JP5430276B2 - 車両用バッテリーの冷却構造 - Google Patents

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本発明は、電気自動車や、ハイブリッド自動車などの車両に適用されるバッテリーを冷却する冷却風の取り入れに有効な車両用バッテリーの冷却構造に関する。
例えば、ハイブリッド自動車では、後部座席のシートバック後部、ラゲッジスペース内、或いはその床下に、駆動エネルギー源であるバッテリーが搭載されている。バッテリーは、充放電が行われる際に発熱する発熱部品であるので、バッテリー性能を維持するための冷却が必要である。バッテリーの冷却は、取り込んだ冷却風を小さな通気抵抗で送気して効率的に冷却することが望ましく、従来、後部座席近傍のバッテリーに隣接した位置から車室内の空気を冷却ファンにより取り込んで、その空気を冷却風としてバッテリーに供給することが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照。)。
図9は、特許文献1に記載されたバッテリー冷却システムの吸気口を示す斜視図である。この電気自動車では、後部座席シート101の後側のラゲッジスペースに搭載されたバッテリパックに、車室内の空気を冷却風として供給するために、バッテリパックの冷風通路の上流側と下流側に吸気側と排気側のダクトが配設され、吸気側のダクトの途中に冷却ファンが介在されている。この場合、吸気側のダクトの吸気口103は、後部座席シート101のシートバック102の側方に配置されたシートサイドガーニッシュ104の上方部分に開口しており、その吸気口103から、車室内の空気を取り込めるようになっている。
図10は特許文献2、3に記載のバッテリー冷却システムの吸気口を示す正面図である。この電気自動車では、後部座席110のシートクッション111の下に空気供給管112が配置され、この空気供給管112の吸気口113は、シートクッション111の前端下部に形成された切欠き部114に開口している。
特許第4114478号公報 特開2007‐294290号公報 特開2008‐221988号公報
ところで、特許文献1に記載のバッテリーの冷却構造では、吸気口103が後部座席シート101横に設けられたシートサイドガーニッシュ104に配置されている。一方、後部座席シート101に乗車する乗員は、吸気口103近くに着座せざるを得ず、結果として乗員の耳が吸気口103の近く位置することとなり、吸気口103からの室内空気の吸気音によって乗員に不快感を与える虞があった。また、特許文献2、3によると、吸気口113が、後部座席110のシートクッション111前端下部に設けられているので、乗員の脚によって吸気口113を塞いでしまう場合があり、冷却に必要とする吸気量を確保できなくなる虞があり、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、室内空気の吸気音による不快感を乗員に与えることのない開口部を、塞がれる虞が少なく、且つ外観上目立たない位置に配置して商品性を向上させることができる車両用バッテリーの冷却構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両(例えば、後述の実施形態における車両1)の車体後部に配置された車両用バッテリーの冷却構造であって、
前記バッテリー(例えば、後述の実施形態におけるバッテリーユニット21)と接続され、車室(例えば、後述の実施形態における車室9)内の空気を冷却風として前記バッテリーに供給する吸気ダクト(例えば、後述の実施形態における吸気ダクト26)と、
前記吸気ダクトに前記冷却風を流通させる冷却ファン(例えば、後述の実施形態における冷却ファン30)と、
を備え、
前記吸気ダクトに前記車室内の空気を取り込むための開口部(例えば、後述の実施形態における開口部35)が、後部座席(例えば、後述の実施形態における後部座席7)のシートクッション(例えば、後述の実施形態におけるシートクッション6)を取り付けるためにフロアパネル(例えば、後述の実施形態におけるフロアパネル11)上に設けられたシートクッション取付部(例えば、後述の実施形態におけるシートクッション取付部40)の前面(例えば、後述の実施形態における前面42)から側面(例えば、後述の実施形態における側面43)にかけて形成され
前記開口部は、前記シートクッション取付部の前面から側面にかけて形成された湾曲面(例えば、後述の実施形態における湾曲面41)に沿って設けられ、
前記フロアパネル、前記シートクッション取付部、及び前記後部座席のシートクッションによって空隙部(例えば、後述の実施形態における空隙部53)が画成されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記開口部は、前記シートクッション取付部の底部(例えば、後述の実施形態における底部44)より上方に配置され、且つ、鉛直方向に起立した状態で前記シートクッション取付部の前面から側面にかけて形成されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1または2の構成に加えて、
前記開口部は、10mm以下の寸法を有する複数の吸気孔(例えば、後述の実施形態における吸気孔46)が設けられた吸気グリル(例えば、後述の実施形態における吸気グリル37)で覆われていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1から請求項のいずれかの構成に加えて、
