JP5434758B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置に関し、特にトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いる2成分現像装置に係わる。
2成分現像装置は、電子写真方式の創生期から使われており、基本的にはトナーとキャリアを混合攪拌してトナーを帯電させ、これを感光体上の静電潜像に付着させるものであり、従来より、様々な改良が重ねられて現在も使用されている。
トナーとキャリアの混合攪拌は、近年は、現像ローラの軸と平行な2本のスクリューローラを互いに逆方向に回転させて循環させながら行う方法が提案されている。例えば、特許文献1は、2本のスクリューローラを上下に配置し、上側のローラを現像ローラに対峙させ、2本のスクリューローラの背面(現像ローラと反対側)に下側スクリューローラの終端から上側スクリューローラの始端に向け斜めに配置された搬送スクリューローラを設け、2本のスクリューローラと搬送スクリューローラとで現像剤を循環させながら混合攪拌を行い、上側スクリューローラから現像ローラに現像剤を供給して現像を行っている。現像後の現像剤は、下側スクリューローラに戻って循環される。
また、特許文献2は、2本のスクリューローラを上下に配置し、上側のローラを現像ローラに対峙させ、現像ローラの下で下側スクリューローラの横に回収ローラを配置した構成の現像装置を開示している。この現像装置では、2本のスクリューローラでの循環によりトナーとキャリアからなる現像剤を混合攪拌し、上側スクリューローラから現像ローラに現像剤を供給し、現像ローラで感光体上の静電潜像を現像した後、回収ローラで現像剤を下側スクリューローラに戻して混合攪拌を行う。
また、これらの特許文献1、2は、いわゆるトリクル現像方式を採用して、余剰の現像剤を排出する構成になっている。
トナーは現像ごとに消費され、新しいトナーが補給されるので、絶えず新しく更新されるが、キャリアは通常継続して使用される。しかしながら、長期にわたり現像を繰り返すと、キャリア表面の樹脂コート層が現像剤中で磨耗剥離し、あるいはキャリア表面にトナー構成成分が付着凝集し、キャリアの帯電能力が低下してくる。このため、画像濃度の変動やベタ画像後端部の抜けなど様々な弊害が発生する。劣化したキャリアの問題を解消するには、現像剤をすべて入れ替えるなどをすればよいが、この作業は非常に手間がかかり問題であった。
そこで、トナーの補給と同時にキャリアも補給する一方、余剰の現像剤を排出して、現像器内のキャリアを少しずつ入れ替えることにより帯電量を安定化させる現像方式が提案されており、これをトリクル現像方式と言う。
特許文献1、2とも、このため、上側スクリューローラの終端近傍に現像剤排出口を設けてこの排出口から余剰現像剤を排出している。また、新しいキャリアは、トナー補給とともに、あるいはトナーと別々に現像装置内に補給される。
本発明者らも、このような現像装置を試作設計した。この試作現像装置は逆三角形の各頂点に支軸をもつ供給、回収、攪拌の3本のスクリューローラを配置し、下側の供給スクリューローラから現像ローラに現像剤を供給し、現像後の現像剤は、上側で現像ローラの横に配置される回収スクリューローラで回収して攪拌スクリューローラの始端側に戻される。また、現像剤は供給スクリューローラの終端側から上側の攪拌スクリューローラに現像剤を汲み上げるとともに、攪拌スクリューローラの終端側から下側の供給スクリューローラに戻して循環混合される。
以上の構成は、画像形成装置全体の構成から、下側のスクリューローラ(供給スクリューローラ)から現像ローラへ現像剤を供給するようになっており、上記特許文献1、2と逆の配置になっているが、基本的には、2本のスクリューローラ(供給スクリューローラと攪拌スクリューローラ)とを縦に配置する、いわゆる縦循環型の構成である。
このような試作現像装置において、新規現像剤の補給を攪拌スクリューローラの始端側から行うようにした。これは、現像剤補給は自重により上から流れ落とすのが簡便であるので、上側に配置される攪拌スクリューローラの部分に現像剤補給口を設けたものである。
ちなみに、特許文献1、2は、上側の供給スクリューローラの終端側で現像剤補給を行っているが、現像剤は供給スクリューローラの終端側から攪拌スクリューローラの始端側に循環されるので、上記試作現像装置の構成はこれらとほぼ同様と言える。
