JP5426849B2 - 車両管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の駐車スペースに入出庫される車両を管理する車両管理装置に関するものである。
最近、特に大都会の街中において、有料の駐車場が広く普及している。この駐車場を利用する運転手は、車両を所定の駐車スペース内に停める。すると、その車両は、駐車スペース内に設置されている車両管理装置によってロックされる。したがって、運転手は、無断で車両を出庫できなくなる。
従来の車両管理装置として、ロック板を車両のタイヤの下方に起立させることにより当該車両をロックする構成の装置が一般に用いられている。
上記の車両管理装置は、車両が駐車スペースに停車すると、当該車両を検知し、ロック板を起立させる。そして、車両管理装置に連動している料金徴収機に所定の料金が支払われたことを検出すると、ロック板を倒すことによりロックを解除する。
このような車両管理装置においては、運転手が駐車料金を支払わずに出庫しようとして故意にロック板を乗り越えて発車させた場合や、ロックされていることに気づかずに発車させた場合に、ロック板に負荷がかかり、当該負荷により車両管理装置が破損してしまうという問題がある。
そのため、過負荷により破損しにくい車両管理装置を実現する試みが行われている。
例えば、特許文献1に記載の発明では、油圧シリンダの強力なロック機能によりロック板を保持している。特許文献1に記載の発明では、油圧シリンダのシリンダロッドの直線運度をボス部材などによって回転運動に変換し、この回転力をロック板の回転軸に伝達することにより、ロック板を回動させる構成が記載されている。
特開平11−62302号公報(1999年3月5日公開)
しかしながら、ロック板を強固に固定しようとする従来の構成では、以下のような問題が生じる。
すなわち、シリンダロッドの直線運動を一旦、回転運動に変換してロック板の回転軸に伝達しているため、例えばボス部材など、直線運動を回転運動へ変換するための回転運動変換用部材が必要となる。すると、これら回転運動変換用部材の直径分の高さが必要となり、車両の底面下のスペースに配置することができない。このため、通常、車両管理装置は地面に埋設される。しかし、車両管理装置を埋設する場合、セメント等で固定する必要があり、一旦セメント等で固定した車両管理装置を再利用することは困難である。また、再利用できるように車両管理装置を保護する筐体の内部に車両管理装置を入れた状態で埋設する場合には、費用がかかるという問題が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、地面に接地可能な、簡単な構成の車両管理装置を提供することにある。
本発明に係る車両管理装置は、上記課題を解決するために、車両の出庫を可能とする出庫可能位置から車両の出庫を妨げる出庫規制位置までロック部を起立させることにより車両の移動を制限する車両管理装置であって、ロッドを有し、当該ロッドを伸長および収縮させる駆動部と、上記ロック部と接続され、当該ロック部が起立するときの回動中心となる回転軸と、上記回転軸上に設けられ、当該回転軸から突出する突出部とを備え、上記駆動部による上記ロッドの伸長に伴って、当該ロッドの先端部が上記突出部を押動することにより上記回転軸が回転し、上記ロック部が上記出庫規制位置へ向かう方向へ回動することを特徴とする。
上記構成によると、上記駆動部の上記ロッドが伸長することにより、上記ロッドの先端部が上記突出部と当接することになる。ここで、上記ロッドが出庫可能位置にあるとき、上記突出部と、上記ロッドの先端部とは離れて配置されていてもよい。
そして、上記ロッドが、上記突出部と当接した位置からさらに伸長することにより、上記ロッドは、上記突出部を押動する。これにより、上記回転軸が回転し、上記ロック部が上記出庫規制位置へ向かう方向へ回動する。これにより、上記ロック部が上記出庫規制位置に至ることにより、車両の移動を制限することができる。
このように、上記ロッドの先端部が上記突出部を押すことにより、上記回転軸を回転させるので、上記ロッドの進退運動を直接、回転軸の回転運動に変換することが可能である。
このため、例えば歯車など、上記回転軸を回転させるための部材を設ける必要がないので、歯車などを設けることによって車両管理装置の高さが高くなることを防止できる。従って、車両管理装置を車両の駐車スペースに設置する場合、車両管理装置を地下に埋設する必要がなくなる。
このように、上記構成によると、地面に接地可能な、簡単な構成の車両管理装置を提供できる。
