JP5429291B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical

Description

本発明は、被撮像物を撮像して得た画像データを処理する画像処理装置及び画像処理方法に関するものである。
トンネルなどの構造物において、経年劣化によってコンクリート製の壁面のひびや剥離といった変状現象が生じる。このような構造物の安全を確保するため、構造物の変状箇所の点検が行われている。点検作業は人による近接目視で行うと高コストで非効率である。
撮影にかかる時間をなるべく短くし、一般交通の妨げにならない構造物の点検手段として、車両にカメラを搭載し構造物に沿って走行しながら撮像を行うことが考えられる(例えば特許文献1)。例えば、トンネルの壁面に沿って移動しながらトンネル壁面の撮像を連続的に行い、静止画像(1フレーム分)を複数取得する。しかし、ある画像フレームを撮像する時点とその次の画像フレームを撮像する時点との間に撮影車が移動するため、取得した複数の画像フレームを方形状の枠内に配置した展開画像に写る被撮像物の位置は不正確である。さらに、例えばトンネルの壁面のように構造物が湾曲している場合や、構造物に沿って走行できない場合において、カメラと被撮像部との距離が一定ではないため、展開画像中において画像フレームごとに被撮像部の大きさが異なってしまう。
トンネルの展開画像は、トンネル壁面の変状箇所を確認するのに用いる。各フレームの接合にずれがあったり、各フレームの被撮像部の大きさが異なったりすると、検出すべき変状箇所が展開画像上に表示されなかったり、1箇所の変状箇所が展開画像上に複数個所表示されたりする。
特開2004−012152号公報
本発明は、移動しながら被撮像物を複数回撮像することにより得られる複数の静止画像データから一枚の画像を生成する画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、
移動手段で移動しながら被撮像物を複数回撮像して得た画像データを処理する画像処理装置において、
前記移動手段に設けられ、前記移動手段で移動しながら前記被撮像物を複数回撮像して前記画像データを取得するカメラと、
前記移動手段に設けられ、所定位置から撮像位置までの前記カメラの移動量を取得する移動量取得手段と、
前記移動手段に設けられ、撮像時における前記被撮像物の被撮像部と前記カメラとの距離を取得する距離取得手段と、
前記カメラで撮像した複数の画像データのフレームを、前記所定位置から該撮像の位置までの前記カメラの移動量に基づき、前記移動手段の移動方向にそれぞれ変位する補正を行う第1処理部と、
所定の画像データのフレームのサイズと該画像データに対応する所定の距離とを基準として、前記距離取得手段により取得された距離に応じて前記カメラで撮像した画像データのフレームのサイズを拡縮する補正を行う第2処理部と、
前記第1処理部と前記第2処理部とでそれぞれ補正された複数の画像データを二次元座標上に配置して、画像を生成する第3処理部と
を備えることを特徴とする画像処理装置が提供される。
本発明の画像処理装置は、移動しながら被撮像物を複数回撮像することにより得られる複数の静止画像データから一枚の画像を生成できる。
図1は、第1実施形態の画像処理装置を示す図である。 図2は、カメラを壁面に沿って移動させながら、カメラを移動方向に対して垂直方向に壁面上を走査させて、複数の画像フレームを連続的に取得する様子を説明する模式図である。 図3は、第1実施形態の画像処理装置の正規化処理の流れを示す図である。 図4は、第1実施形態の撮像手段により取得した入力画像の座標系を示す図である。 図5は、取得した画像の、距離の正規化処理に伴う、移動方向の拡縮処理を示す図である。 図6は、移動方向の拡縮処理を行った画像の、移動量の正規化処理に伴う、移動方向の移動処理を示す図である。 図7は、拡縮処理及び移動方向の移動処理を行った画像フレームを示す図である。 図8は、壁面を垂直方向に走査して撮影を行う様子を説明する断面図である。 図9は、距離の正規化処理に伴う走査方向の拡縮を説明する断面図である。 図10は、正規化処理後の画像を示す図である。 図11は、取得した各画像の垂直方向の位置yと、正規化処理後の各画像の垂直方向の位置y’との関係を示すグラフである。 図12は、取得した画像の正規化処理のフローチャートである。 図13は、静止画撮像から展開画像出力までのフローチャートである。 図14は、第1実施形態の画像処理装置を用いて、図2に示される壁面を撮像し、生成した展開画像である。 図15は、第1実施形態の変形例の画像処理装置を示す図である。 図16は、結合処理部が移動方向に隣接する画像フレームの結合処理を行う一例を示す模式図である。 図17は、結合処理部が移動方向に隣接する画像フレームの結合処理を行う一例を示すフローチャートである。 図18は第2実施形態の画像処理装置の構成図である。 図19はセントル境界を検知する手段を説明する図である。 図20はセントル境界を検知する手段を説明する図である。 図21はセントル境界を検知する手段を説明する図である。 図22Aは往路展開画像の往路展開画像51、図22Bは復路展開画像の復路展開画像55、図22Cは復路展開画像に拡縮処理を行い得られる復路展開画像55である。 図23Aは、図22Aと同じ往路展開画像51、図23Bは、図22Cと同じ拡縮処理を行った復路展開画像55である。図23Cは、往路展開画像51と拡縮処理を行った復路展開画像55とを結合処理して得られる往復展開画像である。 図24は、第1の往路展開画像作成処理のフローチャートである。 図25Aは往路展開画像51、図25Bは復路展開画像55、図25Cは復路展開画像に拡縮処理を行い得られる復路展開画像55である。 図26は、第2の往路展開画像作成処理のフローチャートである。 図27は、一般的なコンピュータを用いて実現した第1実施形態の画像処理装置の一例を示す模式図である。
