JP4356738B2 - 歯列矯正装置 - Google Patents

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本発明は、歯列矯正装置に関する。
従来からの歯列矯正の手法としては、ワイヤーが用いられており、そのワイヤーの戻り力で歯列に一定力(静荷重)を付与することで、歯並びや咬み合わせを治すようになっている。すなわち、歯列に一定力を付与すると、歯茎の中で歯を支えている歯槽骨が徐々に変形することで、歯列矯正ができるという原理に基づくものである。
しかしながら、そのような手法では、早くて6箇月、通常は数年と、期間が非常に長くかかることから、特に歯列矯正の適齢である子供にとっては苦痛であって、長続きしないことも多い。そこで、非特許文献1には、歯列に一定力を加えたサンプルと、歯列に振動力を加えたサンプルとを比較し、振動力を加えたサンプルの方が矯正期間の短縮に効果があるという研究がなされている。同様に、非特許文献2には、歯列に一定力を加えただけのサンプルと、歯列に一定力+振動力を加えたサンプルとを比較し、一定力+振動力を加えたサンプルの方が矯正期間の短縮に効果があるという研究もなされている。
これらの研究によれば、歯列矯正の期間が約1/2〜1/3に大幅に短縮されることになっている。さらにそれのみではなく、振動力を付与するのは、非特許文献1では1日に1.5時間だけあり、非特許文献2では2週間に1回で2分間だけである。すなわち、非
特許文献1では1日に1.5時間だけ治療を継続すればよく、非特許文献2では2週間に1回で2分間だけ治療を継続すればよいことになる。これらの研究から、歯列にワイヤー
等で一定力を付与するだけよりも、振動力を付与する方が歯列矯正の期間の大幅な短縮に効果があることを理解できる。
そこで、これらの研究の実用化を試みたものとして、特許文献1では、矯正対象歯の移動を促すマウスピースの装着部位の周囲組織に超音波振動を付与する装置が、特許文献2では、矯正対象歯に超音波振動を付与する装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1,2の技術では、超音波供給ヘッドを、たとえば頬の肌面に押し当てて、外部から超音波振動を付与する構成であり、正確に矯正対象歯だけに超音波振動を付与することが困難であるという問題があった。また、超音波発生装置を必要とするので、この装置を備えた歯科医院に出向かないと治療を継続できないという問題があった。
このため、本件出願人は、正確に矯正対象歯だけに振動を付与することができるとともに、歯科医院に出向かなくても簡単かつ安全に治療が継続できる歯列矯正装置を先に提案した。かかる歯列矯正装置は、歯列に装着するマウスピースを備え、このマウスピースは、内側ピースと外側ピースとを重ね合わせた構造であり、その重ね合わせ部分で矯正対象歯の部分に、偏心錘を有するモータなどのように、起振手段となり、機械的振動を生成する起振アクチュエータを格納しているものである。
この歯列矯正装置によれば、マウスピースから矯正対象歯の部分に、正確に機械的振動(機械的刺激)を与えることができ、高い効果を得ることができる。また、マウスピースに起振アクチュエータを格納しているから、歯科医院に出向かなくても、たとえば家庭で、任意の時間に簡単かつ安全に治療が継続できるようになる。さらに、起振アクチュエータの機械的振動は、二重マウスピースの重ね合わせ部分を介して矯正対象歯の部分に伝達されるから、機械的振動が矯正対象歯に直接伝達されることに起因する歯の痛みを和らげることができる。
清水:日矯歯誌45:56−72,1986 大前他:日本矯正歯科学会雑誌,60(4):201,2001 特開2002−102255号公報 特開2004−201895号公報
上述の先行技術では、起振アクチュエータであるモータに給電を行うリード線が、外部からマウスピース内にそのまま引込まれている。このため、振動によって前記リード線が、特にモータからの引出し部分で断線し、使用不能になってしまう可能性がある。
本発明の目的は、起振手段への給電経路の断線を抑えることができる歯列矯正装置を提供することである。
