JP2012152905A - 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】型成形により形成した流路部材2のパーティングラインPから発生する微細なバリによりノズル開口が詰まり、吐出不良となることを防止する。
【解決手段】液体噴射ヘッド1は流路部材2とアクチュエータ部3を備える。流路部材2は第一の部材4とこれに接合する第二の部材5から成り、第一の部材4と第二の部材5の間に流路8と流路8に連通する排出口12が構成される。第一及び第二の部材4、5は表面に型成形によるパーティングラインを有し、このパーティングラインは、流路8を構成する内表面には位置せず、この内表面以外の第一の部材4又は第二の部材5の表面に位置するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータ部に液体を供給する流路部材を備えた液体噴射ヘッドに関し、特に流路部材から微細な塵埃が吐出液体に混入して吐出不良を起こすことを防止した液体噴射ヘッド、これを用いた液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法に関する。
近年、記録紙等にインク滴を吐出して文字、図形を描画する、或いは素子基板の表面に液体材料を吐出して機能性薄膜を形成するインクジェット方式の液体噴射ヘッドが利用されている。この方式は、インクや液体材料を液体タンクから供給管を介して液体噴射ヘッドに供給し、チャンネルに充填したインクや液体材料をチャンネルに連通するノズルから吐出させる。インクの吐出の際には、液体噴射ヘッドや噴射した液体を記録する被記録媒体を移動させて、文字や図形を記録する、或いは所定形状の機能性薄膜を形成する(例えば、特許文献1を参照)。
図13は、この種の液体噴射ヘッドに利用される流路部材100の斜視図である。図14は、流路部材100をアクチュエータ部120に接合した液体噴射ヘッドの縦断面を表す模式図である。図14の流路部材100は図13の部分AAの縦断面を表す。
流路部材100は、タンクに貯留されたインクをアクチュエータ部120に供給するための中間部材であり、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の合成樹脂により形成されている。図13及び図14に示すように、流路部材100は第一の部材101と第二の部材102の2つの部材により構成されている。第一の部材101は、上面にインク等の液体が供給される供給接続部106が、前側面に3つの係止爪112aが、後側面に3つの係止穴113bがそれぞれ形成されている。第一の部材101の内部上面には供給口114に近接してフィルター103が装着されている。
第二の部材102は、その前側面に供給口114から供給された液体を排出するための排出口105が、その上部に係止爪112aが係合する係止穴113aが、その後側面に係止穴113bに係合する係止爪112bがそれぞれ形成されている。第一の部材101と第二の部材102とは接着剤により水密に接合されている。流路部材100は、供給口114から供給される液体を、流路110を通して排出口105から排出する。
アクチュエータ部120は、内部に圧力室122が形成される圧力付与部121と、圧力室122の端部に接合されるノズルプレート123と、圧力付与部121を支持する支持部材124により構成されている。圧力付与部121の端部と流路部材100の端部は流入口126と排出口105が連通するように接着剤116により接着されている。アクチュエータ部120は、流入口126から流入した液体に圧力を加えてノズル125から液滴を吐出し、図示しない被記録媒体に液滴を記録する。
フィルター103は、供給口114から供給される液体に含まれる気泡や塵埃を除去するために設けてある。流路110に気泡や塵埃が混入するとノズル125の開口を封止し、液滴を正常に吐出することができなくなるからである。従って、フィルター103よりも下流の流路110に気泡や塵埃が混入しないように管理する必要がある。
なお、特許文献1にはプラテンに付着したインクを円滑に誘導するための手段が記載されている。インクジェット方式による画像記録装置は、記録ヘッドからインクを吐出すると、これに伴ってインクミストが発生する。吐出インクやインクミストがプラテンなどに付着して滞留すると、記録用紙等が汚れてしまう原因となる。特に、プラテンは合成樹脂の型成形により形成されるが、型成形の際に型と型の境界にパーティングラインに基づく段差が形成される。吐出インクやインクミストの付着量が増加してプラテンの表面から裏面に伝ってインクが流れ出る際の流路途中にパーティングラインに基づく段差部が存在すると、その段差部にインクが滞留して記録紙を汚す、或いは記録品質を劣化させた。そこで、プラテンの表面から裏面に貫通するスリットを形成し、このスリットの表面側の側面にインクを誘導するV字形状の誘導路を形成し、スリットの裏面側の側面を平坦面に形成する。そして、V字形状の表面とその平坦面の境界に型と型が合わさるパーティング面を介在させて、V字形状の表面と平坦面との間に段差のないインク誘導部を形成する。インクはこのインク誘導部を滞留しないで流れるので、記録紙が汚れたり記録画像が劣化したりすることを防止した、と言うものである。
