JP5423100B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置に係る。
近年、液晶パネルなどの表示モジュールを用いて画像を表示する画像表示装置(例えば、ディスプレイ装置やテレビジョン装置など)が、急速に普及してきた。
通常、画像表示装置は、表示モジュール及びその表示モジュールの画像表示面を外部から視認できるように露出させて内部に収納した筐体を有する表示パネル部(画像表示装置本体)と、表示パネル部を支持し、首振り(スイーベル)などの回転が可能であるスタンド(台座部)と、を備えて構成されている。
表示モジュールに液晶パネルを用いた場合はバックライトが必要となり、そのバックライト光源として、例えば、冷陰極線管(CCFL)や外部電極蛍光管(EEFL)などの線状光源が使用される場合、LED(発光ダイオード)を用いたLED光源が使用される場合などがある。
このような画像表示装置において、画像表示装置本体と、その筐体を首振りなどの回転が可能なように支持する台座部と、を連結する技術として、台座部の回転台上部に設置し、折り曲げて組み立てられた1枚形状の金属板を介して表示装置を自立固定する構造が特許文献1に開示されている。
また、支柱を台座部ベースの中央に嵌合させ、支柱上にスイーベル調整装置を設置して画像表示装置本体に連結し、画像表示装置本体を所定の角度に調整する構造が特許文献2に開示されている。
特開2008−003149号公報 登録実用新案第3097842号公報
ところで、従来の画像表示装置本体は、金属製の枠状ベゼルを有し、枠状ベゼル及び表示モジュールの背面板(板金フレーム)が鉄材で形成され、液晶モジュールの厚みが比較的厚いものであった。
このような画像表示装置本体に対して、近年、画面の大型化に伴い、厚みをできるだけ薄くする薄型化や軽量化が求められている。画像表示装置本体を薄型化,軽量化するためには、画像表示装置本体内の容量や重量の多くを占める表示モジュールまたは筐体内部を薄型化,軽量化する必要がある。
また、表示モジュールまたは画像表示装置本体を薄型化,軽量化する構造とした場合、表示モジュールを支持する枠部材等を軽量化することから、画像表示装置全体の強度や剛性が従来の構成よりも低下する懸念が生じる。
しかしながら、特許文献1,2に開示された構造を表示モジュールまたは画像表示装置本体の薄型化,軽量化構造に適用した場合、バックライトのフレーム(板金フレーム)の下部といった、フレームの一部にスタンドを設置するため、画像表示装置本体を前傾させて設置する場合など、使用条件によっては、フレームへの荷重が一部分に集中してしまい、表示モジュールや画像表示装置全体の強度や剛性では耐えられず、バックライトの一部に反りや歪みなどを生じて、画面の輝度均一性が低下するなど表示画像品位を損なう虞がある。
また、特許文献1に記載された技術では、大型の画像表示装置の場合、表示モジュールをその下部で支持するため、台座部の底板部(支持ベース)に相応の大きさや質量が求められる。具体的には、画像表示装置の前後方向(厚さ方向)の幅が大きくなり、容易に転倒しないような重さが必要となる。
そのため、特に、台座部が後方に張り出すことによって、画像表示装置本体を壁に寄せて設置できないという問題が生じる。
一方、特許文献2に開示された構造においても、スタンドをリアキャビネットの底板部中央付近に設置するため、表示モジュールを薄型化したとしても、リアキャビネットの分、画像表示装置本体は厚くなり質量も加算され、薄型軽量化が容易でないという問題が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、表示モジュールを薄型軽量化して画像表示装置本体の厚みや質量を少なくしつつ、画像表示装置本体を支持する台座部もコンパクトかつ軽量にできる画像表示装置を提供することにある。
また、表示モジュールを支持する枠部材を軽量化しても画像表示装置本体の剛性が維持でき、設置状態に拘わらず表示画像の品位を損なう虞がなく、画像表示装置本体を左右方向のスイーベル機能を有して支持する台座部の底板部の大きさ、特に、前後方向の幅(奥行き)を小さくすることができる画像表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)〜3)の構成を有する。
1)前面に画像を表示する表示モジュール(1)と、前記表示モジュールの後面に連結され一部が外部に露出した柱状部材(3c)と、前記柱状部材に連結され前記表示モジュールの後面を覆うリアカバー(3d,3e)と、前記柱状部材から後方に突出して設けられた被支持手段(3j)と、を有する画像表示装置本体(50A)と、
底板部(3aa)と、前記底板部に設けられた支柱(3a)と、前記支柱に設けられ前記被支持手段を支持する支持手段(3p)と、を有し、前記支持手段を介して前記画像表示装置本体を支持する台座部(50B)と、
を備え、
前記支持手段は、前記被支持手段を、前記台座部を水平に設置した際の鉛直方向に延び
る軸線(CL3)まわりに回転可能なよう支持することを特徴とする画像表示装置(50)。
2)前記表示モジュールは前記支柱に対し金属材料を介して連結されていることを特徴とする、1)に記載の画像表示装置。
3)前記柱状部材は、前記画像表示装置の設置状態で天地方向に離隔する複数の前記被
支持手段(3j,3k)を備えていることを特徴とする、1)に記載の画像表示装置。
本発明によれば、表示モジュールを薄型軽量化して画像表示装置本体の厚みや質量を少なくしつつ、画像表示装置本体を支持する台座部もコンパクトかつ軽量にできる。
また、表示モジュールを支持する枠部材を軽量化しても画像表示装置本体の剛性が維持でき、設置状態に拘わらず表示画像の品位を損なう虞がなく、画像表示装置本体を左右方向のスイーベル機能を有して支持する台座部の底板部の大きさ、特に、前後方向の幅(奥行き)を小さくすることができる。
本発明の画像表示装置の実施例を示す背面側の外観斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例を示す正面側の外観斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における表示モジュールの外観斜視図である。 表示モジュール及び表示モジュールの固定構造を説明するための分解斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における表示モジュールの要部を説明するための斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における表示モジュールの他の要部を説明するための斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における要部を説明するための斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における他の要部を説明するための斜視的部分拡大図である。 表示モジュールを説明するための部分拡大図である。 本発明の画像表示装置の実施例における表示モジュールのさらに別の要部を説明するための斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における別の要部を説明するための斜視的部分拡大図である。 本発明の画像表示装置の実施例における背面側の分解図である。 本発明の画像表示装置の実施例におけるセンターフレームを説明するための斜視的部分拡大図である。 本発明の画像表示装置の実施例における表示モジュールの背面側の斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例におけるセンターフレームの取り付け構造を説明するための斜視的部分拡大図である。 本発明の画像表示装置の実施例におけるセンターフレームの取り付け構造を説明するための他の斜視的部分拡大図である。 本発明の画像表示装置の実施例におけるセンターフレームの取り付け構造を説明するための別の斜視的部分拡大図である。 本発明の画像表示装置の実施例における画像表示装置本体と台座部との取り付け構造を説明するための外観斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における台座部を説明するための斜視図である。 本発明の画像表示装置の実施例における台座部の要部を説明するための分解図である。 本発明の画像表示装置の実施例における台座部の要部を説明するための分解図である。 本発明の画像表示装置の実施例における天面図である。 本発明の画像表示装置の実施例におけるスイーベル動作を説明するための天面図である。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図23を用いて説明する。
