JP2016199106A - バッテリの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑えつつ、車室内空気及び空調空気を用いて効率の良い冷却を行うことができるバッテリの冷却構造を提供する。【解決手段】バッテリ1と、車室内の空気を取り込む吸気グリルと、該吸気グリルに連通するとともに、バッテリ1に車室内の空気を導入する吸気ダクト6と、を備えたバッテリ1の冷却構造であって、吸気ダクト6には、空調装置に接続され該空調装置から吐出された空気を導入する空調用ダクトの吐出口101bが接続される。【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリの冷却構造に関する。
HEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)及びEV(Electrical Vehicle:電気自動車)等の車両には、モータを駆動するためのバッテリ(高圧バッテリ)が搭載されている。この種の車両は、バッテリを冷却するための冷却構造を有しており、空冷式の冷却構造が広く採用されている。
例えば、特許文献1には、車室の座席下にバッテリを配置し、車室から導入した空気(以下、適宜、車室内空気という。)でバッテリを冷却する状態と、空調装置から吐出された空気(以下、適宜、空調空気という。)でバッテリを冷却する状態と、荷室から導入した空気でバッテリを冷却する状態とに切替えが可能なバッテリの冷却構造が示されている。
特開2004−331024号公報
特許文献1に記載されるバッテリの冷却構造では、空調装置と、車室内に開口する空調用出口とを繋ぐ空調用ダクトの中間部を分岐させてバッテリ側に接続しているが、分岐部に切替弁を設けて流路の切替えを行う必要があるので、製造コストが嵩む要因となる。また、特許文献1に記載されるバッテリの冷却構造では、本来は空調空気を吐出するための空調用出口から、バッテリを冷却するための車室内空気が吸入されたり、バッテリを冷却した後の空気が吐出されるため、乗員に違和感や不快感を与える虞があった。
本発明の目的は、製造コストを抑えつつ、車室内空気及び空調空気を用いて効率の良い冷却を行うことができるバッテリの冷却構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
バッテリ(例えば、後述の実施形態でのバッテリ1)と、
車室内の空気を取り込む吸気口(例えば、後述の実施形態での吸気グリル5)と、
該吸気口に連通するとともに、該バッテリに車室内の空気を導入する吸気ダクト(例えば、後述の実施形態での吸気ダクト6)と、を備えたバッテリの冷却構造であって、
前記吸気ダクトには、空調装置に接続され該空調装置から吐出された空気を導入する空調用ダクト(例えば、後述の実施形態での空調用ダクト100)の吐出口(例えば、後述の実施形態での吐出口101b)が接続される。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記空調用ダクトの前記吐出口は、前記吸気ダクトの上流側に位置する合流部(例えば、後述の実施形態での合流部J)に接続される。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記空調用ダクトは、一部(例えば、後述の実施形態での収容部内空調用ダクト101)が前記吸気ダクトに沿って対向配置され、
該一部の下流側に前記吐出口が形成された。
請求項4に記載の発明は、
請求項2又は3に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記バッテリ及び前記吸気ダクトは、バッテリ収容部(例えば、後述の実施形態でのバッテリ収容部P)に収容されるとともに前記空調用ダクトの一部を構成する収容部内空調用ダクト(例えば、後述の実施形態での収容部内空調用ダクト101)も該バッテリ収容部に収容され、
前記収容部内空調用ダクトに、前記吐出口が設けられた。
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記吐出口は、前記バッテリと対向するように設けられた。
請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記吸気口と前記吐出口との間には、前記吐出口から前記吸気口への空気の流れを規制する一方向弁(例えば、後述の実施形態での一方向弁61)が設けられた。
請求項7に記載の発明は、
請求項1〜6いずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記空調用ダクトは、分岐部(例えば、後述の実施形態での分岐部103)を有し、