本発明の歯列矯正装置は、矯正対象歯を含む歯列を矯正するための歯列矯正装置であって、機械的振動を生成して、この振動を前記矯正対象歯に与える起振手段と、前記起振手段を格納し、その格納状態で前記歯列に装着されるマウスピースとを備え、前記マウスピースは、軟質性の材料で使用者の歯型に合わせて製造されて、前記歯列に直接接触する内面形状を有し、前記起振手段は、フレキシブル基板に実装され、前記フレキシブル基板は、前記歯列の曲面に沿うように、前記マウスピースに格納されることを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者の歯列に装着するマウスピース内に、偏心錘およびそれを回転駆動するモータなどから成る起振手段を有し、その起振手段が発生した振動が装着した歯列に加わることで、歯列矯正を促進できるようにする歯列矯正装置であって、前記起振手段に、リード線を引出すタイプのものでなく、面実装タイプのものを使用し、該起振手段を、前記歯列の曲面に沿うことができるフレキシブル基板に実装し、そのフレキシブル基板を介して起振手段に給電を行うようにする。
したがって、フレキシブル基板のランドを大きく形成し、起振手段を強固に半田付けすることで、前記リード線を引出す場合に比べて、給電経路の断線を大幅に減少することができる。また、フレキシブル基板を用いることで、マウスピースを破断したり、口腔を傷付けたりすることも無い。前記フレキシブル基板には、前記起振手段以外に、その制御回路や電源などが実装されてもよい。
また、本発明の歯列矯正装置では、前記フレキシブル基板にはまた、外部接続用のコネクタを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記フレキシブル基板の外部接続用にコネクタを用いることで、一旦封止したフレキシブル基板側の前記コネクタ部分を剥き出し、引出し用のリード線側に取付けられたコネクタを嵌め込み、再び剥き出した部分を封止するだけで外部への配線作業を行うことができる。
したがって、一旦封止したフレキシブル基板のパターンを剥き出し、引出し用のリード線を半田付けした後、再び剥き出した部分を封止するのに比べて、前記コネクタを用いることで、配線作業を大幅に簡略化することができる。
さらにまた、本発明の歯列矯正装置では、前記フレキシブル基板側のコネクタに嵌着するコネクタから引出されるリード線は、マウスピースと同一材料から成るチューブで被覆されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、一旦封止したフレキシブル基板側の前記コネクタ部分を剥き出し、引出し用のリード線側に取付けられたコネクタを嵌め込み、チューブの端部を溶融させるなどして前記コネクタを接続するために剥き出した部分と一体化することで、外部へのリード線の引出し部分も気密に封止することができる。
また、本発明の歯列矯正装置では、前記フレキシブル基板は、前記歯列方向に延びて帯状に形成され、その長手方向に延びて配線パターンが形成され、前記配線パターンの複数箇所に、前記起振手段を半田付けするためのランドが形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記フレキシブル基板は、前記歯列方向に延びる帯状に形成され、その長手方向に延びて配線パターンが形成され、前記配線パターンの複数箇所に、前記起振手段を半田付けするためのランドが形成された予め定める規格化された形状に形成されており、矯正対象歯に対応した位置のランドに、前記起振手段が半田付けされる。
したがって、使用者によって矯正対象歯が異なっても、同一基板上でモータの位置を動かすことで規格化された同じフレキシブル基板を使用することができ、低コスト化を図ることができる。また、1枚のフレキシブル基板に複数の起振手段を搭載し、同時に駆動することもできる。通常、コネクタの位置は口腔外への取り出しも考慮し、前歯部分に来ることが想定されるが、矯正対象歯が前歯の場合は基板設置位置をずらすなどでコネクタの位置をずらすことができる。不必要な部分のフレキシブル基板は、折り曲げてマウスピース内に内蔵したり、切断すればよい。
