JP2016092794A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の合成方法を、撮影順と距離順とを併用することにより、より自然な合成画像を作成できる撮像装置を提供すること。
【解決手段】連続して撮影された複数の画像を取得する取得手段と、前記画像間各々での動体の動き量を検出する第1検出手段と、前記画像間各々での前記撮像装置と前記動体の距離を検出する第2検出手段と、前記画像間各々での動体の動き量が第1閾値以上である画像から動体画像を抽出して、前記複数の画像の何れかから抽出した背景画像に合成する合成手段を備え、前記合成手段は、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値以上の場合は、前記動体画像を前記撮像装置と前記動体までの距離にあわせて合成し、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値未満の場合は、前記動体画像を時系列にあわせて合成することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】連続して撮影された複数の画像を取得する取得手段と、前記画像間各々での動体の動き量を検出する第1検出手段と、前記画像間各々での前記撮像装置と前記動体の距離を検出する第2検出手段と、前記画像間各々での動体の動き量が第1閾値以上である画像から動体画像を抽出して、前記複数の画像の何れかから抽出した背景画像に合成する合成手段を備え、前記合成手段は、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値以上の場合は、前記動体画像を前記撮像装置と前記動体までの距離にあわせて合成し、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値未満の場合は、前記動体画像を時系列にあわせて合成することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、連続して撮影された画像を1枚の画像に合成する撮像装置に関し、特に、動いている被写体を抽出して合成する撮像装置に関する。
近年、連続で複数毎撮影し、動いた被写体のみを抽出して一枚の写真に合成する処理がある。合成後の写真は、一枚で被写体の動きを表現することができる。被写体の合成方法は、主に、撮影順に重ね合わせる方法と、手前に来た被写体が上になるように、即ち被写体までの距離に応じて重ね合わせる方法の2通りが考えられる。
特許文献1では、複数の撮像画像から動被写体の軌跡を示す画像を生成する方法として、映像データから複数のフレーム画像を抽出し、輝度値に応じた重みを付けて撮影順に合成し、一枚の静止画像を作成する方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1のように、撮影順に被写体を合成する方法では、以下のような課題がある。図5Aは、被写体501が左から右へ動く様子をカメラ側から見た図である。図5Bは、図5Aを上から見た図であるが、カメラ502対し、奥から手前へ距離を変化させながら動いていることが分かる。この場合、被写体501を撮影順に合成するとaの部分のように、奥にいる被写体が手前に合成されて不自然になることがある。
また、図6Aは、被写体601が左から右へ動く様子をカメラ側から見た図である。図6Bは、図6Aを上から見た図であるが、カメラ602対し、距離の変化がほとんどない状況で動いていることが分かる。この場合、被写体601をカメラ602との距離順に合成すると、bの部分のように、頻繁に前後関係が変わるのは不自然に見えることがある。また、取得した距離のばらつき(誤差)により、前後関係が正しくない可能性がある。
本発明の目的は、カメラと被写体の距離に応じて、画像の合成方法を撮影順か距離順かを切り替えることにより、より自然な合成画像を作成できる撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
連続して撮影された複数の画像を取得する取得手段と、
前記画像間各々での動体の動き量を検出する第1検出手段と、
前記画像間各々での前記撮像装置と前記動体の距離を検出する第2検出手段と、
前記画像間各々での動体の動き量が第1閾値以上である画像から動体画像を抽出して、前記複数の画像の何れかから抽出した背景画像に合成する合成手段を備え、
前記合成手段は、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値以上の場合は、前記動体画像を前記撮像装置と前記動体までの距離にあわせて合成し、
前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値未満の場合は、前記動体画像を時系列にあわせて合成することを特徴とする。
連続して撮影された複数の画像を取得する取得手段と、
前記画像間各々での動体の動き量を検出する第1検出手段と、
前記画像間各々での前記撮像装置と前記動体の距離を検出する第2検出手段と、
前記画像間各々での動体の動き量が第1閾値以上である画像から動体画像を抽出して、前記複数の画像の何れかから抽出した背景画像に合成する合成手段を備え、
前記合成手段は、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値以上の場合は、前記動体画像を前記撮像装置と前記動体までの距離にあわせて合成し、
前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値未満の場合は、前記動体画像を時系列にあわせて合成することを特徴とする。
本発明によれば、カメラと被写体の距離に応じて、画像の合成方法を撮影順か距離順かを切り替えることにより、より自然な合成画像を作成できる撮像装置を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の実施形態にかかわる撮像装置の構成例を示すブロック図である。図1において、本発明における画像表示装置100の構成について説明する。101は、被写体の光学像を集光する対物レンズである。102は、光学像を電気信号に変換する撮像素子、CCD等で構成される撮像部である。103は、撮像部102から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部である。104は、被写体の動き量を検出する動き量検出部である。105は、被写体を抽出する被写体抽出部である。