しかしながら、試作現像装置をテストしたところ、補給する現像剤(トナーのみ、あるいはトナーとキャリア)が多い場合、かぶりや飛散の問題が生じることが分かった。この問題の原因を追求したところ、もっとも上部になる攪拌スクリューローラの位置で補給すると、トナーの比重はキャリアより小さいため現像剤面(攪拌搬送される現像剤の上面)側に浮きやすく、キャリアとの攪拌が不充分となってトナー帯電不良を起こしていることが分かった。
特開2007−272201号公報 特開2009−8986号公報
本発明は、上記のような3本のスクリューローラを配置し、下側のスクリューローラから現像剤を現像ローラに供給する構成において、現像剤補給を適切に行うことができ、トナーを充分に帯電できる2成分現像装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、以下の構成により達成される。すなわち、
1.少なくとも1本の回転する現像ローラを有し、トナーとキャリアからなる現像剤を該現像ローラから静電潜像担持体に供給して静電潜像を現像する現像手段と、
前記現像手段の略下方に前記現像ローラの軸と平行に設けられ、現像剤を攪拌しながら第1方向に搬送する第1スクリュー部材を有し、前記第1スクリュー部材から前記現像手段に現像剤を供給する供給手段と、
前記供給手段の略上方に前記現像ローラの軸と平行に設けられ、現像剤を前記第1方向と同方向に搬送する第2スクリュー部材を有し、現像後の現像剤を前記現像ローラから回収する回収手段と、
前記供給手段の上方で前記現像ローラの軸と平行に、かつ前記回収手段と隣接して設けられ、現像剤を攪拌しながら前記第1方向と逆方向に搬送する第3スクリュー部材を有し、前記第3スクリュー部材の始端側で前記回収手段および前記供給手段から現像剤を受け取って攪拌しながら搬送し終端側で前記供給手段に循環させる攪拌手段と、
前記供給手段の搬送方向下流側であって前記攪拌手段に現像剤を受け渡す位置に補給用のトナー、もしくは補給用の現像剤を補給する補給手段と、
を備え、前記補給手段から補給されたトナー、もしくは現像剤が前記供給手段で搬送された現像剤と衝突しあって前記攪拌手段に汲み上げられるように構成したことを特徴とする現像装置。
2.前記補給手段が、前記第1スクリュー部材の終端側に同軸に設けられ、補給用のトナー、もしくは補給用の現像剤を前記供給手段と逆方向に搬送する補給スクリュー部材と、前記補給スクリュー部材に補給用のトナー、もしくは補給用の現像剤を供給する補給用供給口とを有することを特徴とする前記1に記載の現像装置。
3.前記第1スクリュー部材と前記補給スクリュー部材とのスクリューの巻き方向が、互いに逆方向であり、同一方向に回転駆動されることを特徴とする前記2に記載の現像装置。
4.前記第1スクリュー部材と前記補給スクリュー部材とのスクリューの巻き方向が、互いに同方向であり、互いに逆方向に回転駆動されることを特徴とする前記2に記載の現像装置。
5.前記供給手段、前記回収手段、前記攪拌手段は互いのスクリュー部材を仕切る仕切り壁を有し、
前記供給手段終端側の仕切り壁には、前記攪拌手段に連通して現像剤を前記供給手段から前記攪拌手段に汲み上げる第1開口が設けられ、
前記攪拌手段終端側の仕切り壁には、前記供給手段に連通して現像剤を前記攪拌手段から前記供給手段に落下させる第2開口が設けられ、
前記回収手段終端側の仕切り壁には、前記攪拌手段に連通して現像剤を前記回収手段から前記攪拌手段に戻す第3開口が設けられ、
前記補給手段から供給されたトナー、もしくは現像剤は、前記補給スクリュー部材によって前記供給手段の前記第1スクリュー部材終端側に向け搬送され、前記第1スクリュー部材で搬送されてきた現像剤と衝突して前記第1開口から前記攪拌手段に押し上げられることを特徴とする前記2から4のいずれかに記載の現像装置。
本発明は、上記のように構成したので、現像剤の攪拌が確実に行えてトナーが十分に帯電し、もって、カブリや飛散のない現像装置を提供することができる効果を奏する。
本発明を適用する画像形成装置の概略断面図。 本発明の現像装置の各ローラの軸と垂直な断面を示す断面図。 本発明の現像装置の上部の蓋部材を取って示した上面図。 図3の中央部分を省略して両端部を拡大した部分拡大上面図。
以下、図を用いて本発明を説明する。図1は、本発明を適用する画像形成装置の概略断面図であり、この画像形成装置は、タンデム方式のカラー機である。なお、本発明は、他の方式のカラー機やモノクロ機などにも適用できることは勿論である。
