JP5431985B2 - 歯科治療用マウスピース成形基材およびその予備成形方法 - Google Patents

歯科治療用マウスピース成形基材およびその予備成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯科治療用マウスピース成形基材およびその予備成形方法に関する。
マウスピースは、スポーツ時における歯の防護用(マウスガード)の他、歯科治療用としても普及しつつある。しかし、歯列の大きさや形状は、使用者によって異なることから、その使用者の歯列に合うようにマウスピースを成形する必要がある。
このようなマウスピースを成形するに際しては、一般には、使用者が自らの歯列からマウスピースを成形する方法と、歯科医師や歯科技工士が使用者から採取した歯型模型からマウスピースを成形する方法とがある。
前者は、平面視で歯列の湾曲に沿った円弧状(アーチ状)で、側面視で歯列に嵌めるU字状に、予め樹脂で立体成形された市販の立体成形体(半完成品)を用いる。使用者は、この立体成形体を湯(70℃〜80℃)で軟化させた状態で自らの歯列に装着して、上下の歯列を噛み合わせ、あるいは指で歯列に押さえ付ける等することで完成品に成形することができる。
その作業は、非常に簡便で、スポーツ用マウスピースで広く用いられている方法であるが、歯列に対する適合(フィット)性が悪い、成形時は高温になるので注意が必要になる等の欠点がある。
後者は、市販の円板状若しくは四角状の樹脂シート体を用いる。歯科医師等は、この樹脂シート体を市販の成形装置にセットして、軟化・吸引等で使用者の歯型模型に密着させることで完成品に成形することができる。
このマウスピースは、歯列に対する適合性は良好であるが、歯型模型の作製やマウスピースの成形には専門的な作業が必要となる。
ところで、近年、特定波長の光で歯列の漂白(ホワイトニング)治療を行うマウスピース(特許文献1参照)、あるいは歯列への振動付与により歯科矯正治療効果を促進するマウスピース(特許文献2参照)等が提案されている。
そして、漂白治療用のマウスピースでは、発光素子、その制御素子、電源用電池、電源用スイッチ等のような電装品をマウスピース内に組み込む必要がある。また、矯正治療用のマウスピースでは、振動子、その制御素子、電源用電池、電源用スイッチ等のような電装品をマウスピース内に組み込む必要がある。
マウスピースにこのような電装品を組み込む場合、充分な治療効果を発揮するために、電装品は所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列に適合(フィット)して安定に装着できることが必要になる。
また、電装品はマウスピースとともに口腔内に入るものであるから、マウスピースに電装品が気密若しくは水密状態で内蔵されていることが、安全性の面から保証されなければならない。
このような電装品の組み込みは、電装品の取り扱いに不慣れな使用者自身や歯科医師等が行うことは困難であり、電装品の取り扱いに慣れた製造者若しくは販売者が電装品内蔵のマウスピースを成形することが考えられる。
特開2005−342072号公報 特開2007−260158号公報
しかしながら、製造者若しくは販売者が使用者の歯型模型を入手するためには、莫大な数の歯科医師等とのネットワークの構築が必要となり、多大な労力とコストが必要となる。また、使用者が自ら成形する場合でも、使用者が用途、症例に応じて適切な電装品を選定し、正確に成形する必要があり、いずれも現実的とはいえない。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、電装品内蔵のマウスピースを安全かつコスト安に成形できるようにした歯科治療用マウスピース成形基材およびその予備成形方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1の歯科治療用マウスピース成形基材は、歯列治療用の電装品が実装されたフレキシブル基板と、このフレキシブル基板を気密若しくは水密状態で内蔵する熱軟化性樹脂シート体と、を備え、前記熱軟化性樹脂シート体の一部は、使用者の歯列の表面と咬合面のいずれかの治療部分に前記フレキシブル基板の電装品が位置するように、少なくとも表面と咬合面とにほぼ沿うように立ち上がって、裏面に相当する部分は空洞部に形成された立体形状体に予備成形されており、または、前記熱軟化性樹脂シート体の一部は、使用者の歯列の表面と咬合面のいずれかの治療部分に前記フレキシブル基板の電装品が位置するように、表面と咬合面と裏面にほぼ沿うように立ち上がった立体形状体に予備成形されており、前記熱軟化性樹脂シート体の周縁部は、シート状の形状としたことを特徴とするものである。
請求項2のように、請求項1において、前記電装品が実装されたフレキシブル基板は、2枚の樹脂シート体の間に気密若しくは水密状態で挟まれて内蔵されている構成とすることができる。
請求項のように、請求項1または2において、前記樹脂シート体に、歯列に対する位置合わせ用のマークが施されている構成とすることができる。
請求項のように、請求項において、前記マークは、樹脂シート体に内蔵されている構成とすることができる。
請求項のように、請求項1〜のいずれか一項において、前記電装品は、歯列の漂白治療用の発光素子または歯列の矯正治療用の振動子と、前記発光素子または振動子の制御素子と、電源用電池と、電源用スイッチとである構成とすることができる。
