JP7316629B2 - 駐車予約表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車予約表示装置に関する。
公共、私設又は個人の差がなく必要なときに必要な場所に駐車できる駐車場が渇望されている。例えば、病院などの公共施設の建物の入口に最も近い駐車区画は、身体障害者用や救急患者用として常に空き状態にしておくことが好ましい。個人の駐車場や月極駐車場でも同様に帰宅時には当然空き状態になっている。しかし、個人の駐車場や月極駐車場では外出している間は利用されずに時間帯によっては空きの駐車区画があっても有効に利用されていない場合がある。また、満車の駐車場がある反面、空きがある駐車場があり駐車場が必ずしも有効に使用されていない現状がある。特に、都市部においては駐車場不足の解消に至っていない。また、無断駐車などの迷惑行為も後を絶たない現状がある。
従来から、公共施設の駐車場などの不正使用防止、或いは駐車予約などに関する手段が提案されている。特許文献1には、特定予約者用駐車区画に設置され、この駐車区画の特定利用者以外による駐車行為を防止する迷惑駐車防止装置(駐車予約表示装置)が提案されている。この迷惑駐車防止装置は、入庫禁止位置(垂直起立姿勢)と入庫可能な位置(水平倒伏姿勢)とに回転可能な入庫阻止フラップを有し、不正駐車を防止しようとしている。
また、特許文献2には、駐車場の車室の地中に埋設される入出庫検知装置が提案されている。この入出庫検知装置は、予約管理装置から受信した予約の有無の情報に基づいて制御されるインジケータを有し、このインジケータは予約対象の車室について予約の有無を表示する駐車予約表示装置である。
特開2013-213331号公報 特開2018-146560号公報
特許文献1に記載の予約表示部である入庫阻止フラップは、フラップ部材と、フラップ部材を回転駆動する駆動手段とを有している。フラップ部材は、特定予約者専用であることを表示する表示部を有しており、表示部には車両が接触した際に弾性変形可能な柔軟材が使用されている。しかしながら、フラップ部材が柔軟材で構成されているとしても入庫阻止手段であることから、車両との接触時においてはフラップ材を変形させることがあることから車両及びフラップ部材双方の損傷は免れないという課題がある。また、フラップ部材は、前進或いは後退時において或いは駐車場の環境によって予約者から十分に視認できないことがあるという課題がある。このような入庫阻止フラップは回転によってフラップ部材を垂直起立させる構造であるから、十分視認可能な大きさを安価な構造で実現することは困難であり、フラップ部材を大きくすることは予約者に対して威圧感を与えると共に車両及びフラップ部材双方の損傷が免れないという解題もある。
特許文献2に記載の入出庫検知装置は、予約の有無を地中に埋設されたインジケータによって表示するものであって車両に接触することはないが、予約されていない車両の駐車を阻止する入庫阻止機能を充分に果たすことは困難である。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、予約者に威圧感を与えずに視認性を高めながら、入庫する際に車両及び駐車予約表示装置に与える損傷を最小限に抑え、かつ不正駐車が行われた場合に不正駐車であることを検出して代替駐車区画を提供し、駐車場を空いたままにせず有効に運用することが可能な駐車予約表示装置を提供しようとするものである。
[1]本発明の駐車予約表示装置は、駐車場の任意の駐車区画に設置して前記駐車区画が予約されているか否かを表示する駐車予約表示装置であって、前記駐車区画が予約されているか否かを表示する表示部と、前記駐車区画に固定するための基部に対して回転可能に装着される支持部を回転させて前記支持部に保持されている前記表示部を垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢とに切換える駆動装置と、前記表示部が前記垂直起立姿勢と前記水平倒伏姿勢のいずれの姿勢にあるかを判別する制御装置と、判別された姿勢が予約された姿勢にあるか否かを検出する検出装置と、前記制御装置と駐車場予約装置との間で情報のやり取りをする通信装置と、を有し、前記検出装置は、前記表示部が垂直起立姿勢のときに車両が前記表示部に接触して外力が加えられたことを検出する外力検出器を有していることを特徴とする。
本発明の駐車予約表示装置によれば、表示部を垂直起立させることによって駐車区画が予約されていることを表示し、表示部を水平倒伏させることによって駐車区画が予約されていないことを表示する。予約者は表示部が予約されていることを示す垂直起立状態から水平倒伏されることによって、予約された駐車区画が入庫可能になったことを認識できる。予約者が予約された駐車区画に到達したことを駐車場予約装置に通知すると、表示部は駆動装置よって垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切り換わり駐車することが可能となる。一方、非予約者が垂直起立姿勢に係らず侵入(いわゆる不正駐車)して表示部に接触し、外力検出器が表示部に外力が加えられたことを検出すると一旦不正駐車とみなし、直ちに駆動装置は表示部を水平倒伏姿勢に切換える。駆動装置、制御装置及び検出装置の状態、すなわち表示部の状態に関する情報は通信装置を介して駐車場予約装置に通知される。不正駐車があった場合には、駐車場予約装置は予約可能な駐車区画を探索し、その駐車区画に設置された駐車予約表示装置の表示部を垂直起立させて予約済みの表示にすることが可能となる。
このようにすれば、予約者に威圧感を与えずに視認性を高めながら、入庫の際に車両並びに駐車予約表示装置に与える損傷を最小限に抑え、かつ不正駐車が行われた場合には不正駐車であることを検出して代替駐車区画を提供し、駐車区画を空いたままにせず有効に運用することが可能となる。
[2]本発明の駐車予約表示装置においては、前記駐車場は精算機を有しており、前記コインパーキングの駐車区画に配置されて前記精算機によって予約された予定日時の直前に前記表示部を垂直起立させるよう制御されるものである、ことが好ましい。
ここで、予約機能とは予約情報が入力された際に表示部を垂直起立させて駐車区画が予約されたことを表示する機能であり、精算機は精算機能及び通信機能を有する駐車場予約装置に相当する。このようにすれば、予約機能がない通常のコインパーキングに駐車予約表示装置を容易に設置することが可能となる。例えば、精算機が予約を受け付けると表示部を予約された予定日時の前に垂直起立させ、入庫直前に水平倒伏姿勢にして入庫可能な状態にする。そして駐車料金を精算して出庫したところで予約可能な状態にすることが可能となる。
[3]本発明の駐車予約表示装置においては、前記駐車場は駐車料金の徴収をしない無料駐車場であって、前記無料駐車場には、予約者が保持する携帯型遠隔操作端末との間で通信可能な予約管理装置が設置されており、前記予約管理装置は、前記無料駐車場の駐車区画に配置されて前記携帯型遠隔操作端末を操作することによって前記予約管理装置を介して前記表示部を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換えるよう制御するものであることが好ましい。