特開2009−107225号公報
第一及び第二の部材101、102は複数の金型を用いて型成形により形成される。複数の金型を用いるために、型成形品はその表面の金型間の境界にパーティングラインが形成される。金型間の境界は隙間を完全に消失させることができないので、型成形品のパーティングラインには微細なバリが残る。そのため、パーティングラインが流路に露出すると、このパーティングラインに発生した微細なバリが、流路部材から脱落し、ノズル125の開口部を塞いで吐出不要を起こす原因となった。特に、フィルター103よりも下流の内表面にパーティングラインが位置する場合に吐出不良が発生した。
具体的に説明する。図15は、第一及び第二の部材101、102を型成形により形成する方法を示す。図15(a)は第一の部材101の型成形方法を表し、(b)は第二の部材102の型成形方法を表す。第一の部材101は第一金型131、第二金型132及び第三金型133の3つの金型により形成する。第一金型131と第三金型133により本体前部及び上部と係止爪112aと供給接続部106及び供給口114を成形する。第二金型132と第三金型133により本体後部と係止穴113bを成形する。従って、第一金型131と第三金型133の境界により第八パーティングラインL8が形成され、第一金型131と第二金型132の境界により第十一パーティングラインL11が形成され、第二金型132と第三金型133の境界により第九パーティングラインL9及び第十パーティングラインL10が形成される。
第二の部材102は第四金型134、第五金型135及び第六金型136の3つの金型により成形する。即ち、第四金型134と第五金型135により排出口105と係止穴113aを成形し、第四金型134と第六金型136により第二の部材102の本体部と係止爪112bを成形する。従って、第四金型134と第五金型135の境界により第一〜第五パーティングラインL1〜L5が形成され、第五金型135と第六金型136の境界により第六パーティングラインL6が形成され、第四金型134と第六金型136の境界により第七パーティングラインL7が形成される。
図14に示すように、第一の部材101と第二の部材102を接合して流路部材100を構成すると、第三〜第十一パーティングラインL3〜L11は第一の部材101と第二の部材102の接合面、或いは流路部材100の外面に位置するが、第一パーティングラインL1と第二パーティングラインL2はフィルター103よりも下流の流路110に露出する。そのために、この第一パーティングラインL1や第二パーティングラインL2から微細なバリが脱落してノズル125の開口を塞ぎ、吐出不要の原因となった。本発明は、このような不具合が発生しない液体噴射ヘッドを提供するものである。
本発明の液体噴射ヘッドは、第一の部材と前記第一の部材に接合される第二の部材を有し、前記第一の部材と前記第二の部材の間に流路とこれに連通する排出口が構成される流路部材と、前記排出口から排出された液体を流入し、複数のノズルから液体を吐出するアクチュエータ部と、を備え、前記第一及び第二の部材はその表面に型成形により形成されるパーティングラインを有し、前記パーティングラインは、前記流路を構成する内表面以外の前記第一の部材又は第二の部材の表面に位置することとした。
また、前記排出口は前記流路部材の端面に開口し、前記パーティングラインは前記端面に位置することとした。
また、前記アクチュエータ部は端面に流入口を有し、前記アクチュエータ部の端面と前記流路部材の端面とは接着剤により接合され、前記流路部材の端面に位置するパーティングラインは前記接着剤により覆われていることとした。
また、前記流路部材の端面は、前記排出口を囲むように前記接着剤を流動させるための溝を備えていることとした。
また、前記第一の部材は、前記流路に連通する供給口と前記供給口の下流側に設置されたフィルターを備え、前記内表面は前記フィルターよりも前記排出口の側の下流側に位置する表面であることとした。
本発明の液体噴射装置は、上記いずれかに記載の液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを往復移動させる移動機構と、前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備えることとした。