該分岐部の一端は、車室内に開口する空調用出口(例えば、後述の実施形態での空調用出口105)に接続され、
該分岐部の他端は、前記吸気ダクトに接続される。
請求項8に記載の発明は、
請求項7に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記バッテリは、後部座席(例えば、後述の実施形態での後部座席12)の下方に配置され、
前記分岐部は、一対の前部座席間に設けられたセンターコンソール(例えば、後述の実施形態でのセンターコンソール21)内に配設された。
請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記分岐部と前記空調用出口との間には、前記空調用出口から前記分岐部への空気の流れを規制する一方向弁(例えば、後述の実施形態での一方向弁107)が設けられた。
請求項10に記載の発明は、
請求項8又は9に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記空調用ダクトは、一部(例えば、後述の実施形態でのコンソール内空調用ダクト102)がフロアパネル(例えば、後述の実施形態でのフロアパネルF)上に設けられ、
該一部には、底面(例えば、後述の実施形態での底面部102b)から立ち上がる立ち上がり部(例えば、後述の実施形態での立ち上がり部102c)が設けられ、
前記分岐部は、前記一端が該立ち上がり部を介して前記空調用出口に接続され、前記他端が前記底面から前記吸気ダクトに向かって延びる。
請求項11に記載の発明は、
請求項10に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記分岐部には、フィルタ部材(例えば、後述の実施形態でのフィルタ部材106)が設けられた。
請求項12に記載の発明は、
請求項11に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記バッテリ及び前記吸気ダクトは、バッテリ収容部(例えば、後述の実施形態でのバッテリ収容部P)に収容されるとともに前記空調用ダクトの一部を構成する収容部内空調用ダクト(例えば、後述の実施形態での収容部内空調用ダクト101)も該バッテリ収容部に収容され、
前記空調用ダクトには、前記分岐部と前記収容部内空調用ダクトとの間に、上方への傾斜若しくは上方への段差(例えば、後述の実施形態での段差部104a)が設けられた。
請求項13に記載の発明は、
請求項10〜12のいずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
前記フロアパネルの下方には、排気管(例えば、後述の実施形態での排気管10)と、該排気管に設けられる消音部(例えば、後述の実施形態での消音部10a)とが設けられ、
前記分岐部は、前記消音部と前後方向にオフセットした位置に配設された。
請求項1に記載の発明によれば、車室内空気を導入する吸気ダクトに空調用ダクトを接続したので、車室内空気と空調空気とでバッテリを積極的に冷却し、温度上昇によるバッテリの性能や寿命の低下を防止できる。また、切替弁を必要としないため、製造コストも抑えることができる。また、車室内空気の導入は、空調用ダクトを経由することなく、吸気ダクトに接続された吸気口から直接行われるため、乗員に違和感や不快感を与えることも防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、空調用ダクトの吐出口は、吸気ダクトの上流側に位置する合流部に接続されるので、吸気ダクトの上流側で車室内空気と空調空気を混合し、混合された空気をバッテリに向けて供給できる。これにより、バッテリに供給される空気の温度むらを抑制し、バッテリの冷却温度を均等化できる。
請求項3に記載の発明によれば、空調用ダクトの一部は、吸気ダクトに沿って対向配置され、その下流側に吐出口が形成されるので、空調用ダクトと吸気ダクトとの間の熱交換により、吸気ダクト内の空気温度を低減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、空調用ダクトの一部を構成する収容部内空調用ダクトが吸気ダクトと共にバッテリ収容部に収容されるので、ダクトを保護できるだけでなく、組付け作業性も向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、空調用ダクトの吐出口は、バッテリに対向するように設けられるので、空調空気をバッテリに向けることで圧損を低減できる。
