JP5427522B2 - 磁界プローバ及び磁界印加方法 - Google Patents
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Description
従来の磁界プローバの構成例を図3に示す。この磁界プローバ100は、磁界印加手段101を有する磁界印加装置102の下側に、プローブピン103を有するプローブカード104が、ガイド105に保持されて設置されている。このような磁界プローバ100は、ステージ106上に載置された、磁性体デバイスが形成されたウエハ110(被測定物)に対して、磁界を印加する構造となる。またプローブカード104は、図4に示すように、一般的にプローブカードを保持するガイド105と、プローブカードエッジ104aで測定器との電気的導通を確保するカードエッジコネクタ107によって、プローバ本体に取り付けられている。
一方、固定磁石を回転することにより磁界を印加する方法も提案されている(例えば特許文献4参照)。しかし、磁界の変更が困難であること、磁石特性のバラツキに測定結果が影響を受ける、等の問題がある。
そこで、特に磁性体部分の面積が大きい磁性体デバイスウエハを測定する際には、集磁効果を避けるために磁界均一範囲を狭くし、その範囲内に精度良く磁性体デバイスが設置されることが重要となる。
また、本発明は、磁性体デバイスの狭い範囲に対して確実に所望の磁界を印加することができ、精度の高い特性を得ることができる磁界印加方法を提供することを第二の目的とする。
<第一実施形態>
図1は、本発明の磁界プローバの一構成例を模式的に示す断面図である。
本実施形態に係る磁界プローバ1A(1)は、磁界を発生する磁界印加手段2と、ウエハ20(被測定物)を載置するステージ3と、を少なくとも備え、前記ステージ3の上側には、プローブピン4及びプローブピン基板5を有するプローブカード6が、磁界プローバ1A(1)の筐体(非図示)に固定されたガイド7により前記ステージ3の一面と略平行に保持されて設置されている。プローブピン基板5は、プローブピン部分の絶縁性を確保するため、プリント基板から構成される。プローブカード6の幅は、例えば4.5インチ(114.31ミリ)である。
このような磁界プローバ1A(1)は、ステージ3上に載置された被測定物であるウエハ20に対してある磁界を印加したときの出力を測定する。磁界プローバ1A(1)は、磁界印加手段2を除いて、外部磁界の影響を抑えるため適宜、非磁性材料で構成される。
ステージ3は、例えばAlや真鍮などの非磁性材料を用い、内部に空洞を設けて該空洞内に小型の磁界印加手段2を設置する。磁界印加手段2としては、例えば小型の平型巻き線コイルが用いられ、残留磁界低減のためにはコアレス(空芯)であることが望ましく、強磁界を印加する際にはコア付きであることが望ましい。個数は所望する印加磁界の大きさやコイルサイズなどに応じて適宜設定することが可能であり、各コイルの切り替えや複数コイルの並列動作は、マトリックススイッチによって行う。
また、図1に示す例では、磁界印加手段2であるコイルの巻き面はステージ3上面と平行に配されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ステージ3上面と垂直に配されていても良い。
また、複数の独立した小型の磁界印加手段2を配置し、測定場所近辺の磁界印加手段2のみを選択して磁界を印加することにより、狭い範囲に精度良く均一磁界を印加することが可能となる。これにより、磁性体部分の面積が大きい磁性体デバイスを測定する際にも、集磁効果を受けることなく所望の磁界を確実に精度良く印加させることが可能であり、さらに測定精度の高い磁界プローバが得られる。
本発明の磁界印加方法は、ステージ3上面に被測定物(ウエハ20)を載置する工程と、前記ウエハ20のアライメント角度から前記ステージ3の回転角と前記ウエハ20の直交度を求め、前記磁界印加手段2に通電する電流値を制御することにより、ステージ3上面に載置されたウエハ20に任意の方向の磁界を印加する工程と、を少なくとも有することを特徴とする。
次に、本発明の磁界プローバの第二実施形態について説明する。
図2は、本実施形態の磁界プローバ1B(1)の一例を示す断面図である。
なお、以下の説明では、上述した第一実施形態と異なる部分について主に説明し、同様の部分についてはその説明は省略する。
また、図2に示す例では、磁界印加手段2であるコイルの巻き面は第1部位3a上面と平行に配されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1部位3a上面と垂直に配されていても良い。
本発明の磁界印加方法では、ウエハ20のアライメント角度からステージ3の回転角と前記ウエハ20の直交度を求めた後、ウエハ20の載置された第2部位3bを回転させることによりウエハ20の角度を調節する工程を有する。これにより、第一実施形態の場合と比較して、磁界による角度補正が考慮不要という利点がある。これにより、電流値による複雑な制御を行わなくても、磁界印加手段2、磁界プローバ1B(1)、プローブカード6間のXYZθ方向の位置決め精度を考慮することなく磁界の印加を行うことが可能となり、磁界印加手段2からの磁界を磁性体デバイスに対して簡便に精度良く印加させることができる。その結果、本発明の磁界印加方法では、精度の高い特性を得ることができる。
Claims (4)
- 磁界を発生する磁界印加手段と、被測定物を載置するステージと、を少なくとも備えた磁界プローバであって、
前記磁界印加手段は複数のコイルから構成されており、各々のコイルは前記ステージの内部にあって、かつ前記被測定物が配されるステージ上面から所定距離だけ離間した位置にある仮想面内に、二次元的に配置されていることを特徴とする磁界プローバ。 - 前記ステージは、前記磁界印加手段を内在する第1部位、及び、該第1部位に重ねて配され、前記被測定物を載置するとともに、該載置する面内において回転可能に構成されている第2部位、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁界プローバ。
- 請求項1に記載の磁界プローバを用いた磁界印加方法であって、
前記ステージ上面に被測定物を載置する工程と、
前記被測定物のアライメント動作から前記ステージに対する前記被測定物の回転角を求め、前記磁界印加手段に通電する電流値を制御することにより、ステージ上面に載置された被測定物に任意の方向の磁界を印加する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする磁界印加方法。 - 請求項2に記載の磁界プローバを用いた磁界印加方法であって、
前記第2部位上面に被測定物を載置する工程と、
前記第2部位を回転させることにより前記被測定物の角度を調節する工程と、
前記磁界印加手段に通電し、前記第2部位上面に載置された被測定物に磁界を印加する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする磁界印加方法。
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