JP2008145606A - 現像装置、画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第2収容室たるホッパ部101を第1収容室たる供給部102の上に配設し、供給口から供給されたトナーを軸方向に搬送するトナー搬送部材108を設ける。このトナー搬送部材108は、供給口真下の部位における現像剤搬送量を他の部位よりも小さくなるよう構成する。
【選択図】図2
Description
そこで、供給ローラの表面に軸方向均一に現像剤が存在するように、供給ローラと供給口との間に現像剤を軸方向に搬送する搬送部材を設けることが考えられる。これにより、供給口から供給されたトナーが、軸方向に搬送され、供給ローラの表面に均一に現像剤が存在することができる。また、搬送部材によって、第1収容部内のトナーが攪拌されることで、トナーの凝集も抑制することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、前記搬送部材は、回転軸に螺旋状の羽部を有するスクリュ形状であり、前記供給口真下の部位における羽部の高さを、他の部位における羽部の高さよりも小さくしたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の現像装置において、前記搬送部材は、回転軸に螺旋状の羽部を有するスクリュ形状であり、前記供給口の真下の部位に前記螺旋状の羽部を形成しない構成としたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の現像装置において、前記搬送部材は、回転軸に螺旋状の羽部を有するスクリュ形状であり、前記供給口の真下の部位における羽部の螺旋ピッチを、他の部位における羽部の螺旋ピッチよりも小さくしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの現像装置において、前記搬送部材と前記供給口との間の現像剤を攪拌する攪拌部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の現像装置において、前記攪拌部材は、回転軸に攪拌部を有する形状であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の現像装置において、前記攪拌部の軸方向長さを、供給口の軸方向長さよりも長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の現像装置において、前記攪拌部の円周方向長さを、供給口の軸方向と直交する方向の長さよりも長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項5の現像装置において、前記攪拌部を棒状突起としたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項5乃至9いずれかの現像装置において、前記攪拌部材を、前記搬送部材と一体的に形成したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10いずれかの現像装置において、前記現像剤として、非磁性1成分現像剤を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、潜像担持体に形成された潜像を現像装置に用いて現像することで、画像を形成する画像形成方法において、前記現像装置が、1乃至11いずれの現像装置であることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記現像手段として、請求項1乃至11のいずれかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置における少なくとも該潜像担持体と該現像手段とを1つのユニットとして供給の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、上記現像手段として、請求項1乃至11いずれかの現像装置を用いたことを特徴とするものである。
この画像形成装置は、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの4つの画像形成手段たるトナー像形成部1Y、1C、1M、1Kを図中右上から順に斜めに並べて配置してタンデム画像形成部を構成する。ここで、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラック用の部材であることを示す。また、タンデム画像形成部においては、個々トナー像形成部1Y,C,M,Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体2Y,C,M,Kのまわりに、帯電手段である帯電ローラ3Y,C,M,Kを備えた帯電装置、現像手段である現像装置4Y,C,M,K、感光体クリーニング装置5Y,C,M,K等を備えている。
その後、現像装置4Y,C,M,Kによってトナーが付着され静電潜像を可視像化することで各感光体2Y,C,M,K上にそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を形成する。また、不図示の駆動モータで駆動ローラ7aを回転駆動して従動ローラである他の支持ローラ7b、7c、7dを従動回転し、中間転写ベルト7を回転搬送し、一次転写ローラ8Y,C,M,Kに図示しない高圧電源から所定の一次転写バイアスを供給して、その可視像を中間転写ベルト7上に順次転写する。これによって中間転写ベルト7上に合成カラー画像が形成される。画像転写後の感光体ドラム2Y,C,M,Kの表面はクリーニング手段である感光体クリーニング装置5Y,C,M,Kで残留トナーを除去して清掃して再度の画像形成に備える。
図2は、トナー像形成部1のプロセスカートリッジの概略構成を拡大して示す。ここで、各トナー像形成部1Y、C、M、Kのプロセスカートリッジは、それぞれ同じ構成、動作をおこなうものとなっている。そこで、以下各符号の添字Y、C、M、Kを省略して説明する。
現像装置は、図示しない非磁性一成分トナーを収容する縦長のホッパ部101と、これの下方に配設された供給部102とを有している。第2収容室たるホッパ部101は、図示しない駆動手段によって回転駆動される攪拌搬送部材106や、第1収容室たる供給部102内に補充するためのトナーを内包している。
図に示すように、ホッパ部101と供給部102との間の図中中央には、ホッパ部101内のトナーを供給部102へ供給するための供給口107が設けられている。また、ホッパ部101と供給部102との間の図中両端には、供給部102内のトナーをホッパ部101へ戻すための回収口110が設けられている。攪拌搬送部材106は、供給ローラ105と平行に延びる回転軸106aに螺旋状の羽部106bと、回転軸の図中中央の供給口107と対向する部位に攪拌部106cとが設けられている。攪拌部106cは、供給口107の軸方向長さよりも長い板状部材で構成されている。
また、供給部102に内包されているトナー搬送部材108は、供給ローラ105と平行に延びる回転軸108aに螺旋状の羽部108bと、回転軸の図中中央の供給口107と対向する部位に攪拌部108cとが設けられている。攪拌部108cは、供給口107の軸方向長さよりも長い板状部材で構成されている。
図4は、変形例1の現像装置の要部断面構成図である。