図1は、第1実施形態の画像処理装置を示す図である。本実施形態の画像処理装置は、カメラ11と、移動量取得手段12と、距離取得手段13とを有する。また、本実施形態の画像処理装置は、正規化処理部14と、結合処理部15とを有する。
カメラ11は、移動しながら被撮像物を複数回(繰り返し)撮像し画像データを取得する手段である。カメラ11の種類は特に限定されず、例えば、視覚センサが一次元方向に並んでいるラインセンサカメラ、視覚センサが二次元方向に並んでいるエリアセンサカメラのいずれを用いてもよい。ラインセンサカメラが撮像して得られるデータは一次元画像データであり、エリアセンサカメラが撮像して得られるデータは二次元画像データである。また、撮像対象の構造物のひびや剥離といった変状を認識しやすい点から赤外線カメラを好ましく用いることができる。
カメラ11を移動する手段は特に限定されない。カメラ11は例えば車などの移動手段に搭載され、移動手段を動作させることで移動する。また、カメラ11は、移動手段により移動する方向に対して交差する方向に被撮像物を走査して撮像を行ってもよい。移動手段で移動する方向に対して交差する方向は、例えば前記移動方向に対して垂直である。例えば、移動方向に伸びる直線を中心としてカメラ11のセンサと被撮像物とを結ぶ直線が回転するようにカメラ11を回転させながらカメラ11で撮像を行うことにより、被撮像物を走査できる。例えば、カメラ11は、被撮像物の上方から下方へと1回の走査を行った後、上方から下方への走査を繰り返す。被撮像物を走査する手段は、カメラ11に設けられたカメラ11の向きや位置を動かす装置である。また、カメラ11に被撮像物を走査するための作動機構が内蔵された走査型のカメラを用いてもよい。以下、本実施形態において、上記移動手段による移動方向に伸びる直線を中心としてセンサと被撮像物とを結ぶ直線を回転するように作動しながら被撮像物を撮像する、走査型のラインセンサカメラが用いられる。
移動量取得手段12は、所定位置から撮像位置までのカメラ11の移動量を取得する装置であり、例えば、カメラ11がある画像を撮像してから他の画像を撮像するまでのカメラ11の移動方向への移動量を計測する装置である。移動量は、通常、カメラ11による画像の撮像と同期して取得される。移動量取得手段12は、特に限定されないが、カメラ11の移動手段による移動方向の移動量を計測する移動量センサを用いることができる。カメラ11を車両に搭載して移動させるとき、例えば車両に設けた車速センサを移動量センサとして用いることができる。車速センサは、例えば車速パルス発生器が車軸の回転数に比例して発生させたパルス信号から、所定位置から撮像位置までの車両の移動量(例えば、ある撮像時から他の撮像時までの車両の移動量)を計測する。また、例えば距離取得手段13として、撮像時における被撮像部とカメラ11との距離の実測が可能な距離センサを用いるとき、移動量取得手段12は、複数の撮像時に前記距離センサにより実測した各距離と、前記複数の撮像により得られる画像データの特徴点の変位量とから前記カメラの移動量を算出する手段であってもよい。画像データの特徴点の変位量の単位は例えばピクセル単位である。例えば、撮像素子1個の実寸サイズに特徴点の変位量との積をかけることで、ピクセル単位の変位量を現実の変位量(例えばメートル単位)に変換する。複数の撮像時にそれぞれ取得した複数の距離の平均値を算出する。そして、下記式よりカメラの移動量を算出できる。
カメラ移動量=距離の平均値×特徴点の移動量×画素の実寸サイズ/焦点距離
距離取得手段13は、カメラ11が画像を撮像したときにおける、構造物の被撮像部とカメラ11との距離を取得する装置である。距離は、通常、カメラ11による画像の撮像と同期して取得される。距離取得手段13は、特に限定されないが、例えば、撮像対象にレーザー光や超音波などを当て、撮像対象より反射される光の到着時刻を測ることによって物体までの距離を計測するレンジセンサ等の距離センサを用いることができる。また、例えば移動量取得手段12として車速パルス発生器等、所定位置から撮像位置までの移動量の実測が可能な車速センサを用いるとき、距離取得手段13は、複数の撮像時に前記移動量センサにより実測した移動量と、前記複数の撮像により得られる各画像データの中心から各画像データの特徴点までの距離とから、前記距離を算出する手段であってもよい。前記複数の撮像により得られる各画像データの中心から各画像データの特徴点までの距離(単位:ピクセル)に、画素の視野角をかけることで、各撮像位置において、特徴点に対応する被撮像物の位置とカメラ11とがなす直線と、カメラ11の移動手段による移動方向の直線とがなす角度をそれぞれ算出することができる。カメラ11の移動量と各撮像位置における上記角度とから、カメラ11から被撮像物までの距離を算出できる(三角測量)。
正規化処理部14は、カメラ11で撮像した複数の画像データのフレームを、所定位置から該撮像の位置までのカメラ11の移動量に基づき、移動手段の移動方向にそれぞれ変位する補正を行う移動処理部25(第1処理部)と、所定の画像データのフレームサイズとその画像データに対応する所定の距離とを基準として、距離取得手段13により取得された距離に応じてカメラ11で撮像した画像データのフレームサイズを拡縮する補正を行う拡縮処理部24(第2処理部又は第5処理部)とを有する。正規化処理は、例えば、被撮像物を走査方向へ1回走査して得られる複数の画像フレームについてある座標軸上で行われる。正規化処理部14の詳細は後に説明する。
