JP5418252B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、露光ユニットを所定の遊びをもって支持する支持部材を備える画像形成装置に関する。
従来、感光ドラムを露光するLEDヘッドを、装置本体の上部に形成された開口を開閉するトップカバーから吊り下げるように支持する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。この技術では、LEDヘッドが感光ドラムの軸方向に長い長尺状に形成されており、このLEDヘッドの長手方向外側の面に支持突起を設けるとともに、これらの支持突起をトップカバーのフランジに形成した支持穴に遊嵌させることで、LEDヘッドをトップカバーに遊びを持って支持させている。
さらに、支持穴は、下方に向かうにつれて幅狭となる形状となっている。そのため、トップカバーを開けた際に、支持突起が支持穴の幅狭となる部分まで移動して係合することで、LEDヘッドが副走査方向(LEDヘッドから出射される光が進む方向と長手方向とに直交する方向)にぐらつくのを抑えることが可能となっている。
また、LEDヘッドの支持突起よりも長手方向内側には、下方に突出する位置決め突起が設けられている。この位置決め突起は、感光ドラムを支持するカートリッジに形成される位置決め孔に嵌合するようになっており、これにより、LEDヘッドと感光ドラムの位置決めがなされるようになっている。
特開平8−318661号公報
しかしながら、従来技術では、トップカバー開放時のLEDヘッドの副走査方向への移動を規制するための支持突起をLEDヘッドの長手方向外側の面に設けているため、位置決め突起をLEDヘッドの長手方向内側に設けなければならず、LEDヘッドを装置本体ではなくカートリッジに対して位置決めしなければならなかった。このようにカートリッジに対してLEDヘッドを位置決めする構造では、LEDヘッドを精度良く位置決めさせるために、カートリッジの剛性を高くしなくてはならず、カートリッジの重量や大きさが大きくなり、操作性の悪化やコストが高くなるといった問題があった。
そこで、本発明は、カートリッジの軽量化または小型化を図りつつ、LEDヘッド(露光ユニット)を感光ドラム(感光体)から離間させた際にLEDヘッドが副走査方向にぐらつくのを抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体と、前記感光体の軸方向に並ぶ複数の明滅部を有して前記感光体を露光する露光ユニットと、前記露光ユニットが前記感光体に近接・離間するように前記露光ユニットを所定の遊びをもって支持する支持部材とを備え、前記露光ユニットの前記軸方向外側の側部には、前記装置本体に設けられる本体側位置決め部と係合することで前記装置本体に対して位置決めされるユニット側位置決め部が設けられ、前記支持部材には、前記露光ユニットが前記感光体から離間した状態において前記露光ユニットと係合して前記露光ユニットの副走査方向への移動を規制し、かつ、前記露光ユニットが前記感光体へ近接した状態において前記露光ユニットの規制を解除するように構成された規制部が設けられ、前記規制部、前記ユニット側位置決め部よりも軸方向内側に配置され、前記露光ユニットのうち前記感光体側にある第1部位を規制する第1規制部と、前記第1部位よりも前記感光体から離れた位置にある第2部位を規制する第2規制部とを備え、前記露光ユニットには、前記露光ユニットが前記感光体へ近接して前記第1部位が前記第1規制部から離れた状態において、前記第2規制部から逃げる凹部が形成されていることを特徴とする。
ここで、「副走査方向」とは、露光ユニットから出射した光を感光体の軸方向に走査する方向(主走査方向)と、露光ユニットから光が出射される方向とに略直交する方向をいう。
本発明によれば、露光ユニットの軸方向外側の面に設けたユニット側位置決め部によって露光ユニットを装置本体に対して位置決めすることができるので、感光体を有するカートリッジの剛性を必要以上に高くする必要がなくなる。そのため、カートリッジの肉厚を薄くするなどして、カートリッジの軽量化または小型化を図ることができる。
また、露光ユニットを感光体から離した際には、ユニット側位置決め部よりも軸方向内側にある規制部によって露光ユニットの副走査方向への移動が規制されるので、露光ユニットを感光体から離した際に露光ユニットが副走査方向へぐらつくのを抑制できる。
本発明によれば、カートリッジの軽量化または小型化を図りつつ、露光ユニットを感光体から離間させた際に露光ユニットが副走査方向にぐらつくのを抑えることができる。
