JP2014097726A - 車両用電装部品の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷室の空間が減少することを抑制しつつ、電装部品の性能および寿命を向上させる車両用電装部品の冷却構造を提供すること。
【解決手段】エンジンルーム102と103の荷室104との間で車体の上部に、ルーフパネル106と、このルーフパネル106の左右両側縁部に沿って車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール107と、これらルーフサイドレール107同士を連結して車両幅方向に沿って延びるルーフクロスメンバ108と、が設けられ、エンジンルーム102内に、パワーユニット110が搭載され、荷室104内にバッテリパック116が搭載され、パワーユニット110とバッテリパック116との間に接続されるDC/DCコンバータ1を、ルーフクロスメンバ108に設けた収容部117内の第1空間部117Aに収納した。第1空間部117Aは、ルーフクロスメンバ108に沿って形成された第2空間部108Aに連通している。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用電装部品の冷却構造に関し、さらに詳しくは、バッテリモジュールを有するバッテリパックにハーネスを介して接続された発熱性を有する車両用電装部品の冷却構造に関する。
従来、車両用電装部品の冷却構造としては、車両後部の荷室に送風ファンを備えた電池パックを搭載し、この電池パック内に電装部品であるDC/DCコンバータを配置した構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来における他の車両用電装部品の冷却構造としては、DC/DCコンバータをエンジンルームに搭載した構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−117096号公報 特開2010−264793号公報
しかしながら、上述のように電池パック内に電装部品であるDC/DCコンバータを配置した冷却構造では、DC/DCコンバータを電池パック内に搭載することで、電池パックの容積が増加して、荷室の空間が減少する。また、この冷却構造では、DC/DCコンバータを電池パック内に搭載することで、DC/DCコンバータとバッテリパックとが隣接して配置されている。このため、電池パックの振動(または送風ファンの回転によって生じる振動)がDC/DCコンバータに伝達され易くなる。また、この冷却構造では、バッテリの熱がDC/DCコンバータに伝達され易くなり、DC/DCコンバータの性能が低下するとともにDC/DCコンバータの寿命が低下する虞がある。さらに、この冷却構造では、DC/DCコンバータのノイズがバッテリの出力に影響を与える虞がある。
また、上述のようにDC/DCコンバータをエンジンルームに搭載した冷却構造では、エンジンを含むパワーユニットに隣接してDC/DCコンバータが搭載される。このため、この冷却構造では、パワーユニットの振動(またはモータの回転によって生じる振動)および熱がDC/DCコンバータに伝達され易くなるため、DC/DCコンバータの性能および寿命を低下させる虞がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、荷室の空間が減少することを抑制しつつ、電装部品の性能および寿命を向上させる車両用電装部品の冷却構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の態様は、車両前部のエンジンルームと車両後部の荷室との間で車体の上部に、ルーフパネルと、ルーフパネルの左右両側縁部に沿って車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、左右一対のルーフサイドレールにおける車両前後方向の中間部同士を連結して車両幅方向に沿って延びるルーフクロスメンバと、が設けられ、エンジンルーム内に、エンジンとこのエンジンに連結されるモータとを備えるパワーユニットが搭載され、荷室内に、バッテリモジュールが収納されたバッテリパックが搭載され、パワーユニットとバッテリパックとの間にハーネスを介して発熱性の電装部品が配置された車両用電装部品の冷却構造において、ルーフクロスメンバに、客室内に向けて突出し、かつ車両前後方向前面側に吸気口を備えた箱状の収容部が取り付けられ、収容部内の第1空間部と、ルーフクロスメンバに沿って形成され、かつ車両外部へ連通する第2空間部と、が連通され、第1空間部内に電装部品が配置されていることを特徴とする。上記電装部品としては、DC/DCコンバータなどの発熱性を有する各種の電装部品を挙げることができる。
上記態様としては、第2空間部は、ルーフクロスメンバとルーフパネルとで囲まれて形成され、収容部とルーフクロスメンバとの間に、収容部内の第1空間部と第2空間部と、を連通する連通口が形成されていることが好ましい。
