JP5418912B2 - 交換ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナー像に定着液を付与して定着を行う複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に用いられる定着用液を収容する交換ユニット、この交換ユニットが収容する定着用液を用いて定着を行う定着装置、並びに、これらを備えた画像形成装置に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ及び複写装置のような画像形成装置は、紙、布、及びOHP用シートのような記録媒体に、画像情報に基づいて文字や記号を含む画像を形成する装置である。画像形成装置には種々の方式があるが、電子写真方式の画像形成装置が普通紙に高精細な画像を高速で形成することができる点から広くオフィスで使用されている。この電子写真方式の画像形成装置では、定着速度、定着画像品質等の点から記録媒体上のトナーを加熱して軟化あるいは溶融させ、軟化等させたトナーを加圧することによって、トナーを記録媒体上に定着させる熱定着方式が広く普及している。これはハロゲンヒーターやセラミックヒータ等の発熱体でローラやフィルム等を熱し、未定着トナーが乗った記録紙を加圧ローラで挟んで加熱・加圧してトナーを軟化あるいは溶融、変形させ、記録紙の繊維中にアンカリングすることで定着させる。この方式は均一性、安定性に優れているため広く普及しているが、一方で発熱体を用いて加熱するために多くのエネルギーを要し、消費エネルギーが大きい定着装置であるという欠点がある。
熱定着方式の定着装置に比べて省エネルギー化を実現できる定着方式として、トナーを定着するために加熱を行わない湿式定着方式が知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3に記載の定着装置で用いる定着方式)。湿式定着方式は、トナーの樹脂成分の少なくとも一部を溶解または膨潤させることでトナーを軟化させる軟化剤を含有する定着液を記録紙表面上のトナー像に付与してトナー像を定着させるものであるため、熱定着方式よりも省エネルギー化を実現できる。
上述した湿式定着方式で用いられる定着液は、定着が行われることで消耗する消耗品であるため装置内の残量が低下したときには補給する必要がある。
画像形成装置における他の消耗品としては現像装置がトナー像を形成するときに消耗するトナーがある。トナーの補給については特許文献4の画像形成装置のように、装置本体に対して着脱自在のトナーボトルを備え、トナーボトル内のトナーが無くなるとトナーボトルを交換し、トナーを補給する構成が従来から知られている。
このようなトナーの補給時に定着液の補給も行う構成として、特許文献3には定着に用いる液を収容する定着用液収容器とトナー収容器とを一体的支持し、装置本体に対して着脱自在とした交換ユニットを交換する構成が記載されている。特許文献3に記載の画像形成装置であれば、従来から知られているトナーボトルを交換するときと同様のタイミング及び同様の作業手順で交換ユニットを交換することにより、トナーの補給だけでなく定着液の補給も行うことができる。このような構成であれば、トナー収容器とは独立した定着用液収容器を交換する構成に比べて、交換作業者の手間を低減することができる。
上記特許文献4に記載の交換ユニットは、定着用液を収容する収容スペースは一つだけであり、トナー像に付与する定着液と同じ組成の定着用液をその収容スペースに収容している。定着用液としては、トナー像に付与する定着液と同じ組成の状態としたときに、すぐに変質しなくても長時間放置すると徐々に変質し、劣化が進むものがある。例えば、水をベースとした定着液の場合、トナーを軟化させる軟化剤と水とを混ぜて定着液と同じ組成の定着用液の状態で長期間放置すると、軟化剤が加水分解することがある。軟化剤の加水分解が進行した定着用液を定着液としてトナー像に塗布するとトナーを軟化する性能が劣化しているため、定着性能が劣化する。
このような定着性能の劣化は、トナー像に塗布する定着液と同じ組成の定着用液を生成して瞬時に生じるわけではなく、さらには、数時間から数日の間は大幅に進行することはない。また、上述した加水分解による劣化であればPH(水素イオン指数)を調整することで劣化をさらに遅くすることもできる。
しかし、本発明者らが鋭意検討を重ねたところ、トナー像に塗布する定着液と同じ組成の定着用液を交換ユニットの定着用液収容器内で数ヶ月〜数年の間、変質させることなく保管することは非常に困難であることが分かった。
また、消耗品の交換ユニットはユニットの状態で出荷された後、すぐには装置本体に装着されず、予備の交換ユニットとして保管されることがある。このため、その内部に収容された定着用液はそれぞれの収容スペースに封入された状態で、数ヶ月〜数年の間、放置されても変質しない安定性が求められる。
収容する定着液に安定性が求められる交換ユニットとしては、トナーボトルと定着用液収容器とを一体的に支持する交換ユニットに限るものではなく、定着用液収容器を備え、トナーボトルを備えない交換ユニットであっても同様である。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、定着用液を収容し、収容する定着用液の変質を長期にわたって防止できる交換ユニット、この交換ユニットが収容する定着用液を用いて定着を行う定着装置、並びに、これらを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーの少なくとも一部を溶解または膨潤させることでトナー粒子を軟化させる軟化剤を含有した定着液を使用する定着手段に供給する液を収容する定着用液収容器を支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された交換ユニットにおいて、上記定着液は複数種類の定着液組成液を混合することで生成されるものであり、上記定着用液収容器は複数の独立した空間によって形成される複数の組成液収容部を備え、種類の異なる上記定着液組成液を異なる該組成液収容部にそれぞれ収容することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の交換ユニットにおいて、上記トナーを収容するトナー収容器を有し、上記定着用液収容器と該トナー収容器とを一体的に支持することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の交換ユニットにおいて、上記定着液は、上記複数種類の定着液組成液を所定の配分で混合することで生成されるものであり、上記定着用液収容器内の該複数種類の定着液組成液は上記所定の配分に対応した液量がそれぞれの上記組成液収容部に収容されていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の交換ユニットにおいて、上記トナーを収容するトナー収容器を有し、該定着用液収容器内に収容される上記複数種類の定着液組成液の全てを混合して生成される上記定着液の液量は、該定着用液収容器と一体的に支持される該トナー収容器内の上記トナーの全てを定着し得る液量となることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、トナー粒子からなるトナー層を担持する定着液付与対象の表面に定着液を付与する定着液付与手段を備え、該定着液を付与することで軟化した該トナー粒子を記録媒体に定着する定着装置において、上記定着液は複数種類の定着液組成液を混合することで生成されるものであり、該複数種類の定着液組成液を混合して該定着液を生成する液混合手段を備え、該液混合手段に供給する該複数種類の定着液組成液を収容する収容手段として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の交換ユニットを用いることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の定着装置において、上記液混合手段で混合される上記複数種類の定着液組成液を、上記交換ユニットの上記定着用液収容器から供給され、複数の独立した空間に種類毎に貯留する組成液貯留部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5または6の定着装置において、上記定着液付与手段として、上記液混合手段で生成された上記定着液を霧状にして吹き付けることで上記定着液付与対象の表面に該定着液を付与する定着液噴霧手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項5または6の定着装置において、上記定着液付与手段として、上記液混合手段で生成された上記定着液を表面に担持し、表面移動することによって上記定着液付与対象の表面に該定着液を塗布する定着液塗布手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の定着装置において、上記液混合手段で生成された液状の上記定着液を液中に気泡が分散した泡状定着液とする定着液泡状化手段を有し、上記定着液付与手段は、上記定着液付与対象の表面に該泡状定着液を付与することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、トナーを用いてトナー像を記録媒体上に形成する作像手段と、定着液を用いて該トナー像を該記録媒体上に定着する定着手段とを備える画像形成装置において、上記作像手段で消耗されたトナーや該定着手段で消耗された定着用液を補給する消耗品補給手段として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の交換ユニットを用いることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、樹脂と色剤を含有する樹脂微粒子を含むトナーを用いて記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、記録媒体に転写するトナー像を担持するトナー像担持体の表面、または、トナー像を担持する記録媒体の表面に定着液を付与し、該記録媒体上に該トナー像を定着せしめる定着手段とを備える画像形成装置であって、該定着手段として、請求項5乃至9のいずれか1項に記載の定着装置を用いることを特徴とするものである。
本発明においては、種類の異なる定着液組成液を異なる組成液収容部にそれぞれ収容するため、定着液としては長期間の放置で変質するものであっても、定着液組成液それぞれの状態で安定した液体であれば、交換ユニットが収容する定着用液の変質を長期にわたって防止することが出来るという優れた効果がある。
交換ユニットの定着用液ボトル近傍の拡大断面図。 本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 作像部の説明図。 交換ユニットの斜視説明図。 変形例の定着装置の概略構成図。
以下、本発明を画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、プリンタ100という)に適用した場合の実施形態について説明する。
図2は、プリンタ100の概略構成図である。
プリンタ100は、図2に示すように、像形成手段としての各構成部材を収納する位置固定された装置本体の中央部に、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像を形成するための四つの作像部200(C,Y,M,K)を備えている。以下、各符号の添字C,Y,M,Kは、それぞれシアン、イエロー、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
プリンタ100は、四つの作像部200(C,Y,M,K)の下方に中間転写ベルト22が配置されており、中間転写ベルト22の下方には、転写紙Pを収納し、装置本体に対して引き出し可能な給紙カセット25を備えている。
中間転写ベルト22は、四つの張架ローラ23(a,b,c,d)によって張架され、張架ローラ23のうちの一つの駆動ローラ23aが回転駆動することによって、中間転写ベルト22が図2中の矢印A方向に表面移動する。
プリンタ100は、中間転写ベルト22の図2中右側に二次転写ローラ38を備え、二次転写対向ローラ23dとの間に中間転写ベルト22を挟み、中間転写ベルト22上のトナー像を転写紙Pに転写する二次転写ニップを形成する。二次転写ニップの上方には、二次転写ニップを通過した転写紙Pにトナー像を定着させる定着装置40を備えている。
詳細は後述する定着装置40は、トナー像が転写された転写紙Pの表面に定着液を付与して、トナー像を転写紙Pに定着させる湿式定着方式の定着装置である。
また、図2に示すように、四つの作像部200(C,Y,M,K)の上方には、詳細は後述する四つの交換ユニット1(C,Y,M,K)がプリンタ100本体に対して着脱自在に配置されている。この交換ユニット1は、各色のトナーを収容すると共に、定着装置40での定着に用いる定着用液を収容するユニットである。
図3は、四つの作像部200(C,Y,M,K)のうちの一つの作像部200の説明図である。四つの作像部200(C,Y,M,K)は、使用するトナーの色が異なる点以外は、ほぼ同一の構成であるため、各符号の色を示す添え字C,Y,M,Kは省略して説明する。
