JP5422932B2 - 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 - Google Patents

電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器に関するものである。
例えば、電子ペーパーの画像表示部を構成するものとして、粒子の電気泳動を利用した電気泳動ディスプレイが知られている(例えば、特許文献1参照)。電気泳動ディスプレイは、優れた可搬性および省電力性を有していて、電子ペーパーの画像表示部として、特に適している。
特許文献1には、対向配置された個別透明電極および共通電極と、これらの間に設けられたセルとを備えた表示装置が記載されている。セルは、分離部材と封止部材とで構成されている。このようなセルは、個別透明電極側から共通電極側に向けて横断面積の小さくなる円すい形をなしている。また、セル内には、帯電着色粒子を分散させた絶縁性液体が充填されている。
特許文献1の表示装置では、個別透明電極側に帯電着色粒子が集まった場合には、個別透明電極を介して帯電着色粒子の色が視認され(すなわち、表示色として帯電着色粒子の色が表示され)、共通電極側に帯電着粒子が集まった場合には、帯電着色粒子が集まったところ以外の分離部材の色(セルの内壁の色)が支配的に視認される。色の切り替えは、個別透明電極および共通電極間に所定の電界を発生させることにより帯電着色粒子を電気泳動させることにより行われる。
このような表示装置では、例えば帯電着色粒子を黒色とし分離部材を白色とすると白黒表示が可能となる。しかしながら、白色表示の際には、帯電着色粒子が共通電極側(すなわち、円すい形をなすセルの頂点付近に)局所的に集ることにより形成された集合体(黒色の部分)が個別透明電極を介して視認されてしまうため、明るい白色表示をすることができない。したがって、特許文献1の表示装置では、高コントラスト表示を行うことが困難である。
特公平6−52358号公報
本発明の目的は、表示コントラストが高く、視認性に優れた電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、およびかかる電気泳動表示装置を備えた信頼性の高い電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の電気泳動表示シートは、正または負に帯電した白色の第1の電気泳動粒子と、
前記第1の電気泳動粒子と反対の極に帯電し、かつ、前記第1の電気泳動粒子よりも明度の低い色をなす第2の電気泳動粒子と、
前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子が互いに泳動可能な共有空間と、
前記共有空間の底面に設けられた金属光沢を有する光反射面と、
前記光反射面に開放し、前記第2の電気泳動粒子を収容し、前記第1の電気泳動粒子を収容しない収容空間と、
前記共有空間および前記収容空間を介して対向配置された一対の電極と、を有し、
前記第2の電気泳動粒子を前記収容空間に収容した状態では、前記第1の電気泳動粒子の反射光と前記光反射面の反射光とによって白色が表示されるよう構成されていることを特徴とする。
これにより、表示コントラストが高く、視認性に優れた電気泳動表示シートを提供することができる。また、電気泳動表示シートの薄型化および省電力化を図ることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記収容空間は、前記底部に開放する溝で構成されていることが好ましい。
これにより、収容空間の形成が比較的簡単となる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記光反射面は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して直交するように設けられていることが好ましい。
これにより、共有空間内に入射した外光を光反射面により、効率よく反射することができるため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向と平行であることが好ましい。
これにより、第2の電気泳動粒子が溝内(収容空間)に侵入し易くなり、より確実に、第2の電気泳動粒子を溝内に収容することができるようになる。そのため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して傾斜していることが好ましい。
これにより、溝の内部(収容空間)がより視認され難くなる。そのため、溝内に収容された第2の電気泳動粒子もより目立たなくなる。その結果、白色表示の明るさおよび表示コントラストをより高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の深さは、前記第2の粒子の外径より大きいことが好ましい。
これにより、物理的に溝内に収容することのできない第2の電気泳動粒子が存在しなくなり、その結果、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の幅は、前記第2の電気泳動粒子の外径の1.1倍以上2.0倍以下であり、かつ、前記第1の電気泳動粒子の外径の0.1倍以上0.9倍以下であることが好ましい。
これにより、第1の電気泳動粒子が溝内に収容されることを防止することができ、第1の電気泳動粒子が溝の内壁に固着することによる、収容空間の減少や、泳動することのできる第1の電気泳動粒子の数の減少が防止される。その結果、表示コントラストを高めることができるとともに、その表示特性(初期特性)を長時間維持することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝は、格子状に形成されていることが好ましい。
これにより、収容空間を、第2の電気泳動粒子を収容するのに十分に、かつ、均一的に形成することができる。
本発明の電気泳動表示シートは、正または負に帯電した白色の第1の電気泳動粒子と、
前記第1の電気泳動粒子と反対の極に帯電し、かつ、前記第1の電気泳動粒子よりも明度の低い色をなす第2の電気泳動粒子と、
前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子が互いに泳動可能な共有空間と、
前記共有空間の底面に設けられた白色の面と、
前記白色の面に開放し、前記第2の電気泳動粒子を収容し、前記第1の電気泳動粒子を収容しない収容空間と、
前記共有空間および前記収容空間を介して対向配置された一対の電極と、を有し、
前記第2の電気泳動粒子を前記収容空間に収容した状態では、前記第1の電気泳動粒子の反射光と前記面の反射光とによって白色が表示されるよう構成されていることを特徴とする。
これにより、表示コントラストが高く、視認性に優れた電気泳動表示シートを提供することができる。また、電気泳動表示シートの薄型化および省電力化を図ることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記面は、白色であることが好ましい。
