JP6594180B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラムに関し、特に、主被写体又は背景の移動量を検出する技術に関する。
撮像装置をパンニングさせて撮影を行った場合に、得られた複数の画像フレーム間での被写体の移動量を検出して広角画像を合成する画像処理が行われている。画像フレーム間の被写体の移動量を検出する方法としては、撮像装置の動きに関するジャイロセンサや加速度センサ等の情報を用いる方法がある(特許文献1参照)。また、撮像装置の動きの大きさを示す情報を用いて、画像フレーム間の動き量を検出するための探索範囲を変更する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−261309号公報 特開2013−165485号公報
しかし、上記従来技術では、撮像装置に発生する熱や撮像装置の操作等に起因して撮像装置の動きに関する情報が正しく測定されなかった場合、画像フレーム間での正しい動き量を検出することができずに、不自然な合成画像が生成されてしまうという問題がある。
本発明は、撮像装置の動き量を正確に検出して画像合成を行うことができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段を所定の方向に動かしながら複数の画像を連続的に撮影する際の前記撮像手段の動き情報を検出する検出手段と、前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成手段と、を備え、前記撮像手段が前記複数の画像を連続的に撮影する際の前記撮像手段の動きは、前記撮像手段のパンニングまたはティルティングであり、前記検出手段は、前記動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出し、前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をそれぞれのデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内であり、且つ、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第1の閾値以下である場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮しないことを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置の動きに関する情報が正しく検出されなかった場合でも、画像フレーム間の正しい動き量を検出することができ、これにより自然な合成画像を生成することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラをパンニングさせながら連続撮影を行うことによって得られた画像の例と、画像を合成した流し撮り画像の例を示す図である。 図1に示すデジタルカメラによる流し撮り画像の合成処理のフローチャートである。 ステップS303での動き状態判定処理のフローチャートである。 ステップS301の撮影中に動き検出部から出力される角速度と角加速度の変化パターンの例を示す図である。 基準状態でのステップS304における動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定方法を模式的に示す図である。 図5(a)〜(d)の動き検出部からの出力値に対する動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定方法を説明する図である。 図1に示すデジタルカメラによる広角画像の合成処理のフローチャートである。 ステップS901で撮影した複数の画像と、複数の画像を合成した広角画像の図である。 ステップS806での複数の画像の位置合わせ処理を模式的に説明する図である。 ステップS807での複数の画像の境界付近を合成する処理を模式的に説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラ100の概略構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、制御部101、ROM102、RAM103、光学系104、撮像部105、A/D変換部106、画像処理部107、記憶媒体108、表示部109及び動き検出部110を有し、これらはバス111により通信可能に接続されている。
ROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作プログラム、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を格納する。制御部101は、CPUを有し、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作プログラム等をROM102から読み出し、RAM103に展開することにより、各ブロックの動作を制御すると共に、デジタルカメラ100の全体的な制御を行う。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作において出力されるデータ等を一時的に記憶する。また、RAM103は、制御部101のCPUが動作プログラム等を展開するための作業領域を有する。
光学系104は、フォーカスレンズやズームレンズ等のレンズ群や絞り等を有し、被写体像(光学像)を撮像部105に結像させる。撮像部105は、光学系104を通して結像した光学像を光電変換によりアナログ電気信号に変換する撮像素子であり、具体的には、CCDセンサやCMOSセンサ等である。A/D変換部106は、撮像部105から入力されたアナログ電気信号をデジタル信号である画像データに変換するA/D変換を行い、生成した画像データをRAM103に出力して、記憶させる。
