JP6207435B2 - 移動体搭載撮影システム - Google Patents

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Description

この発明は、移動体搭載撮像システムに係るものであり、特に道路の路面やトンネル壁面等の撮像を移動体上から行う撮像システムに関する。
路面や、トンネルの壁面などを移動体に搭載したカメラを用いて連続的に撮像するシステムはこれまでにも知られている。
移動体撮像システムにおいて、高価なGPS−IMU(Global Positioning system−Inertial Measurement Unit)を用いて2次元カメラの撮像した位置と姿勢を算出して、道路オルソ画像など連続画像を作り出すことが行われている。この場合において、2次元カメラを用い、解像度を一定にする方法としてオドメータパルスからマイコンなどでパルス数を算出し、一定間隔ごとに撮像するシステムは存在したが、不要なデータを含んだ大量のデータを取得することになるため、画像処理に手間がかかっていた。また、一定の速度以上で移動体から路面やトンネルの壁面などを撮像した場合、2次元カメラで撮像した画像では十分な解像度を得ることができないという問題があった。このような問題を解決する従来技術として、以下のようなものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−212232号公報
このように従来技術において、2次元カメラを移動体に搭載し、オドメータパルスをマイコンなどでパルス数を算出して一定間隔ごとにカメラで撮像するというシステムは存在した。しかしながら、2次元カメラで路面やトンネルの壁面などを撮像した場合、一定の速度以上で移動しながら、トンネルの壁面にできたキズやくぼみを検知できる程の十分な解像度を得ることができないという課題があった。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであって、撮像の対象の指定区間において、移動体の速度に寄らず均質な画像を取得可能な移動体搭載撮影システムを提供することを目的とする。
この発明にかかる移動体搭載撮像システムは、移動体に搭載され、この移動体の速度または移動距離に応じた情報または信号を検出する移動検出手段と、
移動体に搭載され、移動検出手段が検出した情報または信号に基づいて移動体の進行方向と異なる方向に向けて撮像を行うラインカメラと、を備え、
ラインカメラは、移動体が第1の速度で移動するときの単位時間当たり撮像回数よりも、移動体が前記第1の速度よりも速い第2の速度で移動するときの単位時間当たりの撮像回数を大きくした。
また、この発明にかかる別の移動体搭載撮像システムは、移動体に搭載され、
この移動体の速度または移動距離に応じて情報または信号を検出する移動検出手段と、
移動検出手段が検出した距離情報に基づき、移動体の進行方向と異なる方向の対象物を地面に対して垂直方向または略垂直方向に走査して撮像を行うラインカメラと、
移動検出手段が出力する信号と、ラインカメラには目標解像度が設定され、目標解像度とに基づいてトリガ信号を生成する補助信号生成手段と、
対象物までの距離を測距する測距手段と、
ラインカメラで撮像した撮像の結果からなる画像を処理する画像処理手段と、
を備え、
画像処理手段は、測距手段で測定した対象物までの距離から算出される画像の地面に対する垂直方向または略垂直方向の目標解像度を、移動体の進行方向の画像の解像度に一致するように画像の解像度を変換する。
この発明によれば、移動体に搭載した撮像機器により移動をしながら周囲の対象物の撮像を行う移動体撮像システムにおいて、速度に寄らず均質な画像を取得することができる。
この発明の実施の形態に係る移動体搭載撮像システムの概念図である。 この発明の実施の形態1に係る移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るオドメータを車輪に外付けで装着した状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る補助信号生成手段の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るレーザレーダを用いてラインカメラが撮像した画像の解像度を設定解像度に変換する処理のフローチャート図である。 この発明の実施の形態2に係るラインカメラの測定視野とラインカメラとの対応を示す説明図である。 横断方向解像度変換を示す模式図である。
実施の形態1.