画像形成装置は、その中央に縦長に巻回された中間転写ベルト1を有し、この中間転写ベルト1の右側にイエロー作像ユニット2Y、マゼンタ作像ユニット2M、シアン作像ユニット2C、ブラック作像ユニット2Kが上から順に配置されている。
各作像ユニットの構成は同一であるので、イエロー作像ユニット2Yを代表として説明するに、ユニットの左端に感光体ドラム3Yが中間転写ベルト1に接するよう配置されており、この感光体ドラム3Yの廻りに反時計方向に、帯電装置4Y、レーザー書込み装置5Y、現像装置6Y、一次転写ローラ7Y(中間転写ベルト1の裏側)、およびクリーニング装置8Yが順次配置されている。なお、以降の説明で、各装置のY、M、C、Kを取った部品番号で行う説明は各色共通の説明である。
感光体ドラム3は、帯電装置4で一様帯電された後、図示しない画像読取装置からの画像データ、あるいはパソコンなどから送信されてきた画像データに基づきレーザー書込み装置5で画像を書き込まれ、感光体ドラム3上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置6でトナー像とされ、一次転写ローラ7によって中間転写ベルト1に転写される。
各色のトナー像が中間転写ベルト1上で重ね合わされると、このトナー像は、二次転写ローラ9により図示しない給紙装置から給紙された用紙Pに転写される。転写後の中間転写ベルト1はベルトクリーニング装置10により清掃される。そして、用紙に転写されたトナー像は、定着装置11により定着された後、機外に排出される。
ついで、本発明の現像装置6の構成、機能を、図2、図3、図4を用いて説明する。図2は各ローラの軸と垂直な断面を示す断面図、図3は現像装置上部の蓋部材を取って示した上面図、図4は図3の中央部分を省略して両端部を拡大した部分拡大図である。
図2は、図3の略中央部付近の断面図であり、感光体ドラム3と現像装置6を示している。感光体ドラム3は図中反時計方向に回転駆動されており、この感光体ドラム3に対向して現像ローラ21、22が設けられる。現像ローラ21、22は内部に磁気ローラを有し、トナーとキャリアからなる現像剤の磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体ドラム3上の静電潜像を摺擦して現像を行うものである。両現像ローラ21、22は時計方向に図示しない駆動手段で回転される。
現像ローラ21、22の右方に3本のスクリューローラがそれぞれの軸が逆三角形の頂点にほぼ位置するように配置されている。
下方のスクリューローラが供給スクリューローラ31、左上方のスクリューローラが回収スクリューローラ41、右上方のスクリューローラが、攪拌スクリューローラ51である。供給スクリューローラ31は時計方向に、回収スクリューローラ41と攪拌スクリューローラ51は反時計方向に図示しない駆動手段で回転駆動され、内部の現像剤を供給スクリューローラ31と回収スクリューローラ41とは図中奥側から手前側に、攪拌スクリューローラ51は手前側から奥側に攪拌搬送する。なお、各スクリューローラの軸に示す●印と×印は、現像剤の搬送方向を示す矢印の先端(●)と後端(×)とで示すものである。
供給スクリューローラ31は、現像剤を現像ローラ21に供給するが、現像ローラ21にはわずかの間隙をあけて規制ブレード32が対向配置され、現像ローラ21に供給する現像剤量を所定量に規制している。
また、上側の現像ローラ22の周面にはスクレーパ42が近接配置されており、現像後の現像剤を回収して回収スクリューローラ41に引き渡し、この現像剤を回収スクリューローラ41が図中手前方向に移送する。
各スクリューローラの間は図中ハッチングで示す仕切り壁61で仕切られており、この仕切り壁とスクリューローラにより現像剤の搬送路を構成する。回収スクリューローラ41により移送される現像剤は、回収搬送路の終端側に設けられた開口43(図2中、ドットハッチングで示す)から攪拌スクリューローラ51に引き渡される。
供給スクリューローラ31と攪拌スクリューローラ51の搬送路は、その始端側と終端側に設けられる開口33、52(図2中、ドットハッチングで示す)により連通しており、供給スクリューローラ31と攪拌スクリューローラ51が互いに逆方向に現像剤を移送するので、現像剤はこの搬送路を循環搬送され、その間にトナーとキャリアは充分に混合攪拌される。
