JP5432400B1 - 治療台兼用ベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】患者は立った状態でベッドに乗り込んだり、ベッドから出ることができ、必ずしも補助者が必要でなく、補助作業をするにしても下半身の体重を支える必要がないので力を要しない。また、リハビリの際には、患者はベッドに横たわったままで、を自動で起立状態とすることで所望の形態になるので、力を要することがない治療台兼用ベッドを提供する。
【解決手段】アクチュエータによって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレーム1と、該第1フレーム1の外側に位置し、アクチュエータによって自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレーム2と、該第2フレーム2の外側に位置し、メインフレームとなる第3フレーム3とを備え、第1フレーム1と第2フレーム2とが、単独で動作するように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】アクチュエータによって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレーム1と、該第1フレーム1の外側に位置し、アクチュエータによって自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレーム2と、該第2フレーム2の外側に位置し、メインフレームとなる第3フレーム3とを備え、第1フレーム1と第2フレーム2とが、単独で動作するように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、治療台兼用ベッドに関する。
特許文献1に示すように、治療台を兼ねたベッドとして、コ字状の上枠と固定脚および折畳み脚とからなる外枠と、外枠に内嵌する枠と枠に内嵌し脚部が折畳み椅子となるマットとからなる内枠と、上枠へ揺動自在に軸支された支柱本体と支柱本体の上杆へ取付け取外し自在に付設されたマイクロ牽引器とからなる支柱で構成されたものが知られている。
しかしながら、従来のものは、自力でベッドに上がることができない患者の場合、必ず補助者が必要となり、この補助作業は患者の下半身を支える必要があるので、力を要していた。
また、治療台を所望の態様に変化させる場合も、かなりの力を要するものであった。
従って、本発明の解決すべき課題は、自力でベッドに上がることができない患者の場合であっても、力を要することなくベッドに上がることができる上に、所望の態様に力を要することなく変化させることができる手段を提供することにある。
また、治療台を所望の態様に変化させる場合も、かなりの力を要するものであった。
従って、本発明の解決すべき課題は、自力でベッドに上がることができない患者の場合であっても、力を要することなくベッドに上がることができる上に、所望の態様に力を要することなく変化させることができる手段を提供することにある。
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
全体が一体となって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレームと、
該第1フレームの外側に位置し、自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレームと、
該第2フレームの外側に位置し、メインフレームとなる第3フレームとを備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとが、独立して動作し、
前記第1フレームが、上半身支持部、中間支持部、脚支持部の3つに分割して構成され、
前記第3フレームの脚側が解放して構成され、
前記第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、垂直状態になることができるように構成され、
前記第1フレーム及び第2フレームが直立した際に、脚支持部が立ち上がり、椅子として機能することを特徴とする、治療台兼用ベッド。
該第1フレームの外側に位置し、自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレームと、
該第2フレームの外側に位置し、メインフレームとなる第3フレームとを備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとが、独立して動作し、
前記第1フレームが、上半身支持部、中間支持部、脚支持部の3つに分割して構成され、
前記第3フレームの脚側が解放して構成され、
前記第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、垂直状態になることができるように構成され、
前記第1フレーム及び第2フレームが直立した際に、脚支持部が立ち上がり、椅子として機能することを特徴とする、治療台兼用ベッド。
本発明によれば以下の効果を奏することができる
第1フレームと第2フレームとが一体となって起立状態に立ち上がるので、患者は立った状態でベッドに乗り込むことができ、必ずしも補助者が必要でなく、補助作業をするにしても下半身の体重を支える必要がないので、力を要しない。
同様に、ベッドから降りる際にも、再度、第1フレームと第2フレームとが一体となって起立状態に立ち上がることで、患者自身も起こされるので、楽にベッドから出ることができる。
また、リハビリの際には、患者はベッドに横たわったままで、第2フレームだけを自動で起立状態とすることで所望の形態になるので、力を要することがない。
