JP5434564B2 - プロジェクタ、光源点灯装置及びプロジェクタの制御方法 - Google Patents

プロジェクタ、光源点灯装置及びプロジェクタの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタ、光源点灯装置及びプロジェクタの制御方法に関する。
放電型の光源ランプから射出された光を変調して投写するプロジェクタには、光源点灯装置が備えられており、この光源点灯装置が所定の始動動作(イグニッションパルスの印加)を行うことにより、光源ランプの点灯が開始する(例えば、特許文献1参照)。始動動作を所定の時間続けた後も光源ランプが点灯しない場合には、光源点灯装置は、所定の休止時間(インターバル)を経た後に再度始動動作を行い、これを光源ランプが点灯するまで繰り返す。このため、始動動作の各種条件(印加電圧、パルス幅、1回あたりの印加時間、インターバルの時間等)は、始動動作を何度も繰り返すことがないよう、実験結果等に基づいた最適な条件に設定されている。
特開2008−123785号公報
しかしながら、光源ランプを点灯させるための最適な条件は、光源ランプや光源点灯装置の特性のばらつき(個体差)、経時変化、或いは動作環境等によって異なるため、プロジェクタの個体によっては、始動動作を何度も繰り返さなければならない事態が生じ得る。この場合には、光源ランプが点灯するまでに多くの時間を費やしてしまい、ユーザを待たせてしまうことになる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクタは、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタであって、前記光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯装置と、前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績情報保存部と、前記実績情報保存部に保存されている前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整部と、を備え、
前記光源点灯装置は、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、前記実績情報保存部は、前記光源が点灯するまでに要した前記始動動作の回数を、前記実績情報として保存し、前記始動条件調整部は、前記始動動作の回数が多い場合ほど、1回あたりの前記始動動作の時間を長くすることを特徴とする。
このプロジェクタによれば、始動条件調整部は、始動動作の回数が多い場合ほど、1回あたりの始動動作の時間を長くする。つまり、始動動作の回数が比較的多い場合、即ち始動動作を行っても光源が点灯しない回数が多い場合には、1回あたりの始動動作の時間が長くなるため、1回の始動動作の間に点灯に至る確率が高まり、光源が点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。一方、始動動作の回数が比較的少ない場合、即ち光源の点灯性が比較的良好な場合には、1回あたりの始動動作の時間が短くなるため、1回の始動動作で偶発的に非点灯となった場合でも即座に次の始動動作が開始するようになり、この場合にも、光源が点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
[適用例]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記光源点灯装置は、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、前記実績情報保存部は、前記光源が点灯した際の始動動作を開始してから前記光源が点灯するまでに要した時間を、前記実績情報として保存するようにしてもよい。
[適用例]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記始動条件調整部は、前記光源が点灯するまでに要した時間が長い場合ほど、1回あたりの前記始動動作の時間を長くすることが望ましい。
このプロジェクタによれば、始動条件調整部は、光源が点灯した際の始動動作を開始してから光源が点灯するまでに要した時間(実績始動時間)が長い場合ほど、1回あたりの始動動作の時間を長くするため、点灯までに要する時間が比較的長い傾向にある光源であっても、始動動作の時間が不足して非点灯になってしまうことが抑制される。この結果、1回の始動動作の間に点灯に至る確率が高まり、光源が点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。一方、実績始動時間が比較的短い場合には、1回あたりの始動動作の時間が短くなるため、点灯までに要する時間が比較的短い傾向にある光源が偶発的に非点灯となった場合でも、即座に次の始動動作が開始するようになり、光源が点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
[適用例]本適用例に係る光源点灯装置は、光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯装置であって、前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績情報保存部と、前記実績情報保存部に保存されている前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整部と、を備え、前記光源点灯装置は、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、前記実績情報保存部は、前記光源が点灯した際の始動動作を開始してから前記光源が点灯するまでに要した時間を、前記実績情報として保存することを特徴とする。