図1と図2は、本発明の画像表示装置の実施例を示す外観斜視図である。
図1は、その画像表示装置50の背面側斜め上方から見た斜視図であり、図2は、その正面側斜め上方から見た斜視図である。
この実施例の画像表示装置50は、テレビジョン装置である。画面サイズが42型の場合について説明する。また、表示モジュールとして液晶モジュールを用いた例を説明する。
図1または図2において、画像表示装置50は、内部に表示モジュールとして液晶モジュール1を収納した画像表示装置本体50Aと、この画像表示装置本体50Aを、所定角度範囲内で左右方向の首振り動作が可能なように支持する台座部50Bと、を有して構成されている。
画像表示装置本体50Aは、正面側のフロントカバー(以下、Fカバーと称する)2と背面側のリアカバー(以下、Rカバー部と称する)3とが組み合わされてなる樹脂製の筐体4を有している。
Fカバー2は枠状に形成されている。
Rカバー部3は中央に配設された柱状部材であるセンターフレーム3cと、その左右それぞれに配設された左Rカバー3e及び右Rカバー3dとで構成されている。センターフレーム3cは金属で形成されている。
センターフレーム3cと左Rカバー3eと右Rカバー3dとは、背面側が同じ面となるよう段差なく形成されている。
筐体4の内部に、後述する固定構造により液晶モジュール1が固定されており、画像表示装置50の信号処理等の回路を搭載した基板や電源部など(図示せず)が収納される。
図1に示すように、台座部50Bは、底板部3aaとその後方側から立設する支柱部分となる金属製の台座固定金具3aとを有して構成されている。
台座固定金具3aの底板部3aaからの高さ寸法Hkgは画像表示装置本体50A高さ寸法Hzの2分の1以上とされている。
台座固定金具3aは、後述する固定手段によりセンターフレーム3cに固定されている。
すなわち、画像表示装置本体50Aはセンターフレーム3c及び台座固定金具3aを介して台座部50Bに支持されている。
また、図2に示すように、Fカバー2には、液晶モジュール1の画像表示面1aを露出させる開口窓2aが形成されている。この開口部2aを囲む枠部を額縁部2cと称する。
以降、Fカバー2の正面側表面を基準正面2bと称する。
また、図1に示すように、筐体4における、センターフレーム3c以外の部分を基準背面3bとする。基準背面3b上には、雌ねじ部3nが4カ所設けられている。雌ねじ部3nは、壁掛け金具を取り付けるための受け部である。
ここで、画像表示装置本体50Aのセンターフレーム3c以外の部分の筐体4の厚さをTKとする。
すなわち、厚さTKは、基準正面2bと基準背面3bとの距離となる。ここでは、厚さTKを小さくすることが薄型化することである。
図3は、表示モジュールの外観斜視図である。液晶モジュール1は、矩形で扁平な液晶パネル5とバックライト部6とを有して構成されている。液晶パネル5とバックライト部6とは、後述する複数の固定部材7により重ね合わされるように一体化されている。
実施例では、固定部材7は、液晶モジュールの天側の辺(図3の上方の辺)に5個、地側の辺(図3の下方の辺)に3個用いられている。
図4は、液晶モジュール1とFカバー2との固定構造について説明するための分解斜視図である。
この図4を用いて、本発明の液晶モジュール1の固定構造について概略を説明する。
液晶モジュール1は、液晶パネル5と、バックライト部6と、両者の間に挟持される枠状の緩衝部材10と、液晶パネル5とバックライト部6とを互いに接近するように付勢しつつ一体化する固定部材7(7a〜7c)とを有して構成されている。
固定部材7として、天固定部材7a,地固定部材7b,及び天中央固定部材7cの3種類が用いられる。
すなわち、液晶モジュール1の天側の辺の中央部に配置されて液晶パネル5とバックライト部6とを固定する天中央固定部材7cと、天中央固定部材7cの左右に各2個ずつ配置されて液晶パネル5とバックライト部6とを固定する天固定部材7aと、地側の辺において液晶パネル5とバックライト部6とを固定する3個の地固定部材7bと、である。
液晶モジュール1は、Fカバー2の背面側からFカバー2に取り付けられる。
緩衝部材10は用いなくてもよい。
Fカバー2の背面(裏面)において、液晶パネル5の表示面5aにおける画像表示領域AR1の外側領域AR2(図4において斜線を付した領域)に対応する部位に、予め緩衝部材8を装着しておく。
具体的には、緩衝部材8は、外側領域AR2において、複数の固定部材7と干渉しないように、また、液晶パネル5が取り付けられた際に固定部材7との隙間が無いかあるいは極少となるように装着される。
天固定部材7a,地固定部材7b,及び天中央固定部材7cには、液晶パネル5との間に介在するようにそれぞれ緩衝部材9a,9b,及び9cが取り付けられている。
Fカバー2に液晶モジュール1を取り付ける際には、緩衝部材8が両者の間に挟まるように取り付けるので、液晶パネル5に加わる衝撃や振動が緩衝部材8により効果的に吸収される。
また、緩衝部材8により、Fカバー2の開口部2aから液晶パネル5の背面に位置するバックライト部6の内部に塵や埃などの異物が進入することが防止される。
バックライト部6は、背面側の平板部11dとその外周縁から立ち上がる周壁11e部とを有して扁平の箱状に形成されたパネルシャーシ11を備えている。
液晶パネル5とバックライト部6との間に配設される緩衝部材10は、周壁11eの内側に嵌合するように配置され、パネルシャーシ11と液晶パネル5との間に挟み込まれる構造となっている。
固定部材7a,7b,7cは、バックライト部6の天側と地側の各側面において、パネルシャーシ11と図示しない雄ねじにより固定されている。
また、固定部材7a,7b,7cは、Fカバー2に対してその背面側から雄ねじにより固定されている。
上述した構造によれば、従来、液晶パネル5とバックライト部6とを一体化して固定するために用いていた液晶モジュール1の外周部を覆う枠状のベゼルを使用せず、その替わりにベゼルよりも遙かに形状が小さく質量も軽い固定部材7(7a,7b,7c)を用いて液晶パネル5とバックライト部6とを一体化して固定するので、表示モジュールの容量削減と質量の軽量化が実現できる。
また、液晶パネル5とバックライト部6とが固定されていることで、枠部材を軽量化する構造とした場合でも、液晶パネル5自体がバックライト部6の強度に寄与するため、外部から付与される衝撃や振動にも耐える強い構造となるばかりでなく、温度の変化等による反りや内部歪みなどの発生を防ぎ、表示モジュール全体の強度や剛性も維持することができる。
次に、上述の主要部材について、詳細に説明する。
図5は、固定部材7の内の、天固定部材7aを説明するための斜視図である。
天固定部材7aは、金属の板材をプレス加工して形成されており、略長方形状のシャーシ連結部7a1と、シャーシ連結部7a1の一方の長辺に連接して折り曲げられたパネル保持部7a2と、シャーシ連結部7a1の他方の長辺に設けられた2段曲げによる段差部7a3と、段差部7a3に連接してシャーシ連結部7a1と平行に形成されたFカバー保持部7a4と、を有している。
パネル保持部7a2は、シャーシ連結部7a1に対して約90°の角度となるように折り曲げ形成されている。
パネル保持部7a2における折り曲げの内側となる面は、液晶パネル5側と接触する面であり、緩衝部材9aが貼り付けられている。緩衝部材9aは、この固定部材7がパネルシャーシ11に固定された際に液晶パネル5の画像表示領域AR1に進入せず外側近傍に当接するよう貼着される。天固定部材7aは、パネルシャーシ11に取り付けられた状態で、貼付された緩衝部材9aが液晶パネル5に当接して液晶パネル5を保持する。
図5において、天固定部材7aの厚みTmと緩衝部材9aの厚みとを合わせた厚みはTaである。
シャーシ連結部7a1の中央部には、貫通孔7a5が形成されている。
また、シャーシ連結部7a1には、貫通孔7a5を挟んで一対の長孔7a6が設けられている。
パネルシャーシ11において、天固定部材7aが取り付けられる部位には突起部11a1(図9参照:詳細は後述する)が設けられており、この突起部が長孔7a6と係合して天固定部材7aは位置決め固定される。