駐車料金の徴収を主としない駐車場とは、公共施設や病院などの一般の人が使用することが可能な施設をさす。このような駐車場には駐車予約表示装置及び予約管理装置を容易に設置することが可能である。なお、予約管理装置は精算機能がない駐車場予約装置に相当する。携帯型遠隔操作端末としては、例えばリモコンなどがある。つまり、駐車場管理者が予約のあった駐車区画の表示部を垂直起立姿勢にしておき、予約管理装置に通信可能なリモコンを利用者に貸与する。予約者は、予約した駐車区画に到達したところでリモコンを操作して表示部を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換えることによって入庫することが可能となる。利用者としては身体的に障害がある人や妊婦などが想定され、このような特定な人には施設の建物の入口に近い駐車区画を提供することが望まれ、駐車区画確保に効果がある。出庫した際には、予約があった場合には駐車場管理者の手によって垂直起立姿勢にする。前述したように、特定の人のために特定区画を常に確保しておく用途には、自動的に垂直起立姿勢にすることもできる。
[4]本発明の駐車予約表示装置においては、前記表示部が垂直起立姿勢にあるときに、前記表示部の全部又は一部を発光させる表示部発光用投光器をさらに有していることが好ましい。
表示部自体は照明装置を持たず、例えば導光機能や拡散機能を備える。表示部発光用投光器は、例えばLEDライトなどである。表示部が垂直起立姿勢にあるときにおいては、表示部発光用投光器からの光を導光して表示部全体、表面又は文字などを発光させたり、点滅させたりすることで駐車場の環境に係らず視認性を高めることが可能となる。例えば、発光色を赤と白又は青と白などとすると色覚特性に差があっても認識しやすくなる。表示部自体は、照明手段を持たないことから配線などが不要であり、損傷したり、汚れたりした際に容易に交換することが可能となる。なお、表示部が水平倒伏姿勢のときには発光をやめる。
[5]本発明の駐車予約表示装置においては、前記外力検出器が、前記表示部が垂直起立姿勢にあるときに車両進入側面から外力を受けて前記表示部が垂直起立姿勢を維持できなくなることを検出したときに、前記駆動装置は、前記表示部を水平倒伏姿勢に自律的に移行させる機能を有することが好ましい。
表示部が垂直起立姿勢のときに車両が進入し、垂直起立姿勢を維持することが困難な外力を受けたときに、外力検出器はその情報を制御装置に入力する。制御装置は、駆動装置を制御して表示部を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換える。このようにすれば、車両及び駐車予約表示装置双方の損傷を最小限に抑えることが可能となる。
[6]本発明の駐車予約表示装置においては、前記通信装置は、前記駆動装置の駆動状態及び前記検出装置が検出した結果に基づき前記表示部が前記水平倒伏姿勢又は前記垂直起立姿勢のいずれの姿勢にあるかを前記駐車場予約装置に通知するものであることが好ましい。
前述したように、駆動装置は表示部を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢、水平倒伏姿勢から垂直起立姿勢に駆動する。制御装置は垂直起立姿勢又は水平倒伏姿勢のいずれの姿勢にあるかを判別する。検出装置は表示部が予約された姿勢にあるか否か、或いは表示部が外力を受けたかを検出する。通信装置は、駆動装置の駆動状態、制御装置が判別した結果及び検出装置が検出した結果を駐車場予約装置に通知する。これにより表示部の姿勢を適切に制御することが可能となる。駐車場予約装置は、コインパーキングにおいては精算機に相当し、無料駐車場においては予約管理装置に相当する。
[7]本発明の駐車予約表示装置においては、前記表示部は、柔軟性を有する弾性体で形成されており、表面に印刷又は刻印が可能であり、光を反射、導光又は拡散させたりすることが可能な材料で形成されていることが好ましい。
このような表示部は樹脂製であって、例えば「予約済」などの文字或いは記号などを表示することが可能であり、文字や記号を発光さること、文字や記号の周囲を発光させること又は表示部の一部や全体を発光させることによって視認性をより高めることが可能となる。また、様々な色で発光することも可能である。
[8]本発明の駐車予約表示装置においては、前記表示部は、前記支持部に挿着される散光性を有する挿着部と、柔軟性及び弾性を有する光ファイバーで形成される発光部と、を有し、前記発光部の先端が前記挿着部に挿着されていることが好ましい。
柔軟性を有する光ファイバーは、曲線など自由な形状に形成することが可能であり、挿着部に照射された光を効率よく全体に発光させることが可能である。例えば赤、緑又は黄色の点滅でも十分認識することができる。また、光ファイバーは弾性を有しており、外力が加えられても弾性領域内であれば元の形状に復帰する。
[9]本発明の駐車予約表示装置においては、前記外力検出器は、前記前記表示部が車両進入側面に対して垂直方向以外の方向の外力を受けたことを検出する斜め検出機構を有していることが好ましい。
車両は切り返し運転しながら駐車区画内に進入する場合があり、表示部に対し斜め方向から外力が加えられることがある。一般的に、表示部の破損を防ぐために、バネやワンウェイ・クラッチなどで水平倒伏方向への動きを避けるような機構を設けることはあり得る。
しかし、そのような機構では表示部の偏った位置又は斜め方向から力が加わった場合にスラスト方向(回転軸の長手方向)の分力を防ぐのは難しい。そこで、偏った位置又は斜め方向から押される力つまりスラスト方向の分力を斜め検出機構で検出して、水平倒伏方向へ回転させることで表示部の破損を防止することが可能となる。斜め検出機構としては、例えば、機械的な2方向スイッチ、電気的な力センサ、光学的な非接触センサなどで表示部の斜め方向の偏倚を検出することが可能である。
駐車予約表示装置1の全体構成を示すブロック図である。 駐車予約表示装置1の1例を示す外観斜視図である。 予約機能がない一般的なコインパーキング15の1例を示す説明図である。 一般的なコインパーキング15に駐車予約表示装置1を適用した場合の1例を示す斜視図である。 公共施設などの無料駐車場25の1例を示す説明図である。 公共施設などの無料駐車場25に駐車予約表示装置1を適用した例を示す斜視図である。 図4に示したコインパーキング15において車室17を予約する方法を模式的に示す斜視図である。 図6に示した公共施設などの無料駐車場25において車室17の予約を解除する方法を模式的に示す斜視図である。 図6及び図7に示すコインパーキング15において、予約した車室17が不明な予約者がコインパーキング15に到着し、予約した車室を駐車場予約システム7に問い合わせる例を示す説明図である。 コインパーキング15において、予約した車室17がどれか分かっている場合に、予約者30が駐車場予約システム7に到着したことを通知して入庫することを示す説明図である。 コインパーキングにおいて、予約者30が入庫を完了したことを示す説明図である。 予約していない車両が駐車している車室21に本来の予約者30が到着し、精算機16に通知する例を示す説明図である。 車室21の予約が解除され、予約者が代替予約された車室22に入庫する例を示す説明図である。 代替車室22に予約者30が駐車を完了した例を示す説明図である。 リモコン26で表示部2を水平倒伏させて入庫する例を示す説明図である。 車両が接触して表示部が外力を受けた時とことを検出する状態を模式的に示す斜視図である。 表示部2の垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢及び外力を検出する機構並びに表示部2を発光させる例を模式的に示す斜視図である。 表示部2と支持部35との結合方法及び外力を検知する機構例を模式的に示す説明図である。 表示部2が外力を受けていないときの例を模式的に示す斜視図である。 表示部2が幅方向の中央又は左右均等に外力Fを受けたときの例を模式的に示す斜視図である。 表示部2の車両進入側面2aに対して偏った位置又は斜め方向から外力が加えられたときの表示部2の動きを模式的に説明する図である。 表示部2が受ける外力の検出度合いを変更する場合の支持部35を拡大して模式的に示す斜視図である。 表示部2の垂直起立姿勢を維持する構造を模式的に示す断面図である。 表示部2の支持部35への挿着方法を示す断面図である。 光ファイバーを使用した表示部2Fを示す斜視図である。 駆動装置3の1例を示す平面図である。 図26の図示手前から見た駆動装置3を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る駐車予約表示装置1について図1~図27を参照して説明する。
