JP5434223B2 - 印刷制御装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷制御装置および印刷装置に係り、特に文字化けなどの異常を検出する印刷制御装置および印刷装置に関する。
印刷データをラスタライズして印刷する場合に何らかの要因で文字化けなどの異常が生じることがある。文字化けなどの異常が発生した場合に印刷をそのまま継続すると、時間や資源が無駄になってしまう。そこで、印刷指示されたジョブのページ数と実際の印刷枚数とを比較し、これらに差が生じた場合は印刷データに異常があると判定して印刷を中止するなどの対処を行うプリンタシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2001−113791号公報
印刷指示されたページ数と実際に印刷されたページ数との不一致を基準に印刷データの異常を判定する方法では、印刷指示されたページ数と実際に印刷されたページ数の双方が1ページの場合には異常の有無を判定できない。
また、印刷されたページ数が複数ある場合には、異常の有無は判定できても、異常のあるページを特定することはできない。このため、異常検出時の対応は、印刷を中止する、あるいはユーザの指示に委ねるといったものに制限されてしまい、たとえば、異常ページは印刷しないが正常なページは印刷するなど異常ページと正常ページを区別した対応を取ることはできなかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、印刷ページ数に係らず文字化けなどの異常の有無を判定することのできる印刷制御装置および印刷装置を提供することを目的としている。また、文字化けなどの異常が発生しているページを自動判定することのできる印刷制御装置および印刷装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]印刷データを入力する入力部と、
前記入力部によって入力した印刷データをビットマップ形式の画像データに展開する展開部と、
前記展開部で展開して得た前記画像データの各ページについて空白占有率を算出し、空白占有率が閾値以上のページを異常ページと判定する判定部と、
を有し、
前記入力部は、前記印刷データと該印刷データに係るページ数情報の入力を受け、
前記判定部は、前記ページ数情報が示すページ数が2以上の場合は、該ページ数と前記印刷データを前記展開部で展開して得た画像データのページ数とが不一致の場合にのみ前記判定を行う
ことを特徴とする印刷制御装置。
上記発明では、展開部で展開して得た画像データの各ページについて空白占有率を算出し、空白占有率が閾値以上のページを異常ページと判定する。文字化けなどの異常が発生している場合は印刷データを展開して得られる画像がページの左上に文字や記号などが数文字だけ存在し残りは空白になるケースが殆どである。そこで、空白占有率が閾値(たとえば、99.9%)以上のページを異常ページと判定する。また、空白占有率に基づく判定のため、印刷ページ数に係らず文字化けなどの異常の有無を判定することができる。
[2]印刷データを入力する入力部と、
前記入力部によって入力した印刷データをビットマップ形式の画像データに展開する展開部と、
前記展開部で展開して得た前記画像データの各ページについて空白占有率を算出し、ページ毎に空白占有率が閾値以上であるか否かを判定する空白判定部と、
前記空白判定部により空白占有率が閾値以上であると判定されたページが異常ページであるか否かの入力を受け付ける異常入力部と、
前記異常入力部により異常ページであるとの入力を受け付けた場合は、当該ページを異常ページと判定する判定部と、
を有し、
前記入力部は、前記印刷データと該印刷データに係るページ数情報の入力を受け、
前記判定部は、前記ページ数情報が示すページ数が2以上の場合は、該ページ数と前記印刷データを前記展開部で展開して得た画像データのページ数とが不一致の場合にのみ前記判定を行う
ことを特徴とする印刷制御装置。
上記発明では、外部端末などから通知されたページ数情報が示すページ数が2以上の場合で、このページ数と印刷データを展開後のページ数とが一致する場合は文字化けなどの異常が発生していないと考えられるので、ページ数情報が示すページ数が2以上の場合は、このページ数と展開後のページ数とが不一致の場合にのみ、空白占有率に基づく判定を行う。これにより、空白占有率の算出に係る処理負担が軽減される。なお、ページ数情報が示すページ数が1の場合は、文字化けなどの異常があってもなくても展開後のページ数が1になるケースが殆どなので、ページ数の一致不一致によって文字化けなどの異常の有無を判断することはできない。したがって、ページ数情報が示すページ数が1の場合は、ページ数の一致不一致にかかわらず空白占有率に基づく判定を行うことが好ましい。
]前記判定部で異常ページと判定されたページがある場合はその旨を報知する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の印刷制御装置。
