JP2015220623A - 移動体撮像システム - Google Patents

移動体撮像システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015220623A
JP2015220623A JP2014103086A JP2014103086A JP2015220623A JP 2015220623 A JP2015220623 A JP 2015220623A JP 2014103086 A JP2014103086 A JP 2014103086A JP 2014103086 A JP2014103086 A JP 2014103086A JP 2015220623 A JP2015220623 A JP 2015220623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning line
time
moving body
acceleration
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014103086A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 光伸
Mitsunobu Yoshida
光伸 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014103086A priority Critical patent/JP2015220623A/ja
Publication of JP2015220623A publication Critical patent/JP2015220623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】移動体の振動が発生しても、ラインカメラが撮像する画像の画質の劣化を最小限に抑制できる移動体撮像システムを提供する。【解決手段】移動体に搭載され、この移動体の移動方向と異なる方向に向けて撮像を行い、その撮像結果を走査線として出力するラインカメラと、移動体の加速度を検出するセンサと、複数の時刻において、ラインカメラが出力した走査線、及びセンサが出力した加速度の中から、第1の時刻に出力された第1の走査線と第1の加速度、第2の時刻に出力された第2の走査線と第2の加速度を取得するデータ取得手段と、データ取得手段により取得された第1の加速度、第2の加速度、第1の時刻、第2の時刻に基づき、第1の走査線と第2の走査線との間のズレ量を算出するズレ算出手段と、ズレ算出手段から算出したズレ量に基づき、ラインカメラが出力した第1の走査線または第2の走査線を補正する画像処理手段と、を備えた。【選択図】 図1

Description

この発明は、移動体搭載撮像システムに係るものであり、特に道路の路面やトンネル壁面等の撮像を移動体上から行う撮像システムに関する。
路面や、トンネルの壁面などを連続撮像する場合において、2次元カメラではなく、1次元カメラ(ラインカメラ)を用いて連続画像を作り出すことは行われている。ラインカメラとジャイロを搭載した移動体用の画像取得装置の従来技術として、3つのラインカメラを用いて、移動体を走行させながら目的の画像を取得する際に、電柱などの遮蔽物が前面に存在しても目的の画像を確実に広範囲に取得できることが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
特許第4469471号公報
しかしながら、移動体に搭載して1次元カメラで画像を撮像する場合は、移動体が移動中に振動することによって、直線が歪むという問題がある。特許文献1において、走行中に異なる方向かつ広範囲に渡って、地物の画像を高解像度で取得できるが、移動体の振動で揺らいで画像を撮像されてしまう。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであって、移動体の振動が発生しても、ラインカメラが撮像する画像の画質の劣化を最小限に抑制することを目的とする。
この発明に係る移動体撮像システムは、移動体に搭載され、この移動体の移動方向と異なる方向に向けて撮像を行い、その撮像結果を走査線として出力するラインカメラと、
移動体の加速度を検出するセンサと、
複数の時刻において、ラインカメラが出力した走査線、及びセンサが出力した加速度の中から、第1の時刻に出力された第1の走査線と第1の加速度、第2の時刻に出力された第2の走査線と第2の加速度を取得するデータ取得手段と、
データ取得手段により取得された第1の加速度、第2の加速度、第1の時刻、第2の時刻に基づき、第1の走査線と第2の走査線との間のズレ量を算出するズレ算出手段と、
ズレ算出手段から算出したズレ量に基づき、ラインカメラが出力した第1の走査線または第2の走査線を補正する画像処理手段と、を備えた。
また、この発明にかかる別の移動体搭載撮像システムは、移動体に搭載され、この移動体の移動方向と異なる方向に向けて撮像を行い、その撮像結果を走査線として出力するラインカメラと、
移動体に搭載され、移動体から対象物までの距離を測定して出力する測距手段と、
移動体の角速度を検出するセンサと、
複数の時刻において、ラインカメラが出力した走査線、測距手段が出力した距離、及びセンサが出力した角速度の中から、第1の時刻に出力された第1の走査線、第1の距離、及び第1の角速度、第2の時刻に出力された第2の走査線、第2の距離、及び第2の角速度を取得するデータ取得手段と、
データ取得手段により取得された第1の距離データ、第1の角速度、第2の距離データ、第2の角速度、第1の時刻、第2の時刻に基づき、第1の走査線と第2の走査線との間のズレ量を算出するズレ算出手段と、
ズレ算出手段から算出したズレ量に基づき、ラインカメラが出力した第1の走査線または第2の走査線を補正する画像処理手段と、を備えた。
この発明によれば、ラインカメラを搭載する移動体に振動が発生しても、ラインカメラが撮像する画像の画質の劣化を最小限に抑制することができる。
この発明の実施の形態1による移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるデータ分類部を示すブロック図である。 位置姿勢取得手段を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2によるデータ分類部を示すブロック図である。
実施の形態1.