上記車両管理装置においては、上記ロッドは、その先端部において、上記駆動部が設置されている面に対して所定の角度をなす傾斜面を有しており、上記回転軸には当該回転軸の回転を制限する第1回転制限部が設けられており、上記第1回転制限部は、上記ロッドの先端部が上記突出部を押動することによって生じる上記回転軸の回転を、上記傾斜面に当接することにより制限することが好ましい。
上記構成によると、ロッドの先端部は、傾斜面を有してしており、ロッドの先端部が突出部を押動することによって生じる回転軸の回転は、その回転軸に設けられた第1回転制限部と、傾斜面とが当接することにより制限される。すなわち、ロッドは、第1回転制限部と、傾斜面とが当接するところまで、突出部を押動することにより、ロック部を車両規制位置へと回動することができる。上記傾斜面は、駆動部が設置されている面に対して鋭所定の角度をなしているので、傾斜面の角度を調整することにより、ロック部の車両規制位置の角度を容易に調整することができる。
上記車両管理装置の上記突出部は、上記ロッドの先端部が当接する部分に、当該ロッドの先端部および上記傾斜面との摩擦を低減する回転手段を有していることが好ましい。
上記構成により、上記ロッドの先端部は、上記突出部が有する回転手段と当接することになる。上記ロッドの先端部と、上記傾斜面とが相対的に移動する際、上記回転手段により、ロッドの先端部と、傾斜面との摩擦が低減される。これにより、ロッドの先端部と、傾斜面とをスムーズに、相対的に移動させることができる。
上記車両管理装置は、上記ロッドに接続された第2回転制限部をさらに備え、上記第2回転制限部は、当該ロッドの先端部が位置する側とは反対側において上記突出部と当接可能な当接部を有し、当該当接部が上記突出部と当接することにより当該突出部の回転範囲が制限されることが好ましい。
上記構成によると、上記ロッドが伸長しないときに、上記突出部が回転した場合、この突出部は、上記第2回転制限部が有する当接部と当接することになる。このため、突出部の回転範囲が制限される。例えば、上記ロッドが伸長していないときの上記ロック部の回動が制限されることになる。これにより、上記ロック部の不必要な回動を防止することができる。
上記車両管理装置は、上記ロック部を上記出庫可能位置へと付勢する付勢手段をさらに備えることが好ましい。
上記構成により、上記ロック部を上記出庫規制位置から上記出庫可能位置へ回動させる際、スムーズに上記ロック部を回動させることができる。
本発明に係る車両管理装置は、以上のように、ロッドを有し、当該ロッドを伸長および収縮させる駆動部と、上記ロック部と接続され、当該ロック部が起立するときの回動中心となる回転軸と、上記回転軸上に設けられ、当該回転軸から突出する突出部とを備え、上記駆動部による上記ロッドの伸長に伴って、当該ロッドの先端部が上記突出部を押動することにより上記回転軸が回転し、上記ロック部が上記出庫規制位置へ向かう方向へ回動する構成である。
それゆえ、地面に接地可能な、簡単な構成の車両管理装置を提供できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1〜図4に基づいて説明すると以下の通りである。
(概略構成)
図1は、本実施の形態の車両管理装置1の構成を表す斜視図である。
図2は、車両管理装置1の側面図である。
車両管理装置1は、所定の駐車スペースに入庫した車両の移動を制限することにより、当該車両を管理するものである。図1、2に示すように、車両管理装置1は、ロック部2、回転軸3、電動シリンダ10(駆動部)を備える。
ロック部2は、駐車スペースに入庫した車両の移動を制限するための車止めであり、後述する出庫可能位置と出庫規制位置との間を回動するものである。ロック部2は、パイプをU字形状に曲げたものである。
なお、ロック部2は、起立したとき車止めとして機能すればよく、U字形状のものに限定されず、三角形状、四角形状などであってもよく、板状のものであってもよい。
回転軸3は、ロック部2が回動する場合の回転軸であり、支持板20に固定された軸受け4a・4bによって回転可能に支持されている。そして、回転軸3の両端部近傍は、U字形状のロック部2の両端部と接続されている。また、回転軸3の、電動シリンダ10のシリンダロッド12(ロッド)と交差する位置には、突出部5(突出部、回転制御部)が設けられている。
突出部5は、概ね直方体であり、自身を回転軸3によって貫かれることにより回転軸3に配されており、回転軸3から遠ざかる方向(回転軸3の軸方向に垂直な方向)に突出する上部突出部5a(第1回転制御部)および下部突出部5b(突出部)(図3参照)を有している。換言すれば、回転軸3には回転軸3の回転を制限する上部突出部5aが設けられている。
上部突出部5aは、後述するように、シリンダロッド12の先端部13が下部突出部5bを押動することによって生じる回転軸3の回転を、先端部13が有する角度規定面13bに当接することにより制限する。
