JP5433866B2 - 組織透過を改善するための薬剤 - Google Patents

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Description

本発明は標的器官の組織膜または壁を通過する活性物質の透過を改善するための医薬組成物に関する。
新規医薬品の開発における挑戦は、薬理活性であり、かつ治療される対象の標的部位に到達することができる薬剤を同定することである。「標的部位に到達する」とは、薬剤が所望の器官に接触することのみに限られず、該薬剤が器官中の特定の細胞、たとえばガン細胞に接触するか、または器官細胞の大部分に接触することも必要とされる。この結果を達成するために、該薬剤は器官中の組織を通過して透過しなくてはならない。多くの場合、薬理活性物質がこれらの細胞の細胞膜を通過してその生物学的標的に到達することも必要である。
医薬調剤を投与する際に周知の問題は、実際の活性物質が細胞膜を容易に通過することができず、その結果、該医薬調剤の潜在的な効果が実地で達成されないか、または不所望の副作用が特に標的器官以外の器官で増加するほどに活性物質を過量投与しなくてはならないことである。
このことに関していわゆる血液脳関門は特に問題である。通常の血液脳関門は極めて選択的な透過壁であり、これは多くの化合物の血液脳伝達を妨げる。血流中の活性物質の、血液脳関門を通過する能力は、該活性物質が血液から分離し、かつ内皮細胞の細胞形質膜の脂質へ浸透する能力に大きく依存する。特殊なメカニズムがなければ、脂質の溶解性は活性物質が血液脳関門を通過して浸透することを決定する重要な要因である。さらに、約500ダルトンよりも大きな分子量を有するタンパク質のような分子は一般に、脂質中で易溶性であっても血液脳関門を透過することができない。
現在の治療が無効である中枢神経系の病気および容態が多数、たとえばアルツハイマー病、ガン、遺伝障害、脳卒中、トラウマおよび鬱が存在する。インビトロアッセイでは脳から分離した標的の使用をこれらの障害を治療するための候補薬の同定のために使用してきた。しかしこれらの候補薬の多くは臨床試験で失敗している。というのは、これらは脳血液関門を透過することができないからである。この問題を克服するための1つの戦略は、脳による摂取を促進する医薬組成物の一部としての第二の薬剤を使用してこれらの化合物を一緒に投与することである。残念ながら血液脳関門の透過を増大する医薬化合物はほとんど知られていない。
壁への浸透を促進する高い脂質溶解性を有する基を結合させることにより薬剤を化学的に修飾することもすでに提案されている。この基が適切に選択されていれば、該基は代謝によってふたたび分離し、活性物質はその活性型で放出される。
この概念の欠点は、活性物質自体を修飾する必要があるが、これは実施が困難であり、かつ医薬活性物質の効果はその分子を変えることに対して敏感であることを考えると、このことによって効果が妨げられるか、または新たな不所望の副作用につながりうることである。
血液脳関門に関して記載した問題と類似の問題はその他の器官、たとえば肝臓、皮膚などにも該当する。
従って本発明の課題は、実際の活性物質を変えることなく、この問題を容易な方法で解決することである。
ところで特定の化合物、たとえばアルキルまたはアシルポリグリセロールは、血液脳関門の細胞を含む生体膜中の細胞間にすき間を開くことができることが判明した。たとえば血液脳関門のインビトロモデルであるブタ脳微小血管内皮細胞の単層の初代培養(PBEC)の、アルキルポリグリセロール、たとえばヘキシルジグリセロールを用いた処理は、グルコース、イヌリンおよびグリセロールのような化合物に対する単層の透過性を著しく増大した(例4)。通常、これらの化合物は脳血液関門を通過しない。この発見に基づいて、新規の医薬組成物および対象における標的部位への薬理活性物質のデリバリー法をここに開示する。
本発明の1実施態様は医薬組成物である。本発明による医薬組成物は式(I):
Figure 0005433866
[式中、
、R、R、RおよびRは相互に無関係に水素を表すか、または直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和、置換もしくは非置換の炭化水素またはアシル基を表し、ただしその際、RおよびRの少なくとも1つはHであり、
は相互に無関係にH、OHまたは−O−Rを表し、
は相互に無関係に−(CH−または−CH−[CH(R)−]CH−を表し、
は相互に無関係にH、OH、Rまたは−O−Rを表し、
はH、OH、CHまたは−O−Rを表し、
nは0〜6の整数であり、
mは0または1であり、
pは1〜20の整数であり、
xは0〜50の整数であり、
yは1〜10の整数であり、
zは1〜20の整数である]の化合物を含有する。
ここで使用する「炭化水素基」という用語は有利には1〜48個の炭素原子、特に1〜24個の炭素原子を有するアルキル、アルケニルおよびアルキニル基を含む。いくつかの実施態様に関しては、1〜8個の炭素原子を有する短鎖の炭化水素基が有利である。その他の実施態様では12〜24個の炭素原子を有する長鎖の基が有利である。
「アシル基」という用語は−CO−基をその末端に有する炭化水素基を表す。
炭化水素基またはアシル基のために適切な置換基はたとえばアルコキシ(特にC〜C−アルコキシ)、ヒドロキシまたはハロゲン、有利にはC〜C−アルコキシまたはヒドロキシである。
本発明の1実施態様では、Rは有利にはHである。もう1つの実施態様ではRは有利にOHである。
は有利にはOHを表す。
は有利にはR−O−を表し、その際、RはC〜C22−、特にC〜C11−アルキル基またはアシル基を表す。
nは0〜6の整数であってよく、かつ特に1〜5の整数、とりわけ1〜4の整数である。グリセロール基から誘導される基をその末端に有する式(I)の化合物に関してnは有利には1である。
1実施態様でmは有利に1である。特に有利であるのは、エチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/またはグリセロールから誘導される単位を有する化合物である。もう1つの実施態様ではmは有利には0であり、末端のアルカンジオールまたはアルカントリオールを有する化合物を含む。
pは有利には1〜20の整数であり、さらに有利には少なくとも2、より有利には少なくとも3〜10、さらに有利には9までである。
xは0〜50の整数、有利には1〜22、さらに有利には3〜12であり、かつ最も有利には4〜10である。
yは1〜10、さらに有利には1〜4および最も有利には1である。