以下、図を用いてこの発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による移動体搭載撮像システムの構成を示すブロック図である。図において、移動体搭載撮像システム100は、移動体10に搭載された撮像システム1と後処理部2と、を備えている。撮像システム1は、移動しながら周囲の画像をカメラを用いて連続的に撮像する。移動体10は、例えば道路上を移動する自動車などの車両等である。後処理部2は、撮像システム1から取得したデータを処理する部位であり、ここで、コンピュータなどでカメラの撮像情報と移動体の速度などの情報を処理し、処理された結果を基づいてカメラ撮像画像を補正して記録する。この後処理部2は、撮像システム1と合わせて移動体10上に設置してもよいし、移動体10上には設置せず、撮像システム1が撮像を終えた後にデータだけを撮像システム1から後処理部2に移動して処理するような構成としてもよい。これらは、撮影する撮影対象や要求仕様に応じて適宜構成することができる。
撮像システム1は、移動体に搭載されたラインカメラ11、位置検出手段12、センサ13、データ取得手段14、及び記録手段15を備えている。
ラインカメラ11は、移動体10に搭載され、この移動体10の移動方向と異なる方向に向けて撮像を行い、その撮像結果を走査線として出力する。ラインカメラ11は、主にCCD(Cgarge Coupled Device)イメージングセンサ又はCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージングセンサとレンズとコントロール回路部によって構成されており、対象物の画像をレンズによってセンサ面に結像させビデオ信号に変換して出力する。ラインカメラ11は、一般に1ラインの走査を高速に行うことができ、2次元カメラでは困難な高解像度の画像を取得できる。
位置検出手段12は、ラインカメラ11や移動体10などの位置を検出する装置で、GPS(Global Positioning System)などの位置が概算できる距離計である。
センサ13は、IMU(Inertial Measurement Unit)であり、加速度または角速度を検出できる装置である。基本的には、3方向の加速度計と3軸の角速度(ジャイロ)によって、XYZ軸の3方向の加速度と角速度とが求められ、この加速度又は角速度を加速度又は角速度として出力する。この実施の形態1のセンサ13は、ラインカメラ11の加速度を検出し、その検出結果を加速度(姿勢データ)として出力する。
データ取得手段14は、複数の時刻において、ラインカメラ11が出力した走査線d、位置検出手段12が出力した位置a、及びセンサ13が出力した加速度bの中から、第1の時刻に出力された第1の走査線、第1の位置、及び第1の加速度、第2の時刻に出力された第2の走査線、第2の位置、及び第2の加速度を取得する。
記録手段15は、データ取得手段14が出力する時刻データを記録する。
なお、この実施の形態1では説明を簡潔にするために、ラインカメラ11の走査線は垂直であるものとする。
移動体10に発生する振動は、直線振動と回転振動とに分類できる。ここで、上下方向(走査方向)、左右方向、および進行方向(鉛直な方向)についての直線振動は、加速度計を用いて検出される。また、移動体10のロールなどの回転振動(移動体10の方位角、左右傾斜角度、前後傾斜角度)は、角速度計を用いて検出される。
移動体10において振動が発生すると、ラインカメラ11の撮像結果である複数の走査線の間でズレが発生する。このズレ量は走査線中に写っている壁等の物体上のズレ量(画素数あるいは物体上の点間の距離)である。上下方向の振動が発生する場合、ラインカメラ11が走査線方向に平行移動するため、ズレ量は対象物17までの距離に依存しない。しかしながら、回転振動が発生すると、対象物17までの距離に比例して、走査線間のズレ量が大きくなる。
移動体10が自動車である場合、自動車は横方向、ロール方向のそれぞれで複雑に振動又は移動するため、正確な補正にはそれぞれ3軸(上下方向、鉛直方向、及び移動体の左右方向)全てを補正する必要がある。しかし、走査線のズレ量を発生させる主たる要因は、移動体10の上下振動(走査方向)であるとみなしうるため、最も簡易に補正する場合は、移動体10の上下振動を検知する加速度計のみでもよい。
なお、振動と回転は似た効果が現れる場合は、おおよその補正であれば加速度計や角速度計のみで対応可能である。
移動体10に搭載されたラインカメラ11は第1の時刻t1に第1の走査線を取得し、第2の時刻t2に第2の走査線を取得する。これら第1の走査線及び第2の走査線はデータ取得手段14に出力される。データ取得手段14は、取得した第1の走査線とその取得時刻である第1の時刻t1、及び第2の走査線とその取得時刻である第2の時刻t2を関連づける。
同様にして、位置検出手段12は位置第1の時刻t1に第1の位置を測定し、第2の時刻t2に第2の位置を測定する。
また、センサ13は第1の時刻t1に第1の加速度を検出し、第2の時刻t2に第2の加速度を検出する。これらのデータはいずれもデータ取得手段14に出力される。