上記発明では、異常ページが検出されたことがユーザに報知される。報知の方法は、警告メッセージの表示や音声による通知などがある。
]前記判定部で異常ページと判定されたページを報知する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
上記発明では、異常ページが検出された場合にどのページが異常ページであるかがユーザに報知される。異常ページを報知する方法には、たとえば、ページ番号の報知、異常ページの画像の表示あるいは印刷による報知、異常ページの画像に当該ページが異常ページであることを示す警告メッセージを合成した画像の表示あるいは印刷による報知などがある。
]前記判定部で異常ページと判定されたページは印刷しない
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
上記発明では、正常なページは印刷され、異常ページは印刷されない。
]前記判定部で異常ページと判定されたページがある場合に前記印刷データに係る印刷を中止する機能を有する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
上記発明では、異常ページが検出された場合の対処の1つとして印刷の中止がある。
]前記判定部で異常ページと判定されたページがある場合に前記印刷データに係る印刷を1部のみ行うお試しプリント機能を有する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
上記発明では、異常ページが検出された場合の対処の1つとして、1部のみを印刷するお試しプリントがある。すなわち、複数部の印刷指示を受けていた場合でも異常ページが検出された場合には、1部のみ印刷するお試しプリントに切り替えることが可能に構成される。
]前記お試しプリント機能を実行するか否かの選択をユーザから受け付ける
ことを特徴とする[]に記載の印刷制御装置。
][1]乃至[]のいずれか一項に記載の印刷制御装置と、
前記展開部で展開された画像データを印刷するための印刷部と、
を有する
ことを特徴とする印刷装置。
本発明に係る印刷制御装置および印刷装置によれば、印刷ページ数に係らず文字化けなどの異常の有無を判定することができる。また、文字化けなどの異常が発生しているページを自動判定するので、印刷データに異常がある場合に、異常ページは印刷せずに正常ページのみ印刷するなど、異常ページと正常ページとを区別した対処をとることができる。
本発明の実施の形態に係る印刷装置としての画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 空白占有率の計算例を示す説明図である。 外部端末から受信した印刷データに係る印刷を行う画像形成装置の動作を示す流れ図である。 異常対応処理を示す流れ図である。 お試しプリントにおける警告メッセージの合成例を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置としての画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へ送信したりするスキャン機能、パーソナルコンピュータなどの外部端末5から受信した印刷データに係る画像を記録紙上に形成して出力するプリント機能などを備えた、所謂、複合機と称される装置である。
画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11にバス12を介して、読取部13と、印刷部14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、不揮発メモリ17と、操作表示部18と、展開部21と、画像処理部22と、ハードディスク装置23と、ネットワーク通信部24などが接続されて構成されている。
読取部13は、原稿画像を光学的に読み取って画像データを取得する。読取部13は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学系のほか、ミラーや光源を移動させてライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動機構などを備えて構成されている。
印刷部14は、画像データに基づく画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する。印刷部14は、たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタや他の方式のプリンタであってもかまわない。
ROM15には各種プログラムや固定データが格納され、CPU11はこれらのプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM16はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを一時記憶する画像メモリとして使用される。