これにより、さらに表示コントラストが高くなる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記収容空間は、前記底部に開放する溝で構成されていることが好ましい。
これにより、収容空間の形成が比較的簡単となる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記面は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して直交するように設けられていることが好ましい。
これにより、共有空間内に入射した外光を光反射面により、効率よく反射することができるため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向と平行であることが好ましい。
これにより、第2の電気泳動粒子が溝内(収容空間)に侵入し易くなり、より確実に、第2の電気泳動粒子を溝内に収容することができるようになる。そのため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して傾斜していることが好ましい。
これにより、溝の内部(収容空間)がより視認され難くなる。そのため、溝内に収容された第2の電気泳動粒子もより目立たなくなる。その結果、白色表示の明るさおよび表示コントラストをより高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の深さは、前記第2の粒子の外径より大きいことが好ましい。
これにより、物理的に溝内に収容することのできない第2の電気泳動粒子が存在しなくなり、その結果、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝の幅は、前記第2の電気泳動粒子の外径の1.1倍以上2.0倍以下であり、かつ、前記第1の電気泳動粒子の外径の0.1倍以上0.9倍以下であることが好ましい。
これにより、第1の電気泳動粒子が溝内に収容されることを防止することができ、第1の電気泳動粒子が溝の内壁に固着することによる、収容空間の減少や、泳動することのできる第1の電気泳動粒子の数の減少が防止される。その結果、表示コントラストを高めることができるとともに、その表示特性(初期特性)を長時間維持することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記溝は、格子状に形成されていることが好ましい。
これにより、収容空間を、第2の電気泳動粒子を収容するのに十分に、かつ、均一的に形成することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記収容空間は、前記第2の電気泳動粒子のみを収容するよう構成されていることが好ましい。
これにより、第1の電気泳動粒子が溝内に収容されることを防止することができ、第1の電気泳動粒子が溝の内壁に固着することによる、収容空間の減少や、泳動することのできる第1の電気泳動粒子の数の減少が防止される。その結果、表示コントラストを高めることができるとともに、その表示特性(初期特性)を長時間維持することができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記第2の電気泳動粒子は、黒色の粒子であることが好ましい。
これにより、白黒表示が可能となり、表示コントラストを高くすることができる。
本発明の電気泳動表示装置は、本発明の電気泳動表示シートと、該電気泳動表示シートの前記収容空間側に設けられた基板とを備えることを特徴とする。
これにより、表示コントラストが高く、視認性に優れた電気泳動表示装置を提供することができる。また、電気泳動表示シートの薄型化および省電力化を図ることができる。
本発明の電気泳動表示装置では、平面状に配設された複数の前記収容空間を有しており、前記複数の収容空間のうちの1または2以上の収容空間ごとに、電界の発生・解除を選択可能となっていることが好ましい。
これにより、多数の画素が集合してなる画像を表示することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、視認性に優れた電気泳動表示装置を備える電子機器を提供することができる。また、電気泳動表示シートの薄型化および省電力化を図ることができる。
以下、本発明の電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<電気泳動表示装置>
≪第1実施形態≫
まず、本発明の電気泳動表示シートを適用した電気泳動表示装置(本発明の電気泳動表示装置)の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の電気泳動表示装置の第1実施形態を模式的に示す縦断面図、図2は、図1の電気泳動表示装置が備える底部を示す拡大平面図、図3は、図1の電気泳動表示装置が備える底部を示す拡大断面図、図4、図5は、それぞれ、図1に示す電気泳動表示装置の作動を説明する断面図、図6、図7は、それぞれ、図1に示す電気泳動表示装置の製造方法を説明する断面図である。なお、以下の説明では、図1、図3〜図7中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図1に示すように、互いに直交する3軸をそれぞれ、x軸、y軸およびz軸とする。
図1に示す電気泳動表示装置1は、回路基板(バックプレーン)8と、回路基板8の上面に接合された電気泳動表示シート2とで構成されている。回路基板8は、平板状の基部81と、基部81に設けられた、例えばTFT等のスイッチング素子を含む回路(図示せず)とを有するものである。
図1に示すように、電気泳動表示シート2は、表示層5と、表示層5の上側に設けられた共通電極61と、表示層5の下側に設けられた個別電極62とを有している。個別電極62は、マトリクス状に配設され、互いに離間する複数の電極片621で構成される。各電極片621は、前述したスイッチング素子に接続されている。これにより、各電極片621に独立して電圧を印加することができる。
表示層5は、下方に向けて凹没する複数の凹部7がマトリックス状に形成された分離部材31と、凹部7の上部開口を塞ぐようにして分離部材31と接合したシート状(板状)の封止部材32とを有している。
分離部材31および封止部材32は、液密に接合されている。そのため、各凹部7の内面(内壁)と封止部材32の下面とにより収容部4が画成される。この収容部4は、前述した複数の電極片621に対応するように形成されている。各収容部4には、2種の電気泳動粒子、すなわち、第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bを液相分散媒に分散させてなる電気泳動分散液10が封入されている。このような各収容部4は、表示内容を構成する各画素に対応するものである。