画像処理部107は、RAM103に記憶された画像データに対してホワイトバランス(WB)調整、色補間、フィルタリング等、各種の画像処理を実行する。本実施形態において画像処理部107で実行される特徴的な処理については後述する。記憶媒体108は、例えば、デジタルカメラ100の本体に対して着脱可能なメモリカード等であり、RAM103に記憶されている各種の画像データを保存し、また、保存した画像データをRAM103へ供給する。表示部109は、液晶ディスプレイ等の表示装置を含む。なお、撮像部105、画像処理部107及びRAM103が協働することによって、表示部109に、所謂、スルー表示(ライブビュー表示)を行うことができる。
動き検出部110は、ジャイロセンサ等を有し、デジタルカメラ100の動き量(以下「カメラ動き情報」という)を検出する。具体的には、カメラ動き情報として、デジタルカメラ100の単位時間当たりの角度変化に基づく、ヨー方向とピッチ方向の各方向の角速度と角加速度が検出される。
<第1実施形態>
次に、画像処理部107の特徴的な画像処理について説明する。ここでは、主被写体の動きに合わせてデジタルカメラ100をパンニングさせながら撮影を行うことにより、主被写体の動きが止まり、背景を流したような効果がある画像(流し撮り画像)を生成する例を取り上げる。
図2(a),(b),(c),(d)はそれぞれ、デジタルカメラ100をパンニングさせながら連続撮影を行うことによって得られた画像201,202,203の例を示す図である。また、図2(e)は、図2(a)〜(d)の画像を合成した合成画像(流し撮り画像)205の例を示す図である。
図2(a)〜(c)の画像201〜203は、デジタルカメラ100のパンニング動作を検出するために用いられる。また、図2(d)の画像204から主被写体220(ここでは、車と運転手)を含む主被写体領域210が特定される。そして、画像201〜204を用いて、主被写体220以外の領域を背景として、背景画像を流すような画像処理が行われる。これにより、主被写体220だけが止まって背景が流れているような、図2(e)に示す合成画像205(流し撮り画像)を生成することができる。画像処理部107は、制御部101の制御下で、合成画像205を生成する。
図3は、デジタルカメラ100による流し撮り画像の合成処理のフローチャートである。図3の各ステップの処理は、制御部101が、ROM102から読み出した所定のプログラムをRAM103上に展開し、デジタルカメラ100を構成する各部の動作や処理を制御することによって実現される。
ステップS301において制御部101は、画像情報を取得する。具体的には、ステップS301では、制御部101の制御下において、撮像部105がデジタルカメラ100のパンニングにより時間的に連続する複数の画像を取得(撮影)する。ステップS302において制御部101は、デジタルカメラ100のパンニング中のカメラ動き情報を動き検出部110により取得する。つまり、ステップS301での撮影中に、動き検出部110は、カメラ動き情報として、ヨー方向とピッチ方向の各方向の動きを検出する。
ステップS303において制御部101は、ステップS302で取得したカメラ動き情報に基づき、デジタルカメラ100の動き状態を判定する。ステップS303の動き状態判定処理により、動き検出部110から出力されるカメラ動き情報が所定の精度を満たしているか否かが判定される。なお、動き状態判定処理の詳細については後述する。
ステップS304において制御部101は、ステップS301で撮影した画像間の動きベクトルの探索位置と探索範囲を設定する。このとき、ステップS303での動き状態判定処理の判定結果に基づいて、制御部101は、動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定方法を変更する。なお、ステップS304の処理の詳細については後述する。
ステップS305において制御部101は、ステップS304で設定した動きベクトルの探索位置と探索範囲で動きベクトル探索を行い、動きベクトルを検出する。例えば、図2(c),(d)の画像203,204での画像間の動きベクトルを検出する。動きベクトルの検出には、テンプレートマッチング方式等の一般的な手法を用いることができる。テンプレートマッチング方式では、基準となる画像(基準画像)と対象画像(ベクトル検出画像)との間のずれ量を所定の範囲のテンプレートを作って比較し、比較値が最も小さくなる位置を動きベクトルとして検出する。
続いて、ステップS306において制御部101は、ステップS305で検出した動きベクトルに対して、ステップS302で検出したカメラ動き情報に近い動きベクトルを背景領域であると判定し、それ以外を主被写体領域であると判定する。こうして、主被写体領域が、背景領域から分離、抽出される。
ステップS307において制御部101は、ステップS306で判定した背景領域に対してボカシ処理を含めた画像処理を行い、流し撮り画像を合成する。背景領域に対してボカシ処理を行う方法としては、デジタルカメラ100のパンニングの方向に対して方向性を持たせたフィルタリング処理を行う等の周知の手法(例えば、特開2006−165600号公報記載の技術)を用いることができる。ステップS307の処理の終了により、本処理は終了となる。
次に、上述したステップS303の動き状態判定処理の詳細について説明する。図4は、動き状態判定処理のフローチャートである。ステップS401において制御部101は、ステップS301において複数の画像が撮影される間の動き検出部110からの出力である角加速度が安定していたか否かを判定する。
図5は、動き検出部110から出力される角速度と角加速度の変化パターンの例を示す図である。ここでは、デジタルカメラ100の動き状態を、角速度と角加速度を用いて4つの状態に分け、それぞれを図5(a)〜(d)に示している。図5(a)〜(d)の各図において、横軸には時系列的な撮影フレーム(時間)が取られており、縦軸には撮影フレームに対する角速度と角加速度が取られている。