結合処理部15(第3処理部又は第6処理部)は、移動処理部25と拡縮処理部24とで補正された複数の画像データを二次元座標上に配置し、二次元の画像を生成する。複数の画像の撮像中に距離取得手段13により取得されたカメラ11の移動量から、移動方向に隣接する画像フレームの移動方向の配置位置を計算し、二次元画像データを生成することができる。距離取得手段13のみに依存して、複数の画像フレームを二次元座標上に配置してもよいが、必要に応じて複数の画像フレームをカメラの移動方向に補正することが、得られる二次元画像に写る被撮像物のずれを少なくできる点から好ましい。このカメラの移動方向の補正の方法としては、例えば、隣接する二つの画像フレームが重なる部分の画像ピクセル値(画素値)の差分絶対値和が最小となるように補正したり、隣接する二つの画像フレームが重なる部分の画像ピクセル値の正規化相関によるマッチング法などを用いて補正したりする方法が挙げられる。なお、結合処理の一例は、図16、図17を用いて後述される。
また、本実施形態の画像処理装置は、二次元座標上に配置された画像(展開画像)を保存する画像保存装置16を備えていてもよい。
図2は、カメラを壁面に沿って移動させながら、カメラを移動方向に対して垂直方向に壁面上を走査させて、複数の画像フレームを連続的に取得する様子を説明する模式図である。カメラ11は走査型のラインセンサカメラである。カメラ11の視覚センサは移動方向に向けて伸びるように配置される。カメラ11は、トンネルの壁面2に沿って移動しながら壁面2を撮像する。撮像の際、カメラ11は壁面2を上方から下方に向かって走査しながら、複数回静止画を撮像する。カメラ11は、トンネルの一端から他端に至るまで壁面2上方から下方に向う走査を複数回行う。本実施形態において、1画素を取得可能な撮像素子を移動方向に一列に複数並べたラインセンサカメラを用いて壁面2を撮像する。図2において、被撮像部4a〜4iは隣り合う被撮像部の境界が重なっているが、隣り合う被撮像部の一部が重なるように走査しながら撮像することが好ましい。
図3は、本実施形態の画像処理装置の正規化処理の流れを示す図である。本実施形態の画像処理装置において正規化処理部14は、拡縮処理部24と移動処理部25とを含んでなる。拡縮処理部24は、カメラ11が撮像した複数の入力画像21と、距離取得手段13が取得した被撮像部−カメラ11間の距離22とを取得する。移動処理部25は、移動量取得手段12が取得した、ある画像が撮像されてからその次の画像が撮像されるまでのカメラ11の移動方向への移動量26を取得する。
正規化処理は、画像フレームの移動方向の処理である移動方向拡縮処理S101および移動方向移動処理S102と、走査方向の処理である走査方向拡縮処理S103を含んでなる。拡縮処理部24は、移動方向拡縮処理S101と走査方向拡縮処理S103とを行う。移動処理部25は、移動方向移動処理102を行う。
移動方向拡縮処理S101、移動方向移動処理S102、及び走査方向拡縮処理S103を経た出力画像データ27は結合処理部15において結合され、二次元画像データが生成される。
なお、図示した各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
図4は、カメラにより取得した入力画像データの座標系を示す図である。X軸は移動方向(水平方向)であり、Y軸は走査方向(垂直方向)である。入力画像の横幅(スキャンラインの素子数に相当する)は2wであり、高さ(スキャンラインの数)をhとし、画像上の左上の点を(−w,0)、右下を(w,h)とする。
<移動方向の拡縮処理>
図5を用いて移動方向の拡縮処理を説明する。図5は、取得した画像フレームの、距離の正規化処理に伴う、移動方向の拡縮処理を示す図である。処理対象となる画像フレームyを撮像した時の、カメラ11と撮像された壁面31との距離は、距離取得手段13によりD(y)と取得される。カメラ11と正規化の対象となる仮想的な壁面32との距離をDとする。本処理は、カメラ11により得られる各画像フレームのX軸方向について、すべて所定の距離Dから見たかのように補正する。具体的には、例えば下記式(1)を用いて、画像フレームyの移動方向の拡縮処理後のX座標を算出する。
Figure 0005429291
ここで、xは入力画像のX座標であり、xは移動方向の拡縮処理後のX座標である。
<移動方向の移動処理>
図6及び図7を用いて移動方向の移動処理を説明する。図6は、移動方向の拡縮処理を行った画像の、移動量の正規化処理に伴う、移動方向の移動処理を示す図である。カメラ11が壁面に沿って移動するため、各画像フレームの被撮像部は時間の経過とともに移動方向に移動する。本処理は、基準となる画像フレームのX軸の基準位置(例えば、画像フレーム0の中央のX座標(=0))に対する、他の画像フレームのX軸方向の位置を算出する。画像フレームyの、画像フレーム0に対する移動量は、移動量取得手段によりx(y)(単位:ピクセル)として取得されるものとする。
他の画像フレームyをx(y)だけ平行移動することで移動方向の補正を行う。したがって、移動方向の移動処理後のX座標x’は次式(2)の線形変換で表せる。
Figure 0005429291
図7は、拡縮処理及び移動方向の移動処理を行った画像フレームを示す図である。各画像フレームyは、画像フレーム0を基準として+x(y)だけX軸方向に平行移動する。
<走査方向の拡縮処理>
図8及び図9を用いて、走査(垂直)方向の拡縮処理を説明する。図8は、壁面を垂直方向に走査して撮影を行う様子を説明する断面図である。図8は、壁面31及びカメラ11のX軸方向に垂直な断面を示す。カメラ11を通るX軸方向の直線を中心にカメラ11をθν回転動作させるたびに静止画の撮影を行い、画像フレームy、画像フレームy+1を順に取得する。図9は、距離の正規化処理に伴う走査方向の拡縮を説明する断面図である。本処理は、各画像フレームのY軸方向について、すべて所定の距離Dから見たかのように補正する。カメラ11の撮像中心と画像フレームyとの距離は、距離取得手段13によりD(y)と取得される。各画像フレームyの垂直視野r(y)は、近似的に、下記式(3)を用いて計算できる。