また、パネルシャーシ11に天固定部材7aが取り付けられた際に、貫通孔7a5に対応する部位には、雌ねじ11a2(図9参照:詳細は後述)が設けられている。天固定部材7aの位置決め固定後に、雄ねじZZ1(図9参照)を貫通孔7a5に挿通し天固定部材7aとパネルシャーシ11とを共締めすることにより、液晶パネル5とバックライト部6とを一体的に固定する。
すなわち、パネル保持部7a2とパネルシャーシ11との間に液晶パネル5が挟み込まれる。その際、緩衝部材9aがある程度圧縮されるように挟み込ませてもよい。その場合、緩衝部材10を配設してあれば、それもある程度圧縮される。
なお、段差部7a3の高さT7aは、貫通孔7a5に挿通する雄ねじのねじ頭の高さより大きくし、そのねじ頭が筐体4の内部、即ち、Fカバー2の内部に収容される高さに設定する。
Fカバー保持部7a4の中央部には、バーリングにより雌ねじ7a7が形成されている。Fカバー2の内面において、Fカバー2に表示モジュール1を取り付けた状態でFカバー保持部7a4に対応する部位には、Fカバー2が当接する座2jzが設けられている(図8参照)。
また、その際、Fカバー2における雌ねじ7a7に対応する部位には、貫通孔2j(図8参照:詳細は後述する)が設けられている。
この貫通孔2jに雄ねじZZ(図8参照)を挿通してねじ込み、天固定部材7aとFカバー2とを共締めすることにより、Fカバー2に液晶モジュール1が取り付けられる。
図6は、固定部材7の内の、天中央固定部材7cを説明するための斜視図である。
天中央固定部材7cは、金属の板材をプレス加工して形成されており、略長方形状のシャーシ連結部7c1と、シャーシ連結部7c1の一方の長辺に連接して折り曲げられたパネル保持部7c2と、パネル保持部7c2の他方の長辺側に設けられたFカバー保持部7c4と、Fカバー保持部7c4に連接してパネル保持部7c2と同じ方向に折り曲げられたRカバー保持部7c3と、を有している。実施例においては、Fカバー保持部7c4は、シャーシ連結部7c1と同一平面に連続的に形成されている。
パネル保持部7c2は、シャーシ連結部7c1に対して約90°の角度となるように折り曲げ形成されている。
パネル保持部7c2における折り曲げの内側となる面は、液晶パネル5側と接触する面であり、緩衝部材9cが貼り付けられている。緩衝部材9cは、この固定部材7がパネルシャーシ11に固定された際に液晶パネル5の画像表示領域AR1に進入せずその外側近傍に当接するよう貼着される。天中央固定部材7cは、パネルシャーシ11に取り付けられた状態で、貼付された緩衝部材9cが液晶パネル5に当接して液晶パネル5を保持する。
図6において、天中央固定部材7cの厚みTmと緩衝部材9cの厚みとを合わせた厚みはTcである。
シャーシ連結部7c1には、貫通孔7c5が形成されている。
また、シャーシ連結部7c1には、貫通孔7c5を挟んで一対の切欠き部7c6が設けられている。
パネルシャーシ11において、天中央固定部材7cが取り付けられる部位には突起部11c1(図9参照:詳細は後述する)が設けられており、この突起部が切り欠き部7c6と係合して天中央固定部材7cは位置決め固定される。
また、パネルシャーシ11に天中央固定部材7cが取り付けられた際に、貫通孔7c5に対応する部位には、雌ねじ11c2(図9参照:詳細は後述)が設けられている。天中央固定部材7cの位置決め固定後に、雄ねじZZ2(図9参照)を貫通孔7c5に挿通し天中央固定部材7cとパネルシャーシ11とを共締めすることにより、液晶パネル5とバックライト部6とを一体的に固定する。
すなわち、パネル保持部7c2とパネルシャーシ11との間に液晶パネル5が挟み込まれる。その際、緩衝部材9aがある程度圧縮されるように挟み込ませてもよい。その場合、緩衝部材10を配設してあれば、それもある程度圧縮される。
Fカバー保持部7c4には、バーリングにより雌ねじ7c7が形成されている。Fカバー2の内面において、Fカバー2に表示モジュール1を取り付けた状態でFカバー保持部7c4に対応する部位には、Fカバー2が当接する座2gzが設けられている(図8参照)。
また、その際、Fカバー2における雌ねじ7c7に対応する部位には、貫通孔2g(図8参照:詳細は後述する)が設けられている。
この貫通孔2gに雄ねじZZ(図8参照)を挿通してねじ込み、天中央固定部材7cとFカバー2とを共締めすることにより、Fカバー2に液晶モジュール1が取り付けられる。
なお、雌ねじ7c7のバーリング高さは、貫通孔7c5に挿通する雄ねじのねじ頭の高さより大きくし、そのねじ頭が筐体4の内部、即ち、Fカバー2の内部に収容される高さに設定する。
Rカバー保持部7c3の両端部側には、一対の雌ねじ7c8が設けられている。Rカバー保持部7c3の外側面には、図1に示すセンターフレーム3cが当接する。センターフレーム3cには、その当接の際、一対の雌ねじ7c8に対応する部位にそれぞれ貫通孔(図示せず)が設けられている。
図示しない雄ねじをこの貫通孔に挿通して、天中央固定部材7cとセンターフレーム3cとを共締めすることにより、台座部50Bと、液晶モジュール1、即ち画像表示装置本体50Aとが固定される。
図7は、Fカバー2を説明するための斜視図であり、Fカバー2を背面側の斜め右下方から見た斜視図である。図7には使用時の天地左右の方向を示している。
図8は、図7における天側の一部DT1を矢印Y1方向から見た斜視的拡大図である。また、図8では、固定金具7を併せて図示し、理解容易の為、固定金具7が取り付けられた表示モジュール1の一部を破線で示している。
開口窓段差部2dの内側内面には、緩衝部材8が貼付されている。緩衝部材8は、天固定部材7a,地固定部材7b,及び天中央固定部材7cと干渉しないように複数に分けられて貼り付けられている。
緩衝部材8は、表示モジュール1がFカバー2取り付けられた状態で、両者間に隙間が生じない程度に押しつぶされる。
図8において、開口部2aの縁部には、第一の環状部材8と同じ方向に突出するリブ2dが形成されている。リブ2dを設けることにより、固定部材7a,7b,7cを外から見え難くすると共に、液晶モジュール1内部に塵や埃などの異物が入り難くする効果がある。また、Fカバー2自体の変形等に対する強度・剛性を強化することができる。
リブ2dの高さは、表示モジュール1を取り付けた状態で表示モジュール1に接触しない程度に設定される。
図8において表示モジュール1に取り付けられた天固定部材7a及び天中央固定部材7cは、Fカバー2に対して矢印DR1方向に装着される。
Fカバー2の内側面において天固定部材7aが取り付けられる部位は、天固定部材7aに対応した形状で形成された保持部2haとされている。
また、天中央固定部材7cが取り付けられる部位は、天中央固定部材7cに対応した形状で形成された保持部2hcとされている。
各保持部2ha,2hcには、内外方向に延在する突起部2iが形成されている。
この突起部2iに天固定部材7a及び天中央固定部材7cが当接して表示モジュール1の正面−背面方向(厚さ方向)の位置が規定される。
天固定部材7aの雌ねじ7a7及び天中央固定部材7cの雌ねじ7c7と、貫通孔2j及び貫通孔2gは、それぞれ前述のように、軸心が一致するように設けられているので、雄ねじZZにより共締めにより固定することができる。
Fカバー2には、さらに貫通孔2kが設けられている。貫通孔2kは、Rカバー3との締結をするためのものであり、雄ねじ(図示せず)を貫通孔2kとRカバー3に設けられた雌ねじ(図示せず)に挿通して共締めすることにより、Fカバー2とRカバー3とを固定する。
天固定部材7a及び天中央固定部材7cの無い領域に設けられた緩衝部材8の厚さThは、固定部材7の存在する領域にある緩衝部材9aや9cの厚さとは異なる厚みとしている。具体的には、図4の厚さTaや図5の厚さTcと、厚さThは同じ厚さとなる。
即ち、天固定部材7aの厚みと緩衝部材9aの厚みとを合計した厚みと、天中央固定部材7cの厚みと緩衝部材9cの厚みとを合計した厚みとを同じ厚みとし、これを緩衝部材8の厚みと同じに設定する。
固定部材とFカバー又はRカバー(枠状筐体)とは、表示面以外の他面(上下側面など)で固定されている。
このように、実施例では、液晶パネル5とバックライト部6とを、複数の小さな固定部材を用いて一体化している。
従って、従来のように、液晶パネル5の画像表示領域以外の外周領域に当接するように設けられた枠状の部材(例えば、金属ベゼル)を用いていないので、枠部材の量や容積が削減でき、軽量化もされている。
また、枠状の部材がないので、画像表示装置全体の薄型化も可能である。
さらに、メインテナンス時に筐体から表示モジュール1を外しても、バックライト内部に塵や埃などの異物が混入しにくく、作業中に液晶パネル破損等の問題も発生し難くなっている。