上記態様としては、ルーフサイドレールは、車両前後方向前端部から後端部まで貫通する第3空間部を有する管状に形成され、この第3空間部と第2空間部とが連通し、客室内から吸気口を介して第1空間部内へ冷却風を吸引する冷却ファンが、第3空間部に連通するように設けられていることが好ましい。
上記態様としては、荷室の側壁をその車両幅方向両側部に配置されたリヤアウタサイドパネルとこのリヤアウタサイドパネルの車両幅方向内側に配置されるリヤインナサイドパネルとで形成され、リヤアウタサイドパネルとリヤインナサイドパネルとの間で、かつ車両外部へ連通する第4空間部に前記冷却ファンを配置し、第4空間部に第3空間部の後端部と冷却ファンの冷却風導入部とを連通させることが好ましい。
上記態様としては、ルーフクロスメンバの車両幅方向両端側に車両上下方向に延びるピラーの客室内側面に導風板が設けられ、この導風板は、上端部が下端部より車両後方側に位置するように傾斜していることが好ましい。
本発明に係る車両用電装部品の冷却構造によれば、荷室の空間が減少することを抑制しつつ、電装部品の性能および寿命を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の平面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の側面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の客室天井部を客室内から見た状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の要部を斜め上方から見た状態を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の要部を斜め上方から見た状態を示す拡大斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の背面説明図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両をエンジンルーム側から客室側を見た状態を示す正面説明図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両の後部の側面説明図である。 図9は、図8のIX−IX断面図である。 図10は、本実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造が適用された車両における電力の流れを示すブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る車両用電装部品(以下、電装部品と云う。)の冷却構造の詳細を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、説明の便宜を図るために、図中において電装部品を搭載する車両の前後方向、左右方向、ならびに上下方向を矢印で示し、電装部品の前後方向、左右方向、ならびに上下方向として説明する。
(搭載車両の概略構成)
先ず、本実施の形態に係る電装部品の冷却構造の説明に先駆けて、この電装部品を搭載する車両の概略構成について説明する。この電装部品は、例えば、ハイブリッド車両、プラグインハイブリッド車両などの車両に搭載される。図1および図2に示すように、本実施の形態の電装部品が搭載される車両100は、車両前部101のエンジンルーム102と、車両後部103の荷室104と、これらエンジンルーム102と荷室104との間の客室105と、を備えている。
そして、図1および図2に示すように、客室105の上部、すなわち客室105の車体上部には、ルーフパネル106が設けられている。図1に示すように、ルーフパネル106の左右両側には、このルーフパネル106の左右両側縁部に沿って車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレール107が設けられている。また、これら左右一対のルーフサイドレール107における車両前後方向の中間部同士は、車両幅方向に沿って延びるルーフクロスメンバ108で連結されている。このルーフクロスメンバ108の車両幅方向両端には、車両下方に延びるピラー109が設けられている。すなわち、ピラー109の上端部がルーフクロスメンバの一端に一体に設けられている。なお、ピラー109の下端部は、図示しないサイドメンバに一体に設けられている。
図1および図10に示すように、エンジンルーム102には、パワーユニット110と、インバータ111と、が搭載されている。パワーユニット110は、エンジン112と、このエンジン112に連結された発電機113と、駆動モータ114と、この駆動モータ114が連結された差動装置140と、を備える。また、インバータ111は、発電機113駆動モータ114に接続されている。一方、図2に示すように、車両100のリヤシート132後方に形成される荷室104には、バッテリモジュール115が収納されたバッテリパック116が搭載されている。図1に示すように、バッテリパック116は、バッテリモジュール115を内蔵している。また、図10に示すように、荷室104には、エンジン112およびバッテリパック116に接続されたコントローラ141が搭載されている。また、図1および図2に示すように、インバータ111とバッテリパック116との間には、発熱性の電装部品としてのDC/DCコンバータ1がワイヤハーネス142を介して接続されている。なお、本実施の形態では、バッテリパック116とDC/DCコンバータ1との間に12Vバッテリ133が接続されている。DC/DCコンバータ1は、バッテリパック116の高電圧を低電圧に変換し、低圧系の負荷に電力を供給するとともに、例えば12Vバッテリ133を充電する機能を有する。
