかるフィルタ装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第1実施例のフィルタ装置のインパルス応答特性を示す図である。 本発明の第2実施例にかかるフィルタ装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第3実施例にかかるフィルタ装置の構成を示す回路ブロック図である。 本発明にかかるフィルタ装置が適用されるミキサーの構成を示すブロック図である。 本発明にかかるフィルタ装置が適用されるミキサーの等価的なハードウェア構成を示す図である。 従来のフィルタ装置およびその構成を示す回路ブロック図である。 図7に示す従来のフィルタ装置におけるインパルス応答特性の一例を示す図である。 図7に示す従来のフィルタ装置におけるインパルス応答特性の他の例を示す図である。
本発明の第1実施例のフィルタ装置とされるハイパスフィルタ(HPF)1の回路ブロック図を図1に示す。
図1に示す第1実施例のHPF1は1次巡回型のディジタルフィルタとされており、遅延手段11と係数乗算器12からなる帰還路を有している。x(n)は標本化周期Tで標本化された入力ディジタル信号であり、y(n)は標本化周期T毎の出力ディジタル信号である。遅延手段11は、y(n)を単位時間とされる1標本化周期Tだけ遅延する遅延手段であり、遅延手段11からの信号y(n−1)に係数乗算器12により係数αが乗算される。係数乗算器12からの信号y(n−1)*α=y’(n−1)は値丸め手段において有効桁に値が丸められる。値丸め手段は、有効桁未満を四捨五入することにより値を丸めるアルゴリズムとされる第1丸めアルゴリズム手段13と、有効桁未満を切り捨てることにより値を丸める第2丸めアルゴリズム手段14と、第1丸めアルゴリズム手段13と第2丸めアルゴリズム手段14による丸め結果を演算する毎に選択して出力するセレクタ15から構成されている。値丸め手段により有効桁に値が丸められた信号y”(n+1)は加算器10において、入力ディジタル信号x(n)と加算されて出力ディジタル信号y(n)が導かれる。すなわち、時点nのy(n)は、
y(n)=x(n)+y”(n−1) (2)
のように表される。
値丸め手段におけるセレクタ15では、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する回数iに対して、第2丸めアルゴリズム手段14による丸め結果を選択する回数jがi≫j(i,jは正の整数)とされている。ここで、図1に示す第1実施例のHPF1に、入力ディジタル信号として値“10000”のインパルスがn=0の時点で入力された場合に、上記(2)式で示すインパルス応答を、量子化ビット数を5ビットで考える。また、HPF1は整数値を出力することから、値を有効桁に丸めるとは値を整数に丸めることになる。この場合、係数αを10進数で0.75(2進数で“0.11”)とすると共に、セレクタ15は10回に1回だけ第2丸めアルゴリズム手段14による丸め結果を選択するものとする。以下、y(n)を2進数で表すと、n=0の時点では係数乗算器12からの出力はなく値丸め手段からの信号はないことから、加算器10からはx(0)がそのまま出力されy(0)となる。すなわち、y(0)=“10000”となる。
n=1の時点では、インパルスであることからx(1)=“00000”になると共に、係数乗算器12からの信号はy’(0)=y(0)*αが出力される。すなわち、
y’(0)=“10000”*“0.11”=“01100”
となる。値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択するが、y’(0)には有効桁未満の桁(小数桁)が含まれていないことから、セレクタ15からの信号y”(0)=y’(0)となる。すなわち、y(1)=y”(0)=“01100”となる。
なお、y’(n−1)に小数が生じない場合は、第1丸めアルゴリズム手段13および第2丸めアルゴリズム手段14からの信号は同じになることから、セレクタ15がいずれの丸め結果を選択しても出力される信号は同じとなる。
n=2の時点においてはn=1の時点と同様に演算されて、y(2)は次式に示すようになる。
y(2)=y”(1)=y’(1)=“01100”*“0.11”=“01001”
n=3の時点におけるy’(2)は、
y’(2)=“01001”*“0.11”=“00110.11”
となってy’(2)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00110.11”は、“00111”と丸められ、y”(2)=“00111”となる。すなわち、y(3)は、
