JP5428472B2 - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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本発明は、等価直列抵抗(ESR)や等価直列インダクタンス(ESL)の悪化の要因を排除した過渡応答性が良好で、かつ、大容量の固体電解コンデンサの製造方法に関する。
近年、電子回路のデジタル化が進み、大電流かつ低電圧で動作するLSIなどの電源電圧安定化に対応するために、電荷供給が速い過渡応答性の良いコンデンサが開発されている。
しかしながら、集積回路等を高周波で動作させた場合には、瞬時に電圧が低下することが知られており、コンデンサ等から電力が供給されると、動作電圧まで電圧が上昇するが、その後集積回路で消費される電力があり、電力は常に供給されないと動作電圧が低下してしまう。従って、集積回路を高周波で安定して動作させるには、過渡時に速やかに電力を供給するコンデンサと、消費される電力を供給するために、長時間にわたり安定した電力を供給することのできるコンデンサとが必要となる。
このようなコンデンサとしては、2または3個のコンデンサ素子を備え、この内の1又は2個のコンデンサ素子の一方の電極を、スルーホール電極を通してそれぞれ下面接続し、各コンデンサ素子の他方または両方の電極を接続端子で接続しているコンデンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−299162号公報
しかしながら、特許文献1の発明のコンデンサでは、複数のコンデンサ素子を並列に接続して大容量化するとともに、それぞれの素子の一方の電極を下面配置して電流経路の複数化および短縮でESL低減を図っているが、少なくとも他方の電極は、1つの接続端子を引き出し電極としており、過渡応答特性は十分ではないという問題点があった。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電子回路の更なる大電流化かつ低電圧化に対応するために、過渡応答機能部と電力供給機能部を有する固体電解コンデンサにおいて、過渡応答機能部による、集積回路を高周波で動作させた場合の瞬時の電圧低下に対応するだけでなく、電力供給機能部においても電力供給が素早く行われ、集積回路の消費電力を遅滞無く供給できる固体電解コンデンサの製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、絶縁基板を貫通する貫通孔をあける基板作成工程と、前記基板にあけた孔に、陽極及び陰極用の外部電極を作成する電極部作成工程と、前記陰極電極の基板上面部に突出した部分に、絶縁被膜を形成する絶縁処理工程と、前記基板の上面部に、第1のコンデンサ素子部を形成する第1素子形成工程と、前記陽極電極の上面に第2のコンデンサ素子部を形成する第2素子形成工程と、前記第1のコンデンサ素子部及び陰極電極の軸部の先端と第2のコンデンサ素子部とを陰極引出部を介して接続するコンデンサ接続工程と、前記第1及び第2のコンデンサ素子を絶縁樹脂で被覆するパッケージ工程を備えたことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、2つのコンデンサ素子を並列接続して大容量化するとともに、第1のコンデンサ素子部では、陽極電極及び陰極電極ともに、基板の下面に端子(他の電子部品との接続部)を設けることができる。これにより、各電極の経路を短くすることができるので、過渡応答特性を高めることができる。また、第2のコンデンサ素子の陰極電極部は第1のコンデンサ素子と共通である。これにより、第1のコンデンサ素子において容量無効部と成る電極部を増加させること無く、電力供給が素早く行われ、集積回路の消費電力を遅滞無く供給できる。さらに、陽極及び陰極電極を複数備える構成であるので、第1及び第2のコンデンサ素子ともに複数電極引き出し構成とすることができる。これにより、電流経路を分割することで大容量で過渡応答性の良好な固体電解コンデンサを得ることができる。