前記開口部は、前記冷却ファンと同じ高さに配置されると共に、前記吸気ダクトは、直線状に形成されて水平方向に延設されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1から請求項のいずれかの構成に加えて、
前記開口部と前記吸気ダクトの吸気口(例えば、後述の実施形態における吸気口32)との間には前記空隙部が設けられることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項5の構成に加えて、
前記後部座席に配設される後席用シートベルト(例えば、後述の実施形態における後席用シートベルト47)の固定側端部(例えば、後述の実施形態における固定側端部48)は、前記空隙部内の前記フロアパネルに固定されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項5または請求項6の構成に加えて、
前記シートクッションには、前記空隙部に面する部位に吸音材(例えば、後述の実施形態における吸音材52)が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、着座する人の邪魔にならず、且つ開口部が脚などによって塞がれる虞がなく、車室内の空気を確実に取り込んでバッテリーを冷却することができる。また、開口部が、乗員の耳の位置から離れ、且つ目立たない位置に配置されているので、乗員に不快感を与えることがなく商品性が向上する。さらに、デザイン性の優れた開口部を、着座する人の邪魔にならず、且つ脚などによって塞がれることがない位置に配置することができ、商品性が向上する。また、フロアパネル、シートクッション取付部、及び後部座席のシートクッションによって空隙部が画成されるので、空隙部を設けるための特別の部材が不要であり、コスト低減が図られる。
請求項の発明によれば、開口部からゴミなどの入り込みを防止することができると共に、車室内の下部に滞留する冷たい空気を取り込んでバッテリーを効果的に冷却することができる。
請求項の発明によれば、開口部からコインなどの異物の入り込みを防止することができる。
請求項の発明によれば、吸気ダクトの長さを最短にして吸気ダクトによる圧力損失(通気抵抗)を低減させ、効率的にバッテリーを冷却することができる。
請求項の発明によれば、吸気ダクト内で結露した水分を、空隙部に排水してバッテリーへの付着を防止し、バッテリーへの悪影響を排除することができる。また、十分な吸気量を確保できる大きさの吸気ダクトを設けることが困難な部位に、空隙部を配置することにより、狭い車室内に吸気路を設けることができる。
請求項の発明によれば、吸気通路の一部である空隙部に、後席用シートベルトの固定側端部を固定することができ、吸気通路を狭めることなくシートベルトを固定して、吸気量を確保すると共に、コンパクトな設計が可能となる。
請求項の発明によれば、開口部から取り込まれる空気の吸気音を、吸音材で吸音して低減させて車室内を静粛にすることができる。
本発明の第1実施形態が適用されるハイブリッド車両の概略側面図である。 図1に示すハイブリッド車両の後部を示す分解斜視図である。 図2に示す車両用バッテリーの冷却構造の断面図である。 開口部がシートクッション取付部に配置された後部座席の斜視図である。 図4に示す後部座席の縦断面図である。 本発明の第2実施形態が適用される後部座席の斜視図である。 図6に示す後部座席の側面図である。 本発明の第3実施形態が適用される後部座席の側面図である。 従来の自動車のリアシート部を客室側から見た部分斜視模式図である。 他の従来の自動車のリアシート部の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の車両1は、エンジンとモータジェネレータとを直列に設けたパワーユニット2を備え、エンジンをモータジェネレータにより駆動補助すると共に、車両減速時等にモータジェネレータからの電力を回収可能なハイブリッド自動車である。モータジェネレータは例えば三相交流モータであり、エンジン及びモータジェネレータの駆動力が、駆動輪である前輪3に伝達される。
このような車両1において、サイドシートバック4、メインシートバック5、及びシートクッション6から構成される後部座席7のメインシートバック5後部に、電力ケーブル8を介してパワーユニット2と接続される電装部品ボックス20が配置されている。
図2及び図3に示すように、電装部品ボックス20は、バッテリーユニット21と、 インバータユニット22と、DC−DCコンバータユニット23とを内蔵し、直流電源のバッテリーユニット21からモータジェネレータに給電するときには、インバータユニット22によって直流から交流に変換する。
また、車両1の減速時等にエンジンの出力、または車両1の運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーユニット21に蓄電するときには、モータジェネレータが発電機として機能して所謂回生制動力を発生し、インバータユニット22によって交流から直流に変換してバッテリーユニット21に蓄電する。また、インバータユニット22によって変換された直流電圧は高圧であるので、その一部がDC−DCコンバータユニット23によって降圧される。
このようなバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23を備えた電装部品ボックス20内は、車両1の車室9内から取り入れた冷風によって冷却される。
電装部品ボックス20は、一面に開放面を有する略矩形箱型の収容ケース24内にバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23が収容され、この収容ケース24の開放面が収容ケース24にねじ止めされたカバー25によって塞がれて、後部座席7のメインシートバック5後部に配置されている。