図1は本発明の実施形態にかかわる撮像装置の構成例を示すブロック図である。図1において、本発明における画像表示装置100の構成について説明する。101は、被写体の光学像を集光する対物レンズである。102は、光学像を電気信号に変換する撮像素子、CCD等で構成される撮像部である。103は、撮像部102から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部である。104は、被写体の動き量を検出する動き量検出部である。105は、被写体を抽出する被写体抽出部である。
106は、被写体までの距離を測定する測距情報算出部である。107は、画像の合成処理を行う画像合成部である。108は、各回路を制御するCPUである。109は、ユーザーからの操作を受け付ける操作部である。110は、画像データを一時記憶する一時記憶メモリである。111は、画像を出力する画像出力部である。112は、各回路を接続するバスである。
次に、図1を用いて、本実施例における撮像装置100の処理について説明する。対物レンズ101は、被写体の光学像を集光し、撮像部102の撮像素子CCDに受光する。撮像部102において光電変換した電気信号をA/D変換部103に出力する。A/D変換部103は、撮像部102から出力される電気信号をデジタル信号に変換し、1画面分のデジタル信号を撮影画像データとしてバス111を介して一時記憶メモリ109に一時的に記憶する。動き量検出部104は、連写撮影されて一時記憶メモリ109に一時的に記憶された各画像を読み出して動き量検出量を求める。
動き量検出量は、時系列に連続して撮影された時間内に前後する2枚の画像の差分を求め、動き量のある部分(動体部分)を被写体抽出部106より抽出する。被写体抽出部105より抽出された被写体に対して、撮像装置100と被写体との距離を、測距情報算出部106より算出する。測距情報算出部106より算出された距離に応じて、被写体の動体部分を画像合成部107により合成する。操作部108は、ユーザーが操作することにより操作情報がCPU107に出力され、CPU107は操作部108から入力する操作情報に応じて撮像装置100全体の動作を制御する。
本実施例における撮像装置100は、連写した複数枚の画像から、動いた被写体のみを抽出して一枚の写真に合成する機能を備えている。以下、撮像装置100のCPU107における連写画像の合成処理の制御について、図2を用いて説明する。
以下に説明する状況の例ではスノーボードによる人物の滑降シーンとする。200は、撮像装置100を持つ撮影者である。201は、撮影対象の被写体(スノーボードで滑走中の人物)である。210は、撮像装置100で撮影した撮影範囲である。210(a)、210(b)、210(c)、210(d)、210(e)、210(f)、210(g)、210(h)、210(i)は、撮像装置100を用いてシャッター速度1/100sec.にて10回の連続撮影を行った場合の、被写体201の撮影範囲210内における軌跡の位置を示す。
撮影者200が連続撮影を行っている間、撮像装置100は固定状態としているため、連続撮影によって取得された複数の画像は、動体としての被写体以外の背景などの領域に変化はない。そこで、連続撮影によって得られた各画像から、動き量検出部104より、210(a)、210(b)、210(c)、210(d)、210(e)、210(f)、210(g)、210(h)、210(i)に示す被写体201を動体検出し、抽出した動体を一つの静止画像とするように画像合成部106において画像合成処理を行う。これにより、図2に示すような形態の一枚の静止画像を生成する。
図3は実施例1の撮影における一連の流れを説明するためのフローチャートである。S301において、撮影者によって撮像装置100のメニューから本実施例の撮影モードを選択し(図示せず)、撮影開始操作が行われると、撮像装置100は撮影動作に入る。本撮影前にAF制御するための撮影をおこなう。
S302において、S301で事前に取得した画像から主被写体を決定する。主被写体の決定方法はさまざまな方法が考えられるが、例えば人物やその他の物体を検出して、動いている被写体が優先的に選択されるように決定される。S303において、AF制御を行う。AF制御は、S302で決定した主被写体に合焦するように対物レンズ101を駆動する。S304において、撮影動作が行われる。取得した撮影画像に対して、センサー補正処理や現像処理等、各種画像信号処理が行われる。
S305において、S304で処理された画像データをSDカード等のメモリカードに記録する。本実施例では撮影したデータを一度外部メモリに記録する例で説明しているが、これは、撮影枚数が多くなると一時記憶メモリ110に記憶できる容量を超えてしまうことを考慮したものである。一時記憶メモリに撮影データを記憶しておくだけの容量が十分にある場合は、撮影データを一時記憶メモリ内にためておき、以降の合成処理でそれを読み出しながら合成するようにしてもよい。
S306において、撮影者によって撮影終了操作が行われたか否かを判定する。撮影終了操作が行われるまで撮像装置100はS303、304およびS305の撮影動作を繰り返し行う。S307において、画像合成部107で画像合成処理をする際の閾値を算出する。S308において、S305で記録した複数の画像を外部メモリから順次読み出し、閾値に基づいて合成処理を行う。合成処理の詳細については後述する。S309において、S308で合成した合成画像をSDカード等の外部記録メモリに記録し、撮影を終了する。
次に、本実施例の撮影における画像合成処理について、図4のフローチャートを用いて詳細に説明を行う。S401において、最初に撮影したフレームを読みだす。最初に撮影されたフレームは背景画像として使用し、この画像に対して、2フレーム目以降に撮影した画像から抽出した被写体を順次合成していくようにするために、合成画像として一時記憶メモリ110に記憶する。S402において、次に撮影した画像を読み出して一時記憶メモリ110へ格納する。