本発明の液体噴射ヘッドの製造方法は、第一金型と第二金型と第三金型の間隙に合成樹脂を充填し第一の部材を型成形する第一型成形工程と、第四金型と第五金型の間隙に合成樹脂を充填し第二の部材を型成形する第二型成形工程と、前記第一の部材と前記第二の部材の間に流路とこれに連通する排出口を構成し、前記第一の部材と前記第二の部材を接合して流路部材を形成する第一接合工程と、前記排出口が開口する前記流路部材の端面と流入口が開口するアクチュエータ部の端面とを接着剤を介して接合する第二接合工程と、を備え、前記第一型成形工程は、前記第一金型と前記第二金型と前記第三金型のいずれかの境界により形成される第一パーティングラインを前記第一の部材が流路を構成する内表面以外の表面に形成し、前記第二型成形工程は、前記第四金型と前記第五金型の境界により形成される第二パーティングラインを前記第二の部材が流路を構成する内表面以外の表面に形成することとした。
また、前記第一型成形工程は、前記第一パーティングラインを前記排出口が開口する端面に形成し、前記第二型成形工程は、前記第二パーティングラインを前記排出口が開口する端面に形成することとした。
また、前記第一接合工程は、前記第二パーティングラインを前記第一の部材により覆い、前記第一パーティングラインを前記第二の部材により覆うこととした。
また、前記第二接合工程は、前記排出口が開口する端面に形成された前記第一パーティングライン及び前記第二パーティングラインを前記接着剤に埋め込むこととした。
また、前記第一型成形工程の後に、前記第一の部材にフィルターを設置するフィルター設置工程を有することとした。
また、前記第一金型及び前記第四金型は、前記排出口が開口する端面に対応する表面に突条が形成されていることとした。
本発明の液体噴射ヘッドは、第一の部材と第一の部材に接合される第二の部材を有し、第一の部材と第二の部材の間に流路とこれに連通する排出口を構成する流路部材と、排出口から排出された液体を流入し、複数のノズルから液体を吐出するアクチュエータ部と、を備え、流路部材は、型成形により形成されるパーティングラインが流路を構成する内表面以外の第一の部材又は第二の部材の表面に位置するようにした。これにより、金型の境界により形成されるパーティングラインが流路を構成する流路部材の内表面に位置しないので、パーティングラインから発生する微細なバリによりノズルが詰まって吐出不良が発生することを防止することができる。
本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッドの縦断面模式図である。 第一実施形態に用いた流路部材のパーティングラインの位置を表す図である。 第一実施形態に用いた流路部材を斜め上方から見た斜視図及び分解斜視図である。 第一実施形態に用いた流路部材を斜め下方から見た分解斜視図である。 第一実施形態に用いた流路部材の排出口側端面を表す模式的な斜視図である。 本発明に係る液体噴射ヘッドの製造方法の基本工程を表す工程図である。 本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッドの製造方法を説明するための図である。 本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッドの製造方法を説明するための図である。 第二実施形態のフィルター設置工程の後の第一の部材の縦断面図である。 第二実施形態の第一接合工程の後の流路部材の縦断面図である。 第二実施形態の第二接合工程の後の流路部材及びアクチュエータ部の縦断面図である。 本発明の第三実施形態に係る液体噴射装置の模式的な斜視図である。 従来公知の液体噴射ヘッドに利用される流路部材の斜視図である。 従来公知の液体噴射ヘッドの縦断面を表す模式図である。 従来公知の型成形法により流路部材を成形する方法を説明するための図である。
<液体噴射ヘッド>
本発明に係る液体噴射ヘッドは流路部材とアクチュエータ部を備えている。流路部材は液体タンクから供給された液体をアクチュエータ部に排出する中間部材である。アクチュエータ部は、流路部材から流入した液体をノズルから吐出し、被記録媒体に記録する。流路部材は、型成形により形成された第一の部材と、型成形により形成され、上記第一の部材に接合される第二の部材を有している。第一の部材と第二の部材はその間に流路とこの流路に連通する排出口を構成するように接合されている。アクチュエータ部は上記排出口から液体を流入する流入口と、液体を吐出するノズルを備えている。
ここで、第一及び第二の部材はその表面に型成形により形成されたパーティングラインを有している。そのパーティングラインは、流路を構成する内表面以外の第一の部材又は第二の部材の表面に位置する。つまり、パーティングラインが形成された表面が流路を構成しないので、パーティングラインに発生した微細なバリが、流路部材から脱落し、流路を流れる液体に混入することが無い。そのため、微細なバリがノズルに詰まり吐出不良を発生することを防止することができる。
なお、流路部材の流路を構成する内表面と流路を構成しない外表面との境界は外表面に含まれるものとする。通常、この内表面と外表面の境界には接着剤が介在し、たとえ内表面と外表面の境界にパーティングラインが位置しても、このパーティングラインは接着剤により覆われ、流路に露出しない。そのため、微細なバリが液体に混入することが無い。以下、図面を用いて具体的に説明する。
(第一実施形態)