請求項6に記載の発明によれば、空調空気を吸気ダクト内に吐出する吐出口から吸気口への空気の流れを規制する一方向弁が設けられるので、逆流した空調空気が吸気口から排気されることによる乗員への不快感を防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、空調用出口に接続される空調用ダクトを分岐させて空調空気をバッテリに導入するので、空調への影響を抑制しつつ空調空気を導入してバッテリを積極的に冷却することができる。また、空調装置から専用の空調用ダクトを延設してバッテリに導入する場合に比べ、空調用ダクトとしての部品点数を削減できるだけでなく、重量の増加も抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、バッテリは、後部座席の下方に配置され、空調用ダクトの分岐部は、センターコンソール内に配設されるので、空調用ダクトの取り廻しが容易になるだけでなく、車室内空間への影響も低減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、空調用ダクトの分岐部と空調用出口との間には、空調用出口から分岐部への空気の流れを規制する一方向弁が設けられるので、本来は空調空気を吐出するための空調用出口から、バッテリを冷却するための車室内空気が吸入されることを阻止でき、その結果、空調用出口からの吸気により乗員に違和感を与えたり、吸気音による車室内騒音の増加により乗員に不快感を与えることを防止できる。
請求項10に記載の発明によれば、分岐部の他端は、空調用ダクトの底面から吸気ダクトに向かって延びるので、空調空気の主流を空調用出口に指向させつつ、空調空気を分岐させてバッテリに導入でき、その結果、空調への影響を抑えて良好な車室内環境を維持することができる。
請求項11に記載の発明によれば、空調用ダクトの分岐部には、フィルタ部材が設けられているので、バッテリへの異物の混入を防止することができる。
請求項12に記載の発明によれば、空調用ダクトには、分岐部と収容部内空調用ダクトとの間に、上方への傾斜若しくは上方への段差が設けられているので、空調用ダクト内の結露、又は空調用出口から入り込んだ水を傾斜又は段差で受け止め、バッテリへの水の浸入を阻止することができる。
請求項13に記載の発明によれば、空調用ダクトの分岐部は、排気管の消音部と前後方向にオフセットした位置に配設されるので、拡径される消音部からの受熱を抑制し、該受熱による冷却効率の低下を防止できる。
本発明の一実施形態に係るバッテリユニットが搭載された車両の要部斜視図である。 バッテリユニットの搭載前を示す車両の要部斜視図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面図である。 吸気ダクト及び収容部内空調用ダクトを示す正面図である。 空調用ダクトの構成及び配置を示す車両の要部断面図である。 空調用ダクトの構成及び配置を示す車両の要部斜視図である。 吸気ダクト及び収容部内空調用ダクトの変形例を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1及び図2に示す本実施形態の車両Vは、例えばハイブリッド車であり、バッテリ1を収容するバッテリユニットUが搭載されている。バッテリユニットUは、フロアパネルFに凹設される収容凹部Hに配置され、フロアパネルFに締結される。
[バッテリユニット]
まず、バッテリユニットUについて図1〜図6を参照して説明する。
図1〜図4に示すバッテリユニットUは、その筐体であるバッテリ収容部Pを構成するケース3及び蓋部材4と、該バッテリ収容部Pの内部に収容されるバッテリ1、DC/DCコンバータ2等の電気デバイスD、及びバッテリ1等を冷却する冷却用部品Cを備えて構成されている。冷却用部品Cには、吸気グリル5、吸気ダクト6、内部排気ダクト7、冷却ファン8、収容部内空調用ダクト101等が含まれる。
ケース3は、上方が開口した横長の略直方体状を有する樹脂製の部材であり、上方に開口する箱形状のケース本体31と、このケース本体31の開口縁部から外側に延びる環状のフランジ部32と、を有している。図4に示すように、ケース本体31には、車幅方向(左右方向)の中央に跨って左側にバッテリ1がオフセットして配置され、右側にDC/DCコンバータ2が配置されている。
蓋部材4は、ケース本体31の開口を塞ぐ部材であり、その上面で後部座席12の座部前側(尻部よりも前側)を支持している。蓋部材4には、ケース本体31の開口にほぼ対応して略長方形に形成された天井部43と、天井部43の外周縁から一体に垂下する略四角枠状の縦壁44と、縦壁44の下端縁部から全周に亘って外側に延びるフランジ部45と、が形成されている。