各凹部7は、底部(敷設部)71を有している。底部71は、収容部4に臨む光反射面711と、収容部4に連通する(光反射面711に開放する)溝712とを有している。このように、底部71が溝712を有することにより、収容部4の内部空間は、溝712の内部空間と、それ以外の空間(溝712の上方の空間)とで構成されていると言える。後述するように、溝712の内部空間は、第2の電気泳動粒子Bを収容する収容空間S2であり、それ以外の空間は、第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bを互いに泳動させる共有空間S1である。
このような構成の電気泳動表示装置1は、共通電極61と個別電極62の間に電圧を印加することにより各収容部4に所望の電界を作用させ、当該電界の作用により電気泳動粒子A、Bをそれぞれ共有空間S1内で泳動させることにより、共通電極61を介して視認される各収容部4内の色を変化させ、所望の画像情報や文字情報を表示するものである。
以下では、1つの収容部4について取り上げ、各部の構成について順次説明する。なお、複数の収容部4において、以下の各部の構成は同様である。
分離部材31および封止部材32のうち、少なくとも封止部材32は、実質的に無色透明である。これにより、図1中上側から封止部材32を介して収容部4の内部を視認することができる。なお、封止部材32は、封止部材32を介して収容部4の内部を視認可能であれば(すなわち、光透過性を有していれば)無色透明でなくてもよく、例えば、着色されていてもよい。
分離部材31および封止部材32は、それぞれ、可撓性を有するもの、硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有するものを用いることにより、可撓性を有する電気泳動表示装置1を得ることができる、これにより、例えば電子ペーパーを構築する上で有利となる。
また、分離部材31および封止部材32を可撓性を有するものとする場合、その構成材料としては、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、熱可塑性ポリイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
分離部材31の厚さおよび封止部材32の厚さは、それぞれ、特に限定されないが、互いの厚さの合計(すなわち、表示層5の厚さ)が、10〜500μm程度となるよう設計されるのが好ましく、20〜100μm程度となるよう設計されるのがより好ましい。これにより、電気泳動表示装置1の柔軟性と強度との調和を図りつつ、電気泳動表示装置1の小型化(特に、薄型化)を図ることができる。
共通電極61および個別電極62のうち、少なくとも共通電極61は、実質的に無色透明である。これにより、図1中上側から共通電極61および封止部材32を介して収容部4の内部を視認することができる。なお、共通電極61は、共通電極61を介して収容部4の内部を視認可能であれば(すなわち、光透過性を有していれば)無色透明でなくてもよく、例えば、着色されていてもよい。
共通電極61および個別電極62の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、銅、アルミニウム、ニッケル、コバルト、白金、金、銀、モリブデン、タンタルまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレン等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリ(p−フェニレン)、ポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリフルオレン、ポリカルバゾール、ポリシランまたはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレンオキシド、ポリビニルブチラール、ポリビニルカルバゾール、酢酸ビニル等のマトリックス樹脂中に、各種イオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム錫酸化物(ITO)、フッ素ドープした錫酸化物(FTO)、錫酸化物(SnO)、インジウム酸化物(IO)等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
その他、共通電極61および個別電極62の構成材料としては、それぞれ、例えば、ガラス材料、ゴム材料、高分子材料等の導電性を有さない材料中に、金、銀、ニッケル、カーボン等の導電性材料(導電性粒子)を混合して、導電性を付加したような各種複合材料も使用することができる。
このような複合材料の具体例としては、例えば、ゴム材料中に導電性材料を混合した導電性ゴム、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系等の接着剤組成物中に導電性材料を混合した導電性接着剤または導電性ペースト、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ナイロン(ポリアミド)、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等のマトリックス樹脂中に導電性材料を混合した導電性樹脂等が挙げられる。
このような共通電極61および個別電極62の平均厚さは、それぞれ、構成材料等により適宜設定され、特に限定されないが、0.05〜10μm程度であるのが好ましく、0.05〜5μm程度であるのがより好ましい。
次いで、収容部4に充填された電気泳動分散液10について説明する。
電気泳動分散液10は、第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bを液相分散媒に分散してなるものである。電気泳動粒子A、Bの液相分散媒への分散は、例えば、ペイントシェーカー法、ボールミル法、メディアミル法、超音波分散法、撹拌分散法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて行うことができる。
液相分散媒としては、比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。
かかる液相分散媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、混合キシレン、エチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタンなどのベンゼン系炭化水素などの芳香族炭化水素類;n−ヘキサン、n−デカンなどのパラフィン系炭化水素、アイソパー(Isopar、エクソン化学社製)などのイソパラフィン系炭化水素、1−オクテン、1−デセンなどのオレフィン系炭化水素、シクロヘキサン、デカリンなどのナフテン系炭化水素などの脂肪族炭化水素類;ケロシン、石油エーテル、石油ベンジン、リグロイン、工業ガソリン、コールタールナフサ、石油ナフサ、ソルベントナフサなどの石油や石油由来の炭化水素混合物;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、トリクロロフルオロエタン、テトラブロモエタン、ジブロモテトラフルオロエタン、テトラフルオロジヨードエタン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、トリクロロフルオロエチレン、クロロブタン、クロロシクロヘキサン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、ヨードメタン、ジヨードメタン、ヨードホルムなどのハロゲン化炭化水素類;ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルなどのシリコーンオイル類(有機シリコーンオイル類);ハイドロフルオロエーテルなどのフッ素系溶剤(有機フッ素系溶剤);からなる群より選択される少なくとも1種が好適に用いられる。