回収スクリューローラ41と攪拌スクリューローラ51の間の仕切り壁61は、奥側(図3、図4において左側)の仕切り壁61aが高く、手前側の仕切り壁61bが低く構成されている。図2において手前側の仕切り壁61bが低いので、回収スクリューローラ41で移送される現像剤の一部は、仕切り壁61bを乗り越えて攪拌スクリューローラ51側に移動し、攪拌される現像剤に加えられる。
一方、回収スクリューローラ41で移送される現像剤の残りは、終端側に移送され、開口43から攪拌スクリューローラ51に引き渡されるが、現像剤量が多い場合は、回収スクリューローラ41の終端に設けられた排出口44から排出される。回収スクリューローラ41は、現像領域(図3に示す現像ローラの着磁領域)よりさらに下流側に伸びており、この下流側部分に開口43が形成され、排出口44は開口43のさらに下流に形成さている。
本実施の形態では、この仕切り壁61bと排出口44との構成により、現像装置6をトリクル現像方式としている。しかしながら、本発明においてはトリクル現像方式は必須ではなく、仕切り壁61bと排出口44を設けずともよい。なお、仕切り壁61bを低くする構成は、トリクル現像方式で必ずしも必須ではないが、余剰現像剤をなるべく少なくし、キャリアの交換量を少なくする機能を果たしている。
以上の構成で、現像剤は、現像装置6内を循環攪拌され、供給スクリューローラ31から現像ローラ21、22に供給され、静電潜像を現像して、回収スクリューローラ41から循環路に戻るわけであるが、先述のとおり、トナーは現像により消費され、キャリアもトリクル現像方式に従って排出されていく。これを補充する構成を以下に説明する。また、攪拌スクリューローラ51の終端近くにトナー濃度センサ53が設けられており(図2参照)、このトナー濃度センサ53の検出信号により現像剤補給量が決定される。
図3、図4において、供給スクリューローラ31の終端側には、同軸に補給スクリューローラ71が設けられている。この補給スクリューローラ71は、供給スクリューローラ31に対してスクリューの巻き方向が逆になっており、また、補給スクリューローラ71の始端側に補給用の現像剤供給口72が設けられている。この現像剤供給口72から補給される現像剤が補給スクリューローラ71によって供給スクリューローラ31に向けて移送される。
補給スクリューローラ71によって移送される補給用の現像剤と供給スクリューローラ31によって移送される現像剤が衝突する位置は、ちょうど、供給スクリューローラ31から攪拌スクリューローラ51に現像剤を汲み上げる開口33の位置に設定されており、この新旧現像剤の衝突により両現像剤は開口33に押し上げられて、攪拌スクリューローラ51側に汲み上げられることになる。
なお、本実施形態では、トリクル現像方式で説明しているので、補給される現像剤はトナーとキャリアを混合した現像剤であるが、トリクル現像方式を採用しない場合はトナーのみを補給すればよい。
次に、本発明の現像装置の作用を現像剤の動きを中心に説明する。本発明の現像装置は、大別すると、特許文献1、2と同様に現像剤の循環路が縦に配置された、いわゆる縦循環方式である。しかし、現像ローラへの現像剤供給を行う供給スクリューローラ31が下側に、攪拌スクリューローラ51が上側に配置されており、特許文献1、2とは逆の配置である。これは感光体ドラム3に対して下側から現像剤を供給する構成としているためである。
感光体ドラム3への現像剤の供給は、供給スクリューローラ31の循環路を現像剤が移送されている途上で供給スクリューローラ31と現像ローラ21との間の空間部から現像剤が現像ローラ21側に供給される。供給された現像剤は、規制部材32で所定量に規制された後、現像ローラ21、およびその下流の現像ローラ22上で磁気ブラシとなり、この磁気ブラシが感光体ドラム3の静電潜像を摺擦して現像する。
現像後の現像剤は、現像ローラ22からスクレーパ42で回収され、回収スクリューローラ41側に移されてその軸方向に移送され、回収スクリューローラ41の終端側で開口43から攪拌スクリューローラ51に戻される。
供給スクリューローラ31で移送され現像に供されなかった現像剤は、供給スクリューローラ31と攪拌スクリューローラ51の間の仕切り壁に設けられた開口33から攪拌スクリューローラ51側に押し上げられ、攪拌スクリューローラ51によって移送されながら混合攪拌される。そして、攪拌スクリューローラ51の終端側の開口52から再び供給スクリューローラ31に戻される。