突出部5の下部突出部5bは、ロック部2が出庫可能位置にあるとき、シリンダロッド12が伸長するときの、シリンダロッド12の先端部13が描く軌跡を横断する位置に配されている。
なお、上部突出部5aと、下部突出部5bとは一体形成されずに、回転軸3上の異なる位置に設けられていてもよい。
そして、伸長するシリンダロッド12の先端部13が、下部突出部5bを押動することにより、回転軸3が回転し、ロック部2が出庫可能位置から出庫規制位置へと回動する。
(電動シリンダ10)
電動シリンダ10は、ロック部2を回動するための駆動力を生み出すものであり、ボルトなどにより固定部17で、支持板20(フレーム)に固定されている。
この電動シリンダ10は、シリンダ11およびシリンダロッド12を備えており、このシリンダロッド12が往復直線運動(ピストン運動)することにより上記駆動力が生み出される。シリンダロッド12は、支持板20に対してほぼ平行に伸長および収縮する。
シリンダロッド12は、その先端部13において、電動シリンダ10が設置されている支持板20に対して所定の角度をなす角度規定面13b(傾斜面)を有している。すなわち、シリンダロッド12は、楔型の形状を有する。
また、電動シリンダ10の動力部18は、電気回路部19と電気配線を通じて接続されており、電気回路部19もまた電気配線を通じて電源(不図示)などと接続されている。
なお、本発明の車両管理装置で用いられる駆動装置は、電動シリンダに限定されず、油圧シリンダでもよく、ロッドを伸長および収縮させることができる駆動装置であればよい。ただし、駆動装置自身の高さが高くなれば、車両管理装置の高さが高くなるため、小型の駆動装置を用いることが好ましい。
(コイルバネ7)
コイルバネ7(付勢手段)は、ロック部2を出庫可能位置へと回動させる力を、突出部5を介して回転軸3に負荷するものである。換言すれば、コイルバネ7は、ロック部2を出庫可能位置へと付勢するものである。
コイルバネ7の一方の端部は、バネ固定部6aに固定されており、コイルバネ7の他方の端部は、バネ固定部6bに固定されている。
バネ固定部6aは、突出部5の、回転軸3に対してシリンダロッド12が配置されている側と反対側に配置されている。
コイルバネ7は、ロック部2が出庫規制位置にある場合に、ロック部2を出庫可能位置に回動する方向に引き戻す(引っ張る)。これにより、ロック部2を出庫規制位置から出庫可能位置へスムーズに回動させることができる。
なお、コイルバネ7は、ロック部2が出庫規制位置にある場合に、ロック部2を出庫可能位置に回動する方向に引き戻すように配置されていればよく、コイルバネ7の配置は、上述の配置に限定されるものではない。
(回転防止持具14)
回転防止持具14(第2回転制限部)は、ロック部2が出庫規制位置にある場合に、ロック部2が不必要に回動することを防止するためのものである。
図1に示すように、回転防止持具14は、L字形状をしており、固定部14aと、固定部14aから折れ曲がって配される回転防止部14bとからなる。固定部14aと、回転防止部14bとが成す角度は、特に限定されるものではないが、本実施の形態においては、固定部14aと回転防止部14bとは直角をなしている。
固定部14aは、シリンダロッド12の伸縮方向と平行となるように配置されており、先端部13の側面に、例えばボルト15などにより固定されている。
回転防止部14bは、突出部5の下部突出部5b(図3参照)の回転を規制するものであり、シリンダロッド12の先端部13が位置する側とは反対側において下部突出部5bと当接可能な回転規制部14c(当接部)を備えている。回転規制部14cは、回転防止部14bから下部突出部5bへ向かう方向に突出している。回転規制部14cは、突出部5と所定の距離を開けて配置される。この距離の分だけ下部突出部5bは回転できる。言い換えると、回転規制部14cが下部突出部5bと当接することにより突出部5の回転範囲が制限される。
この構成により、出庫可能位置にあるロック部2を持ち上げることが困難となり、ロック部2が不必要に持ち上げられてしまうことを防止することができる。車両管理装置1を車両の駐車スペースに配置している場合に、例えばいたずらなどによって、出庫可能位置に位置するロック部2が人の手で持ち上げられる(回動される)場合がある。この場合でも、回転規制部14cが突出部5の回転を規制することにより、出庫可能位置にあるロック部2が所定の角度以上起立することはない。
また、固定部14aは、先端部13と固定されているため、シリンダロッド12を伸長させた場合は、突出部5と回転規制部14cとの間の距離が広がり、突出部5の回転が阻害されることはない。逆に言えば、シリンダロッド12の伸長に伴う突出部5の回転を阻害することがない程度の距離が、突出部5と回転規制部14cとの間に設けられている。
