JP5434630B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関し、特に第一の演算処理装置と該第一の演算処理装置の停止中も動作し続ける第二の演算処理装置と外部機器を接続するためのHDMI(High-Definition Multimedia Interface)とを備える電子機器に関する。
HDMIに対応した機器同士をHDMIケーブルで接続して構成されるHDMIシステムにおいては、システムを構成する機器が変更されることがある。そのため、システムを構成する機器を把握するための技術が各種提案されている。
例えば、引用文献1では、外部機器に対して機器電源投入コマンドと電源状態取得コマンドと電源状態通知コマンドを順に送信して各外部機器の電源が入っているか否かを判断し、電源の入っている機器に対して論理アドレスの番号の若い順にHDMI入力の切換えを行って所定時間入力状態を維持することにより、各外部機器の正しい物理アドレスに更新している。
また、引用文献2では、各種のタイミングでを送信することにより、論理アドレス“(TV)”が取得されていないことを確認している。
また、引用文献3では、シンク機器において、電源投入時に論理アドレスごとに接続機器の物理アドレスを返送するように要求するCECコマンドを送出し、HDMI機器の接続状況をマッピングしている。
また、引用文献4では、起動処理において各部の初期化や設定データの読込みなどを行った後の接続確認や通常動作時の定期的な接続確認において、アドレスリストに登録されている論理アドレスよりも登録されていない論理アドレスに対する接続確認の頻度を高めることにより、接続確認の処理負担を減少させている。
また、引用文献5では、電源状態を問合せるコマンドを順に送信して各AV機器の電源状態を調査している。
特開2009−211163号公報 特開2009−147536号公報 特開2008−301339号公報 特開2008−293414号公報 特開2008−022055号公報
以上のように、HDMIシステムを構成する電子機器では、電子機器の制御処理を行う演算処理装置としてのCPUが起動してから各論理アドレスを宛先としてポーリングを行い、返答の有無を確認して論理アドレスの使用状況を確認していた。そのため、電子機器の起動を開始してから実際に使用できるようになるまでに時間がかかるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、HDMIに対応した電子機器の起動が開始されてから実際に使用できるようになるまでの時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、第一の演算処理装置と該第一の演算処理装置の停止中も動作し続ける第二の演算処理装置と外部機器を接続するためのHDMIとを備える電子機器において、上記第二の演算処理装置は、上記第一の演算処理装置の停止中に起動信号の入力を検知すると上記第一の演算処理装置を起動させ、上記第一の演算処理装置が起動処理を行っている間に上記HDMIを介して接続されている外部機器に割当てられている論理アドレスの使用状況を総当りで調査し、上記第一の演算処理装置は、上記第二の演算処理装置によって起動されると上記第二の演算処理装置から上記論理アドレスの使用状況を取得して未使用の論理アドレスの中からひとつを選択して本電子機器の論理アドレスとして設定する構成としてある。
上記のように構成した電子機器においては、第一の演算処理装置と第二の演算処理装置の少なくとも2つの演算処理装置を備えており、第一の演算処理装置の停止中には少なくとも第二の演算処理装置が起動している。第二の演算処理装置は、電子機器の起動を指示する起動信号の入力を検知可能になっており、第一の演算処理装置の停止中に該起動信号の入力を検知すると、第一の演算処理装置を制御することにより第一の演算処理装置を起動させる。起動信号は、上記HDMIを介して外部機器から入力されてもよいし、電子機器に備えられた操作入力部からユーザーの操作入力などに応じて入力されるものであってもよい。第二の演算処理装置は、第一の演算処理装置が起動処理を行っている間にHDMIを介して互いに通信可能に接続されたHDMIシステムを構成する外部機器において、使用中の論理アドレスを調査する。すなわち、使用中の論理アドレスが分かれば未使用の論理アドレスもわかるため、未使用の論理アドレスを調査しているとも言える。この論理アドレスは、HDMIシステムを構成する各電子機器同士が通信を行う際に、互いの宛先として電子機器間で重複しないように設定される。そして、起動が完了すると、第一の演算処理装置は本電子機器に割当てられる論理アドレスの設定を行う。このとき、第一の演算処理装置は、自身でHDMIシステムにおける論理アドレスの使用状況を調査せずに、第二の演算処理装置の行った調査結果を取得し、未使用の論理アドレスの中からいずれか1つを選択して設定する。よって、第一の演算処理装置は、論理アドレスの使用状況の調査に時間を使うことなく論理アドレスを設定できる。