また、図1および図2に示すように、客室105の前部のインストルメントパネル150内に冷房空調ユニット151が組み込まれている。インストルメントパネル150には、冷房空調ユニット151の複数の吹き出し口が、インストルメントパネル150の中央部および両側部分に配置されている。
(電装部品の冷却構造)
本実施の形態では、発熱性を有する電装部品としてDC/DCコンバータ1が適用されている。DC/DCコンバータ1は、バッテリパックとインバータとの間でバッテリモジュールからの直流電圧を変換する機能を有する。本実施の形態では、ルーフクロスメンバ108の車両幅方向の中央に、客室105内(下方)に向けて突出するように収容部117が設けられている。図1および図2に示すように、本実施の形態では、収容部117は、一対のフロントシート130にそれぞれ設けられたヘッドレスト131間の上方に配置されている。図2に示すように、この収容部117には、DC/DCコンバータ1が収納されている。ここで、収容部117内の空間を第1空間部117Aとする。この第1空間部117Aは、ルーフクロスメンバ108に沿って形成された第2空間部108Aに連通している。
ルーフサイドレール107は、車両前後方向前端部から後端部まで貫通する第3空間部107Aを有する管状に形成されている。ルーフサイドレール107とルーフクロスメンバ108は、連通するように接合されている。すなわち、第2空間部108Aと第3空間部107Aとは、互いに連通している。第3空間部107Aの後端部は、第4空間部118に連通するように接続されている。そして、第4空間部118内には、冷却風導入部119Aが連通するように冷却ファン119が配置されている。また、車両後部の幅方向両側下部には、冷却風吐出口125が設けられている。冷却ファン119の冷却風排出部119Bは、冷却風を冷却風排出口125から車両外部へ排出するようになっている。
収容部117は、上面が開放された略直方体形状の箱体である。図3に示すように、この収容部117は、車両前後方向前面側に吸気口117Bを備えている。本実施の形態では、この吸気口117Bに、例えば、格子状もしくはメッシュ状の通気性を備えるシート状の通気部材117Cが張られている。この収容部117は、客室105の天井部分を構成するルーフヘッドライニング120を貫通して客室105内に突出している。
図4に示すように、収容部117の上部(開放面)は、ルーフクロスメンバ108の車両幅方向の中央下部に周縁がルーフクロスメンバ108の下面に接合するように固定されている。なお、図5に示すように、本実施の形態では、収容部117の上部周縁に設けた図示しない取り付け板を、ボルト121などを用いてルーフクロスメンバ108に固定している。ルーフクロスメンバ108における収容部117と対応する領域(収容部117の上部開放面が対向する領域)内には、収容部117内の第1空間部117Aと連通する複数の連通口108Bが形成されている。
上述したように、第2空間部108Aは、ルーフクロスメンバ108に沿って形成されている。図2および図8に示すように、本実施の形態では、ルーフクロスメンバ108は、断面略U字形状の樋構造を有している。ルーフクロスメンバ108の上部は、ルーフパネル106で閉塞されている。このように、ルーフクロスメンバ108とルーフパネル106とで区画された空間は、第2空間部108Aである。
図6および図9に示すように、第4空間部118は、荷室104の側壁を構成する、リヤアウタサイドパネル122と、このリヤアウタサイドパネル122の車両幅方向内側に配置されるリヤインナサイドパネル123と、で形成されている。この第4空間部118は、ルーフサイドレール107内に形成された第3空間部107Aの後端部と連通するように接続されている。
図4および図7に示すように、ルーフクロスメンバ108の車両幅方向両端側に車両下方に延びるピラー109の客室内側面に導風板160が設けられている。この導風板160は、例えば、可撓性を有する合成樹脂で形成され、上端部が下端部より車両後方側に位置するように傾斜するように設けられている。
(作用・効果)
本実施の形態では、上記構造によって、DC/DCコンバータ1をバッテリパック116とパワーユニット110との中間地点に配置できる。これによって、DC/DCコンバータ1を荷室104とは別の空間内に配置できるため、DC/DCコンバータ1によって荷室104の空間が減少することを防止できる。