図1は第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の縦断面模式図であり、図2は流路部材2のパーティングラインの位置を表し、図3は第一実施形態に用いた流路部材2を斜め上方から見た斜視図及び分解斜視図であり、図4は第一実施形態に用いた流路部材2を斜め下方から見た分解斜視図である。
図1に示すように、液体噴射ヘッド1は流路部材2と、流路部材2と接着剤13により接合したアクチュエータ部3を備えている。流路部材2は第一の部材4とこの第一の部材4に接合される第二の部材5を備えている。第一の部材4と第二の部材5は、その間に流路8と排出口12を構成している。
第一の部材4は、その上面に液体供給用の供給口11と、この供給口11に接続する供給接続部14と、その背面側の側面下部に係止穴10bを備える。第一の部材4は、更に供給口11に近接する内表面NFに第一フィルター6を装着する。第二の部材5はその後方端に係止爪9bを備え、係止爪9bは第一の部材4の係止穴10bに係合して第一の部材4と第二の部材5とを固定する。
アクチュエータ部3は、圧力室21を構成する圧力付与部20と、圧力室21の端部に設置した支持部材22とノズルプレート23を備える。圧力室21は流入口27を介して排出口12に連通する。流入口27が開口する圧力付与部20の流入口側端面TGと排出口12が開口する流路部材2の排出口側端面TRとは接着剤13を介して接合している。ノズルプレート23は圧力付与部20の端部及び支持部材22に接合している。ノズルプレート23は、圧力室21に連通するノズル24を紙面垂直方向に複数有し、圧力室21で加圧された液体をノズル24から吐出する。なお、第二の部材5と支持部材22は接合されていても接合されていなくてもよい。
図2には、型成形により形成された第一及び第二の部材4、5のパーティングラインを表している。第一の部材4は、第一パーティングラインP11〜P15が排出口12の開口端部と、係止穴10bの角部、背面側の下部と中央部の外面にそれぞれ位置する。第二の部材5は、第二パーティングラインP21、P22が排出口12の開口端部と係止爪9bの先端部にそれぞれ位置する。これらのパーティングラインの内、第一パーティングラインP12、P13は第一の部材4と第二の部材5の接合面に位置し、第二パーティングラインP22及び第一パーティングラインP14、P15は流路部材2の外表面に位置するので流路8に露出しない。また、排出口12の開口端部の第一及び第二パーティングラインP11、P21は、流路部材2の外表面に含まれ、流路部材2とアクチュエータ部3とを接合する接着剤13の内部に埋もれている。従って、パーティングラインは流路8を構成する第一及び第二の部材4、5の内表面NFに位置せず、パーティングラインに発生した微細なバリが、流路部材から脱落し、流路を流れる液体に混入することが無い。
また、供給口11近傍に第一フィルター6を設けたので、パーティングライン等から発生する微細なバリや塵埃を除去することができる。言い換えると、第一フィルター6よりも排出口12側の下流にパーティングラインが位置しなければよい。この場合、流路を構成する内表面とは、第一フィルター6よりも下流側の第一及び第二の部材4、5の流路側の表面を言う。なお、第一の部材4と第二の部材5の間に排出口12を形成したので、第一パーティングラインP11及び第二パーティングラインP21は必ず排出口側端面TRに位置することになる。
図3と図4を用いて流路部材2をより詳しく説明する。図3(a)に示すように、流路部材2は左右の方向に細長い形状を有している。流路部材2は前方側面の排出口側端面TRに排出口12が開口し、上面の中央に供給接続部14を有している。排出口側端面TRは図示しないアクチュエータ部3の流入口側端面TGに接着剤13を介して接合している(図1を参照。)。図3(b)及び図4に示すように、流路部材2は第一の部材4と第二の部材5が接合し、第一の部材4と第二の部材5の間に流路8と排出口12が構成されている。第一の部材4はその内面に第一フィルター6を装着するための第一フィルター受部25と、第二フィルター7を装着するための第二フィルター受部26を備えている。第一の部材4の前方側面の左右の端部に係止爪9aを備え、背面側の下部に3つの係止穴10bを備えている。第一の部材4はその上面の右端部にメンテナンス用接続部17を備え、メンテナンス用接続部17の上部はパッキン16を介してキャップ15により閉塞されている。第一の部材4はその両端部の下面に係合孔19を備えている。
第二の部材5はその両端部の上面に突起18を、前方側の両端部に2つの係止穴10aを、背面側の側面に図示しない3つの係止爪9bを備えている。第一の部材4と第二の部材5は、2つの突起18を2つの係合孔19に嵌合させ、2つの係止爪9aを2つの係止穴10aに係合させ、3つの係止爪9bを3つの係止穴10bに係合させ、各嵌合部及び係合部に接着剤を塗布して第一の部材4と第二の部材5が接合される。これにより、第一の部材4と第二の部材5の間に流路8と排出口12が構成される。なお、図3及び図4に示した流路部材2は一実施例であり、供給される液体をアクチュエータ部3に導き、かつ、パーティングラインが流路を構成する内表面には位置せず、外表面や接合面に位置するものであればよい。