カバー25には、図2における右側下部に吸気ダクト26が一体に設けられている。また、収容ケース24の左側壁28には、収容ケース24の内部に連通する排気ダクト27が形成されている。排気ダクト27の末端部である排気口29には、空気を送風するための冷却ファン30が取り付けられている。即ち、吸気ダクト26が電装部品ボックス20の冷風通路の上流側に接続され、排気ダクト27が電装部品ボックス20の冷風通路の下流側に接続されている。
吸気ダクト26は、例えば、合成樹脂によって屈曲形成された断面略矩形の中空部材であり、電装部品ボックス20から車両1の幅方向外方に延びた後、下方に湾曲し、更に車両前方方向に折れ曲がって、メインシートバック5後部からシートクッション取付部40の前端付近まで、車両1のフロアパネル11に沿って、主にシートクッション6の下部を通って延設されている。
図4に示すように、吸気ダクト26の開放端部31は、シートクッション取付部40に設けられた開口部35まで延びており、開放端部31に開口する吸気口32は、開口部35と対向するように配置される。開口部35は、後部座席7のシートクッション取付部40の前面42から側面43にかけて形成された湾曲面41に沿って設けられている。
図5に示すように、開口部35は、鉛直方向に起立した状態で、シートクッション取付部40の底部44より上方に形成された垂直壁部45に、複数の吸気孔46を備える吸気グリル37として形成されている。各吸気孔46の大きさは、10mm以下の寸法であり、これによってコインなどの異物の侵入が防止される。
また、シートクッション6内には、クッション機能および吸音機能を有する吸音材52である、例えば発泡ウレタン樹脂が充填されている。
このように構成された冷却構造において、冷却ファン30を回転させると、車室9内の冷風、特に、冷気が溜まり易いフロアパネル11に近い部分の冷たい空気が、シートクッション取付部40の開口部35(吸気グリル37)から吸気ダクト26を介して電装部品ボックス20に送風されてバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23を冷却した後、排気ダクト27から排出される。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用バッテリーの冷却構造によれば、吸気ダクト26に車室9内の空気を取り込むための開口部35が、後部座席7のシートクッション取付部40の前面から側面にかけて形成されているので、着座する人の邪魔にならず、且つ開口部35が脚などによって塞がれる虞がなく、車室9内の空気を取り込み、冷却風として電装部品ボックス20に供給してバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23を冷却することができる。また、開口部35が、乗員の耳の位置から離れ、且つ目立たない位置に配置されているので、乗員に不快感を与えることがなく商品性が向上する。
また、開口部35がシートクッション取付部40の前面42から側面43にかけて形成された湾曲面41に沿って設けられているので、デザイン性の優れた開口部35を、着座する人の邪魔にならず、且つ脚などによって塞がれることがない位置に配置することができ、商品性が向上する。また、フロアパネル11に近い開口部35近傍には冷気が溜まり易く、更に窓からの日光によって暖められ難いので、吸気ダクト26を介して冷たい空気を取り入れて電装部品ボックス20に送風することができる。
さらに、開口部35がシートクッション取付部40の底部44より上方、且つ、鉛直方向に起立したシートクッション取付部40の前面42から側面43にかけて形成されているので、開口部35からゴミなどの入り込みを防止することができると共に、車室9内の下部に滞留する冷たい空気を取り込んで、冷却風として電装部品ボックス20に供給してバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23を冷却することができる。
また、開口部35は、10mm以下の寸法を有する複数の吸気孔46が設けられた吸気グリル37で覆われているので、開口部35からコインなどの異物の入り込みを防止することができる。
(第2実施形態)
図6及び図7は、本発明の第2実施形態に係る車両用バッテリーの冷却構造を示す。本実施形態の吸気ダクト26は、その吸気口32が開口部35から離間して配置されており、吸気口32と開口部35との間には空隙部53が設けられている。即ち、吸気ダクト26の吸気口32は、空隙部53に開口する。空隙部53は、図5も参照して、フロアパネル11と、シートクッション取付部40と、後部座席7のシートクッション6とによって画成される空間である。
後部座席7に配設される後席用シートベルト47の固定側端部48は、ボルト50によって空隙部53内のフロアパネル11に固定されたアンカー49を介して取り付けられている。これにより、図中破線Aで示すように、吸気ダクト26を開口部35まで延設させたとき発生する後席用シートベルト47と吸気ダクト26との干渉を回避することができ、狭い空間に後席用シートベルト47と吸気ダクト26とを支障なく配設することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用バッテリーの冷却構造によれば、開口部35と吸気ダクト26の吸気口32との間に、空隙部53が設けられているので、吸気ダクト26内で結露した水分を空隙部53に排水して、電装部品ボックス20に内蔵されるバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23への付着を防止し、これらユニット21,22,23への悪影響を防止することができる。また、十分な吸気量を確保できる大きさの吸気ダクト26を設けることが困難な狭い部位に、空隙部53を配置することにより、狭い車両1内に冷却に必要な吸気量を確保可能な大きな吸気路を容易に設けることができる。