また、本実施の形態では、上記構造によって、DC/DCコンバータ1をバッテリパック116とパワーユニット110との両方から遠ざけることができるため、DC/DCコンバータ1からバッテリパック116またはパワーユニット110までの間のワイヤハーネス142の全長を長くできる。このため、バッテリパック(バッテリパック内の冷却ファンなど)116の振動およびパワーユニット110の振動がワイヤハーネス142を介してDC/DCコンバータ1に伝達され難くすることができる。
さらに、本実施の形態では、DC/DCコンバータ1をバッテリパック116とパワーユニット110との両方から遠ざけることができるため、DC/DCコンバータ1がパワーユニット110の熱やバッテリパック116の熱に晒されるのを防止できる。これによって、本実施の形態では、DC/DCコンバータ1の性能を確保でき、かつDC/DCコンバータ1の寿命を向上させることができる。
通常、夏期などの高温時では、図1および図2に示すように、客室105の前部に搭載される冷房空調ユニット151で生成される冷却風F1を車両前後方向前側から後側へ流して、車両100の客室105内の温度を下げる。そして、一般に、車両100の客室105内全体の温度を下げるには、冷房空調ユニット151で生成される冷却風F1を車両前後方向前側から後側でかつ客室105の上部へ向けて流して、客室105の上方に流れた冷却風F1が客室の下側へと降りて、各室内全体の温度を下げる傾向がある。
そこで、本実施の形態では、吸気口117Bを備えた箱状の収容部117を客室105の上側のルーフクロスメンバ108に取り付けている。このため、本実施の形態では、この収容部117にDC/DCコンバータ1を配置することで、冷房空調ユニット151で生成された冷却風F1が流れ易い位置にDC/DCコンバータ1を配置している。したがって、本実施の形態では、収容部117の前面からDC/DCコンバータ1へ冷却風F1を確実に流し込むことができる。その後、図5に示すように、収容部117内の第1空間部117Aへ流れ込んでDC/DCコンバータ1に当たった冷却風F3を、第2空間部108Aに流して車両外部側へ向けて排出することができる。
このように、本実施の形態に係る車両用電装部品の冷却構造では、DC/DCコンバータ1を冷却した結果、温度が上昇した冷却風F3が客室へ戻ることを防止できる。このため、本実施の形態では、客室105の温度上昇を防止でき、低温の冷却風を客室内で循環できる。したがって、本実施の形態では、DC/DCコンバータ1の温度上昇を防止して、DC/DCコンバータ1の性能および寿命を向上させることができるとともに、客員(乗員)の快適性を確保できる。
また、本実施の形態では、冷却ファン119を備えることにより、吸気口117Bから冷却風F1を確実に吸い込むことができる。そして、吸気口117Bから入った冷却風F1は、客室内戻ることなく、客室105とは区画された第2〜第4空間部108A,107A,118を経て車両外部へ確実に排出できる。これによって、本実施の形態では、DC/DCコンバータ1に冷たい冷却風F1を常に吹きかけることができ、DC/DCコンバータ1の温度およびその周辺温度を低減でき、DC/DCコンバータ1の性能および寿命を向上させることができる。
また、万一、客室105内の冷却風F1の向きが収容部117の吸気口117Bに向いていない場合であっても、冷却ファンによって客室105内の冷却風F1を収容部117の吸気口117Bを介して第1空間部117A内へ確実に導入でき、DC/DCコンバータ1に低温な冷却風を常に吹きかけることができる。
本実施の形態では、冷却ファン119を乗員から離れた荷室104側に配置できる。また、本実施の形態では、十分な容量の冷却ファン119をリヤインナサイドパネル123とリヤアウタサイドパネル122との間の広い空間に確実に配置できる。これによって、冷却ファン119を乗員から遠ざけ、かつ冷却ファン119の回転による騒音をリヤインナサイドパネル123とリヤアウタサイドパネル122とで遮蔽できるため、冷却ファン119の回転による騒音を乗員に届き難くでき、乗員の快適性を維持できる。
また、本実施の形態では、第3空間部107Aから吐き出される冷却風が第4空間部118で発散することなく冷却ファン119の冷却風導入部119Aに吸い込ませることができる。これによって、客室105内の冷却風F1を冷却ファン119の回転で確実に第1空間部117Aから第4空間部118へ向けて流すことができ、冷却ファン119を介して車両外部へ排出できる。
さらに、本実施の形態では、冷房空調ユニット151で生成される冷却風F1が車両水平方向後方側へ流れた場合、図7に示すように、導風板160に当たった冷却風F1を冷却風F2に変化させて、低温な冷却風F2を収容部117の吸気口117B近傍へ導くことができる。これによって、吸気口117Bから低温な冷却風F1,F2を収容部117に吸引でき、DC/DCコンバータ1を冷却して性能や寿命を確実に向上させることができる。