データ取得手段14に出力された第1及び第2の走査線、第1及び第2の位置、第1及び第2の加速度、そして、それらのデータが取得された時刻である第1の時刻と第2の時刻は記録手段15に転送され、記録手段15において走査線dや、加速度b、位置aなどの情報をそれらのデータが取得された時刻とともに記録する。なお、記録手段15は、RAM(ランダムアクセスメモリ)でもよいし、後処理部2が移動体10に搭載されていない場合は、持ち運び可能なフラッシュメモリ(USBメモリやSDメモリカードなど)であってもよい。
後処理部2は、データ分類部21、位置姿勢取得手段22、ズレ算出手段23、画像処理手段24、及び画像記録手段25を備えている。
データ分類部21は、撮像システム1の記録手段15から出力した時刻データを分ける。
図2は、この実施の形態1によるデータ分類部21を示すブロック図である。撮像システム1の記録手段15が出力した時刻データをデータ分類部21に入力すると、データ分類部21は、第1の位置と第2の位置のような時刻付の位置情報、及び第1の加速度と第2の加速度のような時刻付の加速度情報を収集するGPS・IMUデータ211と、第1の走査線と第2の走査線のような時刻付の走査線を収集する走査線212と、を分ける。分けられた時刻付のGPS・IMUデータ211は位置姿勢取得手段22に入力され、時刻付の走査線212がズレ算出手段23に入力される。
位置姿勢取得手段22は、データ分類部21が分類した一部データが入力され、同一の時刻の位置と加速度とを探し出す。
図3は、位置姿勢取得手段22を示すブロック図である。位置姿勢取得手段22は、位置姿勢取得部221と、位置姿勢記録部222と、を備える。位置姿勢取得部221はGPS・IMUデータ211(時刻付)の時刻付の位置と、時刻付の加速度とを対応させることで、同一時刻に時刻データを探し出す。例えば、第1の時刻t1に時刻付の第1の位置と、時刻付の第1の加速度とを探し出し、第2の時刻t2に時刻付の第2の位置と、時刻付の第2の加速度とを探し出す。
しかし、各時刻のすべての走査線に対応する各時刻の位置姿勢データがない場合もある。その場合、位置姿勢取得部221において、対応する位置姿勢データを有する2つの走査線を用いて、その間に挟まれている走査線を補間する。すなわち位置姿勢データのない走査線の位置姿勢データを、近接する位置姿勢データを有している走査線の位置姿勢データに基づいて外挿する処理を行う。
このような補間方法としては、例えば時刻と位置姿勢データをX座標、Y座標とする既知の2点を通過する直線を求めて、その2点間の時間の各走査線に対応する直線上の位置姿勢データを各走査線に付与する線形補間方法を用いてもよい。
また、位置姿勢データを有する隣接した3つの走査線を二次曲線補間方法を利用することもできる。この場合は、時刻と位置姿勢データをX座標、Y座標とする3点を通過する二次関数を求めておき、この3つの走査線の最初の時刻のものと最後の時刻のものに挟まれた走査線の時刻に対応する位置姿勢データを、求めた二次関数から算出する方法などもある。なお、二次関数は一般式Y=aX2+bX+cで表されるから、このa,b,cを未知数とする3元連立方程式を解くためには、3つの点Xがあれば十分である。
その他、上で述べた線形補間方法や二次曲線補間方法に限らず、他の補間方法を用いてもよい。
例えば、位置検出手段12が1秒間に6回の位置データを出力し、センサ13が1秒間に6回の加速度を出力した場合を考える。ラインカメラ11はGPSや加速度センサ等に比べてデータ出力レート(撮像回数)が通常高いため、すべての走査線に対応する位置データや加速度データがないことになる。そこで、位置姿勢取得部221は、走査線に付与された時刻に最も近い時刻が付与されている前後の位置データと加速度データを用いて、この走査線に対応する位置と加速度とを線形補間処理によって求める。
ズレ算出手段23は、画像を接合する時に、逆算により補正演算を行い、各時刻の加速度に基づき、走査線の間のズレ量を算出する。ここでの逆算とは、位置姿勢取得手段22からの時刻付の位置姿勢データfに基づいてラインカメラ11の画像のズレ量(シフト量)を算出する。
この実施の形態1では、上下振動を検出することとしているため、位置検出手段12から出力した位置を使わず、補正はセンサ13主体で行い、センサ13が加速度計を用いて上下方向(走査方向)の加速度を検出して出力する。図1に示すように、位置姿勢取得手段22からの第1の時刻t1の第1の位置姿勢データf1及び第2の時刻t2の第2の位置姿勢データf2に基づき、加速度のうちラインカメラ11の走査線方向(上下方向)の加速度a(t)として、加速度a(t)を2回積分することによりラインカメラ11の時刻ごとの位置を求めて、第1の時刻t1の第1の走査線と第2の時刻t2の第2の走査線との間のズレ量を算出する。
ここでは、移動体10が移動しても、走査線方向の速度と位置とが一定である。あるいは、走査線方向(上下方向)でラインカメラ11の位置と速度が移動体10の移動により変化せず、加速度のみが発生する。この実施の形態1では、走査線方向の加速度のみで、走査線のズレ量を算出した。なお、走行しながらトンネル内の壁の表面を観察し、壁面の傷などを観察する必要がある場合は、壁面の傷などの位置を特定するため、位置が必要する。