実施例の構造において、画像表示装置本体50Aの剛性をより高くしたい場合には、バックライト部6のパネルシャーシ11の背面となる平板部11dに連結された板金フレーム6a(図12参照)に対して、例えば天地側の長手方向の枠部等に、別部品の金属性の補強板金等を設置して部分的に剛性を強化する構成とする。
ここで、平板部11d自体に補強板金等を設置してもよく、以下の説明では、平板部11dと板金フレーム6aとを同じ部材とした構造について説明する。
なお、図1に示されるセンターフレーム3cも補強板金部材の一例である。センターフレーム3cには天中央固定部材7cが取り付けられる
このように板金フレーム6aに金属製の補強板金部材を設ける構成にすれば、枠部材を複数の固定部材として薄型軽量を実現したまま、画像表示装置本体50Aの剛性をより高めて維持することができる。
図9は、液晶パネル5とバックライト部6との組み立て構造を説明するための斜視図である。
図9は、液晶パネル5とバックライト部6とを所定の相対位置で重ね合わせ、天固定部材7a及び天中央固定部材7cで一体固定する直前の状態を示している。
図8に示すように、固定部材とパネルシャーシとは、表示面以外の他面(上下側面など)で固定されている。
図9において、パネルシャーシ11の上方側側面には、突出した台座部11aと台座部11cが設けられている。各台座部11a,11cは、図3に示すように、台座部11cが1箇所、台座部11aが4箇所形成されている。
図9に示すように、台座部11aには、天固定部材7aが装着される。装着手順としては、天固定部材7aを上方から矢印DR2方向に移動させ、その一対の長孔7a6を台座部11aの一対の突起部11a1に係合させると共に、パネル保持部7a2の内側面が液晶パネル5の表面に当接するように台座部11aに装着する。
一対の長孔7a6は、突起部11a1よりも正面-背面方向(厚さ方向)には大きく形成してあり、固定部材7aを液晶パネル5に装着する際に、液晶パネル5を損傷させないようにすると共に、天固定部材7aをパネルシャーシ11にねじ固定する際の位置決めをする。
天固定部材7aを位置決め固定後に、雄ねじZZ1を貫通孔7a5に挿通し、天固定部材7aとパネルシャーシ11とを共締めすることにより、液晶パネル5とバックライト部6とを一体固定する。
これによって、正面−背面方向(厚さ方向)及び天側面−表示モジュール内部方向(天地方向)の位置が規制される。
台座部11cには、天中央固定部材7cが装着される。装着手順としては、天中央固定部材7cを上方から矢印DR3方向に移動させ、その一対の切欠き部7c6を一対の突起部11c1と係合させて位置決めし、雄ねじZZ2を貫通孔7c5に挿通してパネルシャーシ11の雌ねじ11c2に螺合させ、天中央固定部材7cとパネルシャーシ11とを共締めすることにより、液晶パネル5とバックライト部6とを一体的に固定する。
天固定部材7a及び天中央固定部材7cにおける長孔7a6及び切欠き部7c6は、共に同じような機能を有するので、いずれを選択してもよい。
例えば、固定部材7が、パネルシャーシ11に取り付けた状態で左右方向となる幅が小さい場合には長孔にし、幅が大きい場合には切欠き部にするとよい。
図10は、地固定部材7bを説明するための斜視図である。
この、地固定部材7bは、金属の板材をプレス加工して形成されており、略長方形状のシャーシ連結部7b1と、シャーシ連結部7b1の一方の長辺に連接して折り曲げられたパネル保持部7b2と、を有している。
パネル保持部7b2は、シャーシ連結部7b1に対して約90°の角度となるように折り曲げ形成されている。
パネル保持部7b2における折り曲げの内側となる面は、液晶パネル5と接触する面であり、緩衝部材9bが貼り付けられている。緩衝部材9bは、液晶パネル5の画像表示領域AR1(図4参照)に進入せずその外側近傍に当接するように貼着される。地固定部材7bは、パネルシャーシ11に取り付けられた状態で、貼付された緩衝部材9bが液晶パネル5に当接して液晶パネル5を保持する。
図10において、地固定部材7bの厚みTmと緩衝部材9bの厚みとを合わせた厚みはTbである。
シャーシ連結部7b1には、貫通孔7b3が形成されている。
また、シャーシ連結部7b1には、貫通孔7b3を挟んで一対の長孔7b4が設けられている。
パネルシャーシ11において、地固定部材7bが取り付けられる部位には、台座部11aと同様の台座部(図示せず)が設けられており、この突起部が長孔7b4と係合して地固定部材7bは位置決め固定される。
また、パネルシャーシ11に地固定部材7bが取り付けられた際に、貫通孔7b3に対応する部位には、雌ねじ(図示せず)が設けられている。地固定部材7bの位置決め固定後に、図示しない雄ねじを貫通孔7b3に挿通し地固定部材7bとパネルシャーシ11とを共締めすることにより、液晶パネル5とバックライト部6とを一体的に固定する。
すなわち、パネル保持部7b2とパネルシャーシ11との間に液晶パネル5が挟み込まれる。その際、緩衝部材9bがある程度圧縮されるように挟み込ませてもよい。その場合、緩衝部材10を配設してあれば、それもある程度圧縮される。
図11は、図7における地側の一部DT2を矢印Y2方向から見た斜視的拡大図である。
実施例において、表示モジュール1の地側は、地固定部材7bをFカバー2に直接ねじ止めすることなくFカバー2に固定される。
具体的には、図11に示すように、Fカバー2の地側の枠内における地固定部材7bが装着される部位に、下穴2m1を有するボス2mが設けられており、パネルシャーシ11には、表示モジュール1をFカバー2に取り付けた際に下穴2m1に対応する貫通孔(図示せず)が形成されている。
そして、図示しない雄ねじをこの貫通孔に挿通して下穴2m1に対して共締めすることにより、Fカバー2とパネルシャーシ11とが一体的に固定される。
従って、実施例においては、パネルシャーシ11とFカバー(枠状筐体)2とは、液晶パネル5の画像表示領域AR1を有する前面以外の他面である側面側で固定される構造となっている。
また、Fカバー2とセンターフレーム3cを装着する部位に、下穴2n1を有するボス2nが設けられている。
各固定部材7は、必ずしもFカバー保持部やRカバー保持部を設けた形状に限定されるものではない。例えば、パネルシャーシ11にFカバー保持部やRカバー保持部を設けて、Fカバー2やRカバー3をパネルシャーシ11に固定する構造としてもよい。
上述したように、緩衝部材8は、液晶パネル5とFカバー2との間における、天固定部材7a,地固定部材7b,及び天中央固定部材7cが無い部位に設けられている。即ち、各固定部材7と干渉しないように設けられている。
また、緩衝部材8の厚さTh(図8参照)は、固定部材7a,7b,7cそれぞれに取り付けられた緩衝部材9a,9b,9cの厚さとは異なる厚みとしている。
例として、各固定部材7a,7b,7cの板厚Tmと、それぞれに取り付けられた緩衝部材9a,9b,9cとを合わせた厚さTa,Tb,Tc(図5,6,10参照)と緩衝部材8の厚さThとを同じ厚さにする。
また、各固定部材7a,7b,7cの板厚が互いに異なる場合は、それぞれに取り付けられる緩衝部材9a,9b,9cの厚さも互いに異なるようにして、トータルの厚さTa,Tb,Tcが緩衝部材8の厚さThと同じになるようにしてもよい。
少なくとも、緩衝部材8の厚さThが、固定部材7a,7b,7cの板厚Tmよりも厚くなっていればよい。
固定部材7a,7b,7cの板厚Tmが異なる場合は、それぞれの固定部材について、その板厚よりも隣接して取り付けられた緩衝部材8の厚さが厚くなっていればよい。
また、実施例では、各固定部材7を液晶パネル5の天地となる部位に装着したが、それに限定されるものではなく、例えば左右の部位に装着してもよい。
また、実施例では、各固定部材7とFカバー2又はRカバー3(枠状筐体)とが、表示面以外の他面である側面側で固定されているが、側面側に限定するものではなく、背面側で固定されていてもよい。
図12は、本発明の画像表示装置の背面側の分解図である。
この図12を用いて、本発明の画像表示装置の背面側の組み立て及び固定構造について概略を説明する。
図12において、液晶モジュール1は、Fカバー2が取り付けられた状態で背面側を図12の上方に向けて平置きされた状態を示している。
Rカバー3は、センターフレーム3cと、右Rカバー3d及び左Rカバー3eとを有して構成されている。
Rカバー3を液晶モジュール1に組み付ける方法は、まず、センターフレーム3cを液晶モジュール1及びFカバー2に取り付け、その後、右Rカバー3d及び左Rカバー3eを液晶モジュール1及びFカバー2に取り付ける。