この光源点灯装置によれば、始動動作によって光源が点灯した際の実績情報に基づいて、始動条件調整部が以降の始動動作における動作条件を調整するため、実際の始動動作の実績に応じた動作条件で以降の始動動作を行うことが可能となる。この結果、光源が点灯しやすくなり、光源が点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
[適用例]本適用例に係るプロジェクタの制御方法は、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタの制御方法であって、前記光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯ステップと、前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績保存ステップと、前記実績保存ステップで保存された前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整ステップと、を備え、前記光源点灯ステップは、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、前記実績保存ステップは、前記光源が点灯した際の始動動作を開始してから前記光源が点灯するまでに要した時間を、前記実績情報として保存することを特徴とする。

以上
このプロジェクタの制御方法によれば、始動動作によって光源が点灯した際の実績情報に基づいて、以降の始動動作における動作条件を調整するため、実際の始動動作の実績に応じた動作条件で以降の始動動作を行うことが可能となる。この結果、光源が点灯しやすくなり、光源が点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
また、上述したプロジェクタ及びその制御方法がプロジェクタに備えられたコンピュータを用いて構築されている場合には、上記形態及び上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、或いは当該プログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷物、プロジェクタの内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、及び外部記憶装置等、前記コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
第1実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図。 第1実施形態のプロジェクタにおいて、光源ランプを始動させる際の制御部の動作を説明するフローチャート。 第2実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図。 第2実施形態のプロジェクタにおいて、光源ランプを始動させる際の光源制御部の動作を説明するフローチャート。 光源ランプを点灯させる際の、光源点灯装置の動作の過程を示すタイムチャート。
(第1実施形態)
以下、光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタの第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクタ1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、入力操作部22、LED表示部23、画像情報入力部24、画像処理部25、電源回路26、光源点灯装置27等を備えて構成されている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等を含んでいる。画像投写部10は、表示部に相当するものであり、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像を形成し、この画像を投写レンズ13から投写して投写面Sに表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクタ11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレータ光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像が色光毎に形成される。形成された各色の画像は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像となった後、投写レンズ13から拡大投写される。
制御部20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクタ1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピュータとして機能する。また、制御部20には、時間の計測を行うためのタイマ20aが備えられている。
