JP6680506B2 - 駐車規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、障害者等用駐車場など、対象が定められている駐車場に設置させて、対象以外の車両の駐車を抑制するための駐車規制装置に関するものである。
駐車場などにおいて、管理者が定める対象以外の車両の無断駐車は、駐車場の円滑な運用を妨げるため、これを抑制する駐車規制装置について種々の構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、フラッププレートの起立及び倒伏動作機能を有する無断駐車防止装置及び該無断駐車防止装置の作動指令信号発信可能な電子式リモコンキーからなる駐車スペースゲートシステムにおいて、駐車スペース内に配置され、ソーラーシステムによる電源または充電バッテリーによる電源で駆動される無断駐車防止装置に、電子式リモコンキーの無断駐車防止装置用リモートコントロール発信ボタンから送信される送信信号を受信する送受信機を備え該送信信号に基づき制御回路を介してモーターを駆動させ、該モーターの駆動力で動力伝達部を介して回動シャフトを回動させ、該シャフトに固定されたフラッププレートを起立状態又は倒伏状態に操作可能に構成したことを特徴とする駐車スペースゲートシステムが開示されている。
実用新案登録第3152050号号公報
しかしながら、特許文献1に示される如き駐車スペースゲートシステムは、車両の運転手がフラッププレートに気づかなかった場合などに、車両をフラッププレートに接触させて車両や駐車スペースゲートシステムを損傷させるという問題点があった。
本発明は、車両などが接触しても、接触した車両や装置自体の損傷を抑制できる駐車規制装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る駐車規制装置は、駐車位置又は駐車位置の入り口に設置されるベース部から立設する規制体により前記駐車位置への車両の駐車を規制する駐車規制装置であって、
前記ベース部は、駆動部と、該駆動部に第一接続部を介して接続される軸部と、該軸部と前記規制体の下部とを接続する第二接続部を備え、
前記規制体は、前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって立設状態と倒伏状態とを切り替え可能に設けられると共に、
前記規制体が強い外力を受けたときに、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分が、前記軸部の回動方向へ摺動可能となされており、
前記規制体が弾性材料で形成され、車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を備えると共に、前記規制体の下部が円筒形に形成され、該規制体の下部が接続される前記軸部の軸方向へ踏み倒された後に元の状態に復元可能に形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る駐車規制装置によれば、車両の駐車位置に設置させるベース部に、駆動部と、この駆動部に第一接続部を介して接続させる軸部と、この軸部と規制体の下部とを接続する第二接続部を備えさせ、前記ベース部から立設させる規制体を前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって立設状態と倒伏状態とを切り替え可能に設けるので、駐車場の管理者が想定する対象者が利用する場合に前記規制体を倒伏状態とし、それ以外の場合に前記規制体を立設状態とすることで、前記対象者以外の車両の駐車を抑制することができる。
また、前記規制体が強い外力を受けたときに、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分を、前記軸部の回動方向へ摺動可能とするので、立設状態の前記規制体に車両などが接触したときに、前記第一接続部及び第二接続部の少なくとも一方が前記軸部の回動方向へ摺動して、前記駆動部の駆動によらずに前記規制体が倒伏し、接触した車両や、駐車規制装置の損傷を抑制できる。