センターフレーム3cは、アルミニウムなどの金属の押し出し材を用いて形成されており、板金フレーム6aの剛性を補強するための補強板金部材として機能する。センターフレーム3cは、デザイン上有効であれば塗装される。
また、センターフレーム3cと板金フレーム6aとは、共に金属製であるため熱伝導性が優れている。そして、両部材とも背面側が外部に露出しているので、画像表示装置本体50Aの筐体内部で発生する熱を、直接的且つ効率的に外部に放熱させる。
図1に示すように、センターフレーム3cの基部3fは、右Rカバー3d及び左Rカバー3eと同じく基準背面3bの同一平面上に、露出した状態で段差なく左右Rカバー3d,3eと連続的な面を構成するよう取り付けられている。
即ち、センターフレーム3cは、筐体4の一部として構成されており、センターフレーム3cは、その基部3fが、画像表示装置本体50Aの薄型化のために基準正面2bと基準背面3bとの最小距離TKを維持するように取り付けられている。
図13は、センターフレーム3cを説明するための斜視図である。
センターフレーム3cは、液晶モジュール1の背面の板金フレーム6aの天側の辺と地側の辺とを連結補強するための基部3fと、基部3fの各長辺に連接し、基部3fの厚さ方向にフランジ状に延出する右カバー連結部3ga及び左カバー連結部3gbと、基部3fの裏側内側に連接し、基部3fと平行に延在するL字状の右Rカバー当接部3ha及び左Rカバー当接部3hbと、基部3fの裏側に基部3fの延在方向に沿って突出している突条部3iとを有している。
この突条部3iは、画像表示装置本体50においてその天地方向に延在している。
また、基部3fには、天側寄りに上台座固定金具連結部3jが、また、地側寄りに下台座固定金具連結部3kが、それぞれ雄ねじにより固定されている。
なお、上台座固定金具連結部3jと下台座固定金具連結部3kは、画像表示装置本体50Aが台座部50Bに支持されない場合、即ち、画像表示装置本体50Aのみが設置される、例えば壁掛け金具等で天吊り状態にする場合等においては、基部3f上に設置しない。
右Rカバー3dは、左Rカバー3eと対向する辺に鍔部3d1を有する(図12参照)。右Rカバー3dは、センターフレーム3cに対し、鍔部3d1が、図13に示される右カバー連結部3ga,基部3f,及び右Rカバー当接部3haで形成されるL字状の空間内にはめ込まれることによって固定されている。
左Rカバー3eも、右Rカバー3dと対向する辺に鍔部3e1を有する(図12参照)。左Rカバー3eは、センターフレーム3cに対し、鍔部3e1が、図13に示される左カバー連結部3gb,基部3f,及び左Rカバー当接部3hbで形成されるL字状の空間内にはめ込まれることによって固定されている。
センターフレーム3cは、突条部3iが設けられていることにより、軽量でありながら高い強度を維持している。
また、基部3fの裏側にあたる部分、即ち、右Rカバー当接部3ha及び左Rカバー当接部3hbのそれぞれ裏側と突条部3iとの間には、基部3fの長辺と平行に延びる上下方向の空間である一対の上下貫通溝3ia,3ibが形成されている。上下貫通溝3ia,3ibは、バックライト部6の内部やセンターフレーム3cへ伝熱された熱(詳細は後述する)を上方へ誘導して効率的に筐体外部へ放熱させている。
なお、センターフレーム3cに設けられた上下貫通溝3ia,3ibは、本実施例の形状に限らず、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で変形例を適用することができる。
図13において、上台座固定金具連結部3j及び下台座固定金具連結部3kは、金属製の部材であり、例えばダイキャストで形成される。
上台座固定金具連結部3jと下台座固定金具連結部3kとは、センターフレーム3cの長手方向において、中央部に対してほぼ対称となる位置に配置固定される。
この固定位置は限定されるものではなく、後述するように、上台座固定金具連結部3jがセンターフレーム3cの長手方向中央部寄りに配置されていてもよい。
いずれの形態においても、両連結部3j,3kは、センターフレーム3cの長手方向において互いに離隔して配置されている。
また、図1に示される台座部50Bの台座固定金具3a(図1も参照)には、図19に示されるように、センターフレーム3cに取り付けられた上台座固定金具連結部3jと下台座固定金具連結部3kとにそれぞれ対応する位置に、金属製の上センターフレーム連結部3pと下センターフレーム連結部3qとが固定されている。
そして、上下の各センターフレーム連結部3p,3qに対し、上台座固定金具連結部3jにおける上台座設置部3m1と下台座固定金具連結部3kにおける下台座設置部3m2とを、それぞれ載せて嵌め込むことによって、画像表示装置本体50Aが台座部50Bに支持される構造となっている。ここで、上台座設置部3m1と下台座設置部3m2は、共に凹部となっており、画像表示装置本体50Aは台座部50Bに対して、左右方向に首振り(スイーベル動作)可能な構造となっている。この構造の詳細については後述する。
図14は、表示モジュール1の背面側の内部構造を説明するための斜視図であり、左Rカバー3e及び右Rカバー3dを取り外した状態を背面側の斜め右下方から見た斜視図である。
図15〜図17は、表示モジュール1とセンターフレーム3cとの取り付け部分を説明するための部分拡大図である。
具体的には、図15は、図14における天側の領域DT3をFカバー2の背面側斜め右下方から見た斜視的拡大図である。
図16は、図14における中央部の領域DT4をFカバー2の背面側斜め右下方から見た斜視的拡大図である。
また、図17は、図14における地側の領域DT5をFカバー2の背面側斜め右下方から見た斜視的拡大図である。
図14において、板金フレーム6aは、液晶モジュール1全体の薄型化及び軽量化のため、例えば、アルミニウム等の軽量金属によるダイキャストで形成されたフレームで構成される。
この場合、画像表示装置本体50Aの強度・剛性を、従来のもの、すなわち、枠状の金属ベゼルを有し、金属ベゼル及び板金フレームが鉄材で形成され、液晶モジュールの厚みが比較的厚いものに対して、同等に維持できない懸念が生じる。
そのため、板金フレーム6aの天側長手方向の枠部に金属製の天補強板金6bを設置(図14及び図15も参照)し、板金フレーム6aの地側長手方向の枠部に金属製の地補強板金6c(図14及び図17参照)を設置して剛性を向上させるとよい。天補強板金6b及び地補強板金6cは、例えば断面がL字状またはコ字状の梁である。
また、天補強板金6bと地補強板金6cとを連結する一対の金属製なる天地連結補強板金6d,6eを板金フレーム6a上に設置し、一対の天地連結補強板金6d,6e同士を連結する金属製の左右地連結補強板金6fを、板金フレーム6a上に設置し、センターフレーム3cを板金フレーム6aに固定することで、画像表示装置本体50Aの強度・剛性を更に向上させることができる。
なお、図1における4箇所の雌ねじ部3nは、天地連結補強板金6d及び6e上に取り付けられる(図14には図示せず)。
上述した各種金属製補強板金(6b〜6f)は、例えばアルミニウムなどの軽量金属で形成される。
このように、各種金属製補強板金(6b〜6f)を設けて剛性を強化する構造とすることによって、フレーム部材を軽量化しても、画像表示装置本体50Aの剛性を維持することができる。
また、板金フレーム6a,補強板金類(6b〜6f),及び台座部50Bの台座固定金具3aを全て金属製とすることにより、熱伝導性に優れ全体的にヒートシンクの役割を持たせることができ、画像表示装置本体50Aの筐体内部で発生した熱を直接的且つ効率的に画像表示装置本体50Aの外部へ放熱することができる。
また、センターフレーム3cを液晶モジュール1に取り付けることにより液晶モジュール1の剛性を高めつつ、センターフレーム3cの基部3fの背面を基準背面3bと同じ平面上に露出した状態で設置して筐体4の内部容量を出来得る限り少なくしているので、画像表示装置本体50Aの厚さを、最小限の厚さTKに維持することができ、画像表示装置本体50Aの軽量化と薄型化が両立できている。
さらに、センターフレーム3cの上側と下側とにそれぞれ上台座固定金具連結部3jと下台座固定金具連結部3kとを設け、この上台座固定金具連結部3j及び下台座固定金具連結部3kを介して台座部50Bが画像表示装置本体50を支持する構造としたので、バックライト部6の一部分に荷重が集中することがなく、バックライト部6の反りや歪みによって引き起こされる画面の輝度均一性低下などの表示画像品位が損なわれる可能性が少なくなっている。