本発明の実施例1における固体電解コンデンサの構成を示す図。 本発明の実施例1における固体電解コンデンサの製造工程(1)〜(4)を示す図。 本発明の実施例1における固体電解コンデンサの製造工程(5)〜(7)を示す図。
以下、本発明に係る固体電解コンデンサの構成と固体電解コンデンサの製造方法の実施例を図面を参照して説明する。なお、背景技術や課題で既に説明した内容と共通の前提事項は適宜省略する。
[1.固体電解コンデンサの構成]
図1は、本実施例における固体電解コンデンサの断面図を示したものである。基板1には、所定の間隔で貫通孔1aが形成されている。基板1は、シリコンなどの絶縁物から形成される。各貫通孔1aには、陽極及び陰極電極2a,2bが挿入されている。各貫通孔1a及びこれに挿入する電極2a,2bの形状は任意で、陽極電極2aと陰極電極2bとで形状を変えることもできる。貫通孔1a及び電極2a,2bの数は任意であり、陽極電極2aと陰極電極2bの電極数が同数である必要もない。
陽極及び陰極電極2a,2bは、基板1の下面に突出したコンデンサ素子の端子部(他の電子部品との接続部)21と、基板1の貫通孔1aに挿入される柱状の軸部22とから構成される。陽極電極2aと陰極電極部2bとでは、端子部21の形状は同一であるが、軸部22の長さが異なる。陽極電極2aの軸部22の長さは、基板1の厚さと同一である。一方、陰極電極2bの軸部22の長さは、基板1の厚さよりも長く、基板1に積層された第1のコンデンサ素子部4aと基板1の厚さを加えた寸法になっている。
このため、陽極電極2aの軸部22の先は、基板1の表面に露出はするが、基盤1の表面からは突出しない。また、陽極電極2aの軸部22の先端の露出部分は、基板1の上面に形成された第1のコンデンサ素子部4aの下面に接触する。本実施例において、この第1のコンデンサ素子部4aは、弁作用を有する金属の多孔質体に誘電体酸化被膜を形成し、さらにその誘電体酸化被膜の上に、導電性高分子層を形成したものを使用する。従って、前記陽極電極2aの軸部22の先端の露出部分は、第1のコンデンサ素子部4aの下面に存在する弁金属と電気的に導通する。なお、第1のコンデンサ素子部4aを形成する導電性高分子としては、チオフェンまたはピロールなどを材料として、化学重合や電解重合などの公知の技術により製造したものが使用できる。
一方、陰極電極2bの軸部22の先端は、基板1の表面から第1のコンデンサ素子部4aの厚み分突出している。この基板1の表面から突出した軸部11の側面(外周面)には、絶縁被膜3が形成されている。前記基板1の上面に形成された第1のコンデンサ素子部4aは、この絶縁被膜3を介して軸部22と接するので、陰極電極2bと第1のコンデンサ素子部4aとは、絶縁されている。
第1のコンデンサ素子部4aの表面と、第1のコンデンサ素子部4aの表面に露出している陰極電極2bの軸部22の先端を覆うように、固体電解コンデンサの陰極引出部5となるグラファイト層と銀ペースト層が形成される。なお、このグラファイト層と銀ペースト層を順次第1のコンデンサ素子部4aの上に形成する構成は、公知の固体電解コンデンサの構成と同様である。そのため、図1においては、グラファイト層と銀ペースト層との積層物を陰極引出部5として一体に示している。その結果、第1のコンデンサ素子部4aの表面に露出している陰極電極2bの軸部22の先端と、第1のコンデンサ素子部4aの上面に形成された陰極引出部5とが接触し、電気的に導通する。
この陰極引出部5の上部に、コンデンサ素子部4bが設けられている。コンデンサ素子部4bは、第1のコンデンサ素子部4aと同様に、弁作用を有する金属の多孔質体に誘電体酸化被膜を形成し、さらにその誘電体酸化被膜の上に、導電性高分子層を形成したものを使用する。このコンデンサ素子部4bの陰極部分は、陰極引出部5と電気的に接続されている。
