JP5428049B2 - テキスタイルプリント方法 - Google Patents
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2)前処理工程分のコストがかかる
3)前処理した布帛は経時劣化を起こすため、長期保存することができない
4)プリントしない部分にも前処理が施されることで、白地汚染を発生することがある
以上の様な各課題に対して、プリントの前工程で、布帛前処理を行う方法が提案されている。例えば、布帛前処理をインクジェット法で行う方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この様な布帛前処理をインクジェット法で行うことにより、前処理済み布帛の在庫を多量に持たなくても良いこと、布帛の必要な部分にのみ前処理を行うことができることにより、装置の小型化、時間短縮、薬剤使用量の減量、汚染防止に効果があるとされている。
アルカリを含有する(2)の機能インク、及び
染料、水溶性有機溶剤及び水を含む記録インク、
を用いて布帛にプリントする記録方法であって、
前記(A)の水溶性高分子化合物が、疎水性モノマーおよびカルボキシル基を有する不飽和ビニル化合物を少なくともモノマー成分として重合した共重合体を、該カルボキシル基をアミン中和することにより水溶性としたものであることを特徴とするテキスタイルプリント方法。
(A)の水溶性高分子化合物を含有する(1)の機能インク、
アルカリを含有する(2)の機能インク、及び
染料、水溶性有機溶剤及び水を含む記録インク、
を用いて布帛にプリントする記録方法であって、
前記(A)の水溶性高分子化合物が、疎水性モノマーおよびカルボキシル基を有する不飽和ビニル化合物を少なくともモノマー成分として重合した共重合体を、該カルボキシル基をアミン中和することにより水溶性としたものであることを特徴とする。
本発明に係る機能インクの詳細について説明する。
本発明に係る(1)の機能インクは、(A)の水溶性高分子化合物を含有する。本発明に係る(1)の機能インクは(A)の水溶性高分子化合物を含有し、水、その他添加剤を含有することができる。但し、アルカリを含有しない。ここで、実質的にアルカリを含有しないとは、(A)の水溶性高分子化合物を中和するのに用いたアミン以外のアルカリを含有しない、ことを意味する。
本発明に係る(A)の水溶性高分子化合物は、疎水性モノマーおよびカルボキシル基を有する不飽和ビニル化合物を少なくともモノマー成分として重合した共重合体を、該カルボキシル基をアミン中和(アミンで中和)することにより水溶性としたもの、である。
本発明に係る(2)の機能インクは、アルカリ(以下、アルカリ成分ともいう。)を含有する。本発明に係る(2)の機能インクはアルカリを含有し、水、その他添加剤を含有することができる。該アルカリは、記録インク中の色剤の布帛に対する定着性を向上させる機能を有している。記録インクが色剤として反応性染料を用いる場合に特に好ましい。
次に、2種以上の組成の異なる機能インクの使い分けについて説明する。
本発明に適用可能な記録インクは、染料、水溶性有機溶剤および水を含有するが、その他各種添加剤を含有することができる。
記録インクが含有する染料(色剤)としては、反応性染料を用いることができる。
C.I.Reactive Yellow2、3、7、15、17、18、22、23、24、25、27、37、39、42、57、69、76、81、84、85、86、87、92、95、102、105、111、125、135、136、137、142、143、145、151、160、161、165、167、168、175、176、
C.I.Reactive Orange1、4、5、7、11、12、13、15、16、20、30、35、56、64、67、69、70、72、74、82、84、86、87、91、92、93、95、107、
C.I.Reactive Red2、3、3:1、5、8、11、21、22、23、24、28、29、31、33、35、43、45、49、55、56、58、65、66、78、83、84、106、111、112、113、114、116、120、123、124、128、130、136、141、147、158、159、171、174、180、183、184、187、190、193、194、195、198、218、220、222、223、226、228、235、