また、本実施の形態では、図6に示すように、車両後部104の車両幅方向の両側下部の第4空間部118にそれぞれ冷却ファン119を配置させたことにより、客室105から第1空間部117A内へ導入する冷却風F1,F2の吸引量が大きくなるため、DC/DCコンバータ1の冷却効率を高めることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、この実施の形態における開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施の形態では、発熱性の電装部品として、DC/DCコンバータ1を適用して説明したが、他の発熱性の電装部品を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、収容部117がルーフヘッドライニング120と別体であるが、一体に設けてもよい。
さらに、上記実施の形態では、車両後部103の車両幅方向の両側下部に冷却ファン119をそれぞれ配置したが、車両幅方向一方の下部のみに冷却ファン119を設ける構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、第2空間部108Aがルーフクロスメンバ108とルーフパネル106との間の空間としたが、これに限定されるものではなく、例えば、ルーフクロスメンバ108に沿って別途ダクトを配する構成としてもよい。
1 DC/DCコンバータ(車両用電装部品)
100 車両
101 車両前部
102 エンジンルーム
103 車両後部
104 荷室
105 客室
106 ルーフパネル
107 ルーフサイドレール
107A 第3空間部
108 ルーフクロスメンバ
108A 第2空間部
108B 連通口
109 ピラー
110 パワーユニット
111 インバータ
112 エンジン
113 発電機
114 駆動モータ
115 バッテリモジュール
116 バッテリパック
117 収容部
117A 第1空間部
117B 吸気口
118 第4空間部
119 冷却ファン
119A 冷却風導入部
119B 冷却風排出部
122 リヤアウタサイドパネル
123 リヤインナサイドパネル
124 リヤフロアパネル
125 冷却風吐出口
130 フロントシート
132 リヤシート
142 ワイヤハーネス
151 冷房空調ユニット
160 導風板

Claims (6)

  1. 車両前部のエンジンルームと車両後部の荷室との間で車体の上部に、ルーフパネルと、該ルーフパネルの左右両側縁部に沿って車両前後方向に延びる左右一対のルーフサイドレールと、該左右一対のルーフサイドレールにおける車両前後方向の中間部同士を連結して車両幅方向に沿って延びるルーフクロスメンバと、が設けられ、前記エンジンルーム内に、エンジンと該エンジンに連結されるモータとを備えるパワーユニットが搭載され、前記荷室内に、バッテリモジュールが収納されたバッテリパックが搭載され、前記パワーユニットと前記バッテリパックとの間にハーネスを介して発熱性の電装部品が配置された車両用電装部品の冷却構造において、
    ルーフクロスメンバに、客室内に向けて突出し、かつ車両前後方向前面側に吸気口を備えた箱状の収容部が取り付けられ、
    前記収容部内の第1空間部と、前記ルーフクロスメンバに沿って形成され、かつ車両外部へ連通する第2空間部と、が連通され、
    前記第1空間部内に前記電装部品が配置されていることを特徴とする車両用電装部品の冷却構造。
  2. 前記第2空間部は、前記ルーフクロスメンバと前記ルーフパネルとで囲まれて形成され、
    前記収容部と前記ルーフクロスメンバとの間に、前記収容部内の第1空間部と第2空間部と、を連通する連通口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用電装部品の冷却構造。
  3. 前記ルーフサイドレールは、車両前後方向前端部から後端部まで貫通する第3空間部を有する管状に形成され、
    該第3空間部と前記第2空間部とが連通し、前記客室内から前記吸気口を介して前記第1空間部内へ冷却風を吸引する冷却ファンが、前記第3空間部に連通するように設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電装部品の冷却構造。
  4. 前記荷室の側壁をその車両幅方向両側部に配置されたリヤアウタサイドパネルと該リヤアウタサイドパネルの車両幅方向内側に配置されるリヤインナサイドパネルとで形成され、前記リヤアウタサイドパネルと前記リヤインナサイドパネルとの間で、かつ車両外部へ連通する第4空間部に前記冷却ファンを配置し、前記第4空間部に前記第3空間部の後端部と前記冷却ファンの冷却風導入部とを連通させたことを特徴とする請求項3に記載の車両用電装部品の冷却構造。
  5. 前記ルーフクロスメンバの車両幅方向両端側に車両上下方向に延びるピラーの客室内側面に導風板が設けられ、
    該導風板は、上端部が下端部より車両後方側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用電装部品の冷却構造。
  6. 前記電装部品は、DC/DCコンバータであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用電装部品の冷却構造。
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