第2のコンデンサ素子部4bの上部には、陽極電極2cが設けられている。陽極電極2cの形状及び数は、任意である。本実施例において、この陽極電極2cは、前記第1のコンデンサ素子部4aを外側から覆うような略コ字形状をした金属フレームによって形成される。この陽極電極2cを構成する金属フレームとしては、例えば、銅などが使用される。略コ字形をした陽極電極2cの左右の脚部は、基板1、第1のコンデンサ素子部4a、陰極引出部5及び第1のコンデンサ素子部4aとを合わせた厚さの分の寸法を有し、その先端部が実装基板への接続部23,23になっている。略コ字形をした陽極電極2cの中央の水平部分は、第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4b及び陰極引出部5の上面よりも広くなっており、この部分が第2のコンデンサ素子4bへの接続部24になっている。
この陽極電極2cの内側と外側、第2のコンデンサ素子4bの外周、陰極引出部5の外周部、及び第1のコンデンサ素子部4aの外周部を被覆するように、モールド樹脂6が設けられている。そのため、本実施例の固体電解コンデンサは、絶縁性の基板1及びその下面に露出した陽極及び陰極電極部2a,2b,の端子部21と、第2のコンデンサ素子の陽極部2cに設けられた基板接続部24以外の部分が、モールド樹脂6によって被覆されている。
[2.固体電解コンデンサの製造工程]
本実施例の固体電解コンデンサの製造方法は、次のような各工程を有する。
(1)基板1を貫通する貫通孔1aを空ける基板作成工程。
(2)貫通孔1aに陽極及び陰極電極2a,2bを埋め込んで電極を形成する第1電極形成工程。
(3)基板1の上面に突出した陰極電極の軸部22に絶縁被膜3を形成する絶縁処理工程。
(4)基板1の上面に第1のコンデンサ素子部4aを形成する第1素子形成工程。
(5)陽極電極2cの上面にコンデンサ素子部4bを形成する第2素子形成工程
(6)第1のコンデンサ素子部4a及び陰極電極2bの軸部22の先端とコンデンサ素子部4bとを陰極引出部5を介して接続するコンデンサ接続工程
(7)陽極電極2cの内側と外側、第2のコンデンサ素子4bの外周、陰極引出部5の外周部、及び第1のコンデンサ素子部4aの外周部を被覆するように、モールド樹脂6によりパッケージするパッケージ工程。
以下、各工程を具体的に説明する。
(1)基板作成工程
基板作成工程では、基板1を貫通する貫通孔1aを作成する。図2(1)に示すように、基板1は、平坦な板であり、シリコンなどの絶縁物で形成される。この基板1に、陽極及び陰極電極2a,2bを挿入する貫通孔1aを作成する。前述のとおり、貫通孔1aの数及び形状は任意である。
(2)電極形成工程
電極形成工程では、陽極及び陰極電極2a,2bを形成する。図2(2)に示すように、基板1の穴に銅などの良導体を埋め込んで、陽極及び陰極電極2a,2bとする。端子部21と柱状部22からなる陽極及び陰極電極2a,2bを、基板1の下面から埋め込むことにより、基板1の下面に端子部21が突出する。この時、基板1の上面では、陽極の電極2aの軸部22の先端は、露出するが突出はしない。一方、陰極電極2bの軸部22の先端は、固体電解質層4の厚さの分だけ突出する。
(3)絶縁処理工程
絶縁処理工程では、図2(3)に示すように、陰極電極2bの軸部22の側面に絶縁被膜3を形成する。この絶縁被膜3の形成方法は、固体電解コンデンサにおける公知技術と同様でよい。また、絶縁被膜3は、陰極電極2bを貫通孔1aに埋め込んでから形成する必要は無く、陰極電極2bの軸部22に絶縁被膜3を形成したものを、基板1に埋め込んでも良い。
(4)第1素子形成工程
第1素子形成工程では、基板1の上面部に第1のコンデンサ素子部4aを形成する。まず、図2(4)に示すように、弁作用をもつ金属を、陰極電極部2が突出した厚さと同じ分だけ蒸着させることにより、多孔質体層を形成する。また、弁金属を蒸着させる代わりに、陰極電極部2の突出した部分に穴が開いた弁金属板を使用することもできる。この場合は、弁金属板に、交流あるいは直流エッチングなど公知の手段により、エッチングをすることで、多孔質体層を形成することができる。
次に、多孔質体層を陽極酸化させる。これによって、多孔質体層に誘電体酸化皮膜を形成する。さらに、形成した誘電体酸化皮膜の上に、固体電解質層を形成する。ここで、固体電解質層としては、導電性高分子が好適であり、このような導電性高分子層は、チオフェン、ピロール等をもとに、化学重合、電解重合など、公知の技術により形成することができる。