記憶部21は、フラッシュメモリ等の書き替え可能な不揮発性のメモリにより構成されている。記憶部21には、プロジェクタ1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクタ1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶(保存)されている。ここで、本実施形態の記憶部21には、光源ランプ11aを始動(点灯)する際の動作条件(以降、「始動条件」と呼ぶ。)が保存されている始動条件保存部21aと、光源ランプ11aを始動させた際の実績情報が保存される実績情報保存部21bと、始動条件を調整するためのLUT(Look Up Table)21cとが設けられている。なお、始動条件及び実績情報の詳細については後述する。
入力操作部22は、ユーザからの入力操作を受け付けるものであり、電源のオン・オフを切り替えるための電源キー等、ユーザがプロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。ユーザが入力操作部22の各種操作キーを操作すると、入力操作部22は、この入力操作を受け付けて、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、入力操作部22として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
LED表示部23は、LED(発光ダイオード)を備えたインジケータであり、制御部20の指示に基づいてその表示状態(点灯、点滅、消灯、発光色等)を切り替えることにより、ユーザにプロジェクタ1の動作状態(電源のオン・オフや異常発生等)を報知する。
画像情報入力部24は、図示しない入力端子を備えており、ビデオ再生装置やパーソナルコンピュータ等、外部の画像出力装置から出力される画像情報がケーブルを介して入力される。画像情報入力部24に入力された画像情報は、画像処理部25に供給される。
画像処理部25は、画像情報入力部24から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、R,G,Bの色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素から射出する光の強弱(階調)が規定される。また、画像処理部25は、制御部20の指示に基づき、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理や、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳表示するためのOSD処理等を行い、処理後の画像情報をライトバルブ駆動部14に出力する。
ライトバルブ駆動部14が、画像処理部25から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
電源回路26には、AC100V等の商用電源が外部から供給される。電源回路26は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクタ1の各部に電力を供給する。また、電源回路26は、制御部20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オンの状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
光源点灯装置27は、降圧チョッパ28と、インバータ29と、イグナイタ30と、点灯検知部31とを備えて構成され、制御部20の制御に基づいて光源11(光源ランプ11a)を点灯させる。降圧チョッパ28は、電源回路26からの出力電圧を降圧させてインバータ29に出力し、インバータ29は、降圧チョッパ28によって降圧された直流電流を交流矩形波電流に変換する。
イグナイタ30は、光源ランプ11aを始動(点灯)させるための始動動作を行うものであり、具体的には、光源ランプ11aの電極間に高電圧パルス(イグニッションパルス)を印加して絶縁破壊を発生させ、放電経路を形成する。
点灯検知部31は、光源ランプ11aの点灯状態(点灯しているか否か)を検知するものであり、具体的には、光源ランプ11aが消費する電流(光源電流)に基づいて点灯状態を検知し、検知結果を制御部20に出力する。なお、点灯状態を検知するための手段は、これに限定されず、例えば、光センサによって検知してもよいし、光源ランプ11aの温度を検出して点灯状態を検知するようにしてもよい。
イグナイタ30が上記の始動動作(イグニッションパルスの印加)を行い、点灯検知部31が光源ランプ11aの点灯を検知すると、イグナイタ30は始動動作を停止する。そして、光源ランプ11aには、インバータ29によって生成される交流矩形波電流が供給され、光源ランプ11aの点灯が維持される。
一方、始動動作を所定の時間続けたにも拘わらず、光源ランプ11aが点灯しない場合には、イグナイタ30は、所定の休止時間(インターバル時間)を経た後に再度始動動作を行い、これを光源ランプ11aが点灯するまで繰り返す。そして、始動動作を所定の回数繰り返しても光源ランプ11aが点灯しない場合には、イグナイタ30は、それ以上の始動動作を行わない。なお、本明細書では、1回の始動動作で光源ランプ11aが点灯しなかった場合のことを「非点灯」と呼び、始動動作を所定の回数繰り返しても点灯しなかった場合のことを「点灯失敗」と呼ぶ。
図5は、これら一連の動作を図示したものであり、光源を点灯するための処理を開始してから始動動作を3回繰り返し、3回目で光源ランプが点灯した場合を示している。
次に、プロジェクタ1の動作について説明する。