このように、現像剤は、供給スクリューローラ31と攪拌スクリューローラ51との循環路を循環されていきながら、その一部が、供給スクリューローラ31から現像ローラ21、22に供給されて現像に供され、現像後は回収スクリューローラ41で回収されて、再び循環路に戻される。
現像において消費されたトナーは、現像剤の補給により追加される。本実施の形態はトリクル現像方式なので、トナーとキャリアを混合した現像剤が現像剤補給口72から補給される。補給された現像剤は、逆巻きの補給スクリューローラ71によって供給スクリューローラ31に向けて移送される。補給スクリューローラ71によって移送される現像剤と供給スクリューローラ31によって移送される現像剤とは、開口33の位置で衝突し、この新旧現像剤の衝突により両現像剤は開口33に押し上げられて、攪拌スクリューローラ51側に汲み上げられる。
ここで補給される現像剤は、攪拌スクリューローラ51内の現像剤の下側から補給されることになる。従って、補給されたトナーが現像剤面に浮き上がることはなく、キャリアとの混合攪拌を充分に受けることができる。
以上のとおり本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限られることなく、種々の変形は可能である。
例えば、本発明は、トリクル現像方式のみならず、他の現像方式でも使用できる。また、補給スクリューローラは供給スクリューローラと逆巻きのスクリューとして同一駆動源で駆動するようにしたが、同じ巻き方向の両スクリューローラとしてこれを互いに逆方向に別駆動してもよい。さらに、供給スクリューローラから攪拌スクリューローラに現像剤が汲み上げられる部分に、下方から特開2007−226101号公報に示されるような紛体ポンプを用いて現像剤を補給することもできる。また、現像ローラは、2本ローラ構成を示したが、1本ローラでもよいことは勿論である。
〔効果の確認〕
上記の本実施の形態の構成と比較例の形態とで性能テストを行って効果を確認した。比較例は、本実施の形態の補給スクリューローラ72を無くし、攪拌スクリューローラ51の始端側の上方から現像剤を補給するようにした構成である。テストに用いる各諸元を以下に示す。
・画像形成装置:モノクロ80ppm機
プロセス速度400mm/s
・感光体ドラム
直径:80mm
・現像ローラ
スリーブ径:25mm 表面速度:480mm(正転現像)
現像ローラと感光体ドラムとの隙間量:0.30mm
現像ローラ上現像剤搬送量:220g/m
・現像剤
トナー径:6.5μm キャリア径:33μm トナー濃度:7質量%
・供給スクリューローラ
回転数:500rpm 直径:30mm ピッチ:40mm 条数:1
・攪拌スクリューローラ
回転数:500rpm 直径:30mm ピッチ:40mm 条数:1
・回収スクリューローラ
回転数:500rpm 直径:28mm ピッチ:30mm 条数:1
・補給スクリューローラ(本実施形態)
回転数:500rpm 直径:30mm ピッチ:20mm 条数:1
巻き数:6巻き
上記の諸元の本実施の形態と比較例の形態の現像装置を用いて次のテストを行った。
テスト1:トナー混合状態評価
トナーの混合状態をトナーカブリで評価した。トナー混合状態が悪いとトナー帯電量が上がらずカブリになるからである。評価環境は、HH(30℃、80RH%)で、評価紙として光沢紙(POD128)を用い、評価紙上のカブリを相対反射濃度を測定して下記の結果を得た。
結果は以下のとおりである。
カバレッジ 30% 50% 90%
本実施形態 ○ ○ ○
比較例形態 ○ ○△ ×
○・・・ 相対反射濃度≦0.01
△・・・0.01≦相対反射濃度≦0.03
×・・・0.03<相対反射濃度。
テスト2:汲み上げ性能
本実施の形態と比較例の形態の現像装置で、適正現像量から現像剤量を減らしたときの汲み上げ性能を評価した。このときのトナー濃度は7質量%、環境条件はNN(20℃、50RH%)である。なお、本実施の形態は、逆巻きの補給スクリューローラ部分があるので、容量が比較例の形態より大きい。そのため、攪拌スクリューローラの部分で現像剤が同じ現像剤面になるよう現像剤を調整して投入した。投入現像剤量は、本実施の形態で1100g、比較形態で1050gであった。この状態から一定割合ずつ現像剤を減らして行き、汲み上げ不良が発生するかを目視確認した。汲み上げ不良とは、現像剤が汲み上がらず、枯渇する部分ができることを言う。