zは1〜20の整数、さらに有利には2〜10および最も有利には3〜8である。
ここで使用される基および基の数に関する記号は、式中で相互に無関係であり、これは1つの式中で、同じ記号(たとえばR)で記載される基はそのつど異なるものを表すことができることを意味する。
医薬組成物は有利には式(II):
Figure 0005433866
[式中、
、R、RおよびRは請求項1に記載したものを表し、
yは1〜50、有利には1〜4の整数であり、かつ
pは1〜10、有利には1〜9の整数である]の化合物を含有する。
式中でnが1、zが1、mが1、RがH、Rが−CH[CH(R)−]CH−、Rが−O−Rおよび/またはRが−O−Rである化合物が特に有利である。
これらの化合物は一方の末端にグリセロールから誘導される単位を有し、かつ有利には少なくとも1つの、別のグリセロール単位を有する。ヘキシルジグリセロール、たとえば1−ヘキシルジグリセロールまたは2−ヘキシルジグリセロールは特に有利である。
式(IIa):
Figure 0005433866
[式中、
およびRは無関係に置換もしくは非置換の脂肪族基または−C(O)−(置換もしくは非置換の脂肪族基)であり、ただしその際、RまたはRの1つは−Hであり、
それぞれのRは−Hであるか、または置換もしくは非置換の脂肪族基または置換もしくは非置換のアシル基であり、かつ無関係に選択されており、
yは1〜4の整数であり、
pは1〜9である]を有する化合物は特に有利である。
本発明のさらに有利な実施態様では、医薬組成物は式(III):
Figure 0005433866
[式中、
xは1〜50の整数、有利には1〜22、さらに有利には3〜12の整数である]の化合物を含有する。これらの化合物は末端アルカンジオールを有する。
多くの適用に関して、RがH、RがH、nが0、zが1、pが1、mが0、Rが−(CH−および/またはRがCHである化合物が有利である。
さらに医薬組成物は有利には式(IV):
Figure 0005433866
[式中、
xは1〜50の整数、有利には1〜22、さらに有利には3〜12である]の化合物を含有する。
これらの化合物は末端アルカントリオールを有する。
式中でRがH、RがH、nが1、RがOH、pが1、mが0、Rが−(CH−および/またはRが−CHである化合物は特に有利である。
もう1つの実施態様では請求項1に記載の医薬組成物が式(V):
Figure 0005433866
[式中、
が上記のものを表し、かつ
xが1〜50、有利には1〜22の整数である]の化合物を含有する。1つの実施態様では式(V)の化合物に関してRは有利にはHである。次いでxは最も有利には6〜13である。もう1つの実施態様では式(V)の化合物に関してRはC〜C22−アルキル(エーテル化合物が生じる)か、またはC〜C22−アシル(エステル化合物が生じる)および次いでxは有利には2〜5である。
従ってさらなる実施態様でRは有利にはH、Rは有利にはH、nは0、zは1、pは1、mは0、Rは−(CH−および/またはRは−O−Rである。
さらなる実施態様では医薬組成物は式(VI):
Figure 0005433866
[式中、
、pおよびzは上記のものを表す]の化合物を含有する。これらの化合物はエチレングリコールならびにグリセロール単位を有する。この実施態様でpは有利には1〜4の整数、zは有利には1〜3の整数、およびRは有利にはC〜C22、特にC〜C12−アルキルまたはアシルである。
従ってさらなる実施態様ではRは有利にはH、RはH、nは1、RはH、mは1、Rは−(CH−、xは2および/またはRは−O−Rである。
従って第一のグリセロール単位および次いでエチレングリコール単位を有する組合せは混合された配置でも可能であり、たとえばR−O−エチレングリコール(E)−O−グリセロール(G)−O−(E)−O−(G)も可能である。
さらに有利な実施態様では、医薬組成物は式(VII):
Figure 0005433866
[式中、
、pおよびzは上記のものを表す]の化合物を含有する。これらの化合物はポリプロピレングリコール(P)単位をグリセロール(G)単位と組み合わせて含有する。有利にはRはC〜C22−、特にC〜C12−アルキルまたはアシルであり、pは1〜4であり、かつzは1〜3である。第一のグリセロールを有する組合せもまた可能である。
従って別の実施態様ではRが有利にはH、RはH、nは1、RはH、mは1、Rは−(CH−、xは3および/またはRは−O−Rである。
もう1つの有利な実施態様では、本発明による医薬組成物は式(VIII):
Figure 0005433866
[式中、
、Rおよびzは上記のものを表し、かつpは0〜20の整数、pは0〜20の整数およびpは0〜10の整数であり、ただしその際、p+p≧1であり、かつその際、pが0である場合には少なくとも1つのRはHである]の化合物を含有する。
該化合物は特にエチレングリコール単位、グリセリン単位およびプロピレングリコール単位の三重の組合せである。このような化合物は特に物理的な特性および分子の親油性および疎水性領域の間の等しいバランスの微妙な調整が可能である。Rは有利にはHまたはOHである。
従ってもう1つの実施態様でRがH、RがH、RがH、nが1、mが1および/またはRが−O−Rである化合物が有利である。
別の実施態様では本発明の組成物は式(IX):
Figure 0005433866
[式中、
、R、Rおよびzは上記のものを表し、pは0〜20の整数であり、pは0〜20の整数であり、pは1〜10の整数であり、かつnは≧2の整数である]の化合物を含有する。これらの化合物は末端の糖アルコール基およびさらなる単位としてエチレングリコール、グリセリンおよび/またはプロピレングリコールを有する分子である。Rは有利にはHまたはOH、Rは有利にはHまたはOHである。有利にはp+p≧1であり、かつP=0の場合、少なくとも1つのRはHである。
従ってRがH、RがH、mが1および/またはRが−O−Rである化合物が有利である。
本発明はさらに活性物質が少なくとも1種の上記の一般式(I)の化合物を組み合わせて含有されている医薬調製物に関する。この組成物はさらに一般的な医薬品添加物および/または希釈剤を含有していてもよい。
本発明のもう1つの実施態様は、対象における標的部位への薬理活性物質のデリバリー法である。標的部位の例は、脳、胃腸管、皮膚、肺または肝臓である。該方法は、上記の医薬組成物の有効量を投与することからなる。
本発明のもう1つの実施態様は、たとえば脳、胃腸管、皮膚、肺または肝臓の障害を治療するための治療において使用するための上記の医薬組成物である。