C.I.Reactive Violet1、2、4、5、6、22、23、33、36、38、
C.I.Reactive Blue2、3、4、7、13、14、15、19、21、25、27、28、29、38、39、41、49、50、52、63、69、71、72、77、79、89、104、109、112、113、114、116、119、120、122、137、140、143、147、160、161、162、163、168、171、176、182、184、191、194、195、198、203、204、207、209、211、214、220、221、222、231、235、236、
C.I.Reactive Green8、12、15、19、21、
C.I.Reactive Brown2、7、9、10、11、17、18、19、21、23、31、37、43、46、
C.I.Reactive Black5、8、13、14、31、34、39等が挙げられる。
本発明に係る記録インクに用いられる水溶性有機溶剤としては、例えば、以下に示す具体例の有機溶剤を挙げることができる。
本発明に係る記録インクは、(B)の水溶性高分子化合物を含有することが、特に機能インクの布への付与量が少ない場合のにじみ抑制の観点から好ましい。該(B)の水溶性高分子化合物としては、重量平均分子量が3000以上、30000以下であることが好ましい。重量平均分子量が3000以上であると、にじみ抑制効果の観点から好ましく、また、30000以下であると、記録インクの粘度が高くなりすぎず、インクジェット射出が安定になる観点から好ましい。
本発明に係る記録インクにおいては、インクの長期保存安定性を保つため、防腐剤、防黴剤をインク中に添加することができる。防腐剤、防黴剤としては、例えば、芳香族ハロゲン化合物(例えば、Preventol CMK)、メチレンジチオシアナート、含ハロゲン窒素硫黄化合物、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(例えば、PROXEL GXL)などが挙げられる。
本発明に使用することができる布帛または編布を構成する繊維素材としては、綿、麻等の天然セルロース繊維やレーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維等を含むセルロース繊維、および、絹、ナイロン(登録商標)、羊毛、等を挙げることができ、これらの繊維は、織物、編布、不織布等いずれの形態にしたものでもよい。
本発明のテキスタイルプリント方法においては、設定したプリント情報に従って、各色記録インクの吐出位置及び吐出量を決定してプリント条件を設定した後、本発明に係る機能インクを単独または複数種使用する方法および付与量を選択して、布帛に付与することが好ましい。
〈布帛の種類を判別して決定する方法〉
本発明のテキスタイルプリント方法において、記録インクによるプリント条件を決定した後、本発明に係る機能インクを単独または複数種使用する方法を選択する判定プロセスの第1の方法は、布帛の種類情報を基づいて決定する方法である。
1)第1ステップとして、使用する布帛種類の情報を入力し、
2)次いで、第2ステップとして布帛種類の情報に応じて本発明に係る機能インクの使用する条件(例えば、2種以上用意されている機能インクのいずれか一方のみを使用するケース、あるいは2種以上の組成の異なる機能インクを組み合わせて用いるケース)を選択し、
3)第3のステップとして、第1ステップ及び第2ステップの情報に基づいて、選択した機能インクの布帛への付与量を決定するプロセスを経て、
指定された布帛上に、上記判定方法に従って決定された機能インクを単独または複数種使用して、所定量吐出して前処理を施した後、記録インクによりプリントを行う方法である。
本発明のテキスタイルプリント方法において、記録インクによるプリント条件を決定した後、本発明に係る機能インクを単独または複数種使用する方法を選択する判定プロセスの第2の方法は、布帛の記録インクの保持量情報に基づいて決定する方法である。
1)第1ステップとして、使用する布帛の記録インクの保持量情報を入力し、
2)次いで、第2ステップとして布帛の記録インクの保持量情報に応じて本発明に係る機能インクの使用する条件(例えば、2種以上用意されている機能インクのいずれか一方のみを使用するケース、あるいは2種以上の組成の異なる機能インクを組み合わせて用いるケース)を選択し、