本発明の請求項は、請求項1または2に記載の立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材に予備成形する方法であって、治療部分に前記フレキシブル基板の電装品が位置するように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材を汎用歯型模型に対して位置決めする工程と、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材を軟化状態で汎用歯型模型に被せて吸引し、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材に汎用歯型模型の形状を型付けする工程を含むことを特徴とするものである。
本発明の請求項は、樹脂シート体、および電装品を用いて、請求項またはに記載の立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材に予備成形する方法であって、1枚目の樹脂シート体を軟化状態で汎用歯型模型に被せて吸引し、1枚目の樹脂シート体に汎用歯型模型の形状を型付けする工程と、この型付けした1枚目の樹脂シート体に、治療部分にフレキシブル基板の電装品が位置するように、フレキシブル基板を貼り付ける工程と、2枚目の樹脂シート体を軟化状態で1枚目の樹脂シート体に被せて吸引し、2枚目の樹脂シート体に1枚目の樹脂シート体の形状を型付けすると同時に、2枚の樹脂シート体の間にフレキシブル基板を気密若しくは水密状態で挟んで内蔵する工程を含むことを特徴とするものである。
本発明の請求項1のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材によれば、熱軟化性樹脂シート体に、治療用の電装品を実装したフレキシブル基板を気密若しくは水密状態で内蔵したものである。この電装品の内蔵作業は、電装品の取り扱いに慣れた製造者若しくは販売者において行うことができるから、安全性が保証されるようになる。このマウスピース成形基材を用いれば、歯科医師等は、市販の成形装置を用いて、従来とほぼ同様の工程で、電装品が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピースをコスト安に成形することができる。
また、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材の一部を使用者の歯列の少なくとも表面と咬合面とにほぼ沿うように立ち上げて、裏面に相当する部分を空洞部とした立体形状体に予備成形している。したがって、この歯科治療用マウスピース成形基材を用いれば、歯科医師等は、市販の成形装置を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、歯列に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピースをコスト安に成形することができる。特に、フレキシブル基板の電装品は、使用者の歯列の治療部分に位置するように予めセットされているから、電装品は所定の治療位置に正確に配置されるようになる。
または、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材の一部を使用者の歯列の表面と咬合面と裏面にほぼ沿うように立ち上げた立体形状体に予備成形している。したがって、この歯科治療用マウスピース成形基材を用いれば、歯科医師等は、市販の成形装置を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、歯列に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピースをコスト安に成形することができる。特に、フレキシブル基板の電装品は、使用者の歯列の治療部分に位置するように予めセットされているから、電装品は所定の治療位置に正確に配置されるようになる。
請求項2によれば、2枚の樹脂シート体の間に、電装品を実装したフレキシブル基板を気密若しくは水密状態で挟んで内蔵できるから、電装品のインサートモールド装置が不要で、よりコスト安に成形することができる。また、電装品の取り扱いに慣れた歯科医師等では、市販の樹脂シート体と市販の成形装置を用いてフレキシブル基板とともに電装品を内蔵することも可能になる。
請求項によれば、樹脂シート体のマークとして、線(直線や破線等)や突条等を形成する。これにより、マウスピース成形基材を立体形状に予備成形する作業工程で、電装品を歯列の治療部分に位置させる位置合わせの基準となるので、電装品の位置合わせが容易に行える。
請求項によれば、マウスピースは口腔内で使用するため、生体安定性が保証されたものでなければならない。そこで、マークを樹脂シート体に内蔵することで、マーク自体は、必ずしも口腔内での安全性が保証されたものでなくても使用することが可能になる。
請求項によれば、電装品が歯列の漂白治療用であれば、発光素子、制御素子、電源用電池、電源用スイッチが好ましく、電装品が歯列の矯正治療用であれば、振動子、制御素子、電源用電池、電源用スイッチが好ましい。
本発明の請求項の立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材を予備成形する方法によれば、治療部分にフレキシブル基板の電装品が位置するように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材を軟化状態で汎用歯型模型に被せて型付けする。これにより、歯科医師等は、市販の成形装置を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、電装品が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピースをコスト安に成形することができる。
ここで、汎用歯型模型とは、歯科医師等が使用者の歯列から作製した精密な採取歯型模型ではなく、どのような歯列にも嵌め込むことが可能なように作製した疑似的な歯型模型のことである。