画像処理手段24は、ズレ算出手段23から算出したズレ量を用いてラインカメラ11が出力した走査線を補正し、補正した後の走査線を連結して2次元画像を合成する。
あるいは、ズレ算出手段23から算出したズレ量が画像のシフト量として、時刻付の走査線をシフトし、シフトした画像を張り合わせることにより、2次元画像を合成し、上下振動を除去した画像を作り出すことができる。
画像記録手段25は、画像処理手段24から出力した走査線の情報を記録する。
また、既存手法であるスタビライザ装置は特にカメラが複数である場合、大掛かりとなるが、この実施の形態では、ラインカメラ11が複数である場合、センサ13が1個で実現可能である。
この発明の実施の形態によれば、ラインカメラ11で撮像した画像は、移動体10の振動が発生したとしても振動の影響に寄らず均一な画像を得ることができる。また、センサ13はラインカメラ11の数に寄らず1個で均一な画像を得ることが実現できる。
実施の形態2.
以下、図を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1と共通する構成要素については、同符号を付して実施の形態1からの変更点がない限り、その説明を省略することとする。
図4はこの実施の形態2による移動体搭載システムの構成を示すブロック図である。図において、移動体に搭載された撮像システム1は、ラインカメラ11、位置検出手段12、センサ13、データ取得手段14、記録手段15、及び測距手段16を備えている。
センサ13は、ラインカメラ11の角速度を検出し、その検出結果を角速度(姿勢データ)として出力する。
データ取得手段14は、複数の時刻において、ラインカメラ11が出力した走査線d、位置検出手段12が出力した位置a、センサ13が出力した角速度b、及び測距手段16が出力した距離cの中から、第1の時刻に出力された第1の走査線、第1の位置、第1の加速度、及び第1の距離、第2の時刻に出力された第2の走査線、第2の位置、第2の角速度、及び第2の距離を取得する。
測距手段16は、移動体10から対象物17までの距離を測定し、その測定結果を距離として出力する。モービルマッピングシステム(MMS)のような姿勢の場合は、移動体10から対象物17までの距離の認識が必要とするため、測距手段16を設置することが必要とする。
この実施の形態2の測距手段16はレーザ装置である。レーザ装置16はレーザの性質を利用して、レーザ装置16からのレーザの発射角度とそのときの2点の間の距離を測定することができ、数10〜数100mまでの距離を誤差1mm〜1cm程度で瞬時に測定できる。ここで、レーザ装置16とラインカメラ11の位置関係は予め測定していて、レーザ装置16から対象物17までの距離により、ラインカメラ11から対象物17までの距離を判ずることができる。
この実施の形態2の後処理部2は、記録手段15から出力した時刻データを分類するデータ分類部21と、データ分類部が分類した一部データが入力され、同一の時刻の位置と角速度を探し出す位置姿勢取得手段22と、位置姿勢取得手段22が出力する時刻付の位置姿勢データfと時刻付の距離213とに基づいてズレ量を求めるズレ算出手段23と、このズレ量を用いて時刻付の走査線を補正し、補正した時刻付の走査線を連結して2次元画像を合成する画像処理手段24と、画像処理手段24が出力した走査線を記録する画像記録手段25と、を備えている。
図5は、この実施の形態2によるデータ分類部21を示すブロック図である。記録手段15から出力した時刻データをデータ分類部21に入力する。データ分類部21は、第1の位置と第2の位置のような時刻付の位置情報、及び第1の角速度と第2の角速度のような時刻付の角速度情報を収集するGPS・IMUデータ211と、第1の距離と第2の距離のような時刻付の距離情報を収集する距離213と、第1の走査線と第2の走査線のような時刻付の走査線情報を収集する走査線212と、を分ける。その後、時刻付のGPS・IMUデータ211は、位置姿勢取得手段22に入力され、時刻付の距離と時刻付の走査線とはズレ算出手段23に入力される。
ズレ算出手段23は、画像を接合する時に、逆算により補正演算を行い、各時刻の角速度を用いてラインカメラ11の撮像角度を求め、この撮像角度と移動体から対象物までの距離に基づいて対象物での移動距離を算出することができる。つまり、この実施の形態2では、位置姿勢取得手段22からの時刻付の位置姿勢データfと時刻付の距離に基づいてラインカメラ11から出力した第1の走査線と第2の走査線の間のズレ量(シフト量)を算出することができる。
この実施の形態2では、回転振動を検出することとしているため、実施の形態1と同様で位置検出手段12から出力した位置を使わず、走査方向の補正を行う。なお、補正はセンサ13と測距手段16で行い、センサ13が角速度計を用いて走査方向の角速度を検出し、測距手段16が移動体10と対象物17との間の距離を測定する。図4に示すように、位置姿勢取得手段22からの第1の時刻t1の第1の位置姿勢データf1と第2の時刻の第2の位置姿勢データf2、及び第1の時刻t1の第1の距離と第2の時刻t2の第2の距離に基づき、各時刻の角速度ω(t)、対象物17までの距離Lとして、各時刻の角速度ω(t)を積分してラインカメラ11の撮像時の角度に直して、この撮像角度を正接関数にした結果かける移動体10から対象物17までの距離の積が、対象物17での移動距離(ズレ量)であり、即ち、第1の時刻t1と第2の時刻t2の走査線の間のズレ量を求められる。求めた移動距離(ズレ量)は画像のシフト量として、時刻付の走査線を補正し、補正した画像を張り合わせることにより、回転振動を除去した画像を作り出すことができる。つまり、ラインカメラ11が撮像した時刻ごとのラインカメラ11の指向方向(角度方向)を演算し、この指向方向を用いて時刻付の走査線を補正した走査線を順番に張り合わせることで、揺らぎのない画像が得られる。