また、前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって前記規制体が倒伏状態から立設状態へ切り替わる起立動作において、前記規制体が立設状態となった後、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分が前記軸部の回動方向へ摺動する摺動状態を経て、前記駆動部の駆動が停止するように設ければ、規制体の前記起立動作中に前記規制体が外力を受け、前記第一接続部や第二接続部と、前記軸部との接続部分が摺動した場合でも、規制体が立設状態に至る前に前記駆動部が停止するような問題の発生が抑制できるので、好ましい。
また、前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって前記規制体が立設状態から倒伏状態へ切り替わる倒伏動作において、前記規制体が倒伏状態となった後、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分が前記軸部の回動方向へ摺動する摺動状態を経て、前記駆動部の駆動が停止するように設ければ、規制体の前記倒伏動作中に前記規制体が外力を受け、前記第一接続部や第二接続部と、前記軸部との接続部分が摺動した場合でも、規制体が倒伏状態に至る前に前記駆動部が停止するような問題の発生が抑制できるので、好ましい。
また、前記規制体を弾性材料で形成し、車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を備えさせて、この規制体の下部が接続される前記軸部の軸方向へ踏み倒された後に元の状態に復元可能に形成すれば、前記規制体に車両が接触するなどして、前記規制体に前記軸部の軸方向へ向かう強い衝撃がかかったときに、この衝撃が前記第二接続部や前記軸部の軸受け部分へ伝達されにくく、これらの部位の損傷を抑制できるので、好ましい。
本発明の駐車規制装置によれば、車両などが接触しても、接触した車両や装置自体の損傷を抑制できる。
本発明の駐車規制装置の実施の一形態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1の駐車装置の規制装置を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図である。 図3の規制装置の規制体を倒伏させた状況を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は側面図である。 図3の規制装置のベース部の内部を示す平面図である。 図5の縦断面の概要を示すA−A断面図である。 図4の規制装置のベース部の内部を示す平面図である。 図7の縦断面の概要を示すA−A断面図である。 図4の規制装置の規制体を起立させる動作を行っている状況を示す縦断面の概要図である。 図3の規制装置の規制体を倒伏させる動作を行っている状況を示す縦断面の概要図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
1は駐車規制装置である。
駐車規制装置1は、車両の駐車を規制する規制装置2と、この規制装置2と別体に形成した制御装置8とを備えている。
図1及び図2において、規制装置2は、車両の駐車位置Pに設置させており、制御装置8は、車両の駐車位置Pの近傍で、車両の駐車を妨げない位置に設置させている。尚、規制装置2は、車両の駐車位置Pの入り口に設置させてもよい。
尚、以降の説明において、図1の左側を左方向、右側を右方向とし、図2の左側を後方向、右側を前方向とする。
前記規制装置2は、台形箱状に形成させたベース部3と、このベース部3から立設させた規制体21とを備えている。
規制体21は、筒体からなる柱状に設けており、下部21bを円筒形状に形成し、上部21aを下部21bより扁平に形成して、この扁平に設けた外側面に「優先駐車場」の標示を表した反射シート22を貼着させている。
また、規制体21は弾性を有する材料で形成しており、車両などが接触して折れ曲がるように変形した後に車両が離れれば元の状態に復元する可撓性を備えるように設けている。
前記規制装置2は、ベース部3に内装させた駆動部38の駆動によって規制体21を動作させ、規制体21がベース部3から垂直に立設する立設状態と、規制体21が後方側に倒れてベース3を設置させた設置面Gに倒れ込み、ほぼ水平方向へ寝ているような倒伏状態とを切り替え可能に設けている。
図3は図1の駐車装置1の規制装置2を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は側面図であり、図4は図3の規制装置2の規制体21を倒伏させた状況を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は側面図である。図3において前記規制体21は前記立設状態にあり、図4において前記規制体21は前記倒伏状態にある。