さらにまた、本発明の歯列矯正装置では、前記起振手段は、モータと、その出力軸に取付けられる偏心錘とを備えて構成され、前記偏心錘の回転空間を確保するためのカバー部材がさらに設けられ、そのカバー部材は、底部に取付け突起を有し、前記フレキシブル基板の両端縁には、前記取付け突起の嵌り込む係止孔が、該フレキシブル基板の長手方向に複数箇所穿設されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記起振手段として、モータと、その出力軸に取付けられる偏心錘とを備えるパッケージされていない構造のものを用いるにあたって、マウスピース内で少なくとも前記偏心錘の部分を覆い、その回転空間を確保するために、たとえば有頂半円筒状のカバー部材が必要になる。そこで、そのカバー部材には底部に取付け突起を形成しておき、これに対応して前記フレキシブル基板の両端縁には該フレキシブル基板の長手方向に複数箇所係止孔を穿設しておき、前記モータをどのランドに半田付けするかに応じて、前記カバー部材の取付け突起を適切な係止孔に嵌め込むだけで、前記カバー部材を仮固定することができる。その後、モータ部分からカバー部材の部分を含むフレキシブル基板全体が封止されることで、カバー部材がフレキシブル基板に固定される。
したがって、前記起振手段として、広く使用されているパッケージされていない構造のものを用いることができる。
本発明の歯列矯正装置は、以上のように、使用者の歯列に装着するマウスピース内に、偏心錘およびそれを回転駆動するモータなどから成る起振手段を有し、その起振手段が発生した振動が装着した歯列に加わることで、歯列矯正を促進できるようにする歯列矯正装置であって、前記起振手段に、リード線を引出すタイプのものでなく、面実装タイプのものを使用し、該起振手段を、前記歯列の曲面に沿うことができるフレキシブル基板に実装し、そのフレキシブル基板を介して起振手段に給電を行うようにする。
それゆえ、フレキシブル基板のランドを大きく形成し、起振手段を強固に半田付けすることで、前記リード線を引出す場合に比べて、給電経路の断線を大幅に減少することができる。また、フレキシブル基板を用いることで、マウスピースを破断したり、口腔を傷付けたりすることも無い。
また、本発明の歯列矯正装置は、前記フレキシブル基板の外部接続用にコネクタを用いる。
それゆえ、一旦封止したフレキシブル基板側の前記コネクタ部分を剥き出し、引出し用のリード線側に取付けられたコネクタを嵌め込み、再び剥き出した部分を封止するだけで外部への配線作業を行うことができ、配線作業を大幅に簡略化することができる。
さらにまた、本発明の歯列矯正装置は、以上のように、前記フレキシブル基板側のコネクタに嵌着するコネクタから引出されるリード線を、マウスピースと同一材料から成るチューブで被覆する。
それゆえ、一旦封止したフレキシブル基板側の前記コネクタ部分を剥き出し、引出し用のリード線側に取付けられたコネクタを嵌め込み、チューブの端部を溶融させるなどして前記コネクタを接続するために剥き出した部分と一体化することで、外部へのリード線の引出し部分も気密に封止することができる。
また、本発明の歯列矯正装置は、以上のように、前記フレキシブル基板を、前記歯列方向に延びる帯状に形成し、その長手方向に延びて配線パターンを形成し、その配線パターンの複数箇所に、前記起振手段を半田付けするためのランドを形成した予め定める規格化された形状に形成しておき、矯正対象歯に対応した位置のランドに、前記起振手段を半田付けするようにする。
それゆえ、使用者によって矯正対象歯が異なっても、同一基板上でモータの位置を動かすことで規格化された同じフレキシブル基板を使用することができ、低コスト化を図ることができる。また、1枚のフレキシブル基板に複数の起振手段を搭載し、同時に駆動することもできる。
さらにまた、本発明の歯列矯正装置は、以上のように、前記起振手段として、モータと、その出力軸に取付けられる偏心錘とを備えるパッケージされていない構造のものを用いるにあたって、マウスピース内で少なくとも前記偏心錘の部分を覆い、その回転空間を確保するためのカバー部材の底部に取付け突起を設け、これに対応して前記フレキシブル基板の両端縁には、前記取付け突起の嵌り込む係止孔を、該フレキシブル基板の長手方向に複数箇所穿設しておく。