(5)第2素子形成工程
第2素子形成工程では、略コ字型をした陽極電極2cの接続部24の内面に第2のコンデンサ素子部4bを形成する。まず、図3(5)に示すように、陽極電極2cの接続部24に弁作用をもつ金属を、所定の厚さの分だけ蒸着させることにより、多孔質体層を形成する。また、第1素子形成工程と同様に、弁金属を蒸着させる代わりに、弁金属板をエッチングをすることで、多孔質体層を形成することができる。さらに、形成した誘電体酸化皮膜の上に、固体電解質層を形成する。ここで、固体電解質層としては、導電性高分子が好適であり、このような導電性高分子層は、チオフェン、ピロール等をもとに、化学重合、電解重合など、公知の技術により形成することができる。
(6)コンデンサ接続工程
コンデンサ接続工程では、第1のコンデンサ素子部4a及び陰極電極2bの軸部22の先端と第2のコンデンサ素子部4bとを、陰極引出部5を介して接続する。すなわち、先ず、図3(6)に示すように、第1のコンデンサ素子部4aと陰極電極2bの軸部22の先端に、陰極引出部5を設ける。この陰極引出部5は、一例として、グラファイト(Gr)層と銀ペースト層を積層することにより形成する。このグラファイト(Gr)層と銀ペースト層の形成手段は、固体電解コンデンサにおける公知技術と同様でよい。その後、この陰極引出部5の上面に第2のコンデンサ素子部4bを積層し固定する。このとき、コンデンサ素子部4bには、陽極電極2cが形成されている。よって、コンデンサ素子4bと陰極引出部5を接続することにより、陽極電極2cの左右の脚部の先端に設けられた素子接続部24が、基板1の下面よりも突出する。素子接続部24の位置は、陽極及び陰極2a,2bの端子部21と同一の位置となる。
この陰極引出部5は、第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4bを流れる電流のバイパス電流経路となる。
(7)パッケージ工程
パッケージ工程では、図3(7)に示すように、陽極電極2cの内側と外側、第2のコンデンサ素子4bの外周、陰極引出部5の外周部、及び第1のコンデンサ素子部4aの外周部をモールド樹脂6により覆う。樹脂モールドとしては、エポキシ樹脂などの公知の樹脂を使用することができる。
[3.実施例1の作用効果]
以上のような工程を有する本実施例では、第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4bにおいて、陽極電極2a,2cと第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4bの多孔質層とを電気的に直接接続しているので、接続抵抗等の過渡応答性の悪化要因を排除することができる。一方、陰極側においても、陰極引出部5と陰極電極2bとを直接接続するので、導電性接着剤の介在による界面抵抗及びバルク抵抗からなる抵抗が増大する要因も排除することができる。
また、基板1または陽極電極2c上で、第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4b形成することができる。第1のコンデンサ素子部4aと接触する絶縁被膜3の形成も、第1のコンデンサ素子部4aを形成する前に、予め行っておけば良く、第1のコンデンサ素子部4aへの影響が無い。このように、コンデンサの要部であるコンデンサ素子部に対し、煩雑な工程を行う必要が無いので、製造工程におけるストレス要因も無い。
さらに、第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4bに接続する陽極及び陰極電極2a,2bの数は、任意とすることができ、電流経路を自由に増やせる構造である。このため、電流経路をn個に分割することで、実質的に等価直列インダクタンス(ESL)を1/nとできる。さらに、陽極及び陰極電極2a,2bを交互配置することで、流れる電流により形成される磁場を互いに相殺する構造とすることができる。これらにより、等価直列インダクタンス(ESL)の低減を可能とする。
