JP5430649B2 - 連続ファスナーエレメント及びファスナーストリンガー、並びに、連続ファスナーエレメントの製造方法 - Google Patents

連続ファスナーエレメント及びファスナーストリンガー、並びに、連続ファスナーエレメントの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、合成樹脂製のモノフィラメントがコイル状又はジグザグ状に成形された連続ファスナーエレメントに関し、特に、エレメント表面の光沢や艶が抑えられ、新しい風合いを有する連続ファスナーエレメントに関する。
スライドファスナーに用いられるコイル状又はジグザグ状の連続ファスナーエレメントは、一般に、熱可塑性の合成樹脂材料を押し出して線状のモノフィラメントを成形し、その後、得られたモノフィラメントをコイル状又はジグザグ状に成形するとともに、同モノフィラメントの一部を一定間隔で押圧して噛合頭部を成形することによって、作製されている。
また、例えば特公平7−63411号公報(特許文献1)や特許第3698562号明細書(特許文献2)には、合成樹脂製のモノフィラメントを成形してコイル状の連続ファスナーエレメントを製造する装置や方法について開示されている。
前記特許文献1に記載されている装置は、合成樹脂製のモノフィラメントを常時一定量で供給する供給用ローラと、同供給用ローラから供給されたモノフィラメントに噛合頭部などをスタンピング成形する一対の成形用ローラを備えたスタンピング成形部と、スタンピング成形したモノフィラメントをコイル状の連続ファスナーエレメントに成形するマンドレルを備えたコイル状エレメント成形部とを有している。
この特許文献1における供給用ローラは、モノフィラメントを数回捲き付けてスタンピング成形部に供給する供給プーリーを有しており、この供給プーリーによって、モノフィラメントをスタンピング成形部に向けて常時一定量で供給することができる。
スタンピング成形部50は、例えば図8に示したように、円形ローラ51と環状ローラ52とを一対の前記成形用ローラとして有しており、円形ローラ51の外周面53には、凹状型歯54が一定の間隔をもって設けられている。また、環状ローラ52の内周面55には、円形ローラ51と協働してスタンピング成形を行うように、突起状型歯56が、円形ローラ51の凹状型歯54の位置に対応するように、一定の間隔をもって設けられている。更に、円形ローラ51と環状ローラ52とは、自転しながら、コイル状エレメント成形部の後述するマンドレルの周りを公転するように構成されている。
このようなスタンピング成形部50において、円形ローラ51と環状ローラ52を回転させるとともに、供給用ローラから供給されたモノフィラメント57を、円形ローラ51の外周面53と環状ローラ52の内周面55との間に案内する。これにより、モノフィラメント57は、環状ローラ52の突起状型歯56と円形ローラ51の凹状型歯54とによって押圧成形されて、同モノフィラメント57に所定の形状の噛合頭部などが形成される。
コイル状エレメント成形部は、マンドレルホルダーに固定されてロッド状のマンドレルを有しており、このマンドレルの周りを、円形ローラ51と環状ローラ52が自転しながら公転することによって、噛合頭部が成形されたモノフィラメント57をマンドレルに巻回して、同モノフィラメント57をコイル状に成形するように構成されている。更に、マンドレルには、芯紐を通す通路が、同マンドレルの長さ方向に沿って設けられている。
従って、スタンピング成形部50の円形ローラ51と環状ローラ52によって噛合頭部が成形されたモノフィラメント57は、コイル状エレメント成形部のマンドレルに案内されるとともに、円形ローラ51と環状ローラ52とがマンドレルの周りを公転することによって、モノフィラメント57がマンドレルに巻回してコイル状に成形される。それとともに、マンドレル内に設けた通路を介して芯紐をマンドレルの先端部から排出することによって、芯紐が内部に挿通されたコイル状の連続ファスナーエレメントが製造される。
一方、前記特許文献2に記載されている装置は、モノフィラメントを供給するモノフィラメント供給部と、マンドレルを備えるとともに同マンドレルにモノフィラメントをコイル状に巻回する巻線部と、マンドレルに巻回されたモノフィラメントに噛合頭部などを所定の形態に成形するエレメント成形部とを有している。
モノフィラメント供給部は、モノフィラメントが巻き取られた大型のスプールと、スプールから巻き戻されたモノフィラメントを案内するフライヤーと、モノフィラメントの搬送方向を転換させるガイドローラとを有している。
巻線部は、モノフィラメント案内孔を有する回転体と、ロッド状のマンドレルと、芯紐を供給する芯紐用ボビンと、同芯紐用ボビンから芯紐を引き出す芯紐引出体とを有しており、また、マンドレルには、その全長に渡って芯紐を摺動案内する芯紐案内溝が形成されている。
このような巻線部において、回転体を回転させながら、モノフィラメント供給部から供給されたモノフィラメントを、回転体のモノフィラメント案内孔を介してマンドレルに案内することにより、そのマンドレルにモノフィラメントを巻き付けて、同モノフィラメントをコイル状に成形することができる。
エレメント成形部は、巻線部のマンドレルを挟んで左右に配された一対のスクリューと、マンドレルを挟んで上下に配され、コイル状に成形されたモノフィラメントに噛合頭部を形成する噛合頭部形成部と、連続ファスナーエレメントの上脚部となるモノフィラメントの一部を段差状に屈曲変形させる上脚部形成部とを有している。
これにより、マンドレルに巻き付けられたモノフィラメントは、左右のスクリューの回転によりコイル状の形態で前方へ移送される。この移送により、コイル状のモノフィラメントは、先ず噛合頭部形成部に到達し、この噛合頭部形成部によってモノフィラメントを所定間隔で押圧成形することによって、同モノフィラメントに噛合頭部が形成される。
次いで、噛合頭部が形成されたモノフィラメントは、左右のスクリューの回転により上脚部形成部まで移送され、その上脚部形成部によってモノフィラメントを所定の間隔で殴打することによって、ファスナーエレメントの上脚部となる部位に段差が成形される。その後、マンドレルの先端部から排出される芯紐がコイル状のモノフィラメント内に挿入されることによって、上脚部に縫製糸を収容するための段差が形成されたコイル状の連続ファスナーエレメントが製造される。