不揮発メモリ17は、電源をオフしてもその記憶内容が保持される書き換え可能なメモリである。不揮発メモリ17には、画像形成装置10に対して設定された各種の設定内容(設定値)やユーザ情報などが記憶される。操作表示部18は、各種の操作画面を表示する機能と、ユーザから各種の操作を受ける機能を果たす。操作表示部18は、表示器としての液晶ディスプレイと、モード選択ボタン、スタートボタン、ストップボタン、テンキーなどの各種ボタン類と、液晶ディスプレイの表面に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルなどで構成される。
展開部21は、文字コードやページ記述言語などで記述された印刷データを展開(ラスタライズ)してビットマップ形式の画像データを生成する機能を果たす。画像処理部22は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す。また、後述する空白占有率を計算するために、ページ毎にそのページ内の黒の画素(ドット(dot))数(カラーの場合は、少なくとも1つの色成分を含む画素(色画素と呼ぶ))を計数する機能を果たす。
ハードディスク装置23は、大容量不揮発の記憶装置である。ハードディスク装置23は、読取部13で読み取られた原稿の画像データ、外部端末から受信した印刷データ、展開部21で展開して得た画像データなどの保存に使用される。
ネットワーク通信部24は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2を通じてホストコンピュータなどの外部端末5と印刷データや各種のデータを送受信する機能を果たす。
外部端末5は、画像形成装置10へ送信する印刷データに、その印刷データが正しく展開(ラスタライズ)された場合のページ数を示すページ数情報を付加するようになっている。たとえば、1部が10ページの文書ファイルを印刷データとして送信する場合は、「10」ページを示すページ数情報を付加する。また、5ページの文書ファイルと3ページの表計算ファイルと4ページのプレゼンテーション用ファイルを1つの印刷ジョブに結合させた印刷データを送信する場合、これらを結合したファイルの合計ページ数である「12」を示すページ数情報を該印刷データに付加するようになっている。
画像形成装置10は、外部端末5から受信した印刷データを展開部21で展開して得た画像データの各ページが異常ページであるか正常ページであるかを、そのページの空白占有率に基づいて判定する機能を備えている。
図2は、空白占有率の計算例を示している。空白占有率は、計算対象の1つのページ30に含まれている黒画素数(カラーの場合は少なくとも1つの色成分を含む画素(色画素)の画素数)をその1ページの全画素数で除した値を「1」から減算した値である。たとえば、図2の例では、ページ全体の画素数は、7015(dot)×4960=3479440(dot)であり、黒画素数が40000(dot)とすると、空白占有率は、1−(40000/3479440)=0.9886、となる。
図3は、外部端末5から受信した印刷データに係る印刷処理を行う画像形成装置10の動作の流れを示している。画像形成装置10は、外部端末5から印刷データとその印刷データに係るページ数情報とを受信し(ステップS101)、該印刷データを展開部21でビットマップ形式の画像データに展開し、該展開により得た画像データを先頭ページから順にページ番号を付してハードディスク装置23に保存する(ステップS102)。印刷データの展開が完了すると、これまでに展開してハードディスク装置23の保存した画像データのページ数(以後、これを展開ページ数と呼ぶ。)を求める(ステップS103)。展開ページ数は最後に展開して保存したページのページ番号で認識してもよい。
次に、ページ数情報が示すページ数(以後これを、通知ページ数と呼ぶ。)が2以上か否かを判断し(ステップS104)、通知ページ数が2以上の場合は(ステップS104;Yes)、展開ページ数と通知ページ数とを比較する(ステップS105)。これらが一致する場合は(ステップS105;Yes)、印刷データに異常がないと判断し、ステップS102で保存した画像データを順次印刷(通常印刷)して(ステップS111)本処理を終了する。
展開ページ数と通知ページ数が不一致の場合は(ステップS105;No)、印刷データに異常があると判断し、ステップS106へ移行して、異常のあるページがどのページであるかの判定作業を行う。通知ページ数が2未満の場合、すなわち通知ページ数が1の場合は(ステップS104;No)、展開ページ数と通知ページ数の一致不一致を判断することなく、ステップS106へ移行する。これは、通知ページ数が1ページの場合は、文字化けなどの異常が発生している場合でも異常が発生していない場合でも展開ページ数が1になるケースが大半であるため、通知ページ数と展開ページ数との一致不一致により異常の有無を判断することが困難なことによる。