プロジェクタ1に商用電源が供給されると、電源回路26は、少なくとも制御部20、記憶部21、入力操作部22、LED表示部23に待機電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、プロジェクタ1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、光源ランプ11aを消灯させた状態を維持している。そして、ユーザにより入力操作部22の電源キーの操作(オン操作)がなされると、制御部20は、電源回路26に指示をして各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクタ1を電源オン状態に移行させるとともに、光源点灯装置27に指示をして光源ランプ11aを始動させる。
図2は、光源ランプ11aを始動させる際の制御部20の動作を説明するフローチャートである。ユーザによりオン操作がなされてプロジェクタ1が電源オン状態に移行すると、制御部20は、図2に示すフローに従って動作する。
図2に示すように、ステップS101では、制御部20は、記憶部21の始動条件保存部21aに保存されている始動条件を読み出す。始動条件保存部21aに保存されている始動条件には、例えば、始動動作の1回あたりの継続時間(最大始動時間)、始動動作間のインターバル時間、始動動作の最大繰り返し回数(最大始動回数)等があり、制御部20は、これらの始動条件に基づいて以降の動作を行う。なお、プロジェクタ1の出荷時点では、実験結果等に基づいた標準的な始動条件が保存されており、例えば、最大始動時間が8秒、インターバル時間が1秒、最大始動回数が5回に設定されている。
ステップS102では、制御部20は、ステップS101で読み出した始動条件に基づいて、光源点灯装置27(イグナイタ30)に始動動作、即ち光源ランプ11aへのイグニッションパルスの印加を開始させる。そして、ステップS103では、制御部20は、始動動作を開始してからの経過時間を計測するためにタイマ20aをリセットして計時を開始する。
ステップS104では、制御部20は、点灯検知部31の検知結果に基づいて、光源ランプ11aが点灯したか否かを判断する。そして、光源ランプ11aがまだ点灯していない場合にはステップS105に移行し、光源ランプ11aが点灯した場合にはステップS111に移行する。
光源ランプ11aがまだ点灯しておらずステップS105に移行した場合には、制御部20は、始動動作を開始してからの経過時間が始動条件の最大始動時間に達したか否かを判断する。そして、最大始動時間に達した場合にはステップS106に移行し、最大始動時間に達していない場合にはステップS104に戻って光源ランプ11aの点灯確認を繰り返す。
光源ランプ11aが点灯しないまま最大始動時間が経過してステップS106に移行した場合には、制御部20は、光源点灯装置27(イグナイタ30)に指示をして光源ランプ11aへの始動動作を停止させる。
続くステップS107では、制御部20は、始動動作を停止させた状態で、始動条件のインターバル時間が経過するまで待機する。具体的には、タイマ20aをリセットして新たな計時を開始し、その経過時間がインターバル時間に達するまで待機する。
ステップS108では、制御部20は、始動動作(ステップS102〜S106)を行った回数が始動条件の最大始動回数に達したか否かを判断する。そして、最大始動回数に達した場合にはステップS109に移行する。一方、最大始動回数に達していない場合にはステップS102に戻り、光源ランプ11aが点灯するまで、或いは始動動作の回数が最大始動回数に達するまで始動動作を繰り返す。
最大始動回数の始動動作を行ったにも拘らず光源ランプ11aが点灯せずにステップS109に移行した場合には、制御部20は、電源回路26に指示をして各部への動作電力の供給を停止させ、プロジェクタ1をスタンバイ状態に移行させる。その後、ステップS110では、制御部20は、LED表示部23を赤色で点滅させることによりユーザに点灯失敗を報知して、フローを終了する。
一方、始動動作によって光源ランプ11aが点灯してステップS111に移行した場合には、制御部20は、始動動作を実施した回数(実績始動回数)を実績情報の1つとして記憶部21の実績情報保存部21bに保存する。なお、実績始動回数は、例えば、制御部20のRAMに一時的に記憶され、制御部20が、本フローを実行する際にこれを0にリセットするとともに、ステップS102で始動動作を開始するたびに1ずつインクリメントすればよい。
続くステップS112では、制御部20は、タイマ20aの計時結果に基づいて、始動動作を開始してから光源ランプ11aが点灯するまでに要した時間(実績始動時間)を実績情報の1つとして記憶部21の実績情報保存部21bに保存する。ここで、これらの実績情報(実績始動回数と実績始動時間)は、実績情報保存部21bに累積的に保存されるようになっており、実績情報保存部21bには、これまでに光源ランプ11aを点灯させた回数分の実績情報が蓄積されている。
ステップS113では、制御部20は、実績情報保存部21bに累積的に保存されている実績情報に基づいて始動条件の調整を行う。具体的には、制御部20は、累積的に保存されている実績情報のうち、最新の10件の実績情報(保存されている実績情報が10件以下の場合には、すべての実績情報)を対象として、実績始動回数と実績始動時間のそれぞれの平均値(平均実績始動回数及び平均実績始動時間)を導出する。その後、制御部20は、後述するLUT21cを参照して、導出した2つの平均値から新たな始動条件(最大始動時間)を導く。
LUT21cは、平均実績始動回数と平均実績始動時間の2つを入力として、最大始動時間を出力とする2次元のルックアップテーブルであり、本実施形態では、平均実績始動回数が多い場合ほど最大始動時間が長くなるとともに、平均実績始動時間が長い場合ほど最大始動時間が長くなるように設定されている。