画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 LEDユニットを後方から見た斜視図である。 LEDユニットを前方から見た斜視図である。 LEDユニットを装置本体に対して位置決めさせる前の状態を示す説明図(a)と、位置決め後の状態を示す説明図(b)である。 規制部と支持フレームとの関係を示す説明図であり、LEDユニットを感光ドラムに近接させたときの状態を示す図(a)と、LEDユニットを感光ドラムから離間させたときの状態を示す説明図(b)である。 規制部をピン状とする変形例を示す説明図であり、LEDユニットを感光ドラムに近接させたときの状態を示す図(a)と、LEDユニットを感光ドラムから離間させたときの状態を示す説明図(b)である。 規制部を上下2箇所に設ける変形例を示す説明図であり、LEDユニットを感光ドラムに近接させたときの状態を示す図(a)と、LEDユニットを感光ドラムから離間させたときの状態を示す説明図(b)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、カラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
装置本体10の上部には、開口部10Aが形成されている。そして、この開口部10Aは、装置本体10に回動可能に支持されるアッパーカバー12によって開閉されるようになっている。アッパーカバー12の上面は、装置本体10から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ13となっており、下面には後述する露光ユニットの一例としてのLEDユニット40を保持するための複数のLED取付部材14が設けられている。そのため、アッパーカバー12を開閉すると、LEDユニット40が感光ドラム53に近接・離間するようになっている。
給紙部20は、装置本体10内の下部に設けられ、装置本体10に着脱可能な給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を主に備えている。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とから主に構成されている。
LEDユニット40は、感光ドラム53を露光するものであり、感光ドラム53の上方に配置されている。なお、LEDユニット40の詳細な構造は、後述することとする。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、装置本体10に着脱可能な構造となっている。プロセスカートリッジ50は、静電潜像が形成される感光体の一例としての感光ドラム53や、符号を省略して示す公知の帯電器、現像ローラ、トナー収容室などを備えて構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、公知の駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を備えている。
定着ユニット80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム53の表面が、帯電器により一様に帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラよりトナーが供給されることで、感光ドラム53上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム53と搬送ベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に向かって延び、手前側に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数対の搬送ローラ92を備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、装置本体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<LEDユニット周りの構成>
次に、LEDユニット40周りの構成について詳細に説明する。
図2および図3に示すように、LEDユニット40は、長尺状のLEDヘッド41と、LEDヘッド41を支持する樹脂製の支持フレーム43とを備え、後述するホルダ48によって吊り下げられた状態で支持されている。なお、本実施形態において、支持部材は、アッパーカバー12と、LED取付部材14と、ホルダ48とにより構成されている。
〔LEDヘッド41〕
LEDヘッド41は、半導体チップに多数のLEDを配列して構成された複数のLEDアレイ41Aと、ヘッドフレーム41Bと、レンズアレイ41Cとを備えて構成されている。なお、本実施形態において、複数の明滅部は、複数のLEDアレイ41Aとレンズアレイ41Cとにより構成されている。
複数のLEDアレイ41Aは、左右方向(感光体の軸方向)において所定の画素ピッチに応じて一列に配列されており、選択的に駆動されることで適宜発光して、光を感光ドラム53に向けて断続的に出射するように構成されている。具体的に、各LEDアレイ41Aは、形成すべき画像のデータに基づいて、図示しない制御装置により信号が入力されて発光し、感光ドラム53を露光する。