このように、回転防止持具14を設けることにより、ロック部2の不必要な回動を防止することができる。なお、回転防止持具14は、回転規制部14cを省略し、回転防止部14bが下部突出部5bと当接するように配置してもよい。この場合、回転防止部14bが当接部として機能する。
(車両管理装置1の要部構成)
次に、図3(a)、(b)を用い、車両管理装置1の要部構成および動作について説明する。
図3(a)、(b)は、シリンダロッド12および突出部5の近傍の構成を表している。図3(a)はロック部2が出庫可能位置にある場合の状態を表す概略図であり、図3(b)はロック部2が出庫規制位置にある場合の状態を表す概略図である。
まず、図3(a)を用い、車両管理装置1の要部構成について説明する。
図3(a)に示すように、シリンダロッド12の先端部13には、シリンダロッド12が伸長するにつれて、突出部5と順に当接する当接面13aと、角度規定面13bとが形成されている。
また、突出部5は、ロック部2が出庫可能位置にある際、回転軸3から鉛直方向上向きに突出する上部突出部5aと、鉛直方向下向きに突出する下部突出部5bとを有している。そして、下部突出部5bの先端であり、シリンダロッド12が伸長したときに、シリンダロッド12の先端部13の当接面13aが当接する位置には、回転ローラー21(回転手段)が配置されている。
当接面13aは、シリンダロッド12が伸長したとき、回転ローラー21と当接し、突出部5を押動する部分である。当接面13aは、図3(a)に示すように、支持板20に対してほぼ垂直に配されていていることが好ましい。また、当接面13aは、平面に限定されず、曲面であってもよい。
角度規定面13bは、支持板20に対して鋭角である角度θをなして傾斜するように形成されている。この傾斜によって、ロック部2の出庫規制位置が規定される。
突出部5の、シリンダロッド12が配されている側の面である当接面5cは、ロック部2が出庫規制位置に至った際、先端部13の角度規定面13bと当接する。本実施の形態においては、当接面5cと、ロック部2を含む平面とは垂直となるように配されている。この当接面5cと角度規定面13bとが当接することにより、ロック部2は強固に出庫規制位置に保持される。
回転ローラー21は、下部突出部5bの下端部分であり、当接面5cが配されている側(当接面5cの下端部の角)に、露出して配されている。回転ローラー21は、シリンダロッド12の伸縮に伴って回転可能であり、当接する当接面13aおよび角度規定面13bとの摩擦を低減する。
なお、突出部5は、シリンダロッド12の伸長により、押動され、回転軸3を回転させることができればよく、例えば、下部突出部5bのみであってもよい。
(車両管理装置1の動作)
次に、車両管理装置1の動作の説明を行う。
図3(a)に示すように、紙面右方向(矢印30の方向)にシリンダロッド12が移動する。そして、シリンダロッド12の先端部13の当接面13aがまず、回転ローラー21と当接する。さらに、シリンダロッド12が伸長し、当接面13aが、回転ローラー21を押動する。これにより、回転軸3が回転することになり、ロック部2が回転軸3を回転中心として、起立する方向(矢印31の方向)に回動する。
そして、シリンダロッド12がさらに伸長することにより、回転ローラー21が角度規定面13bの端部から角度規定面13bを登る方向に移動する。このように、回転ローラー21が配されているので、当接面13aおよび角度規定面13bと、当接面5cとの摩擦を小さくすることができる。これにより、効率よく、シリンダロッド12を伸長、および収縮させることができる。
そして、図3(b)に示すように、さらに、シリンダロッド12を伸長することにより、角度規定面13bと、当接面5cの全面とが当接し、ロック部2が出庫規制位置に至る。このように、ロック部2は、出庫可能位置から回動し、出庫規制位置に維持される。
ここで、角度規定面13bの傾斜角により、出庫規制位置、すなわちロック部2と、支持板20との角度が規定される。上述のように、角度規定面13bは、支持板20に対して角度θを有する。
また、本実施の形態において、当接面5cと、ロック部2を含む平面とは垂直となるように配されているので、ロック部2は、出庫規制位置にある場合に、支持板20に対して90°−θの角度をなす。
なお、当接面5cと、ロック部2とを含む平面とが成す角度は、垂直に限定されるものではない。
また、上部突出部5aおよび下部突出部5bが、回転軸3を中心として互いに反対方向に配置されているので、ロック部2は出庫規制位置で、強固に固定される。すなわち、突出部5の当接面5cと先端部13の角度規定面13bとが当接することにより、ロック部2は出庫規制位置に保持される。