また、前述した有機溶媒の中でも、沸点、および引火点が高く、毒性もほとんどないことから、ヘキシルベンゼン、ドデシルベンゼンなどの長鎖アルキルベンゼン、フェニルキシリルエタンなどが特に好ましく用いられる。
なお、液相分散媒には、前述したものの他、例えば、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、フェニルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ギ酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、シクロへキサン、メチルシクロへキサン等の脂環式炭化水素類、ピリジン、ピラジン、フラン、ピロール、チオフェン、メチルピロリドン等の芳香族複素環類、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、カルボン酸塩類等を用いることができる。
また、液相分散媒中には、必要に応じて、例えば、電解質、アルケニルコハク酸エステルのような界面活性剤(アニオン性またはカチオン性)、金属石鹸、樹脂材料、ゴム材料、油類、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等の各種添加剤を添加するようにしてもよい。
さらに、液相分散媒を着色する場合には、液相分散媒に、必要に応じて、アントラキノン系染料、アゾ系染料、インジゴイド系染料等の各種染料を溶解するようにしてもよい。
第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bは、互いに反対の極性に帯電している。そのため、これら電気泳動粒子A、Bに、電界が作用すると(共通電極61および個別電極62間に電圧が印加されると)、第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bは、液相分散媒中を互いに反対方向へ電気泳動する。以下では、説明の便宜上、第1の電気泳動粒子Aが正に帯電する粒子であり、第2の電気泳動粒子Bが負に帯電する粒子である場合について代表して説明する。なお、この逆であってもよい。
また、第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bは、互いに異なる色をなしている。第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bの色としては、互いに異なっていれば、それぞれ、特に限定されず、例えば、白色、黒色またはこれらの中間色(灰色)などの無彩色や、赤色、青色、緑色などの有彩色が挙げられる。
第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bの色の組み合わせとしては、特に限定されず、例えば、第1の電気泳動粒子Aが白色の粒子、第2の電気泳動粒子Bが黒色の粒子である組み合わせや、第1の電気泳動粒子Aが青色の粒子、第2の電気泳動粒子Bが赤色の粒子である組み合わせ等が挙げられる。これらの中でも、第1の電気泳動粒子Aおよび第2の電気泳動粒子Bの色の組み合わせとしては、特に、白色と黒色の組み合わせが好ましい。これにより、電気泳動表示装置1において、白黒表示が可能となり、表示コントラストを高めることができる。以下では、説明の便宜上、第1の電気泳動粒子Aが白色の粒子であり、第2の電気泳動粒子Bが黒色の粒子であるものについて説明する。なお、この逆であってもよい。また、以下では、説明の便宜上、第1の電気泳動粒子Aを「白色粒子A」とも言い、第2の電気泳動粒子Bを「黒色粒子B」とも言う。
以上のような白色粒子Aおよび黒色粒子Bには、電荷を有するものであれば、いかなるものをも用いることができ、特に限定はされないが、顔料粒子、樹脂粒子またはこれらの複合粒子のうちの少なくとも1種が好適に使用される。これらの粒子は、製造が容易であるとともに、帯電量の制御を比較的容易に行うことができるという利点を有している。
顔料粒子を構成する顔料としては、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色顔料、酸化チタン、酸化アンチモン等の白色顔料、モノアゾ等のアゾ系顔料、イソインドリノン、黄鉛等の黄色顔料、キナクリドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このうち、顔料粒子としては、酸化チタン粒子が白色粒子Aとして好適に用いられ、チタンブラック粒子が黒色粒子Bとして好適に用いられる。これらの粒子は、電界に対する応答性が高く、また、反射率の差が大きいことから、高コントラスト表示を可能にするものである。
また、樹脂粒子を構成する樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、複合粒子としては、例えば、顔料粒子の表面を樹脂材料や他の顔料で被覆したもの、樹脂粒子の表面を顔料で被覆したもの、顔料と樹脂材料とを適当な組成比で混合した混合物で構成される粒子等が挙げられる。
顔料粒子の表面を他の顔料で被覆した粒子としては、例えば、酸化チタン粒子の表面を、酸化珪素や酸化アルミニウムで被覆したものを例示することができる。
また、白色粒子Aおよび黒色粒子Bの形状は、それぞれ、特に限定されないが、球形状であるのが好ましい。
白色粒子Aおよび黒色粒子Bは、それぞれ、液相分散媒中での分散性を考慮した場合、より小さいものが好適に用いられ、具体的には、その平均粒径が、10〜500nm程度であるのが好ましく、20〜300nm程度であるのがより好ましい。白色粒子Aおよび黒色粒子Bの平均粒径をそれぞれ前記範囲とすることにより、白色粒子Aおよび黒色粒子Bの凝集や沈降を確実に防止して、白色粒子Aおよび黒色粒子Bを液相分散媒中に分散させることができる。その結果、電気泳動表示装置1の表示品質の劣化を好適に防止することができる。
なお、本実施形態では、白色粒子Aの平均粒径を黒色粒子Bの平均粒径より大きく設定するのが好ましい。これにより、凹部7の底部71に形成された溝712に、黒色粒子Bのみが収容されることとなる。その結果、後述するように、電気泳動表示装置1は、電気泳動表示装置1の白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができるとともに、初期の特性を長時間維持することができる。