Figure 0005429291
同様に、正規化後、つまり、カメラ11の撮像中心からの距離がDである、距離の正規化処理後の仮想壁面32を撮像したときの垂直視野rνは下記式(4)を用いて計算できる。
Figure 0005429291
各画像フレームyの拡縮率s(y)は、相似比から下記式(5)を用いて計算できる。
Figure 0005429291
となる。すなわち、走査方向拡縮処理は、拡縮率D/D(y)で各画像フレームyを拡縮する。
画像フレームの走査方向の位置yと正規化後の走査方向の位置y’との関係は、下記式(6)のように累積形式で表せる。
Figure 0005429291
以上の、移動方向の拡縮処理、移動方向の移動処理、及び走査方向の拡縮処理によって、本実施形態の正規化処理が行われる。図10は、正規化処理後の画像を示す図である。正規化処理後において、各画像フレームは取得画像の各画像フレームが拡縮された状態で並んでいる。
上記各処理は、本質的にはどのような順番でも行えるが、移動方向の拡縮処理と移動方向の移動処理は、垂直方向の拡縮処理の前に行うことが好ましい。移動方向の拡縮処理と移動方向の移動処理は、各画素フレームの高さがピクセル(画素)単位であると効率よく処理できる。ところが、垂直方向拡縮処理を行うと各画素フレームの高さはD/D(y)となるため、移動方向の拡縮処理及び移動方向の移動処理の対象となるデータは、通常ピクセル単位ではなくなる。よって、移動方向の拡縮処理及び移動方向の移動処理が非効率になる。
また、移動方向の拡縮処理は移動方向の移動処理の前に行うことが好ましい。移動方向の移動処理を移動方向の拡縮処理の前に行うことは、移動方向の移動処理後のX座標x’を上記式(2)を、更に下記式(7)のように変形することを意味する。
Figure 0005429291
式(7)において、カッコの中のxの加算(D(y)/D)x(y)が移動方向の移動補正である。この加算は、取得した移動量x(y)を取得した距離D(y)に応じて補正することを意味するため、非効率である。
以上より、正規化処理は、移動方向の拡縮処理、移動方向の移動処理、走査方向の拡縮処理の順に行うことが好ましい。
また、上記正規化処理は取得画像の各ピクセルが正規化によって、どのピクセルに変換されるかを表している。しかし、実際に画像を変換するときは、正規化後の画像における各ピクセルが、取得画像において対応するピクセルの情報を取得する、逆変換を用いたほうが変換結果の品質が良い。
X軸方向の逆変換は、線形変換であるので、下記式(8)により解析的に求められる。
Figure 0005429291
一方、Y軸方向の逆変換は、画像フレームの走査方向の位置yと正規化後の走査方向の位置y’との関係が、上記式(6)に示したように累積形式であるので数値計算で求める。
図11は、式(6)に基づいた、取得した各画像の垂直方向の位置yと正規化処理後の各画像の垂直方向の位置y’との関係を示すグラフである。例えばこのグラフを用いて逆変換を行うことができる。
図12は、本実施形態の画像処理装置が、撮像後に画像の正規化処理を行うフローチャートである。まず、カメラ11から正規化用の仮想壁面までの距離Dを拡縮処理部24に入力する(S201)。次いで、正規化処理部14は、カメラ11が撮像した各画像フレーム(入力画像21)に対応する壁面距離D(y)と移動量x(y)とを、距離取得手段13と移動量取得手段12とからそれぞれ取得する(S202)。次いで、拡縮処理部24及び移動処理部25は、上記式(8)に基づき、カメラ11によって入力された複数の入力画像についてそれぞれ、移動方向の拡縮処理と移動方向の移動処理を行う(S203)。次いで、拡縮処理部24は、S203において処理された各画像について、上記式(6)の逆関数を使って走査方向拡縮処理を行い、出力画像27を出力する(S204)。
本実施形態の画像処理装置は、各画像の上記正規化処理を終えたあと、結合処理部15にて正規化処理がなされた出力画像27を結合処理することで、画像を作成しこれを出力する。
図13は、画像データ取得から画像出力までのフローチャートである。まず、カメラ11は、撮像対象となる構造物の画像を撮像する(S301)。次いで、正規化処理部14は、取得した画像データをすべて正規化処理するまで、被撮像物の画像データを取得し、正規化処理を行う(S302〜S304)。S302において、被撮像物の画像データをすべて正規化処理したら、結合処理部15は正規化した画像データを読み込み、各画像を結合し、画像を作成する(S305〜S306)。
図14は、本実施形態の画像処理装置を用いて、図2に示される壁面を撮像し、生成した画像(展開画像)である。画像6には、図2における被撮像部4a〜4iに対応する画像フレーム7a〜7iと、壁面の模様3に対応する模様5のみが示されている。本発明の画像処理装置はトンネルに沿って移動しながら撮像する。移動速度が一定であるとは限らない。しかし、画像6に写っている壁面の模様5はずれていない。また、撮像中、移動速度や壁面までの距離が一定でなくても各画像フレームに写る撮影対象の大きさが正規化され、隣り合う画像をつなぎ合わせることができる。本実施形態の画像処理装置により得られる画像は、壁面の模様3に対応する模様5の位置を正しく認識することができる。
本実施形態の画像処理装置によれば、構造物に沿って移動しながら移動方向に対し交差する方向に走査して構造物を撮像して取得した複数の静止画像に、正規化処理及び結合処理を行うことにより、壁面の欠陥や模様の位置を正しく認識できる画像を生成できる。