ステップS106以降の処理では、ステップS102で保存した各ページが異常ページであるか正常ページであるかを先頭ページから順に判断する。まず、保存した先頭ページの画像データの空白占有率を算出する(ステップS106)。算出方法は図2で説明した通りである。ここでは、CPU11は、ハードディスク装置23から計算対象のページの画像データを読み出し、これを画像処理部22に送り、画像処理部22にて黒画素(カラーの場合は色画素)数を計数させる。そして、画像処理部22で計数された1ページ中の黒画素数を1ページの全画素数で除した値を1から減算することで、空白占有率を求める。なお、CPU11が画像データの各画素を調べて黒画素数を計数してもよい。また、1ページの全画素数は、印刷データにて指定されている当該ページの縦横の長さと解像度とから計算にて求める、もしくは予め不揮発メモリ17などに記憶されている値を使用する。
次に、ステップS106で求めた空白占有率と予め設定されている閾値とを比較する(ステップS107)。この閾値は装置として固定的に定められた値でもよいし、所定の設定画面などを通じてユーザから設定を受けた値でもよい。後者の場合、設定された閾値は不揮発メモリ17に記憶され、必要に応じて読み出されて使用される。閾値は、たとえば、0.999(99.9%)などに設定される。閾値は、文字が1行の半分のみ印刷された場合の空白占有率や10文字程度印刷された場合の空白占有率に相当する値などに設定するとよい。また、文字化けが生じた場合の空白占有率の実測値から閾値を決定するとよい。たとえば、文字化けした多数のケースについて空白占有率を集計し、その9割以上が閾値以上に含まれる条件下でできるだけ大きな値(1に近い値)に閾値を設定するなどするとよい。
空白占有率が閾値以上の場合は(ステップS107;Yes)、このページを異常ページと判定し、このページが異常ページであることをハードディスク装置23あるいは不揮発メモリ17に登録して(ステップS108)ステップS109へ移行する。たとえば、異常ページと判定されたページのページ番号を異常ページ情報として登録する。空白占有率が閾値未満の場合は(ステップS107;No)、該ページを正常ページと判定し、該ページについては上記の登録を行うことなく、ステップS109へ移行する。
ステップS109では、ステップS102で保存した展開後のすべてのページについてステップS106およびS107の処理(空白占有率の算出および閾値との比較)が終了したか否かを判断し、全ページ終了でない場合は(ステップS109;No)、ステップS106に戻り次ページについて空白占有率を判定する。全ページ終了の場合は(ステップS109;Yes)、異常ページと判定されたページが存在するか否かを、ステップS108で登録した異常ページ情報に基づいて調べ、異常ページがない場合は(ステップS110;No)、ステップS102で保存した画像データを順次印刷(通常印刷)して(ステップS111)本処理を終了する。
異常ページが存在する場合は(ステップS110;Yes)、印刷データの中に文字化けなどの異常ページが存在することをユーザに報知する(ステップS112)。該報知は、たとえば、操作表示部18に所定の警告メッセージを表示したり、警告音を鳴らしたりすることによって行う。また、所定の報知情報を印刷データの送信元の外部端末5に対して送信し、外部端末5の表示画面に警告を表示させたり、警告音を鳴動させたりすることで該報知を行ってもよい。この場合、たとえば、報知情報を受信したプリントドライバが上記の警告表示や警告音の鳴動などの処理を行う。
異常ページがあった場合にはさらに、所定の異常対応処理を行って(ステップS113)処理を終了する。
図4は、異常対応処理(図3のステップSS113)の詳細を示す流れ図である。CPU11は、異常ページが検出された印刷データに係る印刷ジョブを削除するか、1部のみお試しプリントするかの選択操作をユーザから受け付けるための対処選択画面(図示省略)を操作表示部18に表示し、上記の選択をユーザから受け付ける(ステップS201)。
ジョブ削除の選択を受けた場合は(ステップS202;No)、当該印刷ジョブを削除して(ステップS203)処理を終了する。お試しプリントの選択を受けた場合は(ステップS202;Yes)、当該印刷データに係るお試しプリントを実行する(ステップS204)。お試しプリントでは、印刷データに係る印刷を1部のみ行うと共に、その際、異常ページについてはその画像データに当該ページが異常ページであることを示す警告メッセージの画像を合成して印刷し、正常ページについてはそのまま印刷する。
たとえば、ステップS102で印刷データを展開して保存した画像データが10ページであり、そのうち6ページ〜8ページが異常ページとして検出されているものとする。この場合、1〜5ページと9、10ページについてはステップS102で保存した画像データをそのまま使用して印刷を行い、6ページから8ページについてはステップS102で保存した該当ページの画像データに所定の警告メッセージを合成し、その合成後の画像データを印刷する。
図5は、お試しプリントにおける警告メッセージの合成例を示している。同図(a)は、余白部分の中央に大きく警告メッセージ31を合成した例であり、同図(b)は、ページ下端部の1行に警告メッセージ31を合成した例を示している。警告メッセージの内容や合成位置、合成態様はこれらに限定されるものではないが、文字化けした場合に文字記号などが印刷される可能性の高い領域、具体的にはページの左上部分を避けて警告メッセージを合成するとよい。
