JP5162412B2 - トンネル壁面撮影装置 - Google Patents
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Description
本発明が解決しようとする第2の課題は、撮影対象のトンネル内の線路上を走行する車両上に設置されたラインセンサカメラで撮影して得られたトンネル壁面画像を前記車両の進行方向の速度データによって補正し、歪のないトンネル壁面画像を得るトンネル壁面撮影装置であって、前記速度データを非接触で取得することである。
即ち、補正された画像はトンネルの進行方向に対する画素間の距離が正しく正規化されているので、画像から直接ひび割れなどの変状の位置、幅、長さを精密に計測でき、歪のないトンネル壁面画像が得られるようになった。
また、速度データを非接触で取得できるので、撮影の都度、トンネル壁面撮影装置を搭載する車両を改造する必要がなくなった。
更にまた、ビデオ画像を信号処理して速度データを非接触で取得するようにしたので、トンネル壁面撮影装置に新たに速度センサを取り付ける必要がなくなった。
信号処理装置10による前記探索は、輝度差の二乗和を求める数式1、又は差分絶対値総和ε(d)を求める数式2を用いて、或いは、正規化相互相関r(d)を求める数式3を用いて行われる。但し、これらの数式において、Iは画像の輝度、xは画像中のピクセルの位置、dは画素移動量、εは残差、rは相関値を表す。
数式1又は数式2を用いて、或る時間tにおけるフレーム画像と隣接する時間t+1におけるフレーム画像を比較したとき、上述の注目領域が一致したときには、輝度差の二乗和又は差分絶対値総和ε(d)は最小になる。従って、輝度差の二乗和又は差分絶対値総和ε(d)が最小になる距離d、即ち画素移動量dを求めることができる。
一方、車両速度検出装置は、距離計16を用いて、ビデオカメラ15からトンネル壁面までの距離計測を行い(108)、距離データLを記憶部12に記憶する。距離計16には、ステレオカメラを用いた距離計、レーザー距離計、超音波距離計が利用できる。また、距離データLは、距離計16を用いずに、既存のトンネル断面図面を用いて算出して取得し、予め記憶部12に予め記憶しておいたものを利用することもできる。
全フレーム画像の画素移動量dが得られ、且つビデオカメラ15からトンネル壁面までの距離計測が終了すると、車両速度検出装置は、実移動量を算出し、車両速度を算出する。即ち、制御部11はiが全フレーム画像数になったと判定したときには、記憶部12に保存されている画素移動量d、即ち得られた全フレーム画像の画素移動量dと、ビデオカメラ15からトンネル壁面までの距離データLに基づいて実移動量Dを算出し(109)、この実移動量から車両速度を算出する(110)。
次に、ラインセンサカメラ25が撮影したトンネル壁面影画像を車両速度で補正する方法の一例を説明する。車両速度によるラインセンサカメラ25のトンネル壁面画像の補正処理は、図5の流れに従って行われる。ラインセンサカメラ25は、上述のビデオカメラ15と同時に撮影対象のトンネル壁面を撮影し、そのトンネル壁面画像データは記憶部22に記憶されている(201)。
V [km/h]、欲しい解像度を A [mm/pixel]、実際のカメラのラインレートをN [Hz]とすると、速度Vの時に解像度Aで撮影するための目標ラインレートM [Hz]は数式3の如くとなる。
= 10000 [Hz]となる。ここで、実際のカメラのラインレートを5000[Hz]だとすると、M/N
= 10000/5000 =
2となり、2倍のライン数になるように内挿すればよいこととなる。即ち、1ラインごとに1ライン挿入すれば画像の補正ができる。
2 ラインセンサカメラ画像データ補正装置
10 信号処理部
11 制御部
12 記憶部
13 モニター
14 プリンタ
15 ビデオカメラ
16 距離計
20 信号処理部
21 制御部
22 記憶部
23 モニター
24 プリンタ
25 ラインセンサカメラ
Claims (7)
- 撮影対象のトンネル内の線路上を走行する車両に搭載されたラインセンサカメラで撮影して得られたトンネル壁面画像を前記車両の進行方向の速度データによって補正するトンネル壁面撮影装置において、
前記車両の進行方向の速度データは、トンネル壁面に向けて前記車両に設置されたビデオカメラで前記ラインセンサカメラによるトンネル壁面撮影と同時に撮影したビデオ画像を信号処理装置で処理して得られたものであること、及び、
前記信号処理装置の処理は、前記ビデオ画像の各フレーム画像間で画像相関を取って画素移動量を算出するステップ、算出された画素移動量から画像解像度を用いて実際の移動量を取得するステップ、及びビデオフレームレートを用いて車両速度に変換して速度データを取得するステップからなることを特徴とするトンネル壁面撮影装置。 - 前記画像解像度は、前記ビデオカメラのCCDの大きさ並びに焦点距離、及び前記ビデオカメラからトンネル壁面までの距離から求められるものであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル壁面撮影装置。
- 前記距離は、ステレオカメラを用いて取得されたものであることを特徴とする請求項2に記載のトンネル壁面撮影装置。
- 前記距離は、レーザー距離計を用いて取得されたものであることを特徴とする請求項2に記載のトンネル壁面撮影装置。
- 前記距離は、超音波距離計を用いて取得されたものであることを特徴とする請求項2に記載のトンネル壁面撮影装置。
- 前記距離は、トンネル断面図面を用いて取得されたものであることを特徴とする請求項2に記載のトンネル壁面撮影装置。
- 前記画像解像度は、前記車両に設置された2点間の距離が既知の平行レーザーポインタをトンネル壁面に照射し、前記ビデオカメラのビデオ画像中の2つのレーザーポイント間の距離から算出して求められるものであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル壁面撮影装置。
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