なお、上述の通り、カメラ11としてエリアセンサカメラを用いても良い。このとき、得られた各画像フレームにおいて、通常、カメラ11と構造物の被撮像部との距離を同じ値とみなすため、各画像フレームで撮像される被撮像物の領域が大きくなるほど正規化結果の精度が低くなるおそれがあるが、構造物の撮像を短時間に行うことができる点において好ましい。
図15は、第1実施形態の変形例の画像処理装置を示す図である。第1実施形態の撮像と同様の構成については同一の番号を付し、説明を省略する。本変形例の画像処理装置は、第1実施形態の画像処理装置と同様、カメラ11、移動量取得手段12、距離取得手段13、正規化処理部14、結合処理部15を有する。本変形例の画像処理装置は、更に、他のカメラ11aと、カメラ11aから取得する画像を処理する正規化処理部14aと、カメラ11aがある画像を撮像してからその次の画像を撮像するまでのカメラ11aの移動方向への移動量又は移動速度を計測する移動量取得手段12aと、カメラ11aが画像を撮像したときにおける、構造物の被撮像部とカメラ11aとの距離を取得する距離取得手段13aとを備える。カメラ11と、カメラ11aとは、撮像対象の構造物のうちそれぞれ異なる領域を走査しながら移動する。カメラ11及び11aの、相対的な設置位置・視野方向・撮影タイミング差等は任意に設定することができる。正規化処理部14、14aで正規化処理された各画像フレームは結合処理部15へ入力され、結合処理が行われる。本変形例の画像処理装置によれば、上記第1実施形態と同様、壁面の欠陥や模様の位置を正しく認識できる画像を生成できる。
図16は、結合処理部が移動方向に隣接する画像フレームの結合処理を行う一例を示す模式図である。図16Aのように、結合処理前における画像フレームiの左上の頂点を(0,0)、画像フレームiの左上の頂点を(x,y)とする。まず、隣接するフレーム画像の理論的な重ね合わせ位置を探索開始位置(デフォルト値)に設定する(図16B)。このときの画像フレームiの左上の頂点を(0,0)、画像フレームiの左上の頂点を(x,y)とする。探索開始位置は、例えば車速移動情報を用いて算出可能である。次いで、移動方向に隣接する画像フレームi,jの相対位置をずらしながら、重ね合わせ具合を評価し、最も評価値の高い位置を探索する画像探索処理を実施する(図16C)。このときの画像フレームiの左上の頂点を(0,0)、画像フレームiの左上の頂点を(x’,y’)とする。次いで、最も評価値の高い位置に基づいて、隣接フレーム画像を重ね合わせる結合処理を実施する。重ね合わせ具合の評価に、例えば、画像フレームi、jのうち重なりあった領域(評価領域)の画像ピクセルにおける画像ピクセル値の差分絶対値和を使用することができる。通常、差分絶対値和が小さいほど、画像フレームi、jはずれの量が少なく重なっていることを意味する。
重ね合わせの評価領域におけるテクスチャ特徴量が不十分な場合、探索結果の位置が誤っていることがある。重ね合わせの評価領域のテクスチャ量を事前に評価し、所定のテクスチャ量に満たないときは、画像探索処理を実施せずに、デフォルト値を採用するように構成してもよい。ここでテクスチャ特徴量は、輝度値の分散、輝度微分値の分散などが用いられる。
図17は、結合処理部が移動方向に隣接する画像フレームの結合処理を行う一例を示すフローチャートである。画像フレームiに対する画像フレームjの探索開始位置を算出し(S401)、画像フレームiと画像フレームjの重ね合わせ評価領域のテクスチャ特徴量を算出する(S402)。テクスチャ特徴量が所定値以上(S403)であれば,探索処理を実施し重ねあわせ位置を出力する(S404)。テクスチャ特徴量が所定値未満(S403)であれば、探索開始位置を出力する(S405)。S404、S405において出力した画像フレームiに対する画像フレームjの位置に基づき、画像結合処理を行う(S406)。
図18〜26は、第2実施形態の画像処理装置を説明する図である。第2実施形態の画像処理装置は、セントルの境界位置を検出し、セントル境界位置の情報を活用して、セントル境界のずれのない品質の良い往復展開画像を生成する装置である。セントルとは、覆工コンクリートを打設するためのアーチ部の型枠支保工である。トンネル壁面にはトンネル円周方向に渡って直線状のコンクリートの繋ぎ目が存在する。このつなぎ目は型枠支保工の形状に由来する。本実施形態において、セントル境界はこのつなぎ目を意味する。
図18は第2実施形態の画像処理装置の構成図である。なお、第1実施形態と同様の構成要素は同一符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態の画像処理装置は、車などの移動装置に搭載され、トンネルを走行しながら、トンネルの壁面の片側を撮影する。第2実施形態の画像処理装置は、カメラ11、11a、距離取得手段13、移動量取得手段12、展開画像作成手段20、セントル境界検出手段(検出部)23、及び往復展開画像作成手段28(第4処理部)を有する。カメラ11、11aは、図15の第1実施形態の変形例の画像処理装置に設けられたものと同様である。距離取得手段13及び移動量取得手段12は、第1実施形態におけるそれらと同様であるため説明を省略する。展開画像生成手段20は、図1の画像処理装置における正規化処理部14及び結合処理部15を含む。カメラ11、11aにより撮像された複数の画像フレームに対し、正規化処理部14が移動量と距離とを用いて正規化処理を行い、結合処理部15が正規化処理された画像フレームを結合し、展開画像を生成する。このように構成された画像処理装置によって、トンネルの片側の壁面の展開画像を作成する。本画像処理装置は、往路と復路を走行中に、それぞれ片側の壁面の画像フレーム(画像データ)を収集し、それぞれ、往路展開画像と復路展開画像とを生成する。
