JP5431270B2 - 内視鏡先端カバーおよび内視鏡 - Google Patents
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Description
この態様により、滑り止め効果を発揮して、当接する組織に対して内視鏡先端カバーをしっかりと位置決めしながら該カバーの開動を容易にすることができ、また、押しのけた剥離対象が内視鏡先端カバーに凭れ掛かる場合に該カバーから剥離対象がズレ落ちて剥離作業を妨害することを防止でき、施術効率を向上させることができる。
これにより、前記本体側当接部と前記剥離対象支持部との相対回転による開閉動作を良好に行うことができる。従って、湾曲、伸縮等による構成部材への負荷を低減でき、作業に対する耐性の高い部品を提供することができる。
前記付勢手段は、コイル型のコイルバネ、コイル型両端からアームが伸びるねじりバネ、板状部材を折り曲げた板バネ、あるいはゴムなど、付勢力を発揮する適宜の手段で構成することができる。
この態様により、開動作または閉動作を付勢手段によって補助することができ、使用者は小さい力でも十分に開状態とする、あるいは容易に十分に閉状態とするなど操作性の向上を図ることができる。
これにより、レーザ光による組織の剥離術に適した内視鏡を提供することができる。また、この様態により、内視鏡先端カバーが内視鏡に対して着脱自在であるから、使用時にはスムーズに装着でき、使用後は速やかに取り外すことができるので、該カバーを使い捨てとする場合にも使い勝手がよい。
操作部13は、接眼部15、上下アングルノブ16、左右アングルノブ17、操作ボタン18、および鉗子挿入口20等が設けられている。
操作ボタン18は、送気、送水、吸引、ズームなどの操作入力を受け付ける。
ライトガイド31,35は、撮像のための照明となる光を照射する照明部位である。これにより、光の届かない体内を照らして観察および施術できるようにする。
レンズ33は、ライトガイド31,35等の照明による光を集光し、撮像画像を取得するためのレンズである。この集光した情報を適宜加工することで撮像画像を得ることができ、術者が状態を確認できる。光を電気信号に変換する撮像素子は、先端構成部30の近傍に設けて、内視鏡装置10へ導電線で接続してもよいし、内視鏡装置10内に設けて、照明用とは別途設けるライトガイドによってレンズで集光した光を伝送してもよい。
鉗子出口36は、レーザ治療装置50の中空導波路60等の治療用デバイスの出口である。
電源部52は、中央制御部54など各部に動作電力を供給する。
レーザ出力制御部54aは、操作部・表示部51で設定された出力や動作モードに応じてレーザ発振部57によるレーザ光57aの出力値を制御する。
記憶部54bは、出力の設定や動作モードの設定内容などの制御データなどの他に適宜のデータを記憶している。
ガイド光発光部56は、波長が800nm〜1μm付近の低コヒーレンス性の近赤外光を発光する。このガイド光は、治療用のレーザ光57aが照射される位置を示すためのものである。近赤外光は不可視であるが、撮像素子によって検出し画像化することが可能であるため、後述する内視鏡装置10の撮像部45によって画像信号へ変換され、画像表示部48に表示され、治療用のレーザ光57aが照射される位置を確認することができる。
また、照射するレーザは、上記炭酸ガスレーザの他にも、Er:YAGレーザ、Nd:YAGレーザ、ダイオード・レーザなどの半導体レーザまたはパルス・ダイ・レーザなど、適宜のレーザを用いることができる。
操作部41は、操作部13(図1参照)による操作入力を中央制御部43に伝達する。すなわち、上下アングルノブ16や左右アングルノブ17の操作による湾曲管部23の湾曲動作、操作ボタン18による押下操作などを伝達する。またあるいは、操作ユニット12のものとは別個に、例えば内視鏡装置の制御器本体(不図示)に操作部を設け、照明の光量、静止画の撮影記憶等の操作を中央制御部43に伝達する。
中央制御部43は、各部に対して各種制御動作を実行する。
照明部44は、ライトガイド31,35(図1参照)からの照明を実行する。
水噴射部46は、副送水口32からの液体の噴射を実行する。また、ノズル34からの液体の噴射も実行する。撮像部45は、先端構成部30の近傍に設けてあってもよいし、内視鏡装置10の制御器本体(不図示)内に設けてあってもよいのは、前述のとおりである。
