JP5430718B2 - 液体吐出ヘッド、および該液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents
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Description
液体を吐出する吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する素子を備える液体吐出ユニットと、
前記液体吐出ユニットに液体を供給するための供給路を備える液体供給ユニットと、
を備える液体吐出ヘッドであって、
前記液体供給ユニットは、前記供給路の一部を形成する溝と、前記溝の開口縁に沿って形成される、前記溝の深さよりも浅い凹部と、を備える第1の流路形成部材と、前記凹部の底面に当接し前記溝の蓋部となる、前記溝の延在方向と直交する方向に関する幅が前記溝の幅よりも大きい凸部を備える第2の流路形成部材と、を含み、
前記凸部の側面と、前記第1の流路形成部材の前記溝が形成される面とに当接し、前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とを接合する、樹脂の射出成形によって形成される接合部を有するものである。
液体を供給するための供給路の一部となる溝と、前記溝の開口縁に沿って形成される、前記溝の深さよりも浅い凹部と、を備える第1の流路形成部材と、前記溝の蓋部となる凸部を備える第2の流路形成部材と、を射出成形する第1の射出成形工程と、
前記第1の流路形成部材の前記凹部の底面と、前記第2の流路形成部材の凸部の先端面とを当接させる工程と、
前記凸部の側面と、前記第1の流路形成部材の前記溝が形成される面と、に当接する部位に樹脂を注入し、前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とを接合する接合部を射出成形する第2の射出成形工程と、を有し、
前記溝の延在方向と直交する方向に関する前記凸部の幅は前記溝の幅よりも大きいことを特徴とする。
図1は本発明の液体吐出ヘッドにおける液体供給路部の構造例において供給路の途中を示す断面図である。図2は、図1と同じ液体供給路部の構造例において供給路の排出口を示す断面図である。
不図示の射出機から1次スプルー43に向けて溶融樹脂が射出されると、1次スプルー43を通過した溶融樹脂は第1ランナー45と第2ランナー46に分配される。そして第1ランナー45、第1ゲート48を通過した溶融樹脂が第1キャビティ41に充填されると第1の流路形成部材11が成形される。一方、第2ランナー46、第2ゲート49を通過した溶融樹脂が第2キャビティ42に充填されると第2の流路形成部材12が成形される。
第1の流路形成部材11と第2の流路形成部材12の所定時間冷却が完了すると型開閉装置によって型開きする。つまり、固定側型板33とランナープレート32との間、ランナープレート32と可動側型板34との間が離隔する。固定側型板33とランナープレート32が離隔されると、1次射出成形で形成された1次スプルーランナー部61は離型し除去される。第1の流路形成部材11は可動側型板34のキャビティ内に留まって、ランナープレート32より離隔される。一方、第2の流路形成部材12はランナープレート32のキャビティ内に留まって、可動側型板34より離隔される。
可動側型板34の移動が完了すると型開閉装置によって型閉めする。つまり、固定側型板33とランナープレート32との間、ランナープレート32と可動側型板34との間が密着することになる。このとき、可動側型板34のコア34aはランナープレート32に設けられた凹部32aに収容される。また、1次射出成形工程で成形された第1の流路形成部材11と第2の流路形成部材12は当接される。つまり、第2の流路形成部材12が、第1の流路形成部材11に形成された溝の開口部を閉塞する状態となる。
不図示の射出機から2次スプルー44に向けて溶融樹脂が射出される。2次スプレー44、第3ランナー47、第3ゲート50を通過した溶融樹脂が第3キャビティ51に充填されると、接合部材13(図1(c)、図2(c)参照)が成形される。このように接合部材13が成形されることによって第1の流路形成部材11と第2の流路形成部材12は接合されて記録液供給ユニット6として一体化する。つまり、第2の流路形成部材12が第1の流路形成部材11の溝開口部を閉塞することにより、トンネル状の通路からなる記録液流路11aが形成される。
接合部材13の所定時間冷却が完了すると型開閉装置によって型開きする。そして、製造された記録液供給ユニット6が可動側型板34から離型される。また、2次射出成形で形成された2次スプルーランナー部62も離型し除去される。
記録液供給ユニット6が離型されると、可動側型板34は不図示の駆動手段によってガイド軸37の軸方向下方へ移送される。そして、第1キャビティ41と第2キャビティ42が成形できる位置までスライドすると移送は停止する。
次に、本発明の液体吐出ヘッドについて第一の実施の形態例を示す。
このような第1の流路形成部材11と第2の流路形成部材12は前述した射出成形により形成され且つ接合部材13によって接合される。第1の流路形成部材11の記録液供給路11aとなる溝の開口縁と第2の流路形成部材12の腕部12aとが当接する部分の周囲を覆うように接合部材13が形成される。(図1(c)、図16参照)
本実施形態では、液体吐出ヘッドが液体噴射記録装置(例えばシリアルタイプのインクジェットプリンタ)に搭載された使用状態で、第1の流路形成部材11は重力に対して上側に配置され、第2の流路形成部材12は重力に対して下方に配置される。したがって、蓋状の第2の流路形成部材12は重力に対する下方側から、第1の流路形成部材11の記録液供給路11a用の溝の開口を覆うように構成されている。