本発明の請求項の立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材を予備成形する方法によれば、汎用歯型模型に1枚目の樹脂シート体を軟化状態で被せて型付けし、この樹脂シート体に、治療部分にフレキシブル基板の電装品が位置するように貼り付け、その後、この1枚目の樹脂シート体に、2枚目の樹脂シート体を軟化状態で被せて型付けする。これにより、歯科医師等は、市販の成形装置を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、電装品が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピースをコスト安に成形することができる。
マウスピース用として市販されている熱軟化性樹脂シート体の一例であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明に係る第1実施形態のマウスピース成形基材であり、(a)は、歯列の矯正治療用の電装品が実装されたフレキシブル基板を内蔵した要部破断の平面図、(b)は、歯列の漂白治療用の電装品が実装されたフレキシブル基板を内蔵した要部破断の平面図、(c)は、それぞれ(a)(b)のI−I線に相当する断面図である。 本発明に係る第2実施形態のマウスピース成形基材であり、(a)は、電装品が実装されたフレキシブル基板を内蔵する前の分解側面図、(b)は、図2(a)(b)のI−I線に相当する断面図である。 本発明に係るマウスピース成形基材を立体形状に予備成形する成形装置の斜視図である。 本発明に係る第1例の汎用歯型模型を用いて、マウスピース成形基材を立体形状に予備成形する要領であり、(a)は汎用歯型模型の斜視図、(b)は立体形状に予備成形されたマウスピース成形基材の斜視図、(c)は(b)のII−II線に相当する断面図である。 本発明に係る第2例の汎用歯型模型を用いて、マウスピース成形基材を立体形状に予備成形する要領であり、(a)は汎用歯型模型の斜視図、(b)は立体形状に予備成形されたマウスピース成形基材の斜視図、(c)は(b)のIII−III線に相当する断面図である。 (a)(b)は、それぞれマウスピース成形基材に位置合わせ用のマークを施したマウスピース成形基材の平面図である。 立体形状に予備成形されたマウスピース成形基材を用いてマウスピースを成形する成形装置の斜視図である。 本発明に係るシート状のマウスピース成形基材を用いて、基材片を立体形状に予備成形する要領であり、(a)はシート状のマウスピース成形基材の平面図、(b)は汎用歯型模型の斜視図、(c)は立体形状に予備成形された基材片の斜視図、(d)は(c)の断面図である。 2枚の樹脂シート体を用いてマウスピースを成形する工程図である。 (a)は歯列の斜視図、(b)はマウスピースの斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、マウスピース用として市販されている熱軟化性樹脂シート体1の一例であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
マウスピース用として市販されている円板状の熱軟化性樹脂シート体1は、外径Dが約125mm、厚みtが約1〜6mm程度のサイズが一般的である。なお、同程度のサイズで四角状の熱軟化性樹脂シート体も市販されている。後述する第2実施形態において、熱軟化性樹脂シート体1を2枚重ねで使用する場合には、1枚の厚みtが1.5mm程度のものが好ましい。
熱軟化性樹脂シート体1の材料としては、マウスピース(またはマウスガード)の材料として広く用いられ、衛生面の安全性が保証された材料が用いられる。例えば、高分子材料であるEVA(エチレン酢酸ビニル樹脂)シートは、後述するようにして成形すると、歯や歯肉へのアレルギー等の影響を抑えることができるので好ましい。熱軟化性樹脂シート体1の材料としては、前記のEVAシートに限られるものではないが、EVAシートは電気的絶縁性が確保され、断熱材としも機能するためにより好ましい。特に後述する第2実施形態において、1枚目の熱軟化性樹脂シート体1としてEVAシートを用いると、歯列の表面(前面)に直接接触する内側ピース12A〔図10(a)参照〕に軟質性を持たせることができる。これによって、振動子7(A)〔図2(a)参照〕から矯正対象歯の部分に伝わる機械的振動の高速成分に対して緩和作用が働くので、矯正対象歯の部分の損傷を未然に防止することが可能となる。
図2は第1実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)であり、(a)は、歯列矯正治療用の電装品5(A)が実装されたフレキシブル基板6を内蔵した要部破断の平面図である。(b)は、歯列漂白治療用の電装品5(B)が実装されたフレキシブル基板6を内蔵した要部破断の平面図である。(c)は、それぞれ(a)(b)のI−I線に相当する断面図である。
フレキシブル基板6は、薄くて柔軟性を有するプリント配線用の基板である。図2(a)の歯列矯正治療用の電装品5(A)が実装されたフレキシブル基板6には、電装品5(A)として、歯列矯正治療用の振動子(振動モータ)7(A)が実装されている。また、振動子7(A)の制御素子8と、ボタン電池のような電源用電池9と、プッシュ式の電源用スイッチ10とが適所に実装されている。なお、振動子7(A)は、矯正対象歯がある部位に実装されていることは勿論である。
また、図2(b)の歯列漂白治療用の電装品5(B)が実装されたフレキシブル基板6には、電装品5(B)として、歯列漂白治療用の発光素子7(B)が実装されている。また、発光素子7(B)の制御素子8と、ボタン電池のような電源用電池9と、電源用スイッチ10とが適所に実装されている。なお、発光素子7(B)は、漂白対象歯がある部位に実装されていることは勿論である。