なお、対象物17が近い場合、例えば路面など、上下振動が回転振動より優位に働くので、実施の形態1のような直線振動成分のみの除去でも十分な場合もある。対象物17が遠い場合、例えば3m以上の距離を離れた壁面など、上下振動および回転振動を両方とも除去することが必要場合もあり、その場合、実施の形態1と実施の形態2を合わせて振動を除去する。
また、回転振動の場合でも、ラインカメラ11が複数である場合、センサ13がラインカメラ11の数に寄らず1個で均一な画像を得ることが実現できる。
この発明の実施の形態2によれば、ラインカメラ11で撮像した画像は、移動体1の回転振動が発生したとしても振動の影響に寄らず均一な画像を得ることができる。
この発明は、道路路面や、トンネルなどの中で、移動体搭載撮像システムは連続撮像かつ均一な画像を取得することとして使用されている。
100 移動体搭載撮像システム、1 撮像システム、10 移動体、11 ラインカメラ、12 位置検出手段、13 センサ(IMU)、14 データ取得手段、15 記録手段、16 測距手段、17 対象物、2 後処理部、21 データ分類部、211 GPS・IMUデータ(時刻付)、212 走査線(時刻付)、213 距離(時刻付)、22 位置姿勢取得手段、221 位置姿勢取得部、222 位置姿勢記録部、23 ズレ算出手段、a 位置、b 加速度角速度、c 距離、d 走査線、f 位置姿勢データ(時刻付)、g 走査線(処理後)、24 画像処理手段、25 画像記録手段

Claims (8)

  1. 移動体に搭載され、この移動体の移動方向と異なる方向に向けて撮像を行い、その撮像結果を走査線として出力するラインカメラと、
    前記移動体の加速度を検出するセンサと、
    複数の時刻において、前記ラインカメラが出力した走査線、及び前記センサが出力した加速度の中から、第1の時刻に出力された第1の走査線と第1の加速度、第2の時刻に出力された第2の走査線と第2の加速度を取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段により取得された前記第1の加速度、前記第2の加速度、前記第1の時刻、前記第2の時刻に基づき、前記第1の走査線と前記第2の走査線との間のズレ量を算出するズレ算出手段と、
    前記ズレ算出手段から算出したズレ量に基づき、前記ラインカメラが出力した前記第1の走査線または第2の走査線を補正する画像処理手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体撮像システム。
  2. 前記ズレ算出手段は、前記加速度のうち前記ラインカメラの走査線方向成分を積分することにより前記ラインカメラの時刻ごとの位置を求めて前記走査線の間のズレ量を算出することを特徴とする請求項1に記載の移動体撮像システム。
  3. 前記画像処理手段は、算出された前記走査線のズレ量を用いて前記第1の走査線または前記第2の走査線を補正した後、これらの走査線を連結して2次元画像を合成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体撮像システム。
  4. 前記複数の時刻において、前記時刻データ取得手段は前記走査線と、前記加速度とが入力された時刻にそれぞれの時刻データを取得し、取得した時刻付の前記走査線と、時刻付の前記加速度とを分類するデータ分類部と、
    前記データ分類部が分類した時刻付の前記加速度により、各時刻の前記走査線に対応する各時刻の前記移動体の加速度を探し出して記録する位置姿勢取得手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体撮像システム。
  5. 移動体に搭載され、この移動体の移動方向と異なる方向に向けて撮像を行い、その撮像結果を走査線として出力するラインカメラと、
    前記移動体に搭載され、前記移動体から対象物までの距離を測定して出力する測距手段と、
    前記移動体の角速度を検出するセンサと、
    複数の時刻において、前記ラインカメラが出力した走査線、前記測距手段が出力した距離、及び前記センサが出力した角速度の中から、第1の時刻に出力された第1の走査線、第1の距離、及び第1の角速度、第2の時刻に出力された第2の走査線、第2の距離、及び第2の角速度を取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段により取得された前記第1の距離データ、前記第1の角速度、前記第2の距離データ、前記第2の角速度、前記第1の時刻、前記第2の時刻に基づき、前記第1の走査線と前記第2の走査線との間のズレ量を算出するズレ算出手段と、