また、本発明の選択的な一態様として、上記第二の演算処理装置は、上記HDMIの規格の上で本電子機器の種類に対して設定可能な論理アドレスのみに対し、論理アドレスの使用状況を総当りで調査する構成とすることができる。HDMIシステムにおいては、特定の機種に対して予約されている論理アドレスがある。このような予約済みの論理アドレスを除外して使用状況を調査することにより、第二の演算処理装置の調査時間も短縮できる。
また、本発明の選択的な一態様として、上記第二の演算処理装置は、上記HDMIを介して各論理アドレスを宛先とする応答要求を送信し、応答のあった論理アドレスについて使用中と判断し、応答のなかった論理アドレスについて未使用と判断する構成とすることができる。HDMIでは、自身の論理アドレスを宛先としないメッセージについては破棄し、自身の論理アドレスを宛先とするメッセージに対しては応答を行うようになっている。よって。応答の無い論理アドレスは未使用であり、応答のあった論理アドレスは使用中であると判断できる。なお、応答要求として、例えば、HDMIにおけるCEC(Consumer Electronics Control)規格において用意されているなどのようなCECコマンドを利用すれば、応答のあった論理アドレスについては物理アドレスやデバイスネームも取得し、HDMIシステムの構成状況を同時に把握することも可能である。
また、本発明の選択的な一態様として、上記第一の演算処理装置は、上記第二の演算処理装置によって起動を開始されると、ファームウェアとしてのLinuxの起動処理を開始する構成とすることができる。すなわち、ブルーレイディスクのレコーダやプレーヤでは演算処理装置のファームウェアとしてLinuxが利用されており、従来のレコーダに比べて起動時間が長くなっている。すなわち起動時間が長くなっているブルーレイディスクのレコーダやプレーヤに本発明を適用することにより、長くなった起動時間を利用して論理アドレスの使用状況を調査し、その調査結果を利用することにより起動が開始されてから実際に利用できるようになるまでの時間を効率的に短縮することができる。
なお、上述した電子機器は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。また、本発明は上記電子機器を備えるHDMIシステム、上述した装置の構成に対応した工程を有する制御方法、上述した装置の構成に対応した機能をコンピュータに実現させるプログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、等としても実現可能である。これらDHMIシステム、電子機器の制御方法、電子機器の制御画像送信プログラム、該プログラムを記録した媒体、の発明も、上述した作用、効果を奏する。むろん、請求項2〜4に記載した構成も、前記システムや前記方法や前記プログラムや前記記録媒体に適用可能である。
以上説明したように本発明によれば、論理アドレスが決定されるまでの時間を短縮することが可能な電子機器を提供することができる。
また請求項2にかかる発明によれば、論理アドレスの使用状況の調査時間を短縮することができる。
そして請求項3にかかる発明によれば、論理アドレスの使用状況を容易に調査することができる。
さらに請求項4にかかる発明によれば、Linuxをファームウェアとして搭載した電子機器において起動が開始されてから実際に利用できるようになるまでの時間を効率的に短縮することができる。
HDMIシステムの構成を示すブロック図である。 サブマイコンにおける起動処理の流れを示すフローチャートである。 メインマイコンにおける起動処理の流れを示すフローチャートである。 論理アドレス割当テーブルの一例である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)本実施形態の構成:
(2)起動処理:
(3)起動処理の変形例:
(4)まとめ:
(1)本実施形態の構成:
図1は、本発明の電子機器の一実施形態にかかるレコーダを含んで構成されたHDMI(High-Definition Multimedia Interface)システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すHDMIシステム100は、テレビジョン20に対して、HDMIケーブルによりレコーダ10とセットトップボックス30(STB30)とアンプ40とプレーヤ50とを接続した構成としてある。
テレビジョン20は、HDMIケーブルを介して接続された機器から出力される映像と音声とを、例えばテレビジョン20の画面に出力するための機器である。プレーヤ50は、DVD(Digital Versatile Disk)やHD(Hard Disk)等の記憶媒体に記録された映像コンテンツをデコードし、映像と音声とをHDMIケーブルを介して出力する機器である。レコーダ10は、プレーヤ50と同様に、DVDやHD等の記憶媒体に記録された映像コンテンツをデコードし、映像と音声とをHDMIケーブルを介して出力する機器である。また、映像および音声を入力し、エンコードして不図示のDVDやHD等の記憶媒体に記録する機能も持つ。STB30は、ケーブルテレビ放送やデジタルテレビ放送の映像と音声とをHDMIケーブルを介して出力する機器である。なお、以下の説明では、レコーダ10以外のテレビジョン20やSTB30やアンプ40やプレーヤ50をまとめてレコーダ10の「外部機器」と総称することにする。
また、図1に示すように、レコーダ10は、メインマイコン11とサブマイコン12とHDMI13とリモコン受信部14と、HD DVD(High-Definition Digital Versatile Disk)やDVD、ブルーレイディスク等の光学式記憶媒体に音声データや映像データ等のコンテンツデータを記録するDVD記録部15と、HD DVDやブルーレイディスク等の光学式記憶媒体に記録された情報から音声データや映像データ等のコンテンツデータを再生するDVD再生部16と、HDに音声データや映像データ等のコンテンツデータを記録するHD記録部17と、HDに記録されている音声データや映像データ等のコンテンツデータを再生するHD再生部18と、を備えている。
むろん、レコーダ10に再生機能は必須ではないし、記録機能もHD DVDとDVDとHDとの少なくとも1つに対する記録機能を有すればよい。また再生機能を有する場合もHD DVDとDVDとHDとの少なくとも1つからの再生機能を有すればよい。なお、本実施形態においては、メインマイコン11が第一の演算処理装置を構成し、サブマイコン12が第二の演算処理装置を構成する。むろん、後述のように各マイコンはCPUを構成要素として備えているので、各演算処理装置のCPUが各演算処理装置を構成するともいえる。
レコーダ10には、AC電源を供給されていない停止状態と、AC電源を供給されつつメインマイコン11が起動していない休止状態と、AC電源を供給されつつメインマイコンが動作している起動状態と、の3つの状態がある。停止状態においては、サブマイコン12とメインマイコン11は停止しており、休止状態においては、メインマイコン11は停止しているがサブマイコン12は起動している。起動状態においては、少なくともメインマイコン11が起動している。サブマイコン12はメインマイコン11よりも低電力で動作するものが望ましい。
このように構成されたレコーダ10は、HDMIケーブルで外部機器と接続されている。HDMIケーブルは、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインとCECラインとを備えている。CECラインは、HDMIシステム100の機器のCPUの間をシリアルに接続する。TMDSラインは、映像信号および音声信号を伝送するように各機器の間を接続する。レコーダ10のHDMI13は、HDMIトランスミッタと、HDMIレシーバと、CEC I/Fとを備えており、HDMI13を介してHDMIケーブルで接続された外部機器との間でHDMI−CEC規格に準拠したリンク機能を実現している。
HDMIトランスミッタは、例えばDVDプレーヤのDVDやHDプレーヤのHDに記録されている映像データと音声データとを読出してHDMI形式のストリームに変換し、HDMIケーブルのTMDSラインを介して外部機器へ転送する。HDMIレシーバは、HDMIケーブルのTMDSラインを介して外部機器から転送されてきたHDMI形式のストリームを映像データと音声データに変換し、DVDレコーダのDVDやHDレコーダのHDに記録する。CEC I/Fは、HDMIケーブルのCECラインに接続されており、外部機器との間でCECコマンドの双方向通信を可能とする。
