JP5419149B2 - スケジュール管理用具 - Google Patents

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本発明は、冊子型、シート型、スタンド型などの各種形態のスケジュール管理用具、特に一日のスケジュールを調整するために適したスケジュール管理用具に関する。
曜日欄とスケジュール記入欄とを一対一に対応させたスケジュール表を、手帳にしたものはよく知られている(特許文献1)。
また手帳型の台紙に、複数の付箋組をセットした付箋ファイルも知られている(特許文献2)。各付箋組は、複数葉の付箋を、その各一端で剥離可能に貼着して重ね合わせている。
特開2006−346892号 特開平10−217640号
スケジュール表も付箋ファイルも便利なものであるが、従来これらを組み合わせた利用法はあまり考えられてこなかった。書籍などにメモ書きの付箋を付して、書類を書き込みにより汚さずに情報を蓄えるということは良く行われるが、スケジュール表はそれ自体がメモを書き込むためのものであり、付箋を設ける必要が少ないからであろう。しかしながら、近年例えば企業活動においては、残業時間を減らして本来の勤務時間を有効に使うために、スケジュール管理術が見直されている。仕事の優先順位を考え、一日の仕事の計画(スケジューリング)に時間を割くことで全体としての仕事時間を少なくすることが重要視されている。そうしたスケジューリングの作業では、或る程度スケジュールを組んだ後で用事を思い出したり、又は新たな用事が発生することが多く、予定を書いては消すということを繰り返すと時間の無駄である。
本発明の第1の目的は、スケジュール表と付箋組とを組み合わせることで、スケジュールの変更に対応し易い、冊子型スケジュール管理具を提案することである。
本発明の第2の目的は、ある長さの時間をサイズで表す付箋を複数種用いることで、スケジュールの組み立てを容易に行えるようにした冊子型スケジュール管理具を提供することである。
本発明の第3の目的は、スケジュール表示エリアに付箋を貼り付ける前に予定入りの付箋を仮留めするスペースを有する冊子型スケジュール管理用具を提案することである。
本発明の第4の目的は、付箋を本留めする領域と仮留めする領域とを含むスケジュール管理用具であり、付箋の貼付箇所及び付箋のサイズ(巾)に対応して、各スケジュールの時刻及び所要時間を表現することが可能なものを提案することである。
本発明の第5の目的は、付箋を本留めする領域及び仮留めする領域を含むスケジュール管理用具であって、両領域間の付箋の付替えが容易なものを提案することである。
本発明の第6の目的は、付箋を本留めする領域及び仮留めする領域を含むスケジュール管理用具であって、仮留め領域に付箋を配列させ易いものを提案することである。
第1の手段として、
少なくとも開閉自在に連なる表側シートと裏側シートとを有する冊子型スケジュール管理用具であって、
表側シート2及び裏側シート4を開くことで現れる2つのシート面のうちの一方にスケジュール表示エリア8を、また、他方に、付箋保持エリア24をそれぞれ形成し、
上記スケジュール表示エリア8は、任意の一の方向に延びる時間帯表示セクション10と、この時間帯表示セクションが表す各時間帯に隣接する付箋貼付用セクション12とで形成し、
上記付箋保持エリア24には、長方形状であって或る長さの時間範囲を短辺巾のサイズで表現する複数種の付箋組26A…を貼付してあり、各付箋組26A…は、同じ形状の複数葉の付箋を、その各一端を剥離可能に貼着して重ね合わせてなり、
各時間帯の長さは一定でありかつそれぞれの付箋組に関して各付箋の短辺巾が上記時間帯の長さの整数倍又は整数分の一である。
本手段では、スケジュール表示表と付箋とを併用した冊子型スケジュール管理用具を提案している。「冊子型」とは、冊子のような形の(冊子状の)という意味であり、冊子そのものではない。図示のように裏側(又は表側)シートを延長して内側に折り返す構造としてもよい。又、図示はしていないが、表側シート及び裏側シートだけではなく、1枚又は2枚以上の中間シートを有していてもよい。また、本発明の他の特徴は、付箋のサイズが時間を表していることである。サイズ(付箋の短辺巾)が大きいほど長い時間を表すように設計するサイズは表す時間と比例するようにしてもよい。