なお、図3のステップS112においても、異常ページと判定されたページがどのページであるかページ番号などで報知したり、異常ページを報知する際にその異常ページの画像に警告メッセージを合成した画像を操作表示部18に表示したりするように構成されてもよい。
お試しプリントが完了すると、CPU11は、この印刷データに基づく印刷ジョブを継続するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS205)。ここでは、操作表示部18に所定の選択画面を表示して該問い合わせを行う。継続しない旨の選択を受けた場合は(ステップS206;No)処理を終了する。継続する旨の選択を受けた場合は(ステップS206;Yes)、正常ページのみ印刷するか、異常ページも含めて全ページを印刷するかをさらにユーザに対して問い合わせる(ステップS207)。ここでは、操作表示部18に所定の選択画面を表示して該問い合わせを行う。
正常ページのみ印刷する旨の選択を受けた場合は(ステップS208;Yes)、ステップS102で保存した各ページの画像データのうち異常ページとして登録されていないページのみについて、印刷データで指定された部数分印刷を実行して(ステップS209)処理を終了する。異常ページを含めて全ページ印刷する旨の選択を受けた場合は(ステップS208;No)、ステップS102で保存した全ページについて指定された部数分印刷を実行して(ステップS210)処理を終了する。この際、異常ページに警告メッセージを合成する処理は行わない。なお、継続印刷を行う場合に印刷部数の再指定を受け付けて、その指定された部数だけ印刷を行うように構成されてもよい。
図4では、異常対応処理の実行時にその動作内容の選択をユーザから受けるようにしたが、異常対応処理としての動作内容の設定を予め受け付けて不揮発メモリ17などに記憶しておき、その設定されている動作、たとえば、ジョブを削除するとかお試しプリントを行うなどの動作、を自動的に実行するように構成されてもよい。
このように画像形成装置10では、空白占有率が閾値以上のページを文字化けなどの異常があるページであると自動判定するので、異常ページは印刷せずに正常ページのみ印刷するなど、異常ページと正常ページとを区別した処理を行うことができ、異常ページへの対処に関して高い利便性をユーザに提供することができる。
特に、異常ページと判定されたページに、当該ページが異常ページである可能性が高いことを示す警告メッセージを合成付加して印刷したり操作表示部18に表示したりすることで、ユーザは異常ページと判定されたページを認識してそのページが本当に異常ページであるか否かを目視確認するなどの作業を容易に行うことができる。また、異常ページを印刷せずに正常ページのみ印刷することで、無駄な印刷を抑えることができる。
さらに、異常ページが検出された場合に、その対処方法をユーザに問い合わせるので、文字化けなどの異常の発生にユーザが希望する方法で対処することができる。
また、外部端末5からの通知ページ数が2以上の場合には、該通知ページ数と外部端末5から受信した印刷データを展開部21で展開した結果の展開ページ数とが異なる場合にのみ、空白占有率の算出を行うので、常に空白占有率を計算する場合に比べて、その算出に伴う処理負担が軽減される。すなわち、通知ページ数が2以上であって通知ページ数と展開ページ数とが一致する場合は、印刷データに文字化けなどの異常がないと判断できるので、どのページが異常ページであるかを判定するための処理である空白占有率の算出は行わないことで、処理負担が軽減される。
また、空白占有率に基づいて判定するので、ページ数に係らず文字化けなどの異常の有無を判定することができる。すなわち、図3の例では、通知ページ数が1ページの場合は通知ページ数と展開ページ数の一致不一致にかかわらず空白占有率に基づく判定を行うので、通知ページ数が1ページであっても異常ページか否かの判定が可能になっている。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、印刷部14を有する画像形成装置10において異常ページの判定を行うようにしたが、異常ページの判定に関する機能部分は、印刷装置とは別体の印刷制御装置として構成されてもよい。たとえば、印刷制御装置は、ネットワーク2上のプリントサーバに異常ページの判定機能を付加したものとして構成されてもよい。
実施の形態では空白占有率としたが、印字率(1ページに含まれる黒画素数(カラーの場合は色画素の画素数)をその1ページの全画素数で除した値)が閾値以下の場合に異常ページと判定するように構成されてもよい。この場合の閾値は、1から空白占有率の場合の閾値を減算した値にすればよい。たとえば、0.1%などの値になる。
異常ページが存在することや、異常がどのページであるかの報知方法は、実施の形態で例示したものに限定されない。また報知方法をユーザが選択して設定できるように構成されてもよい。