[駐車予約表示装置1の構成]
図1は、駐車予約表示装置1の全体構成を示すブロック図である。駐車予約表示装置1は、駐車場内において駐車区画(以降、場所を明確に表すため車室と記載する)が予約されているか否かを表示する表示部2と、表示部2を垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢とに切換える駆動装置3と、表示部2が垂直起立姿勢又は水平倒伏姿勢のいずれの姿勢にあるかを判別する制御装置4と、判別された姿勢と表示部2が異なる姿勢にあるか否かを検出する検出装置5とを有している。駐車予約表示装置1は通信装置6を有しており、通信装置6は、外部の駐車場予約システム7と制御装置4との間の情報のやり取りを行う。駐車予約表示装置1は、表示部2を視認しやすくするための照明装置8を有している。
表示部2は、車室が予約された際に垂直起立姿勢となり車室が予約済みであることを表示し、予約されていないときには水平倒伏姿勢となるように制御装置3によって姿勢が制御される。駆動装置3は、制御装置4の命令に従ってモータ9を駆動する。モータ9は表示部2を所定の姿勢切換える。制御装置3は、駐車予約表示装置1の全体の制御を行う装置であって、駆動装置3の駆動制御、照明装置8の発光制御、検出装置5の制御及び検出結果に基づき表示部2の姿勢を判断する機能及び通信装置6による駐車場予約システム7との間の情報のやり取りを制御する機能を有している。なお、検出装置5は、表示部2が垂直起立姿勢にあることを検知する垂直起立検出器10と、表示部2に外力が加えられたことを検知する外力検出器11とを有している。通信装置6と駐車場予約システム7との間の通信手段としては、専用有線回線やインターネット回線などがあり、例えば、携帯電話網、Wi-Fi、BlueTooth(登録商標)及び専用リモコンなどがある。
駐車場予約システム7は、駐車場の予約者30との間で各種通信手段を使用して予約の申し込み及び予約情報などをやり取りする。予約者30による予約方法としては、電話によるオペレータ経由での予約、電話によるプッシュ回線応答による予約或いはPCによるインターネット又はスマートフォンによるWeb経由の予約などがある。
図2は、駐車予約表示装置1の1例を示す外観斜視図である。駐車予約表示装置1は、基部12をボルトなどの固定手段によって車室の地面に固定される。表示部2は、下方側端部が支持部35(図17参照)を介して基部12に取り付けられている。図2に示す表示部2の状態を垂直起立姿勢、二点鎖線で示す状態を水平倒伏姿勢と記載する。水平倒伏姿勢のときには、表示部2は基部12の上面側凹部13内に格納される。詳しくは後述するが、表示部2は基部に対して容易に脱着可能な構成としていることから、図2に示すような板状部材をはじめ、折り曲げたパイプ部材など駐車場管理者の希望によって容易に交換することが可能となっている。
表示部2は、発泡樹脂、中空構造或いは導光機能を有する柔軟性を有する弾性体の樹脂などを用いることによって、車両が接触し、または、衝突した際の衝撃を最小限にすることができる。図2に示す例においては、表示部2の車両進入側表面2aに「予約済」の文字が印刷又は刻印されている。但し、文字以外にマークや、外形形状などによって予約済みであることが視認できれば特に限定されない。また、表示部2は、発光又は点滅させることによって視認性をより高めることが可能となる。或いは、車両が接触した際に振動を伴うことによって予約者30に告知するような形態とすることも可能である。
[駐車予約表示装置1の適用例]
図3は、予約機能がない一般的なコインパーキング15の1例を示す図である。このようなコインパーキング15は、駐車場の隅に配置される精算機16と、駐車区画である車室17の進行方向端部に配置されて車両の停止位置を規定する輪止め18と、車両の下方となる位置に配置され車両の有無を検出する車両センサ19と、不正出庫を防止するロック板20とを有している。ここで、不正出庫とは精算をせずに出庫することをさす。一般的なコインパーキング15の構成は周知であるから詳しい説明を省略する。このコインパーキング15に駐車予約表示装置1を設置することについて図4を参照して説明する。
図4は、一般的なコインパーキング15に駐車予約表示装置1を適用する1例を示す斜視図である。図3と同じ構成要素には図3と同じ符号を付している。駐車予約表示装置1は、車室17にある2個の輪止め18の中間位置の視認しやすい場所、かつ車両の入庫に支障がない位置に配置される。精算機16には、駐車場予約システム1が備える予約機能(予約情報を駐車予約表示装置1に入力する機能)を付加している。従って、精算機16はコインパーキング機能と車室予約機能とを有する駐車場予約装置となる。コインパーキング機能としては、車両の入庫及び出庫管理機能、精算機能並びにロック板制御機能を有する。精算機16は、予約者30からの予約を受け付け、空いている車室17を選択すると共に予約情報を予約者30に通知する。そして、予約された予定日時の直前に表示部2を垂直起立姿勢に切換える。
ロック板20は、入庫(駐車)が完了した時点で、出庫を禁止する位置に駆動される。すなわち、駐車予約表示装置1を設置しても従来のコインパーキングと同様に使用でき、仮に電力がダウンした場合にはロック板20は解除されて一般の駐車場として運営及び使用することが可能である。ロック板20が既設の場合又は同時設置される場合においては、予約機能を追加できるようにするために、ロック板20を精算機16又は駐車予約表示装置1の子機として制御するようにすることが好ましい。
図5は、公共施設などの無料駐車場25の1例を示す斜視図である。無料駐車場25には、車室17に輪止め18のみが配置されており、誰でも自由に駐車することが可能となっている。しかしながら、公共施設や病院などにおいては身体に障害がある人、妊婦或いは高齢者などの特定の予約者には施設の建物の入口に最も近い駐車区画(車室)を提供することが求められる。そこで、このような個人の駐車場を含む無料駐車場25に駐車場予約表示装置1を設置することについて図6を参照して説明する。
図6は、公共施設などの無料駐車場25に駐車予約表示装置1を適用した例を示す斜視図である。駐車予約表示装置1は、車室17(車室17a,17b)にある2個の輪止め18の中間位置の視認しやすい場所、かつ車両の入庫に支障がない位置に配置される。予約者30(図7参照)には、駐車場管理者から携帯型遠隔操作端末としてのリモコン26(図8参照)が貸与される。無料駐車場25には、リモコン26との間で予約情報や予約解除などの情報をやり取りする駐車場予約装置としての予約管理装置27が配置される。定常的に利用する特定の人のためには常時予約状態としておくことが好ましい。複数の予約可能な車室17が存在する場合には、必ずしも車室17と予約者30とを紐付する必要はない。例えば、図6に示すように二つの車室17a、17bがある場合においては、先に到着した予約者30が車室17a、17bのいずれかを予約管理装置27で設定することが可能である。
[駐車予約表示装置1の動作]