なお、複数の台座固定金具連結部は、センターフレーム3cの長手方向中央部に対して対称となる位置に設置することが好ましい。
また、画像表示装置本体50Aのみを前傾させた姿勢で壁や天吊りで設置する場合においても、雌ねじ部3nを一対の天地連結補強板金6d,6e上に設置しているため、バックライト部6の一部分に荷重が集中することがなく、同様に表示画像品位が損なわれる可能性が少なくなっている。
なお、後述するように、複数の台座固定金具連結部3j,3kのうち、天側の上台座固定金具連結部3jが台座部50B側の回転軸と嵌合する構造であれば、天側の上台座固定金具連結部3jをセンターフレーム3cの長手方向(上下方向)の中央部寄りに設置してもよい。
次に、センターフレーム3cの取り付け構造について、詳細に説明する。
図15に示すように、天側におけるセンターフレーム3cの取り付けは、天中央固定部材7cのRカバー保持部7c3(図6も参照)にセンターフレーム3cを当接させ、一対の雄ねじZZ3をそれぞれ貫通孔3c1及び3c2(図13参照)に挿通して一対の雌ねじ7c8(図6参照)に共締めすることにより行われる。これにより、センターフレーム3cの天側が液晶モジュール1に固定される。
また、センターフレーム3cは、その天側の端面であるFカバー天側当接部3gc(図13参照)が、Fカバー2の天面内側部分に当接している。
なお、図8で説明したように、Fカバー2と天中央固定部材7cとは、天面において雄ねじZZにて共締め固定されている。
図15に示すように、液晶モジュール1の背面における天側には、液晶パネル5の表示を制御するためのタイミングコントローラ基板6hが設けられている。
また、タイミングコントローラ基板6hは、そこから発生する不要輻射等をシールドするための金属製のタイミングコントローラシールド部6gによって覆われている。
センターフレーム3cには、フランジ状にタイミングコントローラシールド固定部3hcが設けられている(図13参照)。
このタイミングコントローラシールド固定部3hcは、タイミングコントローラシールド部6gの中央付近に当接するようになっている。
タイミングコントローラシールド固定部3hcは、タイミングコントローラシールド部6gに当接してタイミングコントローラ基板6hから発生する熱を金属製のセンターフレーム3cに伝達する。
これにより、その熱は筐体外部にセンターフレーム3cから直接外部に放熱される。
また、天補強板金6bの上には、液晶パネル5の各画素のTFTを駆動するためのドライバ基板(図示せず)が設けられている。
また、ドライバ基板から発生する不要輻射等をシールドするため、金属製のドライバシールドカバー6iがドライバ基板を覆う構造となっている。
ドライバシールドカバー6iは、ドライバシールドカバー保持部6jにより天補強板金6bに当接するように固定され、ドライバシールドカバー保持部6jと天補強板金6bとが雄ねじZZ10で共締め固定されている。
ドライバシールドカバー6iは、タイミングコントローラシールド部6gと天側において当接するように配置されており、上記ドライバ基板から発生する熱がドライバシールドカバー6iに伝達された後、タイミングコントローラシールド部6gに伝達し、タイミングコントローラシールド固定部3hcとセンターフレーム3cを介して筐体外部に直接的に放熱させる構造となっている。
センターフレーム3cは、長手方向の中央付近において左右地連結補強板金6fと位置決め固定され得る構造となっている。
左右地連結補強板金6fに対してセンターフレーム3cを当接させた後、雄ねじZZ4を貫通孔3c3,3c4,3c5,3c6(図13参照)とそれらの貫通孔の位置に対応する左右地連結補強板金6fの雌ねじ(図示せず)とに挿通して共締めすることにより、センターフレーム3cと左右地連結補強板金6fとが固定される。
左右地連結補強板金6fは、板金フレーム6aの平面部分と当接しており、バックライト部6の内部から発生する熱をセンターフレーム3cへ伝達し、センターフレーム3cを介して、表示モジュール1の内部の熱を直接的且つ効率的に外部へ放熱させている。
図16及び図17は、センターフレーム3cと板金フレーム6aとの固定構造を、それぞれ上下方向の中央部及び地側について示している。
板金フレーム6aには、4箇所のボス部6a1〜6a4が一体突設されている
(図16にボス部6a1,6a2が示され、図17にボス部6a3,6a4が示されている)。
センターフレーム3cをボス部6a1,6a2に当接させ、雄ねじZZ5を貫通孔3c7,3c8(図13参照)とボス部6a1,6a2に設けられた雌ねじ(図示せず)とに挿通して共締めすることにより、センターフレーム3cは板金フレーム6aに固定される。
同様に、センターフレーム3cをボス部6a3,6a4に当接させ、雄ねじZZ6を貫通孔3c9,3c10(図13参照)とボス部6a3,6a4に設けられた雌ねじ(図示せず)とに挿通して共締めすることにより、センターフレーム3cは板金フレーム6aに固定される。
図16において、板金フレーム6aの平面部分からセンターフレーム3cの基部3fまでの厚さTdは、画像表示装置本体50Aにおいて信号処理等の回路を搭載した基板や電源部,あるいは基板間の配線などが収納される高さに相当する。
図17は、液晶モジュール1の背面の地側における、センターフレーム3cと地補強板金6cとの固定構造について示している。
板金フレーム6aに取り付けられた補強板金6cには、センターフレーム3cに対応する部位に、一対のボス部6a5,6a6が突設されている。
センターフレーム3cをボス部6a5,6a6に当接させ、雄ねじZZ7をセンターフレーム3cに設けられた貫通孔3c11,3c12(図13参照)に挿通させ、ボス部6a5,6a6に設けられた雌ねじ(図示せず)に共締めすることにより、センターフレーム3cは補強板金6cに固定される。
また、Fカバー2の地側背面中央部において、Fカバー2とセンターフレーム3cとが固定されている。
Fカバー2には、センターフレーム3cに設けられた貫通孔3c13(図13参照)に対応する部位に、ボス2nが一体的に設けられている(図11参照)。
センターフレーム3cをFカバー2のボス2nに当接させ、雄ねじZZ8を貫通孔3c13に挿通させ、Fカバー2のボス部に設けられた下穴2n1(図11参照)に共締めすることにより、センターフレーム3cはFカバー2に固定される。
上述したセンターフレーム3cの取り付けにおいて、センターフレーム3cは、地側の端面であるFカバー地側当接部3gd(図13参照)が、Fカバー2の地側の内側部分に当接するように取り付けられる。
次に、画像表示装置本体50Aと台座部50Bとの連結構造について詳細に説明する。
図18は、画像表示装置50を右方のやや後方側から見た外観斜視図であり、画像表示装置本体50Aを台座部50Bに組み付ける直前の状態を示す図である。
図19は、台座部50Bとセンターフレーム3cとの連結部を説明するための斜視的分解図である。
図20は、図19の領域DT3に示される上台座固定金具連結部3jと上センターフレーム連結部3pとを説明するための分解図である。
図21(a)〜(e)は、図19の領域DT4に示される下台座固定金具連結部3kと下センターフレーム連結部3qとを説明するための分解図である。詳しくは、図21(a)が下台座固定金具連結部3kとそれに嵌着されるワッシャー3q1とを示す斜視図であり、図21(b)が下台座固定金具連結部3kの斜め下方からみた斜視図であり、図21(c)が下センターフレーム連結部3qの斜視図であり、図21(d)が下センターフレーム連結部3qの別角度の斜視図であり、図21(e)が下台座固定金具連結部3kの別角度の斜視図であり、ワッシャー3q1を嵌め込んだ状態を示している。
なお、上台座固定金具連結部3j,上センターフレーム連結部3p,下台座固定金具連結部3k,及び下センターフレーム連結部3qを総称して、連結部材とも称することにする。
センターフレーム3cに取り付けられた上台座固定金具連結部3j及び下台座固定金具連結部3kを、台座固定金具3aに取り付けられた上センターフレーム連結部3p及び下センターフレーム連結部3qに対し、上方から矢印DR18方向にそれぞれ載せて嵌め込むように組み込み、雄ねじZZ9を上台座固定金具連結部3jに挿通し、上センターフレーム連結部3pに設けられた雌ねじ3p2m
に対し共締めすることにより、画像表示装置本体50Aは台座部50Bに連結される。
図1に示すように、画像表示装置本体50Aの下端部と台座部50Bの底板部3aaの上面との間には、高さTBBなる空間STBが設けられている。