HDMIトランスミッタやHDMIレシーバの動作は、HDMIコントローラーとして動作するメインマイコン11によって制御されており、CEC I/Fの動作は、メインマイコン11もしくはサブマイコン12によって制御され、メインマイコン11とサブマイコン12はHDMI接続された外部機器をCECコマンドによって制御することができる。
メインマイコン11は、メインマイコン11の演算処理の中枢を成すCPU(Central Processing Unit)と、CPUのワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)と、メインマイコン11のファームウェアを記憶しているROM(Read Only Memory)を備えている。メインマイコン11は、CPUがRAMをワークエリアとして使用しつつROMに記憶されたファームウェアを実行することにより、各部の初期化および設定データの読み込みなどの起動処理を行い、起動処理が完了するとHDMIシステム100における自身の論理アドレスを設定する。本実施形態においては、メインマイコン11のファームウェアはLinuxで構成されている。
サブマイコン12は、サブマイコン12の演算処理の中枢を成すCPUと、CPUのワークエリアとして使用されるRAMと、サブマイコン12のファームウェアを記憶しているROMとを備えている。サブマイコン12は、CPUがRAMをワークエリアとして使用しつつROMに記憶されたファームウェアを実行することにより、リモコン受信部14やHDMI13から入力される起動信号を監視し、起動信号の入力を検知するとメインマイコン11を制御して起動させる。起動信号は、例えば、休止状態においてリモコン受信部14を介してリモコン14aから入力される制御信号や、HDMI13を介して外部機器から入力されるCECコマンドが該当する。また、サブマイコン12は、CECコマンドにて外部機器のポーリングを行うことができる。
(2)起動処理:
図2は、サブマイコン12において実行される起動処理のフローチャートであり、図3は、メインマイコン11において実行される起動処理のフローチャートである。図2に示す処理は、レコーダ10に対するAC電源の供給が開始されたときに開始される。図3の処理は、サブマイコン12によってメインマイコン11が起動されたときに、メインマイコン11において開始される。
図2の起動処理はサブマイコン12が起動しつつメインマイコン11が停止している休止状態において実行されるものであり、レコーダ10に対するAC電源の供給が開始された直後や、ユーザーの操作や外部機器記からのCECコマンドなどによって起動状態から休止状態へと移行したときに、実行されている。なお、レコーダ10を構成する各部に対するAC電源の供給は、レコーダ10のACプラグがAC電源のコネクタに接続されたときに開始されてもよいし、AC電源の供給開始を指示するための主電源スイッチなどを別途設けておいて、主電源スイッチがオンにされたときに開始されてもよい。以下、図2の流れに沿って、起動処理の流れを説明する。
ステップS110において、サブマイコン12は、レコーダに対して起動信号の入力があったか否かを判断する。サブマイコン12は、起動命令が入力されるとステップS115に進み(S110:Yes)、起動命令が入力されていないときはステップS110の処理を繰り返し実行する(S110:No)。
ステップS115に進むと、サブマイコン12はメインマイコン11を起動させる。例えば、サブマイコン12は、メインマイコン11に対する電源供給ラインに配置された切替回路を切替えることによりメインマイコン11に対する電源供給を制御して、ステップS115においてメインマイコン11に対する電源供給を開始することによりメインマイコン11を起動させることができる。また、例えば、サブマイコン12は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)で接続さているメインマイコン11に対して起動を指示する制御信号を入力することにより、メインマイコン11を起動させることができる。メインマイコン11が起動すると、図3に示す起動処理がメインマイコン11において開始される。一方、サブマイコン12は、メインマイコン11を起動させるとステップS120に進む。