ところで、コイル状の連続ファスナーエレメントを有するスライドファスナーにおいて、エレメント列に沿ってスライダーを円滑に摺動させたり、左右のエレメント列を円滑に噛合させたりするために、連続ファスナーエレメントの外周面に潤滑性物質を付与することが知られている。
また、特公平1−19888号公報(特許文献3)には、連続ファスナーエレメントの外周面に潤滑性物質を付与する場合に、連続ファスナーエレメントの外周面(表面)全体に微小な溝又は凹部を設けることが開示されている。なお、特許文献3では、連続ファスナーエレメントの外周面に微小な溝又は凹部を設ける方法として、モノフィラメントを押し出すノズルの口部に微細な凹凸を形成することや、微細粒子で構成された研磨部材でモノフィラメントの表面を擦ること、又は、微細な粒子を吹き付けるサンドブラスト処理を行うことが例示されている。
このように連続ファスナーエレメントの外周面に微小な溝又は凹部を設けることにより、連続ファスナーエレメントに付与された潤滑性物質を溝又は凹部に埋め込んで、同潤滑性物質を連続ファスナーエレメントにしっかりと付着させることができる。
このため、同連続ファスナーエレメントを有するスライドファスナーに例えばクリーニングなどを行った際に、そのクリーニングなどによって連続ファスナーエレメントに付与した潤滑性物質が外力を受けても、また、スライドファスナーの開閉時に左右の連続ファスナーエレメントの噛合頭部同士の接触や連続ファスナーエレメントとスライダーとの接触によって潤滑性物質が外力を受けても、その潤滑性物質が連続ファスナーエレメントから剥離することを防止できる。従って、スライドファスナーにクリーニングを繰り返しても、また、スライダーの開閉を繰り返しても、潤滑性物質の効果を持続させることができ、スライダーの摺動やエレメント列の噛合を長期に渡って円滑に行うことができる。
一方、特開2005−160667号公報(特許文献4)には、例えば合成樹脂をファスナーテープも射出成形することによって、同ファスナーテープに複数の単独ファスナーエレメントを固着する場合において、各単独ファスナーエレメントの外面に細かい凹凸を設けることによって、その外周面を十点平均粗さが0.8〜200μmとなる梨地表面にすることが記載されている。
この特許文献4において、単独ファスナーエレメントの外面に凹凸を設ける方法は特に限定されていないが、例えば、射出成形に用いられる金型のキャビティ面に凹凸を形成しておくことによって、単独ファスナーエレメントの外面に細かい凹凸が形成されることが記載されている。
そして、特許文献4によれば、単独ファスナーエレメントの外面を梨地表面に形成することによって、その梨地表面で光が乱反射するため、同ファスナーエレメントを有するスライドファスナーに同浴染色を施したときに、ファスナーエレメントとファスナーテープとの明度差を小さくして、ファスナーエレメントとファスナーテープとが同じ色調を有することができるとしている。
なお、特許文献4では、スライドファスナーの形状は特に制限されず、ファスナーエレメントとして、上述のような射出成形により形成される単独ファスナーエレメントの他に、モノフィラメントから成形されるコイル状の連続ファスナーエレメントを用いることも可能であることが記載されている。
特公平7−63411号公報 特許第3698562号明細書 特公平1−19888号公報 特開2005−160667号公報
合成樹脂製のモノフィラメントからコイル状又はジグザグ状の連続ファスナーエレメントを成形した場合、得られた連続ファスナーエレメントには一般にモノフィラメント特有の光沢や艶が付与されている。しかしながら、このような光沢や艶がある連続ファスナーエレメントを有するスライドファスナーが、鞄、靴、衣類などの製品に取着された場合、その製品のデザインによっては、連続ファスナーエレメントの光沢や艶が目立ち過ぎてしまい、その製品のデザインにそぐわない場合があった。
なお、このような連続ファスナーエレメントの光沢や艶についての問題を解決するために、連続ファスナーエレメントの外周面全体に多数の微細な凹部を設けて、連続ファスナーエレメントの光沢や艶を低減させたり、又は消失させることが考えられる。
例えば、前記特許文献3に記載されているような方法を用いることにより、目的は異なるものの、連続ファスナーエレメントの外周面全体に微細な凹部を設けることができ、これによって、連続ファスナーエレメントの光沢や艶を低減又は消失させることが可能となる。また、前記特許文献4には、その具体的な製造方法について記載されていないものの、モノフィラメントから成形される連続ファスナーエレメントなどの外周面に凹凸を設けても良いという内容が含まれている。
しかしながら、このように連続ファスナーエレメントの外周面全体に微細な凹部を設けた場合、例えばスライダーを摺動させてスライドファスナーを開閉するときに、スライダーと連続ファスナーエレメントとの間の抵抗や、左右の連続ファスナーエレメントの噛合頭部間の抵抗が大きくなるため、スライダーの摺動が重くなり、スライドファスナーの操作性が低下するという問題が生じる。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、モノフィラメント特有の光沢や艶を低減又は消失させるとともに、スライドファスナーを構成したときに同スライドファスナーの操作性の低下を抑えることのできる連続ファスナーエレメント、及び、同連続ファスナーエレメントを有するファスナーストリンガーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供される連続ファスナーエレメントは、基本的な構成として、熱可塑性合成樹脂からなるモノフィラメントがコイル状又はジグザグ状に成形され、噛合頭部と、同噛合頭部から幅方向に延設された上下の脚部と、長さ方向に互いに隣接する前記脚部間を連結する連結部とを備え、前記噛合頭部、前記脚部、及び前記連結部の表面が、複数の凹部を有する粗面に形成された連続ファスナーエレメントであって、前記噛合頭部、前記脚部、及び前記連結部の外周面全体が粗面であり、前記脚部の外周面は、0.1μm以上100μm以下の算術平均粗さRaを有し、前記噛合頭部の頭部表面は、前記脚部の外周面における算術平均粗さRaの90%以下の算術平均粗さRaを有し、前記連結部の外周面は、前記脚部の外周面よりも小さい算術平均粗さRaを有してなることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係る連続ファスナーエレメントにおいて前記噛合頭部の頭部表面は、0.05μm以上20μm以下の算術平均粗さRaを有していることが好ましい。