図5は、流路部材2の排出口12が開口する排出口側端面TRを示す模式的な斜視図である。排出口12は第一の部材4と第二の部材5の間に構成されている。排出口側端面TRは排出口12の周囲に溝28を有している。溝28は流入口側端面TGと排出口側端面TRを接着剤13により接合する際に、流路8を外部から完全にシールし、かつ流路部材2とアクチュエータ部3を強固に接着させる。
ここで、第一及び第二の部材4、5の第一及び第二パーティングラインP11、P21は排出口12の開口端部に位置し、この開口端部は接着剤13により覆われる。また、排出口側端面TRにおいては第一の部材4と第二の部材5の接合面に位置している。なお、第一パーティングラインP11は第一の部材4の排出口側端面TRの上端から下端の間のいずれかの位置に形成することができる。同様に、第二パーティングラインP21は第二の部材5の排出口側端面TRの上端から下端の間のいずれかの位置に形成することができる。つまり、排出口12の開口端部に第一及び第二パーティングラインP11、P21が必ず位置するというものではなく、第一及び第二の部材4、5の排出口12の開口端部以外の排出口側端面TRに位置するように形成することができる。
<液体噴射ヘッドの製造方法>
図6は、本発明による液体噴射ヘッドの製造方法の基本工程を表す工程図である。まず、第一型成形工程S1において、第一金型と第二金型と第三金型の間隙に合成樹脂を充填して型成形を行う。次に、第一金型と第二金型と第三金型を離型して第一の部材を取り出す。第一の部材は、第一金型と第二金型と第三金型のいずれかの境界により形成される第一パーティングラインが流路を構成する内表面以外に位置するように第一金型と第二金型と第三金型を構成する。第二型成形工程S2において、第四金型と第五金型の間隙に合成樹脂を充填して型成形を行う。次に、第四金型と第五金型を離型して第二の部材を形成する。第二の部材は、第四金型と第五金型の境界により形成される第二パーティングラインが流路を構成する内表面以外に位置するように第四金型と第五金型を構成する。
次に、第一接合工程S3において、第一の部材と第二の部材の間に流路とこの流路に連通する排出口を構成するように第一の部材と第二の部材を接合する。接着剤を用いて接合しても良いし、熱溶着等の他の方法によって接合しても良い。次に、第二接合工程S4において、排出口が開口する流路部材の端面と流入口が開口するアクチュエータ部の端面とを接着剤を介して接合する。これにより、第一及び第二パーティングラインが流路を構成する流路部材の内表面に位置することが無いので、パーティングラインに発生した微細なバリが流路部材から脱落し、ノズルの開口が詰まって吐出不良が発生することを防止することができる。
なお、第一接合工程S3において、第一及び第二パーティングラインを排出口が開口する排出口側端面に設置する。特に、第一又は第二パーティングラインが排出口の開口端部に位置する場合でも、第二接合工程S4においてこの開口端部は接着剤により覆われる。その結果、パーティングラインから脱落した微細なバリが流路に混入することがない。また、第一接合工程S3において、第一パーティングラインや第二パーティングラインを第二の部材や第一の部材により覆うように接合して流路にパーティングラインが露出しないようにすることができる。以下、本発明の液体噴射ヘッドの製造方法について図面を用いて具体的に説明する。
(第二実施形態)
図7及び図8は、本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッドの製造方法を説明するための図である。図7は第一型成形工程S1を説明するための図であり、(a)は型分解図であり(b)は型組立図であり、いずれも短手方向の縦断面を表す。第一金型31と第二金型32と第三金型33の間に間隙を構成し、この間隙に合成樹脂を充填して第一の部材4を成形する。第一の部材4は短手方向の断面がウの字の形状を有している。上側の第一金型31は、左端部の下部に第一下端面B1を有し、右端部の下部に第三下端面B3を有し、中央部に周囲よりも上方に窪んだ第二下端面B2をなす凹部を有している。下側の第三金型33は、左端部の近傍に第一窪みK1を有し、左端部の上部に第一上端面U1を有し、中央部に上部が第二上端面U2をなす凸部を有し、右端部に第三上端面U3を有している。右側の第二金型32はその上面に第四上端面U4を有し、内側に凸部の先端に側面M1を有し、凸部の下部に第四下端面B4を有している。第一金型31と第二金型32と第三金型33を組み立てると、図7(b)に示されるように間隙が構成され、この間隙に合成樹脂を充填する。