そして、ロック部2を出庫規制位置から、出庫可能位置に回動させる場合は、シリンダロッド12を図3(b)の紙面左方向(矢印32の方向)に移動(収縮)させる。これにより、先端部13の角度規定面13bと、突出部5の当接面5cの全面との当接が解除される。
これにより、回転軸3が回転し、ロック部2が出庫可能位置に向かう方向(矢印33の方向)に回動する。そして、シリンダロッド12がさらに収縮するにつれて、回転ローラー21は、先端部13の角度規定面13bを下る方向に移動する。そして、ロック部2は、自身の重さおよびコイルバネ7の引き戻す力により、出庫可能位置まで回動することになる。そして、図3(a)の状態に戻る。
(車両管理装置1の配置)
次に、図4を用い、車両管理装置1を、車両の駐車スペースに配置する場合について説明する。
図4は、車両管理装置1を車両駐車スペースに配置している状態を表す概略図である。
図4に示すように、車両管理装置1は、支持板20上に配置されている各部材を覆うように保護板が配置され、支持板20が、例えばボルトなどにより、地面に固定されている。
上述したように、車両管理装置1は、シリンダロッド12の先端部13が楔型をしており、先端部13が突出部5を押動することにより、ロック部2を回動させるので、シリンダロッド12の直線運動を、回転軸3を回転させるための回転運動に直接変換することができる。このため、直線運度を回転運動に変換するための歯車などを設ける必要がないので、車両管理装置1の高さを低く抑えることができる。
このため、図4に示すように、地面に埋設することなく、駐車スペースの車両の下方に、車両管理装置1を配置することができる。
伸長するシリンダロッドの先端部で、回転軸上に設けられた突出部を押動することにより回転軸と接続されたロック部を回動させるので、破損しにくく、簡単に設置することができ、しかも、安価に実現する車両管理装置を実現できる。
本発明の実施の一形態に係る車両管理装置の構成を表す斜視図である。 図1に示す車両管理装置の側面図である。 (a)は本発明の実施の一形態に係る車両管理装置のロック部が出庫可能位置にある場合の状態を表す概略図であり、(b)は本発明の実施の一形態に係る車両管理装置のロック部が出庫規制位置にある場合の状態を表す概略図である。 本発明の実施の一形態に係る車両管理装置を車両駐車スペースに配置している状態を表す概略図である。
符号の説明
1 車両管理装置
2 ロック部
3 回転軸
5 突出部
5a 上部突出部(第1回転制限部)
5c 当接面
7 コイルバネ(付勢手段)
10 電動シリンダ(駆動手段)
12 シリンダロッド(ロッド)
13 先端部
13a 当接面
13b 角度規定面(傾斜面)
14 回転防止持具(第2回転制限部)
14c 回転規制部(当接部)
20 支持板

Claims (4)

  1. 車両の出庫を可能とする出庫可能位置から車両の出庫を妨げる出庫規制位置までロック部を起立させることにより車両の移動を制限する車両管理装置であって、
    ロッドを有し、当該ロッドを伸長および収縮させる駆動部と、
    上記ロック部と接続され、当該ロック部が起立するときの回動中心となる回転軸と、
    上記回転軸上に設けられ、当該回転軸から突出する突出部とを備え、
    上記駆動部による上記ロッドの伸長に伴って、当該ロッドの先端部が上記突出部を押動することにより上記回転軸が回転し、上記ロック部が上記出庫規制位置へ向かう方向へ回動し、
    上記ロッドに接続された回転制限部をさらに備え、
    上記回転制限部は、当該ロッドの先端部が位置する側とは反対側において上記突出部と当接可能な当接部を有し、当該当接部が上記突出部と当接することにより当該突出部の回転範囲が制限されることを特徴とする車両管理装置。
  2. 上記ロッドは、その先端部において、上記駆動部が設置されている面に対して所定の角度をなす傾斜面を有しており、
    上記回転軸には当該回転軸の回転を制限する他の回転制限部が設けられており、
    上記他の回転制限部は、上記ロッドの先端部が上記突出部を押動することによって生じる上記回転軸の回転を、上記傾斜面に当接することにより制限することを特徴とする請求項1に記載の車両管理装置。
  3. 上記突出部は、上記ロッドの先端部が当接する部分に、当該ロッドの先端部および上記傾斜面との摩擦を低減する回転手段を有していることを特徴とする請求項2に記載の車両管理装置。
  4. 上記ロック部を上記出庫可能位置へと付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の車両管理装置。
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