車両の駐車位置又は駐車位置の入り口に設置された前記規制装置2は、規制体21を図3に示す立設状態とすることで、駐車位置への車両の駐車を規制し、規制体21を図4に示す倒伏状態とすることで、駐車位置へ車両の駐車を可能とするように設けている。
図1、2に示す前記制御装置8は、前記規制装置2と電気的に接続させて、前記駆動部38の駆動を制御するように設けている。
制御装置8は、矩形箱状の本体81を備え、この本体81の上部に太陽電池82を有している。
本体81は、内側に前記太陽電池82の生起する電力を蓄える蓄電部83と、制御部84を収納し、外側に無線受信部85と、車両検知センサ86とを備えている。
前記無線受信部85は、制御装置8及び規制装置2と別体に設けた無線操作装置(図示せず)からの信号を受信するように設けており、前記制御部84は無線受信部85が無線操作装置からの信号を受信したときに、前記蓄電部83の電力を規制装置2へ供給し、前記駆動部38を駆動させるように動作する。
即ち、駐車規制装置1は、無線操作装置から信号を送信して前記無線受信部85へ受信させることで、前記規制装置2を動作させ、規制体21の立設状態と倒伏状態とを切り替えるように設けている。
前記車両検知センサ86は、前記規制装置2が設置された駐車位置における車両の有無を検知するように設けている。前記駐車規制装置1は、車両検知センサ86が車両を検知している状況において、前記無線操作装置からの信号を前記無線信号部85が受信しても、倒伏状態にある規制体21を立設させる動作を前記規制装置2が行わないように前記駆動部38を制御し、起立する規制体21が駐車位置の車両に接触するような問題を防止している。
また、規制体21が倒伏状態にあるときに、車両検知センサ86が駐車位置における車両の存在を一定時間検知しない場合に、前記規制体21を起立させ、自動的に立設状態とするように設けている。
図3、4に示すように、前記規制装置2の規制体21は、前記下部21bを前記ベース部3に取り付けており、具体的には、規制体21の下部21bに第二接続部25を固定し、この第二接続部25を介してベース部3に取り付けている。
前記第二接続部25は、矩形板状に設けた基部25aと、この基部25aの左右両端からそれぞれ延設させた板状の取付部25bを備える略コの字形状に形成している。
前記第二接続部25は、前記基部25aに前記規制体21を固定させており、図1、2に示すように、規制体21を立設させた状態において、基部25aの外面を上方へ向け、基部25aから延設させた前記各取付部25bを下方へ垂下させて前記ベース部3へ取り付けている。
前記第二接続部25は、前記各取付部25bを、ベース部3の備える軸部31に取り付けている。
軸部31は、その軸方向を左右水平方向へ向けて、ベース部3に回動可能に軸支されている。
前記第二接続部25は、間隔をあけて配置する各取付部25bがそれぞれ前記軸部31に貫通されており、各取付部25bが軸部31に対して回動不能にそれぞれ固定されている。
即ち、前記第二接続部25は、ベース部3の軸部31を回動させると、軸部31に伴って各取付部25bがベース部3に対して回動し、図3に示すような立設状態となされた前記規制体21が、ベース3を設置させた設置面Gへ倒れ込むように動作して、図4に示すような倒伏状態となるように設けている。更に、前記軸部31を逆方向へ回動させることで、図4に示す倒伏状態となされた前記規制体21を、図3に示す立設状態となるように動作させることができる。
図5は図3の規制装置2のベース部3の内部を示す平面図であり、図6は図5の縦断面の概要を示すA−A断面図である。図5は、規制体21や第二接続部25の基部25aの図示を省略し、図6は、規制体21の動作に関わる部位のみを図示して、それぞれ図面を簡略化している。
前記ベース3部には、軸受け32が内装されており、前記軸部31を回動可能に軸支している。
更に、前記ベース部3には、前記規制体21を動作させる駆動部38が内装されている。前記駆動部38は、その駆動によって前記軸部31を回動させて前記規制体21を動作させ、この規制体21の立設状態と倒伏状態とを切り替えるように設けている。
図5、6に示す前記駆動部38は電動シリンダーであり、シリンダーチューブに該当する本体部38aと、この本体部38aから伸縮するロッド部38bを備えている。