第1のコンデンサ素子部4aは、陽極電極2aの真上に形成されているので、コンデンサ素子の端子部21までの電流経路(配線長)を短くすることができる。これにより、等価直列インダクタンス(ESL)を低減することができる。さらに、陽極及び陰極電極2a,2bの端子部21を基板1の下面である実装面側に配設しているので、新たに接続バンプ等を形成する必要がない。そのうえ、陽極及び陰極電極2a,2bに金属材料を用いることが出来る。そのために、接続界面抵抗及びバルク抵抗が排除され、過渡応答性が改善される。
コンデンサ素子部4bを設けることにより、大容量化することができる。またコンデンサ素子部4bの陰極電極は、第1のコンデンサ素子部4aと共通であり、コンデンサ素子4aにおいて容量無効部と成る陰極を増加させること無く、電力供給を遅滞無く行える。また、第2のコンデンサ素子4bの陽極電極も、複数とすることができる。これにより、大容量で過渡応答性の良好な固体電解コンデンサが得られる。
[4.他の実施例]
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するもの及びそれ以外の他の実施形態も含むものである。
(a)前記実施例1では、1つの固体電解コンデンサの製造方法について述べているが、ウェハなどで作成することにより、複数のコンデンサ素子を一度に作成することができる。ウェハで作成時には、パッケージ工程で基板1の上面部をパッケージした後に、個々のコンデンサに切断することにより、複数のコンデンサ素子を製造することができる。
(b)前記実施例1では、陰極電極2bが基板1及び第1のコンデンサ素子部4aを貫通すると共に、陽極電極2aが基板1を貫通する構成となっているが、陽極及び陰極電極2a,2bが基板1及びコンデンサ素子4aを貫通する必要はない。陽極及び陰極電極2a,2bが基板1及びコンデンサ素子4aを貫通する以外の方法で、基板との接続面設けられた陽極電極及び陰極電極の端子部(他の電子部品との接続部)と、コンデンサ素子の陽極及び陰極側と接続することもできる。
(c)前記実施例1では、固体電解コンデンサは第1及び第2のコンデンサ素子部4a,4bの2つの素子部を有していたが、素子の数は2つでなくてもよい。固体電解コンデンサで必要な、容量を得るために、コンデンサ素子部を増やすことも可能である。
1…基板
2a…陽極電極
2b…陰極電極
2c…陽極電極
21…端子部
22…軸部
23…基板接続部
24…素子接続部
3…絶縁被膜
4…コンデンサ素子部
5…陰極引出部
6…モールド樹脂

Claims (4)

  1. 絶縁基板を貫通する貫通孔をあける基板作成工程と、
    前記基板にけたに、陽極及び陰極用の外部電極を作成する電極部作成工程と、
    前記陰極電極の基板上面部に突出した部分に、絶縁被膜を形成する絶縁処理工程と、
    前記基板の上面部に、第1のコンデンサ素子部を形成する第1素子形成工程と、
    前記陽極電極の上面に第2のコンデンサ素子部を形成する第2素子形成工程と、
    前記第1のコンデンサ素子部及び陰極電極の軸部の先端と第2のコンデンサ素子部とを陰極引出部を介して接続するコンデンサ接続工程と、
    前記第1及び第2のコンデンサ素子を絶縁樹脂で被覆するパッケージ工程を備えたことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記陰極電極が基板及びコンデンサ素子部を貫通すると共に、前記陽極電極が基板を貫通することを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記コンデンサ素子部が、多孔質の弁金属の表面に陽極酸化被膜層を形成し、その上に導電性高分子層形成したことを特徴とする請求項または請求項に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  4. 前記陽極電極及び陰極電極がそれぞれ複数個設けられると共に、交互に配置されたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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