JP5428154B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
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Description
[1] (A)芳香族ポリエステル樹脂100重量部に対して、
(B)下記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むポリカーボネート 2〜80重量部 を配合してなる樹脂組成物。
[3] 前記(B)ポリカーボネートのガラス転移温度が80℃以上であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4] 前記(B)ポリカーボネートが、更に脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むことを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[5] 前記(B)ポリカーボネートに含まれる上記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位と脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位との比率(モル%)が100:0〜30:70であることを特徴とする[4]に記載の樹脂組成物。
[6] 前記(B)ポリカーボネートに含まれる上記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位と脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位との比率(モル%)が90:10〜40:60の範囲であることを特徴とする[4]に記載の樹脂組成物。
[7] 前記(B)ポリカーボネートに含まれる上記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位と脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位との比率(モル%)が85:15〜45:55の範囲であることを特徴とする[4]に記載の樹脂組成物。
本樹脂組成物に用いる(A)芳香族ポリエステル樹脂は、その酸成分がテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸の少なくとも1種よりなり、ジオール成分がエチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオールの少なくとも1種よりなる芳香族ポリエステルを主成分とする。これらの中で結晶化速度の速いポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等が成形性の点で好ましい。また芳香族ポリエステルとしては上述のポリエステルの一部を共重合成分で置換したものでもよく、かかる共重合成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸;メチルテレフタル酸、メチルイソフタル酸等のアルキル置換フタル酸類;2,6-ナフタリンジカルボン酸、2,7-ナフタリンジカルボン酸、1,5-ナフタリンジカルボン酸等のナフタリンジカルボン酸類;4,4'-ジフェニルジカルボン酸、3,4'-ジフェニルジカルボン酸等のジフェニルジカルボン酸類;4,4'-ジフェノキシエタンジカルボン酸等のジフェノキシエタンジカルボン酸類などの芳香族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸類などの脂肪族または脂環族ジカルボン酸;1,4-シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール;ハイドロキノン、レゾルシン等のジヒドロキシベンゼン類;2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)-スルホン等のビスフェノール類、ビスフェノール類とエチレングリコールのごときグリコールとから得られるエーテルジオールなどの芳香族ジオール;ε-オキシカプロン酸、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物で用いられるポリカーボネートは、下記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むことを特徴とするものであるが、当該ジヒドロキシ化合物の一部を他種類のジヒドロキシ化合物、例えば脂肪族、芳香族ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位、またはポリアルキレングリコールなどの共重合構成単位に置き換えた共重合体であってもよい。
酸化分解物を含まないイソソルビドを得るために、必要に応じてイソソルビドを蒸留しても良い。また、イソソルビドの酸化や、分解を防止するために安定剤が配合されている場合も、必要に応じて、イソソルビドを蒸留しても良い。この場合、イソソルビドの蒸留は単蒸留であっても、連続蒸留であっても良く、特に限定されない。雰囲気はアルゴンや窒素などの不活性ガス雰囲気にした後、減圧下で蒸留を実施する。
このようなイソソルビドの蒸留を行うことにより、本発明では蟻酸含有量が20ppm未満、更に10ppm以下、特に5ppm以下であるような高純度のイソソルビドを用いることが好ましい。
本発明の樹脂組成物において好適に使用される(C)無機充填剤としては繊維状、板状、粒状物などの一般的に樹脂組成物において使用されるものであり、またこれらの混合物が挙げられる。具体的にはガラス繊維、鉱物繊維、セラミックスウイスカー、ワラストナイト、カーボン繊維等の繊維状物;ガラスフレーク、マイカ、タルクなどの板状物;シリカ、アルミナ、ガラスビーズ、カーボンブラック、炭酸カルシュウム等の粒状物など周知のものが挙げられる。これらの選定の基準は製品の必要とされる特性によるが、機械的強度や剛性については繊維状物、特にガラス繊維が選定され、成形品の異方性および反りの低減が重要な際は板状物、特にマイカが選ばれる。また、粒状物は成型時の流動性も加味された全体的なバランスのもとで最適なものが選ばれる。
<蟻酸の定量>
イソソルビドに含まれる蟻酸量をイオンクロマトグラフで測定した。イソソルビド0.5gを精秤し50mlのメスフラスコに採取して純水で定容した。標準試料にはギ酸ナトリウム水溶液を用い、標準試料とリテンションタイムの一致するピークを蟻酸として、ピーク面積から絶対検量線法で定量した。
イオンクロマトグラフは、Dionex社製のDX−500型を用い、検出器には電気伝導度検出器を用いた。測定カラムとして、Dionex社製ガードカラムにAG−15、分離カラムにAS−15を用いた。測定試料を100μlのサンプルループに注入し、溶離液に10mM−NaOHを用い、流速1.2ml/min、恒温槽温度35℃で測定した。サプレッサーには、メンブランサプレッサーを用い、再生液には12.5mM−H2SO4水溶液を用いた。