セントル境界検出手段23は、作成された往路展開画像と復路展開画像から、セントル検知手段によって、セントル境界のデータを検知する。図19〜21はセントル境界を検知する手段を説明する図である。
図19Aは往路展開画像51であり、図19Cは復路展開画像55である。往路展開画像及び復路展開画像それぞれにおいて、縦方向の一部に渡って存在する走査方向のライン53のデータと縦方向全てに渡って存在する走査方向のライン52のデータとは画像処理によって異なるデータとして検知できる。往路又は復路の展開画像の縦方向全てに渡って存在する走査方向のライン52のデータをセントルの繋ぎ目を示すデータとして画像処理によって検知する。トンネル壁面の往路展開画像及び復路展開画像において、セントル境界が他の部分に対して明瞭に温度が異なるデータとして得られる点から、カメラ11は赤外線カメラであることが、好ましい。
図19Bは図19Aの展開画像の輝度値を水平方向に微分して得られる水平微分画像から垂直エッジ抽出を行うことにより算出した垂直エッジヒストグラムである。図19Dは図19Cの展開画像の輝度値を水平方向に微分して得られる水平微分画像から垂直エッジ抽出を行うことにより算出した垂直エッジヒストグラムである。図19B及び図19Dの垂直エッジヒストグラムは、横軸に水平画像位置(移動方向の画像位置)を、縦軸に微分値を表す。
また、所定の閾値t以上のピークを有する水平画素位置を検出し、セントル境界位置として記憶する。これは、トンネル開口位置を基準位置として記録する。図20Aは、往路展開画像及び復路展開画像の垂直エッジヒストグラムから、それぞれ、所定の閾値t以上のピークを有する水平画像位置をトンネルの入口から出口に向かって順に、縦に並べたテーブル40である。なお、セントル境界は画像上で幅を有する線として観測されるため、セントル境界位置には垂直エッジヒストグラムのピークが2つ観測されるが、隣接する同程度の値を有するピークの中間値を登録するようにしてもよい。
次に、往路展開画像と復路展開画像のセントル境界位置の対応付け処理を行う。図20Bは、テーブル40から、往路・復路の展開画像それぞれにおいて、セントル境界位置が移動方向の所定の範囲内になる水平画素位置を抽出し縦に並べたテーブル41である。また、画像データと同期して管理されているトンネル開口基準位置からの車両移動量に基づいて対応付けてもよい。また、セントルはトンネル設計仕様に基づき特定の間隔となっているため、この情報を用いて対応の精度を高めるようにしてもよい。
図21は、セントル境界のデータを検知するフローチャートである。往路・復路の各展開画像から垂直エッジ画像を作成し(S501)、往路・復路毎に、垂直エッジヒストグラムを作成し(S502)、垂直エッジヒストグラムにおいて、微分値が所定値以上である水平画像位置を抽出し(S503)、往路及び復路のセントル境界位置をそれぞれ登録し(S504)、往路及び復路のセントル境界位置を対応付ける(S505)。
往復展開画像生成手段28は、往路展開画像と復路展開画像のセントル境界位置に関し対応付けられたデータを用いて、往復展開画像を作成する。以下に、往復展開画像作成処理の実施形態を以下に示す。ここでは、往路展開画像を基準として復路展開画像を接合する説明とするが、復路展開画像を基準として往路展開画像を接合してもよい。
<第1の往復展開画像作成処理>
図22Aは往路展開画像51、図22Bは復路展開画像55、図22Cは復路展開画像に拡縮処理を行い得られる復路展開画像55である。
[Step1]往路のセントル境界区間[a,ai+1]に対応する、復路のセントル境界区間[b,bi+1]の部分展開画像の画像補正処理を行う。具体的には、移動方向にr=(ai+1−a)/(bi+1−b)倍の拡縮処理を行う。また、移動方向および走査方向にr倍の拡縮処理を行ってもよい。
[Step2]次に、往路展開画像51と、拡縮された復路展開画像55とを結合処理する。すなわち、画像探索処理を実施し、探索された重ね合わせ位置に基づいて結合処理を行う。結合処理は部分展開画像を単位として行うことができる。結合処理は図16、図17において説明したため、第2実施形態における説明を省略する。図23Aは、図22Aと同じ往路展開画像の往路展開画像51、図23Bは、図22Cと同じ拡縮処理を行った復路展開画像55である。図23Cは、往路展開画像の往路展開画像51と拡縮処理を行った復路展開画像55とを結合処理して得られる部分往復展開画像である。
図24は、第1の往路展開画像作成処理のフローチャートである。復路のセントル境界区間[b,bi+1]の部分展開画像をr倍だけ拡縮処理し(S601)、往路のセントル境界区間[a,ai+1]の部分展開画像と復路の拡縮後の部分展開画像とを結合処理する(S602)。セントル境界に挟まれるコンクリート壁面の画像データをすべて処理するまでS601とS602を繰り返す(S603)。
<第2の往復展開画像作成処理>
図25Aは往路展開画像51、図25Bは復路展開画像55、図25Cは復路展開画像に再配置処理を行い得られる復路展開画像55である。
[Step1]往路のセントル境界区間[a,ai+1]に対応する、復路のセントル境界区間[b,bi+1]の部分展開画像の再配置処理を行う。具体的には、復路展開画像55を構成する各画像フレーム56の移動方向の位置を、次の量dだけシフトする。
d={(ai+1−a)−(bi+1−b)}/N
は復路のセントル境界区間[b,bi+1]に存在する移動方向のフレーム接合数である。例えば図25Bに示されるセントル境界区間[b,bi+1]の部分展開画像においてフレーム接合数Nは3である。
このとき、復路の部分展開画像を構成する全フレーム画像に対して実施するのではなく、復路展開画像生成処理において、テクスチャ量が不十分なために画像探索処理が未実施となった画像フレームを記憶しておき、同画像フレームに対してのみ実施してもよい。その場合、同画像フレームの移動方向の位置を次の量dだけシフトする。