前記駆動部38は、本体部38aの端部をベース部3に取り付け、ロッド部38bの端部を前記軸部31へ接続させて、このロッド部38bの伸縮によって軸部31を回動させるように設けている。
尚、ベース部3に取り付けられた前記本体部38aの端部は、軸方向を左右横方向へ向けてベース部3に設けられた軸部材39に取り付けられており、この本体部38aの端部の取り付け位置を軸として、前記駆動部38は上下方向の傾きが若干変動できるように設けられている。
前記駆動部38は、前記ロッド部38bの端部が第一接続部35に取り付けられ、この第一接続部35を介して前記軸部31に接続されている。
前記第一接続部35は板形状に形成されており、前記軸部31と、この軸部31と平行に配置されて前記ロッド部38bの端部に設けられた軸部材37とにそれぞれ貫通されるクランク状に設けられている。
前記第一接続部35は、前記駆動部38のロッド部38bの伸縮の動作によって、前記軸部31を回動させるように設けられている。
具体的には、図6において、規制体21が立設状態となされている規制装置2の駆動部38は、ロッド部38bが完全に伸長した状態となっている。この駆動部38を動作させてロッド部38bを縮めることで、前記軸部31が図6において反時計方向に回転する。この軸部31の回転により、前記第二接続部25の各取付部25bが回転して、規制体21を倒れ込ませるように動作させ、前記規制体21が図4に示すような倒伏状態となされる。
図7は図4の規制装置2のベース部3の内部を示す平面図であり、図8は図7の側面の概要を示す図である。
前記規制体21が倒伏状態となされた図4及び図7において、前記駆動部38は、前記ロッド部38bが完全に短縮した状態となっている。この駆動部38を動作させてロッド部38bを伸長させることで、前記軸部31が図7において時計方向に回転し、前記第二接続部25の各取付部25bが回転して、規制体21を起立するように動作させ、前記規制体21が図3に示すような立設状態となされる。
尚、前記駆動部38は、本体部38aの端部を前記ベース部3の軸部材39に取り付けることで上下方向の傾きが若干変動できるように設けているので、前記のように、規制体21の倒伏状態と立設状態とを切り替えるために前記駆動部38を駆動させたときに、ロッド部38bの動きに応じて駆動部38の傾きが変動し、前記ロッド部38bの伸長・短縮する動きがクランク状の前記第一接続部35を通じて前記軸部31を回転させる力へ効率よく変換されるようになされている。
図5及び図7に示すように、前記駆動部38と前記軸部31とを接続する前記第一接続部35は、軸部31に鍔状に設けられた固定フランジ部36、及び可動フランジ部33にそれぞれ当接するように配置されている。
前記固定フランジ部36は、円板形状に形成されて前記軸部31と一体的に設けられており、前記軸部31の周囲において一方の面に前記第一接続部35が当接している。
前記可動フランジ部33は、円板形状に形成されて、前記軸部31に取り付けられている。
具体的には、可動フランジ部33は、軸部31の外径より若干大きな内径の貫通孔を中央に備え、この貫通孔に前記軸部31を挿通させて取り付けられている。換言すると、可動フランジ部33は、前記軸部31の軸方向へ移動可能に取り付けられている。
前記可動フランジ部33は、軸部31を挿通させた前記貫通穴の周囲において、一方の面が前記第一接続部35へ当接し、他方の面が付勢手段34に当接している。
可動フランジ部33は、その板面を前記第一接続部35へ押しつけるように、前記付勢手段34に付勢されている。
前記付勢手段34は、弾性部材で形成される付勢部材34aと、調整部材34bとを備え、それぞれ前記軸部31に貫通されて取り付けられている。
前記付勢部材34aは、一方の端部が前記可動フランジ部33へ当接し、他方の端部が前記調整部材34bに当接するように配置されている。
前記調整部材34bは、板形状に形成され、軸部31における取付位置を軸方向へ調整可能に設けられている。前記付勢手段34は、この調整部材34bの取付位置を調整することで、付勢部材34aから前記可動フランジ部33へ与える付勢の力の大きさを調整できるように設けている。
尚、図5、7に示す付勢部材34aは金属製のコイルばねを用いており、コイルばねの中央に前記軸部31を挿通させて取り付けているが、これに限るものではなく、コイルばね以外のばね部材や、ゴムやエラストマーなど金属以外の弾性部材を用いても良い。