図3に示すように、作像部200は、感光体21の周囲に、クリーニング装置41、除電ランプ44、帯電チャージャ45、及び現像装置46等を備える。クリーニング装置41は、クリーニング装置41は、クリーニングブラシ42及びクリーニングブレード43を備え、感光体21の表面上に残留したトナーを掻き取り、感光体21の表面上をクリーニングする。現像装置46はトナーTとキャリアCとからなる二成分現像剤を現像ローラ47に担持してトナーTによって感光体21上の潜像を現像し、トナー像を形成する。
作像部200では、クリーニング装置41によってクリーニングされた感光体21の表面が、除電ランプ44によって電荷が除去され、帯電チャージャ45によってマイナスの電位に一様帯電される。一様帯電された感光体21の表面に、不図示の露光装置から画像情報に応じたレーザー光Lが照射されることによって感光体21の表面に潜像が形成される。潜像が形成された感光体21の表面が現像ローラ47との対向部を通過することで、現像ローラ47に担持された現像剤のうちのトナーTが感光体21上の潜像に移動して現像がなされ、感光体21の表面上にトナー像が形成される。
トナー像が形成された感光体21の表面が中間転写ベルト22を挟んでプラス転写チャージャ49と対向する一次転写ニップに到達すると、プラス転写チャージャ49が形成する一次転写電界によってトナー像が中間転写ベルト22上に一次転写される。
一次転写ニップを通過した感光体21の表面上は、クリーニング装置41によってクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。詳細は後述する交換ユニット1が備えるトナーボトルに充填されている各色のトナーは、不図示のトナー補給装置によって必要に応じて不図示の搬送経路を介して作像部200の現像装置46に所定量補給される。
次に、プリンタ100において、カラー画像を得る行程について説明する。
まず、4つの作像部200(C,Y,M,K)の感光体21(C,Y,M,K)上にそれぞれ形成されたトナー像が、各一次転写ニップで中間転写ベルト22上にブラックK、マゼンタM、イエローY、シアンCの順に順次重ねて転写される。このときの各作像部200(C,Y,M,K)の作像動作は、各トナー像が中間転写ベルト22上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト22の表面移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。これにより、中間転写ベルト22上に4色カラーのトナー像が形成される。
一方、転写紙Pはピックアップローラ251の一つが回転することによって給紙カセット25内から一枚ずつ繰り出され、用紙搬送路34内を上方に向かって搬送され、その先端がレジストローラ対24に突き当たって一旦停止する。ここで、上述の中間転写ベルト22上のトナー像と転写紙Pとが二次転写ニップで重なるタイミングでレジストローラ対24を駆動する。そして、二次転写ニップで二次転写対向ローラ23dと二次転写ローラ38との間で形成される二次転写電界とニップ圧とによって中間転写ベルト22上のトナー像が電気的に転写紙Pに転写される。
上述したプロセスによってトナー像は転写紙Pに移るが、二次転写ニップを通過したときにはトナー像は転写紙Pに定着しておらず、静電気力で着いているだけなので、触ると取れてしまう状態である。このような状態の転写紙Pが、拍車26によってトナー像を乱さないように定着装置40に搬送され、定着装置40でトナー像が転写紙Pに定着される。
定着装置40でトナー像が定着された転写紙Pは排紙ローラ33に向かうように案内され、図2中の矢印Bで示すように、排紙ローラ33によって排紙トレイ101に排出される。
次に、定着装置40について説明する。
図2に示すように定着装置40は、転写紙Pに定着液を付与する定着液付与部60と定着に用いる液を貯留する定着用液貯留部50とから構成される。定着用液貯留部50は、混合することで定着液となる三種類の定着液組成液(51、52及び53)を、種類毎に貯留する3つの独立した空間である第一貯留タンク501、第二貯留タンク502及び第三貯留タンク503が形成されている。
本実施形態では、第一組成液51、第二組成液52及び第三組成液53を所定の配分比で混合することで所望の定着性を有する定着液を生成する構成である。このように三種類の定着液組成液を混合するため、定着用液貯留部50は三つの空間に仕切られている。よって、三種類以外の複数種類の定着液組成液を混合して定着液を生成する場合は、定着液組成液の種類の数だけ定着用液貯留部50の空間を仕切るように構成する。
第一貯留タンク501、第二貯留タンク502及び第三貯留タンク503は、それぞれ第一吸い上げチューブ55、第二吸い上げチューブ56及び第三吸い上げチューブ57によって定着液付与部60に配置された定着液噴霧装置 29に接続されている。定着液噴霧装置29は、三つの吸い上げチューブそれぞれから定着液を吸引する不図示の三つの液吸引ポンプと、三つの液吸引ポンプで吸引された三種類の定着液組成液を混合して定着液を生成する不図示の液混合器を備える。さらに、定着液噴霧装置29は、液混合器で生成された定着液を噴霧する不図示の噴霧器を備える。噴霧器の原理としては、超音波を利用したものやエアーを利用したものなどを挙げることができるがこれに限るものではない。
定着液噴霧装置29では、不図示の液吸引ポンプによって定着液を生成する配合比に応じた定着液組成液が吸引される。本実施形態の定着装置40では、三つの液吸引ポンプの出力や吸い上げチューブの断面積を、配合比に応じて異ならせることによって、配合比に応じた定着液組成液を吸引することができる。
配合比に応じて吸引された三種類の定着液組成液は、不図示の液混合器で混合されて定着液となり、噴霧器によって噴霧される。
定着液付与部60には、転写紙Pが通過する位置を挟んで定着液噴霧装置29と対向する位置に定着搬送ベルト31が配置され、定着搬送ベルト31のループの内側にベルト帯電電極32が配置されている。また、定着液噴霧装置29の下方にはイオナイザ30が配置されている。
定着装置40で、定着を行うときには、二次転写ニップで転写された未定着トナー像を担持した転写紙Pは定着搬送ベルト31上に到達し、ベルト帯電電極32によってプラス極性に帯電した定着搬送ベルト31に吸着される。一方、定着液噴霧装置29では、定着液の液滴が噴霧され、噴霧された定着液の液滴はイオナイザ30によってマイナス極性に帯電される。
マイナスに帯電した定着液の液滴はプラスに帯電した転写紙Pにクーロン力で引き寄せられ、均一に付着する。これにより、未定着トナー像を担持する転写紙Pへの定着液の付与がなされ、転写紙P上のトナー像を形成するトナー粒子は膨潤・軟化し、その後、乾燥して再固着することで転写紙Pに定着する。
定着装置40としては、膨潤・軟化したトナー粒子が完全に固まる前に転写紙Pをローラ対のような表面移動体で挟み込む工程を設けてもよい。このように転写紙Pを表面移動体で挟み込むことにより、転写紙Pに対するトナーの定着力を高めたり、トナー像の表面の平滑性を向上して画像の光沢度を向上したりすることができる。