縦壁44のうち前方を向く面には、吸気グリル5を取付けるための車室内空気導入孔44aが左側に形成され、また、不図示の空調装置が吐出する空気をバッテリ収容部Pの内部に導入するためのダクト貫通孔44bが中央部に形成されている(図2参照)。さらに、図示は省略するが、縦壁44のうち右方を向く面には、排気ダクト9を接続する排気孔が形成されている。
図3に示すように、蓋部材4のフランジ部45は、環状のシール部材51を介してケース3のフランジ部32に重ね合わされることでシールされる。重ね合わされた両フランジ部32、45は、両フランジ部32、45を上方から挿通する複数のボルトBにより、該両フランジ部32、45とフロアパネルFとの間に介装されるカラー部材53を介して、フロアパネルFの下側に予め溶着されたナットNに螺合される。
バッテリ1は、複数のバッテリモジュール11で構成されている。バッテリモジュール11は、矩形状であり、その長手方向が左右方向(車幅方向)に沿うようにバッテリ収容部Pの内部に配置される。各バッテリモジュール11内には、図4に示すように、縦置きされる複数のバッテリセル11aが左右方向に並べて配置されている。ここで、縦置きとは、三辺のうち最短の辺が左右方向に延びることを意味している。また、隣り合うバッテリセル11a間には、冷却風の流路となる空隙11bが形成されている。
本実施形態のバッテリユニットUは、4つのバッテリモジュール11を有しており、左右方向に2つのバッテリモジュール11が並び、且つ、上下方向に2つのバッテリモジュール11が並ぶように、バッテリ収容部Pの内部に配置されている。
冷却用部品Cは、車室14内の空気をバッテリ収容部Pの内部に吸入し、該吸入した空気でバッテリ1を冷却し、冷却後の空気を荷室15に放出する冷却流路を構成している。吸気グリル5は、蓋部材4の縦壁44に形成された車室内空気導入孔44aに取付けられ、後部座席12の前面下方から車室14内の空気をバッテリ収容部Pの内部に取り込む。
吸気グリル5に連通する吸気ダクト6は、バッテリ1の前方に配置され、冷却ファン8に連通する内部排気ダクト7はバッテリ1の後方に配置されている。即ち、吸気ダクト6と内部排気ダクト7は、バッテリ収容部P内の前後両側に振り分けて配設されており、吸気ダクト6と内部排気ダクト7との間に冷却対象であるバッテリ1が配置される。
図3、図5及び図7に示すように、吸気ダクト6は、その上部左側に上方に突出する突出部6aを有し、該突出部6aの前面に、車室14に向けて開口する左右方向幅広形状の車室内空気導入口6bが形成されている。吸気グリル5は、この車室内空気導入口6bに嵌合することで接続され、車室14内の空気を吸気ダクト6内に導入する。図3に示すように、吸気ダクト6の後面は、バッテリ1の前面に向けて全体が開口しており、車室内空気導入口6bから導入された車室内空気は、吸気ダクト6内に沿って下方及び右側方に流れながら、バッテリセル11a間の空隙11bやバッテリモジュール11間の空隙等に流れ込んでバッテリ1を冷却する。
内部排気ダクト7は、図4に示すように、前面がバッテリ1の後面に向かって開口する内部排気ダクト本体7aと、内部排気ダクト本体7aをDC/DCコンバータ2の後方を通って冷却ファン8に接続する冷却ファン接続ダクト7bとを備えている。冷却ファン8は、排気ダクト9を介して荷室15に連通している。冷却ファン8が駆動すると、車室14内の空気が吸気グリル5を介してバッテリ収容部P内の吸気ダクト6に導入される。吸気ダクト6に導入された車室内空気は、バッテリ1を通過しながら内部排気ダクト7に流れることにより、バッテリ1を冷却する。内部排気ダクト7に流れ込んだ冷却後の空気は、冷却ファン8に吸い込まれ、排気ダクト9を介して荷室15に放出される。
さらに、バッテリ収容部Pには、空調装置が吐出する空気を導入してバッテリ1を積極的に冷却するために、空調装置に接続される空調用ダクト100の一部である収容部内空調用ダクト101が収容されている。収容部内空調用ダクト101は、吸気ダクト6の前面上部に左右方向に沿って吸気ダクト6に対向配置されている。本実施形態の収容部内空調用ダクト101は、後面全域が開口しており、この開口を吸気ダクト6の前面で覆うことにより空気流路が形成される。収容部内空調用ダクト101の右端側には、前方に開口する左右方向幅広形状のダクト接続口101aが形成されている。ダクト接続口101aは、蓋部材4の縦壁44に形成されたダクト貫通孔44bを介して、バッテリ収容部Pの外部に配置される空調用ダクト100に接続されることにより、空調装置から吐出される空調空気を収容部内空調用ダクト101の内部に導入する。収容部内空調用ダクト101の左端側は、吸気ダクト6に形成された左右方向幅広形状の空調装置導入口6cに連通している。これにより、ダクト接続口101aから収容部内空調用ダクト101内に導入された空調空気は、吸気ダクト6の空調装置導入口6cを吐出口101bとして吸気ダクト6内に吐出される。