前記第一接続部35は、前記軸部31に対して周方向へ回動可能に取り付けられており、第一接続部35が前記駆動部38から受けた力は、前記固定フランジ部36や、前記可動フランジ部33を介して、前記軸部31へ伝達するように設けられている。
具体的には、前記第一接続部35は、前記軸部31の外径より若干大きな内径の貫通孔を備え、この貫通孔に軸部31を挿通させて取り付けられており、この軸部31の周りを第一接続部35が摺動して回動できるように設けている。
そして、前記第一接続部35は、その板面が、軸部31に設けられた鍔状の前記固定フランジ部36と、付勢手段34によって付勢された前記可動フランジ部33とにそれぞれ当接されているので、前記第一接続部35の板面と、これら固定フランジ部36及び可動フランジ部33との間に生じる摩擦力によって、第一接続部35が前記駆動部38から受けた力が軸部31へ伝達されるように設けている。
上記のように、第一接続部35を軸部31へ取り付けることで、第一接続部35の板面と、前記固定フランジ部36及び可動フランジ部33との間に生じる摩擦力を超える力が第一接続部35や軸部31へかかったときに、軸部31の周りを第一接続部35が摺動して回動するようになされる。また、駆動部38が駆動せず前記第一接続部35が移動不能な状態においては、前記軸部31が第一接続部35の貫通孔の内側で摺動して回動するようになされる。
例えば、図3に示すように、抑制装置2の規制体21が立設状態にあるとき、規制体21へ車両が接触するなどして衝撃を受けたときに、前記軸部31が前記第一接続部35に対して摺動して回動し、前記駆動部38が駆動しない状態で規制体21が倒れるようになされる。このように設けることで、規制体21へ与えられる外力によって、第二接続部25に接続される軸部31や、この軸部31に接続される第一接続部35や他の部品へ力が伝達されて損傷するなどの問題の発生が抑制できる。
また、前記駆動装置38が駆動して、倒伏状態の前記規制体21が立設するときや、立設状態の規制体21が倒れるときに、前記規制体21が外力を受けても、上記と同様に、前記軸部31が前記第一接続部35に対して摺動して回動し、与えられる外力によって規制装置2の部品が損傷するなどの問題の発生が抑制できる。
前記駐車規制装置1は、前記規制体21を、図4に示すような倒伏状態から、図3に示すような立設状態とするための、規制装置2の起立動作において、前記規制体21が垂直方向に立設される立設状態となった後に、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して回動する摺動状態を経て、前記駆動部38の駆動が停止するように設けている。
換言すると、前記規制体21の起立動作において、前記駆動部38はロッド部38bが、図7、8に示すように完全に短縮した状態から、図5、6に示すように完全に伸長した状態となるように動作するが、ロッド部38bが完全に伸長する状態となる前に、前記規制体21が垂直に立設される立設状態となるように設けている。
図9は、図4の規制装置2の規制体21を起立させる動作を行っている状況を示す縦断面の概要図である。
前記規制装置2は、図8に示す規制体21の倒伏状態から、前記駆動部38を駆動させロッド部38bを伸長させて規制体21を起立させるが、図9に示すように、ロッド部38bが完全に伸長する前に前記規制体21が垂直に立設される。この後、駆動部38が駆動を継続してロッド部38bを更に伸長させると、前記第一接続部35へかかる力が第一接続部35の板面と、前記固定フランジ部36及び可動フランジ部33との間に生じる摩擦力を超え、軸部31の周りを第一接続部35が摺動して回動する。そして、図6に示すように、前記ロッド部38bが完全に伸長した状態となって駆動部38の駆動が停止し、規制装置2の起立動作が完了する。
規制体21を立設状態とするための規制装置2の起立動作を上記のように設けることで、起立動作中に規制体21が外力を受けた場合に、規制体21が斜め方向へ立設されるような問題が生じにくくなされる。
即ち、規制装置2の起立動作中に規制体21が倒れる方向へ外力を受け、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して若干回動した場合に、前記規制体21が垂直方向へ立設される前にロッド部38bが完全に伸長して前駆駆動部38が停止する恐れがある。上記のように、前記規制体21が垂直方向に立設される立設状態となった後に、前記駆動部38が継続して駆動し、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して回動する摺動状態を経て、前記駆動部38の駆動が停止するように設けることで、規制体21の起立動作中に倒れる方向へ外力を受け、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して若干回動した場合でも、規制体21を垂直方向へ立設できる。