それゆえ、前記モータをどのランドに半田付けするかに応じて、前記カバー部材の取付け突起を適切な係止孔に嵌め込むだけで、前記カバー部材を仮固定することができる。こうして、前記起振手段として、広く使用されているパッケージされていない構造のものを用いることができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係るマウスピース7を使用者の下顎に装着した状態を示す斜視図であり、図2は、その使用者の下顎の歯型1の斜視図であり、図3は図1の切断面線III−IIIから見た断面図である。図2の例では、歯列3の各歯3a〜3nの内、奥歯3a,3nを除いた歯3b〜3mの外面部には、ブラケット(ワイヤー係止用金具)4がそれぞれ固定され、各ブラケット4に跨って一連にワイヤー5を係止している。そして、ワイヤー5の戻り力で歯列3に一定力(静荷重)を付与することで、これらの矯正具で歯並びや咬み合わせを矯正するようになっている。なお、ブラケット4を固定する歯やワイヤー5を係止するブラケット4は、図2に例示したものに限られるものではない。
本実施形態のマウスピース7は、図1のように、前記のワイヤー5を取り付けた歯列3に装着するものである。このマウスピース7は、図3で示すように、歯列3に直接接触する内側ピース7Aと、内側ピース7Aの外側に被せられる外側ピース7Bと、それらの間に気密(水分が侵入しない水密の程度であればよい)に封止され、矯正対象歯(図1の例では3g,3h)の部分に設けられ、起振手段である起振アクチュエータ8とを備えて構成される。
前記内側ピース7Aおよび外側ピース7Bの材料としては、マウスピース(またはマウスガード)の材料として広く用いられ、衛生面の安全性が保証された材料が用いられ、たとえば高分子材料であるEVA(エチレン酢酸ビニル樹脂)シートを後述するようにして成形すると、歯や歯肉へのアレルギー等の影響を抑えることができるので好ましい。前記内側ピース7Aおよび外側ピース7Bの材料としては、前記のEVAシートに限られるものではないが、EVAシートは電気的絶縁性が確保され、断熱材としも機能するためにより好ましい。特に内側ピース7AにEVAシートを用いると、内側ピース7Aに軟質性を持たせることができ、これによって、後述する起振アクチュエータ8から矯正対象歯3g,3hの部分に伝わる機械的振動の高速成分に対して緩和作用が働くので、矯正対象歯3g,3hの部分の損傷を未然に防止することが可能となる。
前記外側ピース7Bの矯正対象歯3g,3hの部分には、図3のように、起振アクチュエータ8に対応した膨らみ部7aが形成されて、この膨らみ部7a内に小型・軽量の起振アクチュエータ8が横向きに(振動方向が歯列3に対して略直角方向となるように)格納されている。注目すべきは、本実施の形態では、前記起振アクチュエータ8がフレキシブル基板2に実装されていることである。
図4は前記起振アクチュエータ8およびフレキシブル基板2の構造を示す分解斜視図であり、図5はそれらの構造を説明するためのマウスピース7の断面図である。前記起振アクチュエータ8は、モータ8aの回転軸8bに取付けた偏心錘8cで機械的振動を生成する構造であり、携帯電話のバイブレータ等として汎用されているものである。前記起振アクチュエータ8は、前記偏心錘8cが外部に露出したパッケージされていない構造のものであり、そのままでは前記膨らみ部7aの内面等に接触し回転が阻止されてしまう。そこで、前記膨らみ部7a内で、前記偏心錘8cの回転空間を確保するために、金属などから成る有頂半円筒状のカバー部材8dが設けられる。
前記フレキシブル基板2は、前記図1で示すように前記歯列3方向に延びて帯状に形成され、その長手方向に延びて一対の配線パターン2a,2bが形成され、前記配線パターン2a,2bの複数箇所に、前記モータ8aを半田付けするためのランド2cが形成されている。このように予め規格化された形状に形成されているフレキシブル基板2に対して、矯正対象歯(たとえば図1では3g,3h)に対応した位置のランドに、前記モータ8aが半田付けされる。したがって、使用者によって矯正対象歯が異なっても、規格化された同じフレキシブル基板2を使用することができ、低コスト化を図ることができる。また、1枚のフレキシブル基板に複数の起振アクチュエータ8を搭載し、同時に駆動することもできる。
そして、フレキシブル基板2のランド2cを大きく形成しておき、モータ8aの端子8eを強固に半田付けすることで、このモータ8aから直接リード線を引出す場合に比べて、給電経路の断線を大幅に減少することができる。また、フレキシブル基板2を用いることで、マウスピース7を破断したり、口腔を傷付けたりすることも無い。
前記モータ8aが直流(DC)モータである場合には、電池(バッテリー)からの電力を、スイッチおよび可変抵抗を介して供給することで、振動の強度および周期を調整することができる。前記モータ8aの回転数、すなわち振動周波数(振動数)は、数Hz〜数100Hz程度が好ましい。なお、モータ8aは、交流(AC)モータとすることもできる。