角加速度の変化が大きい場合には、デジタルカメラ100のパンニングにおける速度変化が不規則となっていると考えられる。そこで、角加速度の値のプラス側とマイナス側のそれぞれに閾値TH1,TH2を設け、閾値TH1,TH2の範囲を超える値を取る画像フレームがあった場合に、角加速度は安定してないと判定するものとする。閾値TH1,TH2の値は、実験結果に基づいて定めることができる。
図5(a)は、パンニングの角速度が遅く、且つ、角加速度が安定している例であり、図5(b)は、パンニングの角速度が速く、且つ、角加速度が安定している例であり、いずれの場合も撮影時のパンニング動作が安定している例である。一方、図5(c),(d)は、角加速度が安定していないために、パンニングの角速度の変化が大きい、つまり、撮影時のパンニングの動作が安定しない例である。
制御部101は、角加速度が安定している場合(S401でYES)、処理をステップS402へ進め、角加速度が安定していない場合(S401でNO)、処理をステップS405へ進める。
ステップS402において制御部101は、動き検出部110からの出力である角速度の絶対値が第1の閾値以下であるか否かを判定する。つまり、角加速度が安定している状態であると共に、パンニング中の状態が静止に近いか否かを判定する。
ステップS402の判定について、図5(a),(b)を例に説明する。図5(a),(b)では、角速度に第1の閾値TH11が設定されている。図5(a)では、角速度が±TH1の範囲内に収まっている。このようにパンニング量が小さい場合には、例えば、ユーザによる手振れの影響が大きく現れていると考えられる。また、動き検出部110からの出力値は、デジタルカメラ100の内部で発生する熱や撮影環境等の影響によりオフセットが一定とならない。そのため、動き検出部110からの信号値が小さい場合には、オフセットの揺らぎに動き検出部110からの信号値が埋もれてしまい、動き検出部110からの信号値の精度が低下している可能性が高いと考えられる。一方、図5(b)では、角速度が常に+TH11よりも大きい範囲にある。この場合、前述の場合と異なり、動き検出部110からの信号値に精度低下はないと判定することができる。
よって、制御部101は、角速度の絶対値が第1の閾値TH11以下である場合(S402でYES)、処理をステップS403へ進める。ステップS403において制御部101は、動き検出部110からの出力(角速度、角加速度)に信頼性がないと判定し、動きベクトルを探索するための探索位置と探索範囲の設定に対してカメラ動き情報を考慮しない。一方、制御部101は、角速度の絶対値が第1の閾値TH11より大きい場合(S402でNO)、処理をステップS404へ進める。ステップS404において制御部101は、動き検出部110からの出力に信頼性があると判定し、動きベクトルを探索するための探索位置と探索範囲の設定に対してカメラ動き情報を考慮する。
ステップS405において制御部101は、動き検出部110からの出力である角速度の絶対値が第2の閾値以上となっている画像フレームがあるか否かを判定する。ステップS405の判定について、図5(c),(d)を例に説明する。図5(c),(d)では、角速度に第2の閾値TH12が設定されている。図5(c)には、角速度が第2の閾値TH12を超えている画像フレームがあるが、図5(d)には、角速度が第2の閾値TH12を超えている画像フレームはない。
制御部101は、角速度が第2の閾値TH12以上の画像フレームがある(S405でYES)、処理をステップS406へ進める。ステップS406において制御部101は、動き検出部110からの出力に信頼性がないと判定し、動きベクトルを探索するための探索位置と探索範囲の設定に対してカメラ動き情報を考慮しない。一方、制御部101は、角速度が第2の閾値TH12より小さい場合(S405でNO)、処理をステップS407へ進める。ステップS407において制御部101は、動き検出部110からの出力に信頼性がないと判定し、動きベクトルを探索するための探索位置と探索範囲の設定に対してカメラ動き情報を考慮しない。
なお、ステップS401において角加速度の値が安定していないと判定された時点で、カメラ動き情報に信頼性がないと判定されている。本実施形態では、ステップS303の次のステップS304において第2の閾値TH12に応じて異なる設定を行うため、ステップS405〜S407の処理を設けている。また、ここでは、第2の閾値TH12として1つの値を設けた場合について説明したが、図5(d)に示すように、角速度のプラス側とマイナス側にそれぞれ第2の閾値TH12と第3の閾値TH13を設けてもよい。この場合、全ての画像フレームの角速度が、第2の閾値TH12と第3の閾値TH13との間の範囲に収まっているか否かが判定され、処理は、納まっていない場合はステップS406へ、納まっている場合はステップS407へ進められる。
制御部101は、ステップS403,404,406,407により本処理を終了させ、ステップS304へ処理を進める。
次に、ステップS304での画像間の動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定処理の詳細について説明する。動きベクトルを探索するための設定は、ステップS303のカメラ動き状態判定結果を用いて制御される。ステップS303のカメラ動き状態判定でカメラ動き情報が信頼に足ると判定された場合を基本状態と規定し、この基本状態で動きベクトルを探索するための位置と範囲の設定方法について、図6を参照して説明する。
図6は、基準状態での動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定方法を模式的に示す図である。図6(a)は、動きベクトルを探索するためのテンプレート位置を説明する図である。テンプレートマッチングでは、被写体の移動量を検出するために、基準画像と動きベクトルの検出対象であるベクトル検出画像のいずれか一方の画像から、テンプレート画像と呼ばれる小領域の画像を決定する。図6(a)には、ベクトル検出画像601に、等間隔に配置した複数のテンプレート画像群620が示されており、テンプレート画像群620のうちの1つを、説明の便宜上、テンプレート画像621としている。