フレキシブル基板6に、振動子7(A)または発光素子7(B)のみを実装して、後述するマウスピース12〔図11(b)参照〕に成形することもできる。そして、これらの電線(コード)を口腔外に引き出し、口腔外において、制御素子8、電源用電池9、電源用スイッチ10に電気的に接続することも可能である。
また、フレキシブル基板6に、プッシュ式の電源用スイッチ10に代えて、スイッチング素子を実装し、ボタン電池のような電源用電池9に代えて、給電用コイルと充電電池を実装することができる。これにより、マウスピース12の外部からスイッチング素子を利用してスイッチ操作でき、給電用コイルを利用して充電電池に充電することもできる。また、大型のプッシュスイッチ10やボタン電池9をフレキシブル基板6に実装する必要が無くなる。そのため、電装品5(A)または5(B)〔以下、5(A,B)と略記する。〕を小型・軽量化できるので、マウスピース12の装着感を向上させることができる。
第1実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)は、フレキシブル基板6を気密若しくは水密状態で、熱軟化性樹脂シート体1にインサートモールドで内蔵している。熱軟化性樹脂シート体1の材料は前述のEVAであるが、市販のシートを用いるのではなく、インサートモールド装置の成形用型を用いて、市販のサイズのシート形状に成形したものである。なお、必ずしも、このサイズのシート形状に成形する必要はない。
第1実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)は、熱軟化性樹脂シート体1に、治療用の電装品5(A,B)を実装したフレキシブル基板6を気密若しくは水密状態で内蔵したものである。この電装品5(A,B)の内蔵作業は、電装品5(A,B)の取り扱いに慣れた製造者若しくは販売者において行うことができるから、安全性が保証されるようになる。そして、このシート状のマウスピース成形基材2(A)を用いれば、歯科医師等は、後述する市販の成形装置20(図4参照)を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、歯科治療用マウスピース12をコスト安に成形することができる。この歯科治療用マウスピース12は、電装品5(A,B)が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列14に適合(フィット)して安定に装着できるようになる。
図3は第2実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(B)であり、(a)は、電装品5(A,B)が実装されたフレキシブル基板6を内蔵する前の分解側面図、(b)は図2(a)(b)のI−I線に相当する断面図である。
第2実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(B)は、フレキシブル基板6を市販の2枚の熱軟化性樹脂シート体1,1の間に気密若しくは水密状態で挟んで内蔵している。
第2実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(B)は、2枚の樹脂シート体1の間に、電装品5(A,B)を実装したフレキシブル基板6を気密若しくは水密状態で挟んで内蔵できる。これにより、電装品5(A,B)のインサートモールド装置が不要で、よりコスト安に成形することができる。また、電装品5(A,B)の取り扱いに慣れた歯科医師等では、市販の樹脂シート体1と市販の成形装置20を用いてフレキシブル基板6とともに電装品5(A,B)を内蔵することも可能になる。
次に、第1または第2実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)または2(B)を用いて、立体形状に予備成形して第3実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)を作製する要領を説明する。
図5(b)は、立体形状に予備成形された第3実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)であり、図6(b)は、立体形状に予備成形された第4実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(D)である。
図4は市販の成形装置20の斜視図である。この成形装置20は、汎用歯型模型13(A)または13(B)〔図5(a)、図6(a)参照〕を搭載するステージ21を備えている。また、このステージ21に形成された多数の吸引孔22から吸引を行うポンプなどを内蔵する本体23を備えている。さらに、この本体23の上に立設される支柱24によって昇降自在であり、歯科治療用マウスピース成形基材2(A)または2(B)を挟み込む上下一対のシート固定具25,26と、支柱24の上に搭載される電熱器27を備えて構成される。
ここで、汎用歯型模型13とは、歯科医師等が使用者の歯列14〔図11(a)参照〕から作製した精密な採取歯型模型ではなく、どのような歯列14にも嵌め込むことが可能なように作製した疑似的な歯型模型のことである。
例えば、図5(a)のように、平面視で歯列14の表面14aの湾曲に沿った円弧状(アーチ状)の側面13aを有する略半円形状の汎用歯型模型13(A)である。また、図6(a)のように、平面視で歯列14の表面14aと裏面14cの湾曲に沿った略三日月形状の汎用歯型模型13(B)である。
この汎用歯型模型13(A),13(B)のいずれか一方、例えば汎用歯型模型13(A)は、図4のように成形装置20のステージ21上に搭載する。