S403において、S402で読みだした処理対象フレームの画像とひとつ前のフレームの画像を使用して、動き量を算出する。動き量の算出は、画像を複数の小領域に分割して、注目領域とその周辺とでテンプレートマッチング処理を行い、算出する。S404では、処理フレームが2枚目のとき、すなわち、動き量を1枚目の画像と2枚目の画像から算出しているか否かを判定し、前者の場合はS405を実行し、後者の場合はS406を実行する。S405において、S403で算出した動き量から所定の動き量のある領域を検出し、合成に使用する被写体を決定する。
所定の動き量のある被写体たくさんがいた場合、合成後に見づらくなることがあるので、合成する被写体の数に制限をかけてもよい。たとえば、S405で所定領域毎に動き量の上位の被写体を選択するようにしてもよい。S406において、S403の動き量情報をもとに、S405で合成対象とした被写体が対象フレーム上でどこの位置に移動したかを追跡し、合成する被写体領域を特定する。この処理は、S405で決定した被写体の動きが撮影途中に所定の動き量以下になってしまった状況等で、合成対象の被写体が途中から増減しないようにするために行うものである。
S407において、測距情報算出部106を用いて、S405またはS406で決定した被写体と撮像装置100の距離情報を算出する。S408において、合成する被写体の領域に、ひとつ前のフレーム以外で、既に合成された被写体がある場合はS409へ遷移し、既に合成された被写体がない場合はS410へ遷移する。
S409において、合成領域において、既に合成された被写体と処理対象フレームの被写体で、撮像装置100との距離が近い方が上にくるよう重ね合わせて新たな合成画像とする。
S409において、合成領域において、既に合成された被写体と処理対象フレームの被写体で、撮像装置100との距離が近い方が上にくるよう重ね合わせて新たな合成画像とする。
S410において、S407で算出した被写体と撮像装置100の距離情報を用いて、閾値よりも被写体と撮像装置100の距離が大きいか否かを判定する。距離が閾値よりも大きいときはS411へ遷移し、そうでないときはS412へ遷移する。S411において、被写体を抽出し、撮像装置100との距離が近い方が上になるよう合成画像に重ね合わせて新たな合成画像とする。S412において、被写体を抽出し、撮影順の新しい方が上になるよう合成画像に重ね合わせて新たな合成画像とする。
S413において、S405で合成する被写体が複数あった場合は、抽出したすべての被写体に対してS410からS413の処理を繰り返し行っていくように制御する。S414において、図5で説明したすべての撮影画像に対して処理を行ったか否かを判定し、処理が終わっていない画像があればS402からS414を繰り返しおこない、合成画像を作成していく。すべての撮影画像に対して処理が完了していたら、合成処理は完了となる。
100 撮像装置、101 対物レンズ、102 撮像部、103 A/D変換部、
104 動き量検出部、105 被写体抽出部、106 測距情報算出部、
107 画像合成部、108 CPU、109 操作部、110 一時記憶メモリ、
111 画像出力部、112 バス
104 動き量検出部、105 被写体抽出部、106 測距情報算出部、
107 画像合成部、108 CPU、109 操作部、110 一時記憶メモリ、
111 画像出力部、112 バス
Claims (3)
- 連続して撮影された複数の画像を取得する取得手段と、
前記画像間各々での動体の動き量を検出する第1検出手段と、
前記画像間各々での前記撮像装置と前記動体の距離を検出する第2検出手段と、
前記画像間各々での動体の動き量が第1閾値以上である画像から動体画像を抽出して、前記複数の画像の何れかから抽出した背景画像に合成する合成手段を備え、
前記合成手段は、前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値以上の場合は、前記動体画像を前記撮像装置と前記動体までの距離にあわせて合成し、
前記撮像装置と前記動体の距離の変化量が第2閾値未満の場合は、前記動体画像を時系列にあわせて合成することを特徴とする撮像装置。 - 前記第2閾値は、前記第2検出手段より検出された、前記画像間各々での前記撮像装置と前記動体の距離より算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記合成手段は、合成する動体領域において既に合成した動体が存在した場合は、合成する動体と既に合成した動体、各々との前記撮像装置の距離にあわせて合成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014229202A JP2016092794A (ja) | 2014-11-11 | 2014-11-11 | 撮像装置 |
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ID=56019156
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Cited By (1)
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CN113253287A (zh) * | 2020-02-13 | 2021-08-13 | 迪芬尼声学科技股份有限公司 | 物体移动检测装置和方法及非暂时性计算机可读存储介质 |
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2014
- 2014-11-11 JP JP2014229202A patent/JP2016092794A/ja active Pending
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CN113253287A (zh) * | 2020-02-13 | 2021-08-13 | 迪芬尼声学科技股份有限公司 | 物体移动检测装置和方法及非暂时性计算机可读存储介质 |
CN113253287B (zh) * | 2020-02-13 | 2024-05-24 | 迪芬尼声学科技股份有限公司 | 物体移动检测装置和方法及非暂时性计算机可读存储介质 |
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