y(3)=y”(2)=“00111”
となる。
n=4の時点におけるy’(3)は、
y’(3)=“00111”*“0.11”=“00101.01”
となってy’(3)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00101.01”は、“00101”と丸められ、y”(3)=“00101”となる。すなわち、y(4)は、
y(4)=y”(3)=“00101”
となる。
n=5の時点におけるy’(4)は、
y’(4)=“00101”*“0.11”=“00011.11”
となってy’(4)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00011.11”は、“00100”と丸められ、y”(4)=“00100”となる。すなわち、y(5)は、
y(5)=y”(4)=“00100”
となる。
n=6の時点におけるy’(5)は、
y’(5)=“00100”*“0.11”=“00011.00”
となってy’(5)は有効桁未満の小数が生じない。この場合、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択するが、y”(5)=y’(5)となる。すなわち、y(6)は、
y(6)=y”(5)=“00011”
となる。
n=7の時点におけるy’(6)は、
y’(6)=“00011”*“0.11”=“00010.01”
となってy’(6)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00010.01”は、“00010”と丸められ、y”(6)=“00010”となる。すなわち、y(7)は、
y(7)=y”(6)=“00010”
となる。
n=8の時点におけるy’(8)は、
y’(7)=“00010”*“0.11”=“00001.10”
となってy’(7)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00001.10”は、“00010”と丸められ、y”(7)=“00010”となる。すなわち、y(8)は、
y(8)=y”(7)=“00010”
となり、y(7)と同じ値となる。
n=9の時点におけるy’(8)は、
y’(8)=“00010”*“0.11”=“00001.10”
となってy’(8)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00001.10”は、“00010”と丸められ、y”(8)=“00010”となる。すなわち、y(9)は、
y(9)=y”(8)=“00010”
となり、y(8)と同じ値となる。
n=10の時点におけるy’(9)は、
y’(9)=“00010”*“0.11”=“00001.10”
となってy’(9)は有効桁未満の小数が生じる。ここでは、10回目の演算周期となることから値丸め手段のセレクタ15は、第2丸めアルゴリズム手段14による丸め結果を選択する。第2丸めアルゴリズム手段14では、有効桁未満の小数値が切り捨てられることから“00001.10”は、“00001”と丸められ、y”(9)=“00001”となる。すなわち、y(10)は、
y(10)=y”(9)=“00001”
となる。
n=11の時点におけるy’(10)は、
y’(10)=“00001”*“0.11”=“00000.11”
となってy’(10)は有効桁未満の小数が生じる。ここで、値丸め手段のセレクタ15は、第1丸めアルゴリズム手段13による丸め結果を選択する。第1丸めアルゴリズム手段13では、有効桁未満の小数値が四捨五入されることから“00000.11”は、“00001”と丸められ、y”(10)=“00001”となる。すなわち、y(11)は、
y(11)=y”(10)=“00001”
となり、y(10)と同じ値となる。
n=12ないしn=19の時点では、n=11の時点と同様の演算内容とされるので説明は省略するがy(12)ないしy(19)の値は“00001”となる。
そして、n=20の時点におけるy’(19)は、
y’(19)=“00001”*“0.11”=“00000.11”
となってy’(19)は有効桁未満の小数が生じる。ここでは、20回目の演算周期となることから値丸め手段のセレクタ15は、第2丸めアルゴリズム手段14による丸め結果を選択する。第2丸めアルゴリズム手段14では、有効桁未満の小数値が切り捨てられることから“00000.11”は、“00000”と丸められ、y”(19)=“00000”となる。すなわち、y(20)は、