本発明のもう1つの実施態様は、医薬品の製造に使用するための、式(I)により記載される化合物の、有利には医薬活性成分と組み合わせた使用である。該医薬品はたとえば脳、胃腸管、皮膚、肺または肝臓の障害の治療のための治療において使用することができる。
開示された医薬組成物は細胞間にすき間を空け、かつ薬剤のような化合物は組織および器官の中に浸透して通過し、かつ細胞膜を横断することさえ可能になる。その結果、化合物の標的部位に対するその生物学的利用能が増大する。特に、これらの医薬組成物は、さもなければ脳に入ることができない薬理活性化合物、たとえばタンパク質、核酸および親水性の小分子薬剤の血液脳関門を通過して摂取されることを促進する。従ってこれらは種々の中枢神経系の障害、たとえばガン、アルツハイマー病、遺伝障害、脳卒中、トラウマおよび鬱を治療するためのこれらの薬理活性化合物と共に使用することができる。さらに開示された医薬組成物はさらにこれらの障害を治療するために現在使用されている薬剤の摂取を促進することもでき、このことによりこれらの薬剤を低用量で投与することが可能になる。その他の器官、たとえば皮膚、肺、肝臓および胃腸への薬理活性物質の摂取もまた開示の医薬組成物によって促進される。
開示された医薬組成物は脳およびその他の器官への生物学的活性成分の摂取を促進する。これらの医薬組成物は有利には生物学的に活性な成分およびここで「摂取エンハンサー(uptake enhancer)」とよぶ化合物を含有する。摂取エンハンサーは式(I)により記載される。
有利な実施態様では、式(I)中の変項は次のとおりに定義される:RおよびRは無関係にHまたはC〜C22−アルキル、アルケニル、アルキニルまたはアシル基を表し、ただしその際、RまたはRの1つは−Hであり、それぞれのRは−HまたはC〜C22−アルキル、アルケニル、アルキニルまたはアシル基であり、かつ無関係に選択され、かつpは1〜6の整数である。さらに有利にはRは−Hである。
さらに有利な実施態様では、摂取エンハンサーは式(X):
Figure 0005433866
により表される。
式(X)中でR、Rおよびpは上記のとおりである。有利にはRはC〜C12−アルキルであり、かつRは−Hである。pは有利には2または3である。
摂取エンハンサーの特別な例は、3−(3−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシ−プロポキシ)−プロパン−1,2−ジオールまたは3−[2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−2−オクチルオキシ−プロポキシ)−プロポキシ]−プロパン−1,2−ジオールである。
有利な実施態様では、本発明は活性物質と一般式(XI):
Figure 0005433866
[式中、基RおよびRは1〜22個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルキニルまたはアルコイル基を表し、かつその他の基はH原子を表す]の化合物少なくとも1種との組合せおよび通常の医薬品添加物および希釈剤とからなることを特徴とする医薬調製物に関する。
一般式の化合物は、1位または2位で上記の短鎖の基により置換されているグリセロール誘導体である。置換基は直鎖状であっても、または分枝鎖状であってもよく、かつ場合により環式であってもよく、かつ二重結合または三重結合を2つまで有している。
一般式(XI)中の記号zは1〜6までの数を表し、かつ特に2または3である。
化合物の有利な適用は請求項に記載されている。活性物質が表面活性ではない場合にRまたはRが7〜22個の炭素原子を有する医薬調製物、または活性物質が表面活性である場合、RまたはRが1〜6個の炭素原子を有する医薬組成物は有利である。
本発明によるオリゴグリセロール誘導体は意外にも、EP0144069号から公知のモノグリセロール誘導体と比較して特に親油性/親水性特性の微妙な調整に関して改善された効果を有する。
本発明の化合物は、生体膜を通過するデリバリーを促進する。この効果はPBEC(ブタ脳内皮細胞)細胞培養において観察することができ、その際、特定の濃度により細胞間にすき間が空き、種々の薬剤のような化合物が組織および器官へと透過し、かつ通過することが可能になる。結合部とよばれるこれらのいくつか、特に血液脳関門の部分を構成するものは極めてタイトである。透過が最も困難な膜の1つである血液脳関門を克服することさえできることが判明した。このことにより薬剤は、脳組織に影響を与える種々の疾患を治療するために生物学的に利用可能になる。試験した多くの化合物、薬剤は本発明の化合物と混合すると脳内に入る。細胞ベースのアッセイでは細胞間のタイト結合の空間がより広くなり、開かれ、かつさもなければ脳半球へ入ることができない種々の薬剤は脳内に入ることができる。次いで該薬剤は脳内に分散し、かつデザインされたとおりのその矯正作用を示すことができる。
本発明の化合物は特に脳、肝臓、脾臓、腎臓、心臓、腸、肺および眼の中に浸透することができる。有利にはこれらは血液脳関門または血液眼球関門を透過するために適用される。本発明の組成物はプラスミド、ベクターまたはオリゴヌクレオチドを使用する遺伝子治療において、オリゴヌクレオチドまたはペプチド−ヌクレオチドを使用するアンチセンス治療において、ならびに断片または完全な細胞を使用する細胞治療において使用することができる。
ここで使用される「脂肪族基」という用語は、完全に飽和であるか、または1つもしくは複数の不飽和の単位を有する直鎖状または分枝鎖状の炭化水素を含む。一般に直鎖状もしくは分枝鎖状の脂肪族基は1〜約22個、および有利には1〜約10の炭素原子を有する。脂肪族基は有利には直鎖状または分枝鎖状のアルキル基、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチルまたはn−オクチルである。
アルケニル基は1つもしくは複数の二重結合を有する、有利には二重結合を1つ有する直鎖状または分枝鎖状の脂肪族基であり、かつアルキニル基は1つもしくは複数の三重結合、有利には三重結合を1つ有する脂肪族基である。
アシル基(置換もしくは非置換)は、−C(O)−Rにより表され、その際、Rは飽和もしくは不飽和の脂肪族基である。アシル基は「アルカノイル基」ともよばれる。
脂肪族基のための適切な置換基は実質的に摂取エンハンサーが薬理活性物質の、標的器官、有利には脳による摂取を促進する能力を妨げない基、たとえば置換基を有してない相応する摂取エンハンサーと比較して摂取を50%以上低下させない基である。適切な置換基の例はC〜C−アルキル基、ハロゲン、C〜C−アルコキシ基およびヒドロキシ基である。