図6(b)は、基準画像600とベクトル検出画像601の対応領域を説明する図である。基準画像600とベクトル検出画像601には、破線651から破線652の間の範囲で、同じ被写体が写っているものとする。
ベクトル検出画像601で決定したテンプレート画像621の領域の位置を、起点(動きベクトルを算出するための探索位置のデフォルト設定値)とする。基準画像600では、ベクトル検出画像601のテンプレート画像621に対応するテンプレート画像622の位置に対してカメラ動き情報分をオフセット631として移動させた位置を動きベクトルの探索開始位置とする。そして、この探索開始位置の周囲のベクトル探索範囲641(動きベクトルを算出するための探索範囲のデフォルト設定値)をテンプレート画像621と比較し、相関の高い位置とテンプレート画像621との位置のずれを動きベクトルとして検出する。この操作を、テンプレート画像群620の全ての領域について行い、テンプレート画像群620の画像数だけの動きベクトルを検出する。
ここで、カメラ動き情報は、動き検出部110からの出力値である角速度と角加速度であるため、これらの出力値を画像上の移動量に変換する必要があり、その変換には、例えば、下記式1を用いることができる。下記式1は、動き検出部110から出力される角速度から移動した角度を求め、画素ピッチで除算することで画像上の移動量を求める式である。
なお、画像上の移動量を求める方法は、これに限定されるものではない。例えば、画角が既知であれば、撮像部105での露出(撮像素子への電荷蓄積)開始タイミングから露出終了タイミングまでの各サンプリング周期で出力される角速度と画角とを積算した評価値を画素ピッチで除算することで、画像上の移動量を求めることができる。
続いて、動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定を制御する方法について、図5乃至図7を参照して説明する。図7(a)〜(d)はそれぞれ、図5(a)〜(d)の動き検出部110からの出力値(角速度、角加速度)に対する動きベクトルの探索位置と探索範囲の設定方法を説明する図である。
動き検出部110からの出力値が図5(a)の通りである場合、動きベクトルの探索位置の設定は図7(a)に示すように行われ、基準画像700に探索開始位置722aとベクトル探索範囲740aが設定される。探索開始位置722aは、カメラ動き情報分をオフセットとして用いておらず、よって、ベクトル検出画像601のテンプレート画像621(図6参照)と同じ位置に設定される。また、ベクトル探索範囲740aは、図6(b)に示した基本状態の探索範囲と比べて、より狭い範囲に設定される。
動き検出部110からの出力値が図5(b)の通りである場合、動きベクトルの探索位置の設定は図7(b)に示すように行われ、基準画像700に探索開始位置722bとベクトル探索範囲740bが設定される。図7(b)は図6(b)と同等である。探索開始位置722bはテンプレート画像622に、カメラ動き情報分のオフセット731はカメラ動き情報分のオフセット631に、ベクトル探索範囲740bはベクトル探索範囲641にそれぞれ対応している。図6(b)を参照して説明した通り、動きベクトルの探索開始位置は、探索開始位置722bをオフセット731分だけ移動させた位置となる。
動き検出部110からの出力値が図5(c)の通りである場合、動きベクトルの探索位置の設定は図7(c)に示すように行われ、基準画像700に探索開始位置722cとベクトル探索範囲740cが設定される。探索開始位置722cは、図7(a)の探索開始位置722aと同じである。ベクトル探索範囲740cは、図7(b)に示した基本状態のベクトル探索範囲740b及び後述する図7(d)に示すベクトル探索範囲740dよりも広い範囲に設定される。
動き検出部110からの出力値が図5(d)の通りである場合、動きベクトルの探索位置の設定は図7(d)に示すように行われ、基準画像700に探索開始位置722dとベクトル探索範囲740dが設定される。探索開始位置722dは、図7(a)の探索開始位置722aと同じである。ベクトル探索範囲740dは、図7(c)に示したベクトル探索範囲740cよりも狭いが、図7(b)に示した基本状態のベクトル探索範囲740bよりも広い範囲に設定される。
なお、図7(a)〜(d)のそれぞれのベクトル探索範囲740a〜740dは、デジタルカメラ100の撮像部105(撮像素子)のセンササイズ、焦点距離、画素数、画像間のパンニング時の角度、テンプレートの画像サイズに応じて実験的に決定される。例えば、APS-Cサイズの撮像素子、焦点距離が18mm、1画像毎のパンニングの角度が2.5度、解像度が20万画素、テンプレートの画像サイズが256×256画素の場合を考える。この場合、ベクトル探索範囲740aは64×64画素、ベクトル探索範囲740bは128×128画素、ベクトル探索範囲740cは512×512画素、ベクトル探索範囲740dは256×256画素が目安となる。
以上の説明の通り、本実施形態では、動き検出部110が検出するデジタルカメラ100の動き情報が信頼できるものか否かを判定し、動きベクトル検出の探索範囲や探索開始位置を変更することによって適切なベクトル検出を行う。これにより、デジタルカメラ100で発生する熱やユーザのデジタルカメラ100の操作によりデジタルカメラ100の動きに関する情報が正しく測定されない場合でも、画像フレーム間で正しい動き量を検出することができる。したがって、パンニング撮影により得られた複数の画像から自然な流し撮り画像を合成することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、所謂流し撮りによる流し撮り画像の合成処理について説明した。これに対して第2実施形態では、第1実施形態で説明した動きベクトルの探索位置と探索範囲を決定する構成を利用して、デジタルカメラ100をパンニングさせて連続的に複数の画像を撮影し、撮影画像から広角画像を合成する処理について説明する。