前記駐車規制装置1は、前記規制体21を、図3に示すような立設状態から、図4に示すような倒伏状態とするための、規制装置2の倒伏動作において、前記規制体21が設置面G上で寝るような倒伏状態となった後に、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して回動する摺動状態を経て、前記駆動部38の駆動が停止するように設けている。
換言すると、前記規制体21の倒伏動作において、前記駆動部38はロッド部38bが、図5、6に示すように完全に伸長した状態から、図7、8に示すように完全に短縮した状態となるように動作するが、ロッド部38bが完全に短縮する状態となる前に、前記規制体21が設置面G上に寝る倒伏状態となるように設けている。
図10は、図3の規制装置2の規制体21を倒伏させる動作を行っている状況を示す縦断面の概要図である。
前記規制装置2は、図6に示す規制体21の立設状態から、前記駆動部38を駆動させロッド部38bを短縮させて規制体21を倒伏させるが、図10に示すように、ロッド部38bが完全に短縮する前に前記規制体21が設置面Gに寝て倒伏される。この後、駆動体38が駆動を継続してロッド部38bを更に短縮させると、前記第一接続部35へかかる力が第一接続部35の板面と、前記固定フランジ部36及び可動フランジ部33との間に生じる摩擦力を超え、軸部31の周りを第一接続部35が摺動して回動する。そして、図8に示すように、前記ロッド部38bが完全に短縮した状態となって駆動部38の駆動が停止し、規制装置2の倒伏動作が完了する。
規制体21を倒伏状態とするための規制装置2の倒伏動作を上記のように設けることで、倒伏動作中に規制体21が外力を受けた場合に、規制体21が完全に倒伏せずに斜め方向へ立設されるような問題が生じにくくなされる。
即ち、規制装置2の動作中に規制体21が起立する方向へ外力を受け、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して若干回動した場合に、前記規制体21が設置面G上に完全に倒伏する前にロッド部38bが完全に短縮して前駆駆動部38が停止する恐れがある。上記のように、前記規制体21が設置面G上に完全に倒伏する倒伏状態となった後に、前記駆動部38が継続して駆動し、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して回動する摺動状態を経て、前記駆動部38の駆動が停止するように設けることで、規制体21の倒伏動作中に起立する方向へ外力を受け、前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して若干回動した場合でも、規制体21を完全に倒伏できる。
尚、前記規制装置2は、前記規制体21に外力がかかり、垂直方向ではなく斜め方向へ規制体21が立設された状態となった場合でも、前記駆動部38を駆動させてロッド部38bを短縮させれば、前記規制体21が完全に倒伏し、更に前記第一接続部35が前記軸部31に対して摺動して回動する摺動状態を経て、前記ロッド部38bが完全に短縮した状態となって前記駆動部38の駆動が停止するように設けている。そして、前記駆動部38を再度駆動させ、前記ロッド部38bを伸長させることで、前記規制体21を垂直方向へ立設させる立設状態とすることができる。
前記駐車規制装置1は、規制体21が図3に示すように立設状態にあるときに、後方側へ倒れ込ませる方向へ規制体21に外力がかかったときには、前記軸部31が前記第一接続部35に対して摺動して回動し、前記駆動部38が駆動しない状態で規制体21が倒れるようになされている。これに対して、立設状態にある規制体21へ左右横方向や前方向へ倒れ込ませるように外力がかかったときには、前記軸部31と前記第一接続部35との摺動による回動ではなく、弾性を有する材料で形成した規制体21の変形により、ベース部3への力の伝達を軽減し、軸部31やこれに接続される軸受け32等のベース部3の各部品の損傷を抑制できる。