y(20)=y”(19)=“00000”
とゼロに収束するようになる。
図1に示す本発明の第1実施例にかかるHPF1において、量子化ビット数を5ビット、係数αを2進数で“0.11”とした時に、値“10000”のインパルスが入力された際のインパルス応答を理論的な応答と対比して図2に示す。図2において、横軸は時点nとされ、縦軸は10進数で表した出力ディジタル信号y(n)の値とされている。
図2を参照すると、本発明にかかるHPF1は、n=7の時点までは理論値に近い応答となり、n=8,9の時点においてはn=7の時点と同じ値のy(n)が出力される。しかし、n=10の時点においてy(10)は“1”だけゼロ方向へ変化するようになる。さらに、n=11〜19の時点においてはn=10の時点と同じ値(“00001”)のy(n)が出力されるが、n=20の時点においてy(20)は“1”だけゼロ方向へ変化してゼロに収束するよう変化するようになる。このように、本発明の第1実施例にかかるフィルタ装置においては、応答特性が理論値に近い応答とすることができると共に、リミットサイクルが生じることのないフィルタ装置とすることができる。
次に、本発明の第2実施例のフィルタ装置とされるハイパスフィルタ(HPF)2の回路ブロック図を図3に示す。
図3に示す第2実施例のHPF2も1次巡回型のディジタルフィルタとされており、遅延手段24と係数乗算器25からなる帰還路を有している。第2実施例のHPF2は、加算器20と遅延手段24との間に値丸め手段を設けるようにした構成とされている。すなわち、遅延手段24は、出力ディジタル信号y(n)を単位時間とされる1標本化周期Tだけ遅延する遅延手段であり、遅延手段24からの信号y(n−1)に係数乗算器25により係数αが乗算される。係数乗算器25からの信号y(n−1)*α=y’(n−1)は加算器20において、入力ディジタル信号x(n)と加算される。加算器20からの信号y’(n)は値丸め手段において有効桁に値が丸められる。値丸め手段は、有効桁未満を四捨五入することにより値を丸めるアルゴリズムとされる第1丸めアルゴリズム手段21と、有効桁未満を切り捨てることにより値を丸める第2丸めアルゴリズム手段22と、第1丸めアルゴリズム手段21と第2丸めアルゴリズム手段22による丸め結果を演算周期毎に選択して出力するセレクタ23から構成されている。値丸め手段により有効桁に値が丸められた信号は出力ディジタル信号y(n)として出力される。
値丸め手段におけるセレクタ23では、第1丸めアルゴリズム手段21による丸め結果を選択する回数iに対して、第2丸めアルゴリズム手段22による丸め結果を選択する回数jがi≫j(i,jは正の整数)とされている。
このような、第2実施例のHPF2のインパルス応答は、第1実施例のHPF1のインパルス応答と同様となる。例えば、図2に示す第2実施例のHPF2に、入力ディジタル信号として値“10000”のインパルスがn=0の時点で入力された場合のインパルス応答は、量子化ビット数の有効桁数を5ビット、係数αを10進数で0.75(2進数で“0.11”)とすると共に、セレクタ23は10回に1回だけ第2丸めアルゴリズム手段22による丸め結果を選択するものとすると、図2に「本発明」として示すインパルス応答と同様となる。従って、本発明の第2実施例にかかるフィルタ装置においては、応答特性が理論値に近い応答とすることができると共に、リミットサイクルが生じることのないフィルタ装置とすることができる。
次に、本発明の第3実施例のフィルタ装置とされるハイパスフィルタ(HPF)3の回路ブロック図を図4に示す。
図4に示す第3実施例のHPF3は2次巡回型のディジタルフィルタとされており、第3実施例のHPF3は、遅延手段34と係数乗算器35からなる第1帰還路と、遅延手段36と係数乗算器37からなる第2帰還路とを有している。すなわち、遅延手段34は、出力ディジタル信号y(n)を単位時間とされる1標本化周期Tだけ遅延する遅延手段であり、遅延手段34からの信号y(n−1)に係数乗算器35により係数α1が乗算される。係数乗算器35からの信号y(n−1)*α1=y’(n−1)は加算器30に入力される。また、遅延手段36は、信号y(n−1)を単位時間とされる1標本化周期Tだけ遅延する遅延手段であり、遅延手段36からの信号y(n−2)に係数乗算器37により係数α2が乗算される。係数乗算器37からの信号y(n−2)*α2=y’(n−2)も加算器30に入力される。