「標的部位」とは、薬理活性物質、つまり薬剤による治療を必要としている、対象の身体の中の部位である。標的部位はたとえば器官、器官中の特殊な組織および/または器官中の特殊な細胞である。ここに開示した方法は、特定の器官による薬理活性物質の吸収および該器官への薬剤の透過を促進し、その結果、特定の標的組織または細胞への該薬剤のデリバリーが達成される。
多種多様な薬理活性物質が本発明の医薬組成物における使用のために適切である。このような薬剤はタンパク質薬剤、核酸薬剤および小分子薬剤である。
本発明の医薬組成物を脳への摂取の促進のために使用する場合、脳の障害を治療するために現在使用されている薬理活性物質ならびに通常は血液脳関門を通過することができない化合物が一般に適切である。従って開示された医薬組成物はさらに効果を高めるか、かつ/または現在使用されている薬剤の、治療有効量を低減することができる。本発明の化合物は特に医薬組成物を場合により、CNSトラウマ;出血性外傷;感染/抗生物質;無菌性髄膜炎;細菌性髄膜炎;クリプトコックス髄膜炎、髄膜炎菌性髄膜炎;卒中/外傷性脳損傷;脳腫瘍;脳/神経障害(混合型);脳血管発作(CVA);痴呆;脳炎;抗菌性;抗ウイルス性;不安;注意欠陥障害;自己免疫疾患(非特異的);双極性障害;脳腫瘍;脳/神経障害(混合型);脳血管発作(CVA);CNS外傷;サイトメガロウイルス(CMV);痴呆;鬱;脳炎;てんかん;ファブリー病;真菌感染(非特異的);ゴーシェ病;遺伝障害(混合型);出血性外傷;単純ヘルペスウイルス;HIV/AIDS;ホルモン障害(混合型);炎症(一般);不眠症;ライム病;無菌性髄膜炎;細菌性髄膜炎;クリプトコックス髄膜炎;髄膜炎菌性髄膜炎;精神衛生(混合型);偏頭痛;多発性硬化症(MS);腫瘍性疾患;ペインコントロール;パニック障害;パーキンソン病;精神病;分裂病;脊髄損傷;卒中/外傷性脳損傷;白癬を治療するための活性物質と組み合わせた調製物のために使用することができる。有利には本発明による化合物をアルツハイマー病、脳腫瘍、遺伝障害、卒中、脳外傷および鬱の治療のために使用する。インビトロで脳から分離した標的に対して活性であるが、しかし血液脳関門を通過することができない化合物は、親水性薬剤、約500ダルトンより大きな分子量を有する化合物、有利には1500ダルトンを上回る分子量を有する活性物質、タンパク質薬剤および核酸薬剤を含有する開示された医薬組成物における使用のために理想的な候補である。さらに血液脳関門を通過することはできないが、しかし身体のその他の部分における障害を治療するために使用される薬剤は脳内の類似の障害の治療を可能にする。たとえば抗腫瘍薬である5−フルオロウラシル、ミトキサントロン、エトポシド、メトトレキサート、ビンブラスチン、ペプロマイシンまたはダウノマイシンは血液関門を通過しないが、開示された医薬組成物の一部として投与する場合、脳に対する利用能が増大する。
前記のとおり、開示された医薬組成物は脳以外のその他の標的器官にも使用することができる。選択された標的への有効なデリバリーは、以下に詳細に説明するような投与法により改善することができる。標的とされるその他の器官の例は肺、腸、皮膚および肝臓である。脳と同様に、開示した医薬組成物はこれらの器官の疾患を治療するために現在使用されている薬剤の摂取および効果を増大することができ;身体のその他の部位における障害の治療のために現在使用されているが、しかしこれらの器官中で生物学的利用能の低い薬剤によりこれらの器官を治療することが可能になり;かつさもなければこれらの器官によりあまり摂取されなかったが、しかしインビトロではこれらの器官から分離した標的に対して活性であることが判明している化合物を用いた治療が可能になる。
開示された医薬組成物は、標的器官に薬理活性物質を輸送するために適切な任意の手段によって投与することができる。たとえば標的器官が脳である場合、医薬組成物は該組成物が脳へ輸送されるための血流に入ることが可能である方法で送達する。従って静脈内または動脈内投与、たとえば頸動脈への直接投与が有利である。該組成物を頸動脈またはその他の血管に投与するために、従来技術において公知の持続性デリバリーポンプ(sustained delivery pumps)を有利に使用することができる。本発明の化合物および薬剤を含有する調剤を血液脳関門付近に注射する場合、大量の薬剤が輸送され、かつ注入部位に依存して片方もしくは両方の半球に分散する。しかし薬剤を脳から離れたところに投与する場合でもなお、本発明の化合物はCNSへの少量の輸送を促進し、かつ分散させることにより大きな生分子を含む薬剤を生物学的に利用可能にする。
開示された医薬組成物を標定器官に輸送するその他の投与法も考えられる。たとえば非経口、肺、経皮、点眼、経口および直腸投与もまた使用することができる。開示された組成物は腸内で放出されると、腸壁を透過し、かつ薬理活性物質は近接組織において、あるいは全身的に生物学的に利用可能になる。腸への輸送は、該組成物が胃を通過するために適切に被覆されており、かつ腸内で放出される場合には経口投与により、および直腸投与により達成することができる。従って経口および直腸投与は、腸および脳を標的化するために使用することができる。同様に、薬剤が肺胞または肺組織を通過することができ、かつ該薬剤が血流に入ることを可能にする該薬剤の能力は肺への投与手段によって投与される場合に、開示された医薬組成物により促進される。従って本発明の医薬組成物は、肺への投与手段によって投与される場合には肺および脳を標的とするために使用することができる。局所的な投与は皮膚を標的とするために使用される。
肺への投与手段によって投与する場合、開示された医薬組成物は液状の調製物、乾燥粉末または粒子状の調製物として輸送することができる。該調製物はエーロゾルの形で投与することができる。エーロゾル形の治療薬の投与は従来技術において公知である(たとえばUS特許第5,767,068号、Van Devanter等、US特許第5,508,269号、Smith等、およびWO98/43650号、Montgomeryに記載されており、これらの全ての教示を参照することによりここに取り入れる)。肺へ輸送するためのエーロゾルとして輸送される本発明の医薬組成物は有効量が所望の治療のために最適な粒径にエーロゾル化(たとえばジェットまたは超音波ネブライザーを使用して)されるように調製する。気管支内の空間への輸送のために適切な粒径の例は一般に約1〜5ミクロンである。