以上説明した本実施形態によれば、記録液供給路11aを形成するための、第1の流路形成部材11の溝開口を塞ぐ蓋状の第2の流路形成部材12の腕部12aは記録液供給路11aの輪郭に沿った必要最小限の形状で形成されている。また、2部材の接合のための接着剤などを収容する空隙部を確保する必要がない。また、2つの流路形成部材が射出成形によって接合されるため接合部の領域を小さく設定することができる。また、記録液供給路11aの流路断面が概略四角形状であることから流路断面積を大きく確保することができる。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
次に、本発明の第三の実施形態について図22から図25を参照して述べる。
次に、本発明の第四の実施形態について図26及び図27を参照して述べる。また、これらの図には第一及び第二の実施形態と同じ構成要素に同一符号を付してあり、同一構成要素の説明については第一及び第二の実施形態の説明を参照されたい。
本発明に係る製造方法の他への適用例を第五の実施形態として説明する。
したがって、本発明に係る製造方法を適用することにより、第一半成形品と第二半成形品との接合によって得られた中空部から外方に突出した部分を持たず、中空成形品を小型化することが可能である。また、接合のための突出部を設ける必要がないため、複数の中空部を連続して配置する場合でも中空部間の距離を小さくし高密度化が可能になるため中空成形品を小型化することが可能である。
6 記録液供給ユニット(液体供給ユニット)
11 第1の流路形成部材
11a 記録液供給路(液体供給路)
12 第2の流路形成部材
12a 腕部
12c、12d、12e 腕部一端
12f 腕部中間部
13 接合部材
18、18a、18b 橋渡し部
32 固定側型板
33 ランナープレート
34 可動側型板
35 固定側取付板
36 可動側取付板
41 第1キャビティ
42 第2キャビティ
43 1次スプルー
44 2次スプルー
45 第1ランナー
46 第2ランナー
47 第3ランナー
48 第1ゲート
49 第2ゲート
50 第3ゲート
53 第3キャビティ
61 厚肉部
62 肉抜き部
63 リブ
64 蓋部材
Claims (7)
- 液体を吐出する吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する素子を備える液体吐出ユニットと、
前記液体吐出ユニットに液体を供給するための供給路を備える液体供給ユニットと、
を備える液体吐出ヘッドであって、
前記液体供給ユニットは、前記供給路の一部を形成する溝と、前記溝の開口縁に沿って形成される、前記溝の深さよりも浅い凹部と、を備える第1の流路形成部材と、前記凹部の底面に当接し前記溝の蓋部となる、前記溝の延在方向と直交する方向に関する幅が前記溝の幅よりも大きい凸部を備える第2の流路形成部材と、を含み、
前記凸部の側面と、前記第1の流路形成部材の前記溝が形成される面とに当接し、前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とを接合する、樹脂の射出成形によって形成される接合部を有する、液体吐出ヘッド。 - 前記液体吐出ヘッドの使用状態において、前記第1の流路形成部材は前記第2の流路形成部材に対して上側に形成されている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第1の流路形成部材は液体を貯蔵する液体貯蔵タンクからの液体を導入する導入開口部を備え、前記第2の流路形成部材は前記液体吐出ユニットに液体を導出する導出開口部を備える、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記凸部は、前記溝に沿って形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 液体を供給するための供給路の一部となる溝と、前記溝の開口縁に沿って形成される、前記溝の深さよりも浅い凹部と、を備える第1の流路形成部材と、前記溝の蓋部となる凸部を備える第2の流路形成部材と、を射出成形する第1の射出成形工程と、
前記第1の流路形成部材の前記凹部の底面と、前記第2の流路形成部材の凸部の先端面とを当接させる工程と、
前記凸部の側面と、前記第1の流路形成部材の前記溝が形成される面と、に当接する部位に樹脂を注入し、前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とを接合する接合部を射出成形する第2の射出成形工程と、を有し、
前記溝の延在方向と直交する方向に関する前記凸部の幅は前記溝の幅よりも大きい、液体吐出ヘッドの製造方法。 - 液体を吐出する吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する素子を備える液体吐出ユニットを用意する工程と、
前記第2の射出成形工程の後に、前記第2の流路形成部材に形成された液体を導出する導出開口部と、前記液体吐出ユニットとを接続する、請求項5に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。 - 前記第1の流路形成部材と前記第2の流路形成部材とは一体の金型で射出成形される、請求項6に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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