加算器30において、y’(n−1)およびy’(n−2)が入力ディジタル信号x(n)と加算される。加算器30からの信号y”(n)は値丸め手段において有効桁に値が丸められる。値丸め手段は、有効桁未満を四捨五入することにより値を丸めるアルゴリズムとされる第1丸めアルゴリズム手段31と、有効桁未満を切り捨てることにより値を丸める第2丸めアルゴリズム手段32と、第1丸めアルゴリズム手段31と第2丸めアルゴリズム手段32による丸め結果を演算周期毎に選択して出力するセレクタ33から構成されている。値丸め手段により有効桁に値が丸められた信号は出力ディジタル信号y(n)として出力される。値丸め手段におけるセレクタ33では、第1丸めアルゴリズム手段31による丸め結果を選択する回数iに対して、第2丸めアルゴリズム手段32による丸め結果を選択する回数jがi≫j(i,jは正の整数)とされている。この場合、セレクタ33は第2丸めアルゴリズム手段32の丸め結果を選択する際に、2次のHPF3とされていることから2回連続して選択するようにしている。
これにより、第3実施例に示す2次のHPF3や高次のHPFのインパルス応答においても、応答特性が理論値に近い応答とすることができると共に、リミットサイクルが生じにくくなるフィルタ装置とすることができる。
以上説明した本発明にかかるフィルタ装置は、DSP(ディジタル信号処理装置:Digital Signal Processor)により実現することができる。ここで、DSPにより構成した本発明にかかるフィルタ装置が適用されたミキサーの構成を示すブロック図を図5に示す。
図5に示すミキサー4は、CPU(Central Processing Unit)40が管理プログラム(OS:Operating System)を実行しており、ミキサー4の全体の動作をOS上で制御していると共に、楽音制御処理等を実行している。ROM(Read Only Member)41には、音色データやCPU40が実行する楽音制御処理等の動作ソフトウェアが格納されている。ROM41を書き換え可能なメモリとすることにより、動作ソフトウェアを書き換え可能となり動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。RAM(Random Access Memory)42には、CPU40のワークエリアや各種データ等の記憶エリアが設定されている。
表示IF43は、表示器44にミキサー4に関する設定を行うメニュー等の表示画面を表示させる表示インタフェースである。表示器44は、タッチパネル機能を有するLCD(Liquid Crystal Display)からなるディスプレイである。検出IF45は、操作子46をスキャンして、操作子46に対する操作を検出してCPU40に送出している。操作子46は、ミキサー4のパネルに設けられている各種操作を行うノブ、フェーダやボタン等の設定操作子や鍵盤等の演奏操作子からなる操作子である。通信IF47は、通信I/O48を介して外部機器と通信を行うための通信インタフェースであり、イーサネット(登録商標)などのネットワーク用のインタフェースとされる。CPU40、ROM41、RAM42、表示IF43、検出IF45、通信IF47、EFX49、DSP50は通信バス51を介してデータ等の授受を行っている。
DSP50はCPU40の制御の基で、発音される楽音波形を生成したり楽音の音量、パン、効果などの音響特性を制御するディジタル信号処理を行っており、本発明にかかるフィルタ装置による音響信号のディジタル信号処理も行っている。エフェクタ(EFX)49はCPU40の制御の基で、ミキシングされたオーディオ信号にリバーブ、エコーやコーラス等のエフェクトを付加している。EFX49およびDSP50は音声バス55を介してAD52、DA53、DD54とデータ等の授受を行っている。AD52は、ミキサー4にアナログ信号を入力する複数のアナログ入力ポートであり、AD52において入力されたアナログ入力信号はディジタル信号に変換されて音声バス55に送出される。DA53は、ミキサー4から外部へ出力する複数のアナログ出力ポートであり、DA53において音声バス55を介して受け取ったディジタル出力信号はアナログ信号に変換されて、会場やステージに配置されたスピーカから出力される。DD54は、ミキサー4にディジタル信号を入力すると共に、外部にディジタル信号を出力する複数のディジタル入力/出力ポートであり、DD54において入力されたディジタル入力信号は音声バス55に送出され、音声バス55を介して受け取ったディジタル出力信号はディジタルレコーダ等に出力される。なお、AD52およびDD54から音声バス55へ送出されたディジタル信号はDSP50が受け取ってフィルタリング処理等のディジタル信号処理が施される。また、DSP50から音声バス55に送出された楽音波形やディジタル信号はDA53あるいはDD54が受け取るようになる。