また、前記連結部の算術平均粗さRaは、前記脚部の算術平均粗さRaの90%以下にされていることが好ましい。
特に、前記連結部の外周面は、0.05μm以上20μm以下の算術平均粗さRaを有していることが好ましい。
更に、本発明によれば、前述のような構成を備えた連続ファスナーエレメントを有するファスナーストリンガーが提供される。
次に、本発明により提供される連続ファスナーエレメントの製造方法は、熱可塑性合成樹脂材料を押し出して線状のモノフィラメントを成形する押出工程と、前記モノフィラメントの外周面を粗面化する粗面化工程と、粗面化した前記モノフィラメントをコイル状又はジグザグ状に成形し、同モノフィラメントの一部を一定間隔で押圧して噛合頭部を成形する、又は、粗面化した前記モノフィラメントの一部を一定間隔で押圧して噛合頭部を成形し、同モノフィラメントをコイル状又はジグザグ状に成形するエレメント成形工程とを有する連続ファスナーエレメントの製造方法であって、前記エレメント成形工程にて前記噛合頭部を成形する際に、前記モノフィラメントの一部を加熱押圧することにより、前記噛合頭部を成形するとともに、同噛合頭部の外周面の算術平均粗さRaを前記脚部の外周面よりも小さくしてなることを最も主要な特徴とするものである。
また、本発明に係る連続ファスナーエレメントの製造方法では、前記エレメント成形工程にて、前記モノフィラメントを加熱しながらコイル状又はジグザグ状に成形することが好ましい。
更に、前記粗面化工程にて、前記モノフィラメントに向けてブラストノズルから研磨材を吹き付けることにより、又は、前記モノフィラメントを複数の研磨ローラの間に案内し、同研磨ローラの研磨面に摺接させることにより、前記モノフィラメントの外周面を粗面化することが好ましい。
本発明に係るコイル状又はジグザグ状の連続ファスナーエレメントは、噛合頭部、脚部、連結部の表面、即ち、連続ファスナーエレメントの外周面全体に複数の凹部が設けられて、その外周面全体が粗面に形成されており、更に、噛合頭部の頭部表面は、脚部の外周面よりも小さい算術平均粗さRaを有している。
このように連続ファスナーエレメントの外周面全体に凹部が設けられていることにより、同連続ファスナーエレメントからモノフィラメント特有の光沢や艶を容易に低減又は消失させることができる。また、噛合頭部の頭部表面が脚部よりも小さい算術平均粗さRaを有していることにより、同連続ファスナーエレメントを用いてスライドファスナーを構成した場合に、左右の連続ファスナーエレメントの噛合頭部間の抵抗を小さくできるため、左右のエレメント列を円滑に噛合・分離させることができる。なお、本発明における算術平均粗さRaは、JIS B 0601に準拠し、カットオフ値を0.08mmとして測定される。
このような本発明の連続ファスナーエレメントにおいて、噛合頭部の頭部表面における算術平均粗さRaは、脚部の外周面における算術平均粗さRaの90%以下、好ましくは60%以下にされている。これにより、連続ファスナーエレメントから光沢や艶を失わせるように脚部の外周面に凹部を形成しても、スライドファスナーを構成した場合に左右の連続ファスナーエレメントの噛合頭部間の抵抗を容易に小さくすることができる。
この場合、脚部の外周面が0.1μm以上100μm以下の算術平均粗さRaを有していることにより、連続ファスナーエレメントの光沢や艶を確実に低減又は消失させることができる。また、噛合頭部の頭部表面が0.05μm以上20μm以下の算術平均粗さRaを有していることにより、左右の連続ファスナーエレメントの噛合頭部間の抵抗を確実に小さくすることができる。
また、本発明の連続ファスナーエレメントにおいて、前記連結部の外周面は、脚部の外周面よりも小さい算術平均粗さRaを有しており、特に、同連結部の算術平均粗さRaは、脚部の算術平均粗さRaの90%以下、好ましくは60%以下にされている。これにより、同連続ファスナーエレメントを用いてスライドファスナーを構成した場合に、連続ファスナーエレメントとスライダーとの間の抵抗を小さくできる。このため、スライダーをエレメント列に沿って滑らかに摺動させて、左右のエレメント列の噛合・分離を円滑に行うことができる。
この場合、前記連結部の外周面は、0.05μm以上20μm以下の算術平均粗さRaを有していることにより、連続ファスナーエレメントとスライダーとの間の抵抗を確実に小さくすることができる。
また、前述のような構成を備えた連続ファスナーエレメントを有する本発明のファスナーストリンガーは、連続ファスナーエレメントの光沢や艶が低減又は消失しているとともに、左右の連続ファスナーエレメントの噛合頭部間の抵抗が小さいため、左右のエレメント列の噛合・分離を円滑に行うことができる。このため、同ファスナーストリンガーを用いて得られたスライドファスナーは、例えばモノフィラメント特有の光沢や艶がデザインにそぐわない製品などに対して、好適に使用される。
次に、本発明に係る連続ファスナーエレメントの製造方法は、線状のモノフィラメントを押出成形する押出工程と、前記モノフィラメントの外周面を粗面化する粗面化工程と、粗面化した前記モノフィラメントからコイル状又はジグザグ状の連続ファスナーエレメントを成形するエレメント成形工程とを有しており、更に、前記エレメント成形工程にて噛合頭部を成形する際に、モノフィラメントの一部を加熱押圧している。
このような本発明の製造方法によれば、噛合頭部、脚部、連結部の表面に凹部が設けられており、且つ、噛合頭部の頭部表面が、脚部の外周面よりも小さい算術平均粗さRaを有するコイル状又はジグザグ状の連続ファスナーエレメントを容易に且つ安定して製造することができる。