d={(ai+1−a)−(bi+1−b)}/M
は復路のセントル境界区間[b,bi+1]に存在する移動方向のフレーム結合数のうち、往路又は復路の展開画像生成処理において、画像探索処理が未実施となったフレームの数である。
[Step2]次に、往路展開画像51と、再配置された復路展開画像55とを結合処理する。すなわち、画像探索処理を実施し、探索された重ね合わせ位置に基づいて、第1の往路展開画像作成処理と同様に結合処理を行う。
図26は、第2の往路展開画像作成処理のフローチャートである。復路のセントル境界区間[b,bi+1]の部分展開画像を再配置処理し(S701)、往路のセントル境界区間[a,ai+1]の部分展開画像と復路の拡縮後の部分展開画像とを結合処理する(S702)。セントル境界に挟まれるコンクリート壁面の画像データをすべて処理するまで、S701とS702を繰り返す(S703)。
なお、上記第1及び第2の往復展開画像作成処理の[Step2]において、復路の展開画像を再構築するように、部分展開画像を構築する各画像フレームの単位で画像探索処理と画像結合処理を実施してもよい。
第2実施形態の展開画像作成装置によると、トンネルの内壁全体にわたり、ずれや縮尺のばらつきを少なく被撮像物の画像データをつなぎ合わせて、品質の高い往復展開画像を生成することができる。例えば、往路と復路で、車速、又はカメラから壁面までの距離が異なったり、一定でなかったりしても、品質の高い往復展開画像を生成できる。
上記第1実施形態及び第2実施形態の画像処理装置は、例えば一般的なコンピュータを用いて実現できる。図27は、一般的なコンピュータを用いて実現した第1実施形態の画像処理装置100の一例を示す模式図である。コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)140、ROM(Read Only Memory)150、RAM(Random Access Memory)160を含む。CPU140は、バス180を介してROM150、RAM160と接続される。また、コンピュータ110は、カメラ11、距離取得手段13、移動量取得手段12、画像保存装置16と接続されている。画像処理装置100全体の動作はCPU140によって統括制御される。コンピュータ110は、上記正規化処理(拡縮処理及び移動処理)、結合処理を行う。CPU140は、所定のプログラムに従ってカメラ11、距離取得手段13、移動距離取得手段12、画像保存装置16を制御する制御手段として機能するとともに、上記正規化処理(拡縮処理及び移動処理)及び結合処理など各種演算を実施する演算手段として機能する。RAM160は、プログラムの展開領域及びCPU140の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用される。ROM150には、CPU140が実行するプログラム及び制御に必要な各種データや、カメラ11、距離取得手段13、移動距離取得手段12、及び画像保存装置16の動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。矛盾のない限りにおいて、複数の実施例を組み合わせても構わない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
2 壁面
3 壁面の模様
4a〜4i 被撮像部
5 展開画像に写る壁面の模様
6 展開画像
7a〜7i 被撮像部4a〜4iを撮影した画像フレーム
11 カメラ
12 移動量取得手段
13 距離取得手段
14 正規化処理部
15 結合処理部
16 画像保存装置
21 入力画像
22 被撮像部とカメラとの距離
23 セントル境界検出手段
24 拡縮処理部
25 移動処理部
26 移動量
27 出力画像
28 往復展開画像生成手段
31 壁面
32 仮想壁面
40、41 テーブル
51 往路展開画像
52 セントルのつなぎ目を示すライン
53 変状現象を示すライン
55 復路展開画像
56 画像フレーム

Claims (13)

  1. 移動手段で移動しながら被撮像物を複数回撮像して得た画像データを処理する画像処理
    装置において、
    前記移動手段に設けられ、前記移動手段で移動しながら前記被撮像物を複数回撮像して
    前記画像データを取得するカメラと、
    前記移動手段に設けられ、所定位置から撮像位置までの前記カメラの移動量を取得する
    移動量取得手段と、
    前記移動手段に設けられ、撮像時における前記被撮像物の被撮像部と前記カメラとの距
    離を取得する距離取得手段と、
    前記カメラで撮像した複数の画像データのフレームを、前記所定位置から該撮像の位置
    までの前記カメラの移動量に基づき、前記移動手段の移動方向にそれぞれ変位する補正を
    行う第1処理部と、
    所定の画像データのフレームのサイズと該画像データに対応する所定の距離とを基準と
    して、前記距離取得手段により取得された距離に応じて前記カメラで撮像した画像データ
    のフレームのサイズを拡縮する補正を行う第2処理部と、
    前記第1処理部と前記第2処理部とでそれぞれ補正された複数の画像データを二次元座
    標上に配置して、画像を生成する第3処理部と
    を備え、
    前記第3処理部は、補正された画像データに基づき、テクスチャ特徴量を評価し、前記テクスチャ特徴量が所定値以上であれば、
    前記補正された画像データを用い、前記配置のときに、隣接する画像との重ね合わせ領域において、画像ピクセル値の差分の絶対値がもっとも小さくなるような画像配置位置を検索し、前記検索の結果に基づき複数の画像を配置し、