(B)ポリカーボネートの製造
イソソルビド(ロケットフルーレ社製)27.7重量部(0.516モル)に対して、1,4−シクロヘキサンジメタノール(イーストマン社製、以下「1,4−CHDM」と略する。)13.0重量部(0.221モル)、ジフェニルカーボネート(三菱化学社製、以下、「DPC」と略する。)59.2重量部(0.752モル)、および触媒として、炭酸セシウム(和光純薬社製)2.21×10−4重量部(1.84×10−6モル)を反応容器に投入し、窒素雰囲気下にて、反応の第1段目の工程として、加熱槽温度を150℃に加熱し、必要に応じて攪拌しながら、原料を溶解させた(約15分)。
次いで、圧力を常圧から13.3kPaにし、加熱槽温度を190℃まで1時間で上昇させながら、発生するフェノールを反応容器外へ抜き出した。
製造例1において、イソソルビド19.7重量部(0.363モル)、1,4−CHDM21.6重量部(0.404モル)、DPC58.8重量部(0.741モル)、触媒として、炭酸セシウム2.19×10−4重量部(1.82×10−6モル)に変更した以外は、同様に実施した。得られたポリカーボネートの特性(還元粘度、ガラス転移温度)について、それぞれ下記の(a)、(b)の方法に従って測定した。結果を表1に示す。本製造例で得られたポリカーボネートを「ISOB−PC2」とした。
製造例1において、イソソルビド15.7重量部(0.288モル)、1,4−CHDM25.8重量部(0.480モル)、DPC58.6重量部(0.734モル)、及び触媒として、炭酸セシウム2.18×10−4重量部(1.80×10−6モル)に変更した以外は、同様に実施した。得られたポリカーボネートの特性(還元粘度、ガラス転移温度)について、それぞれ下記の(a)、(b)の方法に従って測定した。結果を表1に示す。本製造例で得られたポリカーボネートを「ISOB−PC3」とした。
製造例1において、イソソルビド35.9重量部(0.674モル)、1,4−CHDM4.4重量部(0.083モル)、DPC59.7重量部(0.764モル)、触媒として、炭酸セシウム2.22×10−4重量部(1.87×10−6モル)に変更した以外は、同様に実施した。得られたポリカーボネートの特性(還元粘度、ガラス転移温度)について、それぞれ下記の(a)、(b)の方法に従って測定した。結果を表1に示す。本製造例で得られたポリカーボネートを「ISOB−PC4」とした。
製造例1において、イソソルビド40.1重量部(0.581モル)、DPC59.9重量部(0.592モル、触媒として、炭酸セシウム2.23×10−4重量部(1.45×10−6モル)に変更した以外は、同様に実施した。得られたポリカーボネートの特性(還元粘度、ガラス転移温度)について、それぞれ下記の(a)、(b)の方法に従って測定した。結果を表1に示す。本製造例で得られたポリカーボネートを「ISOB−PC5」とした。
ウベローデ型粘度計を用い、溶媒としてフェノールと1,1,2,2,−テトラクロロエタンの重量比1:1の混合溶液を用い、濃度を1.00g/dlに精密に調整し、温度30.0℃±0.1℃で測定した。この数値が高いほど分子量が大きい。
示差走査熱量計(メトラー社製「DSC822」)に試料約10mgを用いて、10℃/minの昇温速度で加熱して測定し、JIS K 7121(1987)に準拠して、低温側のベースラインを高温側に延長した直線と、ガラス転移の階段状変化部分の曲線の勾配が最大になるような点で引いた折線との交点の温度である、補外ガラス転移開始温度Tgを求めた。
(1) ポリブチレンテレフタレート:テレフタル酸とブタンジオールからなる芳香族ポリエステルで、融点は225℃である。固有粘度は0.85dl/g。三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名ノバデュラン5008。
(2) ビスフェノールAタイプの芳香族ポリカーボネート樹脂 三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名ユーピロンS3000。以下、「PC」と略記する。
(3) ポリアミド6.三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名ノバミッド1010。以下、PA6と略記する。
(4) 日本電気硝子製ガラス繊維、商品名T187、繊維径13μm、チョップドストランド長3mm。以下、「GF」と略記する。
(5) 山口雲母社製、商品名A−21、マイクロトラック法による平均粒子径23μm。以下、「マイカ」と略記する。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、成分(A)および(B)を表2に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させて組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表2に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、成分(A)、成分(B)、および成分(C)を表3に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに、投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させた後、バレル5より成分(C)をフィードして溶融混合させて組成物を作成した。組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表3に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、成分(A)およびPCを表2に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに、投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させて組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表2に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、PA6を100重量部タンブラーミキサーに投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させて組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表2に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、成分(A)、成分(B)、および成分(C)を表3に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに、投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させた後、バレル5より成分(C)をフィードして溶融混合させて組成物を作成した。