以下、図を用いてこの発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による移動体搭載撮像システムの概念図である。図において、移動体1は、例えば道路上を移動する自動車などの車両である。移動体1は、道路に接する車輪2を備え、車輪2を回転させることで走行する。この実施の形態では移動検出手段としてオドメータ3が移動体1の車輪2に備えられ、車輪2の回転量を計測し回転量に応じて信号を出力する。また、移動体1にはラインカメラ4が設置されている。図1において、ラインカメラ4は移動体1の進行方向(図の矢印方向)と異なる方向、例えば移動体1の側面方向を撮像するように設置され、地面に対して垂直方向となる線状の画像を撮像する。
なお、移動検出手段3は、必ず速度を直接算出あるいは検出するオドメータのようなものに限らず、例えばGPS信号などを通じて現在位置を取得し、取得した現在の時間変位から移動体1の移動距離乃至は速度に対応する情報を出力するようにしてもよい。以降の説明では、移動検出手段3を単にオドメータ3と記載する。
移動体1がトンネル内を走行する場合、ラインカメラ4は移動体1の側面方向のトンネル内側壁面を撮像する。
ラインカメラ4は、主にCCD(Charge Coupled Device)イメージングセンサ又はCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージングセンサとレンズとコントロール回路部によって構成されており、対象物の画像をレンズによってセンサ面に結像させビデオ信号に変換して出力する。ラインカメラ4は、一般に1ラインのスキャンを高速に行うことができ、2次元カメラでは困難な高解像度の画像を取得できる。
図2は、この発明の実施の形態1に係る移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。移動体搭載撮像システム100は、オドメータ3と、ラインカメラ4と、補助信号生成手段6と、警告手段9と、解像度設定手段8と、画像処理手段10と、画像記録手段11と、を備える。
図に示すように、オドメータ3は、移動体1の移動量に応じて、等距離パルス信号5を出力する。オドメータ3からの等距離パルス信号5は補助信号生成手段6に入力される。
補助信号生成手段6は、この等距離パルス信号5と、移動体搭載撮像システム100の作業員(ユーザ)が解像度設定手段8により入力する目標解像度とに基づいて、等距離パルス5の周波数変換を行い、周波数変換後のトリガ信号7を生成する。
従来の撮像システムでは、道路事情や交通事情などの理由により、移動体が一定速度で走行できない場合に、撮像解像度が車両速度の影響を受けないようにするために、撮像結果を車両速度により補正する必要があった。これに対して移動体1に搭載された撮像システム100では等間隔距離ごとにラインカメラ4が撮像を行うので、車両の速度に依存せずに済み、地面などの対象物を一定の解像度で撮像できる。
また、解像度設定手段8により、目的に応じて撮像の解像度を変更でき、ラインカメラ4の撮像によって得られる画像の画質に対する移動体速度の影響を低減できる。
補助信号生成手段6によって生成されたトリガ信号7はラインカメラ4に入力される。トリガ信号7を入力するラインカメラ4は、移動体1の進行方向と異なる方向、例えば車両の進行方向の横方向にある対象物をライン状に撮像する。これにより、路面、トンネルの壁面などを連続撮像する場合、連続的に撮像でき、均質な画像を得ることができる。
また、補助信号生成手段6には撮像エラーを出力する警告手段9が接続されている。
ラインカメラ4が撮像した映像は画像処理手段10に出力され、画像処理手段10において横断方向の解像度変換等の修正を行った後、画像記録手段11に記録される。
図3はオドメータ3の取付け例を示した図である。図に示すように、オドメータ3を車輪2に外付けで装着されている。図の例では、移動体1の車輪2に設置されたオドメータ3は、車輪2(タイヤ)の回転量を計測し、移動体1の移動量を計測する。例えば、車が1mm進行するごとに1信号(1パルス)を出力するように設定することができ、オドメータ3は車両が1mm移動する程度に等距離パルス信号5を出力する。
図4は、補助信号生成手段6の詳細な構成を示すブロック図である。補助信号生成手段6は、設定演算装置61と信号分周逓倍装置62とで構成されている。設定演算装置61には、予めオドメータ3の仕様の距離の値が記憶されている。解像度設定手段8で入力される解像度に基づき、等距離パルス5のパルス間隔(周波数)を信号分周逓倍装置62において分周/逓倍し、分周/逓倍した後のトリガ信号7をラインカメラ4に出力する。