結果は以下のとおりである。
減量した量 10% 20% 25% 30%
本実施形態 ○ ○ ○ ○
比較例形態 ○ ○ × ×
○・・・汲み上げ不良は発生せず。
×・・・汲み上げ不良が発生。
以上のとおり、本実施の形態の現像装置は、カブリや飛散の問題もなく、現像剤の汲み上げ性能も十分な性能を示したことを確認できた。
3 感光体ドラム
6 現像装置
21、22 現像ローラ
31 供給スクリューローラ(第1スクリュー部材)
32 規制部材
33 開口(第1開口)
41 回収スクリューローラ(第2スクリュー部材)
42 スクレーパ
43 開口(第3開口)
51 攪拌スクリューローラ(第3スクリュー部材)
52 開口(第2開口)
53 トナー濃度センサ
61 仕切り壁
71 補給スクリューローラ
72 現像剤補給口

Claims (5)

  1. 少なくとも1本の回転する現像ローラを有し、トナーとキャリアからなる現像剤を該現像ローラから静電潜像担持体に供給して静電潜像を現像する現像手段と、
    前記現像手段の略下方に前記現像ローラの軸と平行に設けられ、現像剤を攪拌しながら第1方向に搬送する第1スクリュー部材を有し、前記第1スクリュー部材から前記現像手段に現像剤を供給する供給手段と、
    前記供給手段の略上方に前記現像ローラの軸と平行に設けられ、現像剤を前記第1方向と同方向に搬送する第2スクリュー部材を有し、現像後の現像剤を前記現像ローラから回収する回収手段と、
    前記供給手段の上方で前記現像ローラの軸と平行に、かつ前記回収手段と隣接して設けられ、現像剤を攪拌しながら前記第1方向と逆方向に搬送する第3スクリュー部材を有し、前記第3スクリュー部材の始端側で前記回収手段および前記供給手段から現像剤を受け取って攪拌しながら搬送し終端側で前記供給手段に循環させる攪拌手段と、
    前記供給手段の搬送方向下流側であって前記攪拌手段に現像剤を受け渡す位置に補給用のトナー、もしくは補給用の現像剤を補給する補給手段と、
    を備え、前記補給手段から補給されたトナー、もしくは現像剤が前記供給手段で搬送された現像剤と衝突しあって前記攪拌手段に汲み上げられるように構成したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記補給手段が、前記第1スクリュー部材の終端側に同軸に設けられ、補給用のトナー、もしくは補給用の現像剤を前記供給手段と逆方向に搬送する補給スクリュー部材と、前記補給スクリュー部材に補給用のトナー、もしくは補給用の現像剤を供給する補給用供給口とを有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1スクリュー部材と前記補給スクリュー部材とのスクリューの巻き方向が、互いに逆方向であり、同一方向に回転駆動されることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第1スクリュー部材と前記補給スクリュー部材とのスクリューの巻き方向が、互いに同方向であり、互いに逆方向に回転駆動されることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  5. 前記供給手段、前記回収手段、前記攪拌手段は互いのスクリュー部材を仕切る仕切り壁を有し、
    前記供給手段終端側の仕切り壁には、前記攪拌手段に連通して現像剤を前記供給手段から前記攪拌手段に汲み上げる第1開口が設けられ、
    前記攪拌手段終端側の仕切り壁には、前記供給手段に連通して現像剤を前記攪拌手段から前記供給手段に落下させる第2開口が設けられ、
    前記回収手段終端側の仕切り壁には、前記攪拌手段に連通して現像剤を前記回収手段から前記攪拌手段に戻す第3開口が設けられ、
    前記補給手段から供給されたトナー、もしくは現像剤は、前記補給スクリュー部材によって前記供給手段の前記第1スクリュー部材終端側に向け搬送され、前記第1スクリュー部材で搬送されてきた現像剤と衝突して前記第1開口から前記攪拌手段に押し上げられることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の現像装置。
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