また本発明では、前記エレメント成形工程において、モノフィラメントを加熱しながらコイル状又はジグザグ状に成形している。これにより、得られる連続ファスナーエレメントの噛合頭部表面における算術平均粗さRaを、脚部の外周面における算術平均粗さRaよりも確実に小さくすることができるとともに、連結部の外周面における算術平均粗さRaを、脚部の外周面における算術平均粗さRaよりも容易に小さくすることができる。
更に、前記粗面化工程において、モノフィラメントに向けてブラストノズルから研磨材を吹き付けることにより、又は、モノフィラメントを複数の研磨ローラの間に案内し、同研磨ローラの研磨面に摺接させることにより、同モノフィラメントの外周面を粗面化している。これにより、モノフィラメントの外周面に複数の凹部を形成して、同外周面を容易に粗面にすることができる。
図1は、本発明に係る連続ファスナーエレメントを示した斜視図である。 図2は、同連続ファスナーエレメントを有するスライドファスナーを示した断面図である。 図3は、図2に示したIII−III線断面図である。 図4は、本発明に係る連続ファスナーエレメントを製造する方法を示したフロー図である。 図5は、粗面化工程において、モノフィラメントの外周面を粗面化する装置を示す模式図である。 図6は、粗面化工程において、モノフィラメントの外周面を粗面化する別の装置を示す模式図である。 図7は、エレメント成形工程において、連続ファスナーエレメントを成形する装置を示す模式図である。 図8は、従来のスタンピング成形を行う装置を示す模式図である。
符号の説明
10 連続ファスナーエレメント
11 噛合頭部
11a 算術平均粗さRaの測定領域
12 上脚部
12a 算術平均粗さRaの測定領域
13 下脚部
14 連結部
14a 算術平均粗さRaの測定領域
20 スライドファスナー
21 芯紐
22 ファスナーテープ
23 縫製糸
24 エレメント列
25 ファスナーストリンガー
26 スライダー
31 押出工程
32 粗面化工程
33 エレメント成形工程
36 研磨ローラ
37 モノフィラメント
38 ブラストノズル
39 研磨材
41 巻線部
41a マンドレル
42 エレメント成形部
42a スクリュー
42b 噛合頭部形成部
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。
例えば、以下の実施形態において説明する連続ファスナーエレメントは、モノフィラメントをコイル状に成形することによって形成されているが、本発明はこれに限定されず、連続ファスナーエレメントが、モノフィラメントをジグザグ状に成形することによって形成されていても良い。
ここで、図1は、本実施形態における連続ファスナーエレメントを示す斜視図である。なお、以下の説明において、エレメント長さ方向とは、同連続ファスナーエレメントを用いてファスナーストリンガーを構成したときに、ファスナーテープのテープ長さ方向となる向きを指しており、エレメント幅方向とは、ファスナーテープのテープ幅方向となる向きを指している。
本実施形態における連続ファスナーエレメント10は、ポリアミドやポリエステルなどの熱可塑性合成樹脂からなるモノフィラメントをコイル状に成形することによって形成されており、扁平状の噛合頭部11と、噛合頭部11からエレメント幅方向に延設された上脚部12及び下脚部13と、同連続ファスナーエレメント10の上脚部12(又は下脚部13)及びエレメント長さ方向に隣接する他の連続ファスナーエレメント10の下脚部13(又は上脚部12)間を連結する連結部14とを有している。
なお、本発明で言う噛合頭部11、上脚部12、下脚部13、及び連結部14を厳格に定義付けるとすれば、噛合頭部11とは、少なくとも相手側の噛合頭部11と接触する部分、及び、スライダー26の案内柱に接触する部分を指す。また、連結部14とは、少なくともスライダー26のフランジに接触する部分を指し、上脚部12及び下脚部13とは、噛合頭部11及び連結部14以外の部分を指す。
また、同連続ファスナーエレメント10の表面全体には多数の凹部が設けられて、同表面が粗面に形成されている。この連続ファスナーエレメント10全体の算術平均粗さRaの平均値は、0.05μm以上100μm以下に、好ましくは0.05μm以上20μm以下に、更に好ましくは0.05μm以上8μm以下に設定されている。なお、ここで言う算術平均粗さRaの平均値とは、連続ファスナーエレメント10の複数個所(例えば10箇所)でその算術平均粗さRaを測定したときに得られた測定値の平均を表している。このように、連続ファスナーエレメント10全体の算術平均粗さRaの平均値を0.05μm以上にすることによって、モノフィラメントが有していた光沢や艶をエレメント表面から効果的に低減又は消失させることができる。
また、連続ファスナーエレメント10全体の算術平均粗さRaの平均値を100μm以下にすることによって、モノフィラメントを連続ファスナーエレメント10に成形加工する際に、そのモノフィラメントが断線することを防止できる。また、後述するように、粗面化工程32においてモノフィラメントの外周面を研磨やブラスト処理などによって粗面化する際に、同モノフィラメントが研磨布や研磨材から受ける力を小さくできるため、その粗面化工程32やその後の工程において、モノフィラメントの品質(物性)が変化することを防止できる。なお、連続ファスナーエレメント10のエレメント表面(外周面)に形成される凹部は、孔状の凹部であっても、溝状の凹部であっても良く、その形態は特に限定されるものではない。
更に、本実施形態の連続ファスナーエレメント10では、噛合頭部11の算術平均粗さRaは、上下脚部12,13の算術平均粗さRaと異なるように形成されており、また、連結部14の算術平均粗さRaは、上下脚部12,13の算術平均粗さRaと異なるように形成されている。特にこの場合、噛合頭部11の表面(外周面)及び連結部14の表面(外周面)は、上下脚部12,13の表面(外周面)における算術平均粗さRaの90%以下、好ましくは60%以下となる算術平均粗さRaをそれぞれ有している。