3)第3のステップとして、第1ステップ及び第2ステップの情報に基づいて、選択した機能インクの布帛への付与量を決定するプロセスを経て、
指定された布帛上に、上記判定方法に従って決定された2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用して、所定量吐出して前処理を施した後、記録インクによりプリントを行う方法である。
本発明のテキスタイルプリント方法において、記録インクによるプリント条件を決定した後、本発明に係る2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用する方法を選択する判定プロセスの第3の方法は、布帛の厚み情報に基づいて決定する方法である。
1)第1ステップとして、使用する布帛の厚み情報を入力し、
2)次いで、第2ステップとして布帛の厚み情報に応じて本発明に係る2種以上の組成の異なる機能インクの使用する条件(例えば、2種以上用意されている機能インクのいずれか一方のみを使用するケース、あるいは2種以上の組成の異なる機能インクを組み合わせて用いるケース)を選択し、
3)第3のステップとして、第1ステップ及び第2ステップの情報に基づいて、選択した機能インクの布帛への付与量を決定するステップを経て、
指定された布帛上に、上記判定方法に従って決定された2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用して、所定量吐出して前処理を施した後、記録インクによりプリントを行う方法である。
本発明のテキスタイルプリント方法において、記録インクによるプリント条件を決定した後、本発明に係る2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用する方法を選択する判定プロセスの第4の方法は、単位面積当たりの記録インクの平均付与量情報に基づいて決定する方法である。
1)第1ステップとして、決定した記録インクのプリント条件情報から、単位面積当たりの記録インクの平均付与量を計算し、
2)次いで、第2ステップとして、記録インクの上記平均付与量に応じて、2種以上の組成の異なる機能インクの使用する条件(例えば、2種以上用意されている機能インクのいずれか一方のみを使用するケース、あるいは2種以上の組成の異なる機能インクを組み合わせて用いるケース)を選択し、
3)第3のステップとして、第1ステップ及び第2ステップの情報に基づいて、選択した機能インクの布帛への付与量を決定するステップを経て、
指定された布帛上に、上記判定方法に従って決定された2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用して、所定量吐出して前処理を施した後、記録インクによりプリントを行う方法である。
本発明のテキスタイルプリント方法において、記録インクによるプリント条件を決定した後、本発明に係る2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用する方法を選択する判定プロセスの第5の方法は、布帛種類、布帛の記録インク保持量及び布帛の厚みから選ばれる少なくとも1種の情報に基づいて決定する方法である。
1)第1ステップとして、使用する布帛の種類、布帛の記録インク保持量及び布帛の厚みから選ばれる少なくとも1種の情報を入力し、
2)次いで、第2ステップとして、単位面積当たりの記録インクの平均付与量を入力し、
3)第3のステップとして、第1ステップ及び第2ステップの情報に応じて本発明に係る2種以上の組成の異なる機能インクの使用する条件(例えば、2種以上用意されている機能インクのいずれか一方のみを使用するケース、あるいは2種以上の組成の異なる機能インクを組み合わせて用いるケース)を選択し、機能インクの布帛への付与量を決定するステップを経て、
指定された布帛上に、上記判定方法に従って決定された2種以上の組成の異なる機能インクを単独または複数種使用して、所定量吐出して前処理を施した後、記録インクによりプリントを行う方法である。
本発明のキスタイルプリント方法に適用可能なテキスタイルプリント装置の一例について説明する。
本発明のテキスタイルプリント方法においては、本発明に係る機能インクをインクジェットヘッド(以下、単にヘッドともいう)を用いて布帛上に付与することができる。