なお、所定の周波数で入力される信号に基づいて、信号を分周/逓倍する技術は周知であるため、ここでは説明を省略する。
解像度設定手段8では、フラッシュメモリや磁気ディスク装置などの記憶装置を備えている。作業員は、対象物の撮影に必要とされる目標解像度の数値をこの解像度設定手段8に予め入力してある。撮影に必要とされる目標解像度は撮影する撮影対象や要求仕様によって異なる。例えば、トンネル内の非常に小さいキズを検出しようとする場合、目標解像度は大きな値に設定する必要がある。目標解像度を大きな値に設定した場合、ラインカメラ4で撮像したデータ量は大きくなる。一方で、比較的大きなキズが検出できればよい場合は相当の解像度を設定すればよく、この場合、データ量は小さく抑えられる。このように、作業員は、撮影する撮影対象や要求仕様に応じて目標解像度を設定することができる。
また、撮像対象までの距離が異なり、画素によって解像度が異なる場合は同じ撮像対象であっても解像度を調整が必要となるが、作業員は解像度を調整することで、適切な画像を取得することができる。
ここでは、一例として、目標解像度に1000ピクセル/1mを設定する。
ここで、オドメータ3は1パルス/1mmで等距離パルス信号5を出力するとする。目標解像度が1000ピクセル/1m(1ピクセル/1mm)とすると、オドメータ3が出力する1パルス/1mmの等距離パルスごとに、ラインカメラ4が撮像することにより1000ピクセル/1mの目標解像度の画像が得られる。この場合、補助信号生成手段6の設定演算手段61で設定する分周または逓倍の数値(比率)は「1」となる。この分周または逓倍の数値の「1」は信号分周逓倍装置62に出力される。
補助信号生成手段6は、分周または逓倍の数値(比率)が「1」であることから、オドメータが出力する等距離パルスの周波数と同じ周波数でトリガ信号7をラインカメラ4に出力する。このように得られた数値が1である場合、数値「1」を信号分周逓倍装置62に入力すると、信号分周逓倍装置62はオドメータ3からの等距離パルス信号5をそのままラインカメラ4に出力する。
同様に、目標解像度が2000ピクセル/1mである場合には、分周または逓倍の数値は「2」となる。補助信号生成手段6は、分周または逓倍の数値(比率)が2であることから、オドメータが出力する等距離パルスの周波数の2倍の周波数となるトリガ信号7をラインカメラ4に出力する。このように、分周または逓倍の数値(比率)が2である場合、数値「2」が信号分周逓倍装置62に入力されると、信号分周逓倍装置62はオドメータ3からの等距離パルス信号5を2倍(パルス間の時間間隔を1/2にする)にして、トリガ信号7をラインカメラ4に出力する。
ラインカメラ4はトリガ信号7が入力される毎に撮像を行う。
ここで一例として、ラインカメラ4の最大ラインレートが50KHzとすると、オドメータ3が1パルス/1mm間隔の場合、車両の上限走行時速50Km/hとするなら、50Km/hが13889mm/secなので、オドメータ3からの等距離パルス信号5をそのまま撮像信号とする場合13.889KHzとなる。このオドメータ3からの等距離パルス信号5を3.5に分周することにより48.61KHzとなり、ラインカメラ4の性能を最大に引き出すことができる。
このように、補助信号生成手段6は、ラインカメラ4の最大ラインレートの性能を引き出すように、分周または逓倍の数値(比率)を設定して、トリガ信号7をラインカメラ4に出力することができる。
また、この実施の形態1に係る移動体搭載撮影システムでは、補助信号生成手段6は、オドメータ3から出力される等距離パルス信号5の前後2つのパルス信号間の時間(間隔)は、目標解像度によって決定される撮像周期により補助信号生成手段6で判断し、この判断結果によりラインカメラ4または警告手段9に出力する。
オドメータ3からの2つの信号の出力間隔が、補助信号生成手段6で撮像信号に変換される。この間隔がラインカメラ4の性能によって決定された撮像周期よりも短い場合に、警告手段9はエラーメッセージを出力するようになっている。このエラーメッセージは目標解像度とされる画像が撮像できていないということを示すものである。一方、オドメータ3からの2つの信号の出力間隔が、目標解像度によって決定される撮像周期と異なる場合に、補助信号生成手段6から出力したトリガ信号7をラインカメラ4に入力する。