また、前記フレキシブル基板2の両端縁には、該フレキシブル基板の長手方向に複数箇所の係止孔2dが穿設されており、その係止孔2dには、任意の箇所に半田付けされたモータ8aに対応して、前記カバー部材8dの底部に形成された取付け突起8fが嵌り込む。こうして、前記モータ8aをどのランドに半田付けするかに応じて、前記カバー部材8dの取付け突起8fを適切な係止孔に嵌め込むだけで、該カバー部材8dを仮固定することができる。その後、モータ8a部分からカバー部材8dの部分を含むフレキシブル基板2全体が後述するように内側ピース7Aおよび外側ピース7Bによって封止されることで、カバー部材8dがフレキシブル基板2に固定される。これによって、前記起振アクチュエータ8として、広く使用されているパッケージされていない構造のものを用いることができる。モータ8aの取付け位置が固定されている場合には、前記ランド2cおよび係止孔2dは1箇所に設けられるだけでもよい。
さらにまた、前記フレキシブル基板2の一端には、外部接続用のコネクタ6aが設けられる。このコネクタ6aは、たとえばJST社製の2ピンのコネクタを用いることができ、その端子は、前記配線パターン2a,2bの一端に形成されるランド2eに半田付けされる。フレキシブル基板2には、前記起振アクチュエータ8以外に、その制御回路や電源などが実装されてもよく、制御回路が接続されている場合には前記コネクタ6aは制御信号の伝送用にさらに多ピンに形成されていてもよく、電源が実装されている場合には前記コネクタ6aはON/OFFや強弱の制御用に使用されてもよい。
前記コネクタ6aには、引出し用のリード線9側に取付けられたコネクタ6bが嵌め込まれる。こうして、前記フレキシブル基板2の外部接続用にコネクタ6を用いることで、図5から理解され、また後に詳述するように、一旦封止したフレキシブル基板2側の前記コネクタ6a部分を剥き出し、引出し用のリード線9側に取付けられたコネクタ6bを嵌め込み、再び剥き出した部分7bを封止するだけで、外部への配線作業を行うことができる。したがって、一旦封止したフレキシブル基板2の配線パターン2a,2bを剥き出し、引出し用のリード線9を半田付けした後、再び剥き出した部分を封止するのに比べて、前記コネクタ6を用いることで、配線作業を大幅に簡略化することができる。
このコネクタ6によるリード線9の引出し方向は、フレキシブル基板2に対して垂直方向すなわち歯面に対して垂直方向であることが、装着感やコネクタ6a,6bの連結作業の上で好ましい。通常、コネクタ6の位置は口腔外への取り出しも考慮し、前歯3g,3h部分に来ることが想定されるが、矯正対象歯が前歯3g,3hの場合はフレキシブル基板2の設置位置をずらすことで、コネクタの位置をずらすことができる(図1では3i
の位置)。また、フレキシブル基板2の不必要な部分は、折り曲げてマウスピース7内に内蔵したり、切断すればよい。
さらに、前記リード線9は、マウスピース7と同一材料から成るEVAチューブ10で被覆されている。したがって、上述のように一旦封止したフレキシブル基板2側の前記コネクタ6a部分を剥き出し、引出し用のリード線9側に取付けられたコネクタ6bを嵌め込み、EVAチューブ10の端部10aを溶融させるなどして、前記コネクタ6a,6bを接続するために剥き出した部分7bと一体化することで、外部へのリード線9の引出し部分も気密に封止することができる。
ここで、外部からの強弱の制御が必要なく、かつ前述のようにフレキシブル基板2に電源や制御回路まで実装されており、プッシュプッシュスイッチによる外側ピース7Bの薄肉部分からの操作などでON/OFF制御などが可能になる場合、前記フレキシブル基板2を外部と連結する必要がなくなり、コネクタ6aを省略することができる。そのように
構成すれば、装置の外観はマウスピースのみとなり、口腔内部に給電線が触れることが無く、電気的安全性が確保されるとともに、装着感の向上も期待できる。また、装置全体をコンパクトにすることができ、持ち運びも便利になって、実用的価値が高まるようになる。
図6は、上述のように構成されるマウスピース7の製造装置11の斜視図である。この製造装置11は、前記歯型1を搭載するステージ12を有し、そのステージ12に形成された多数の吸引孔13から吸引を行うポンプなどを内蔵する本体14と、前記本体14上に立設される支柱18によって昇降自在であり、EVAシート15を挟み込む上下一対のシート固定具16,17と、前記支柱18上に搭載される電熱器19とを備えて構成される。