ステップS120において、サブマイコン12は、HDMIシステム100の論理アドレスの使用状況を調査する。図4は、本実施形態にかかるHDMIシステム100における論理アドレス割当テーブルTである。論理アドレス割当テーブルTでは、HDMI−CEC上での論理アドレスとデバイスナンバーとデバイスタイプとを対応付けてあり、論理アドレスは0〜15までの16個用意されている。従って、HDMIシステム100を構成する機器には、0〜15の何れかの論理アドレスが割当てられる。
そこで、サブマイコン12は、ステップS120において、HDMI13を介して全ての論理アドレスを宛先として順にCECコマンドの応答要求(Polling Message)を送信する。外部機器は、自身に割当てられている論理アドレスを指定した応答要求を受取ると、物理アドレスとデバイスネームを応答として返信(ACK)する。なお、応答要求は、確実に使用状況を調査するために、例えば5回繰り返して行うとよい。サブマイコンは、論理アドレス割当テーブルTに、応答に基づいて各論理アドレスに対応させて物理アドレスとデバイスネームを記録する。このようにして作成された論理アドレス割当テーブルTを参照することにより、HDMIシステム100における論理アドレスの使用状況が把握され、使用中の論理アドレスと、未使用の論理アドレスとを把握することができる。むろん、論理アドレス割当テーブルTではなく、返答のあった論理アドレスのみを一覧や返答の無かった論理アドレスのみを一覧としてもよい。全ての論理アドレスについて使用状況の調査が終了すると、ステップS125に進む。
ステップS125において、サブマイコン12は、メインマイコン11から未使用の論理アドレスの一覧の要求があったか否かを判断する。すなわち、メインマイコン11は、ステップS210の起動処理が終了するとステップS215に進んでレコーダ10に設定すべき論理アドレスの設定を行うため、このとき、サブマイコン12に対して上述した要求を行う。この要求を受付けると、サブマイコン12はステップS130に進み(S125:Yes)、ステップS130において未使用の論理アドレスの一覧をメインマイコン11に送信する。むろん、論理アドレス割当テーブルTそのものを送信してもよい。
ステップS215において、メインマイコン11は未使用の論理アドレスの一覧の中から論理アドレスを1つ選択して自身の論理アドレスとして設定する。論理アドレスの設定が完了すると、メインマイコン11は、HDMI13を介して外部機器に自身の論理アドレスをブロードキャストする。すると、外部機器はレコーダ10の論理アドレスを記憶して、その後のHDMIシステムにおいてレコーダ10と通信する際の宛先として使用することになる。
以上のようにしてメインマイコン11のファームウェアの起動が開始されてから起動完了するまでの間に、サブマイコン12が未使用の論理アドレスを調査しておくことにより、レコーダ10の起動から通信が出来るようになるまでの時間を短縮することができる。
そして、ステップS135では、サブマイコン12は、レコーダ10に対する休止命令が入力されたか否かを判断する。サブマイコン12は、メインマイコン11の論理アドレスが設定されてからメインマイコン11が停止するまでの間にレコーダ10に対する休止命令の入力の有無を監視している。休止命令は、例えば、ユーザーがリモコンの電源オフボタンを操作したときにリモコン受信部14からサブマイコン12に対して入力される休止信号や、ユーザーが外部機器を操作したときに外部機器からレコーダ10に対してHDMIを介して送信される各種の制御信号などである。サブマイコン12は、休止命令が入力されるまではステップS135の処理を繰り返し、休止命令が入力されるとステップS110に進む。
なお、上述した実施形態では、メインマイコン11からサブマイコン12に対して未使用の論理アドレスの一覧を要求するようにしてあるが、サブマイコン12がメインマイコンの起動が完了したタイミングに合わせて主体的に未使用の論理アドレスの一覧を送信するようにしてもよい。この場合は、サブマイコン12はメインマイコン11の起動状況を監視し、メインマイコン11のファームウェアの起動が完了してメインマイコン11がアドレス設定に入った事を検知したときに上記一覧を送信する。
(3)起動処理の変形例:
上述した実施形態では、HDMIシステムにおいて電子機器に割当可能な全ての論理アドレスに総当りで使用状況を調査した。しかしながら、図4の論理アドレス割当テーブルTに示すように、論理アドレスは0〜15までの16個用意されている。これらの論理アドレスには、使用する機器の種類が予約されている論理アドレスがあり、仮に未使用であっても他の種類の機器には割当てられないものが存在する。例えばレコーダには、テレビジョンに予約されている論理アドレス「0」や、再生機に予約されている論理アドレス「4」「8」「11」、チューナーに予約されている論理アドレス「1」「6」「7」「10」、ブロードキャストアドレスである論理アドレス「15」、は割当てることができない。そこで、本変形例では、上述した起動処理のステップS120において、予約されているアドレスを除いた論理アドレスについて調査を行う。より具体的には、図4の論理アドレス「1」「2」「9」「14」に対して返答要求(Polling Message)を送信する。このように、規格上、レコーダ10に割当可能な論理アドレスのみを使用状況の調査対象とすることにより、調査時間を短縮することができる。
(4)まとめ:
以上説明した実施形態によれば、メインマイコン11と、メインマイコン11の停止中も動作し続けるサブマイコン12と外部機器を接続するためのHDMI13とを備えるレコーダ10において、サブマイコン12はメインマイコン11の停止中に起動信号の入力を検知するとメインマイコン11を起動させ、メインマイコン11が起動処理を行っている間にHDMI13を介して接続されている外部機器に割当てられている論理アドレスの使用状況を総当りで調査し、メインマイコン11は、サブマイコン12によって起動されるとサブマイコン12から論理アドレスの使用状況を取得して未使用の論理アドレスの中からひとつを選択して本電子機器の論理アドレスとして設定する。よって、HDMIに対応した電子機器の起動から実際に使用できるようになるまで時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
100…HDMIシステム、10…レコーダ、11…メインマイコン、12…サブマイコン、13…HDMI、14…リモコン受信部、14a…リモコン、15…DVD記録部、16…DVD再生部、17…HD記録部、18…HD再生部、20…テレビジョン、30…セットトップボックス、40…アンプ、50…プレーヤ、T…論理アドレス割当テーブル

Claims (4)

  1. 第一の演算処理装置と該第一の演算処理装置の停止中も動作し続ける第二の演算処理装置と外部機器を接続するためのHDMI(High-Definition Multimedia Interface)とを備える電子機器において、
    上記第二の演算処理装置は、上記第一の演算処理装置の停止中に起動信号の入力を検知すると上記第一の演算処理装置を起動させ、上記第一の演算処理装置が起動処理を行っている間に上記HDMIを介して接続されている外部機器に割当てられている論理アドレスの使用状況を調査し、上記調査の結果に基づいて、論理アドレスの使用状況の一覧を作成し、
    上記第一の演算処理装置は、上記第二の演算処理装置によって起動されると上記第二の演算処理装置から上記論理アドレスの使用状況の一覧を取得して未使用の論理アドレスの中からひとつを選択して本電子機器の論理アドレスとして設定し、
    更に、
    上記第二の演算処理装置は、上記第一の演算処理装置が上記論理アドレスの使用状態の取得を開始したことを検出した場合に、上記作成した論理アドレスの使用状況の一覧を上記第一の演算処理装置に送信する、ことを特徴とする電子機器。
  2. 上記第二の演算処理装置は、上記HDMIの規格の上で本電子機器の種類に対して設定可能な論理アドレスのみに対し、論理アドレスの使用状況を総当りで調査する請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記第二の演算処理装置は、上記HDMIを介して各論理アドレスを宛先とする応答要求を送信し、応答のあった論理アドレスについて使用中と判断し、応答のなかった論理アドレスについて未使用と判断する請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 上記第一の演算処理装置は、上記第二の演算処理装置によって起動を開始されると、ファームウェアとしてのLinuxの起動処理を開始する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
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