より具体的に説明すると、本実施形態において、上下脚部12,13における算術平均粗さRaの平均値は、0.10μm以上100μm以下に、好ましくは0.10μm以上20μm以下に、更に好ましくは0.10μm以上8μm以下に設定されている。このように、連続ファスナーエレメント10の多くの部分を占める上下脚部12,13における算術平均粗さRaの平均値が0.10μm以上であることによって、同脚部の表面では、光沢や艶が出ることを効果的に抑えることができる。また、上下脚部12,13における算術平均粗さRaの平均値を100μm以下にすることによって、上述のように、モノフィラメントの断線を防止できるとともに、モノフィラメントの品質変化も防止できる。
特に、上下脚部12,13における算術平均粗さRaの平均値を20μm以下にした場合には、後述するように連続ファスナーエレメント10をファスナーテープ22に縫製糸23を用いて縫着したときに、エレメント表面の凹部などによって縫製糸23が切断され易くなることを防止できる。
更に、上下脚部12,13における算術平均粗さRaの平均値を8μm以下にした場合には、連続ファスナーエレメント10の製造時に、コイル状に成形する前のモノフィラメントの外周面が比較的滑らかに形成されているため、モノフィラメントの送り出しや搬送などを円滑に行うことができ、これによって、同モノフィラメントをコイル状の連続ファスナーエレメント10に安定して成形でき、歩留まりの低下を図ることができる。しかもこの場合、モノフィラメントをコイル状に成形するエレメント製造装置の稼動を安定させることができ、また、製造される連続ファスナーエレメント10の品質を安定させることができる。
一方、同連続ファスナーエレメント10の噛合頭部11及び連結部14における算術平均粗さRaの平均値は、上下脚部12,13における算術平均粗さRaの平均値の90%以下(好ましくは60%以下)であって、且つ、0.05μm以上20μm以下に、好ましくは0.05μm以上10μm以下に、更に好ましくは0.05μm以上4μm以下に設定されている。
このように噛合頭部11及び連結部14における算術平均粗さRaの平均値を0.05μm以上にすることによって、噛合頭部11及び連結部14における光沢や艶を抑えることができる。また、噛合頭部11及び連結部14における算術平均粗さRaの平均値を20μm以下にすることによって、後述するように、同連続ファスナーエレメント10を用いてスライドファスナー20を構成した場合、同スライドファスナー20を開閉するときに、互いに擦れ易い左右の噛合頭部11間の抵抗を小さくでき、また、連続ファスナーエレメント10の連結部14とスライダー26との間の抵抗も小さくすることができる。
そして、このような本実施形態におけるコイル状の連続ファスナーエレメント10を用いて、図2及び図3に示すようなスライドファスナー20を構成する場合、先ず、連続ファスナーエレメント10の上下脚部12,13間に、エレメント長さ方向に沿って芯紐21を挿通し、その芯紐21を挿通した状態で連続ファスナーエレメント10を、ファスナーテープ22のテープ側縁部に縫製糸23を用いて縫着する。なお、図2においては、連続ファスナーエレメント10の特徴を分かり易く表すために、芯紐21及び縫製糸23の図示は省略されている。
これにより、連続ファスナーエレメント10からなる左右のエレメント列24を有する左右一組のファスナーストリンガー25が得られる。更に、得られたファスナーストリンガー25の左右のエレメント列24にスライダー26が挿通されることによって、スライドファスナー20が構成される。なお、本実施形態のスライドファスナー20に用いられるスライダー26は、従来のスライドファスナーに用いられる一般的なスライダーと同様の構成を有している。
このようにして製造されたスライドファスナー20は、連続ファスナーエレメント10の表面全体に複数の微細な凹部が表面に露出した状態で形成されており、しかも、同連続ファスナーエレメント10全体の算術平均粗さRaの平均値が0.05μm以上100μm以下に設定されている。
このため、スライドファスナー20は、モノフィラメントが本来有する光沢や艶が連続ファスナーエレメント10に現れておらず、従来の一般的なスライドファスナーとは異なる風合いを有している。従って、本実施形態のスライドファスナー20は、光沢や艶などがデザイン上そぐわなかった鞄、靴、衣類などの製品に対して、好適に使用することができる。
更に、同スライドファスナー20に配された連続ファスナーエレメント10は、噛合頭部11及び連結部14の外周面における算術平均粗さRaの平均値が、上下脚部12,13の外周面における算術平均粗さRaの平均値の90%以下と小さくなっている。このため、例えば、スライダー26をエレメント列24に沿って摺動させて左右のエレメント列24を噛合・分離させるときに、左右の噛合頭部11間の抵抗を小さくすることができるとともに、連続ファスナーエレメント10の連結部14とスライダー26との間の抵抗も小さくすることができる。
従って、スライダー26をエレメント列24に沿って滑らかに摺動させることができるとともに、左右の連続ファスナーエレメント10の噛合頭部11同士を円滑に噛み合わせること、又は噛合した左右の噛合頭部11を円滑に分離させることができるため、スライドファスナー20の操作性を向上させることができる。
次に、上述のような本実施形態に係る連続ファスナーエレメント10の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
ここで、図4は、連続ファスナーエレメント10の製造方法を表すフロー図である。また、図5は、粗面化工程32において、モノフィラメントの外周面を粗面化する装置を示す模式図である。
先ず、図4に示した押出工程31において、従来から一般的に知られている押出手段を用いて、溶融状態にある熱可塑性の合成樹脂材料を押出ノズルから押し出して、線状の連続するモノフィラメントを形成する。この押し出されたモノフィラメントは、線形を整えるとともに、必要な径と強力を得るために所定の倍率で延伸される。