図7は、上述の製造装置11を用いたマウスピース7の製造方法を説明するための図である。先ず、ステップS1で、歯科医院において使用者の歯列3に印象材を付着させて型取りを行い、ステップS2で、歯科技工所において、歯列形状を保持している印象材に石膏を流し込み、固形化した後に石膏を取出すことで、前記歯型1が完成する。ここで、使用者の歯列3にブラケット4やワイヤー5等の矯正具が取り付けられていると、マウスピース7を歯列3に装脱する際に、内側ピース7Aが矯正具のエッジに引掛かり、該内側ピース7Aが破損したり、ブラケット4が歯の表面より外れたりするおそれがある。このような不具合を防止するためには、前記歯型1のブラケット4の部分やワイヤー5の部分の隙間にワックス剤等を充填し、エッジを無くすようにすればよい。この方法によれば、使用者から印象を採取する際に、水で流せる無毒のワックス剤等をブラケット4やワイヤー5の隙間に予め充填しておく方法と比べて、使用者の負担が軽減する。
前記の歯型1は、ステップS3で、製造装置11のステージ12上に搭載される。一方、前記シート固定具16,17によって挟まれたEVAシート15は、前記シート固定具16,17が支柱18上を上昇して電熱器19近傍において加熱され、軟化すると前記シート固定具16,17が下降して前記歯型1上にEVAシート15が徐々に被せられてゆく。このとき、前記吸引孔13から吸引が行われることで、その気流によって前記EVAシート15が歯型1に密着する。このため、歯型1には、吸引用の切込み1aが形成されており、正確に型取りを行えるようになっている。
またこのとき、電熱器19も下降して連続して加熱を行うようにしてもよく、またEVAシート15の外側から全体を空気圧などで加圧して成形するようにしてもよい。こうして、加圧・吸引成形を行うことで、内側ピース7Aが完成する。このステップS3までは、従来のマウスピースの製造方法と同じである。
こうして内側ピース7Aが完成すると、ステップS4で、該内側ピース7Aが熱いうちに、その上に、前記起振アクチュエータ8やコネクタ6aを搭載したフレキシブル基板2が貼付けられる。ここで、マウスピース7の材料、特に前記EVAは、いわゆるホットボンドの主原料にも使用されるほど、溶融時に高い粘性を示す。したがって、上述のようにステップS3で半溶融状態にして成形を行った直後の内側ピース7Aは熱を持っており、冷えるまでは高い粘性を示す。そこでこの内側ピース7Aの余熱による該内側ピース7Aの素材が発揮する粘着力を利用して、単に起振アクチュエータ8を押付けるだけで、特に接着剤等の固定手段を使用せずとも、設置したフレキシブル基板2の仮固定を行うことができる。なお、接着力に不足がある場合、フレキシブル基板2側に突起を設けて内側ピース7Aに差込んだり、加熱したEVAを接着剤として注入してもよい。
続いて、ステップS5において、前記のようにフレキシブル基板2が搭載された内側ピース7A上に、前記ステップS3と同様に、加熱されたEVAシート15が被せられ、吸引によって外側ピース7Bが作成されることで、これら内側ピース7Aおよび外側ピース7Bは前記フレキシブル基板2から起振アクチュエータ8およびコネクタ6aを内部に気密に封止する。
こうして作成された後のマウスピース7には、ステップS6において、外側ピース7Bのコネクタ6a部分のEVAが剥取られ、該コネクタ6aにコネクタ6bが嵌着された後、ステップS7において、給電線9に被せられたEVAチューブ10の端部10aがドライヤーなどで局所的に加熱され、外側ピース7Bとの接続部分が気密に封止されて、該マウスピース7が完成する。前記EVAチューブ10は、給電線9が差込まれる前に、熱を遮断することができる筒体が被せられ、前記端部10aだけが引出された状態で前記ドライヤーなどで局所的に加熱され、さらに円錐体がその端部10aの孔から差込まれることで、図4で示すように、その端部10a部分がコネクタ6に対応して拡径されている。そして、その筒体が被せられた状態のまま、前記コネクタ6bが取付けられた給電線9が挿通され、ステップS6の取付けに用いられる。こうして、給電線9の引出し部分まで、完全防水化することができる。