上記で論じたように、経口投与により腸を標的とする場合、開示された医薬組成物は有利には被覆によってカプセル封入されており、胃を通過することが可能である。適切な被覆は従来技術で周知であり、かつハードゼラチンまたはシクロデキストリンを含む。これらおよびその他の適切なカプセル封入技術はたとえばBaker等、"Controlled Release of Biological Active Agents"、John Wiley and Sons、1986に記載されており、その全ての技術をここに参照することによって取り入れる。場合により医薬調剤において一般的に見られるその他のキャリアまたは希釈剤を、開示された医薬組成物に添加することができるが、ただし、標的器官への吸収および薬理活性物質の活性に不利な影響があってはいけない。非経口投与のために適切な製薬キャリアの例はたとえば滅菌水、生理食塩水、静菌食塩水(ベンジルアルコールを約0.9%mg/ml含有する食塩水)、リン酸塩干渉食塩水、ハンクス溶液、乳酸リンゲル液などであり、かつこれらはRemington's Pharmaceutical Sciences, Mark Publishing Company, Easton, PAに記載されており、その全ての教示をここで参照することにより取り入れる。
非経口投与のために、医薬組成物をたとえばリポソーム、エマルション、ミセル、錯体、懸濁液(たとえば粒子、固体のナノ粒子または溶液を含有)として調製することができる。吸入のためには有利には乾燥粉末、粒子、固体のナノ粒子、リポソーム、エマルション、ミセル、錯体、懸濁液または溶液を使用する。経口投与のためには、たとえば乾燥粉末、粒子、固体のナノ粒子、リポソーム、エマルション、ミセル、錯体、懸濁液、自己乳化性調製物または持続放出性調製物を含有するカプセル、腸溶性被覆を有する錠剤である。
「開示された医薬組成物の有効量」とは、標的器官への薬理活性物質の吸収を可能にするために十分な量の摂取エンハンサー(つまり「有効量の摂取エンハンサー」)および有利な治療効果または予防効果を有するために十分な量の薬理活性物質(つまり「有効量の薬理活性成分」)を輸送する量である。そのつどの一般的な量の詳細は標的部位、輸送方法、使用される薬理活性物質、治療される障害および治療される対象の全体的な健康状態、年齢および性別に依存し、かつこれは当業者であれば容易に決定することができる。一般に、一日あたり約0.01mg/1kgから一日あたり約10mg/kg、有利には約0.1mg/kgから約1mg/kgの医薬を投与する。
本発明の医薬組成物は摂取エンハンサーおよび薬理活性物質を混合することにより製造することができる。一般に、摂取エンハンサー対薬理活性物質1:100w/w〜100:1w/w、有利には約10:1w/w〜1:10w/wを使用する。
「対象」は哺乳類、有利にはヒトであるが、しかし獣医学的な治療を必要としている動物、たとえばコンパニオン動物(たとえばイヌ、ネコなど)、飼育場の動物(たとえばウシ、ヒツジ、ブタ、ウマなど)および実験用動物(たとえばラット、マウス、モルモットなど)であってもよい。
本発明の医薬組成物において使用される摂取エンハンサーの製造を図1に図面で示す。イソプロピリデングリセロールを触媒量の水酸化ナトリウムの存在下にアリルグリシジルエーテルと反応させ中間体1を形成させる。次いで遊離の第二アルコールをアルキル化するか、もしくは適切である場合には保護して中間体2を形成させる。次いで二重結合をたとえばm−クロロ過安息香酸を用いてエポキシ化し、中間体3を形成させる。その他のグリセロール単位を添加すべき場合には、エポキシドをアリルアルコールで開環して中間体4を形成させ、これに次いでさらにエポキシ化、保護およびエポキシドの開環の別のサイクルを行い、別のグリセロール単位を加える。それ以上グリセロール単位を加えない場合には、有利にはエポキシドをベンジルアルコールで開環し、これを水素化により分解することができる。保護基を合成の終了時に除去すると、ここで開示した摂取エンハンサーが形成される。これらの反応のための特別な条件は例1〜3に記載されている。
本発明を以下の図面および実施例により詳細に説明する:
図1(1Aおよび1B)はここに記載した摂取エンハンサーの合成を略図で示す。
実施例
例1
1,2−イソプロピリデン−G1−3,1−G2−O−アリルエーテルの製造
Figure 0005433866
触媒量のNaOH(MW40.00;0.6モル−24g)を1,2−イソプロピリデン−rac−グリセロール(MW132.16;16モル−2115g)に添加し、かつ撹拌し、80℃に加熱することによって溶解させた。80℃でアリルグリシジルエーテル(MW114.14;6モル−685g)を2時間にわたって滴加した。反応混合物を80℃でさらに2時間撹拌し、この時点でエポキシド(エーテル中Rf=0.8)を完全に反応させてG2成分を形成した(エーテル中Rf=0.6)。過剰のイソプロピリデン−rac−グリセロールはエーテル中で0.65のRfを有しており、かつ75℃/10ミリバールで反応混合物から除去した。ジイソプロピルエーテル約1リットルを残留物に添加し、かつ得られる溶液をNaCl(HO中1%溶液)1リットルで2回抽出した。有機相を真空除去し、かつ残留物を蒸留した(Kpi10−1ミリバール125℃)。
純粋な生成物1,2−イソプロピリデン−rac−G1−3.10.0−3−0−アリル−rac−G2(MW246.30)の収率は1025gであった(約70%)。
1,2−イソプロピリデン−rac−グリセロールの代わりに、その他の第一アルコールおよびアリルアルコールならびにベンジルアルコールを上記の条件下で反応させることも可能である。同様にしてその他のエポキシドを使用することも可能である。
例2
1,2−イソプロピリデン−G1−3,1−G2−2−O−ベンジル−O−アリルエーテルの製造
Figure 0005433866
例1から得られた1,2−イソプロピリデン−rac−G1−3.1−rac−G2−アリルエーテル(MW246.30;0.5モル−123g)および塩化ベンジル(0.6モル−76g)をテトラヒドロフラン500ml中に溶解させ、かつ還流させた。テトラヒドロフラン500ml中に溶解したカリウム−t−ブトキシド(0.7モル−79g)を反応混合物に滴加した。30分間還流させた後、反応は完了した。ジイソプロピルエーテル1リットルおよび1%NaCl溶液1リットルを反応混合物に添加した。混合物を振とうし、有機相を分離し、かつ溶剤を回転蒸発器中で除去した。生成物は直接使用することができるか、またはシリカゲルを使用したクロマトグラフィーにより約90%の収率で純粋な形で回収することができる。実験式:C19H28O5(MW336.42)。計算値:C、67.83;H、8.39;O、23.79;測定値:C、67.78;H、8.34;O。