より具体的には、白色粒子Aの平均粒径をD1とし、黒色粒子Bの平均粒径をD2としてとき、D1は、1.5D2〜15D2程度であることが好ましい。さらには、黒色粒子Bの平均粒径を20〜100nm程度、白色粒子Aの平均粒径を150〜300nm程度とするのが好ましい。
また、白色粒子Aおよび黒色粒子Bの比重は、それぞれ、液相分散媒の比重とほぼ等しくなるように設定されているのが好ましい。これにより、白色粒子Aおよび黒色粒子Bは、共通電極61および個別電極62間への電圧の印加を停止した後においても、液相分散媒中において一定の位置に長時間滞留することができる。
すなわち、このような電気泳動表示装置1は、共通電極61および個別電極62間に電圧を印加した際の表示状態を、電圧の印加を止めた後でも維持し得る性質(双安定性)を有するものである。
かかる性質(双安定性)を有する電気泳動表示装置1では、表示の切り替え時のみ、共通電極61および個別電極62間に電圧を印加すればよいため、消費電力を大幅に低減することが可能となる。また、白色粒子Aおよび黒色粒子Bが安定的に泳動するため、電圧を小刻みに印加する等、多様なパターンで電圧を印加することができ、電気泳動粒子の泳動をより複雑に制御することが可能となる。このため、表示品位の向上を図ることができる。
次いで、凹部7が有する底部(敷設部)71について説明する。
図2は底部71の拡大平面図、図3は、底部71の断面図である。なお、図2、図3では、説明の便宜上、電気泳動分散液10の図示を省略している。
図2は、底部71を共通電極61側から見たときの平面図である。同図に示すように、底部71は、共有空間S1に臨む光反射面711と、共有空間S1に連通(光反射面711に開放)する溝712とを有している。
溝712は、黒色粒子Bを収容する収容空間S2である。
図2に示すように、溝712は、x軸方向に沿って形成された複数のx軸方向延在溝712xと、y軸方向に沿って形成された複数のy軸方向延在溝712yとで構成されている。複数のx軸方向延在溝712xは、等ピッチで形成されており、同様に、複数のy軸方向延在溝712yも、等ピッチで形成されている。また、x軸方向延在溝712xのピッチとy軸方向延在溝712yのピッチは、等しくなっている。
すなわち、本実施形態では、溝712は、格子状に形成されていると言える。このように溝712を格子状とすることにより、黒色粒子Bを収容するのに十分な大きさの収容空間S2を簡単かつ均一に形成することができる。
以下、x軸方向延在溝712xとy軸方向延在溝712yについて説明するが、x軸方向延在溝712xとy軸方向延在溝712yは、互いに同様の構成(幅、深さ等の形状)であるため、x軸方向延在溝712xについて代表して説明し、y軸方向延在溝712yについては、その説明を省略する。
各x軸方向延在溝712xの幅(図2中Wで示される長さ)および深さ(図3中Tで示される長さ)は、それぞれ、黒色粒子Bの最大粒径よりも大きいことが好ましい。これにより、全ての黒色粒子Bをx軸方向延在溝712x内に収容することができる。言い換えれば、物理的にx軸方向延在溝712x内に侵入することのできない黒色粒子Bが存在しなくなる。そのため、後述するように、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
また、各x軸方向延在溝712xの幅は、白色粒子Aの最小粒径よりも小さいが好ましい。これにより、白色粒子Aは、x軸方向延在溝712x内に侵入することができなくなる。そのため、後述するように、表示色の切り替えを繰り返しても、初期特性(初期の白色表示の明るさおよびコントラスト)を維持することのできる電気泳動表示装置1を得ることができる。
各x軸方向延在溝712xの幅Wとしては、特に限定されないが、黒色粒子Bの最大外径D2maxの1.1〜2.0倍程度であるの好ましく、1.3〜1.5倍程度であるのがより好ましい。また、各x軸方向延在溝712xの幅Wとしては、特に限定されないが、白色粒子Aの最小外径D1minの0.9〜0.1倍程度であるの好ましく、0.1〜0.5倍程度であるのがより好ましい。各x軸方向延在溝712xの幅Wを上記範囲内とすることにより、上記効果がより顕著なものとなる。すなわち、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができるとともに、その表示特性(初期特性)を長時間維持することができる。
また、図3に示すように、各x軸方向延在溝712xは、その深さ方向がz軸方向と平行となるように形成されている。これにより、黒色粒子Bがx軸方向延在溝712x内に侵入し易くなり、より確実に、黒色粒子Bをx軸方向延在溝712x内に収容することができるようになる。そのため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
光反射面711は、金属光沢を有している。このように、光反射面711が金属光沢を有していると、共通電極61側から収容部4内に入射した外光を効率よく反射することができる。これにより、後述するように、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
光反射面711は、x軸とy軸とで規定されるx−y平面と略平行となるように形成されている。後述するように電気泳動表示装置1の作動時には、白色粒子Aおよび黒色粒子Bが互いにz軸方向に向けて泳動するため、光反射面711は、白色粒子Aおよび黒色粒子Bの泳動方向に対いて直交するよう設けられているとも言える。これにより、光反射面711が凹部7の上部開口(共通電極61)と対向することとなり、共通電極61側から収容部4内に入射した外光をより効率よく反射することができる。そのため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
光反射面711は、複数の単位光反射面711aにより構成されている。すなわち、各単位光反射面711aが、x−y平面と略平行となるように形成され、かつ、金属光沢を有している。このような各単位光反射面711aは、隣接する一対のx軸方向延在溝712xと、隣接する一対のy軸方向延在溝712yとで画成されている。
光反射面711は、例えば、底部71の上面に、アルミニウム、銀、ニッケル、クロム、錫、タンタル、パラジウム、白金、イリジウム、ハフニウム、モリブデン等の金属材料、またはこれらの金属材料の1種または2種以上を含む合金(または混合物)を主材料として構成された薄膜を形成することにより得ることができる。これらの中でも、光反射面711は、アルミニウムまたは銀を主材料として構成された薄膜であるのがより好ましい。これらの材料は、優れた金属光沢を有するため、光反射率の高い光反射面711が得られる。
以上のように、底部71に光反射面711と溝712(収容空間S2)とを設けることにより、これらの形成が比較的簡単となる。
−電気泳動表示装置1の作動−