「表側シート2及び裏側シート4を開くことで現れる2つのシート面」とは、表側シート及び裏側シートの各内面であってもよいが、後述の如く両シートの間に中間のシートを綴じこんでその表面に付箋保持エリア及びスケジュール表示エリアを形成してもよい。要するに表裏両シートを閉じたときに、付箋保持エリアに保持される付箋、及び、スケジュール表示エリアに付した付箋が、人の身体などに触れて脱落しないようにできればよいのである。「2つのシート面」とあるが、少なくとも2つのシート面ということである。
「付箋」は、そのサイズ(面積又は巾)が凡その時間を表す役割を有する。好適な一例として、付箋の巾がスケジュール表示エリアの時間帯と対応して一定の時間単位を表す長さを有するものとするとよい。例えば各付箋の短辺巾が時間帯の長さの(1/N)倍又はN倍であるとよい(但しNは整数とする)。
第2の手段に係る発明は、第1の手段を有し、かつ
表側シート2及び裏側シート4を開くことで現れるシート面の一部に付箋仮留めエリア18を形成している。
スケジュールを作るときには、まず思いつく限りの予定を付箋に書き込み、書き尽した後にスケジュール表の組み立てを行うことが有利である。その場合に予定を書き込んだ付箋を一時的に付箋仮留めエリアに貼付しておくことができれば便利である。この付箋仮留めエリアを利用することで、複数の予定を効率よく組み合わせたスケジュールを立て、仕事時間全体を短縮することができるとともに、スケジューリングの作業において付箋の位置の変更することができるからである。
付箋仮留めエリアは、矩形に形成し、その隣り合う2辺の一方又は双方に沿って優先順位の程度を表す優先指標を形成することが望ましい。優先指標の要素としては、重要性、緊急性、難易度、成果度などさまざまな要素が考えられる。優先指標を用いることで、仮留めすると同時に、これはどの程度重要であるかなどと考え、整理することが可能なのでスケジューリングを更に効率化することができる。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○スケジュール表示エリア8と付箋保持エリア24とを組み合わせたから、付箋を利用したスケジュールの組み立て及び変更を容易に行うことができる。
○付箋はサイズにより或る時間範囲を表示するものとしたから、例えば時刻が固定した仕事の間の隙間を、予定で埋めるのに便利である。
第2の手段に係る発明によれば、付箋仮留めエリア18を設けたので、予定入りの付箋を書き溜めてから、スケジュール作りを行うことができ、使い勝手がよい。
本発明の第1の実施形態に係る冊子型スケジュール管理用具の一部折曲げ状態での内面図である。 図1の冊子型スケジュール管理用具の展開状態での内面図である。 本発明の参考例に係る冊子型スケジュール管理用具の展開状態での内面図である。 本発明の他の参考例に係るシート型のスケジュール管理用具の正面図である。 図4のスケジュール管理用具の使用状態の説明図である。 図4のスケジュール管理用具の付属品の正面図である。 本発明の図4に係るファイリングのスケジュール管理用具の正面図である。 本発明のさらに他の参考例に係るスタンド型のスケジュール管理用具の正面図である。 図8のスケジュール管理用具の側面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る冊子型スケジュール管理用具を示している。
この冊子型スケジュール管理用具は、表側シート2と裏側シート4とを背部6を介して連続している。もっともノートなどで周知の如く両シートを螺旋状の金具などで連結しても構わない。そうして表側シート・裏側シートだけでなく、その間にはさむ中間のシートを綴じこんでもよい。表側シート及び裏側シートの素材は紙、合成樹脂など適宜選択できる。
上記表面シート2の内面には、スケジュール表示エリア8を形成する。このスケジュール表示エリア8は、時間帯表示セクション10と、付箋貼付用セクション12とで形成されている。
上記時間帯表示セクション10は、好適な一例として、縦方向に延びる升目となっており、各升の大きさは一定である。図示例では、各升目に利用者が時間帯を表す数字を書き込むことができるようになっている。もっともそれらの数字を予め印刷しておくことも可能である。時間表示セクションのデザインを升目以外とすることも出来る。升目によって区画される時間帯14は、後述の付箋の短辺巾に対応する長さとすることが望ましい。少なくとも最も小さい付箋の短辺巾以上の長さを有していることが好適である。そうすることで時間帯に対応付けて付箋を貼り付けることが容易となる。