本実施形態の定着装置40では、イオナイザ30による帯電極性をマイナス極性、ベルト帯電電極32による帯電極性をプラス極性としているが、これらの帯電極性の組合せは逆でもよい。
次に、本実施形態のプリンタ100本体に対して着脱自在の交換ユニット1について説明する。
図4は、四つの交換ユニット1(C,Y,M,K)のうちの一つの交換ユニット1の斜視説明図である。四つの交換ユニット1(C,Y,M,K)は、使用するトナーの色が異なる点以外は、ほぼ同一の構成であるため、各符号の色を示す添え字C,Y,M,Kは省略して説明する。
図4に示すように、交換ユニット1は、トナーを収容するトナーボトル3と定着用液を収容する定着用液ボトル2とを一体的に支持する構成である。図1は、図4に示す交換ユニット1の定着用液ボトル2近傍の拡大断面図である。
トナーボトル3は、円筒状の本体に内側に凸となる螺旋溝8が設けてあり、交換ユニット1にはトナーボトル3と連動して回転するボトル回転ギヤ6が設けられている。プリンタ100本体側の不図示の駆動伝達ギヤから駆動が伝達されてボトル回転ギヤ6が回転すると、トナーボトル3が図中の矢印f方向に回転する。これにより、トナーボトル3の内部のトナーTが螺旋溝8に押されて図中矢印G方向に搬送され、トナー供給口4に向かって移動する。
トナーボトル支持台5は、トナーボトル3の一端を支持するものである。図1に示すように、トナーボトル支持台5を定着用液ボトル2と締結し、定着用液ボトル2がトナーボトル3の他端を支持することで、トナーボトル支持台5及び定着用液ボトル2に対してトナーボトル3を回動可能に支持する。このトナーボトル支持台5は、短手方向両端に設けられたレール状凸部5aがプリンタ100本体側の不図示のレール溝に嵌り込み、交換ユニット1をプリンタ100本体に挿入するときのガイドとして機能する。
また、トナーボトル支持台5には廻り止め7が設けられている。この廻り止め7は、交換ユニット1をプリンタ100本体に装着した状態で、ボトル回転ギヤ6に回転駆動が入力したときに、プリンタ100本体側の不図示の突き当たり部材に突き当たり、トナーボトル支持台5がトナーボトル3とともに回転することを防止している。
このように、トナーボトル3と定着用液ボトル2とを一体的に支持する交換ユニット1の構成は、特許文献3に記載の交換ユニットの構成と同様である。しかし、本実施形態の交換ユニット1は、定着用液ボトル2の内部が複数の空間に仕切られており、内部に収容されている液体が定着液ではなく、混合することで定着液となる複数種類の定着液組成液である点で特許文献3に記載の交換ユニットとは異なる。
本実施形態のプリンタ100では、上述したように、第一組成液51、第二組成液52及び第三組成液53の三種類の定着液組成液を混合することで定着液を生成する構成である。このため、定着用液ボトル2も、第一組成液51を収容する第一収容部2a、第二組成液52を収容する第二収容部2b及び第三組成液53を収容する第三収容部2cの三つの空間に仕切られている。
定着用液ボトル2の仕切られた空間の数としては三つに限るものではなく、三種類以外の複数種類の定着液組成液を混合して定着液を生成する場合は、定着液組成液の種類の数に応じた定着用液ボトル2の空間を仕切るように構成する。さらに、複数種類の定着液組成液のうちの一種類の定着液組成液を二つ以上の空間に分けて収容しても良く、必要な数に応じて空間を仕切ればよい。
このように、定着用液ボトル2は定着用液として複数種類の定着液組成液を収容する容器であり、複数種類の定着液組成液は、所定の配分比で混合されることによって初めて定着液としての機能を持つことになる。
定着液を三種類に分けておく理由としては、予め混ぜておくと、例えば加水分解してしまい、性能劣化を起こしてしまう、また、分離したり、異物を析出したりして、経時劣化を起こしてしまう事等が挙げられる。勿論、分ける数は三種類に限るものではない。
また、定着液を生成するときの配分比に応じて各定着液組成液の必要量は異なるため、定着用いる定着用液ボトル2には定着液を生成するときの各定着液組成液の成分比に応じてそれぞれ異なった量の液が封入されている。例えば、配分比の割合が、第一組成液51>第二組成液52>第三組成液53の場合、図1に示すように、第一組成液51の液量が最も多く、第三組成液53の液量が最も少なくなるように定着用液ボトル2の各収容器に各定着液組成液を封入する。
定着用液ボトル2に封入する各定着液組成液の液量は、基本的には、第一組成液51、第二組成液52及び第三組成液53を所定の配分比に従って全て定着液にすると、トナーボトル3内の全トナー量を定着できる分だけの量となる。しかし、経時での蒸発、回収ロスによる定着液不足分を補うために実際には必要量若干多い量を定着用液ボトル2には入れておくことが必要となる。
また、従来のトナーボトルに使用される材質はPC−PETなどのポリエステル系が多い。これはトナーによる汚染性を考慮した材料が選定されている結果である。これに対し、定着用液ボトルの材質は各定着液組成液に汚染されないものが必要で、必ずしもポリエステル系とは限らず、別の材質、例えばポリカーボネート等が使用される可能性がある。
本実施形態の交換ユニット1のように、トナーボトル3と定着用液ボトル2とが一体となっている構成で、トナーボトル3の材質と定着用液ボトル2の材質とが異なっていると使用後に廃棄し難くなる。このため、トナーボトル3と定着用液ボトル2とは、破棄時には手で簡単に分離できる構成であることが望ましい。
交換ユニット1では、図1に示すように、トナーボトル支持台5と定着用液ボトル2とがスナップフィット10によって簡易的に締結されている。これは破棄時に分離し易くするための構成である。
また、出荷時のトナーボトル3内のトナー量や定着用液ボトル2内の液量について、複数種類の使用がある場合は、スナップフィット10の位置を使用に応じて異ならせる。すなわち、スナップフィット10の位置を、トナーボトル3と定着用液ボトル2とがお互いに規定のトナー量と液量とが入っているものしか締結しないような位置に設けてある。
例えば、トナーボトル3として、5000枚用と10000枚用との出荷時のトナー量が異なる二種類があるとすると、定着用液ボトル2も各トナー量を定着するのに必要な液量を収容した二種類の使用を用意することになる。このとき、スナップフィット10の位置を使用に応じて異ならせておくことで、トナー量と液量とが合ったボトル同士であれば、スナップフィット10の位置が一致して締結出来、交換ユニット1としてプリンタ100本体への装着・補給が可能となる。一方、トナー量と液量とが異なったもの同士はスナップフィット10の位置が合わず締結できないため、プリンタ100本体に装着できず、トナーも定着液も補給できない。このような構成により、交換ユニット1を装着した状態のプリンタ100本体内部では基本的に釣り合った量のトナーと定着用液とが存在することになる。