    前記テクスチャ特徴量が所定値未満であるときには、
    前記移動量に基づいて前記複数の画像を配置することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2処理部は、前記カメラで撮像した画像データのフレームのサイズを前記移動手
    段による移動方向に拡縮処理する第1拡縮処理部と、前記カメラで撮像した画像データの
    フレームのサイズを前記移動方向に対して交差する方向に拡縮する第2拡縮処理部とを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1拡縮処理部は、前記第1処理部によって補正された画像データのフレームのサ
    イズを拡縮することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2拡縮処理部は、前記第1拡縮処理部によって補正された画像データのフレーム
    のサイズを前記移動方向に対して交差する方向に拡縮することを特徴とする請求項3に記
    載の画像処理装置。
  5. 前記第2拡縮処理部は、前記第1拡縮処理部及び前記第1処理部によって補正された画
    像データのフレームのサイズを前記移動方向に対して交差する方向に拡縮することを特徴
    とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 更に、前記移動手段による前記移動方向に対して交差する方向に前記被撮像物の被撮像
    部を前記カメラで走査するための走査手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記移動手段で移動する方向に対して交差する方向は、前記移動方向に対して垂直であ
    ることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記距離取得手段は、前記被撮像物の被撮像部と前記カメラとの距離を実測する距離セ
    ンサであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記移動量取得手段は、複数の撮像時にそれぞれ前記距離センサにより実測した前記被
    撮像物の被撮像部と前記カメラとの距離と、前記複数の撮像により得られる画像データの
    特徴点の変位量とから前記カメラの移動量を算出する手段であることを特徴とする請求項
    8に記載の画像処理装置。
  10. 前記移動量取得手段は、前記カメラの移動方向の移動量を実測する移動量センサである
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記距離取得手段は、複数の撮像時に前記移動量センサにより実測した移動量と、前記
    複数の撮像により得られる各画像データの中心から各画像データの特徴点までの距離とか
    ら、前記被撮像物の被撮像部と前記カメラとの距離を算出する手段であることを特徴とす
    る請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記被撮像物は複数の型枠を用いて形成したトンネルの内壁であり、前記カメラの移動
    方向は前記トンネルの開口部の一端から他端へ向かう方向であり、
    更に、前記壁面の一部を撮像して生成された第1の二次元画像と、前記壁面の他の部分
    を撮像して生成された第2の二次元画像とにおいて、それぞれ型枠のつなぎ目の画像デー
    タを検出する検出部と、
    前記第1の二次元画像における型枠のつなぎ目の画像データと、前記第2の二次元画像
    データにおける型枠のつなぎ目の画像データとに基づき、前記第1の二次元画像データと
    前記第2の二次元画像とを二次元座標上に配置する第4処理部と
    を備えることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 移動しながら被撮像物を複数回撮像して得た画像データを処理する画像処理方法におい
    て、
    移動しながらカメラで前記被撮像物を複数回撮像して画像データを取得する工程と、
    所定位置から撮像位置までの前記カメラの移動量を取得する工程と、
    撮像時における前記被撮像物の被撮像部と前記カメラとの距離を取得する工程と、
    前記カメラで撮像した複数の画像データのフレームを、所定位置から該撮像の位置まで
    の前記カメラの移動量に基づき、移動しながら被撮像物を複数回撮像するための移動手段の移動方向に変位する補正を行う第1処理工程と、
    所定の画像データのフレームサイズと該画像データに対応する所定の距離とを基準とし
    て、前記距離を取得する工程において取得された距離に応じて前記カメラで撮像した複数の画像データのフレームサイズを拡縮する補正を行う第2処理工程と、
    前記第1処理工程と前記第2処理工程とで補正された前記画像データを二次元座標上に
    配置して、画像を生成する第3処理工程とを備え
    前記第3処理工程において、補正された画像データに基づき、テクスチャ特徴量を評価する工程を含み、
    前記テクスチャ特徴量が所定値以上であれば、
    前記補正された画像データを用い、前記配置のときに、隣接する画像との重ね合わせ領域において、画像ピクセル値の差分の絶対値がもっとも小さくなるような画像配置位置を検索し、前記検索の結果に基づき複数の画像を配置し、
    前記テクスチャ特徴量が所定値未満であるときには、
    前記移動量に基づいて前記複数の画像を配置することを特徴とする画像処理方法。
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