続いて、得られたモノフィラメントに粗面化工程32を行う。この粗面化工程32は、図5に示したように、表面に研磨布が貼付された複数の研磨ローラ36を上下に交互に配設した装置を用いて行われる。この装置では、モノフィラメント37を図示しない供給部から上下の研磨ローラ36間に案内して各研磨ローラ36の研磨布に摺接させるとともに、各研磨ローラ36をモノフィラメント37が案内される方向とは反対側の方向へ回転させることによって、モノフィラメント37の表面(外周面)全体に複数の線状の凹部を形成している。
この場合、研磨ローラ36の配設数や研磨布の種類などの処理条件は、粗面化工程32後のモノフィラメントの算術平均粗さRaの平均値が、0.10μm以上100μm以下、好ましくは0.10μm以上20μm以下、更に好ましくは0.10μm以上8μm以下となるように適宜設定されている。また、モノフィラメント全体を均一に粗面化するために、モノフィラメント37を、軸方向を中心にして回転させながらフィードしても良い。
なお、この粗面化工程32において、モノフィラメント37の表面全体に凹部を形成する装置や方法は特に限定されるものではなく、図5に示した装置の代わりに、例えば図6に示した装置などを用いることもできる。この図6に示した装置は、図示しない供給部から供給されたモノフィラメント37を搬送するとともに、同モノフィラメント37の搬送路に対して上下方向(又は左右方向)に離間して配設されたブラストノズル38から、研磨材39をモノフィラメント37に向けて吹き付けるように構成されている。このような装置を用いることによっても、モノフィラメント37の表面(外周面)全体に凹部を容易に形成して、同モノフィラメントの表面を梨地状に仕上げることが可能である。
次に、粗面化工程32で粗面化されたモノフィラメント37をコイル状に成形するとともに、モノフィラメント37を押圧して噛合頭部11を成形するエレメント成形工程33を行う。このエレメント成形工程33では、例えば前記特許文献1や前記特許文献2に記載されている装置を利用して行うことができる。
前記特許文献1に記載されている装置は、装置自体の図示を省略するものの、前述のように、モノフィラメントを常時一定量で供給する供給用ローラと、同供給用ローラから供給されたモノフィラメントに噛合頭部などをスタンピング成形する一対の成形用ローラを備えたスタンピング成形部と、スタンピング成形したモノフィラメントをコイル状の連続ファスナーエレメントに成形するマンドレルを備えたコイル状エレメント成形部とを有している。
このような装置を用いて、先ず、スタンピング成形部にて供給用ローラから供給されたモノフィラメントを所定の押圧条件で押圧することによって、その押圧されたモノフィラメントの部分を塑性変形させて同モノフィラメントに噛合頭部11を一定間隔毎に成形するとともに、その押圧された部分の表面に形成されている複数の凹部を小さくしたり、凹部の一部を消滅させたりすることができる。
またこの場合、スタンピング成形部に、例えばモノフィラメントを押圧するときに同モノフィラメントを加熱する第1モノフィラメント加熱部が設けられていることが好ましい。このような第1モノフィラメント加熱部を有することによって、スタンピング成形部にてモノフィラメントを押圧して噛合頭部11を形成する際に、同モノフィラメントを加熱しながら押圧することができるため、モノフィラメントの押圧された部分に形成されている凹部をより確実に小さくしたり、その凹部の一部をより確実に消滅させたりすることができる。
スタンピング成形部にて上述のような加工を行うことにより、モノフィラメントの一定間隔毎に噛合頭部11を安定して形成できるとともに、その噛合頭部11の外周面における算術平均粗さRaを小さくすることができる。
続いて、コイル状エレメント成形部にて、噛合頭部11が成形されたモノフィラメントをマンドレルに所定の巻回条件で巻回することによって、同モノフィラメントを噛合頭部11及び連結部14の部位で屈曲させてコイル状に成形するとともに、その噛合頭部11及び連結部14の屈曲加工によって噛合頭部11及び連結部14の外周面における算術平均粗さRaを小さくすることができる。
またこの場合、コイル状エレメント成形部のマンドレル内には、芯紐を通す通路が設けられていて、コイル状に成形したエレメント内に芯紐が挿入されるように構成されている。更に、同コイル状エレメント成形部には、例えばモノフィラメントを巻回するときに同モノフィラメントを加熱する第2モノフィラメント加熱部が設けられていることが好ましい。
このような第2モノフィラメント加熱部を有することによって、コイル状エレメント成形部にてモノフィラメントをマンドレルに巻回する際に、同モノフィラメントを加熱しながら屈曲加工することができる。このため、モノフィラメントの屈曲加工された部分に形成されている凹部をより確実に小さくしたり、その凹部の一部をより確実に消滅させたりすることができる。
なお、このエレメント成形工程33では、エレメント成形工程33後の噛合頭部11及び連結部14の外周面における算術平均粗さRaが、0.05μm以上20μm以下、好ましくは0.05μm以上10μm以下、更に好ましくは0.05μm以上4μm以下となるように、スタンピング成形部における押圧条件やコイル状エレメント成形部における巻回条件、更に第1及び第2モノフィラメント加熱部を有する場合にはそのモノフィラメント加熱部の加熱条件などが適宜設定される。
例えば、第1及び第2モノフィラメント加熱部にてモノフィラメントを加熱する場合には、モノフィラメントを例えば50℃以上、特に90℃以上140℃以下の温度に加熱することが好ましい。これにより、噛合頭部11及び連結部14の算術平均粗さRaを効果的に小さくすることができる。
なお、スタンピング成形部やコイル状エレメント成形部において、モノフィラメントを加熱しなくても、スタンピング成形部の押圧条件やコイル状エレメント成形部の巻回条件などを適切に設定することによって算術平均粗さRaを上記所定範囲内に制御可能なときは、スタンピング成形部やコイル状エレメント成形部にモノフィラメント加熱部を設けなくても良い。
このように特許文献1に記載されている装置を利用してエレメント成形工程33を行うことによって、本実施形態の連続ファスナーエレメント10を容易に得ることができる。