図7は、図4に示したコインパーキング15において車室17を予約する方法を模式的に示す斜視図である。図7においては、予約者30が予約通信手段としてのスマートフォン31を使用してクラウド環境の駐車予約システム7によって車室17を予約する例を表している。まず、予約者30は、スマートフォン31から駐車場予約システム7にアクセスして目的の場所の近隣駐車場を探し、予約したい日時を指定して予約する。この際、予約できない駐車場はスマートフォン31に表示されないので予約することができない。或いは、駐車場予約システム7からスマートフォン31に駐車不可であることを返信することも可能である。駐車場予約システム7は、指定日時の直前に精算機16を介して駐車予約表示装置1の表示部2を垂直起立させて予約が完了する。駐車場予約システム7は、表示部2が垂直起立したことを検知したことを検出装置5から精算機16を介して通知されることで予約対象の車室17が予約されたことを認識する。ロック板20は車両が入庫可能な状態にある。
なお、既に予約予定の車室17に駐車されており、指定日時までに出庫されていない場合には、駐車場予約システム7は同一駐車場内の空き車室を探索して駐車可能な車室17を予約し、スマートフォン31にその情報を送信する。同一駐車場内に空き車室がなく予約できない場合には、駐車場予約システム7は近隣の駐車場に空き車室があることを探索して予約し、そのことをスマートフォン31に送信する。なお、予約通信手段としては、スマートフォン31以外にパソコンやタブレット端末などを適用することが可能である。駐車場予約システム7と精算機16との通信手段32としては、有線(電話回線、データ専用線など)或いは無線(携帯電話網、Wi-Fiなど)を適応することが可能である。
図8は、図6に示した公共施設などの無料駐車場25において車室17の予約を解除する方法を模式的に示す説明図である。図8は、予約者30が予約通信手段としてのリモコン26によって予約管理装置27を介して車室17の予約を解除する例を表している。予約者30は、予め電話、スマートフォン又はインターネットなどで駐車したい車室17を予約しておく。駐車予約表示装置1は、駐車場管理者が手動で表示部2を垂直起立させる。または、予約管理装置27によって駐車予約表示装置1を駆動して表示部2を垂直起立させる。予約者30は、駐車したい車室17の直近まで来たときにリモコン26を操作して表示部2を水平倒伏姿勢にし、予約した車室に入庫する。身体に障害がある人などの特定の予約者は、優先的に使用できる車室17を定常的に予約状態としている場合においてもリモコン26を操作して表示部2を水平倒伏姿勢に切換える。
図9は、図6及び図7に示すコインパーキング15において、予約した車室17が不明な予約者30がコインパーキング15に到着し、予約した車室を駐車場予約システム7に問い合わせる例を示す説明図である。予約者30は、コインパーキング15の入口や不特定の車室付近の空きスペースで駐車場予約システム7にスマートフォン31で到着を知らせる。すると、駐車場予約システム7から予約された車室17の番号がスマートフォン31に通知される。
図10は、コインパーキング15において、予約した車室17がどれか分かっている場合に、予約者30が駐車場予約システム7に到着したことを通知することを示す説明図である。予約者30は、予約した車室17の直前に来たときにスマートフォン31から駐車場予約システム7に到着したことを通知する。駐車場予約システム7は、精算機16を介して駐車予約システム1の表示部2を水平倒伏姿勢に切換える。そのことによって、予約者30は入庫が可能になったことを認識することができる。
図11は、コインパーキング15において、予約者30が駐車(入庫)を完了したことを示す説明図である。入庫する直前には、表示部2は水平倒伏姿勢となっている。なお、入庫後は一般的なコインパーキングと同様に、車両センサ19は、所定の位置で車両を検出し精算機16に入力する。精算機16からの指令によってロック板20を上昇させて出庫を規制する。なお、ロック板20がないロック板レス駐車場の場合には、センサやカメラなどで出庫を監視するようにしてもよい。出庫する際は、精算機16において駐車料金の精算を行うとロック板20が解除され出庫可能な状態となる。出庫が完了すると、車両センサ19は車両が車室17にないことを検出し、予約可能となったことを精算機16を介して駐車場予約システム7に入力する。なお、精算機16による駐車料金の精算に替えて、乗車したままでスマートフォン31のキャッシュレス決済機能を使用して精算することやポイントを付与することなどが可能である。
図12は、予約していない車両が駐車している車室21に本来の予約者30が到着し、精算機16に通知する例を示す説明図である。なお、図12はコインパーキング15の例を表している。予約された車室が分かっていない場合には、予約者30は、コインパーキング15の入口や不特定の車室付近の空きスペースでスマートフォン31から駐車場予約システム7に到着したことを知らせる。予約者30が事前に予約車室を知らない(知らせないシステム)場合、不正駐車が確定した段階で、代替予約が可能な車室22を駐車場予約システム7が自動的に代替予約するので、予約者は不正駐車を意識せず、あたかも当初から車室22が予約されているが如く駐車することができる。予約者が事前に予約車室を知っている(固有の車室を予約するシステム)の場合、空いているはずの車室21に既に非予約者23が駐車しているので、予約者30は駐車場予約システム7に確認のため車室を問い合わせることになる。 この問い合わせが、いわゆる不正駐車の通知となるが、駐車場予約システム7はすでに代替車室を確保しているため、敢えて不正というほど大事にならない。当然、このような状態は駐車場の予約システム上織り込み済みなので、不正駐車が確定した段階で予約者30に予約車室が変更になったことを事前に通告するようなシステムにすることが利便上望ましい。すると、駐車場予約システム7から予約された車室21の番号が通知される。この車室21に非予約者23が駐車していることを確認した予約者30は、駐車場予約システム7にスマートフォン31で不正駐車を通知する。すると、駐車場予約システム7は、別の代替用の車室22を新たな予約車室として予約者30に案内する。なお、同一駐車場に空き車室がない場合には、近隣の駐車場の空き車室を予約者に通知する。
代替車室及び代替駐車場の案内は、予約者30からの通知によらず不正駐車が確定した段階で駐車場予約システム7によって自動的に行われる。 近隣の駐車場に予約が変更された場合は、予約者30が当初の駐車場に到着する前に連絡される。連絡するタイミングは、当初予約された時刻つまり駐車が開始される時刻が事前に判っているので、それよりも早く実施される。なお、不正駐車した非予約者23が予約時刻よりも早く出庫する場合や予約者が予約時刻に遅れている場合などがあるので、代替予約した車室22は元通りに車室21とすることも可能である。 また、AIなどを応用すれば、当初予約された駐車場と代替予約された近隣駐車場の距離や渋滞情報から計算して最適な時刻に予約者30に通知することが可能となる。
図13は、車室21の予約が解除され、予約者が代替予約された車室22に入庫する例を示す説明図である。なお、図13はコインパーキング15の例を表している。非予約者23が入庫した車室21においては、表示部2は水平倒伏姿勢となり、車両センサ19によって車両が入庫したことが検知される。駐車予約表示装置1は、表示部2が垂直起立姿勢であるか水平倒伏姿勢であるかを判別しスマートフォン31を介して予約者30に代替用の車室22を通知する。車室22においては、予約者30は表示部2が垂直起立状態から水平倒伏することによって駐車が可能であることを知ることができる。