組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表3に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、成分(A)と成分(C)とを表3に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに、投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させた後、バレル5より成分(C)をフィードして溶融混合させて組成物を作成した。組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表3に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、成分(A)、PC、及び成分(C)をそれぞれ表3に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに、投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させた後、バレル5より成分(C)をフィードして溶融混合させて組成物を作成した。組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表3に示す。
二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数400rpmの条件にて、PA6及び成分(C)をそれぞれ表3に示す種類のものと配合量で、タンブラーミキサーに、投入し、均一に混合した後、バレル1よりフィードし溶融混合させた後、バレル1よりフィードし溶融混合させた後、バレル5より成分(C)をフィードして溶融混合させて組成物を作成した。組成物を作成した。得られた組成物に対して以下に示す(1)〜(4)の方法によって樹脂組成物の評価を行った。結果を表3に示す。
(1) 絶縁破壊電圧:射出成形機(東芝IS150)を用い、シリンダー温度270℃、金型温度80℃の条件で射出成形して得た100mmφ×1mmtの円盤状成形品(乾燥状態)に対してIEC602431の方法に準じて試験。単位はMV/mで、数値が大きいほど耐絶縁破壊性が良好であることを示す。
(2) 体積固有抵抗:射出成形機(東芝IS150)を用い、シリンダー温度270℃、金型温度80℃の条件で射出成形して得た100mmφ×3mmtの円盤状成形品を水中に24時間保持後、23℃、65%湿度下で1週間調湿した成形品に対して、IEC93に準じて試験した。単位はΩ・mで数値が大きいほど絶縁性が良好であることを示す。
(3) 反り量:射出成型機(住友重機械(株)製:型式SG−75 MIII)を使用し、シリンダー温度260℃で、金型温度80℃にて直径100mm、厚さ1.6mmの円板を成形した。ゲートは円周上の1点ゲートである。円板の片端を平板に固定し、反対側が平板から浮き上がった距離を測定し反り量とした。単位はmmで、数値が大きいほど反り量が大きいことを示す。
(4) 成形品表面外観:射出成形機(東芝IS150)を用い、シリンダー温度270℃、金型温度90℃の条件で射出成形して、100mmφ×3mmtの円盤状成形品の表面外観を目視にて観察し、蛍光灯の像が極めてくっきりと写るものを◎、くっきりと写るものを○、少し揺らいで写るものを△、揺らいで写るものを×として評価した。
1) 比較例5と比較例1〜2の比較において、PBTまたはPETは、ポリアミド6に比べ絶縁破壊電圧が劣っているが、電気絶縁抵抗においては優れている。一方、PBTやPETに芳香族ポリカーボネート樹脂を配合した比較例3および4の組成物は、比較例1および2に比べ絶縁破壊電圧をはじめ他の特性もほとんど変わっていない。本発明のポリカーボネート(共)重合体を配合した実施例1〜5は、比較例1〜4に比べ絶縁破壊電圧は改良され、他の特性はほとんど変わっていない。
2) 無機充填剤を配合し、芳香族ポリカーボネート樹脂を配合した比較例8および9は、芳香族ポリカーボネート樹脂を配合してない比較例6および7に比べ、絶縁破壊電圧はほとんど変化がないが、成形品の反り量、表面外観が改善されている。本発明のポリカーボネート(共)重合体を配合した実施例6〜11は、比較例6および7に比べ、絶縁破壊電圧、成形品の反り量、表面外観とも著しく改良されている。また、芳香族ポリカーボネート樹脂を配合した比較例8および9との比較で、成形品の反り量、表面外観についてはほぼ同等の効果であるが、絶縁破壊電圧については、本発明のポリカーボネート共重合体の方が、芳香族ポリカーボネート樹脂より優れた結果を得た。
3) 板状充填剤のマイカとGFを配合した実施例11とGFのみの実施例6の比較において、絶縁破壊電圧が向上しており、反り量も改善される。
Claims (6)
- 請求項1に記載の樹脂組成物100重量部に対し、(C)無機充填剤 0.01〜80重量部を配合してなる樹脂組成物。
- 前記(B)ポリカーボネートが、更に脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 前記(B)ポリカーボネートに含まれる上記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位と脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位との比率(モル%)が100:0〜30:70であることを特徴とする請求項3に記載の樹脂組成物。
- 前記(B)ポリカーボネートに含まれる上記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位と脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位との比率(モル%)が90:10〜40:60の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の樹脂組成物。
- 前記(B)ポリカーボネートに含まれる上記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位と脂環式ジヒドロキシ化合物に由来する構成単位との比率(モル%
)が85:15〜45:55の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の樹脂組成物。
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