次に、ミキサー4において実行される混合処理アルゴリズムを等価的なハードウェア構成として示すブロック図を図6に示す。
図6において、複数のアナログ入力ポート(AD52)に入力された複数のアナログ信号はディジタル信号に変換されて入力パッチ(Input Patch)60に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(DD54)に入力された複数のディジタル信号は、そのまま入力パッチ60に入力される。入力パッチ60では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、Nチャンネル(Nは1以上の整数:例えば96チャンネル)とされる入力チャンネル部61の各入力チャンネル(Input Channel)61−1,61−2,61−3,・・・・,61−Nに選択的にパッチ(結線)している。各入力チャンネル61−1〜61−Nには、入力パッチ60でパッチされた入力ポートからのオーディオ信号In.1,In.2,In.3,・・・,In.Nがそれぞれ供給される。
入力チャンネル部61における各入力チャンネル61−1〜61−Nにおける各入力チャンネル信号は、イコライザやコンプレッサにより音響信号の特性が調整されると共に送り出しレベルが制御されてM本(Mは1以上の整数:例えば24本)の混合バス(Mix Bus)64およびL,Rのステレオのキューバス(Cue Bus)66へ送出される。この場合、入力チャンネル部61から出力されるN入力チャンネル信号は、M本の混合バス65の1ないし複数に選択的に出力される。混合バス65においては、M本の各バスにおいて、N入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数の入力チャンネル信号が混合されて、合計M通りの混合出力が出力される。M本の混合バス65の各バスからの混合出力は、Mチャンネルとされる出力チャンネル部62の各出力チャンネル(Output Channel)62−1,62−2,62−3,・・・・,62−Mにそれぞれ出力される。各出力チャンネル62−1〜62−Mでは、イコライザやコンプレッサにより周波数バランス等の音響信号の特性が調整されて、出力チャンネル信号Mix.1,Mix.2,Mix.3,・・・,Mix.Mとして出力され、このM出力チャンネル信号Mix.1~Mix.Mは、出力パッチ(Output Patch)64に出力される。また、L,Rのキューバス(Cue Bus)66においてはN入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数の入力チャンネル信号が混合されたキュー/モニタ用の信号がキュー/モニタ部(Cue/Monitor)63に出力される。キュー/モニタ部63から出力されるキュー/モニタ出力(Cue/monitor)は出力パッチ64に出力される。
出力パッチ64では、出力チャンネル部62からのM出力チャンネル信号Mix.1〜Mix.Mおよびキュー/モニタ部63からのキュー/モニタ出力の何れかを、複数の出力ポート(DA53およびDD54)のいずれかに選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ64でパッチされた出力チャンネル信号が供給される。DA53の出力ポートにおいて、ディジタルの出力チャンネル信号はアナログ出力信号に変換され、アンプにより増幅されて会場に配置された複数のスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号はステージ上のミュージシャン等が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、複数のディジタル出力ポートを備えるディジタル出力ポート部(DD54)から出力されるディジタルオーディオ信号は、レコーダや外部接続されたDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。また、キュー/モニタ出力は出力パッチ64でアサインされたDA53の出力ポートにおいてアナログ出力信号に変換され、オペレータルームに配置されたモニタ用スピーカやオペレータが装着するヘッドホン等から出力されてオペレータが検聴できるようになる。