このような電気泳動表示装置1は、次のようにして作動する。なお、以下の説明では、図4、5中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、以下では、説明の便宜上、白色粒子Aが正に帯電しており、黒色粒子Bが負に帯電している場合について代表して説明する。
≪白色表示状態≫
まず、表示色として白色(白色粒子Aの色彩)が視認される状態について説明する。
共通電極61が負電位、個別電極62が正電位となるように、共通電極61および個別電極62間に電圧を印加すると、図4中縦方向(上下方向)に電界が生じる。この電界の作用により、白色粒子Aおよび黒色粒子Bがそれぞれ分散媒中を泳動する。
具体的には、白色粒子Aは、正に帯電した粒子であるため、負電位となっている共通電極61に電気的に吸着されるように、共通電極61側(上側)に向けて泳動し、一方の黒色粒子Bは、負に帯電する粒子であるため、正電位となっている個別電極62に電気的に吸着されるように、個別電極62側(下側)に向けて泳動する。
このような電圧印加状態(電界発生状態)を維持すると、図4に示すように、白色粒子Aは、収容部4の天井面(封止部材32の下面)に到達し、共通電極61付近に集合する。これにより、共通電極61を介して白色粒子Aの色が視認され、白色表示状態となる。
一方の黒色粒子Bは、底部71に到達し、さらに、溝712内に侵入する。このような状態では、白色粒子Aを透過した光が黒色粒子Bに吸収されることなく、光反射面711にて反射されるため、電気泳動表示装置1の使用者は、白色粒子Aによる反射光のみでなく、光反射面711による反射光をも視認することになるため、結果として白色表示における明るさが高くなる。その結果、電気泳動表示装置1の白色表示の明るさおよびコントラストを高めることができる。
また、白色表示の際に溝712内に黒色粒子Bを収容し、黒色粒子Bを隠す(目立たなくする)ことができるため、収容部4の厚さを薄くしても、明るい白色表示を行うことができる。そのため、白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めつつ、電気泳動表示装置1の薄型化(小型化)を図ることができる。また、薄型化を図ることにより、共通電極61と個別電極62との離間距離が小さくなるため、その分、低電圧駆動が可能となり、省電力化を図ることもできる。
また、凹部7において収容部4を仕切る部分の高さを低くすることができるので凹部7の工程が平易なものとなり歩留まりが向上する。さらに凹部7において収容部4を仕切る部分の高さを低くすることで強度を高いものとすることができ、信頼性の高いデバイスが得られる。また凹部7において収容部4を仕切る部分の強度が十分確保される場合においては、その分凹部7において収容部4を仕切る部分の厚さを薄くすることが可能となり収容部4の面積を大きくすることが可能で白表示の明るさをさらに高めることも可能となる。
≪黒色表示状態≫
次いで、表示色として黒色(黒色粒子Bの色彩)が視認される状態について説明する。
例えば、前述した白色表示状態とした後に、共通電極61が正電位、個別電極62が負電位となるように、共通電極61および個別電極62間に電圧を印加する。すると、図5中縦方向(上下方向)に電界が生じる。この電界の作用により、白色粒子Aおよび黒色粒子Bがそれぞれ液相分散媒中を泳動する。
具体的には、黒色粒子Bは、正電位となっている共通電極61に電気的に吸着されるように、共通電極61側に向けて泳動する。一方の白色粒子Aは、負電位となっている個別電極62に電気的に吸着されるように、個別電極62側に向けて泳動する。
このような電圧印加状態を維持すると、図5に示すように、黒色粒子Bは、共通電極61付近に集合する。これにより、共通電極61を介して黒色粒子Bの色が視認され、黒色表示状態となる。なお、黒色粒子Bは、光をほとんど透過しないため、光反射面711により表示コントラストが損なわれるおそれはない。
一方の白色粒子Aは、個別電極62付近に集合する。ここで、白色粒子Aの外形は、溝712の幅よりも大きい。そのため、白色粒子Aは、溝712内に侵入することが出来ずに、例えば光反射面711上に偏在することとなる。このように、白色粒子Aの溝712内への侵入を防止することにより、白色粒子Aの溝712内壁への固着を防止することができる。これにより、(1)黒色粒子Bを収容するスペースが減少し、溝712の大きさ等によっては、全ての黒色粒子Bを溝712内に収容することができなくなったり、(2)実際に収容部4内を泳動することのできる白色粒子Aの数が減少し、白色粒子Aの数、粒径によっては、明るい白表示を行うことができなったりすることを確実に防止することができる。
以上のようにして、電気泳動表示装置1は、低電力化を図りつつ表示色の経時変化を防止し、明るい白色表示および高コントラスト表示が可能になる。
このような構成において、白色粒子Aおよび黒色粒子Bの泳動を、収容部4ごとに制御することによって、電気泳動表示装置1の表示面側には、白色粒子Aおよび黒色粒子Bによる反射光に基づいて、所望の情報(画像)が表示される。
−電気泳動表示装置1の製造方法−
以下では、電気泳動表示装置1の製造方法について説明する。
図6、図7は、それぞれ、電気泳動表示装置1の製造方法を説明するための断面図である。
まず、図6(a)に示すように、分離部材31となる基板910を用意する。そして、この基板910の上面911に、光反射面711を形成する部分を残すようにして、レジストマスク920を形成する。
次いで、レジストマスク920を介して、基板910の上面にアルミニウムの薄膜を、真空蒸着、スパッタリング、CVDなどの各種成膜方法によって成膜する。その後レジストマスク920を除去することにより、図6(b)に示すように、基板910の上面911に、光反射面711が形成される。
次いで、図6(c)に示すように、基板910を図示しないヒータを備えた載置台に載置し、前記ヒータにより基板910を加熱する。基板910が加熱された状態にて、凹部7、光反射面711および溝712(すなわち共有空間S1および収容空間S2)の形状に対応する金型930を基板910に、その上側から所定の圧力で押し当てる。これにより、図6(d)に示すように、凹部7、光反射面711および溝712が形成された基板910が得られる。
次いで、図7(a)に示すように、各凹部7内に白色粒子Aおよび黒色粒子Bを液相分散媒に分散させてなる電気泳動分散液10を注入する。電気泳動分散液10の注入は、例えば、ディスペンサー等を用いて行うことができる。
次いで、図7(b)に示すように、封止部材32となる透明なシート部材940を凹部7の上部開口を塞ぐようにして基板910と貼り合わせる。これにより、凹部7が封止され、電気泳動分散液10が充填された複数の収容部4が形成される。その結果表示層5が得られる。基板910とシート部材940との接着は、例えば、接着剤等により行うことができる。
次いで、図7(c)に示すように、シート部材940の上面に共通電極61を形成するとともに、基板910の下面に、収容部4に対応するように形成された個別電極62(個別電極片621)が設けられた回路基板8を貼り貼り付けることにより、電気泳動表示装置1が得られる。