この場合に、第一金型31の第一下端面B1と第三金型33の第一上端面U1が当接し、この境界面により第一パーティングラインP11が形成される。同様に、第一金型31の第三下端面B3と第二金型32の第四上端面U4の境界により第一パーティングラインP15が形成される。第二金型32の側面M1と第三金型33の右側の側面M2の境界により第一パーティングラインP12、13が形成され、第二金型32の第四下端面B4と第三金型33の第三上端面U3の境界により第一パーティングラインP14が形成される。更に、第一金型31の第二下端面B2と第三金型33の第二上端面U2の境界、即ち供給接続部14の開口端部に第一パーティングラインP16、P17が形成される。
ここで、第一の部材4の排出口12の端部を構成する上部開口端部T1は第一パーティングラインP11と一致する。また第三金型33の第一窪みK1は、図3に示される長手方向の両端部に形成される係止爪9aを支持する側面に対応する。また、第一金型31の中央の凹部と第三金型33の中央の凸部が供給接続部14を成形する。また、第三金型33の中央の凸部周辺に形成される段差部が、第一フィルターを装着するための受部を成形する。
なお、上記実施形態では、第一パーティングラインP11が上部開口端部T1と一致するように成形したが本発明はこれに限定されない。第一の部材4の上部開口端部T1を第一窪みK1のような窪みにより形成することができる。その場合は、第一パーティングラインP11は第一の部材4の左側の排出口側端面TR内に形成される。即ち、排出口側端面TRの排出口12から離間する位置に第一パーティングラインP1を形成することができる。
図8は第二型成形工程S2を説明するための図であり、(a)は型分解図であり(b)は型組立図であり、いずれも短手方向の縦断面を表す。第四金型34と第五金型35の間に間隙を構成し、この間隙に合成樹脂を充填して第二の部材5を成形する。上側の第四金型34は、左端部の下部に第二窪みK2を有し、左端部の下部に第五下端面B5を有し、右端部の下部の段差上部に第六下端面B6を有している。下側の第五金型35は、左側の凹部上端に第五上端面U5を有し、右側の凹部上端に第六上端面U6とこの第六上端面U6に連続し凹部の内側に傾斜する傾斜面U7を備えている。第四金型34と第五金型35を組み立てると、図8(b)に示すように、第四金型34の底部中央部と第五金型35の凹部の底面との間に間隙が構成され、この間隙に合成樹脂を充填する。
この場合に、第四金型34の第五下端面B5と第五金型35の第五上端面U5が当接し、この境界面により第二パーティングラインP21が形成される。同様に、第四金型34の第六下端面B6と第五金型35の第六上端面U6の境界面により第二パーティングラインP22が形成される。そして、第四金型34の第五下端面B5により第二の部材5の排出口12の下部となる下部開口端部T2が形成される。また、第四金型34の第六下端面B6と第五金型35の傾斜面U7により図1に示される係止爪9bが成形され、その先端に第二パーティングラインP22が成形される。更に、第四金型34の第二窪みK2により図3に示される係止穴10aの立設部が形成される。
なお、上記実施形態では、第二パーティングラインP21が下部開口端部T2と一致するように成形したが本発明はこれに限定されない。第二の部材5の下部開口端部T2を第二窪みK2のような窪みにより形成することができる。その場合は、第二パーティングラインP21は第二の部材5の左側の排出口側端面TR内に形成される。即ち、排出口側端面TRの排出口12から離間する位置に形成することができる。
図9は、フィルター設置工程の後の第一の部材4の縦断面図である。第一の部材4と第一フィルター6を洗浄液に浸漬し、超音波洗浄を行う。次に、第一の部材4の供給口11の直下に第一フィルター6を設置する。第一フィルター6は液体タンクから供給される液体に含まれる塵埃や気泡を除去するために設けている。ノズル開口部よりも大きな塵埃や気泡はノズルを閉塞し、吐出不良を起こすためである。第一フィルター6は第一の部材4に例えば熱溶着により接合する。また、熱溶着に代えて接着剤を用いて接合しても良い。
供給接続部14の端部にも第一パーティングラインP16、P17が形成されている。冒頭で定義したように、供給接続部14の開口部の角部は流路8に含まれない。しかし、供給接続部14と液体供給用のチューブや配管の接続方法によっては第一パーティングラインP16、P17が液体と接触する場合がある。この場合でも第一フィルター6を設置することにより、第一パーティングラインP16、P17から発生する微細なバリを除去することができる。従って、第一フィルター6を設置したときは、第一フィルター6よりも下流の流路8を構成する流路部材2の内表面に第一及び第二パーティングラインP11、P21が位置しないように型成形すればよい。また、図3に示す第二フィルター7を有する場合は、第一フィルター6を設置する前にこの第二フィルター7を第一の部材4に設置し、次に第一フィルター6を第一の部材4に設置する。