収容部内空調用ダクト101の吐出口101bは、バッテリ1の前面と対向しており、吐出口101bから吐出された空調空気は、吸気ダクト6の上流側(合流部J)で車室内空気と合流し、車室内空気と混合された状態でバッテリ1に供給される。具体的に説明すると、車室内空気を吸入する吸気グリル5は、吸気ダクト6の車室内空気導入口6bの上流に、車室内空気導入口6bに隣接して設けられ、空調空気を導入する収容部内空調用ダクト101の吐出口101b(空調装置導入口6c)は、車室内空気導入口6bの下流に、車室内空気導入口6bに隣接して設けられている。
吸気グリル5と収容部内空調用ダクト101の吐出口101bとの間には、吐出口101bから吸気グリル5への空気の流れを規制する一方向弁61が設けられている。この一方向弁61は、例えば、冷却ファン8が停止状態で、且つ、空調装置が運転状態である場合に、収容部内空調用ダクト101の吐出口101bから吐出された空調空気が逆流して吸気グリル5から排気されることを規制するためのものである。本実施形態の一方向弁61は、ゴム状のシート部材を吸気ダクト6の車室内空気導入口6bに吊り下げることにより構成されており、冷却ファン8が駆動状態の場合は、バッテリ収容部P内の負圧、又は吸気グリル5から吸気される車室内空気の風圧により後退して車室内空気導入口6bを開く一方、冷却ファン8が停止状態で、且つ、空調装置が運転状態である場合は、逆流しようとする空調空気の風圧等で車室内空気導入口6bを閉じた状態に維持する。
本実施形態の収容部内空調用ダクト101は、図3に示すように、バッテリ収容部Pの内部にデッドスペースとして存在する空隙部Aを利用して配置されている。この空隙部Aは、ケース3及び蓋部材4のフランジ部32、45よりも上方に延設された吸気ダクト6の前面と、蓋部材4の縦壁44との間に存在しており、本実施形態の収容部内空調用ダクト101は、フランジ部32、45に沿うように空隙部A内に配置される。
[フロア構造]
つぎに、車両Vのフロア構造について図1〜図3及び図6を参照して説明する。
図1〜図3及び図6に示すように、車両VのフロアパネルFは、車室14の床部を構成するフロントフロアパネル16と、荷室15の床部等を構成するリヤフロアパネル17とが後部座席12の下方で接続されており、その車幅方向両端部は、前後方向に沿って延びる左右一対の骨格部材18に連結されている。
フロントフロアパネル16の後端部には、上方に立ち上がるキックアップ部16aが形成されている。また、フロントフロアパネル16の車幅方向中央部には、前後方向に沿ってセンタートンネル16bが形成されている。センタートンネル16bは、フロントフロアパネル16が上方に凸となるように屈曲しており、下方に台形状のトンネル空間S1が形成される。トンネル空間S1には、拡径された消音部10aを備える排気管10が配置される。
リヤフロアパネル17の前側には、収容凹部Hが凹設されており、ここにバッテリユニットUが収容される。収容凹部Hの前側及び後側には、左右の骨格部材18を跨ぐ前側補強部R1及び後側補強部R2が設けられており、ここにバッテリユニットUが環状のシール部材52によってシールされた状態で締結される。バッテリユニットUの上には、尻部を避けて後部座席12の前側が配置され、バッテリユニットUの吸気グリル5は、後部座席12の前側下方に車室14内を指向するように配置されて車室14内の空気をバッテリユニットUの内部に導入する。
図示は省略するが、後部座席12の前方には左右一対の前部座席が設けられ、さらに前部座席の前方には空調装置が配設されている。また、左右一対の前部座席間には、小物収納部19、アームレスト20等を備えるセンターコンソール21が設けられている。
[空調用ダクトの構成及び配置]
つぎに、空調用ダクト100の構成及び配置について図6及び図7を参照して説明する。
空調用ダクト100は、センターコンソール21内に設けられるコンソール内空調用ダクト102と、コンソール内空調用ダクト102から分岐部103を介して分岐され、バッテリユニットUに向かって延びる分岐空調用ダクト104と、バッテリユニットUに収容される収容部内空調用ダクト101とを備えている。
コンソール内空調用ダクト102は、空調装置が吐出した空気をセンターコンソール21の後端上部に設けられた空調用出口105まで案内するものであり、センターコンソール21内においてセンタートンネル16bの上面に沿うように配設された水平部102aと、その底面部102bから立ち上がる立ち上がり部102cとを備えており、立ち上がり部102cの上端部に空調用出口105が接続されている。