なお、剥離対象側凸部および本体側凸部は、本実施例では、それぞれ剥離対象支持部72Aの先端側外周と本体側当接部72Bの先端側外周とに配置されているが、この形態に限らず、例えば、剥離対象側凸部については、剥離対象支持部72Aの先端側を上方(開方向)へ少し捲り上げた口唇形状に形成し、該口唇形状の先端側内周に、外側へ凸となるように剥離対象側凸部を設けることも可能である。本体側凸部も同様に、本体側当接部72Bの先端側を下方(開方向)へ少し捲り上げた口唇形状に形成し、該口唇形状の先端側内周に、外側へ凸となるように剥離対象側凸部を設けることも可能である。
本体側連結部73Bを回動軸として本体側凸部71Bが下方(開方向)へ移動するように本体側当接部72Bが回動されると、リンク部74は装着部77から離れるように先端側へ移動する。
このとき、切開が完了していない部位は、内視鏡先端カバー70によって剥離部Hに対して持ち上げる方向へ張力をかけられているので組織が緊張状態にあり、このため切開がし易い環境となっているので剥離作業の効率がよいという利点が認められる。
本体側連結部83Bを回動軸として本体側凸部81Bが下方(開方向)へ移動するように本体側当接部82Bが回動されると、ヒンジ部84は装着部87から離れるように先端側へ移動する。
以上の構成により、実施例3と同一の作用効果を得ることができる。切り欠き部106A,106Bを設けたことにより、剥離対象支持部102Aと本体側当接部102Bが内視鏡チューブ21や先端構成部30等を圧迫することがなく、良好に動作することができる。
この発明の内視鏡レーザ治療装置は、実施形態の治療システム1に対応し、
以下同様に、
内視鏡は、内視鏡装置10に対応し、
レーザ照射手段は、レーザ発振部57に対応し、
治療用レーザ光は、レーザ光57aに対応し、
導光路は、中空導波路60に対応し、
連関部は、リンク部74およびヒンジ部84,94,104に対応し、
付勢手段は、バネ95に対応し、
剥離対象は、剥離部Hに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
以上述べてきた本発明の内視鏡先端カバーは、レーザ治療装置を備える内視鏡に特に有効なものであるが、従来のような、治療用デバイスとして高周波メス、電気メスなどを備えた内視鏡にも、汎用することができる。
Claims (8)
- 内視鏡チューブの先端構成部に装着される内視鏡先端カバーであって、
前記内視鏡チューブの先端構成部に装着する装着部と、
施術対象の本体に前記装着部より先端側の位置で当接する本体側当接部と、
前記施術対象から剥離する剥離対象を前記装着部より先端側の位置で持ち上げる剥離対象支持部と、
前記本体側当接部と前記剥離対象支持部とを略同時に開閉運動させる連関部とを備えた
内視鏡先端カバー。 - 前記連関部は、
少なくとも前記本体側当接部が前記施術対象の本体側に当接した状態にあるか、もしくは前記剥離対象支持部が前記剥離対象を支持した状態で、
前進移動されると前記本体側当接部と前記剥離対象支持部とを開動し、
後退移動されると前記本体側当接部と前記剥離対象支持部とを閉動する
請求項1記載の内視鏡先端カバー。 - 前記本体側当接部の先端側外周部に、前記施術対象の本体側に当接し且つ該本体側方向へ凸となる本体側凸部を備え、
前記剥離対象支持部の先端側外周部に、前記剥離対象を支持し且つ剥離対象側方向へ凸となる剥離対象側凸部を備えた
請求項1または2に記載の内視鏡先端カバー。 - 前記装着部と前記本体側当接部と前記剥離対象支持部と前記連関部とを、外力によって変形する可撓性素材により一体形成した
請求項1から3のいずれか1つに記載の内視鏡先端カバー。 - 前記連関部を、
前記本体側当接部と前記剥離対象支持部とを相対回転可能に支持するヒンジ部材により形成した
請求項1から3のいずれか1つに記載の内視鏡先端カバー。 - 前記本体側当接部と前記剥離対象支持部とを、互いに開方向または閉方向へ付勢する付勢手段を備えた
請求項1、3、または5記載の内視鏡先端カバー。 - 湾曲可能な内視鏡チューブと、
該内視鏡チューブの先端側に設けられる先端構成部と、
該先端構成部に装着される請求項1から6のいずれか1つに記載の内視鏡先端カバーと、
前記先端構成部を湾曲動作させる操作部と、
前記先端構成部から施術対象を撮像する撮像部とを備え、
前記内視鏡先端カバーは、前記装着部が前記先端構成部に対して着脱自在である
内視鏡。 - 請求項7に記載の内視鏡と、
治療用レーザ光を照射するレーザ照射手段および前記内視鏡の前記内視鏡チューブに挿通されて前記治療用レーザ光を導光する導光路を有するレーザ治療装置とを更に備えた
内視鏡レーザ治療装置。
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