上記付箋貼付エリア12は、時間帯表示セクションの各升目に対応し、升目と連続して横方向に帯状に延びている。
上記裏側シート4は、表側シート2の二倍程度に長く、折り目線16を介して連続する基部4aと先部4bとで形成されている。下端部を除く裏側シート部分の内面には、2つの付箋仮留めエリア18A、18Bを形成している。本実施形態では、第1の付箋仮留めエリア18Aには、本日必ずしなければならない事項を、また第2の付箋仮留めエリア18Bには、締め切りは先であるが本日中に実行したい事項を記載するようにしている。また付箋仮留めエリアの傍らには、一つの優先指標22が記載されている。この指標は付箋仮留めエリアの一つの辺方向に、ある優先順位の要素の高低を表す目印を表示したものである。この優先指標の内容は適宜変更できる。更に図示例では、裏側シート4の下端部に、補助的な付箋仮留めエリア18cを設けている。例えば私用の用事、或いは特定の用事と関係ないアイディアなどを付箋に書いてここに貼付することができる。
上記裏側シート4の先部4b外面には、付箋保持エリア24を形成する。この付箋保持エリア24は、上記折り目線16で先部4bを表側シート2と裏側シートの基部4aとの間に折り込むことで、外部の物体との接触から保護される。上記付箋保持エリア24には、3種類の付箋組26A、26B、26Cが貼着されている。第1の付箋組26Aは所要時間30分程度の用事に、第2の付箋組26Bは、所要時間1時間程度の用事に、第3の付箋組26Cは、所要時間1時間以上の用事に用いる。第2の付箋組26Bの短辺巾は、時間帯表示セクションの時間帯14の長さと略同程度であり、また、第1の付箋組26Aの短辺巾は、その半分程度である。第3の付箋組26Cの短辺巾は第2の付箋組の短辺巾の約2倍近くある。図示例では、各種毎に複数の付箋組を付箋保持エリアに貼付している。付箋組は、従来公知の如く各付箋の一端部裏面に着脱自在な剥離可能に粘着層として複数葉の付箋を重ね合わせてなる。各種の付箋組には、行うべき時刻が固定された用事を表す第1の色のもの(図面状では散点状に示した)、及び任意の時刻に行えばよい用事を表す第2の色のものとがある。
上記の構成において、図1の状態で付箋表示エリアの付箋を必要数とって用事を記入し、次に図1の状態から裏側シート4の先部を外方に開くと、図2の如く付箋仮留めエリア24に用事入りの付箋28を貼り付ける。その際に重要な案件ならば仮留めエリアのうち上の方に、重要でない案件ならば下の方に付箋28を貼付する。全ての用事を付箋に書き出したら、スケジュール表示エリア8のうちの該当する時間帯の付箋貼付用セクション12に貼り付ける。時間が決まっている仕事の付箋を最初に貼り付け、次に時間の自由度がある付箋を空いている場所に貼り付ければよい。スケジュール管理術においては、優先順位を考えた上で実行順序を付けることが重要であるが、必ずしも優先順位=実行順序ではない。スケジューリングを行うときには、例えば(イ)スケジュールが過剰に密になったり逆に空き時間を生ずるということを避ける、(ロ)効率よく作業できるように処理の順番を決める、(ハ)短時間で(例えば始業前の10分程度で)スケジューリングを完了することが求められる。そうすることで結局全体の仕事時間を短縮することができ、無駄な残業が減るので、個人としても会社としてもメリットがある。本発明のスケジュール管理用具を使用した場合には、付箋28は、おおよそ一定の時間単位(図示例では30分、60分など)を表しているので、スケジュールの空きが視覚的に認識することが可能である。この特長は、上述の空き時間を避けるなどの(イ)の要請を満たす上で好適である。また、付箋は着脱自在なので、スケジュールの作成中に、スケジュール表示エリア8上で容易に各予定を表す付箋を順序を入れ替えることができる。この特長は、上述の処理の順番の最適化という上記(ロ)の要請を満たす上で好適である。付箋の着脱自在性は付箋の仮留めを可能とする。手帳に予定を時系列的に書いては消す場合に比べれば手間が解消され、スケジューリング時間の短縮という上記(ハ)の要請も満たされる。