特に前記規制体21は下部21bが円筒形に形成されているので、前後方向だけでなく、左右方向へ力を受けても容易に変形できる。即ち、規制体21に車両が衝突する等して、規制体21に、ベース部3の軸部31の軸方向である左右横方向へ強い力がかかったときでも、規制体21が容易に変形することで、規制体21に固定される第二接続部25が接続された軸部31へ伝達される力が大幅に軽減され、ベース部3の各部品の損傷を効果的に抑制できる。
尚、本発明に係る駐車規制装置1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記駐車規制装置1は、前記軸部31に接続する前記第一接続部35と前記第二接続部25のうち、第二接続部25を軸部31に対して回動不能に固定すると共に、第一接続部35を軸部31に対して摺動して回動可能に設けているが、これに限るものではなく、規制体21が外力を受けたときに、規制体21が前記駆動部38の駆動によらずに倒伏や起立できる他の構成に設けても良い。一例として、第一接続部35を軸部31に対して回動不能に固定すると共に、第二接続部25を軸部31に対して摺動して回動可能に設けてもよく、前記第一接続部35と第二接続部25とをそれぞれ軸部31に対して摺動して回動可能に設けても良い。
1 駐車規制装置
2 規制装置
21 規制体
22 反射シート
25 第二接続部
25a 基部
25b 取付部
3 ベース部
31 軸部
32 軸受け
33 可動フランジ部
34 付勢手段
34a 付勢部材
34b 調整部材
35 第一接続部
36 固定フランジ部
37 軸部材
38 駆動部
38a 本体部
38b ロッド部
39 軸部材
8 制御装置
81 本体
82 太陽電池
83 蓄電部
84 制御部
85 無線受信部
86 車両検知センサ

Claims (4)

  1. 駐車位置又は駐車位置の入り口に設置されるベース部から立設する規制体により前記駐車位置への車両の駐車を規制する駐車規制装置であって、
    前記ベース部は、駆動部と、該駆動部に第一接続部を介して接続される軸部と、該軸部と前記規制体の下部とを接続する第二接続部を備え、
    前記規制体は、前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって立設状態と倒伏状態とを切り替え可能に設けられると共に、
    前記規制体が強い外力を受けたときに、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分が、前記軸部の回動方向へ摺動可能となされており、
    前記規制体が弾性材料で形成され、車両などに踏み倒された後に元の状態に復元する可撓性を備えると共に、前記規制体の下部が円筒形に形成され、該規制体の下部が接続される前記軸部の軸方向へ踏み倒された後に元の状態に復元可能に形成されていることを特徴とする駐車規制装置。
  2. 下部が円筒形に形成された前記規制体が、前記軸部の軸方向である左右横方向へ踏み倒された後に元の状態に復元可能に形成されていると共に、前記左右横方向に対して垂直な前後方向に踏み倒された後に元の状態に復元可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の駐車規制装置。
  3. 前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって前記規制体が倒伏状態から立設状態へ切り替わる起立動作において、前記規制体が立設状態となった後、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分が前記軸部の回動方向へ摺動する摺動状態を経て、前記駆動部の駆動が停止するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の駐車規制装置。
  4. 前記駆動部の駆動による前記軸部の回動によって前記規制体が立設状態から倒伏状態へ切り替わる倒伏動作において、前記規制体が倒伏状態となった後、少なくとも前記第一接続部及び第二接続部のいずれか一方と、前記軸部との接続部分が前記軸部の回動方向へ摺動する摺動状態を経て、前記駆動部の駆動が停止するように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の駐車規制装置。
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