また、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A),2(B)のいずれか一方、例えば、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)の周縁部をシート固定具25,26に挟み込む。このように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)の周縁部をシート固定具25,26に挟み込めば、図5(b)や図6(b)からも明らかなように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)の周縁部は、シート状の形状のまま、つまり、余分箇所である平坦なフランジ部として残ることになる。
ついで、シート固定具25,26とともに歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を下降させて汎用歯型模型13(A)に接近させる。この状態で、位置合わせの基準となるマーク16(後述)を利用して、電装品5(A,B)が歯列14の治療部分に位置するように、汎用歯型模型13(A)の搭載位置を微調整する。
その後、シート固定具25,26とともに歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を上昇させて、電熱器27で歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を軟化するまで加熱する。軟化するとシート固定具25,26とともに歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を下降させて、汎用歯型模型13(A)に、軟化した歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を徐々に被せて行く。このとき、吸引孔22から吸引が行われることで、その気流によって歯科治療用マウスピース成形基材2(A)が汎用歯型模型13(A)に密着して、歯科治療用マウスピース成形基材2(A)に汎用歯型模型13(A)の形状が型付けされる。
このようにして成形を行うことで、図5(b)(c)のように、立体形状に予備成形された第3実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)が完成する。この歯科治療用マウスピース成形基材2(C)の成形方法は、従来のマウスピースの成形方法とほぼ同じである。
第3実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)では、使用者の歯列14(図11(a)参照)の表面14aと咬合面14bのいずれかの治療部分(本例では、表面14a)にフレキシブル基板6の電装品5(A,B)が位置している。そして、表面14aと咬合面14bにほぼ沿うように立ち上がった表面部2aと咬合面部2bとを有し、歯列14の裏面14cに相当する部分は空洞部2dとなる立体形状体に予備成形(半完成品)されている。
第3実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)は、歯科治療用マウスピース成形基材2(C)の一部を使用者の歯列14の表面14aと咬合面14bとにほぼ沿うように立ち上げている。また、裏面14cに相当する部分を空洞部14dとした立体形状体に予備成形している。したがって、この立体形状体に予備成形した歯科治療用マウスピース成形基材2(C)を用いれば、歯科医師等は、市販の成形装置20を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、歯科治療用マウスピース12をコスト安に成形することができる。特に、フレキシブル基板6の電装品5(A,B)は、使用者の歯列14の治療部分に位置するように予めセットされているから、電装品5(A,B)は所定の治療位置に正確に配置されるようになる。
また、立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)を予備成形する方法は、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)または2(B)を軟化状態で汎用歯型模型13(A)または13(B)に被せて型付けする。これにより、市販の成形装置20を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、簡単かつコスト安に立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)に予備成形することができる。
第3実施形態と同様にして、汎用歯型模型13(B)を成形装置20のステージ21の上に搭載した場合には、図6(b)(c)のように、立体形状に予備成形された第4実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(D)を作製することができる。
第4実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(D)では、使用者の歯列14(図11(a)参照)の表面14aと咬合面14bのいずれかの治療部分(本例では、表面14a)にフレキシブル基板6の電装品5(A,B)が位置している。そして、表面14aと咬合面14bと裏面14cにほぼ沿うように立ち上がった表面部2aと咬合面部2bと裏面部2cとを有する立体形状体に予備成形(半完成品)されている。