塩化ベンジルの代わりに臭化ベンジル、塩化アリルルまたは臭化アリル、あるいはまた第一アルコールのメシレートを使用することも可能である。第一または第二ヒドロキシル基とアルキルメシレートとの反応の生成物は特に所望の標的化合物の高い収率(>90%)につながった。
例3
1,2−イソプロピリデン−G1−2−O−ベンジル−3,1−G2−O−アリルエーテルのエポキシ化
Figure 0005433866
1,2−イソプロピリデン−rac−グリセロ−2−O−ベンジル−3−O−アリルエーテル(1モル)を1リットルのCHCl中で溶解させた。3−クロロペルオキシ安息香酸(1.1モル)を少量ずつ滴加し、かつ反応混合物を25〜30℃で6時間撹拌した。出発材料(ジエチルエーテル/ペンタン1:1中Rf0.5)はその時点までに完全に反応して所望の生成物が得られた(上記の系中でRf0.2)。沈殿物を吸引濾過により除去した後、NaCO 100gを濾液に添加し、かつ混合物を20℃でさらに3時間撹拌した。沈殿物を除去し、かつ溶剤を真空下で除去した。エポキシド(MW188.22)の収率は170gであった(90%)。
例4
インビトロモデルにおける血液脳関門のヘキシルジグリセロールの透過性の増大
ブタ脳微小血管内皮細胞(PBEC)の初代培養の単層は、血液脳関門のインビトロモデルである。これらは標準培養条件下で種々のコラーゲン被覆した固体基質およびポリカーボネートの透過性フィルター上に単層を形成する。PBEC単層は、毛管ルーメンを有する先端側ではフィルター膜上に分極して成長するが、しかし基底外側では脳組織に相応して成長する。細胞が融合性になり、かつ7日後にタイトな層を形成した後、PBECは輸送試験のために使用する準備ができている。機能的なタイト結合を形成するために、これらは高い経内皮電気抵抗(TEER)を示し、かつタイトな障壁が脳毛管内皮に類似した生物学的特性と共に生じる。
PBEC細胞を、OS10%、グルタミン0.7mML−1、ペニシリン/ストレプトマイシン10000U・mL−1およびゲンタマイシン50μgmL−1で補足したM199中、37℃、CO 5%および飽和湿度で培養した。細胞はトリプシン−EDTA溶液で分離した後に継代培養し、かつTranswell (R)フィルターインサート(ドイツ、Wiesbaden在、Costar (R))上に播種した。該フィルターはポリカーボネートからなり、表面積1.13cmおよび孔径0.4μmを有していた。
Transwell (R)フィルターインサート上で融合し、分化した単層へのPBECの成長をTEERの測定により確認した。7日後に、単層の完全性を2種類のマーカー物質、つまりフルオレセインおよびプロプラノロールの輸送によって確認した。フルオレセインは細胞周囲で(paracellularly)単層を通過したが、その一方でプロプラノロールは経細胞輸送された。輸送試験は直接Transwell (R)プレート上で行った。先端および基底外側のコンパートメント中の培地M199を、試験の前日にM199に関して記載したとおりに補足し、かつヒドロコルチゾン0.2μg・mL−1を添加した血清不含の培地DME/Ham’sF12と交換した。細胞培養に関する全ての輸送試験は三重に行った。先端側での物質の適用のために、培地の半分を吸引し、適切な検査すべき物質のストック溶液と混合し、かつフィルター上に戻した。プロプラノロールによる経細胞輸送を検定するために、KRBを輸送バッファとしてのDME/Ham’sF12と交換した。細胞不含のフィルターインサートを通過して輸送するために、先端コンパートメント中の完全培地を除去し、ストック溶液と混合し、かつドナーコンパートメントと交換した。イヌリンおよびFITC−デキストランのストック溶液をHO中で製造した。ショ糖は3%のエタノール溶液として、グリセロールは50%のエタノール溶液として輸送された。プロプラノロールをKRB(pH7.4)中に溶解した。試料を15′、30′、45′、60′および90′でアクセプタから回収し、0′および90′でドナーコンパートメントから回収し、かつ試料体積を新鮮な輸送バッファと交換した。実験前および最終的なサンプリングの後に、単層のTEERを測定した。
見掛透過係数(Papp、[cm・s−1])を式1に従って計算し、その際、dQ/dtは時間に対する基質の輸送量のプロファイルから得られる透過率(定常状態輸送率、[μg・s−1])である。A(1.13cm)は露出した細胞単層の表面積であり、m0はドナーコンパートメント中(VDonor0.5mL)のマーカー物質の当初質量[μg]である。細胞層の有効な遮断機能を見掛透過係数および式2による細胞不含のフィルターの透過係数から計算する。PappがPfilterよりも大きい数値である場合、マイナスの透過係数が算出される。Peffのマイナスの値は通常ではない。従って細胞層の妨げられない透過が結論として導き出される。
Figure 0005433866
BBBを通過する透過に影響を与える適切な濃度を見出すために、4つの異なった濃度のヘキシルジグリセロール(ヘキシルG2)を、フルオレセイン透過および経内皮電気抵抗への影響に関して試験した。ヘキシルG2 0.1mM、1mMおよび10mMは、モデル障壁のタイトさに影響を与えないことが判明した。50mMの適用は、フルオレセインの透過を約2倍促進し、このことはこの濃度での透過促進効果を示している。PeffおよびPappとして与えられる透過データは第1表にまとめられている。より明示的な効果がインビボの所見から予測されるので、75mMのヘキシルG2濃度を選択してさらなる不透過性マーカーにより選択した。
Figure 0005433866
第1表のデータから明らかであるように、TEERの減少を伴うフルオレセイン透過率の2倍の上昇は、ヘキシルG2が血液脳関門を開くことができることを示している。
ショ糖、グリセロール、FITC−デキストラン(4kDa)およびイヌリンを、ヘキシルG2の存在下および非存在下でPBEC単層を透過するその能力に関して試験した。通常、これらの化合物はBBBを透過しにくい。ヘキシルG2の適用により、ヘキシルG2を1〜5・10−5cm・−1の範囲で組み合わせて試験する際に透過速度:Papp値が全ての化合物に関して劇的に上昇し、従ってBBBを邪魔されずに透過する物質であるプロプラノロールの透過性と極めて類似することが判明した。さらに、TEERの完全な損失もまた観察された。このことは壁の非特異的な開放を明らかに示している。PeffおよびPappとして与えられた透過データは第2表にまとめられている。
Figure 0005433866