また、オドメータ3は、第1の信号を出力した後、第2の信号、第3の信号、第4の信号、…、第nの信号(nは5以上の自然数)、…を順次に出力し、設定演算装置61で計算された分周または逓倍の数値に従って、補助信号生成手段6は第1の信号が出力されてから第2の信号が出力されるまでの時間、第2の信号が出力されてから第3の信号が出力されるまでの時間、及び第3の信号が出力されてから第4の信号が出力されるまでの時間、…第nの信号が出力されてから第n+1の信号が出力されるまでの時間、…に、それぞれのトリガ信号7を生成する。
移動体1の速度とオドメータ3の仕様(例えば1パルス/1mm)に基づいて、オドメータ3より、第1の等距離パルス信号5が出力されてから第2の等距離パルス信号5が出力されるまでの時間間隔が、作業員により設定された目標解像度から決定される撮像周期(撮像する時間間隔)より長い場合に、補助信号生成手段6は、オドメータ3の等距離パルス信号5を分周してトリガ信号7を出力する。
また、オドメータ3より第1の等距離パルス信号5が出力されてから第2の等距離パルス信号5が出力されるまでの時間間隔が、作業員により設定された目標解像度から決定される撮像周期(撮像する時間間隔)により短い場合に、補助信号生成手段6は、オドメータ3の等距離パルス信号5を逓倍してトリガ信号7を出力する。
また、車両の速度とオドメータ3の仕様と目標解像度により決定される撮像周期(撮像する時間間隔)が、ラインカメラ4の性能であるラインレート(例えば50KHz)を超える場合に、警告手段9にエラー信号を出力する。
補助信号生成手段6からエラー信号を受信した警告手段9はアラームを発し、車両1のドライバーに対して、目標解像度の解像度で撮像ができないことを伝える。
警告手段9によるエラーメッセージに接したドライバーは、撮影している画像の解像度が低下していることを知り、車両速度を落とすという対応を行う。また、撮影画像の解像度が低下した道路区間を再度走行することで、目標解像度で撮像した映像を画像記録手段11に記録する。このように、撮像画質が低下した場合であっても車両1のドライバーは画質が低下していることを検知して、撮影画像の解像度が低下した道路区間を再度走行することによって、撮像対象の全区間において均質で高画質な画像を取得できる。
ここで、オドメータ3は一定距離ごとに信号を出力するため、速度が変化するときには時間が僅かに変化するが、時間の変化がほぼ誤差の範囲である。例えば、移動体1の速度が50Km/hの場合、1secで13889mmの距離を移動し、パルスは13.889×103Hz(回)である時に、1回の時間が0.07×10−3secであり、移動体1の速度が45Km/hの場合、1secで12500mmの距離を移動し、パルスは12.5×103Hz(回)である時に、1回の時間が0.08×10−3secであり、誤差は0.01×10−3secとし、時間の変化が無視できる。
上述の実施例では、信号を分周/逓倍する方法を用いてオドメータ3のパルス間隔よりも短い間隔でトリガ信号7を発生させたが、このような構成に限る必要はなく、パルス間隔よりも短い間隔でトリガ信号7を発生させる方法であれば、他の方法を用いてもよい。
また、オドメータ3のパルス間隔がラインカメラ4の1ラインの撮像時間よりも短い場合場は、信号を逓倍させる方法に限らず、パルス間隔よりも長い時間でトリガ信号7を発生させてもよい。
このような構成を採用することで、移動体から撮像する画像の画質における、移動体速度の影響が小さくなる。
ラインカメラ4は、高解像度、移動しながら線状の映像を連続的に撮像でき、画像をつなぐ必要がない。この実施の形態には、トリガ信号7に応じて撮像を行い、撮像映像がラインカメラ4に線状の映像を記録する。
画像処理手段10は、ラインカメラ4に記録された線状の映像と、解像度設定手段8が設定された解像度とに基づき、ラインカメラ4の撮像ラインの間引き、拡大を行い、解像度を修正し、修正した撮像映像を画像記録手段11に入力する。これらは後処理でも構わない。
また、この実施の形態1による撮像システムでは1台のラインカメラ4が設置され、複数台も設置可能である。オドメータ3が発生するパルス信号を分岐して複数のラインカメラ4に供給すればラインカメラ4間の同時性が保証されるので、張り合わせる時に手間も軽減する。
この発明の実施の形態1によれば、オドメータ3の出力信号を補助信号生成手段6で変換して生成したトリガ信号をラインカメラ4に出力し、ラインカメラ4が撮像を行い、ラインカメラ4の撮像周期の実力を最大に引き出せ、あるいはラインカメラ4で撮像した画像が十分な解像度を得られ、移動体1の速度に依存せず、均質かつ高画質な画像を得られる。
実施の形態2.