図14は、代替用の車室22に予約者30が駐車を完了した例を示す説明図である。予約者30が入庫する直前には、表示部2は水平倒伏姿勢となっている。なお、入庫後は一般的なコインパーキングと同様に、表示部2は水平倒伏姿勢であり、入庫が完了すると車両センサ19が車両を検出して精算機16からの指令によってロック板20を上昇させて出庫を規制する。出庫する際には、精算機16において駐車料金の精算を行うとロック板20が解除され出庫可能となる。出庫が完了すると、車両センサ19は車両が車室22にないことを検出し、予約可能な状態となったことを精算機16を介して駐車場予約システム7に通知する。なお、非予約者23においては、精算機16で駐車料金を精算すると、ロック板20が解除されて出庫することが可能となることは通常のコインパーキングと同様である。しかし、不正駐車したことによる追加料金などを別途要求することもできる。非予約者23が出庫すると、車両センサ19が出庫したことを検知して駐車予約表示装置1に通知し、駐車予約表示装置1はリセットされて車室21は予約可能状態となる。
図15は、リモコン26で表示部2を水平倒伏させて入庫する例を示す説明図である。図15に示す例は、公共施設などの無料駐車場25に予約管理装置27を設置した場合の入庫例を表している。予約者30は、予め電話やインターネットなどで駐車したい車室17を予約してある。予約管理者は、予約管理装置を直接操作或いは予約管理者専用のリモコンで表示部2を垂直起立させる。予約者30は、駐車したい車室17の直近まで到達したときにリモコン26を操作して予約管理装置27を介して表示部2を水平倒伏姿勢にする。予約者30は、表示部2が水平倒伏姿勢になったことを確認して車室17に入庫する。身体に障害がある人などのために優先的に使用できる車室17を定常的に予約状態としている場合においてもリモコン26を操作して表示部2を水平倒伏姿勢に切換えて入庫する。出庫する際には、リモコン26によって出庫したことを予約管理装置27に入力し、再予約可能な状態(垂直起立姿勢)に移行する。
図16は、車両が接触して表示部2が外力を受けた時とことを検出する状態を模式的に示す斜視図である。車両が接触することによって表示部2は外力を受ける。表示部2は、このような外力によって図示するように傾く。図示は省略するが、表示部2は、根元部において支持部35(図17参照)を介して基部12に対して回転可能に装着されている。詳しくは、図17を参照して後述するが、支持部35と表示部2との連結部には外力を検出するセンサが配置されている。センサは透過式光電センサ37(図17参照)であって、透過式光電センサ37は、表示部2が垂直起立姿勢にときに光の透過を検出し、表示部2が傾いたときに遮光したことを検出する。つまり、遮光によって制御装置4は表示部2に外力が働いたことを検出する。外力が働いたことを検出すると、制御装置4は駆動装置3に表示部2を水平倒伏姿勢とするように駆動命令を入力し、表示部2は水平倒伏姿勢に切換えられる。
なお、透過式光電センサ37としては、反射式光電センサ又は回帰式光電センサを使用可能であり、その他に、近接スイッチなどの非接触スイッチ或いは機械的スイッチなどの接触センサなども適用可能である。
図17は、表示部2の垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢、外力を検出する機構並びに表示部2を発光させる例を模式的に示す斜視図である。表示部2は、外力によって回転軸中心36を軸として傾斜する。外力を検出する透過式光電センサ37は、発光素子38と受光素子39とを有しており、センサ光軸40は表示部2が倒れる方向に表示部2から離間して配置される。従って、外力が加えられていない垂直起立姿勢のときには、受光素子39が発光素子38からの光を検知することによって外力が加えられていないことを外力検出器11(図1参照)によって検出する。表示部2に外力が加えられて傾斜するとセンサ光軸40が表示部2によって遮られて遮光される。すると外力検出器11は垂直起立姿勢を維持できない外力が加えられたと判断して、駆動装置3(図1参照)によって表示部2を水平倒伏姿勢に切換える。このようにすれば、車両及び駐車予約表示装置1双方に与える損傷を最小限に抑えることが可能となる。外力検出器11は、透過式光電センサ37によって光透過又は遮光を検出ものである。
なお、車両が切り返し運転しながら車室内に進入する場合があり、表示部2に対し斜め方向から外力が加えられることがある。そのような場合に備えて斜め検出機構を備えることが好ましい。図示は省略するが、斜め検出機構としては、例えば反射式光電センサ又は回帰式光電センサを使用が可能であり、その他に、近接スイッチなどの非接触スイッチ或いは機械的スイッチなどの接触センサなども適用可能である。斜め方向から押される外力、つまりスラスト方向の分力を斜め検出機構で検出して、モータ9によって水平倒伏方向へ回転させることで破損を防止することが可能となる。
表示部2の一方の側部端面側には、表示部発光用投光器41が配置されている。表示部2が垂直起立姿勢にあるとき、表示部発光用投光器41から出射される光は表示部2端面に照射され、表示部2の導光機能や拡散機能によって表示部全体又は一部が発光する。外力を受けて表示部2が傾斜すると、表示部発光用投光器41の光軸42が表示部2から外れる。従って、表示部2は、垂直起立姿勢のときに限って発光し予約者30に予約された車室17の場所を知らせる。なお、表示部発光用投光器41は、表示部2の端面両側に配置してもよく、或いは発光色を変えたり点滅させたりして、より視認性を高めるようにすることも可能である。また、表示部2の周囲にパイプ状又は棒状の導光体を配置して表示部発光用投光器41から光を入射してこれらを発光させてもよい。
図18は、表示部2と支持部35との結合方法及び外力を検知する機構例を模式的に示す説明図である。表示部2は、図示下方側に示す挿着部55の下方先端部が略半円形の凸部43と、車両進入側面2aに対して裏面2b側に設けられ円錐形に穿設されたバネ嵌合部44(詳しくは図22参照)とを有している。凸部43の半円形の中心を中心軸43aとする。挿着部55は支持部の空間49に挿入される。一方、支持部35には、バネ嵌合部44に対向する位置に表示部固定バネ45,45が配置され、表示部2の凸部43が嵌合するための図示下方側に突設された略半円形の凹部46と、センサ光軸40が通る透光孔47と、表示部発光用投光器41から出射された光が通過する投光用孔48とが形成されている。表示部2は、根元部が支持部35の空間49内に挿入され、凸部43が凹部46に嵌合する。凸部の半円形の中心を中心軸46aとする。
図19は、表示部2が外力を受けていないときの例を示す斜視図である。表示部2が垂直起立姿勢のときには、表示部2の凸部43が支持部35の凹部46に嵌合し、表示部固定バネ45によって押圧されて緩やかな弾性結合となっている。すなわち、表示部2の上方側に車両進入側表面2a側から外力を加えれば表示部2が軸50回りに容易に傾斜する構成となっている。軸50は、表示部2を支持部35に装着したときに表示部2の凸部43が滑ることで、あたかも回転軸中心となる。表示部2が垂直起立姿勢にあるとき、センサ光軸40は表示部2の裏面2bから離間した位置にあり、外力検出器11は表示部2に外力が加えられていないと判定する。表示部発光用投光器41の光軸42は表示部2の側部端面に向かって表示部2に光を照射する。表示部固定バネ45は表示部2の直立起立姿勢を維持する。