また、通知ページ数と展開ページ数との一致不一致による判定は行わず、すべての場合に各ページの空白占有率を算出し閾値と比較して異常の有無および異常ページの判定を行うように構成されてもよい。また、通知ページ数と展開ページ数との一致不一致による判定を併用するか否かの選択設定をユーザから予め受け付けるように構成されてもよい。
さらに、異常ページであると判定したページが、本当に異常ページであるか否かの確認をユーザに問い合わせし、ユーザが異常であることを確認したページのみを異常ページとして扱うように構成されてもよい。この際、異常ページの画像を操作表示部18に表示してユーザから確認を受けるようにするとよい。たとえば、ステップS107でYesとなった場合に、上記の問い合わせを行い、ユーザが異常ページであることを確認した場合のみステップS108の処理を行うように構成すればよい。
なお、画像形成装置10の操作表示部18で表示および操作の受け付けを行う代わり、これらの表示や操作の受け付けを外部端末5で行うように構成されてもよい。すなわち、表示や操作の受けつけに必要な情報を画像形成装置10から外部端末5に送信し、外部端末5にて対応する画面や警告を表示したり、ユーザから操作を受け付けてその操作内容を外部端末5から画像形成装置10へ送信したりするように構成されてもよい。
2…ネットワーク
5…外部端末
10…画像形成装置
11…CPU
12…バス
13…読取部
14…印刷部
15…ROM
16…RAM
17…不揮発メモリ
18…操作表示部
21…展開部
22…画像処理部
23…ハードディスク装置
24…ネットワーク通信部
30…計算対象のページ
31…警告メッセージ

Claims (9)

  1. 印刷データを入力する入力部と、
    前記入力部によって入力した印刷データをビットマップ形式の画像データに展開する展開部と、
    前記展開部で展開して得た前記画像データの各ページについて空白占有率を算出し、空白占有率が閾値以上のページを異常ページと判定する判定部と、
    を有し、
    前記入力部は、前記印刷データと該印刷データに係るページ数情報の入力を受け、
    前記判定部は、前記ページ数情報が示すページ数が2以上の場合は、該ページ数と前記印刷データを前記展開部で展開して得た画像データのページ数とが不一致の場合にのみ前記判定を行う
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 印刷データを入力する入力部と、
    前記入力部によって入力した印刷データをビットマップ形式の画像データに展開する展開部と、
    前記展開部で展開して得た前記画像データの各ページについて空白占有率を算出し、ページ毎に空白占有率が閾値以上であるか否かを判定する空白判定部と、
    前記空白判定部により空白占有率が閾値以上であると判定されたページが異常ページであるか否かの入力を受け付ける異常入力部と、
    前記異常入力部により異常ページであるとの入力を受け付けた場合は、当該ページを異常ページと判定する判定部と、
    を有し、
    前記入力部は、前記印刷データと該印刷データに係るページ数情報の入力を受け、
    前記判定部は、前記ページ数情報が示すページ数が2以上の場合は、該ページ数と前記印刷データを前記展開部で展開して得た画像データのページ数とが不一致の場合にのみ前記判定を行う
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 前記判定部で異常ページと判定されたページがある場合はその旨を報知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記判定部で異常ページと判定されたページを報知する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記判定部で異常ページと判定されたページは印刷しない
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  6. 前記判定部で異常ページと判定されたページがある場合に前記印刷データに係る印刷を中止する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記判定部で異常ページと判定されたページがある場合に前記印刷データに係る印刷を1部のみ行うお試しプリント機能を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  8. 前記お試しプリント機能を実行するか否かの選択をユーザから受け付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷制御装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の印刷制御装置と、
    前記展開部で展開された画像データを印刷するための印刷部と、
    を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
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