本発明のテキスタイルプリント装置においては、布帛上に機能インクの付与した後、布帛を乾燥する乾燥手段を有していることが好ましい。
記録インクの付与に用いるインクジェットヘッドとしては、ピエゾ方式、サーマル方式、コンティニュアス方式などさまざまな方法から選択することができる。ピエゾ方式、コンティニュアス方式は高分子材料を含むインクなどでも安定に射出する可能性が高く好ましい、特にピエゾ方式は小型で集積度が高く好ましい。
以下に、図を用いて上記説明した本発明に適用可能なテキスタイルプリント装置について説明するが、本発明は、これら例示する図面に示す構成にのみ限定されるものではない。
《機能インクの調製》
〔本発明に係る(A)の水溶性高分子化合物等を含有する(1)の機能インク(機能インクP−1〜P−8)の調製〕
((1)の機能インクの調製)
表1記載の各素材を混合、溶解させ、次いで、5μmのPTFE製フィルターを用いてろ過を行った後、減圧下で脱気を行って(1)の機能インク((1)の機能インクP−1〜P−8)を調製した。
下記の各素材を混合、溶解して、樹脂溶液を調製した。
ジョンクリル678(*1) 15.0部
イオン交換水 81.8部
(*1)ジョンクリル678:スチレン・アクリル酸エステル・アクリル酸共重合体であり塩基で中和してないもの、平均分子量8500、酸価215(BASF社製)
PG:プロピレングリコール
DEGBE:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
ジョンクリル60J:スチレン・アクリル酸エステル・アクリル酸共重合体をアミン中和して水溶液としたもの、平均分子量8500、酸価215、固形分34%(BASF社製)
ジョンクリル70J:スチレン・アクリル酸エステル・アクリル酸共重合体をアミン中和して水溶液としたもの、平均分子量16500、酸価240、固形分30%(BASF社製)
アルギン酸ナトリウム:(ULV−L3、キミカ社製)
カルボキシメチルセルロース:(CMC1130、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ダイセル社製)
〔アルカリ成分を含有する(2)の機能インク((2)の機能インクA−1〜A−3)の調製〕
表2記載の各素材を混合、溶解させ、次いで、5μmのPTFE製フィルターを用いてろ過を行った後、減圧下で脱気を行って、表2記載の(2)の機能インク((2)の機能インクA−1〜A−3)を調製した。
表3記載の各素材を混合、溶解させ、次いで、5μmのPTFE製フィルターを用いてろ過を行った後、減圧下で脱気を行って、表3記載の機能インク(機能インクT−1)を調製した。
表4記載の各素材を混合し、次いで、5μmのPTFE製フィルターを用いてろ過を行った後、減圧下で脱気を行って、表4記載の記録インクセットA(イエローインクY1、マゼンタインクM1、シアンインクC1、ブラックインクK1)を調製した。
RR24:C.I.Reactive Red24
RB72:C.I.Reactive Blue72
RK39:C.I.Reactive Black39
《記録インクセットBの調製》
表5記載の各素材を混合し、次いで、5μmのPTFE製フィルターを用いてろ過を行った後、減圧下で脱気を行って、表5記載の記録インクセットB(イエローインクY2、マゼンタインクM2、シアンインクC2、ブラックインクK2)を調製した。
PVP(K15):ポリビニルピロリドン(K15)、平均分子量8000(五協産業社製)
《テキスタイルプリント試料の作製》
(テキスタイルプリント装置)
図3に記載のテキスタイルプリント装置を用いて、下記に示す各布帛に対し、ヘッド5により機能インクを付与した後に、温風付与手段6により乾燥し、次いで、ヘッド7により記録インクセットを吐出し、Y、M、C、K、B、G、R、混合K(Y、M、C各100%)の最大濃度で、半径30mmの水玉(真円、塗りつぶし)及び、1辺30mmの正方形(塗りつぶし。画像内部に10、12、15、20ポイントの白抜き文字を有する)、デザインプリント柄模様3種を複数描画する画像を、連続して描画した。
布帛1:綿ローン
布帛2:コットン200
布帛3:ベアテン
布帛4:サテンシルク12匁
〔後処理〕