    前記ズレ算出手段から算出したズレ量に基づき、前記ラインカメラが出力した前記第1の走査線または第2の走査線を補正する画像処理手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体撮像システム。
  6. 前記ズレ算出手段は、前記角速度を用いて前記ラインカメラの撮像角度を求め、この撮像角度と前記移動体から対象物までの距離とに基づいて前記対象物での移動距離を算出することにより、前記第1の走査線または前記第2の走査線のズレ量を算出することを特徴とする請求項5に記載の移動体撮像システム。
  7. 前記画像処理手段は、算出された前記走査線のズレ量を用いて前記第1の走査線又は前記第2の走査線を補正した後、これらの走査線を連結して2次元画像を合成することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の移動体撮像システム。
  8. 前記複数の時刻において、前記時刻データ取得手段は前記走査線、前記位置データ、及び前記角速度が入力された時刻にそれぞれの時刻データを取得し、取得した時刻付の前記距離データと、時刻付の前記角速度と、時刻付の前記走査線とを分類するデータ分類部と、
    前記データ分類部が分類した時刻付の前記角速度により、各時刻の前記走査線に対応する各時刻の前記移動体の角速度を探し出して記録する位置姿勢取得手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の移動体撮像システム。
JP2014103086A 2014-05-19 2014-05-19 移動体撮像システム Pending JP2015220623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103086A JP2015220623A (ja) 2014-05-19 2014-05-19 移動体撮像システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103086A JP2015220623A (ja) 2014-05-19 2014-05-19 移動体撮像システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015220623A true JP2015220623A (ja) 2015-12-07

Family

ID=54779679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014103086A Pending JP2015220623A (ja) 2014-05-19 2014-05-19 移動体撮像システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015220623A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020088760A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 三菱電機株式会社 画像歪検出装置及び画像歪検出プログラム
WO2020129715A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 日本電信電話株式会社 画像補正装置、画像補正方法、及びプログラム
JP2020144079A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 三菱電機株式会社 路面性状計測装置、路面性状計測システム、路面性状計測方法、および路面性状計測プログラム
WO2021214834A1 (ja) * 2020-04-20 2021-10-28 日本電信電話株式会社 振動補正装置、振動補正方法、及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307764A (ja) * 1995-03-03 1996-11-22 Minolta Co Ltd ラインセンサカメラ
JP2000287114A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Toshiba Corp 画像撮像記録装置
JP2001043353A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Central Japan Railway Co トンネル壁面の展開画像作成装置
JP2004354097A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Starlabo Corp スペクトル画像化装置
JP2013255121A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307764A (ja) * 1995-03-03 1996-11-22 Minolta Co Ltd ラインセンサカメラ