定着用液ボトル2の第一収容部2a、第二収容部2b及び第三収容部2cの下方の連結部には、破砕可能な紙またはフィルム材からなるシール部材13(13a、13b及び13c)が張ってある。また、第一収容部2a、第二収容部2b及び第三収容部2cの上方にあるキャップ部材11(11a、11b及び11c)は、製造時に各定着液組成液を補給する補給口を塞ぐ部材である。製造時には、各定着液組成液を補給した後に補給口をキャップ部材11で塞ぐと共に、その後は、キャップ部材11と補給口とを溶着等で液漏れがないように封止してもよい。
図1及び図2に示す挿入ピン15(15a、15b及び15c)は、プリンタ100本体側に設けられ、各定着液組成液(51、52及び53)に対応しており、第一貯留タンク501、第二貯留タンク502及び第三貯留タンク503に液を導入する第一導入管61、第二導入管62及び第三導入管63に繋がっている。
新たな交換ユニット1がプリンタ100本体に装着されたときに、後述するピン挿入動作が行われることで、第一収容部2a、第二収容部2b及び第三収容部2cの下部の供給口18(18a、18b、及び18c)に挿入ピン15(15a、15b及び15c)がそれぞれ差し込まれる。
ピン挿入動作のときに、挿入ピン15(15a、15b及び15c)のそれぞれに設けられたリング状突起部16(16a、16b及び16c)と、供給口18(18a、18b、及び18c)に設けられオーリング14(14a、14b、及び14c)とが当接して液漏れ防止のシールがなされる。その後、挿入ピン15(15a、15b及び15c)がさらに差し込まれ、上述したシール部材13(13a、13b及び13c)を破砕する。
このとき、第一収容部2a内の第一組成液51は、第一挿入ピン15aから第一導入管61に流れ込み、第一貯留タンク501内へと供給される。また、第二収容部2b内の第二組成液52は、第二挿入ピン15bから第二導入管62に流れ込み、第二貯留タンク502内へと供給される。同様に、第三収容部2c内の第三組成液53は、第三挿入ピン15cから第三導入管63に流れ込み、第三貯留タンク503内へと供給される。
このとき、挿入ピン15(15a、15b及び15c)と供給口18(18a、18b、及び18c)との連結部は、リング状突起部16(16a、16b及び16c)とオーリング14(14a、14b、及び14c)とによって既にシールされているため、液が外に漏れることはない。
次に、ピン挿入動作について説明する。
図2に示すように、プリンタ100の四つの交換ユニット1(C,Y,M,K)の装着位置の下方には、導入管(61、62及び63)が配置されており、さらに、下方には、導入管(61、62及び63)を押し上げるカム19が配置されている。また、プリンタ100は、カム19と同軸でカム19の回動方向の位置を調節するピン挿入ハンドル20を備える。導入管(61、62及び63)は図中矢印Eで示すようにプリンタ100本体に対して上下方向に移動可能に配置されており、カム19に押し上げられることによって上方に移動し、カム19の押し上げが解除される下方に移動する。
図2に示す状態では、カム19が導入管(61、62及び63)を押し上げ、挿入ピン15(15a、15b及び15c)が供給口18(18a、18b、及び18c)に挿入されている。
図2に示す状態から交換ユニット1の一つを交換する場合、まずピン挿入ハンドル20を図中の矢印Dで示すように左方向に回すことでカム19による導入管(61、62及び63)の押し上げが解除され、導入管(61、62及び63)が下方に下がり、挿入ピン15(15a、15b及び15c)が供給口18(18a、18b、及び18c)から抜ける。
次に、交換対象の交換ユニット1をプリンタ100本体から取り外し、新たな交換ユニット1を装着する。装着した後、ピン挿入ハンドル20を図2中の矢印Dとは逆方向の右方向に回すことで、カム19が導入管(61、62及び63)を押し上げ、上述したように、供給口18(18a、18b、及び18c)に挿入ピン15(15a、15b及び15c)がそれぞれ差し込まれる。これにより、新たな交換ユニット1内の各定着液組成液が、定着用液貯留部50の各貯留タンクに供給される。
本実施形態のプリンタ100では、一つの導入管(61等)に各色に対応した四つの挿入ピン15(C,Y,M,K)に設けられており、一つのピン挿入ハンドル20の動作によって、12個の挿入ピン15が上下に移動する構成である。ピン挿入ハンドル20としては、一つの限るものではなく、四つの交換ユニット1に対してそれぞれ個別にピン挿入動作を行うように、複数のピン挿入ハンドル20を設けても良い。
また、ブラックトナーは他色のトナーに比べて消費量が多いため、ブラック用の交換ユニット1Kが備えるトナーボトル3を他色のトナーボトル3とりも容量の大きいものを用いてもよい。このとき、ブラック用のトナーボトル3内のトナー量は他色よりも多くなるため、それを定着するために要する定着用液の量も多くなるため、定着用液ボトル2も他色よりも容量の大きいものを用いる。このため、ブラック用の交換ユニット1Kは全体的に他色の交換ユニット1よりも大きくなる。
また、新たな交換ユニット1を装着してピン挿入動作を行うと、新たな交換ユニット1の定着用液ボトル2内の各定着液組成液は全て定着用液貯留部50の各貯留タンク(501、502及び503)に供給される。よって、ピン挿入動作時に液が溢れることを防止するために、各貯留タンク(501、502及び503)には、定着用液ボトル2に収容される液量に対して十分に大きな容量を持たせる必要がある。
図2に示すように、定着用液貯留部50の各貯留タンク(501、502及び503)には、上部水位センサ36と下部水位センサ37とがそれぞれ配置されている。上部水位センサ36で液の存在を検出するとFULL状態と検知し、下部水位センサ37で液の存在が検出されないとEMPTY状態と検知する。
上述したように、交換ユニット1を装着した状態のプリンタ100本体内部では基本的に釣り合った量のトナーと定着用液とが存在するが、何らかの原因でそのバランスが崩れた場合、適正な処置を行う必要がある。
定着用液の液量が多すぎて、貯留タンク(501、502及び503)のうちの少なくとも一つでFULL状態を検知した場合、ハンドルストッパーピン39が飛び出すことにより、カム19の押し上げが解除された状態からピン挿入ハンドル20を回すことができなくなる。
これにより、新たな交換ユニット1を装着してピン挿入動作を行おうとしても、FULL状態を検知している間は、ハンドルストッパーピン39がピン挿入ハンドル20の回動を阻害し、ピン挿入動作を行うことができない。これにより、貯留タンク(501、502及び503)内に十分な空き容量が無い状態で新たな定着液組成液が供給されることで液が溢れてしまうことを防止する。