この空間STBを設けることで、台座部50Bの底板部3aaの上に、別体のチューナーボックス,記録再生装置,またはスピーカー等の機器を設置することが可能となっている。
また、空間STBを設けることで、画像表示装置本体50Aの地側の辺に連結してスピーカー等の機器を設けることもできる。
また、図18において、台座部50Bの台座固定金具3aの前面3af(図19も参照)と画像表示装置本体50Aの基準背面3bとの間の隙間についても、画像表示装置本体50Aのスイーベル動作を妨げない厚さで、別体のチューナーボックス,記録再生装置,またはスピーカー等の機器を設置することが可能となっている。
なお、上センターフレーム連結部3pと下センターフレーム連結部3qは、台座固定金具3aに対し、それぞれ2箇所を雄ねじ(図示せず)を挿通して共締めすることにより固定されている。
また、上台座固定金具連結部3jと下台座固定金具連結部3kは、センターフレーム3cに対し、それぞれ2箇所を雄ねじ(図示せず)を挿通して共締めすることにより固定されている。
以下の説明において、上台座固定金具連結部3jの下台座固定金具連結部3kへの組み付けと、下台座固定金具連結部3kの下センターフレーム連結部3qへの組み付けとを理解容易のため独立して説明しているが、実際は、上台座固定金具連結部3j及び下台座固定金具連結部3kはセンターフレーム3cに固定されているので、画像表示装置本体50Aを台座固定金具3aに装着する作業において同時に組み付けられる。
図20(a)は、上台座固定金具連結部3jと下台座固定金具連結部3kとの組み立て図であり、図20(b)は、上台座固定金具連結部3jを斜め下方から見た斜視図である。
図20(a)に示すように、天側の連結部分は、まず、上センターフレーム連結部3pに設けられている軸線CL3方向に突出する突出部3p2に、スイーベルワッシャー3p1を嵌め込む。この嵌め込みは圧入とされている。なお、スイーベルワッシャー3p1は、樹脂製の部材である。例えばPOM(ポリアセタール)樹脂により形成される。
この軸線CL3は、台座部50Bを水平に設置した際に、鉛直方向となる線である。
スイーベルワッシャー3p1は、天部において周方向に凹凸が連続形成された凹凸部3p1aを有している。
また、上台座固定金具連結部3jの上台座設置部3m1の内側の天部に、スイーベルワッシャー3p1の凹凸部3p1aに対応して周方向に凸凹が連続形成された凸凹部3m1aを有している。
組み付けにおいては、スイーベルワッシャー3p1が嵌め込まれた上センターフレーム連結部3pの上部に、上台座固定金具連結部3jを載置する。この際、凹凸部3p1aと凸凹部3m1aの山谷が係合するようにする。
次に、雄ねじZZ9を上台座固定金具連結部3jとスイーベルワッシャー3p1とに挿通し、上センターフレーム連結部3pの雌ねじ部3p2mに共締めする。
共締め後も、スイーベルワッシャー3p1は、上センターフレーム連結部3pに対して軸線CL3回りに回転するようになっているため、上台座固定金具連結部3jの側壁3j1が上センターフレーム連結部3pに立設された側壁3p3に当接するまで回転させることができる。すなわち、側壁3p3により上台座固定金具連結部3jの回転角度が規制される。
図21(a)に示すように、地側の連結部分は、まず、下台座固定金具連結部3kの貫通孔3k1にワッシャー3q1を下から嵌め込む。ワッシャー3q1は、貫通孔3k1に対して所定の向きで嵌め込まれるようになっている。
下台座固定金具連結部3kにワッシャー3q1を嵌め込んだ状態が図21(e)である。なお、ワッシャー3q1は樹脂製の部材であり、例えばPOM樹脂により形成される。
次に、ワッシャー3q1が嵌め込まれた下台座固定金具連結部3kを波線矢印DR21のように下センターフレーム連結部3qの底部3q2に嵌め込む。底部3q2は、ワッシャー3q1よりやや大きい形状の窪んだ面として形成されている。
ここで、ワッシャー3q1は、下台座固定金具連結部3kの下部に下方に張り出した状態となっており、下センターフレーム連結部3qに近い側〔図21(e)のpn側〕の方が遠い側〔図21(e)のpf側〕よりも張り出す厚さが薄い形状となっている。
これにより、下台座固定金具連結部3kが下センターフレーム連結部3qに接触した後に下台座固定金具連結部3kを引き込みやすくしている。
地側の連結部分は、雄ねじ等で締結せず、ワッシャー3q1が下センターフレーム連結部3qの底部3q2の面上で接触しながら軸線CL3まわりに回転する構造となっている。
そして、下台座固定金具連結部3kの側壁3k2が下センターフレーム連結部3qに立設された側壁3q3に当接するまで、軸線CL3を軸として左まわり及び右まわりに回転させることができる。
ここで、画像表示装置本体50Aを台座部50Bに対し、軸線CL3のまわりに回転させる際、天側の連結部材のみに回転トルクがかかるように回転軸が設計されている。
すなわち、スイーベルワッシャー3p1は、突出部3p2に対して上述のように圧入で嵌め込まれているので、画像表示装置本体50Aの左右の向きをユーザが変えようとした際に、適度な抗力として回転トルクが生じるようになっている。
また、上述のように、雄ねじZZ9を上台座固定金具連結部3jとスイーベルワッシャー3p1とに挿通し、上センターフレーム連結部3pの雌ねじ部3p2mに共締めすることで、スイーベルワッシャー3p1と突出部3p2との間で生じる回転トルクを増すことができる。雄ねじZZ9は金属製とされている。
このような構成により、圧入により発生する回転トルクと雄ねじZZ9の締め付けにより発生する回転トルクとを、上台座固定金具連結部3jの同じ部材間の同じ回転軸で発生させることができるので、コンパクトなスイーベル構造となっている。
なお、天側と地側の連結部材は、画像表示装置本体50Aの重心バランスを考慮すると、センターフレーム3cの長手方向中央部に対して対称となる位置に設置することが好ましい。
画像表示装置本体50Aの重心位置は、その中央部にあり、本実施例のように、天側の連結部材のみに回転トルクがかかる構成、すなわち、突出部3p2とそれに圧入されたスイーベルワッシャー3p1との嵌合部で回転トルクが発生し、雄ねじZZ9の締め付けトルクで、突出部3p2に圧入されたスイーベルワッシャー3p1との嵌合部で発生する回転トルクをさらに増大することができる構成であれば、天側の連結部材をセンターフレーム3cの長手方向(上下方向)の中央部寄りの画像表示装置本体50Aの重心位置に近い位置に配置すると、画像表示装置本体50Aに加わる重力に起因するモーメントを小さくすることができる。
トルクがかかる連結部材を中心寄りに配置することで、左右に首振りした際に、画像表示装置本体50Aへの強度的な負担がより少なくなる。
図22において、画像表示装置本体50Aの中心部CTRaが底板部3aaの中心部CTRbとなるように配置されている。画像表示装置本体50Aの重心は概ね中心部CTRa上にある。
このように設置することで、画像表示装置本体50Aの重心Gが、底板部3aaの中央部CTRbの垂線上の、正面から見た場合のほぼ中央に位置する(図1も参照)。
ここで、画像表示装置本体50Aを左右に首振りするスイーベル動作を考えると、実施例においては、画像表示装置本体50Aの重心Gの位置と回転トルクの発生源となる上台座固定金具連結部3jとの天地方向距離Lgは、従来の画像表示装置における重心位置と回転トルク発生源(通常、画像表示装置本体の底部側にある)との天地方向距離よりも大幅に短くなっている。
従って、画像表示装置本体50Aをスイーベル動作させても、画像表示装置本体50A本体に大きな負荷がかからない。
なお、台座部50Bの支柱部分にあたる台座固定金具3aは、上記中心部よりも後方に位置している。図22では、台座固定金具3aが底板部背面3adよりも前方(図22の上方)に位置しているが、台座固定金具3aが図22において底板部背面3ad上にあってもよい。
この場合、台座固定金具3aを底板部背面3aaと共に壁面に当接させることができ、台座部50Bを壁寄せすることが可能となり、画像表示装置50の設置安定度を向上することができる。
図23に示すように、台座部50Bの底板部3aaは奥行き寸法をTaaとし、画像表示装置本体50Aの正面に対する軸線CL3の時計回り方向の許容首振り角度をθとする。画像表示装置では一般的にθは15〜20度程度の角度とされる。
画像表示装置本体50Aを角度θの最大値まで首振りさせた際、画像表示装置本体50Aが、台座部50Bの底板部3aaの対角位置となる角部3abと角部3acとを結ぶ対角線上に位置するように、底板部3aaの奥行き寸法Taaを決定する。