そして、制御部20は、このLUT21cによって新たな最大始動時間を導いた後、ステップS114では、記憶部21の始動条件保存部21aに記憶されている最大始動時間を、ステップS113で導いた新たな最大始動時間に書き替えて(更新して)フローを終了する。これにより、次回、光源ランプ11aを点灯(始動)させる際には、更新された最大始動時間で始動動作が行われることになる。
ここで、上述したように、LUT21cでは、平均実績始動回数が多い場合ほど最大始動時間を長くしている。つまり、平均実績始動回数が比較的多い場合、即ち始動動作を行っても非点灯となる割合が高く、光源ランプ11a点灯性が比較的悪い場合には、1回の始動動作が長く継続するようになる。このため、1回の始動動作の間に点灯に至る確率が高まり、光源ランプ11aが点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。一方、平均実績始動回数が比較的少ない場合、即ち光源ランプ11aの点灯性が比較的良好な場合には、最大始動時間が短くなる。このため、1回の始動動作で偶発的に非点灯となった場合でも即座に次の始動動作が開始するようになり、この場合にも、光源ランプ11aが点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
さらに、LUT21cでは、平均実績始動時間が長い場合ほど最大始動時間を長くしている。このため、点灯までに要する時間が比較的長い傾向にある光源ランプ11aであっても、始動時間が不足して非点灯になってしまうことが抑制される。この結果、1回の始動動作の間に点灯に至る確率が高まり、光源ランプ11aが点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。一方、平均実績始動時間が比較的短い場合には、最大始動時間が短くなるため、点灯までに要する時間が比較的短い傾向にある光源ランプ11aが偶発的に非点灯となった場合でも、即座に次の始動動作が開始するようになり、光源ランプ11aが点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、始動動作によって光源ランプ11aが点灯した際の実績情報に基づいて、制御部20が以降の始動動作における始動条件(最大始動時間)を調整するため、実際の始動動作の実績に基づいた好適な始動条件で以降の始動動作を行うことが可能になり、光源ランプ11aが点灯を開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
また、本実施形態のプロジェクタ1によれば、累積的に保存された複数(10件分)の実績情報に基づいて始動条件を調整するため、1回の実績情報のみに基づく場合に比べて、偶発的な実績による影響を低減することが可能となる。
なお、本実施形態では、制御部20と、記憶部21のLUT21cとが始動条件調整部に相当する。
(第2実施形態)
図3は、本実施形態のプロジェクタ1の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態の光源点灯装置27は、第1実施形態と同一の構成(降圧チョッパ28、インバータ29、イグナイタ30、点灯検知部31)に加えて、光源制御部32と、情報記憶部33とを備えている。
光源制御部32は、例えば、CPU等を備えるマイクロプロセッサであり、制御部20との間で通信が可能になっている。そして、光源制御部32は、制御部20からの指示(制御コマンド)を受け、この指示に応じて光源点灯装置27の動作を制御する。また、光源制御部32には、時間の計測を行うためのタイマ32aが備えられている。
情報記憶部33は、フラッシュメモリ等の書き替え可能な不揮発性のメモリにより構成されている。そして、本実施形態では、第1実施形態で記憶部21に設けられていた始動条件保存部21a、実績情報保存部21b、及びLUT21cが、それぞれ始動条件保存部33a、実績情報保存部33b、及びLUT33cとして情報記憶部33に設けられている。
上記以外の構成については、第1実施形態と同一である。
本実施形態のプロジェクタ1は、上記のように構成されており、ユーザによりオン操作がなされると、制御部20は、電源回路26に指示をしてプロジェクタ1を電源オン状態に移行させるとともに、光源制御部32に制御コマンドを発行して光源ランプ11aを始動させる。
図4は、光源ランプ11aを始動させる際の光源制御部32の動作を説明するフローチャートである。光源ランプ11aを始動させるための制御コマンドが制御部20から入力されると、光源制御部32は、図4に示すフローに従って動作する。
図4に示すように、ステップS201では、光源制御部32は、情報記憶部33の始動条件保存部33aに保存されている始動条件を読み出し、ステップS202では、読み出した始動条件に基づいて、イグナイタ30に始動動作を開始させる。そして、ステップS203では、光源制御部32は、始動動作を開始してからの経過時間を計測するためにタイマ32aをリセットして計時を開始する。
ステップS204では、光源制御部32は、点灯検知部31の検知結果に基づいて、光源ランプ11aが点灯したか否かを判断する。そして、光源ランプ11aがまだ点灯していない場合にはステップS205に移行し、光源ランプ11aが点灯した場合にはステップS210に移行する。
光源ランプ11aがまだ点灯しておらずステップS205に移行した場合には、光源制御部32は、始動動作を開始してからの経過時間が始動条件の最大始動時間に達したか否かを判断する。そして、最大始動時間に達した場合にはステップS206に移行し、最大始動時間に達していない場合にはステップS204に戻って光源ランプ11aの点灯確認を繰り返す。