<第2実施形態>
次に、本発明の電気泳動表示装置の第2実施形態について説明する。
図8は、本発明の電気泳動表示装置の第2実施形態を模式的に示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図8の上側を「上」、下側を「下」と言う。
以下、第2実施形態にかかる電気泳動表示装置について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態にかかる電気泳動表示装置は、光反射面に代えて有色部を設けた以外は、前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態の電気泳動表示装置1の底部(敷設部)71は、共有空間S1に臨む面713と、共有空間S1に連通(開放)する溝712とを有している。溝712については、前述した第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態では、面713は、白色をなしている。これにより、白色表示(すなわち、白色粒子Aが共通電極61側に集合し、黒色粒子Bが溝712内に収容されている状態)の際、共通電極61側から入射し、白色粒子Aを透過した光が、黒色粒子Bに吸収されることなく、白色の面713にて散乱(拡散)されるため、電気泳動表示装置1の使用者は、白色粒子Aによる反射光(散乱光)のみでなく、面713による散乱光をも視認することになるため、結果として白色表示における明るさが高くなる。その結果、電気泳動表示装置1の白色表示の明るさおよび表示コントラストを高めることができる。
なお、面713の色としては、黒色粒子(第2の電気泳動粒子)Bの明度よりも高い明度を有する色であれば、特に限定されず、黄色、緑色、赤色等であってもよいが、光の散乱性に優れる点で上述した白色であるのが好ましい。
以上のような本実施形態にかかる電気泳動表示装置1は、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。
<第3実施形態>
次に、本発明の電気泳動表示装置の第3実施形態について説明する。
図9は、本発明の電気泳動表示装置の第3実施形態を模式的に示す縦断面図である。
以下、第2実施形態にかかる電気泳動表示装置について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態にかかる電気泳動表示装置は、溝712の構成が異なる以外は、前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、各x軸方向延在溝712xは、その深さ方向が白色粒子Aおよび黒色粒子Bの泳動方向(z軸方向)に対して傾斜するように形成されている。各y軸方向延在溝712yについても同様である。これにより、共通電極61側から収容部4の内部を視認したとき、溝712の内部がより視認され難くなる。そのため、溝712内に収容された黒色粒子Bもより目立たなくなる。その結果、白色表示の明るさおよび表示コントラストをより高めることができる。
以上のような本実施形態にかかる電気泳動表示装置1は、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。
<電子機器>
以上のような電気泳動表示装置1は、各種電子機器に組み込むことができる。以下、電気泳動表示装置1を備える本発明の電子機器について説明する。
<<電子ペーパー>>
まず、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態について説明する。
図10は、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。
図10に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。
このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような電気泳動表示装置1で構成されている。
<<ディスプレイ>>
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図11は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図11中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図11に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図10に示す構成と同様のものである。
本体部801は、その側部(図11(a)中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図11(b)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図11中、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。
また、このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600が、前述したような電気泳動表示装置1で構成されている。
なお、本発明の電子機器は、以上のようなものへの適用に限定されず、例えば、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができ、これらの各種電子機器の表示部に、本発明の電気泳動表示装置を適用することが可能である。
以上、本発明の電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、分離部材によって、凹部の底部(敷設部)と各収容部を分離する隔壁とが一体的に形成されているものについて説明したが、これに限定されず、例えば、底部(敷設部)と各壁とを別体として形成した後に、これらを接合することにより分離部材を形成してもよい。
本発明の電気泳動表示装置の第1実施形態を模式的に示す縦断面図である。 図1の電気泳動表示装置が備える底部を示す拡大平面図である。 図1に示す電気泳動表示装置が備える光反射粒子の模式的拡大図である。 図1に示す電気泳動表示装置の作動を説明する断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の作動を説明する断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す電気泳動表示装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の電気泳動表示装置の第2実施形態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の電気泳動表示装置の第3実施形態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。 本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。