一方、前記特許文献2に記載されている装置を利用してエレメント成形工程33を行うことによっても、本実施形態の連続ファスナーエレメント10を得ることができる。
この場合、同装置は、図7に示したように、モノフィラメントを供給する図示しないモノフィラメント供給部と、マンドレル41aにモノフィラメント37をコイル状に巻回する巻線部41と、マンドレル41aに巻回されたモノフィラメント37に噛合頭部11を成形するエレメント成形部42とを有している。
同装置における巻線部41は、図示しない回転体と、ロッド状のマンドレル41aと、芯紐21を供給する図示しない芯紐用ボビンと、同芯紐用ボビンから芯紐21を引き出す図示しない芯紐引出体とを有している。また、マンドレル41aには、その全長に渡って芯紐21を摺動案内する芯紐案内溝が形成されている。
このような巻線部41において、モノフィラメント37をマンドレル41aに所定の巻回条件で巻回することによって、同モノフィラメント37を噛合頭部11及び連結部14の部位で屈曲させてコイル状に成形するとともに、そのモノフィラメント37の屈曲加工によって噛合頭部11及び連結部14の外周面に形成されている複数の凹部を小さくしたり、凹部の一部を消滅させたりすることができる。
またこの場合、同巻線部41には、例えばモノフィラメント37をマンドレル41aに巻回するときに同モノフィラメント37を加熱する図示しない第1モノフィラメント加熱部が設けられていることが好ましい。このような第1モノフィラメント加熱部を有することによって、同モノフィラメント37を加熱しながらコイル状に屈曲加工することができるため、モノフィラメント37の屈曲加工された部分に形成されている凹部をより確実に小さくしたり、その凹部の一部をより確実に消滅させたりすることができる。
続いて、同装置のエレメント成形部42は、巻線部41のマンドレル41aを挟んで左右に配された一対のスクリュー42aと、マンドレル41aを挟んで上下に配され、コイル状に成形されたモノフィラメント37に噛合頭部11を形成する噛合頭部形成部42bとを有している。このようなエレメント成形部14において、スクリュー42aによってコイル状のモノフィラメント37をマンドレル41aに沿って移送しながら、噛合頭部形成部42bによって、コイル状のモノフィラメント37を所定の間隔で押圧して噛合頭部11を成形するとともに、その押圧された噛合頭部11の表面に形成されている複数の凹部を更に小さくしたり、より多くの凹部を消滅させたりすることができる。
またこの場合、エレメント成形部42には、コイル状のモノフィラメント37を押圧して噛合頭部11を成形するときに同モノフィラメント37を加熱する図示しない第2モノフィラメント加熱部が設けられていることが好ましい。このような第2モノフィラメント加熱部を有することによって、噛合頭部11の外周面に形成されている凹部をより確実に小さくしたり、その凹部の一部をより確実に消滅させたりすることができる。
なお、巻線部41やエレメント成形部42において、モノフィラメント37を加熱しなくても、巻線部41の巻回条件やエレメント成形部42の成形条件などを適切に設定することによって算術平均粗さRaを所定範囲内に適切に制御できるときは、巻線部41やエレメント成形部42にモノフィラメント加熱部を設けなくても良い。
このように特許文献2に記載されている装置を利用してエレメント成形工程33を行うことによっても、本実施形態の連続ファスナーエレメント10を容易に得ることができる。
そして、得られた本実施形態の連続ファスナーエレメント10を、前述のように、その上下脚部12,13間に芯紐21を挿通した状態でファスナーテープ22のテープ側縁部に縫製することにより、左右一組のファスナーストリンガー25が形成される。また、同ファスナーストリンガー25の左右のエレメント列24にスライダー26を挿通することによって、本実施形態の連続ファスナーエレメント10を有するスライドファスナー20が製造される。
以下、実施例を示すことにより本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
製造方法の異なる2種類の連続ファスナーエレメント10を以下のように異なる条件にて製造し、得られた連続ファスナーエレメント10の脚部、噛合頭部11、及び連結部14における算術平均粗さRaの平均値を求めることによって、連続ファスナーエレメント10の品質を評価した。
連続ファスナーエレメント10を製造するために、先ず押出工程31において、溶融状態にあるポリアミドを押出ノズルから押し出して線状のモノフィラメントを形成し、更に、同モノフィラメント延伸した。この押出工程31では、同じ押出条件及び延伸条件の下で、2本のモノフィラメントを作製した。
続いて、得られた2本のモノフィラメントに粗面化工程32を行った。この粗面化工程32では、図6に示した装置を用いて、モノフィラメント37を搬送しながら、同モノフィラメント37に対してブラストノズル38から研磨材39を吹き付けることによって、モノフィラメント37の表面全体に凹部を形成した。
このとき、押出工程31で得られた2本のモノフィラメントに対しては、それぞれ異なる条件で研磨材を吹き付けることによって、互いに異なる表面性状を有する2本のモノフィラメントを作製した。具体的に説明すると、一方のモノフィラメント(実施例1)に対しては、平均粒径が70μmであるホワイトアランダムの研磨材WA150を、ブラストノズル38から0.5MPaのブラスト圧で吹き付けることによって、モノフィラメントの表面を梨地状に仕上げた。
また、他方のモノフィラメント(実施例2)に対しては、平均粒径が57μmであるホワイトアランダムの研磨材WA240を、ブラストノズル38から025MPaのブラスト圧で吹き付けることによって、モノフィラメントの表面を梨地状に仕上げた。
次に、粗面化工程32が行われた各モノフィラメントに対して、図7に示した装置を用いてエレメント成形工程33を行うことにより、同装置の巻線部41にてモノフィラメント37をコイル状に成形し、更に、同装置のエレメント成形部42にて、コイル状のモノフィラメント37に噛合頭部11を形成した。