ヘッドフレーム41Bは、樹脂で形成されており、複数のLEDアレイ41Aとレンズアレイ41Cを支持している。
レンズアレイ41Cは、各LEDアレイ41Aから出射された光を感光ドラム53上に結像させるものであり、光の出射面が平面状に形成されるガラス製のGRINレンズ(円柱状レンズ)を一列に並べて構成されている。
〔支持フレーム43〕
支持フレーム43は、左右方向に延びるベース部43Aと、ベース部43Aの左右両端から下方に延出する一対の延出部43Bとを備えて構成されている。
ベース部43Aの上面の左右両側には、下方に凹む有底筒状のコイルバネ収容部43Cがそれぞれ形成されており、各コイルバネ収容部43C内には、支持フレーム43を下方の感光ドラム53に向けて押圧するコイルバネ47が設けられている。
ベース部43Aの右側部には、右側線バネ320Rと、LEDユニット40の左右方向の位置決めを行うための位置決め凹部200が設けられている。
右側線バネ320Rは、ベース部43Aの右側面から右側に突出するアーム部R1と、アーム部R1が左右方向に撓み変形可能なようにアーム部R1を支持するコイル部R2とを主に備えている。そして、右側線バネ320Rのアーム部R1は、LEDユニット40が感光ドラム53に向けて移動する際に、装置本体10の右サイドパネル100(図4(a)参照)と当接するようになっている。これにより、アーム部R1が左側に撓んで、LEDユニット40に対して左方向に向かう付勢力が働くようになっている。
位置決め凹部200は、下方に向けて開口するコ字状の凹部であり、図4(b)に示すように、装置本体10の右サイドパネル100に形成される位置決め突起102と嵌合するようになっている。なお、このように嵌合した状態において、前述した右側線バネ320RによりLEDユニット40に対して左方向に向かう付勢力が働くと、位置決め凹部200の内面が位置決め突起102に押し当てられて、LEDユニット40が左右方向に位置決めされる。
また、図2に示すように、ベース部43Aの左側部には左側線バネ320Lが設けられ、ベース部43Aの左右両側部には位置決め片210,211が設けられている。
左側線バネ320Lは、ベース部43Aから後斜め下方に突出するアーム部L1と、アーム部L1が前後方向に撓み変形可能なようにアーム部L1を支持するコイル部L2(図3参照)とを主に備えている。そして、左側線バネ320Lのアーム部L1は、図4(a),(b)に示すように、LEDユニット40が感光ドラム53に向けて移動する際に装置本体10の左サイドパネル101に形成されるバネ係合部103と当接して前方に撓むようになっている。これにより、LEDユニット40に対して前方に向かう付勢力が働き、ベース部43Aの左右両側部にある位置決め片210,211が、装置本体10に設けられる位置決め壁104,105と当接してLEDユニット40が前後方向に位置決めされる。
すなわち、本実施形態において、ユニット側位置決め部は、位置決め凹部200および位置決め片210,211によって構成されている。また、本体側位置決め部は、位置決め突起102および位置決め壁104,105によって構成されている。
そして、図2および図3に示すように、ベース部43Aのうちユニット側位置決め部である位置決め凹部200および位置決め片210,211よりも左右方向内側には、後述する一対のフック400が係合する穴43Gが、前後に貫通するように左右に1つずつ形成されている。すなわち、後述するフック400に形成される規制部430は、ユニット側位置決め部である位置決め凹部200および位置決め片210,211よりも左右方向内側に配置されている。
延出部43Bの下端部には、LEDユニット40が感光ドラム53へ近接した状態で感光ドラム53と当接する当接部の一例としてのガイドローラ44が回転可能に設けられている。このガイドローラ44は、前述したコイルバネ47からの付勢力が支持フレーム43を介して伝達されることで、感光ドラム53に押し付けられて感光ドラム53に従動回転するようになっている。これにより、感光ドラム53が偏芯している場合でも、感光ドラム53と支持フレーム43に支持されたLEDヘッド41との光軸方向の間隔がガイドローラ44によって保持されるようになっている。
そして、左右の延出部43Bの間に配置されるLEDヘッド41は、各延出部43Bに設けられた図示せぬ板バネによってベース部43Aの下面に押し付けられることで、支持フレーム43に支持されている。なお、ベース部43AとLEDヘッド41の間には、一対のカム45,46が設けられており、このカム45,46を回すことによりLEDヘッド41がベース部43Aに対して上下に移動して、光軸方向の位置調整を行うことが可能となっている。
〔ホルダ48〕
ホルダ48は、樹脂で形成されており、主に、左右方向に延びる長尺状の基部48Aと、支持フレーム43と係合することでLEDユニット40を所定の遊びをもって支持するフック400とを備えて構成されている。