図20は、表示部2が幅方向の中央又は左右均等に外力Fを受けたときの例を模式的に示す斜視図である。表示部2が車両進入側面2aの中央部又は車両進入方向に対して左右均等に外力Fを受けると2本の表示部固定バネ45は左右がほぼ均等に撓み、表示部2は軸50を中心に図示矢印方向に傾倒する。センサ光軸40は表示部2によって遮られ、外力検出器11は表示部2に外力Fが加えられたことを検知し、制御装置4を介して駆動装置3(図1参照)を駆動し表示部2を水平倒伏姿勢に切換える。表示部発光用投光器41の光軸42は、表示部2の側部端面の範囲にあることから明るさは減少するものの発光する。なお、駆動装置3が駆動開始する前に外力Fが解除されると、表示部2は表示部固定バネ45の弾性力で垂直起立姿勢に復帰する。なお、表示部2に加わる外力は、幅方向の中央又は左右均等に限らない。そのことについて図21を参照して説明する。
図21は、表示部2の車両進入側面2aに対して偏った位置又は斜め方向から外力Fが加えられたときの表示部2の動きを模式的に説明する図である。図21(a)は、表示部2に加えられる外力の方向及び位置の1例を示す図であり、上段の図は上方から見た平面図、下段の図は車両進入側面2a側から見た正面図である。図21(a)は、車両進入側面2aの図示右方側に外力Fが加えられる場合を例示している。外力Fには、車両進入側面2aに対して左右斜め方向からの外力も含まれる。表示部2に外力Fが加えられると、図21(b)は、外力Fが加えられたときの表示部の動きを示す図であり、上段の図は上方から見た平面図、下段の図は車両進入側面2a側から見た正面図である。外力Fが加えられると、主として右側の表示部固定バネ45が圧縮され、反時計回りに回転する。この動きに伴い、表示部2は、表示部2の凸部43の右側が接線51又は直線52(図22参照)に乗り上げながら支持部35の左方側の縁を回転中心として反時計回りに傾倒する。この際、バネ嵌合部44は表示部固定バネ45,45から逸脱する。表示部固定バネ45,45については図23を参照して説明する。図21(b)に示すように、上方から見て、表示部2の裏面2bがセンサ光軸40を遮ると外力Fを受けたことを光式光電センサ37が検出する。なお、表示部2は柔軟性を有していることから、外力Fが加えられた際に撓みながら回転及び傾倒する。なお、詳しい説明は省略するが、表示部2は、表示部2の左方側から外力Fが加えられた時も回転方向及び傾倒方向が異なるものの右方側と同様に回転及び傾倒する。
図22は、表示部2が受ける外力の検出度合いを変更する場合の支持部35を拡大して模式的に示す斜視図である。なお、図21は、表示部2の凸部43の形状を一定としたときの1例を表している。支持部35の凸部43と支持部35の凹部46とを嵌合させたときの接触面積が外力の度合いを左右する。図21に示すように、凹部46の円弧の接線51を延長した形状にすれば、凸部43の接触面積は小さくなり表示部2は弱い外力で傾斜する。凹部の円弧範囲を拡げるような直線52で円弧と交差する形状にすれば接触面積が大きくなり表示部2は接線51で形成した場合よりも強い外力で傾斜するようになる。表示部2を傾斜させる外力の強弱を調整する方法としては、例えば、図21に示す接線51を有する形状をベースにして塗りつぶし形状のスペーサー53を付加したり、或いは表示部2を部分的に支える形状にしたり、微細な凹凸で結合する局所的な支持部を設けたりすることが可能である。或いは、摩擦係数が異なるシートを凸部43と凹部46との間に介在させたりすることによって摩擦力を増減することでも外力の検出度合い、すなわち、垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢への切りかる際に検出する外力の大きさを変更することができる。
図23は、表示部2の垂直起立姿勢を維持する構造を模式的に示す断面図である。表示部2は、支持部35の空間49内に挿入され、表示部2の凸部43が支持部35の凹部46に嵌合する。表示部2は、表示部固定バネ45によって支持部35の車両進入側表面2a側の側壁部35aに押圧されて垂直起立姿勢となる。表示部固定バネ45は、支持部35の裏面2b側の側壁部35bに尾部側が挿着されている。表示部固定バネ45の先端部45aは、バネ嵌合部44の円錐形状に倣った円錐形状を有しておりバネ嵌合部44に嵌合する。従って、表示部2は支持部35に表示部固定バネ45,45によって上下左右方向の位置が規定される。但し、表示部2は、支持部35に挿し込まれているだけであるから、支持部35に装着したり抜き出したりすることを容易に行うことができる。車両進入側表面2aに外力が加えられた際には、表示部固定バネ45が撓み、外力検出器11が検出する位置まで傾斜することができる。
車両の進入方向と、表示部2が垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢になる方向及び支持部35に対する着脱方向とは一致している。表示部2が車両から外力Fを受けると表示部2は水平倒伏し始め、さらに外力Fを受け続けるとさらに傾倒し、表示部2は外力が加わる速度によっては、表示部固定ばね45,45の押圧力を超えて支持部35から抜け落ちて損傷を免れることが可能となる。表示部固定バネ45,45の先端部45aは、バネ嵌合部44の円錐形状に倣った円錐形状を有していることから想定以上の外力Fが加えられた場合には嵌合が外れる。また、表示部2を差し込むだけで機能回復が可能となる。なお、表示部固定バネ45,45は、ラジアル方向及びスラスト方向の両方向の力に耐え、大きな外力Fが加えられたときに表示部2が支持部35から外れることができるように疎巻構成としている。また、支持部35の空間49の幅は表示部2の幅より長くなっており、左右方向(表示部2の幅方向)に隙間があることから、表示部固定バネ45,45の円錐形状の先端で表示部2の支持部35に対する位置決めが可能となる。
図24は、表示部2の支持部35への挿着方法を示す断面図である。まず、図24(a)に示すように、L字型の挿入治具54を表示部固定バネ45,45と支持部35の側壁部35aとの間に上方から挿し込む。続いて、図24(b)に示すように、挿入治具54を右方向に移動して表示部固定バネ45,45を撓ませ、挿入治具54と側壁部35aとの間に表示部2を挿し込み、挿入治具54を上方に抜き出す。挿入治具54を抜き出した後に、表示部2のバネ嵌合部44に表示部固定バネ45,45の先端部45aを嵌合させると、図22に示すような状態に表示部2を支持部35に挿着することができる。
なお、図2~図23においては板状の表示部2を例示して説明したが、光ファイバーを使用した表示部2Fを採用することが可能であり、このような表示部2Fの構成について図25を参照して説明する。
図25は、光ファイバーを使用した表示部2Fを示す斜視図である。表示部2Fは、散光性を有する挿着部55とケーブル状の発光部56とから構成されている。図25に示す例においては、発光部56は略U字形状をしているが、この形状は任意に形成することが可能である。発光部56のU字形状の両先端部が挿着部55に挿着される。挿着部55は、板状の表示部2の挿着部55(図18参照)に相当し、支持部35に挿着される。光ファイバーとしては、例えば、コアが透明アクリル樹脂、クラッドが透光性を有するフッ素系樹脂で形成され柔軟性を有しているものが適している。なお、発光部56に予約済の表示板57を取り付けることも可能である。
光ファイバーは、曲線など自由な形状に形成することが可能で、挿着部55に照射された光を効率よく全体に発光させることが可能であり、例えば赤、緑又は黄色の点滅でも十分認識することができる。表示部2F自体は、表示部2と同様に照明手段を持たないことから配線などが不要であり、損傷したり、汚れたりした際に容易に交換することが可能となる。また、図25に示す形状例においては、発光部56に囲まれた空間が広いため柔軟性を有していても十分な耐風性を有している。さらに、発光部56を棒状にして発光端面を車両進入方向に向けても認識可能であり、棒状発光部を複数配列することも可能である。また、表示部2Fにおいても、板状の表示部2と挿着部55の構造が同じであるから、図21で説明した外力Fの検出構造を適応することが可能である。