更に、空隙部53は、フロアパネル11、シートクッション取付部40、及び後部座席7のシートクッション6によって画成されるので、空隙部53を設けるための特別の部材が不要であり、コスト低減が図られる。
また、後部座席7に配設される後席用シートベルト47の固定側端部48が、空隙部53内のフロアパネル11に固定されているので、吸気通路の一部である空隙部53に、後席用シートベルト47の固定側端部48を固定することができ、吸気通路を狭めることなくシートベルト47を固定して、吸気量を確保し、且つコンパクトな設計が可能となる。
更に、シートクッション6の空隙部53に面する部位に吸音材52が設けられているので、開口部35から取り込まれる空気の吸気音を、吸音材52で吸音して低減させて車室9内を静粛にすることができる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態に係る車両用バッテリーの冷却構造を示す。本実施形態の電装部品ボックス20は、後部座席7の後方に設けたラゲッジスペース10の床下に配置されている。この場合、吸気ダクト26は、ダクトの途中に冷却ファン30が配設され、直線状に形成されて水平方向に延設されてバッテリーユニット21に接続される。開口部35は、冷却ファン30と同じ高さに配置されると共に、吸気口32は、シートクッション6下に設けられた空隙部53に開口する。
尚、本実施形態において、吸気口32と開口部35との間に空隙部53を設けることなく、第1実施形態と同様、吸気口32を開口部35に密着配置するようにしてもよく、各部材の配置可能スペースに応じて適宜変更することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用バッテリーの冷却構造によれば、開口部35が冷却ファン30と同じ高さに配置されると共に、吸気ダクト26が直線状に形成されて水平方向に延設されているので、吸気ダクト26の長さを最短にして吸気ダクト26による圧力損失(通気抵抗)を低減させ、効率的にバッテリーユニット21、インバータユニット22、及びDC−DCコンバータユニット23を冷却することができる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。適用車両としてハイブリッド自動車について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、モータのみを駆動源とする電気自動車であってもよい。
1 車両
6 シートクッション
7 後部座席
9 車室
11 フロアパネル
26 吸気ダクト
30 冷却ファン
32 吸気口
35 開口部
37 吸気グリル
40 シートクッション取付部
41 湾曲面
42 前面
43 側面
44 底部
46 吸気孔
47 後席用シートベルト
48 固定側端部
52 吸音材
53 空隙部

Claims (7)

  1. 車両の車体後部に配置された車両用バッテリーの冷却構造であって、
    前記バッテリーと接続され、車室内の空気を冷却風として前記バッテリーに供給する吸気ダクトと、
    前記吸気ダクトに前記冷却風を流通させる冷却ファンと、
    を備え、
    前記吸気ダクトに前記車室内の空気を取り込むための開口部が、後部座席のシートクッションを取り付けるためにフロアパネル上に設けられたシートクッション取付部の前面から側面にかけて形成され
    前記開口部は、前記シートクッション取付部の前面から側面にかけて形成された湾曲面に沿って設けられ、
    前記フロアパネル、前記シートクッション取付部、及び前記後部座席のシートクッションによって空隙部が画成されることを特徴とする車両用バッテリーの冷却構造。
  2. 前記開口部は、前記シートクッション取付部の底部より上方に配置され、且つ、鉛直方向に起立した状態で前記シートクッション取付部の前面から側面にかけて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
  3. 前記開口部は、10mm以下の寸法を有する複数の吸気孔が設けられた吸気グリルで覆われていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
  4. 前記開口部は、前記冷却ファンと同じ高さに配置されると共に、
    前記吸気ダクトは、直線状に形成されて水平方向に延設されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の車両用バッテリーの冷却構造。
  5. 前記開口部と前記吸気ダクトの吸気口との間には前記空隙部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の車両用バッテリー冷却構造。
  6. 前記後部座席に配設される後席用シートベルトの固定側端部は、前記空隙部内の前記フロアパネルに固定されることを特徴とする請求項5に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
  7. 前記シートクッションには、前記空隙部に面する部位に吸音材が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
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