分岐部103は、水平部102aの底面部102bに形成された分岐口103aを介してコンソール内空調用ダクト102の水平部102aを、立ち上がり部102cと分岐空調用ダクト104とに分岐させる。これにより、空調空気の主流を空調用出口105に指向させつつ、空調空気を分岐させてバッテリユニットUに導入することが可能になる。
分岐口103aには、異物の通過を規制するフィルタ部材106が設けられている。フィルタ部材106は、異物の通過を規制しつつ空調空気の通過を許容する部材であれば、その種別は任意であり、例えば、微小な孔が多数形成されたメッシュ部材を用いることができる。
本実施形態の分岐部103は、センターコンソール21内に配設されている。分岐部103の下方には、排気管10が前後方向に沿って配置されているが、排気管10の消音部10aとは前後方向にオフセットした位置に分岐部103を配設している。これにより、拡径される消音部10aから分岐部103への受熱が抑制される。
分岐空調用ダクト104は、センタートンネル16bの上面に沿って配設されている。本実施形態の分岐空調用ダクト104は、扁平ダクトであり、車室空間への影響が抑制される。分岐空調用ダクト104の前端部は、分岐部103の分岐口103aに接続され、後端部は、バッテリユニットUのダクト貫通孔44bを介して収容部内空調用ダクト101のダクト接続口101aに接続される。これにより、分岐部103で分岐された空調空気が分岐空調用ダクト104及び収容部内空調用ダクト101を介してバッテリユニットUの吸気ダクト6に導入される。
本実施形態の分岐空調用ダクト104には、空調空気の流路を下流側に向かって高くする段差部104aが形成されている。具体的には、分岐空調用ダクト104の後端部から立ち上がる段差部104aが形成されており、この段差部104aによって空調用ダクト100内の結露、又は空調用出口105から入り込んだ水を受け止め、バッテリユニットUへの水の浸入を阻止している。なお、段差部104aではなく、上方へ傾斜する傾斜部であっても水の浸入を阻止することができる。
さらに、分岐部103と空調用出口105との間には、空調用出口105から分岐部103への空気の流れを規制する一方向弁107が設けられている。この一方向弁107は、例えば、冷却ファン8が駆動状態で、且つ、空調装置が停止状態である場合に、空調用出口105からコンソール内空調用ダクト102、分岐空調用ダクト104及び収容部内空調用ダクト101を介してバッテリ1を冷却するための車室内空気が吸入されることを阻止するためのものである。本実施形態の一方向弁107は、空調用出口105を開閉可能なゴム状のシート部材で構成されており、空調装置が運転状態である場合は、空調装置から吐出される空調空気の風圧により後退して空調用出口105を開く一方、空調装置が停止状態の場合は、自重により空調用出口105を閉じた状態に維持する。
このように構成されたバッテリ1の冷却構造では、バッテリ1を冷却するに際し、空調装置が運転状態である場合に、コンソール内空調用ダクト102、分岐空調用ダクト104及び収容部内空調用ダクト101を介して空調空気が吐出口101bから吸気ダクト6に吐出される。吸気ダクト6では、吐出口101bから吐出された空調空気と吸気グリル5から吸入された車室内空気とが混合されて、バッテリ1に供給される。特にバッテリ1の冷却が必要な場合、例えば、夏の炎天下においては車室内温度も高く空調装置が運転状態にあることが想定されるが、この場合に空調空気と車室内空気とが混合された空気でバッテリ1を冷却することで、吸気グリル5から吸入された車室内空気のみでバッテリ1を冷却する場合に比べて、効率よくバッテリ1を冷却できる。
以上説明したように、本実施形態に係るバッテリ1の冷却構造によれば、車室内空気を導入する吸気ダクト6に空調用ダクト100を接続したので、車室内空気と空調空気とでバッテリ1を積極的に冷却し、温度上昇によるバッテリ1の性能や寿命の低下を防止できる。また、切替弁を必要としないため、製造コストも抑えることができる。また、車室内空気の導入は、空調用ダクト100を経由することなく、吸気ダクト6に接続された吸気グリル5から直接行われるため、乗員に違和感や不快感を与えることも防止できる。
また、空調用ダクト100の吐出口101bは、吸気ダクト6の上流側に位置する合流部Jに接続されるので、吸気ダクト6の上流側で車室内空気と空調空気を混合し、混合された空気をバッテリ1に向けて供給できる。これにより、バッテリ1に供給される空気の温度むらを抑制し、バッテリ1の冷却温度を均等化できる。
また、収容部内空調用ダクト101は、吸気ダクト6に沿って対向配置され、収容部内空調用ダクト101の下流側に吐出口101bが形成されるので、収容部内空調用ダクト101と吸気ダクト6との間の熱交換により、吸気ダクト6内の空気温度を低減することができる。