図10は、第一接合工程S3の後の流路部材2の縦断面図である。まず、第一の部材4や第二の部材5、また第一の部材4に設置した第一フィルター6を洗浄する。次に、第一の部材4と第二の部材5の間に流路8とこれに連通する排出口12を構成し、第一の部材4と第二の部材5を接合して流路部材2を形成する。第二の部材5の係止爪9bを第一の部材4の係止穴10bに係合し、第一の部材4の図示しない係止爪9aと第二の部材5の図示しない係止穴10a(図4を参照)を係合して接着剤を介して接合する。その結果、第一パーティングラインP11及び第二パーティングラインP21は排出口12の端部に位置する。この端部は、後にアクチュエータ部3との接合の際に接着剤により覆われるので、流路8には露出しない。また、第一パーティングラインP12、13は第二の部材5が覆い、第一パーティングラインP14、15及び第二パーティングラインP22は流路部材2の外面に位置するので、流路8に露出することが無い。
なお、流路部材2の短手方向の接合について説明したが、流路部材2の長手方向における第一の部材4と第二の部材5の接合でも、パーティングラインを第一の部材4又は第二の部材5の接合面又は流路部材2の外面に位置するように第一〜第五金型31〜35を構成することができる。
図11は、第二接合工程S4の後の流路部材2及びアクチュエータ部3の縦断面図である。排出口12が開口する流路部材2の排出口側端面TRと流入口27が開口するアクチュエータ部3の流入口側端面TGとを接着剤13を介して接合する。この接合により、第一パーティングラインP11や第二パーティングラインP21が排出口12の上部開口端部T1や下部開口端部T2に位置する場合でも、これらのパーティングラインは流路8に露出することが無い。そのために、第一及び第二パーティングラインP11、P21から発生するバリがアクチュエータ部3側に流入することが無い。なお、アクチュエータ部3の構成は第一実施形態において説明したので、ここではその説明を省略する。
なお、第一金型31と第四金型34の排出口12が開口する端面に排出口12を囲むように突条を形成して、第一の部材4と第二の部材5の排出口12の周囲に溝28(図5を参照)を形成することができる。
液体噴射ヘッド1を上記のように製造するので、第一フィルター6よりも下流の流路部材2の流路8にパーティングラインが露出しない。そのため、パーティングラインに発生した微細なバリが流路部材から脱落し、ノズル24の開口が詰まって吐出不良を起こすことが無い。なお、第一の部材4を3つの金型を使用し、第二の部材5を2つの金型を使用した例について説明したが、これは本発明における最低必要な金型数であり、この数よりも金型数を増加させても良い。
<液体噴射装置>
(第三実施形態)
図12は、本発明の第三実施形態に係る液体噴射装置50の模式的な斜視図である。本液体噴射装置50は、上記第一又は第二実施形態で説明した液体噴射ヘッド1を使用している。液体噴射装置50は、液体噴射ヘッド1、1’を往復移動させる移動機構63と、液体噴射ヘッド1、1’に液体を供給する液体供給管53、53’と、液体供給管53、53’に液体を供給する液体タンク51、51’を備えている。各液体噴射ヘッド1、1’は、液体を吐出させるアクチュエータ部3と、このアクチュエータ部3に液体を供給する流路部材2と、流路部材2に液体を供給する図示しない圧力緩衝器を備えている。
具体的に説明する。液体噴射装置50は、紙等の被記録媒体54を主走査方向に搬送する一対の搬送手段61、62と、被記録媒体54に液体を吐出する液体噴射ヘッド1、1’と、液体タンク51、51’に貯留した液体を液体供給管53、53’に押圧して供給するポンプ52、52’と、液体噴射ヘッド1、1’を主走査方向と直交する副走査方向に走査する移動機構63等を備えている。
一対の搬送手段61、62は副走査方向に延び、ローラ面を接触しながら回転するグリッドローラとピンチローラを備えている。図示しないモータによりグリッドローラとピンチローラを軸周りに移転させてローラ間に挟み込んだ被記録媒体54を主走査方向に搬送する。移動機構63は、副走査方向に延びた一対のガイドレール56、57と、一対のガイドレール56、57に沿って摺動可能なキャリッジユニット58と、キャリッジユニット58を連結し副走査方向に移動させる無端ベルト59と、この無端ベルト59を図示しないプーリを介して周回させるモータ60を備えている。
キャリッジユニット58は、複数の液体噴射ヘッド1、1’を載置し、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の液滴を吐出する。液体タンク51、51’は対応する色の液体を貯留し、ポンプ52、52’、液体供給管53、53’を介して液体噴射ヘッド1、1’に供給する。
液体噴射装置50の制御部は、各液体噴射ヘッド1、1’に駆動信号を与えて各色の液滴を吐出させる。制御部は、液体噴射ヘッド1、1’から液体を吐出させるタイミング、キャリッジユニット58を駆動するモータ60の回転及び被記録媒体54の搬送速度を制御して、被記録媒体54上に任意のパターンを記録する。
本実施形態では流路部材の流路に金型の成形に基づくパーティングラインが露出しないので、パーティングラインに発生した微細なバリが流路部材から脱落することで、ノズルの開口が詰まり、吐出不良が発生することを防止した液体噴射装置50を提供することができる。