上記のように奥行き寸法Taaを決定することにより、画像表示装置本体50Aを首振りさせた際に、座部50Bの底板部3aaが接地面から浮くことがなく、安定した状態を保つことができる。
本実施例において、台座部50Bは、底板部3aaに関しては比重の大きい鉄製の材料で構成されており、台座固定金具3aや各連結部材については、全てアルミ等の軽量金属部材で構成されている。従来のように台座部に幅及び重量のある支柱を用いることがないので、台座部50Bそのものの重量についても軽量化した構造とすることが可能である。
また、本実施例では、バックライト部6の背面の板金フレーム6a及びセンターフレーム3cを含む各補強板金部材や固定部材7については、全てアルミ等の軽量金属部材を使用している。
本実施例の画像表示装置の薄型及び軽量化と台座部の構成により、従来、40cm程度あった底板部3aaの奥行き寸法Taaを約半分にすることができている。
また、表示モジュール1から少なくとも台座部50Bの支柱である台座固定金具3aまで、金属部材で直接連結されるよう構成されている。
具体的には、表示モジュール1の板金フレーム6aから、センターフレーム3c、上台座固定金具連結部3j、雄ねじZZ9、上センターフレーム連結部3p、台座固定金具3aに至る連結経路である。これらはすべて金属で形成される。
この連結経路は、熱の伝達経路でもあり、ヒートシンクとして機能する。すなわち、画像表示装置本体50Aの筐体内部で発生した熱をこの連結経路で直接的且つ効率的に画像表示装置本体50Aの外部へ放熱させることができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び構造に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変形例としてもよいのは言うまでもない。
実施例では、センターフレーム3cを液晶モジュール1の背面の左右方向における中央部に設置して台座部50Bの台座固定金具3aを取り付ける構造としたが、これに限定されるものではない。
例えば、センターフレーム3cを複数設置する構成であってもよい。具体的には、2つの金属製のセンターフレームを液晶モジュール1の背面左右2箇所の天地連結補強板金6d,6eに対応する位置に、Rカバー3の一部として外部に露出する状態で設置し、その2箇所のセンターフレームそれぞれに連結する台座固定金具3aを介して台座部50Bを立設するようにしてもよい。
その際、金属製の壁掛け金具などを取り付けるための受け部である4箇所の雌ねじ部3nを、台座部50Bの取り付けに兼用で使用する構成としてもよい。
このような構成にすれば、バックライト部6の内部及び液晶パネル5のドライバ基板から発生する熱や、画像表示装置本体50Aの筐体内における電源部や信号処理部等で発生する熱を、2箇所の金属製センターフレームまたは金属製壁掛け金具を介して、画像表示装置50の外部へ直接的に且つより効率的に放熱することが可能となる。
また、実施例で示した各補強板金(6b〜6f)の取り付け位置についても、実施例の構成に限定されることはない。
また、センターフレーム3cの基部3fを画像表示装置本体50Aの互いに向き合う辺(右側の辺と左側の辺など)を連結補強する構成とするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変形した構成に対しても適用することができる。
さらに、実施例では、センターフレーム3cの基部3f部分の天側寄りと地側寄りにそれぞれ台座固定金具連結部を設置する構成としたが、これに限定されることはなく、例えば、1箇所の台座固定金具連結部としてもよいし、台座固定金具連結部を用いずに、センターフレーム3cと台座固定金具3aを直接共締めするような構成としてもよい。
また、実施例では、センターフレームの基部3fと右Rカバー3d及び左Rカバー3eとが基準背面3bの同一平面上に剥き出しの状態で段差なく連続的に形成しているが、これは画像表示装置本体50Aの薄型化のための好ましい例であり、これに限定されることはなく、例えば画像表示装置本体50Aの筐体内部の放熱性の目的のために、センターフレームの基部3fがRカバー3に対して段差部を設けた構成としてもよい。
1 液晶モジュール(表示モジュール)
1a 表示面
2 フロントカバー(Fカバー)
2a 開口窓
2b 基準正面
2c 額縁部
2d 開口窓段差部(リブ)
2g,2j,2k 貫通孔
2gz,2jz 座
2ha,2hc 保持部
2i 突起部
2m ボス
2m1 下穴
2n ボス
2n1 下穴
3 リアカバー(Rカバー)
3a 台座固定金具
3aa 底板部
3ab 角部
3ac 角部
3ad 底板部背面
3af 前面
3b 基準背面
3c センターフレーム
3c1,3c2,3c3,3c4,3c5,3c6,3c7 貫通孔
3c8,3c9,3c10,3c11,3c12,3c13 貫通孔
3d 右Rカバー
3d1 鍔部
3e 左Rカバー
3e1 鍔部
3f 基部
3ga 右Rカバー連結部
3gb 左Rカバー連結部
3gc Fカバー天側当接部
3gd Fカバー地側当接部
3ha 右Rカバー当接部
3hb 左Rカバー当接部
3hc タイミングコントローラシールド固定部
3i 突条部
3ia,3ib 上下貫通溝
3j 上台座固定金具連結部
3j1 側壁
3k 下台座固定金具連結部
3k1 貫通孔
3k2 側壁
3m1 上台座設置部
3m1a 凸凹部
3m2 下台座設置部
3n 雌ねじ部
3p 上センターフレーム連結部
3p1 スイーベルワッシャー
3p1a 凹凸部
3p2 突出部
3p2m 雌ねじ
3p3 側壁
3q 下センターフレーム連結部
3q1 ワッシャー
3q2 底部
3q3 側壁
4 筐体
5 液晶パネル(表示パネル)
5a 表示面
6 バックライト部
6a 板金フレーム
6a1,6a2,6a3,6a4,6a5,6a6 ボス部
6b 天補強板金
6c 地補強板金
6d 天地連結補強板金
6e 天地連結補強板金
6f 左右地連結補強板金
6g タイミングコントローラシールド部
6h タイミングコントローラ基板
6i ドライバシールドカバー
6j ドライバシールドカバー保持部
7 固定部材
7a 天固定部材
7a1 シャーシ連結部
7a2 パネル保持部
7a3 段差部
7a4 Fカバー保持部
7a5 貫通孔
7a6 長孔
7a7 雌ねじ
7b 地固定部材
7b1 シャーシ連結部
7b2 パネル保持部
7b3 貫通孔
7b4 長孔
7c 天中央固定部材
7c1 シャーシ連結部
7c2 パネル保持部
7c3 Rカバー保持部
7c4 Fカバー保持部
7c5 貫通孔
7c6 切り欠き部
7c7,7c8 雌ねじ
8,9a,9b,9c,10 緩衝部材
11 パネルシャーシ
11a1 突起部
11a2 雌ねじ
11d 平板部
11e 周壁
50 画像表示装置
50A 表示パネル部(画像表示装置本体)
50B 台座部
AR1 画像表示領域
STB 空間
Th,TK,Tm,Td,Ta 厚さ
Taa 奥行き寸法
TBB 高さ
ZZ,ZZ1,ZZ2,ZZ3,ZZ4 雄ねじ
ZZ5,ZZ6,ZZ7,ZZ8,ZZ9,ZZ10 雄ねじ

Claims (3)

  1. 前面に画像を表示する表示モジュールと、前記表示モジュールの後面に連結され一部が
    外部に露出した柱状部材と、前記柱状部材に連結され前記表示モジュールの後面を覆うリ
    アカバーと、前記柱状部材から後方に突出して設けられた被支持手段と、を有する画像表
    示装置本体と、
    底板部と、前記底板部に設けられた支柱と、前記支柱に設けられ前記被支持手段を支持
    する支持手段と、を有し、前記支持手段を介して前記画像表示装置本体を支持する台座部
    とを備え、
    前記支持手段は、前記被支持手段を、前記台座部を水平に設置した際の鉛直方向に延び
    る軸線まわりに回転可能なよう支持することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示モジュールは前記支柱に対し金属材料を介して連結されていることを特徴とす
    る請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記柱状部材は、前記画像表示装置の設置状態で天地方向に離隔する複数の前記被
    支持手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
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