第4実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(D)は、歯科治療用マウスピース成形基材2(C)の一部を使用者の歯列14の表面14aと咬合面14bと裏面14cにほぼ沿うように立ち上げた立体形状体に予備成形している。したがって、この立体形状体に予備成形した歯科治療用マウスピース成形基材2(D)を用いれば、歯科医師等は、市販の成形装置20を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、歯科治療用マウスピース12をコスト安に成形することができる。特に、フレキシブル基板6の電装品5(A,B)は、使用者の歯列14の治療部分に位置するように予めセットされているから、電装品5(A,B)は所定の治療位置に正確に配置されるようになる。
次に、第2実施形態のシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(B)を用いて、第3実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)、または第4実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(D)に予備成形する要領を説明する。
汎用歯型模型13(A),13(B)のいずれか一方、例えば汎用歯型模型13(A)は、図4のように成形装置20のステージ21の上に搭載する。
そして、シート固定具25,26に1枚目の樹脂シート体1を挟み込み、汎用歯型模型13(A)を微調整した後、シート固定具25,26とともに1枚目の樹脂シート体1を上昇させて、電熱器27で軟化するまで加熱する。軟化するとシート固定具25,26とともに1枚目の樹脂シート体1を下降させて、汎用歯型模型13(A)に軟化した1枚目の樹脂シート体1を徐々に被せて行く。このとき、吸引孔22から吸引が行われることで、その気流によって1枚目の樹脂シート体1が汎用歯型模型13(A)に密着して、1枚目の樹脂シート体1に汎用歯型模型13(A)の形状が型付けされる。
次に、型付けされた1枚目の樹脂シート体1が熱いうちに、1枚目の樹脂シート体1に、歯列の治療部分に電装品5(A,B)が位置するようにフレキシブル基板6を貼り付ける。
さらに、フレキシブル基板6を貼り付けた1枚目の樹脂シート体1に、前述と同様に、シート固定具25,26を用いて2枚目の樹脂シート体1を被せて吸引する。これによって、2枚目の樹脂シート体1が1枚目の樹脂シート体1に密着して、2枚目の樹脂シート体に1枚目の樹脂シート体1の形状が型付けされる。
これら2枚の樹脂シート体1によって、フレキシブル基板6が気密若しくは水密状態で2枚の樹脂シート体1の間に内蔵されるようになる。
この予備成形方法は、汎用歯型模型13(A)に1枚目の樹脂シート体1を軟化状態で被せて型付けする。この樹脂シート体1に、治療部分にフレキシブル基板6の電装品5(A,B)が位置するように貼り付け、その後、この1枚目の樹脂シート体1に、2枚目の樹脂シート体1を軟化状態で被せて型付けする。これにより、市販の成形装置20を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材2(C)または2(D)を簡単かつコスト安に予備成形することができる。
図2、図3のようなシート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A,B)を用いて、歯科治療用マウスピース成形基材2(C,D)を予備成形する場合には、樹脂シート体1に、歯列14に対する位置合わせ用のマークを施すことが好ましい。
例えば、図7(a)〔図2、図5、図6も参照〕のように、中心Oから等角度間隔(例えば45°)で放射状に、線(直線や破線等)や突条等のマーク16を予め形成しておく。また、図7(b)のように、歯科治療用マウスピース成形基材2(A,B)に内蔵されたフレキシブル基板6の位置を示す鉤状等のマーク16を予め形成しておく。
このマーク16は、シート状のマウスピース成形基材2(A,B)から立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材2(C,D)を予備成形する作業で、電装品5(A,B)を歯列14の治療部分に位置合わせする基準とできるので、位置合わせが容易に行える。
さらに、マーク16は、樹脂シート体1に内蔵されていることが好ましい。すなわち、マウスピース12は口腔内で使用するため、生体安定性が保証されたものでなければならない。そこで、マーク16を樹脂シート体1に内蔵することで、マーク16自体は、必ずしも口腔内での安全性が保証されたものでなくても使用することが可能になる。
前述した歯科治療用マウスピース成形基材2(A)〜2(D)は、使用者の歯列14に合った完成品としてのマウスピース12の形状に本成形(最終)する必要がある。この本成形には、前述した図4の市販の成形装置20を用いることができる。
先ず、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)、2(B)を用いて完成品としてのマウスピース12の形状に本成形する方法を説明する。
歯科医院において使用者の歯列14に印象材を付着させて型取りを行い、歯科技工所において、歯列形状を保持している印象材に石膏を流し込み、固形化した後に石膏を取出すことで、使用者の採取歯型模型33(図8参照)を作製する。
そして、図8のように、使用者の採取歯型模型33を成形装置20のステージ21の上に搭載する。また、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A),2(B)のいずれか一方、例えば、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)の周縁部をシート固定具25,26に挟み込む。このように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)の周縁部をシート固定具25,26に挟み込めば、図5(b)や図6(b)からも明らかなように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)の周縁部は、シート状の形状のまま、つまり、余分箇所である平坦なフランジ部として残ることになる。