図26は、駆動装置3の1例を示す平面図であり、図27は、図26の図示手前から見た駆動装置3を示す正面図である。駆動装置1は、表示部2を回転する回転軸60と駆動源であるギヤードモータ61との間を複数のギヤとギヤ間を連結する回転リンク及びリンクで構成されている。ギヤードモータ61の回転は第1ギヤ62、第2ギヤ63、第3ギヤ64に伝達される。第3ギヤ64の回転は、第1回転リンク65を経て第1リンク66で往復運動に変換する。第1リンク66の往復運動は、第2回転リンク67、第2リンク68を介して第3回転リンク69に伝達され、回転軸60を回転させる。支持部35は回転軸60に軸止されていることからギヤードモータ61の回転方向を切換えることによって、表示部2を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に、水平倒伏姿勢から垂直起立姿勢に回転することが可能となっている。
なお、図24で示す駆動装置3は1例であって、例えば、ギヤードモータ61によって回転軸60を直接回転してもよく、平歯車とウオームギヤを介して回転軸60を回転させるようにしてもよい。
以上説明した駐車予約表示装置1は、駐車区画である車室17が予約されているか否かを表示する表示部2と、駐車区画である車室17に固定するための基部12に対して回転可能に装着される支持部35を回転させて支持部35に保持されている表示部2を垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢とに切換える駆動装置3と、表示部2が垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢のいずれの姿勢にあるかを判別する制御装置4と、判別された姿勢が予約された姿勢にあるか否かを検出する検出装置5と、制御装置4と駐車場予約装置である精算機16(コインパーキング15に設置)又は予約管理装置27(無料駐車場25に設置)との間で情報のやり取りをする通信装置6とを有している。検出装置5は、表示部2が垂直起立姿勢のときに車両が表示部2に接触して外力を加えたことを検出する外力検出器11を有している。
駐車予約表示装置1は、表示部2を垂直起立させることによって車室17が予約されていることを表示し、表示部2を水平倒伏させることによって車室17が予約されていないことを表示する。予約者30は表示部2が予約されたことを示す垂直起立状態から水平倒伏されたことによって予約された駐車区画が入庫可能になったことを認識できる。予約者30が予約された車室17に到達したことを駐車場予約装置である精算機16又は予約管理装置27に通知すると、表示部2は駆動装置3よって垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切り換わり駐車することが可能となる。一方、非予約者23が垂直起立姿勢に係らず侵入(不正駐車)して表示部2に接触し、外力検出器11が表示部2に外力が加えられたことを検出すると一旦不正駐車とみなし、直ちに駆動装置3は表示部2を水平倒伏姿勢に切換える。駆動装置3、制御装置4及び検出装置5の状態、すなわち表示部2の状態に関する情報は通信装置6を介して精算機16又は予約管理装置27に通知される。不正駐車があった場合には、予約可能な駐車区画を探索し、その車室17に設置された駐車予約表示装置1の表示部2を垂直起立させて予約済みの表示にすることが可能となる。なお、一旦は不正駐車として扱われた駐車区画が駐車場予約システム7からの問い合わせで予約者であれば不正駐車として扱われない。
このようにすれば、威圧感を与えずに視認性を高めながら、入庫の際に車両並びに駐車予約表示装置1に与える損傷を最小限に抑え、不正駐車が行われた場合には不正駐車であることを検出して代替駐車区画を提供し、駐車区画を空いたままにせず有効に運用することが可能となる。
駐車場が精算機16を備えたコインパーキング16の場合においては、精算機16は予約機能を有しており、コインパーキング16の駐車区画15に配置されて精算機16によって予約された予定日時の直前に前記表示部を垂直起立させるよう制御される。このようにすれば、予約機能がない通常のコインパーキング16に駐車予約表示装置1を容易に設置することが可能となる。予約機能が付加された精算機16が予約を受け付けると表示部2を予約された予定日時の直前に垂直起立させ、入庫直前に水平倒伏姿勢にして入庫可能な状態にする。そして駐車料金を精算して出庫したところで予約可能な状態にすることが可能となる。
駐車場は駐車料金の徴収をしない無料駐車場であって、無料駐車場25には、予約者30が保持する携帯型遠隔操作端末であるリモコン26との間で通信可能な予約管理装置27が設置されている。予約管理装置27は、無料駐車場25の駐車区画である車室17に配置されてリモコン26を操作することによって表示部2を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換えるよう制御される。
駐車場管理者が予約のあった車室17の表示部2を垂直起立姿勢にしておき、予約管理装置27に通信可能なリモコンを利用者に貸与する。予約者30は、予約した車室17に到達したところでリモコン26を操作して表示部2を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換えることによって入庫することが可能となる。利用者としては身体的に障害がある人や妊婦などが想定され、このような特定な人には施設の建物の入口に近い車室を提供することが望まれ車室確保に効果がある。出庫した際には、リモコン26を操作して表示部2を予約可能な水平倒伏姿勢にすることが可能である。前述したような特定な人のための特定区画の予約においては、自動的に又は管理者の手によって垂直起立姿勢にすることが望ましい。
駐車予約表示装置1は、表示部2が垂直起立姿勢にあるときに、表示部2の全部又は一部を発光させる表示部発光用投光器41をさらに有している。表示部2自体は、照明装置を持たずに導光機能や拡散機能などを備えている。表示部2が垂直起立姿勢にあるときにおいては、表示部発光用投光器41からの光を導光して表示部全体、表面又は文字などを発光させたり、点滅させたりすることで駐車場の環境に係らず視認性を一層高めることが可能となる。例えば、発光色を赤と白又は青と白などとすると色覚特性に差があっても認識しやすくなる。表示部2自体は、照明手段を持たないことから配線などが不要であり、損傷したり、汚れたりした際に容易に交換することが可能となる。
また、外力検出器11は、表示部2が垂直起立姿勢にあるときに、車両進入側面2aから外力を受けて表示部2が垂直起立姿勢を維持できなくなることを検出したときに、駆動装置3は、表示部2を水平倒伏姿勢に自律的に移行させる機能を有している。表示部2が垂直起立姿勢のときに車両が進入し、垂直起立姿勢を維持することが困難な外力を受けたときに、外力検出器11はその情報を制御装置4に入力する。制御装置4は、駆動装置3を制御して表示部2を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換える。このようにすれば、車両及び駐車予約表示装置双方の損傷を最小限に抑えることが可能となる。表示部2は、柔軟性を有する弾性体で形成されているから、損傷を抑えることはもとより、外力が加わる速度が水平倒伏状態に切り替わる速度よりも早くても時間に余裕を持つことができ、より一層損傷を抑えることが可能となる。
また、通信装置6は、駆動装置3の駆動状態及び検出装置5が検出した結果に基づき表示部2が水平倒伏姿勢又は垂直起立姿勢のいずれの姿勢にあるかを駐車場予約装置である精算機16又は予約管理装置27に通知する。