1 液体噴射ヘッド
2 流路部材
3 アクチュエータ部
4 第一の部材、5 第二の部材
6 第一フィルター、7 第二フィルター
8 流路
9 係止爪、10 係止穴
11 供給口
12 排出口
13 接着剤
20 圧力付与部
23 ノズルプレート
31 第一金型、32 第二金型、33 第三金型、34 第四金型、35 第五金型

Claims (12)

  1. 第一の部材と前記第一の部材に接合される第二の部材を有し、前記第一の部材と前記第二の部材の間に流路とこれに連通する排出口が構成される流路部材と、
    前記排出口から排出された液体を流入し、複数のノズルから液体を吐出するアクチュエータ部と、を備え、
    前記第一及び第二の部材はその表面に型成形により形成されるパーティングラインを有し、
    前記パーティングラインは、前記流路を構成する内表面以外の前記第一の部材又は前記第二の部材の表面に位置する液体噴射ヘッド。
  2. 前記排出口は前記流路部材の端面に開口し、前記パーティングラインは前記端面に位置する請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記アクチュエータ部は端面に流入口を有し、前記アクチュエータ部の端面と前記流路部材の端面とは接着剤により接合され、前記流路部材の端面に位置するパーティングラインは前記接着剤により覆われている請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記流路部材の端面は、前記排出口を囲むように前記接着剤を流動させるための溝を備えている請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記第一の部材は、前記流路に連通する供給口と前記供給口の下流側に設置されたフィルターを備え、前記内表面は前記フィルターよりも前記排出口の側の下流側に位置する表面である請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを往復移動させる移動機構と、
    前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、
    前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備える液体噴射装置。
  7. 第一金型と第二金型と第三金型の間隙に合成樹脂を充填し第一の部材を型成形する第一型成形工程と、
    第四金型と第五金型の間隙に合成樹脂を充填し第二の部材を型成形する第二型成形工程と、
    前記第一の部材と前記第二の部材の間に流路とこれに連通する排出口を構成し、前記第一の部材と前記第二の部材を接合して流路部材を形成する第一接合工程と、
    前記排出口が開口する前記流路部材の端面と流入口が開口するアクチュエータ部の端面とを接着剤を介して接合する第二接合工程と、を備え、
    前記第一型成形工程は、前記第一金型と前記第二金型と前記第三金型のいずれかの境界により形成される第一パーティングラインを前記第一の部材が流路を構成する内表面以外の表面に形成し、
    前記第二型成形工程は、前記第四金型と前記第五金型の境界により形成される第二パーティングラインを前記第二の部材が流路を構成する内表面以外の表面に形成する液体噴射ヘッドの製造方法。
  8. 前記第一型成形工程は、前記第一パーティングラインを前記排出口が開口する端面に形成し、
    前記第二型成形工程は、前記第二パーティングラインを前記排出口が開口する端面に形成する請求項7に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  9. 前記第一接合工程は、前記第二パーティングラインを前記第一の部材により覆い、前記第一パーティングラインを前記第二の部材により覆う請求項7に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  10. 前記第二接合工程は、前記排出口が開口する端面に形成された前記第一パーティングライン及び前記第二パーティングラインを前記接着剤に埋め込む請求項8に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  11. 前記第一型成形工程の後に、前記第一の部材にフィルターを設置するフィルター設置工程を有する請求項7〜10のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  12. 前記第一金型及び前記第四金型は、前記排出口が開口する端面に対応する表面に突条が形成されている請求項7〜11のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
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