ついで、シート固定具25,26とともに歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を下降させて採取歯型模型33に接近させる。この状態で、位置合わせの基準となるマーク16を利用して、電装品5(A,B)が歯列の治療部分に位置するように、採取歯型模型33の搭載位置を微調整する。
その後、シート固定具25,26とともに歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を上昇させて、電熱器27で歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を軟化するまで加熱する。軟化するとシート固定具25,26とともに歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を下降させて、採取歯型模型33に軟化した歯科治療用マウスピース成形基材2(A)を徐々に被せて行く。このとき、吸引孔22から吸引が行われることで、その気流によって歯科治療用マウスピース成形基材2(A)が採取歯型模型33に密着する。
このようにして本成形を行った後、歯科医師等がフランジ部分等の余分箇所を硬化後にカッター等で切断すれば、図11(b)のように、完成品としてのマウスピース12の形状となる。このマウスピース12の成形方法は、従来のマウスピースの成形方法とほぼ同じである。
また、立体形状に予備成形された歯科治療用マウスピース成形基材2(C)、2(D)を用いて完成品としてのマウスピース12の形状に本成形する方法も、この方法と同様にして行えるから、詳細な説明は省略する。
このように、歯科医師等は、市販の成形装置20を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、電装品5(A,B)が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列14に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピース12を成形することができる。
一方、歯科医師等は、前述した図4の市販の成形装置20を用いることで、シート状のマウスピース成形基材2(B)を利用して、立体形状に予備成形することなく、直接的に完成品としてのマウスピース12の形状に本成形することも可能である。
すなわち、図8のように、使用者の採取歯型模型33を成形装置20のステージ21の上に搭載する。
そして、シート固定具25,26に1枚目の樹脂シート体1を挟み込み、採取歯型模型33を微調整した後、シート固定具25,26とともに1枚目の樹脂シート体1を上昇させて、電熱器27で軟化するまで加熱する。軟化するとシート固定具25,26とともに1枚目の樹脂シート体1を下降させて、採取歯型模型33に軟化した1枚目の樹脂シート体1を徐々に被せて行く。このとき、吸引孔22から吸引が行われることで、その気流によって1枚目の樹脂シート体1が採取歯型模型33に密着して、1枚目の樹脂シート体1に採取歯型模型33の形状が型付けされる。
このようにして成形を行うことで、図10(a)のように、1枚目の樹脂シート体1は、型付けされた内側ピース12Aとして完成する。
次に、図10(b)のように、内側ピース12Aが熱いうちに、内側ピース12Aに、歯列の治療部分に電装品5(A,B)が位置するようにフレキシブル基板6を貼り付ける。
さらに、フレキシブル基板6を貼り付けた内側ピース12Aの上に、前述と同様に、シート固定具25,26を用いて2枚目の樹脂シート体1を被せて吸引する。これによって、2枚目の樹脂シート体1が内側ピース12Aに密着して、2枚目の樹脂シート体に内側ピース12Aの形状が型付けされることで、外側ピース12Bが完成する。
これら内側ピース(1枚目の樹脂シート体1)12Aおよび外側ピース(2枚目の樹脂シート体1)12Bによって、フレキシブル基板6が気密若しくは水密状態で内蔵されるようになる。
その後、前述のようにして、フランジ部分等の余分箇所を硬化後に余分箇所を切断すれば、完成品としてのマウスピース12の形状となる。
このように、歯科医師等は、市販の成形装置20を用いて、従来とほぼ同様の作業工程で、電装品5(A,B)が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列14に適合(フィット)して安定に装着できる歯科治療用マウスピース12を成形することができる。
一方、第1実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(A)または第2実施形態の歯科治療用マウスピース成形基材2(B)を用いて、使用者自身が簡易にマウスピース12を成形できる要領を説明する。
図9(a)のように、シート状のマウスピース成形基材2(A、B)を、使用者の歯列14の表面14aと咬合面14bのいずれかの治療部分にフレキシブル基板6の電装品5(A,B)が位置させるようにする。その後、表面14aと咬合面14bと裏面14cにほぼ沿うような四角形状に展開した基材片2´にカッター等で切断する。なお、基材片2´は、横長四角形状に限らず、楕円形状等であってもよい。
そして、歯列14の治療部分にフレキシブル基板6の電装品5(A,B)の内、振動子7(A)または発光素子7(B)が位置するように、図9(b)のような汎用歯型模型13(B)に基材片2´を軟化状態で被せて型付けする。