さらに、ベッドに横たわったままで、各種のリハビリ作業をすることができるので、リハビリ用具の設置場所に困ることなく、また、移動のために時間や手間を要することもない。
同様に、ベッドから降りる際にも、再度、第1フレームと第2フレームとが一体となって起立状態に立ち上がることで、患者自身も起こされるので、楽にベッドから出ることができる。
また、リハビリの際には、患者はベッドに横たわったままで、第2フレームだけを自動で起立状態とすることで所望の形態になるので、力を要することがない。
さらに、ベッドに横たわったままで、各種のリハビリ作業をすることができるので、リハビリ用具の設置場所に困ることなく、また、移動のために時間や手間を要することもない。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。
ここで、添付図面において同一の部材には同一符号を付しており、また重複した説明は省略されている。
なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であり、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。
ここで、添付図面において同一の部材には同一符号を付しており、また重複した説明は省略されている。
なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であり、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。
図1に示すように、本発明に係る治療台兼用ベッドは、アクチュエータによって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレーム1と、該第1フレーム1の外側に位置し、アクチュエータによって自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレーム2と、該第2フレーム2の外側に位置し、メインフレームとなる第3フレーム3とを備えている。
前記ベッドマット用の第1フレーム1は、患者がベッドに寝た状態の際に、頭側から足側に向けて、上半身支持部11、中間支持部12、脚支持部13の3つに分割して構成され、水平状態では第3フレーム3によって支持されている。
該上半身支持部11、中間支持部12、脚支持部13は、アクチュエータによって全体が一体となって、自動で起立可能に構成されている。
ここで、上半身支持部11、中間支持部12、脚支持部13は、本実施形態においては、各々が単独のアクチュエータまたは組み合わせによって動作可能に構成されている。
該上半身支持部11、中間支持部12、脚支持部13は、アクチュエータによって全体が一体となって、自動で起立可能に構成されている。
ここで、上半身支持部11、中間支持部12、脚支持部13は、本実施形態においては、各々が単独のアクチュエータまたは組み合わせによって動作可能に構成されている。
前記リハビリ用具支持枠兼用の第2フレーム2は、中央より患者の脚側に位置する回転軸を中心に、水平状態から垂直状態にアクチュエータによって自動的に動くように、第3フレーム3に取り付けられている。
また、前記第1フレームと前記第2フレームとは、アクチュエータによって自動的に互いに独立して動作可能に構成されている。
該第2フレーム2の頭側には、3本の短棒21と、U字状フレーム22とを組み合わせた頭側フレームが取り付けられている。
該第2フレーム2の中間付近には、各々中間手摺23が、上下位置調節可能に取り付けられている。
該第2フレーム2の脚側には、垂直状態の際に、立った患者を支持するステップフレームが取り付けられている。
また、前記第1フレームと前記第2フレームとは、アクチュエータによって自動的に互いに独立して動作可能に構成されている。
該第2フレーム2の頭側には、3本の短棒21と、U字状フレーム22とを組み合わせた頭側フレームが取り付けられている。
該第2フレーム2の中間付近には、各々中間手摺23が、上下位置調節可能に取り付けられている。
該第2フレーム2の脚側には、垂直状態の際に、立った患者を支持するステップフレームが取り付けられている。
前記メインフレームとなる第3フレーム3は、第1フレーム1及び第2フレーム2を支持するものであり、脚側が開放して構成されている。
該第3フレーム3の脚側には、各々脚側手摺31が、上下位置調整可能に取り付けられている。
該第3フレーム3の脚側には、各々脚側手摺31が、上下位置調整可能に取り付けられている。
図中、符号4は、第2フレームの頭側フレームの短棒21に取り付けたリハビリ器具を示している。
該リハビリ器具4は、滑車41を介して紐42の両先端に、ハンドル43を取り付けたものである。
なお、図示は省略するが、各種の器具を用いることができる。
該リハビリ器具4は、滑車41を介して紐42の両先端に、ハンドル43を取り付けたものである。
なお、図示は省略するが、各種の器具を用いることができる。
図2に示すように、本発明の治療台兼用ベッドは、アクチュエータによって、第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、垂直状態になることができるように構成されている。
図3に示すように、本発明の治療台兼用ベッドは、第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、第3フレームに支えられ、水平状態になることができるものである。
図3中、点線は、第2フレーム2が、第1フレーム1とは別に単独で、アクチュエータによって垂直状態から水平状態に動作可能であることを示している。
図3中、点線は、第2フレーム2が、第1フレーム1とは別に単独で、アクチュエータによって垂直状態から水平状態に動作可能であることを示している。