また、図1の状態から表側シートと裏側シートとを閉じれば、内部の付箋が保護され剥がれ、落ちることを防止できる。またこの状態でどこへでも携帯することができる。
以下、本発明の参考例を説明する。これらの説明において、第1の実施形態と同じ構成については、同一の符号を付することで解説を省略する。
図3は、本発明の一つの参考例を示している。この参考例は、付箋仮留めエリア18の変形例であり、矩形のエリアの隣り合う2辺に沿ってそれぞれ異なる優先指標22、22を設けたものである。そして付箋仮留めエリアは、図示例では2行2列のマトリックス(行列)様に区分されている。行方向の優先指標は緊急性を、列方向の優先指標は重要度を表す。従って重要で緊急なものは、図面での付箋仮留めエリアの左上に留め、その逆の案件は図面での同エリアの右下に留めることになる。同図中の30は、仕切り線であり、仕切り線と折り目線16とで付箋仮留めエリア18を縦横に区画している。もっともこの仕切り線は省略してもよい。
図4から図5は、本発明の他の参考例に係るスケジュール管理用具を示している。このスケジュール管理用具は、単一のシート(又は平板)である基板40で形成されている。図示例のものは、図5に示す如く手帳Nのページとして挟み込むタイプであるが、壁掛け型又は自立型のボードタイプや下敷きのようにノートなどにはさんで携帯するタイプなど様々な態様とすることが可能である。
基材40は、全体として縦方向(第1の方向)に長い長方形であって、紙やプラスチックで形成することができる。図示例では、基材の一端部に手帳の金具に閉じるための固定孔41を穿設している。一端部を除く基板部分の一面は、2つの縦長の長方形状の領域に区分して、これら各領域をそれぞれスケジュール表示エリア8及び付箋仮留めエリア18にしている。これらスケジュール表示エリアと付箋仮留めエリアとを、スケジュール管理用図形として一の面に描くことでスケジュール管理を効率的に行うことができる。前述の如くこの図形は必ずしもその全部を線図で形成する必要はない。
スケジュール表示エリア8は、横方向(第2の方向)の多数の分割線42を形成しており、これにより周囲と視覚的に区別できる。またスケジュール表示エリア8は、長辺側の一方の端部を時間帯表示セクション10とし、残りの部分を付箋貼付セクション12として区分線44により区分されている。付箋貼付セクション12のうち分割線により分割される各矩形部分Sは、横方向(第2の方向)に細長い長方形であり、個々の用事を書き込むためのサイズを有する付箋と同程度の長さを備える。上記矩形部分Sを横長に形成する理由は、時間目盛の数を多くするためである。
図示例では、区分線44で時間帯表示セクション10と付箋貼付セクション12とは区分している。しかしながら区分線を省略する代わりに、図示例で示す時間帯表示セクションの各升目に時刻を数字を表す文字を大きく描いてもよい。数字を隠さずに付箋を貼ることができるところが付箋貼付セクションである。
付箋仮留めエリア18は、図示例では長方形の領域を輪郭線46で周囲から区画されている。もっとも輪郭線のうち短辺側の部分は省略することができる。また長辺のうちスケジュール表示エリア8から反対側の部分は、基材の縁で兼ねることができる。また図示例の付箋仮留めエリア18は、上半部を本日のスケジュール用、下半部を明日のスケジュール用と区分しているが、必ずしもこのようにする必要はない。
上述のスケジュール管理用図形は基材40の一面の全部又は一部に設ける。図示例の手帳用シートは、比較的小さい手帳(例えばA6〜B7)を想定しているので、基板の一面の略全体をスケジュール管理用図形としている。しかし、大型の手帳やホワイトボードなどの基板において、表面の小さな部分をスケジュール管理用図形とし、残りの部分を他の用途に使用できるように構成することが可能である。
上記構成のスケジュール用具を使用するときには、複数の用事を複数の付箋にそれぞれ書き込み、付箋仮留めエリア18に貼付していく。必須ではないが、用事の所要時間に応じて、30分の巾を有する付箋、60分の巾を有する付箋を使い分けることが好適である。付箋仮留めエリア18の横方向(第2の方向)の巾は、付箋の長さに相応しているため、各付箋は、長手方向を横向きにして、縦方向(第1の方向)に並べるように貼付することが好適である。付箋を隙間なく配列することで、付箋仮留めエリアに貼った付箋の用事全体を終わるための所要時間が容易に概算できる。