これにより、図9(c)(d)のように、平面視で歯列の湾曲に沿った円弧状(アーチ状)で、側面視で歯列14に嵌めるU字状、つまり、表面14aと咬合面14bと裏面14cにほぼ沿うように折り曲げられた立体形状体に予備成形されるようになる。
このように、基材片2´は、使用者の歯列14の表面14aと咬合面14bと裏面14cにほぼ沿うような四角形状に展開されているから、形状が小さくなる。
そして、基材片2´を汎用歯型模型13(B)で歯列14の表面14aと咬合面14bと裏面14cにほぼ沿うように折り曲げた立体形状体に予備成形しておく。使用者は、この基材片2´を湯で軟化させた状態で歯列14に装着する。この状態で上下の歯列14を噛み合わせる等することで、電装品5(A,B)が所定の治療位置に正確に配置され、かつ歯列14に適合(フィット)して安定に装着できる最終形状(完成品)の歯科治療用マウスピース12を簡単に成形することができる。
前記実施形態において、汎用歯型模型13(A,B)は、平面視で歯列の湾曲に沿った略円弧状(アーチ状)若しくは略三日月状である。しかし、個人差を考慮して、例えば、成人用、子供用の2種類(大・小)、または成人男性用、成人女性用、子供用の3種類(大・中・小)のサイズが用意されていることが好ましい。
また、円弧状(アーチ状)であっても、歯列は、略U字型、略V字型、略方形型、略鞍状型の4つに大きく分類される。このうち、人類の8割近くが略U字型であるとされるので、略U字型にすることで、ほとんどの歯列形状に対応することが可能となる。
ただ、略U字型は、略V字型、略方形型、略鞍状型には成形時に融通がつくので問題は少ない。しかし、略V字型は前歯部分が尖った形状となっているから、略U字型では融通がつきにくく、略V字型も用意されていることが好ましい。
1 熱軟化性樹脂シート体
2(A)〜(D) 歯科治療用マウスピース成形基材
2´ 基材片
5(A),5(B) 電装品
6 フレキシブル基板
7(A) 振動子
7(B) 発光素子
8 制御素子
9 電源用電池
10 電源スイッチ
12 マウスピース
13(A),13(B) 汎用歯型模型
14 歯列
14a 表面
14b 咬合面
14c 裏面
14d 空洞部
16 マーク
20 成形装置

Claims (7)

  1. 歯列治療用の電装品が実装されたフレキシブル基板と、
    このフレキシブル基板を気密若しくは水密状態で内蔵する熱軟化性樹脂シート体と、を備え、
    前記熱軟化性樹脂シート体の一部は、使用者の歯列の表面と咬合面のいずれかの治療部分に前記フレキシブル基板の電装品が位置するように、少なくとも表面と咬合面とにほぼ沿うように立ち上がって、裏面に相当する部分は空洞部に形成された立体形状体に予備成形されており、または、
    前記熱軟化性樹脂シート体の一部は、使用者の歯列の表面と咬合面のいずれかの治療部分に前記フレキシブル基板の電装品が位置するように、表面と咬合面と裏面にほぼ沿うように立ち上がった立体形状体に予備成形されており、
    前記熱軟化性樹脂シート体の周縁部は、シート状の形状としたことを特徴とする歯科治療用マウスピース成形基材。
  2. 前記電装品が実装されたフレキシブル基板は、2枚の樹脂シート体の間に気密若しくは水密状態で挟まれて内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科治療用マウスピース成形基材。
  3. 前記樹脂シート体に、歯列に対する位置合わせ用のマークが施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の歯科治療用マウスピース成形基材。
  4. 前記マークは、樹脂シート体に内蔵されていることを特徴とする請求項に記載の歯科治療用マウスピース成形基材。
  5. 前記電装品は、歯列の漂白治療用の発光素子または歯列の矯正治療用の振動子と、前記発光素子または振動子の制御素子と、電源用電池と、電源用スイッチとであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の歯科治療用マウスピース成形基材。
  6. 請求項1または2に記載の立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材に予備成形する方法であって、
    治療部分に前記フレキシブル基板の電装品が位置するように、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材を汎用歯型模型に対して位置決めする工程と、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材を軟化状態で汎用歯型模型に被せて吸引し、シート状の歯科治療用マウスピース成形基材に汎用歯型模型の形状を型付けする工程を含むことを特徴とする歯科治療用マウスピース成形基材の予備成形方法。
  7. 樹脂シート体、および電装品を用いて、請求項またはに記載の立体形状の歯科治療用マウスピース成形基材に予備成形する方法であって、
    1枚目の樹脂シート体を軟化状態で汎用歯型模型に被せて吸引し、1枚目の樹脂シート体に汎用歯型模型の形状を型付けする工程と、この型付けした1枚目の樹脂シート体に、治療部分にフレキシブル基板の電装品が位置するように、フレキシブル基板を貼り付ける工程と、2枚目の樹脂シート体を軟化状態で1枚目の樹脂シート体に被せて吸引し、2枚目の樹脂シート体に1枚目の樹脂シート体の形状を型付けすると同時に、2枚の樹脂シート体の間にフレキシブル基板を気密若しくは水密状態で挟んで内蔵する工程を含むことを特徴とする歯科治療用マウスピース成形基材の予備成形方法。
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