このようなミキサー4におけるDSP50において動作する本発明にかかるフィルタ装置では、応答特性が理論値に近い応答とすることができると共に、リミットサイクルが生じることのないフィルタ装置とすることができる。これにより、本発明にかかるフィルタ装置が適用されたミキサー4においては、聴取した際に良好に聞こえる音響信号を出力することができると共に、音響信号が出力されたままになることを防止することができるようになる。
以上説明した本発明のフィルタ装置において、第1丸めアルゴリズム手段は四捨五入により値を整数に丸めるようにしたが、k捨(k+1)入(kは正の整数)またはビット切り捨てすることにより値を丸めるアルゴリズムとしてもよい。また、第1丸めアルゴリズム手段と第2アルゴリズム手段が同じ値の信号について有効桁に丸める演算を行った際の演算結果は、第2アルゴリズム手段の演算結果における有効桁の値が2進数で“1”だけ小さくなることがあるアルゴリズムとなる。
さらに、本発明のフィルタ装置において、値丸め手段におけるセレクタは、第1丸めアルゴリズム手段による丸め結果を選択する回数iに対して、第2丸めアルゴリズム手段による丸め結果を選択する回数jがi≫j(i,jは正の整数)とされている。この場合、セレクタは一例として10回に1回だけ第2丸めアルゴリズム手段による丸め結果を選択するようにしたが、これに限ることはなくセレクタが第2丸めアルゴリズム手段による丸め結果を選択する回数を、数%に相当する回数とすることができる。この場合、セレクタが第2丸めアルゴリズム手段による丸め結果を選択する周期は一定周期とする必要はなくランダムな周期で選択するようにしても良い。
なお、本発明のフィルタ装置はHPFに限るものではなく、ローパスフィルタやバンドパスフィルタ等に適用できるものである。また、m本の帰還路を有しているm次のフィルタ装置とされている場合は、セレクタは第2丸めアルゴリズム手段の丸め結果を選択する際に、m回連続して選択するようになされる。
1 HPF、2 HPF、3 HPF、4 ミキサー、10 加算器、11 遅延手段、12 係数乗算器、13 第1丸めアルゴリズム手段、14 第2丸めアルゴリズム手段、15 セレクタ、20 加算器、21 第1丸めアルゴリズム手段、22 第2丸めアルゴリズム手段、23 セレクタ、24 遅延手段、25 係数乗算器、30 加算器、31 第1丸めアルゴリズム手段、32 第2丸めアルゴリズム手段、33 セレクタ、34 遅延手段、35 係数乗算器、36 遅延手段、37 係数乗算器、40 CPU、41 ROM、42 RAM、43 表示IF、44 表示器、45 検出IF、46 操作子、47 通信IF、48 通信I/O、49 EFX、50 DSP、51 通信バス、52 AD、53 DA、54 DD、55 音声バス、60 入力パッチ、61 入力チャンネル部、62 出力チャンネル部、63 キュー/モニタ部、64 出力パッチ、65 混合バス、66 キューバス、100 HPF、110 加算器、111 遅延手段、112 係数乗算器

Claims (3)

  1. 単位時間遅延する遅延手段および係数を乗算する係数乗算器とを含む帰還路を有し、該帰還路の出力信号と入力信号とを加算する加算器の出力が前記帰還路に入力される経路を備えるフィルタ装置であって、
    前記帰還路の出力から前記帰還路に入力するまでの経路に設けられており、第1丸めアルゴリズムと第2丸めアルゴリズムによる丸め結果をセレクタにより演算する毎に選択して出力する値を有効桁に丸める丸め手段を備え、
    前記第1丸めアルゴリズムは理論値に近い特徴を得られるがリミットサイクルを生じる恐れがあるアルゴリズムとされ、前記第2丸めアルゴリズムは前記第1丸めアルゴリズムに比べリミットサイクルが生じにくいアルゴリズムとされており、前記セレクタでは第1丸めアルゴリズムによる丸め結果を選択する回数iに対して、第2丸めアルゴリズムによる丸め結果を選択する回数jがi≫j(i,jは正の整数)とされていることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 前記第1丸めアルゴリズムは有効桁未満をk捨(k+1)入(kは正の整数)することにより値を丸めるアルゴリズムとされ、前記第2丸めアルゴリズムは有効桁未満をゼロ方向へ切り捨てることにより値を丸めるアルゴリズムとされていることを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
  3. m本の前記帰還路を有しているm次のフィルタ装置とされている場合は、前記セレクタは前記第2丸めアルゴリズムの丸め結果を選択する際に、m回連続して選択することを特徴とする請求項1または2記載のフィルタ装置。
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