図8は、デジタルカメラ100による広角画像の合成処理のフローチャートである。図8の各ステップの処理は、制御部101が、ROM102から読み出した所定のプログラムをRAM103上に展開し、デジタルカメラ100を構成する各部の動作や処理を制御することによって実現される。
ステップS801〜S805のそれぞれの処理は、図3のフローチャートのステップS301〜305の処理と同じであるため、ここでの説明を省略する。なお、ステップS801で撮影した複数の画像の例を図9(a)に示す。
ステップS806において制御部101は、ステップS805の処理で検出した動きベクトルを用いて、パンニング撮影(ステップS801)により撮影した複数の画像(図9(a))を撮影順に位置合わせする。図10は、複数の画像の位置合わせ処理を模式的に説明する図である。この位置合わせ処理では、動きベクトルn(n:自然数)に基づき、n枚目の画像(画像n)とn+1枚目の画像(画像n+1)との間で被写体の位置を合わせる。位置合わせ処理は、並進移動やアフィン変換、射影変換等の周知の幾何変換処理を用いることができる。
ステップS807において制御部101は、ステップS806で位置合わせした画像に対して、画像間の境界付近を合成する処理を行う。図11は、複数の画像の境界付近を合成する処理を模式的に説明する図である。複数の画像の境界付近を合成する際には、位置合わせを行った画像nから、合成に用いる領域である動きベクトルnに対応する領域である短冊nを切り出し、これらの短冊nをつなぎ合わせることによって広角画像を合成する。こうして合成される最終的な広角画像を図9(b)に示す。
以上の説明の通り、本実施形態では、第1実施形態で説明した動きベクトルの探索位置と探索範囲を決定する構成を用いることにより、パンニング撮影により取得した複数の画像から自然な広角画像を合成することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上記の実施形態では、デジタルカメラ100のパンニングによる流し撮り画像と広角画像のそれぞれの合成処理について説明したが、同様の処理によって、デジタルカメラ100でのティルティング(チルト動作)による画像合成を行うことができる。また、主被写体として航空機等を流し撮りする場合のように、デジタルカメラ100の動きは連続的であるが、動きの方向を主被写体の動きに合わせて変化させる場合にも、本発明の適用は可能である。
本発明は、上述した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 デジタルカメラ
101 制御部
105 撮像部
107 画像処理部
110 動き検出部

Claims (13)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段を所定の方向に動かしながら複数の画像を連続的に撮影する際の前記撮像手段の動き情報を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成手段と、を備え、
    前記撮像手段が前記複数の画像を連続的に撮影する際の動きはパンニングまたはティルティングであり、
    前記検出手段は、前記動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出し、
    前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をそれぞれのデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内であり、且つ、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第1の閾値以下である場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮しないことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記算出手段は、前記探索位置にデフォルト設定値を用い、且つ、前記探索範囲をデフォルト設定値よりも狭く設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 撮像手段と、
    前記撮像手段を所定の方向に動かしながら複数の画像を連続的に撮影する際の前記撮像手段の動き情報を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成手段と、を備え、
    前記撮像手段が前記複数の画像を連続的に撮影する際の動きはパンニングまたはティルティングであり、
    前記検出手段は、前記動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出し、
    前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をそれぞれのデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内であり、且つ、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第1の閾値より大きい場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記算出手段は、前記動き情報に基づいて前記探索位置をデフォルト設定値から移動させ、前記探索範囲をデフォルト設定値と同じに設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 撮像手段と、
    前記撮像手段を所定の方向に動かしながら複数の画像を連続的に撮影する際の前記撮像手段の動き情報を検出する検出手段と、
    前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成手段と、を備え、
    前記撮像手段が前記複数の画像を連続的に撮影する際の動きはパンニングまたはティルティングであり、