全ての用事を付箋に書き込み、仮留めした後に、各用事のうち時刻の指定があるものを付箋仮留めエリア18からスケジュール表示エリアの所定の目盛りの箇所へ移動する。本参考例では、移動距離が短いので、張替えは容易に行われる。次に時刻が指定されていない付箋を、付箋貼付用セクションのうち空白の箇所へ埋めていく。縦方向(第1の方向)の空白の長さと付箋の巾Dとを見比べて、図4に矢示する如く、空白長さよりも巾が短い付箋をその空白に入れていけばよい。スケジュール表示エリア8と付箋仮留めエリア18とが横方向に並んでいるから、空白長さと付箋の巾とを見比べることも簡単である。
図6は、付箋の束を貼り付けるためのシート状の補助材50である。図示例のものは、図4及び図5に示す基材40と同様に手帳Nに差し込み、固定できるように形成している。同一寸法・同一形状の基材40及び補助材50の組として、スケジュール管理用具を構成することができる。
図7は、本発明のさらに他の参考例である。本参考例は、矩形の基材40とこれと同形状の透明な表材52との各一端を連結し、その間に物を挟む(ファイリング)ことができるようにしている。基材40の上面に図4及び図5のスケジュール管理用図形を描いている。基材40の上面に付箋を貼り付けてスケジュール表とし、その上から表材52で覆うことで付箋が剥がれることを防止できる。このスケジュール管理用具は、マウスパッド或いはディスクカバーとして構成することができる。
図8及び図9は、本発明のさらに他の参考例に係るスケジュール管理用具を示している。このスケジュール管理用具は卓上カレンダーを兼ねている。まず従来公知の事項について説明すると、この卓上カレンダーは、図9に示すように側方からみて背の高い二等辺三角状の基筒54と、この基筒の先端に貫通したリング状金具56と、月毎のカレンダー用紙58とを有する。カレンダー用紙の表面58Aにはカレンダーを印刷し、月ごとにカレンダー用紙を捲って使用する。
本発明においては、図4及び図5に記載したスケジュール管理用図形を描いた基材40の上端にフック60を設け、このフックを基筒の上端部に係止して、基材40をカレンダー用紙の裏側に基材40をもたせ掛ける。また基材40の下端に、付箋を取り付けた補助材50を連結テープなどで連係させている。もっともこの補助材は省略してもよい。使用するときには補助材付きの基材40を、基筒から持ち上げ、カレンダー用紙を捲ったのちに基材40に戻せばよい。
2…表側シート 4…裏側シート 4a…基部 4b…先部
6…背部 8…スケジュール表示エリア
10…時間帯表示セクション 12…付箋貼付用セクション 14…時間帯
16…折り目線
18…付箋仮留めエリア 22…優先指標 24…付箋保持エリア
26A、26B、26C…付箋組 28…付箋 30…仕切り線
40…基材 41…固定孔 42…分割線 44…区分線
46…輪郭線 50…補助材
52…表材 54…基筒 56…金具 58…カレンダー用紙 58A…同表側
60…フック
N…手帳 T…付箋

Claims (2)

  1. 少なくとも開閉自在に連なる表側シートと裏側シートとを有する冊子型スケジュール管理用具であって、
    表側シート(2)及び裏側シート(4)を開くことで現れる2つのシート面のうちの一方にスケジュール表示エリア(8)を、また、他方に、付箋保持エリア(24)をそれぞれ形成し、
    上記スケジュール表示エリア(8)は、任意の一の方向に延びる時間帯表示セクション(10)と、この時間帯表示セクションが表す各時間帯に隣接する付箋貼付用セクション(12)とで形成し、
    上記付箋保持エリア(24)には、長方形状であって或る長さの時間範囲を短辺巾のサイズで表現する複数種の付箋組(26A…)を貼付してあり、各付箋組(26A…)は、同じ形状の複数葉の付箋を、その各一端を剥離可能に貼着して重ね合わせてなり、
    各時間帯の長さは一定でありかつそれぞれの付箋組に関して各付箋の短辺巾が上記時間帯の長さの整数倍又は整数分の一であることを特徴とする、冊子型スケジュール管理用具。
  2. 表側シート(2)及び裏側シート(4)を開くことで現れるシート面の一部に付箋仮留めエリア(18)を形成したことを特徴とする、請求項1記載の冊子型スケジュール管理用具。
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