JP2000287114A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Toshiba Corp 画像撮像記録装置
JP2001043353A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Central Japan Railway Co トンネル壁面の展開画像作成装置
JP2004354097A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Starlabo Corp スペクトル画像化装置
JP2013255121A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020088760A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 三菱電機株式会社 画像歪検出装置及び画像歪検出プログラム
JP7058590B2 (ja) 2018-11-29 2022-04-22 三菱電機株式会社 画像歪検出装置及び画像歪検出プログラム
WO2020129715A1 (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 日本電信電話株式会社 画像補正装置、画像補正方法、及びプログラム
JP2020144079A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 三菱電機株式会社 路面性状計測装置、路面性状計測システム、路面性状計測方法、および路面性状計測プログラム
JP7195185B2 (ja) 2019-03-08 2022-12-23 三菱電機株式会社 路面性状計測装置、路面性状計測システム、路面性状計測方法、および路面性状計測プログラム
WO2021214834A1 (ja) * 2020-04-20 2021-10-28 日本電信電話株式会社 振動補正装置、振動補正方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2981062B1 (en) Image-capturing device, solid-state image-capturing element, camera module, electronic device, and image-capturing method
JP5273356B2 (ja) 複眼画像入力装置及びそれを用いた距離測定装置
KR101758735B1 (ko) 카메라와 목표물 사이의 수평 거리를 구하는 방법, 이 방법을 채용한 카메라 및 감시 시스템
JP5293131B2 (ja) 車両用複眼距離測定装置及び複眼距離測定方法
JP6594180B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP6413595B2 (ja) 画像処理装置、システム、画像処理方法およびプログラム
JP2008298533A (ja) 障害物計測方法、障害物計測装置及び障害物計測システム
JP2015220623A (ja) 移動体撮像システム
JP2016057063A (ja) 測定対象物の非接触検知方法及びその装置
US11509813B2 (en) Image processing device
US10706589B2 (en) Vision system for a motor vehicle and method of controlling a vision system
CN108260360B (zh) 场景深度计算方法、装置及终端
JP5162412B2 (ja) トンネル壁面撮影装置
JP6751082B2 (ja) フリースペース検出装置及びフリースペース検出方法
JP4752319B2 (ja) 画像認識装置及び画像認識方法
EP4235574A1 (en) Measuring device, moving device, measuring method, and storage medium
JP6699323B2 (ja) 電車設備の三次元計測装置及び三次元計測方法
JP2007255955A (ja) 姿勢角検出装置、カメラ
JP6241083B2 (ja) 撮像装置及び視差検出方法
JP2010223619A (ja) キャリブレーション装置およびキャリブレーション方法
JP7053434B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6207435B2 (ja) 移動体搭載撮影システム
US11282223B2 (en) Signal processing apparatus, signal processing method, and imaging apparatus
JP2988383B2 (ja) 移動体の検出システム
JP6746036B2 (ja) 情報処理装置、検出システム、情報処理方法、および情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20171027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180703