光源ランプ11aが点灯しないまま最大始動時間が経過してステップS206に移行した場合には、光源制御部32は、イグナイタ30に指示をして光源ランプ11aへの始動動作を停止させる。
続くステップS207では、光源制御部32は、始動動作を停止させた状態で、始動条件のインターバル時間が経過するまで待機する。具体的には、タイマ32aをリセットして新たな計時を開始し、その経過時間がインターバル時間に達するまで待機する。
ステップS208では、光源制御部32は、始動動作(ステップS202〜S206)を行った回数が始動条件の最大始動回数に達したか否かを判断する。そして、最大始動回数に達した場合にはステップS209に移行する。一方、最大始動回数に達していない場合にはステップS202に戻り、光源ランプ11aが点灯するまで、或いは始動動作の回数が最大始動回数に達するまで始動動作を繰り返す。
最大始動回数の始動動作を行ったにも拘らず光源ランプ11aが点灯せずにステップS209に移行した場合には、光源制御部32は、点灯失敗である旨の応答を制御部20に通知してフローを終了する。制御部20は、この応答を受けると、電源回路26に指示をして各部への動作電力の供給を停止させ、プロジェクタ1をスタンバイ状態に移行させるとともに、LED表示部23を赤色で点滅させることによりユーザに点灯失敗を報知する。
一方、始動動作によって光源ランプ11aが点灯してステップS210に移行した場合には、光源制御部32は、始動動作を実施した回数(実績始動回数)を実績情報の1つとして情報記憶部33の実績情報保存部33bに保存する。
続くステップS211では、光源制御部32は、タイマ32aの計時結果に基づいて、ステップS202で始動動作を開始してから光源ランプ11aが点灯するまでに要した時間(実績始動時間)を実績情報の1つとして情報記憶部33の実績情報保存部33bに保存する。第1実施形態と同様、これらの実績情報(実績始動回数と実績始動時間)は、実績情報保存部33bに累積的に保存されるようになっており、実績情報保存部33bには、これまでに光源ランプ11aを点灯させた回数分の実績情報が蓄積されている。
ステップS212では、光源制御部32は、実績情報保存部33bに累積的に保存されている実績情報に基づいて始動条件の調整を行う。具体的には、光源制御部32は、第1実施形態と同様、累積的に保存されている実績情報のうち、最新の10件の実績情報を対象として、実績始動回数と実績始動時間のそれぞれの平均値を導出し、その後、LUT33cを参照して、導出した2つの平均値から新たな始動条件(最大始動時間)を導く。
ステップS213では、光源制御部32は、情報記憶部33の始動条件保存部33aに記憶されている最大始動時間を、ステップS212で導いた新たな最大始動時間に書き替える(更新する)。これにより、次回、光源ランプ11aを点灯(始動)させる際には、更新された最大始動時間で始動動作が行われることになる。
ステップS214では、光源制御部32は、光源ランプ11aの始動が正常に完了した旨の応答を制御部20に通知して、フローを終了する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、光源点灯装置27に備わる光源制御部32が、実績情報に基づいて次回の始動条件を調整するようにしているため、この光源点灯装置27をプロジェクタ1以外の他の機器に搭載すれば、当該機器においても同様の効果を得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、光源制御部32と、情報記憶部33のLUT33cとが始動条件調整部に相当する。
(変形例)
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、実績情報として実績始動回数と実績始動時間の双方を保存するようにしているが、いずれか一方のみを保存するようにして、その一方のみに基づいて始動条件を調整するようにしてもよい。また、光源ランプ11aに印加される電圧や電流をモニタするようにすれば、これらを実績情報とすることも可能である。
上記実施形態では、始動条件のうち、最大始動時間のみを調整の対象としているが、他の始動条件(例えば、インターバル時間、最大始動回数、印加電圧等)を、実績情報に基づいて調整するようにしてもよい。
上記実施形態では、最新の10件分の実績情報を対象にして平均をとっているが、対象とする実績情報の数は、10件に限られず、11件以上でも9件以下であってもよい。また、始動条件を調整するために導出する平均値は、一般的な相加平均であってもよいが、最新の実績情報ほど大きな重みを加えた加重平均とすれば、光源ランプ11a等の経時変化や環境の変化等をより強く反映させた調整が可能になる。また、平均値の代わりに、最頻値や中央値等、他の統計量を用いてもよいし、最新の1件の実績情報のみに基づいて調整するようにしてもよい。
上記実施形態では、最新の10件分の実績情報に基づいて始動条件の調整を行っているため、それよりも古い実績情報は必ずしも保存しておく必要はない。ただし、点検や修理を行う際の履歴の確認等に役立つことから、すべての実績情報を保存したままにしておくことが望ましい。
上記実施形態では、LUT21c,33cを用いて始動条件の調整を行っているが、この態様に限定されず、演算等によって始動条件を導くようにしてもよい。例えば、平均実績始動回数の増減に応じて、最大始動時間を所定時間(例えば、0.5秒)だけ増減させたり、平均実績始動時間の増減に応じて、最大始動時間を所定時間(例えば、0.5秒)だけ増減させたりすることも可能である。