駆動装置3は表示部2を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢、水平倒伏姿勢から垂直起立姿勢に駆動する。制御装置4は垂直起立姿勢又は水平倒伏姿勢のいずれの姿勢にあるかを判別する。検出装置5は表示部2が予約された姿勢にあるか否か、或いは表示部2が外力を受けたかを検出する。通信装置6は、駆動装置3の駆動状態、制御装置4が判別した結果及び検出装置5が判断した結果を精算機16又は予約管理装置27に通知することに2よって表示部の姿勢を適切に制御することが可能となる。
また、表示部2は、柔軟性を有する弾性体で形成されており、表面に印刷又は刻印が可能であり、光を反射、導光又は拡散させたりすることが可能な材料で形成されている。
表示部2は樹脂製であって、例えば「予約済」などの文字或いは記号などで予約済みであることを表示することが可能であり、文字や記号を発光さること、文字や記号の周囲を発光させること又は表示部の一部や全体を発光させることによって視認性をより一層高めることが可能となる。また、このように構成される表示部2は、予約者30に対して威圧感を与えず安心して入庫することができる。
また、表示部2Fは、支持部35に挿着される散光性を有する挿着部55と、柔軟性及び弾性を有する光ファイバーで形成される発光部56とを有し、発光部56の先端が前記挿着部55に挿着されている。光ファイバーは、曲線など自由な形状に形成することが可能であり、挿着部55に照射された光を効率よく全体に発光させることが可能であり、例えば、赤、緑又は黄色の点滅でも十分認識することができる。表示部2F自体は、照明手段を持たないことから配線などが不要であり、損傷したり、汚れたりした際に容易に交換することが可能となる。また、図25に示す形状例においては、発光部56に囲まれた空間が広いため柔軟性を有していても十分な耐風性を有している。さらに、板状の表示部2よりも柔軟性があるため、車両や駐車予約表示装置1の損傷を免れるという効果がある。
また、外力検出器11は、表示部2が車両進入側面2aに対して垂直方向以外の方向の外力を受けたことを検出する斜め検出機構(図示は省略)を有している。車両は切り返し運転しながら車室内に進入する場合があり、表示部2に対し斜め方向から外力が加えられることがある。そのような場合に斜め検出機構を備えることによって、斜め方向からの外力を検出し、モータ9によって表示部2を水平倒伏方向へ回転させることで破損を防止することが可能となる。
1…駐車予約表示装置、2,2F…表示部、2a…車両進入側面、3…駆動装置、4…制御装置、5…検出装置、6…通信装置、7…駐車場予約システム、11…外力検出器、12…基部、15…コインパーキング(駐車場)、16…精算機(駐車場予約装置)、17,17a,17b,21,22…車室(駐車区画)、23…非予約者、25…無料駐車場(駐車場)、26…リモコン(携帯型遠隔操作端末)、27…予約管理装置(駐車場予約装置)、30…予約者、35…支持部、40…センサ光軸、41…表示部発光用投光器、55…装着部、56…発光部、57…表示板、F…外力

Claims (8)

  1. 駐車場の任意の駐車区画に設置して前記駐車区画が予約されているか否かを表示する駐車予約表示装置であって、
    前記駐車区画が予約されているか否かを表示する表示部と、
    前記駐車区画に固定するための基部に対して回転可能に装着される支持部を回転させて前記支持部に保持されている前記表示部を垂直起立姿勢と水平倒伏姿勢とに切換える駆動装置と、
    前記駐車区画が予約されているか否かに応じて前記駆動装置を駆動した結果として前記表示部が前記垂直起立姿勢と前記水平倒伏姿勢のいずれの姿勢にあるかを判別する制御装置と、
    判別された姿勢と前記表示部が異なる姿勢にあるか否かを検出する検出装置と、
    前記制御装置と駐車場予約装置との間で情報のやり取りをする通信装置と、
    を有し、
    前記検出装置は、前記表示部が垂直起立姿勢のときに車両が前記表示部に接触して外力が加えられたことを検出する外力検出器を有し、
    前記外力検出器が、前記表示部が垂直起立姿勢にあるときに車両進入側面から外力を受けて前記表示部が垂直起立姿勢を維持できなくなることを検出したときに、前記駆動装置は、前記表示部を水平倒伏姿勢に自律的に移行させる機能を有する、ことを特徴とする駐車予約表示装置。
  2. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記駐車場は精算機を備えたコインパーキングであって、
    前記精算機は予約機能を有しており、前記コインパーキングの駐車区画に配置されて予約された予定日時の前に前記表示部を垂直起立させるよう制御するものである、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置。
  3. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記駐車場は駐車料金の徴収をしない無料駐車場であって、
    前記無料駐車場には、予約者が保持する携帯型遠隔操作端末との間で通信可能な予約管理装置が設置されており、
    前記予約管理装置は、前記無料駐車場の駐車区画に配置されて前記携帯型遠隔操作端末を操作することによって前記表示部を垂直起立姿勢から水平倒伏姿勢に切換えるよう制御するものである、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置。
  4. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記表示部が垂直起立姿勢にあるときに、前記表示部の全部又は一部を発光させる表示部発光用投光器をさらに有している、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置。
  5. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記通信装置は、前記駆動装置の駆動状態及び前記検出装置が検出した結果に基づき前記表示部が前記水平倒伏姿勢又は前記垂直起立姿勢のいずれの姿勢にあるかを前記駐車場予約装置に通知するものである、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置
  6. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記表示部は、柔軟性を有する弾性体で形成されており、表面に印刷又は刻印が可能であり、光を反射、導光又は拡散させたりすることが可能な材料で形成されている、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置
  7. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記表示部は、前記支持部に挿着される散光性を有する挿着部と、柔軟性及び弾性を有する光ファイバーで形成される発光部と、を有し、前記発光部の先端が前記挿着部に挿着されている、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置
  8. 請求項1に記載の駐車予約表示装置において、
    前記外力検出器は、前記表示部が前記表示部の回転方向以外の方向の外力を受けたことを検出する斜め検出機構を有している、
    ことを特徴とする駐車予約表示装置。
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