また、収容部内空調用ダクト101が吸気ダクト6と共にバッテリ収容部Pに収容されるので、ダクトを保護できるだけでなく、組付け作業性も向上させることができる。
また、空調用ダクト100の吐出口101bは、バッテリ1の前面に対向するように設けられるので、空調空気をバッテリ1に向けて吐出して圧損を低減できる。
また、空調空気を吸気ダクト6内に吐出する吐出口101bから吸気グリル5への空気の流れを規制する一方向弁61が設けられるので、吸気グリル5から逆流した空調空気が排気されることによる乗員への不快感を防止できる。
また、空調用出口105に接続される空調用ダクト100を分岐させて空調空気をバッテリ1に導入するので、空調への影響を抑制しつつ空調空気を導入してバッテリ1を積極的に冷却することができる。また、空調装置から専用の空調用ダクトを延設してバッテリ1に導入する場合に比べ、空調用ダクト100としての部品点数を削減できるだけでなく、重量の増加も抑制することができる。
また、バッテリ1は、後部座席12の下方に配置され、空調用ダクト100の分岐部103は、センターコンソール21内に配設されるので、空調用ダクト100の取り廻しが容易になるだけでなく、車室内空間への影響も低減することができる。
また、空調用ダクト100の分岐部103と空調用出口105との間には、空調用出口105から分岐部103への空気の流れを規制する一方向弁107が設けられるので、本来は空調空気を吐出するための空調用出口105から、バッテリ1を冷却するための車室内空気が吸入されることを阻止でき、その結果、空調用出口105からの吸気により乗員に違和感を与えたり、吸気音による車室内騒音の増加により乗員に不快感を与えることを防止できる。
また、分岐部103に接続される分岐空調用ダクト104は、コンソール内空調用ダクト102の底面部102bから吸気ダクト6に向かって延びるので、空調空気の主流を空調用出口105に指向させつつ、空調空気を分岐させてバッテリ1に導入でき、その結果、空調への影響を抑えて良好な車室内環境を維持することができる。
また、空調用ダクト100の分岐部103には、フィルタ部材106が設けられているので、バッテリ1への異物の混入を防止することができる。
また、空調用ダクト100には、分岐部103と収容部内空調用ダクト101との間に、上方への段差部104aが設けられているので、空調用ダクト100内の結露、又は空調用出口105から入り込んだ水を段差部104aで受け止め、バッテリ1への水の浸入を阻止することができる。
また、空調用ダクト100の分岐部103は、排気管10の消音部10aと前後方向にオフセットした位置に配設されるので、拡径される消音部10aからの受熱を抑制し、該受熱による冷却効率の低下を防止できる。
つぎに、吸気ダクト6及び収容部内空調用ダクト101の変形例について図8を参照して説明する。ただし、前記実施形態と共通する部材については、同一の符号を付与し、相違点のみを説明する。
図8に示す吸気ダクト6及び収容部内空調用ダクト101は、空調空気を吸気ダクト6内に吐出する位置が前記実施形態と相違している。具体的には、吸気ダクト6の空調装置導入口6cを車室内空気導入口6bの下方隣接位置ではなく、吸気ダクト6の高さ方向中間部であって、且つ、左右方向に分散するように複数形成している。このようにすると、バッテリ1が複数のバッテリモジュール11から構成される場合に、空調装置導入口6cをそれぞれのバッテリモジュール11に向けて開口させたり、冷却空気が滞留し易い位置に向けて開口させることにより、冷却効率を高めることが可能になる。
なお、本発明は、前述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、収容部内空調用ダクト101の後面全域が開口しており、この開口を吸気ダクト6の前面で覆うことにより空気流路が形成されていたが、収容部内空調用ダクト101自体が空気流路を構成する閉断面構造を有し、収容部内空調用ダクト101の吐出口101bが吸気ダクト6の空調装置導入口6cと連通するように構成されていてもよい。
また、空調装置導入口6cは、車室内空気導入口6bとバッテリ1を繋ぐ流路中であればどこに設けてもよい。
また、空調用出口に接続される空調用ダクトを分岐させずに、空調装置から専用の空調用ダクトを延設してもよい。これにより、乗員の冷却要求によって空調装置が運転状態である場合に限らず、バッテリ1の冷却要求に応じて空調装置から空調空気を吸気ダクトに導入することができる。
J 合流部
P バッテリ収容部
F フロアパネル
1 バッテリ
5 吸気グリル(吸気口)