本発明をその有利な実施態様を参照しながら示し、かつ記載したが、当業者は特許請求の範囲に包含される本発明の範囲から離れることなく、その形態および詳細において種々の変更を行うことができるものであると理解される。
例5:
群A
ペンタンジオール−(1.2)
ヘキサンジオール−(1.2)
ヘプタンジオール−(1.2)
オクタンジオール−(1.2)
ノナンジオール−(1.2)
デカンジオール−(1.2)
ヘキサデカンジオール−(1.2)
オクタデカンジオール−(1.2)
エイコサンジオール−(1.2)
群B
ペンタントリオール−(1.2.3)
ヘキサントリオール−(1.2.3)
ヘプタントリオール−(1.2.3)
オクタントリオール−(1.2.3)
ノナントリオール−(1.2.3)
デカントリオール−(1.2.3)
群C
=H
ブテントリオール−(1.2.4)
ペンタントリオール−(1.2.5)
ヘキサントリオール−(1.2.6)
ヘプタントリオール−(1.2.7)
オクタントリオール−(1.2.8)
ノナントリオール−(1.2.9)
デカントリオール−(1.2.10)
=アルキル
4−ブチル−ブタントリオール−(1.2.4)
4−ペンチル− 〃
4−ヘキシル− 〃
4−ヘプチル− 〃
4−オクチル− 〃
4−テトラデシル− 〃
4−ヘキサデシル− 〃
4−オクタデシル− 〃
4−エイコサニル− 〃
4−エルシル− 〃
4−エチル−ペンタントリオール−(1.2.5)
4−プロピル− 〃
4−ブチル− 〃
4−ペンチル− 〃
4−ヘキシル− 〃
4−ヘプチル− 〃
4−オクチル− 〃
=アシル
4−アセチル−ブタントリオール−(1.2.4)
4−プロピオニル− 〃
4−ブタノイル− 〃
4−ペンタノイル− 〃
4−ヘキサノイル− 〃
4−ヘプタノイル− 〃
4−オクタノイル− 〃
4−ノナノイル− 〃
4−デカノイル− 〃
4−ドデカノイル− 〃
4−ミリストイル− 〃
4−パルミトイル− 〃
4−ステアロイル− 〃
4−オレオイル− 〃
4−エイコサノイル− 〃
4−ドコサノイル− 〃
4−エルコイル− 〃
5−アセチル−ペンタントリオール−(1.2.5)
5−ブタノイル− 〃
5−ヘキサノイル− 〃
5−オクタノイル− 〃
5−デカノイル− 〃
5−テトラデカノイル− 〃
5−ヘキサデカノイル− 〃
5−オクタデカノイル− 〃
5−オレオイル− 〃
5−エルコイル− 〃
6−O−ヘキシル−ヘキサントリオール−(1.2.6)(エーテル)
6−O−ヘキサノイル−ヘキサントリオール−(1.2.6)(エステル)
8−O−(α−ヒドロキシ)−オクタノイル−オクタントリオール−(1.2.8)(α−ヒドロキシエステル)
群D
=アルキル、p=1、z=1
メチル−エチレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=2、z=1
メチル−ジ−エチレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=3、z=1
メチル−トリ−エチレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=4、z=1
メチル−テトラ−エチレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=1、z=2
メチル−エチレングリコ−ジ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=2、z=2
メチル−ジ−エチレングリコ−ジ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=3、z=2
メチル−トリ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=4、z=2
メチル−テトラ−エチレングリコ−ジ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=1、z=3
メチル−エチレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=2、z=3
メチル−ジ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=3、z=3
メチル−トリ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=4、z=3
メチル−テトラ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アシル、p=1、z=1
アセチル−エチレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=2、z=1
アセチル−ジ−エチレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=3、z=1
アセチル−トリ−エチレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=4、z=1
アセチル−テトラ−エチレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=1、z=2
アセチル−エチレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=2、z=2
アセチル−ジ−エチレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=3、z=2
アセチル−トリ−エチレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=4、z=2
アセチル−テトラ−エチレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=1、z=3
アセチル−エチレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=2、z=3
アセチル−ジ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=3、z=3
アセチル−トリ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=4、z=3
アセチル−テトラ−エチレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
群E
=アルキル、p=1、z=1