以下、図を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1と共通する構成要素については、同符号を付して実施の形態1からの変更点がない限り、その説明を省略することとする。
図5はこの実施の形態2による移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。図において、測距手段13としてレーザレーダが移動体1に設置されている。このレーザレーダ13は、移動体1の進行方向と異なる方向の対象物までの距離を測距する。レーザレーダ13は移動体1の進行方向にラインカメラ4と並んで設置されている。
また、ラインカメラ4は、移動検出手段3のオドメータからの等距離パルス5に基づき、移動体1の進行方向と異なる方向の対象物を地面に対して垂直方向に走査して撮像を行う。なお、垂直方向ではなく、少しずれあるいは略垂直方向でもよい。
また、解像度演算手段15は、ラインカメラ4の機能により、レーザレーダ13が出力した距離データ14に基づき、解像度演算を行い、撮像した画像の解像度を算出する。
この実施の形態2における画像処理手段10は解像度演算手段15によって演算された解像度に基づいて、ラインカメラ4からの撮像データ12に対して横断方向解像度変換を行い、解像度変換後の撮像映像を画像記録手段11に出力して記録する。なお、この例では画像記録手段11に記録する以前に解像度変換を行っているが、ラインカメラ4の撮像データ12を一旦画像記録手段11に記録した後に、記録された画像に対して解像度変換を行うことも可能である。こういったシステム上の改変は当業者であれば設計事項の範囲で行えることであろう。
図6は、レーザレーダ13を用いてラインカメラ4が撮像した画像の解像度を設定解像度(目標解像度)に変換する処理のフローチャートである。ステップa1において、入力ライン画像は、ラインカメラ4の性能により、撮像画像の1ライン分の解像度が固定される。解像度とは、画像における画素の密度を示す数値であり、あるいは、画像を表現する格子の細かさであり、一般に1インチ(mm)あたりのピクセルの数を表す。
次に、ステップa2にて、レーザレーダ13を用いて撮像の対象物までの距離を計測しておいて、この距離によりラインカメラ4の測定視野が算出される。測定視野とは、対象物の撮像範囲(撮像対象となる対象物のうち、ラインカメラ4のイメージングセンサに投射される部分の実際の長さ)である。
図7は、ラインカメラ4の測定視野とラインカメラ4との対応を示す説明図である。図において、ラインカメラ4の前面に光学系の広角レンズが配置され、広角レンズの前面に対象物が設置されている。ラインカメラ4の視野角(広角レンズの倍率)が一定である場合、ラインカメラ4の測定視野が撮像の対象物までの距離により変化する。
例えば、画素bに示すように、ラインカメラ4から撮像の対象物までの距離が近くなるほど1画素(1ピクセル、pixel)が対象物をカバーする範囲(測定視野)が小さくなり、解像度が高くなり、画素a及び画素cに示すように、遠くなるほど1画素が対象物をカバーする範囲が大きくなり、解像度が低くなる。つまり、画素の分解能は対象物までの距離に反比例する。この実施の形態では、この距離はレーザレーダ13で計測されて補正する。
トンネルの壁面や道路面などが撮影対象である場合、撮影対象となる対象物の各点からラインカメラ4の対応画素までの距離は一定とならない。このため、対象物の上部や下部と、その中間部とでは、解像度が異なる。すなわちラインカメラ4の上部や下部における解像度は、中間部の解像度に比べて低くなり、上部や下部の対象物画像の形状が圧縮された画像となる。または、逆に一定画素で上部または下部の対象物を撮像した画像の形状が通常画像である場合、中部の対象物画像の形状が拡張された画像となる。
このような場合に、撮像対象物画像の形状を正確に再現するため、縦方向(車両の上下方向、あるいはラインカメラ4の設置方向)で解像度変換が必要とする。さらに横方向に間延びしたり、縦方向に間延びしたり画像とならないように、縦方向と横方向(車両の移動方向)で解像度を一致させると解像度変換が容易に実施できる。