6 吸気ダクト
10 排気管
10a 消音部
12 後部座席
21 センターコンソール
61 一方向弁
100 空調用ダクト
101 収容部内空調用ダクト
101b 吐出口
102b 底面部(底面)
102c 立ち上がり部
103 分岐部
104a 段差部
105 空調用出口
106 フィルタ部材
107 一方向弁

Claims (13)

  1. バッテリと、
    車室内の空気を取り込む吸気口と、
    該吸気口に連通するとともに、該バッテリに車室内の空気を導入する吸気ダクトと、を備えたバッテリの冷却構造であって、
    前記吸気ダクトには、空調装置に接続され該空調装置から吐出された空気を導入する空調用ダクトの吐出口が接続される、バッテリの冷却構造。
  2. 請求項1に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記空調用ダクトの前記吐出口は、前記吸気ダクトの上流側に位置する合流部に接続される、バッテリの冷却構造。
  3. 請求項2に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記空調用ダクトは、一部が前記吸気ダクトに沿って対向配置され、
    該一部の下流側に前記吐出口が形成された、バッテリの冷却構造。
  4. 請求項2又は3に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記バッテリ及び前記吸気ダクトは、バッテリ収容部に収容されるとともに前記空調用ダクトの一部を構成する収容部内空調用ダクトも該バッテリ収容部に収容され、
    前記収容部内空調用ダクトに、前記吐出口が設けられた、バッテリの冷却構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記吐出口は、前記バッテリと対向するように設けられた、バッテリの冷却構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記吸気口と前記吐出口との間には、前記吐出口から前記吸気口への空気の流れを規制する一方向弁が設けられた、バッテリの冷却構造。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記空調用ダクトは、分岐部を有し、
    該分岐部の一端は、車室内に開口する空調用出口に接続され、
    該分岐部の他端は、前記吸気ダクトに接続される、バッテリの冷却構造。
  8. 請求項7に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記バッテリは、後部座席の下方に配置され、
    前記分岐部は、一対の前部座席間に設けられたセンターコンソール内に配設された、バッテリの冷却構造。
  9. 請求項8に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記分岐部と前記空調用出口との間には、前記空調用出口から前記分岐部への空気の流れを規制する一方向弁が設けられた、バッテリの冷却構造。
  10. 請求項8又は9に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記空調用ダクトは、一部がフロアパネル上に設けられ、
    該一部には、底面から立ち上がる立ち上がり部が設けられ、
    前記分岐部は、前記一端が該立ち上がり部を介して前記空調用出口に接続され、前記他端が前記底面から前記吸気ダクトに向かって延びる、バッテリの冷却構造。
  11. 請求項10に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記分岐部には、フィルタ部材が設けられた、バッテリの冷却構造。
  12. 請求項11に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記バッテリ及び前記吸気ダクトは、バッテリ収容部に収容されるとともに前記空調用ダクトの一部を構成する収容部内空調用ダクトも該バッテリ収容部に収容され、
    前記空調用ダクトには、前記分岐部と前記収容部内空調用ダクトとの間に、上方への傾斜若しくは上方への段差が設けられた、バッテリの冷却構造。
  13. 請求項10〜12のいずれか1項に記載のバッテリの冷却構造であって、
    前記フロアパネルの下方には、排気管と、該排気管に設けられる消音部とが設けられ、
    前記分岐部は、前記消音部と前後方向にオフセットした位置に配設された、バッテリの冷却構造。
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