上記印字画像をプリントした後、布帛を粘着性ベルト1から剥離し、剥離した布帛を乾燥機に入れて、70℃の送風乾燥条件で乾燥した後、ロール上に一旦巻き取った。次いで、巻き取ったプリント物を、捺染用スチーマーにて加熱発色した。その後、水洗、湯洗、ソーピング、乾燥を行って、テキスタイルプリント試料6−1〜12−24を得た。
〔発色性の評価〕
Y、M、C、K、B、G、R、混合K(Y、M、C各100%)のすべての濃度を測定した。
○ :濃度1.5以上
○△:濃度1.3以上
△ :濃度1.0以上
× :濃度1.0未満
〔にじみ耐性の評価〕
上記方法により形成した1辺30mmの正方形(塗りつぶし)の境界部分のにじみの有無を目視観察し、下記の基準に従って、にじみ耐性を評価した。
○ :にじみなし
○△:輪郭がやや乱れ気味であるが、実用上問題なし
△ :にじみがやや大きい
× :にじみが大きい
〔抜き文字品質の評価〕
上記方法により形成した抜き文字(各ベタに10、12、15、20ポイント文字)、を描画した部分を目視観察し、「何ポイントの文字まで再現できるか」をもって、抜き文字品質を示す指標とした。
機能インクのインクジェットヘッドからの出射を停止して、インクジェットヘッドをキャップした状態で放置した際、ノズル欠を発生することなく再出射することができる停止時間を測定し、下記の基準に従って、デキャップ耐性を評価した。
○ :15分間の出射停止で問題ない
○△:10分間の出射停止で問題ない
△ :5分間の出射停止で問題ない
× :5分未満の出射停止で再出射不可能となる
以上により得られた結果を、表6〜12に示す。
実施例1の《テキスタイルプリント試料の作製》において、「図3に記載のテキスタイルプリント装置を用いて、各布帛に対し、ヘッド5により機能インクを付与した後に、温風付与手段6により乾燥し、次いで、ヘッド7により記録インクセットを吐出し、連続して描画する」方法に代えて、「図2に記載のテキスタイルプリント装置を用いて、各布帛に対し、ヘッド5Aにより機能インク1を付与した後に、温風付与手段6により乾燥し、次いで、ヘッド5Bにより機能インク2を付与した後に、下流の温風付与手段6により乾燥し、次いで、ヘッド7により記録インクセットを吐出し、連続して描画する」方法に変更した他は実施例1と同様にして、テキスタイルプリント試料13−1〜13−24を作製した。
2 サポートロール
3 搬送ロール
4 ニップロール
5、5A、5B 機能インク吐出用ヘッド
6 温風付与手段
7 記録インク吐出用ヘッド
10 ホットプレート
P 布帛
Claims (7)
- (A)の水溶性高分子化合物を含有する(1)の機能インク、
アルカリを含有する(2)の機能インク、及び
染料、水溶性有機溶剤及び水を含む記録インク、
を用いて布帛にプリントする記録方法であって、
前記(A)の水溶性高分子化合物が、疎水性モノマーおよびカルボキシル基を有する不飽和ビニル化合物を少なくともモノマー成分として重合した共重合体を、該カルボキシル基をアミン中和することにより水溶性としたものであることを特徴とするテキスタイルプリント方法。 - 前記(A)の水溶性高分子化合物の含有量が、1〜10質量%であることを特徴とする請求項1記載のテキスタイルプリント方法。
- 前記記録インクを付与する画像領域に付与する前記(1)の機能インクおよび(2)の機能インクの付与量の総計が、5〜50ml/m2であることを特徴とする請求項1または2記載のテキスタイルプリント方法。
- 前記(1)の機能インク、(2)の機能インクの順に布帛に付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のテキスタイルプリント方法。
- 前記(1)の機能インクおよび(2)の機能インクを布帛に付与する際、布帛が加熱されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテキスタイルプリント方法。
- 前記記録インクを布帛に付与する際、布帛が加熱されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のテキスタイルプリント方法。
- 前記記録インクが、重量平均分子量が3000〜30000の(B)の水溶性高分子化合物を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のテキスタイルプリント方法。
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