次に、ステップa3において、ステップa2にて算出された測定視野とステップa1にて入力画像の解像度(ラインカメラ4のセンサ数、あるいはCCDイメージセンサ等の画素数)に基づき、縦方向でラインカメラ4の出力1ピクセルあたりの解像度(ラインカメラ4が撮像できる解像度)を算出することができる。あるいは縦方向でラインカメラ4が出力した撮像データ12の解像度を目標解像度に合わせて拡縮するパラメータを求めることができる。
次に、ステップa4において、画像処理手段10は、解像度設定手段8が出力した移動体1の進行方向の目標解像度に合わせて演算により、ステップa3にて算出した解像度を拡縮する解像度変換を行う。あるいは縦方向で横断方向解像度変換を行う。
図8は、横断方向解像度変換を示す模式図である。図において、b1は、算出した解像度の1ラインのピクセル距離を示す図であり、b2は、目標解像度に変換した後の1ラインのピクセル距離を示す図である。図のb1にて1ラインのピクセル距離が近くと細かくなり、離れると荒くなるため、横断方向解像度変換を行う必要とする。つまり、目標解像度となっている解像度に変換した後のラインカメラ4の撮像画像の解像度は、1ラインのピクセル距離によらず、1ラインのピクセル距離が同じにする。また、進行方向は撮像時に目標解像度となっているので、これにより、縦横断共目標解像度となる。
次に、ステップa5にて、ステップa4にて画像の縦×横(地面垂直方向×移動体進行方向)の解像度を一致させて正方格子にすることで、画像の縦横比を同じにする場合は、ラインが終了し、ステップa6に入る。画像の縦横比が異なる場合は、ステップa2に戻る。
次に、ステップa6にて、画像処理手段10は、このように移動体1で移動しながらラインカメラ4で撮像した画像の縦横を設定した目標解像度に変換した後の画像を、画像記録手段11に出力する。
この実施の形態2では、ラインカメラ4が道路路面、トンネルの壁面などの平面であるものを撮像する場合、オドメータ3の出力信号を補助信号生成手段6で変換して生成したトリガ信号をラインカメラ4に出力し、また、解像度演算手段15を用いて、測距手段13で測定した対象物までの距離から算出された画像の地面に対する垂直方向の解像度を移動体1の進行方向の画像の解像度に一致するように画像の解像度を変換することで、高精度、均質な画像を取得できる。
この発明の実施の形態2によれば、ラインカメラ4が撮像を行い、移動体1の速度に依存せず、十分な解像度、かつ高精度、均質な画像を得られる。
この発明は、道路路面や、トンネルなどの中で、移動体搭載撮像システムは連続撮像かつ良好な画像を取得することとして使用されている。また、エレベーターの昇降路の撮像なども応用できる。
100 移動体搭載撮像システム、1 移動体、2 車輪、3 オドメータ、4 ラインカメラ、5 等距離パルス信号、6 補助伸信号生成手段、61 設定演算装置、62 信号分周逓倍装置、7 トリガ信号、8 解像度設定手段、9 警告手段、10 画像処理手段、11 画像記録手段、12 撮像データ、13 測距手段(レーザレーダ)、14 距離データ、15 解像度演算手段、

Claims (1)

  1. 移動体に搭載され、
    この移動体の速度または移動距離に応じて情報または信号を検出する移動検出手段と、
    前記移動検出手段が検出した距離情報に基づき、前記移動体の進行方向と異なる方向の対象物を地面に対して垂直方向または略垂直方向に走査して撮像を行うラインカメラと、
    前記移動検出手段が出力する信号と、前記ラインカメラには目標解像度が設定され、前記目標解像度とに基づいてトリガ信号を生成する補助信号生成手段と、
    前記対象物までの距離を測距する測距手段と、
    前記ラインカメラで撮像した撮像の結果からなる画像を処理する画像処理手段と
    を備え、
    前記画像処理手段は、前記測距手段で測定した前記対象物までの距離から算出される前記画像の前記地面に対する垂直方向または略垂直方向の前記目標解像度を、前記移動体の進行方向の前記画像の解像度に一致するように画像の解像度を変換することを特徴とする移動体搭載撮像システム。
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