逆に定着用液の液量が少なすぎて、貯留タンク(501、502及び503)のうちの少なくとも一つでEMPTY状態を検知した場合、未定着トナーが転写紙P上に乗った状態で機外に排出されるのを防ぐ必要がある。このため、プリンタ100の各部の動作を停止し、EMPTY状態を検知した貯留タンク(501、502、または、503)内に所定の定着液組成液(51、52または53)の補給を行うようにメッセージを表示し、補給するまで動かないように制御する。
本実施形態の交換ユニット1は、トナーボトル3と定着用液ボトル2とを一体的に支持してプリンタ100本体に対して着脱自在とした構成である。定着用液ボトル2を複数の独立した空間によって形成される複数の組成液収容部を備え、種類の異なる定着液組成液を異なる組成液収容部にそれぞれ収容する構成は、トナーボトル3を定着用液ボトル2とを一体的に支持する構成に限らず、トナーボトル3を備えず定着用液ボトル2を支持する交換ユニットであっても適用可能である。
〔変形例〕
図2に示したプリンタ100が備える定着装置40は、複数種類の定着液組成液を混合して生成した定着液を噴霧して定着液付与対象である未定着トナーを担持した転写紙Pに付与する構成である。
定着液付与対象に定着液を付与する構成としては、これに限るものではない。以下、変形例として、定着液を塗布部材を用いて定着液付与対象に塗布する構成について説明する。
図5は、変形例の定着装置40の概略構成図である。
変形例の定着装置40は、定着に用いる液を貯留する定着用液貯留部50及び交換ユニット1から定着用液貯留部50に各定着液組成液を供給する構成は上述した実施形態の定着装置40と同様であり、転写紙Pに定着液を付与する定着液付与部60の構成が上述した実施形態の定着装置40とは異なる。
定着液付与部60以外の構成は共通するため、共通する構成については説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
変形例の定着装置40の定着液付与部60は、軟化剤、起泡剤、及び、希釈液を含む定着液を、通常の液状から液中に気泡を分散させて泡を多く含んだ泡状定着液とする定着液泡化装置500を備える。さらに、定着液付与部60は、定着液泡化装置500の定着液供給口510から供給される泡状定着液を転写紙Pに付与する塗布ローラ71と、塗布ローラ71に当接し、塗布ニップを形成する加圧ローラ72とを備える。
変形例では、三種類の定着液組成液(第一組成液51、第二組成液52、及び、第三組成液53)のそれぞれが、軟化剤を含有する軟化液、起泡剤を含有する起泡液、及び、これらを希釈する希釈液の何れかに該当する。
第一貯留タンク501は第一吸い上げチューブ55を介して、第一液搬送ポンプ550の吸引口に接続されており、第一液搬送ポンプ550を駆動することにより第一貯留タンク501内の第一組成液51が吸引される。また、第二貯留タンク502は第二吸い上げチューブ56を介して、第二液搬送ポンプ560の吸引口に接続されており、第二液搬送ポンプ560を駆動することにより第二貯留タンク502内の第二組成液52が吸引される。さらに、第三貯留タンク503は第三吸い上げチューブ57を介して、第三液搬送ポンプ570の吸引口に接続されており、第三液搬送ポンプ570を駆動することにより第三貯留タンク503内の第三組成液53が吸引される。
三つの液搬送ポンプ(550、560、及び、570)のそれぞれの排出口は定着液搬送管601と接続されており、三つの液搬送ポンプを駆動することにより、軟化液、起泡液、及び、希釈液が定着液搬送管601内で混合されて定着液となって定着液泡化装置500へと搬送される。このような図1に示す定着装置40では、第一液搬送ポンプ550、第二液搬送ポンプ560、及び、第三液搬送ポンプ570の3つの液搬送ポンプと、定着液搬送管601とが液混合手段である定着液混合部600を構成する。
定着液混合部600で生成された定着液は、定着液泡化装置500で泡状定着液となって塗布ローラ71に供給され、塗布ローラ71と加圧ローラ72とが当接する塗布ニップで転写紙Pに塗布される。
塗布ローラ71のように表面移動する塗布部材を用いて定着液を塗布する構成としては、変形例のように泡状定着液を塗布する構成に限らず、複数種類の定着液組成液を混合して生成された液状の定着液を塗布する構成であっても良い。
変形例の定着装置40のように、泡状定着液を塗布する構成は、液状の定着液を塗布する構成に比べて、転写紙P上のトナー像への定着液の微量塗布と塗布ローラ71へのトナーオフセット防止とを両立させ易いという利点がある。
また、変形例の定着装置40のように泡状定着液を塗布する構成では、トナー像に付与する定着液と同じ組成の定着用液の状態で長期保存すると、定着液がトナー粒子を軟化させる性能のみならず、定着液が泡状となる起泡性も低下する。その結果、所望の状態の泡状定着液を塗布する場合に比して、定着液としての性能が低下することがある。
これに対して、変形例の定着装置40では、軟化液、起泡液、及び、希釈液といった定着液を構成する三種類の定着液組成液をそれぞれ独立した貯留部である各貯留タンク(501、502及び503)内に収容する。そして、定着液泡化装置500に供給する直前に定着液混合部600によって三種類の定着液組成液を混合して定着液とする。このため、三種類の定着液組成液を保存する各貯留タンク(501、502及び503)内の液が他の液と化学反応することが無く、軟化液中の軟化剤が希釈液と化学反応することに起因する軟化剤の変質や起泡性の低下を防止することができる。
以上、本実施形態の画像形成装置であるプリンタ100は、トナーを軟化させる軟化剤とその軟化剤を溶解または分散する溶媒からなる定着液を、定着装置40で未定着トナー像を担持した転写紙Pに付与して定着を行う。本実施形態の定着液は、三種類の定着液組成液(51、52及び53)を混合することで生成されるものである。このプリンタ100は、定着液を構成するための三種類の定着液組成液(51、52及び53)をプリンタ100内に配置された定着用液貯留部50に貯留し、所定の配分比にしたがって混合することで定着液を生成する。プリンタ100では、定着で使用する定着用液やトナーといった消耗品を補給する交換ユニット1が装置本体に対して着脱自在に構成されている。
この交換ユニット1は、少なくとも定着用液ボトル2を支持する構成である。定着用液ボトル2は、トナーの少なくとも一部を溶解または膨潤させることでトナー粒子を軟化させる軟化剤を含有した定着液を使用する定着手段である定着装置40に供給する液を収容する定着用液収容器である。定着用液ボトル2は三つの独立した空間によって形成される三つの組成液収容部である第一収容部2a、第二収容部2b及び第三収容部2cを備え、種類の異なる定着液組成液を異なる組成液収容部にそれぞれ収容する。これにより、定着装置40で用いる定着液としては長期間の放置で変質するものであっても、定着液組成液(51、52及び53)それぞれの状態で安定した液体であれば、交換ユニット1が収容する定着用液の変質を長期にわたって防止することが出来る。