図4に示すように、変形例1の現像装置は、トナー搬送部材108と攪拌部材111とを別体としている。図4に示すトナー搬送部材108は、供給口107と対向する部位に螺旋状の羽部108bを設けておらず、供給口107と対向する領域でトナー搬送部材108による軸方向への搬送量が生じないようにしている。これにより、供給口107とトナー搬送部材108との間に空間が生じるのを抑制することができ、ホッパ部101内のトナーが、過剰に供給部102へ供給されるのを抑制することができる。
また、図4に示す攪拌部材111は、供給口107に設けられており、回転軸に板状の攪拌部が設けられている。攪拌部材111が回転することで、トナー搬送部材108と供給口との間のトナーが攪拌されて、凝集を抑制することができる。
図5は、変形例2の現像装置の要部断面構成図である。
図5に示すように、変形例2の現像装置は、トナー搬送部材108の供給口107と対向する部位における螺旋状羽部108b−2の回転軸からの高さを、トナー搬送部材108のその他の部位における螺旋状羽部108b−1の回転軸からの高さよりも小さくしている。これにより、トナー搬送部材108の供給口107と対向する部位におけるトナーを軸方向に搬送する搬送量を、トナー搬送部材108の他の部位におけるトナー搬送量よりも少なくすることができる。このような構成でも、供給口107とトナー搬送部材108との間に空間が生じるのを抑制することができ、ホッパ部101内のトナーが、過剰に供給部102へ供給されるのを抑制することができる。
図6は、変形例3の現像装置の要部断面構成図である。
図6に示すように、変形例3の現像装置は、トナー搬送部材108の供給口107と対向する部位における螺旋状羽部の螺旋ピッチP1を、トナー搬送部材108のその他の部位における螺旋状羽部の螺旋ピッチP2よりも小さくしたものである。これにより、螺旋ピッチの小さいトナー搬送部材108の供給口107と対向する部位におけるトナー軸方向の搬送量を、トナー搬送部材108の他の部位におけるトナー搬送量よりも少なくすることができる。このような構成でも、供給口107とトナー搬送部材108との間に空間が生じるのを抑制することができ、ホッパ部101内のトナーが、過剰に供給部102へ供給されるのを抑制することができる。
図7は、変形例4の現像装置の要部拡大構成図である。
図7に示すように、変形例4の現像装置は、トナー搬送部材108の供給口107と対向する部位に円周方向に延びる複数の攪拌部を設けたものである。これら円周方向に延びる攪拌部の円方向の長さは、供給口の軸方向と直交する方向の長さよりも長くなっている。本実施形態においては、各攪拌部は、回転軸の半周分の長さを有し、隣合う攪拌部の位相を半周ずらしている。このように、攪拌部を円周方向に延ばすことで、攪拌部108cと隣接する螺旋状羽部108bの領域の空間へ流れ込もうとするトナーの一部を攪拌部で堰き止めることができる。その結果、供給口から落下したトナーを攪拌部によって、供給口の真下の領域に留めることができ、供給部102内のトナー過充填をより一層抑制することができる。
図8は、変形例5の現像装置の要部拡大構成図である。
図8に示すように、変形例5の現像装置は、トナー搬送部材108の供給口107と対向する部位に設けた複数の攪拌部を棒状突起としたものである。これら棒状突起が、供給部102内における供給口107真下の領域のトナーを攪拌するので、供給部102内における供給口107真下の領域のトナーが凝集するのを抑制することができる。
101:ホッパ部
102:供給部
103:現像ローラ
104:薄層化ブレード
105:供給ローラ
106:攪拌搬送部材
107:供給口
108:トナー搬送部材
Claims (14)
- 自らの表面に担持した現像剤により、潜像担持体に担持される潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に供給するための現像剤を収容する第1収容室と、該第1収容室内で自らの周面に担持した現像剤を回転に伴って該現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、該第1収容室の上方に配設され且つ該第1収容室に補充するための現像剤を収容する第2収容室と、該第2収容室内の現像剤を該第1収容室内の前記現像剤供給部材へ落とし込むために両室間に設けられた供給口とを備えた現像装置において、
前記供給口と前記現像剤供給部材との間に配置され、前記供給口から落下した現像剤を軸方向へ搬送する搬送部材を備え、該搬送部材の供給口真下の部位における現像剤搬送量を他の部位における現像剤搬送量よりも小さくしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
前記搬送部材は、回転軸に螺旋状の羽部を有するスクリュ形状であり、前記供給口真下の部位における羽部の高さを、他の部位における羽部の高さよりも小さくしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
前記搬送部材は、回転軸に螺旋状の羽部を有するスクリュ形状であり、前記供給口の真下の部位に前記螺旋状の羽部を形成しない構成としたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
前記搬送部材は、回転軸に螺旋状の羽部を有するスクリュ形状であり、前記供給口の真下の部位における羽部の螺旋ピッチを、他の部位における羽部の螺旋ピッチよりも小さくしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至4いずれかの現像装置において、
前記搬送部材と前記供給口との間の現像剤を攪拌する攪拌部材を設けたことを特徴とする現像装置。 - 請求項5の現像装置において、
前記攪拌部材は、回転軸に攪拌部を有する形状であることを特徴とする現像装置。 - 請求項6の現像装置において、
前記攪拌部の軸方向長さを、供給口の軸方向長さよりも長くしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項6または7の現像装置において、
前記攪拌部の円周方向長さを、供給口の軸方向と直交する方向の長さよりも長くしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項5の現像装置において、
前記攪拌部を棒状突起としたことを特徴とする現像装置。 - 請求項5乃至9いずれかの現像装置において、
前記攪拌部材を、前記搬送部材と一体的に形成したことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至10いずれかの現像装置において、
前記現像剤として、非磁性1成分現像剤を用いたことを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体に形成された潜像を現像装置に用いて現像することで、画像を形成する画像形成方法において、
前記現像装置が、1乃至11いずれの現像装置であることを特徴とする画像形成方法。 - 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
上記現像手段として、請求項1乃至11のいずれかの現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置における少なくとも該潜像担持体と該現像手段とを1つのユニットとして供給の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、
上記現像手段として、請求項1乃至11いずれかの現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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