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の他の形態に係るマウスピースにおけるフレキシブル基板2’の平面図である。このフレキシブル基板2’は、前述のフレキシブル基板2に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、このフレキシブル基板2’は、前記コネクタ6aが取付けられる部分を中心として、歯列3の両側に向けて形成されていることである。したがって、前記コネクタ6aが取付けられるのは前歯の位置となり、両側の臼歯の矯正に適している。しかしながら、前記コネクタ6aの片側にはミシン目2fが入っており、このミシン目2fの部分で切離すことで、前述のフレキシブル基板2と同様に、コネクタ6aから給電線9の引出しを臼歯(奥)側にすることで、前歯の矯正にも使用可能となる。また、フレキシブル基板2’の両端は、使用者の口の大きさに合わせて適宜切断して使用可能である。これによって、矯正対象歯や使用者の口の大きさに拘わらず、フレキシブル基板2’を共用することができる。
上述の例では、フレキシブル基板2,2’において、モータ8a用のランド2cは固定位置に設けられたけれども、起振アクチュエータ8をフレキシブル基板2,2’上でスライドさせ、任意の位置に該起振アクチュエータ8の設置場所を移動させるようにしてもよい。
本発明の実施の一形態に係るマウスピースを使用者の下顎に装着した状態を示す斜視図である。 使用者の下顎の歯型の斜視図である。 図1の切断面線III−IIIから見た断面図である。 起振アクチュエータおよびフレキシブル基板の構造を示す分解斜視図である。 前記起振アクチュエータおよびフレキシブル基板の構造を説明するためのマウスピースの断面図である。 マウスピースの製造装置の斜視図である。 図6で示す製造装置を用いた本発明の実施の一形態に係るマウスピースの製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の他の形態に係るマウスピースにおけるフレキシブル基板の平面図である。
1 歯型
2,2’ フレキシブル基板
3 歯列
5 ワイヤー
6;6a,6b コネクタ
7 マウスピース
7A 内側ピース
7B 外側ピース
7a 膨らみ部
8 起振アクチュエータ
8a モータ
8c 偏心錘
8d カバー部材
9 給電線
10 EVAチューブ
11 製造装置
12 ステージ
13 吸引孔
14 本体
15 EVAシート
16,17 シート固定具
19 電熱器

Claims (5)

  1. 矯正対象歯を含む歯列を矯正するための歯列矯正装置であって、
    機械的振動を生成して、この振動を前記矯正対象歯に与える起振手段と、
    前記起振手段を格納し、その格納状態で前記歯列に装着されるマウスピースとを備え、
    前記マウスピースは、軟質性の材料で使用者の歯型に合わせて製造されて、前記歯列に直接接触する内面形状を有し、
    前記起振手段は、フレキシブル基板に実装され、
    前記フレキシブル基板は、前記歯列の曲面に沿うように、前記マウスピースに格納されることを特徴とする歯列矯正装置
  2. 前記フレキシブル基板にはまた、外部接続用のコネクタを有することを特徴とする請求項1記載の歯列矯正装置
  3. 前記フレキシブル基板側のコネクタに嵌着するコネクタから引出されるリード線は、マウスピースと同一材料から成るチューブで被覆されていることを特徴とする請求項2記載の歯列矯正装置
  4. 前記フレキシブル基板は、前記歯列方向に延びて帯状に形成され、その長手方向に延びて配線パターンが形成され、前記配線パターンの複数箇所に、前記起振手段を半田付けするためのランドが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯列矯正装置
  5. 前記起振手段は、モータと、その出力軸に取付けられる偏心錘とを備えて構成され、
    前記偏心錘の回転空間を確保するために、カバー部材がさらに設けられ、そのカバー部材は、底部に取付け突起を有し、前記フレキシブル基板の両端縁には、前記取付け突起の嵌り込む係止孔が、該フレキシブル基板の長手方向に複数箇所穿設されていることを特徴とする請求項4記載の歯列矯正装置
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