すなわち、定着液を最初から作り溜めて置くのではなく、定着液を構成するための複数種類の定着液組成液を貯留しておく。なお、この状態では加水分解等の性能劣化はない状態とする必要がある。そして使用する直前に複数種類の定着液組成液を混合し定着液を生成して定着に使用する。このとき、複数種類の定着液組成液を個別に補給する構成では、交換作業時に補給すべき液が多くなり、さらに、作業者に配分比に応じて必要な液を必要なだけ補充してもらう必要があり、これはアプライアンスの面からも非常に好ましくない。このような問題に対して、本実施形態の交換ユニット1は、定着用液ボトル2を各定着液組成液ごとに独立した収容部に収容する構成であるので、複数種類の定着液組成液を補給する構成であっても、補給作業が一度にでき、交換作業の作業の効率化が図れる。
また、交換ユニット1は、トナーTを収容するトナー収容器であるトナーボトル3を有し、定着用液ボトル2とトナーボトル3とを一体的に支持する構成であるため、プリンタ100本体で消耗する消耗品である定着用液及びトナーTの補給を、一度の補給作業で行うことができ、さらなる交換作業の作業の効率化が図れる。
また、定着装置40で使用する定着液は、複数種類の定着液組成液を所定の配分で混合することで生成されるものであり、定着用液ボトル2内の各定着液組成液(51、52及び53)は定着液を生成するときの所定の配分に対応した液量がそれぞれの組成液収容部(2a、2b、及び、2c)に収容されている。これにより、ユーザー等の補給作業者は、定着液における廃分量を気にすることなく、ワンタッチで定着液の補給を行うことができる。
また、定着用液ボトル2内に収容される各定着液組成液(51、52及び53)の全てを混合して生成される定着液の液量は、その定着用液ボトル2と一体的に支持されるトナーボトル3内のトナーTの全てを定着し得る液量であるため、消耗品であるトナーと定着液とがお互いに必要量の過不足が生じず、効率の良い交換を行うことができる。
また、定着装置40は、トナー粒子からなるトナー層を担持する定着液付与対象である転写紙Pの表面に定着液を付与する定着液付与手段である定着液付与部60を備え、定着液を付与することで軟化したトナー粒子を転写紙Pに定着するものである。この定着装置40で使用する定着液は三種類の定着液組成液(51、52及び53)を混合することで生成されるものであり、三種類の定着液組成液(51、52及び53)を混合して定着液を生成する液混合手段である不図示の液混合器を備える。そして、液混合器に供給する三種類の定着液組成液(51、52及び53)を収容する収容手段として、交換ユニット1を用いる。これにより、転写紙Pに定着液を付与する直前に三種類の定着液組成液(51、52及び53)を混合して定着液とする定着装置40であっても、各定着液組成液のそれぞれを独立して補給することなく、トナーボトル3の交換時に全ての定着液組成液も同時に補給することができ、交換作業者の手間を低減することができる。
また、定着装置40では、不図示の液混合器で混合される三種類の定着液組成液(51、52及び53)を、交換ユニット1の定着用液ボトル2から供給され、複数の独立した空間に種類毎に貯留する組成液貯留部である定着用液貯留部50を備える。定着用液ボトル2内の三種類の定着液組成液(51、52及び53)は、ピン挿入ハンドル20を右方向に回転させるピン挿入動作によって、一度、定着用液貯留部50へ移動する。その後、定着装置40では、プリンタ100におけるプリントコマンドに応じて、定着用液貯留部50から配分比に応じた各定着液組成液を適量取り出し、混合して、定着液として未定着トナーを担持した転写紙Pに付与する。このように、プリントコマンドを受けてから定着液を生成するので、定着液の状態で長期保管することに起因する定着液の性能の低下を防止することができる。このため、例えば、水をベースとした定着液では、水と軟化剤を混ぜることに起因する加水分解を防止でき、定着性能を維持することができる。
また、実施形態の定着装置40では、定着液付与部60が、不図示の液混合器で生成された定着液を霧状にして吹き付けることで転写紙Pの表面に定着液を付与する定着液噴霧手段である定着液噴霧装置29を有する。定着液を噴霧によって付与することで、画像を乱すことなく、均一な定着液の塗布を実現することができる。
また、変形例の定着装置40では、定着液付与部60が、液混合手段である定着液混合部600で生成された定着液を表面に担持し、表面移動することによって転写紙Pの表面に定着液を塗布する定着液塗布手段である塗布ローラ71を有する。このような塗布ローラ71によって定着液を塗布する構成の定着装置に定着用液を供給する収容手段としても交換ユニット1を用いることが出来る。
また、変形例の定着装置40では、定着液混合部600で生成された液状の定着液を液中に気泡が分散した泡状定着液とする定着液泡状化手段である定着液泡化装置500を有し、定着液付与部60では、転写紙Pの表面にこの泡状定着液を塗布ローラ71によって塗布することで付与する。定着液を泡状定着液として塗布することにより、液状の定着液を塗布する構成に比べて、転写紙P上のトナー像への定着液の微量塗布と塗布ローラ71へのトナーオフセット防止とを両立させ易いという利点がある。
また、本実施形態の画像形成装置であるプリンタ100は、トナーを用いてトナー像を記録媒体である転写紙P上に形成する作像手段である作像部200及び中間転写ベルト22等と、定着液を用いてトナー像を転写紙P上に定着する定着装置40とを備える。そして、作像手段を構成する作像部200で消耗されたトナーを補給するとともに、定着装置40で消耗された定着用液を補給する消耗品補給手段として交換ユニット1を用いる。これにより、プリンタ100が、複数種類の定着液組成液を補給する構成であっても、トナーの補給と定着用液の補給との補給作業が一度にでき、交換作業の作業の効率化が図れる。
また、プリンタ100は、転写紙P上にトナー像を定着せしめる定着手段として、三種類の定着液組成液(51、52及び53)を個別に各貯留タンク(501、502及び503)内に貯留し、転写紙Pに定着液を付与する直前に三種類の定着液組成液(51、52及び53)を混合する定着装置40を用いることにより、定着液組成液が含有する物質管での化学反応することに起因する定着性能の低下を防止することができる。
1 交換ユニット
2 定着用液ボトル
2a 第一収容部
2b 第二収容部
2c 第三収容部
3 トナーボトル
4 トナー供給口