上記実施形態において、光源ランプ11aの寿命(ランプ切れ)等によって光源11を交換した際には、実績情報保存部21b,33bに保存されている実績情報をクリア(消去)することが望ましい。ここで、実績情報をクリアするための操作を不要とするために、実績情報保存部を光源11に搭載するようにしてもよい。
上記実施形態では、光変調装置として3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた3板式のプロジェクタ1について説明したが、これに限定されない。例えば、各画素の中にそれぞれR光、G光、B光を透過可能なサブ画素を含んだ1つの液晶ライトバルブによって画像を形成する態様とすることも可能である。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…プロジェクタ、10…画像投写部、11…光源、11a…光源ランプ、11b…リフレクタ、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、20a…タイマ、21…記憶部、21a…始動条件保存部、21b…実績情報保存部、21c…LUT、22…入力操作部、23…LED表示部、24…画像情報入力部、25…画像処理部、26…電源回路、27…光源点灯装置、28…降圧チョッパ、29…インバータ、30…イグナイタ、31…点灯検知部、32…光源制御部、32a…タイマ、33…情報記憶部、33a…始動条件保存部、33b…実績情報保存部、33c…LUT、S…投写面。

Claims (5)

  1. 光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタであって、
    前記光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯装置と、
    前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績情報保存部と、
    前記実績情報保存部に保存されている前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整部と、
    を備え、
    前記光源点灯装置は、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、
    前記実績情報保存部は、前記光源が点灯するまでに要した前記始動動作の回数を、前記実績情報として保存し、
    前記始動条件調整部は、前記始動動作の回数が多い場合ほど、1回あたりの前記始動動作の時間を長くすることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタであって、
    前記光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯装置と、
    前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績情報保存部と、
    前記実績情報保存部に保存されている前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整部と、
    を備え
    前記光源点灯装置は、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、
    前記実績情報保存部は、前記光源が点灯した際の始動動作を開始してから前記光源が点灯するまでに要した時間を、前記実績情報として保存することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記始動条件調整部は、前記光源が点灯するまでに要した時間が長い場合ほど、1回あたりの前記始動動作の時間を長くすることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯装置であって、
    前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績情報保存部と、
    前記実績情報保存部に保存されている前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整部と、
    を備え
    前記光源点灯装置は、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、
    前記実績情報保存部は、前記光源が点灯した際の始動動作を開始してから前記光源が点灯するまでに要した時間を、前記実績情報として保存すること
    を特徴とする光源点灯装置。
  5. 光源から射出された光を変調して投写するプロジェクタの制御方法であって、
    前記光源の点灯を開始させるための始動動作を行う光源点灯ステップと、
    前記始動動作によって前記光源が点灯した際の実績情報を保存する実績保存ステップと、
    前記実績保存ステップで保存された前記実績情報に基づいて、以降の前記始動動作における動作条件を調整する始動条件調整ステップと、
    を備え、
    前記光源点灯ステップは、1回の前記始動動作で前記光源が点灯しない場合には、前記始動動作を複数回繰り返し、
    前記実績保存ステップは、前記光源が点灯した際の始動動作を開始してから前記光源が点灯するまでに要した時間を、前記実績情報として保存すること
    を特徴とするプロジェクタの制御方法。
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