以上の工程を行うことにより、算術平均粗さRaの異なる2種類の連続ファスナーエレメント10を作製した。
その後、得られた2種類の連続ファスナーエレメント10について目視観察を行うとともに、上脚部12、噛合頭部11、及び連結部14のそれぞれの算術平均粗さRaの平均値を求めた。このとき、算術平均粗さRaの測定機として、テーラーホブソン社のタリサーフS4Cを使用し、カットオフ値を0.08mm、測定長さを0.4mmにして、モノフィラメントの押出方向に対して垂直な方向に沿って各部位の算術平均粗さRaを測定した。また、上脚部12、噛合頭部11、及び連結部14の算術平均粗さRaの平均値は、図1に仮想線で示した各領域12a,11a,14a内にて算術平均粗さRaの測定を3回行い、その測定した算術平均粗さRaの測定値の平均を計算することによって求めた。
ここで、実施例1及び実施例2の各連続ファスナーエレメント10について、上脚部12、噛合頭部11、及び連結部14の算術平均粗さRaの平均値を計算した結果と、各部位の算術平均粗さRaの最大値及び最小値とを以下の表1及び表2にそれぞれ示す。また同表には、脚部の算術平均粗さRaの平均値に対して、噛合頭部11及び連結部14の算術平均粗さRaの平均値の割合を計算した結果も重ねて示す。
Figure 0005430649
Figure 0005430649
実施例1及び実施例2の連続ファスナーエレメント10について目視観察を行ったところ、各連続ファスナーエレメント10には光沢や艶が殆ど見られなかった。また、上記表1及び表2に示したように、実施例1及び実施例2の各連続ファスナーエレメント10の噛合頭部11及び連結部14の算術平均粗さRaの平均値は、脚部における算術平均粗さRaの平均値の90%以下、特に60%以下と小さくなっており、特に本実施例においては40%以下と非常に小さくなっていた。即ち、噛合頭部11及び連結部14の表面(外周面)が、脚部よりも滑らかに形成されていることが確認された。
従って、実施例1の連続ファスナーエレメント10や実施例2の連続ファスナーエレメント10を用いてスライドファスナー20を構成することによって、連続ファスナーエレメント10の光沢や艶が抑えられており、しかも、スライダー26をエレメント列24に沿って摺動させたときに、左右のエレメント列24を円滑に噛合・分離させることが可能なスライドファスナー20を提供することができる。

Claims (9)

  1. 熱可塑性合成樹脂からなるモノフィラメント(37)がコイル状又はジグザグ状に成形され、噛合頭部(11)と、同噛合頭部(11)から幅方向に延設された上下の脚部(12,13) と、長さ方向に互いに隣接する前記脚部(12,13) 間を連結する連結部(14)とを備え、前記噛合頭部(11)、前記脚部(12,13) 、及び前記連結部(14)の表面が、複数の凹部を有する粗面に形成された連続ファスナーエレメント(10)であって、
    前記噛合頭部(11)、前記脚部(12,13) 、及び前記連結部(14)の外周面全体が粗面であり、
    前記脚部(12,13) の外周面は、0.1μm以上100μm以下の算術平均粗さRaを有し、
    前記噛合頭部(11)の頭部表面は、前記脚部(12,13) の外周面における算術平均粗さRaの90%以下の算術平均粗さRaを有し、
    前記連結部(14)の外周面は、前記脚部(12,13) の外周面よりも小さい算術平均粗さRaを有してなる、
    ことを特徴とする連続ファスナーエレメント。
  2. 前記噛合頭部(11)の頭部表面は、0.05μm以上20μm以下の算術平均粗さRaを有してなる請求項1記載の連続ファスナーエレメント。
  3. 前記連結部(14)の算術平均粗さRaは、前記脚部(12,13) の算術平均粗さRaの90%以下にされてなる請求項1記載の連続ファスナーエレメント。
  4. 前記連結部(14)の外周面は、0.05μm以上20μm以下の算術平均粗さRaを有してなる請求項1記載の連続ファスナーエレメント。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の連続ファスナーエレメント(10)を有してなることを特徴とするファスナーストリンガー。
  6. 熱可塑性合成樹脂材料を押し出して線状のモノフィラメント(37)を成形する押出工程(31)と、前記モノフィラメント(37)の外周面を粗面化する粗面化工程(32)と、粗面化した前
    記モノフィラメント(37)をコイル状又はジグザグ状に成形し、同モノフィラメント(37)の一部を一定間隔で押圧して噛合頭部(11)を成形する、又は、粗面化した前記モノフィラメント(37)の一部を一定間隔で押圧して噛合頭部(11)を成形し、同モノフィラメント(37)をコイル状又はジグザグ状に成形するエレメント成形工程(33)とを有する連続ファスナーエレメントの製造方法であって、
    前記エレメント成形工程(33)にて前記噛合頭部(11)を成形する際に、前記モノフィラメント(37)の一部を加熱押圧することにより、前記噛合頭部(11)を成形するとともに、同噛合頭部(11)の外周面の算術平均粗さRaを前記脚部(12,13) の外周面よりも小さくしてなることを特徴とする連続ファスナーエレメントの製造方法。
  7. 前記エレメント成形工程(33)にて、前記モノフィラメント(37)を加熱しながらコイル状又はジグザグ状に成形する請求項6記載の連続ファスナーエレメントの製造方法。
  8. 前記粗面化工程(32)にて、前記モノフィラメント(37)に向けてブラストノズル(38)から研磨材(39)を吹き付けることにより、前記モノフィラメント(37)の外周面を粗面化する請求項6記載の連続ファスナーエレメントの製造方法。
  9. 前記粗面化工程(32)にて、前記モノフィラメント(37)を複数の研磨ローラ(36)の間に案内し、同研磨ローラ(36)の研磨面に摺接させることにより、前記モノフィラメント(37)の外周面を粗面化する請求項6記載の連続ファスナーエレメントの製造方法。
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