    前記検出手段は、前記動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出し、
    前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をそれぞれのデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内にない場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮しないことを特徴とする撮像装置。
  6. 前記算出手段は、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第2の閾値以上である場合に、前記探索位置にデフォルト設定値を用い、前記探索範囲をデフォルト設定値よりも広く設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記算出手段は、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第2の閾値よりも小さい場合に、前記探索位置にデフォルト設定値を用い、前記探索範囲をデフォルト設定値よりも広く、且つ、前記角速度が第2の閾値以上である場合に前記探索範囲に設定される広さよりも狭く設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像手段により撮影された前記複数の画像のそれぞれにおいて、前記算出手段で算出した動きベクトルが前記検出手段により検出された前記動き情報に近い領域を背景領域として、前記複数の画像のそれぞれから主被写体領域を前記背景領域から抽出す抽出手段を備え、
    前記合成手段は、前記複数の画像における前記主被写体領域の位置を合わせると共に前記背景領域にフィルタリング処理を施して前記合成画像を生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記合成手段は、前記撮像手段により撮影された複数の画像を撮影順に位置合わせすることにより広角画像を合成し、
    前記算出手段は、nを自然数として前記撮像手段により撮影されたn枚目の画像とn+1枚目の画像との間で前記被写体の位置を合わせるための前記被写体の移動量を示すベクトルとして前記動きベクトルを算出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段をパンニングまたはティルティングさせながら複数の画像を連続的に撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップでの前記撮像手段の動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出する検出ステップと、
    前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成ステップと、を有し、
    前記算出ステップでは、前記検出ステップで検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内であり、且つ、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第1の閾値以下である場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮しないことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段をパンニングまたはティルティングさせながら複数の画像を連続的に撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップでの前記撮像手段の動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出する検出ステップと、
    前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成ステップと、を有し、
    前記算出ステップでは、前記検出ステップで検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内であり、且つ、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角速度が第1の閾値より大きい場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段をパンニングまたはティルティングさせながら複数の画像を連続的に撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップでの前記撮像手段の動き情報として前記撮像手段の角速度と角加速度を検出する検出ステップと、
    前記撮像手段により撮影された前記複数の画像の間での被写体の移動量を示す動きベクトルを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した動きベクトルに基づいて、前記撮影された複数の画像を位置合わせして合成することにより合成画像を生成する合成ステップと、を有し、
    前記算出ステップでは、前記検出ステップで検出された前記動き情報に基づき、前記動きベクトルを算出するための探索位置と探索範囲の少なくとも一方をデフォルト設定値から変更して前記動きベクトルを算出し、前記複数の画像のフレームに対して検出された前記角加速度の値が所定の範囲内にない場合に、前記探索位置と前記探索範囲の決定に前記動き情報を考慮しないことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. コンピュータを請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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