図4に示すように、本発明の治療台兼用ベッドは、患者がベッドに寝た状態から、第1フレーム1の上半身支持部11を、アクチュエータ11aによって人手を介することなく自動的に立ち上げると共に、第2フレーム2を、アクチュエータ2aによって第1フレーム1とは別に自動的にほぼ垂直状態に立ち上げることで、リハビリを実施することができる。
図4中、符号13aは、脚支持部13を垂直状態に自動的に立ち上げることができるアクチュエータを示している。
また、符号3aは、第3フレーム3に取り付けられ、第1フレーム1を垂直状態まで自動的に立ち上げることができるアクチュエータを示している。
図4中、符号13aは、脚支持部13を垂直状態に自動的に立ち上げることができるアクチュエータを示している。
また、符号3aは、第3フレーム3に取り付けられ、第1フレーム1を垂直状態まで自動的に立ち上げることができるアクチュエータを示している。
図5は、本発明の治療台兼用ベッドの水平状態について、アクチュエータ11a、2a、3a、13aが縮んだ状態であることを示している。
図6は、本発明の治療台兼用ベッドの垂直状態について、アクチュエータ3aが伸びた状態であることを示している。
本発明の治療台兼用ベッドでリハビリを行う際には、図4に示すように、ベッド用のマットフレームである第1フレーム1の上半身支持部11を、約50度程度立ち上げる。
そして、患者が、上半身を起こした状態で第2フレーム2に取り付けた牽引器等のリハビリ器具4を利用することで、起こす動作に補助者を必要とすることなく、リハビリを行うことができる。
そして、患者が、上半身を起こした状態で第2フレーム2に取り付けた牽引器等のリハビリ器具4を利用することで、起こす動作に補助者を必要とすることなく、リハビリを行うことができる。
図2及び図6は、アクチュエーターによって自動的に、第1フレーム1と第2フレーム2とが一体となって、ほぼ90度に立ち上がる様子を示している。
この状態では、脚側から、ステップフレーム24に立ったままの状態でベッドに乗り込んだり、降りたりすることができる。
この状態では、脚側から、ステップフレーム24に立ったままの状態でベッドに乗り込んだり、降りたりすることができる。
図6中の点線で示すように、第1フレーム1の脚支持部13を、アクチュエータ23aによってほぼ90度立ち上げることで、椅子の状態になるので、腰掛けて乗り込む事も可能となる。
1 第1フレーム
2 第2フレーム
2a アクチュエータ
3 第3フレーム
3a アクチュエータ
4 リハビリ器具
11 上半身支持部
11a アクチュエータ
12 中間支持部
13 脚支持部
13a アクチュエータ
14 リンク機構
21 短棒
22 U字状フレーム
23 中間手摺
24 ステップフレーム
31 脚側手摺
41 滑車
42 紐
43 ハンドル
2 第2フレーム
2a アクチュエータ
3 第3フレーム
3a アクチュエータ
4 リハビリ器具
11 上半身支持部
11a アクチュエータ
12 中間支持部
13 脚支持部
13a アクチュエータ
14 リンク機構
21 短棒
22 U字状フレーム
23 中間手摺
24 ステップフレーム
31 脚側手摺
41 滑車
42 紐
43 ハンドル
Claims (3)
- 全体が一体となって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレームと、
該第1フレームの外側に位置し、自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレームと、
該第2フレームの外側に位置し、メインフレームとなる第3フレームとを備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとが、独立して動作し、
前記第3フレームの脚側が解放して構成され、
前記第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、垂直状態になることができるように構成されていることを特徴とする、治療台兼用ベッド。 - 全体が一体となって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレームと、
該第1フレームの外側に位置し、自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレームと、
該第2フレームの外側に位置し、メインフレームとなる第3フレームとを備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとが、独立して動作し、
前記第1フレームが、上半身支持部、中間支持部、脚支持部の3つに分割して構成され、
前記第3フレームの脚側が解放して構成され、
前記第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、垂直状態になることができるように構成されていることを特徴とする、治療台兼用ベッド。 - 全体が一体となって自動で起立可能なベッドマット用の第1フレームと、
該第1フレームの外側に位置し、自動で起立可能なリハビリ用具支持枠兼用の第2フレームと、
該第2フレームの外側に位置し、メインフレームとなる第3フレームとを備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとが、独立して動作し、
前記第1フレームが、上半身支持部、中間支持部、脚支持部の3つに分割して構成され、
前記第3フレームの脚側が解放して構成され、
前記第1フレーム1及び第2フレーム2が一体となって、垂直状態になることができるように構成され、
前記第1フレーム及び第2フレームが直立した際に、脚支持部が立ち上がり、椅子として機能することを特徴とする、治療台兼用ベッド。
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