メチル−プロピレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=2、z=2
メチル−ジ−プロピレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=3、z=1
メチル−トリ−プロピレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=4、z=1
メチル−テトラ−プロピレングリコ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=1、z=2
メチル−プロピレングリコ−ジ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=2、z=2
メチル−ジ−プロピレングリコ−ジ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=3、z=2
メチル−トリ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=4、z=2
メチル−テトラ−プロピレングリコ−ジ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=1、z=3
メチル−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=2、z=3
メチル−ジ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=3、z=3
メチル−トリ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アルキル、p=4、z=3
メチル−テトラ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
エチル− 〃
プロピル− 〃
ブチル− 〃
ペンチル− 〃
ヘキシル− 〃
ヘプチル− 〃
オクチル− 〃
ノニル− 〃
デシル− 〃
ウンデシル− 〃
ウンデセニル− 〃
ドデシル− 〃
テトラデシル− 〃
ヘキサデシル− 〃
オクタデシル− 〃
オレイル− 〃
エイコサニル− 〃
エルシル− 〃
=アシル、p=1、z=1
アセチル−プロピレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=2、z=1
アセチル−ジ−プロピレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=3、z=1
アセチル−トリ−プロピレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=4、z=1
アセチル−テトラ−プロピレングリコ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=1、z=2
アセチル−プロピレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=2、z=2
アセチル−ジ−プロピレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=3、z=2
アセチル−トリ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=4、z=4
アセチル−テトラ−プロピレングリコ−ジ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=1、z=2
アセチル−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=2、z=3
アセチル−ジ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=3、z=3
アセチル−トリ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
=アシル、p=4、z=3
アセチル−テトラ−プロピレングリコ−トリ−グリセロール
プロピオニル− 〃
ブタノイル− 〃
ペンタノイル− 〃
ヘキサノイル− 〃
ヘプタノイル− 〃
オクタノイル− 〃
ノナノイル− 〃
デカノイル− 〃
ウンデカノイル− 〃
ウンデセノイル− 〃
ドデカノイル− 〃
テトラデカノイル− 〃
ヘキサデカノイル− 〃
オクタデカノイル− 〃
オレオイル− 〃
エイコサノイル− 〃
エルコイル− 〃
群F
1−O−ブチル−エチレングリコ−プロピレングリコ−グリセロール
1−ウンデセノイル−エチレングリコ−プロピレングリコ−グリセログリセロール
群G
デシル−エチレングリコ−アラビトール
デカノイル−エチレングリコ−アラビトール
本発明による摂取エンハンサーの合成を示す図 本発明による摂取エンハンサーの合成を示す図

Claims (10)

  1. 式(I)
    Figure 0005433866
    [式中、
    は、C〜C11−アルキルまたはアシル基を表し、
    pは1〜の整数であり、
    xは2または3であり、かつ、
    zは1〜の整数である]の化合物を含有する医薬組成物。
  2. 式(VI):
    Figure 0005433866
    [式中、
    、pおよびzは請求項1に記載したものを表す]の化合物を含有する請求項1記載の医薬組成物。
  3. 式(VII):
    Figure 0005433866
    [式中、
    、pおよびzは請求項1に記載したものを表す]の化合物を含有する請求項1記載の医薬組成物。
  4. pが、2または3である、請求項1からまでのいずれか1項記載の医薬組成物。
  5. さらに医薬活性物質を含有する、請求項1からまでのいずれか1項記載の医薬組成物。
  6. さらに通常の医薬品添加物および/または希釈剤を含有する請求項1からまでのいずれか1項記載の医薬組成物。
  7. 医薬活性物質が脳の障害を治療するための薬剤である、請求項1から6までのいずれか1項記載の医薬組成物。
  8. 医薬活性物質が胃腸管の障害を治療するための薬剤である、請求項1から6までのいずれか1項記載の医薬組成物。
  9. 医薬活性物質が皮膚の障害を治療するための薬剤である、請求項1から6までのいずれか1項記載の医薬組成物。
  10. 医薬活性物質が呼吸器障害を治療するための薬剤である、請求項1から6までのいずれか1項記載の医薬組成物。
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