5 トナーボトル支持台
5a レール状凸部
6 ボトル回転ギヤ
7 廻り止め
8 螺旋溝
10 スナップフィット
11 キャップ部材
13 シール部材
14 オーリング
15 挿入ピン
15a 第一挿入ピン
15b 第二挿入ピン
15c 第三挿入ピン
16 リング状突起部
18 供給口
19 カム
20 ピン挿入ハンドル
21 感光体
22 中間転写ベルト
23 張架ローラ
23a 駆動ローラ
23d 二次転写対向ローラ
24 レジストローラ対
25 給紙カセット
26 拍車
29 定着液噴霧装置
30 イオナイザ
31 定着搬送ベルト
32 ベルト帯電電極
33 排紙ローラ
34 用紙搬送路
36 上部水位センサ
37 下部水位センサ
38 二次転写ローラ
39 ハンドルストッパーピン
40 定着装置
41 クリーニング装置
42 クリーニングブラシ
43 クリーニングブレード
44 除電ランプ
45 帯電チャージャ
46 現像装置
47 現像ローラ
49 プラス転写チャージャ
50 定着用液貯留部
51 第一組成液
52 第二組成液
53 第三組成液
55 第一吸い上げチューブ
56 第二吸い上げチューブ
57 第三吸い上げチューブ
60 定着液付与部
61 第一導入管
62 第二導入管
63 第三導入管
71 塗布ローラ
72 加圧ローラ
100 プリンタ
101 排紙トレイ
200 作像部
251 ピックアップローラ
500 定着液泡化装置
501 第一貯留タンク
502 第二貯留タンク
503 第三貯留タンク
510 定着液供給口
550 第一液搬送ポンプ
560 第二液搬送ポンプ
570 第三液搬送ポンプ
600 定着液混合部
601 定着液搬送管
P 転写紙
T トナー
特公昭40−10867号公報 特開2006−78573号公報 特開2009−25540号公報 特開2006−308781号公報

Claims (11)

  1. トナーの少なくとも一部を溶解または膨潤させることでトナー粒子を軟化させる軟化剤を含有した定着液を使用する定着手段に供給する液を収容する定着用液収容器を支持し、
    画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された交換ユニットにおいて、
    上記定着液は複数種類の定着液組成液を混合することで生成されるものであり、
    上記定着用液収容器は複数の独立した空間によって形成される複数の組成液収容部を備え、
    種類の異なる上記定着液組成液を異なる該組成液収容部にそれぞれ収容することを特徴とする交換ユニット。
  2. 請求項1の交換ユニットにおいて、
    上記トナーを収容するトナー収容器を有し、上記定着用液収容器と該トナー収容器とを一体的に支持することを特徴とする交換ユニット。
  3. 請求項1または2の交換ユニットにおいて、
    上記定着液は、上記複数種類の定着液組成液を所定の配分で混合することで生成されるものであり、
    上記定着用液収容器内の該複数種類の定着液組成液は上記所定の配分に対応した液量がそれぞれの上記組成液収容部に収容されていることを特徴とする交換ユニット。
  4. 請求項3の交換ユニットにおいて、
    上記トナーを収容するトナー収容器を有し、
    該定着用液収容器内に収容される上記複数種類の定着液組成液の全てを混合して生成される上記定着液の液量は、
    該定着用液収容器と一体的に支持される該トナー収容器内の上記トナーの全てを定着し得る液量となることを特徴とする交換ユニット。
  5. トナー粒子からなるトナー層を担持する定着液付与対象の表面に定着液を付与する定着液付与手段を備え、該定着液を付与することで軟化した該トナー粒子を記録媒体に定着する定着装置において、
    上記定着液は複数種類の定着液組成液を混合することで生成されるものであり、
    該複数種類の定着液組成液を混合して該定着液を生成する液混合手段を備え、
    該液混合手段に供給する該複数種類の定着液組成液を収容する収容手段として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の交換ユニットを用いることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項5の定着装置において、
    上記液混合手段で混合される上記複数種類の定着液組成液を、上記交換ユニットの上記定着用液収容器から供給され、複数の独立した空間に種類毎に貯留する組成液貯留部を備えることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項5または6の定着装置において、
    上記定着液付与手段として、上記液混合手段で生成された上記定着液を霧状にして吹き付けることで上記定着液付与対象の表面に該定着液を付与する定着液噴霧手段を有することを特徴とする定着装置。
  8. 請求項5または6の定着装置において、
    上記定着液付与手段として、上記液混合手段で生成された上記定着液を表面に担持し、表面移動することによって上記定着液付与対象の表面に該定着液を塗布する定着液塗布手段を有することを特徴とする定着装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の定着装置において、
    上記液混合手段で生成された液状の上記定着液を液中に気泡が分散した泡状定着液とする定着液泡状化手段を有し、
    上記定着液付与手段は、上記定着液付与対象の表面に該泡状定着液を付与することを特徴とする定着装置。
  10. トナーを用いてトナー像を記録媒体上に形成する作像手段と、
    定着液を用いて該トナー像を該記録媒体上に定着する定着手段とを備える画像形成装置において、
    上記作像手段で消耗されたトナーや該定着手段で消耗された定着用液を補給する消耗品補給手段として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の交換ユニットを用いることを特徴とする画像形成装置。
  11. 樹脂と色剤を含有する樹脂微粒子を含むトナーを用いて記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    記録媒体に転写するトナー像を担持するトナー像担持体の表面、または、トナー像を担持する記録媒体の表面に定着液を付与し、
    該記録媒体上に該トナー像を定着せしめる定着手段とを備える画像形成装置であって、
    該定着手段として、請求項5乃至9のいずれか1項に記載の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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