符号の説明
1……電気泳動表示装置 2……電気泳動表示シート 31……分離部材 32……封止部材 4……収容部 5……表示層 61……共通電極 62……個別電極 621……電極片 7……凹部 71……底部(敷設部) 711……光反射面 711a……単位光反射面 712……溝 712x……x軸方向延在溝 712y……y軸方向延在溝 713……面 8……回路基板(バックプレーン) 81……基部 910……基板 911……上面 920……レジストマスク 930……金型 940……シート部材 10……電気泳動分散液 A……第1の電気泳動粒子 B……第2の電気泳動粒子 S1……共有空間 S2……収容空間 600‥‥電子ペーパー 601‥‥本体 602‥‥表示ユニット 800‥‥ディスプレイ 801‥‥本体部 802a、802b‥‥搬送ローラ対 803‥‥孔部 804‥‥透明ガラス板 805‥‥挿入口 806‥‥端子部 807‥‥ソケット 808‥‥コントローラー 809‥‥操作部

Claims (22)

  1. 正または負に帯電した白色の第1の電気泳動粒子と、
    前記第1の電気泳動粒子と反対の極に帯電し、かつ、前記第1の電気泳動粒子よりも明度の低い色をなす第2の電気泳動粒子と、
    前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子が互いに泳動可能な共有空間と、
    前記共有空間の底面に設けられた金属光沢を有する光反射面と、
    前記光反射面に開放し、前記第2の電気泳動粒子を収容し、前記第1の電気泳動粒子を収容しない収容空間と、
    前記共有空間および前記収容空間を介して対向配置された一対の電極と、を有し、
    前記第2の電気泳動粒子を前記収容空間に収容した状態では、前記第1の電気泳動粒子の反射光と前記光反射面の反射光とによって白色が表示されるよう構成されていることを特徴とする電気泳動表示シート。
  2. 前記収容空間は、前記底部に開放する溝で構成されている請求項1に記載の電気泳動表示シート。
  3. 前記光反射面は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して直交するように設けられている請求項2に記載の電気泳動表示シート。
  4. 前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向と平行である請求項2または3に記載の電気泳動表示シート。
  5. 前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して傾斜している請求項2または3に記載の電気泳動表示シート。
  6. 前記溝の深さは、前記第2の粒子の外径より大きい請求項2ないし5のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  7. 前記溝の幅は、前記第2の電気泳動粒子の外径の1.1倍以上2.0倍以下であり、かつ、前記第1の電気泳動粒子の外径の0.1倍以上0.9倍以下である請求項2ないし6のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  8. 前記溝は、格子状に形成されている請求項2ないし7のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  9. 正または負に帯電した白色の第1の電気泳動粒子と、
    前記第1の電気泳動粒子と反対の極に帯電し、かつ、前記第1の電気泳動粒子よりも明度の低い色をなす第2の電気泳動粒子と、
    前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子が互いに泳動可能な共有空間と、
    前記共有空間の底面に設けられた白色の面と、
    前記白色の面に開放し、前記第2の電気泳動粒子を収容し、前記第1の電気泳動粒子を収容しない収容空間と、
    前記共有空間および前記収容空間を介して対向配置された一対の電極と、を有し、
    前記第2の電気泳動粒子を前記収容空間に収容した状態では、前記第1の電気泳動粒子の反射光と前記面の反射光とによって白色が表示されるよう構成されていることを特徴とする電気泳動表示シート。
  10. 前記面は、白色である請求項9に記載の電気泳動表示シート。
  11. 前記収容空間は、前記底部に開放する溝で構成されている請求項9または10に記載の電気泳動表示シート。
  12. 前記面は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して直交するように設けられている請求項11に記載の電気泳動表示シート。
  13. 前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向と平行である請求項11または12に記載の電気泳動表示シート。
  14. 前記溝の深さ方向は、前記第1の電気泳動粒子および前記第2の電気泳動粒子の泳動方向に対して傾斜している請求項11または12に記載の電気泳動表示シート。
  15. 前記溝の深さは、前記第2の粒子の外径より大きい請求項11ないし14のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  16. 前記溝の幅は、前記第2の電気泳動粒子の外径の1.1倍以上2.0倍以下であり、かつ、前記第1の電気泳動粒子の外径の0.1倍以上0.9倍以下である請求項11ないし15のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  17. 前記溝は、格子状に形成されている請求項11ないし16のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  18. 前記収容空間は、前記第2の電気泳動粒子のみを収容するよう構成されている請求項1ないし17のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  19. 前記第2の電気泳動粒子は、黒色の粒子である請求項1ないし18のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
  20. 請求項1ないし19のいずれかに記載の電気泳動表示シートと、該電気泳動表示シートの前記収容空間側に設けられた基板とを備えることを特徴とする電気泳動表示装置。
  21. 平面状に配設された複数の前記収容空間を有しており、前記複数の収容空間のうちの1または2以上の収容空間ごとに、電界の発生・解除を選択可能となっている請求項20に記載の電気泳動表示装置。
  22. 請求項21に記載の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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