基部48Aの左右両端面には、左右方向外側に突出する回動軸部48Bが設けられており、この回動軸部48Bがアッパーカバー12のLED取付部材14に回動可能に支持されることによって、ホルダ48がアッパーカバー12に対して回動可能となっている。
そして、基部48Aと支持フレーム43(コイルバネ収容部43C)との間にコイルバネ47が設けられることにより、支持フレーム43がホルダ48(アッパーカバー12)から離れる方向に押圧されている。
フック400は、左右方向において所定の間隔を空けて2つ(一対)ずつ設けられており、それぞれ、アーム部410と、アーム部410の先端から支持フレーム43に向けて屈曲形成される爪部420とを備えて構成されている。
アーム部410は、弾性変形可能に構成されており、支持フレーム43を前後で挟み込むように基部48Aから下方に向けて延びるように設けられている。
爪部420は、支持フレーム43の穴43Gに下から係合するように構成されている。穴43Gは、爪部420よりも大きく形成されており、これにより、支持フレーム43がホルダ48に対して上下左右に移動可能となっている。また、一対のアーム部410と支持フレーム43との間にも隙間が形成されている。これにより、支持フレーム43がホルダ48に対して前後に移動可能となっている。
そして、図5(a)に示すように、爪部420とアーム部410とで形成される隅部には、アーム部410の内面よりも内側に突出する規制部430が設けられている。規制部430は、支持フレーム43の副走査方向(感光ドラム53の軸方向に沿う主走査方向と、LEDユニット40から光が出射される方向とに略直交する方向)の両側に設けられ、この方向における支持フレーム43の幅と略同じ大きさの間隔を空けて配置されている。
これにより、図5(b)に示すように、アッパーカバー12が開放されてフック400で支持フレーム43が支持されている状態(LEDユニット40が感光ドラム53から離間した状態)では、支持フレーム43が規制部430に係合してLEDユニット40の副走査方向への移動が規制される。
また、規制部430(詳しくは、規制部430のうちアッパーカバー12の副走査方向への移動を規制する面)は、アッパーカバー12が開閉する際に支持フレーム43に対して上下に移動するLEDユニット40の移動量よりも小さな高さで形成されている。これにより、図5(a)に示すように、アッパーカバー12が閉じられてLEDユニット40が感光ドラム53へ近接した状態(爪部420の上面からLEDユニット40が離れた状態)において、支持フレーム43が規制部430から外れるようになっている。
そのため、LEDユニット40のガイドローラ44を感光ドラム53へ当接すると、コイルバネ47の付勢力に抗してLEDユニット40が規制部430に対して相対的に上方へ移動することで、LEDユニット40が規制部430から外れて、LEDユニット40の副走査方向への規制が解除されるようになっている。
さらに、規制部430の上面は、前後方向内側に向かうにつれて下方へ傾斜する案内面431となっている。そのため、アッパーカバー12を開ける際にLEDユニット40が前後に動いても、案内面431によって2つの規制部430の間に確実にLEDユニット40を案内することが可能となっている。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
LEDユニット40の左右方向外側の側部に設けたユニット側位置決め部(位置決め凹部200および位置決め片210,211)によってLEDユニット40を装置本体10に対して位置決めすることができるので、プロセスカートリッジ50の剛性を必要以上に高くする必要がなくなる。そのため、プロセスカートリッジ50の肉厚を薄くするなどして、プロセスカートリッジ50の軽量化または小型化を図ることができる。
LEDユニット40を感光ドラム53から離した際には、前記ユニット側位置決め部よりも左右方向内側にある規制部430によってLEDユニット40の副走査方向への移動が規制されるので、LEDユニット40を感光ドラム53から離した際にLED40ユニットが副走査方向へぐらつくのを抑制できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、2つの規制部430をLEDユニット40の副走査方向両側に配置することでLEDユニット40の副走査方向の規制を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図6(a),(b)に示すように、フック400に形成したピン状の突起440と、LEDユニット40の支持フレーム43に形成した孔Hとによって、LEDユニット40の副走査方向の規制を行ってもよい。また、逆に、フック400に孔を形成し、支持フレーム43に突起を形成してもよい。
また、図7(a),(b)に示すように、前記実施形態と同様の規制部430を第1規制部C1とし、この第1規制部C1よりも上方の位置に前記実施形態の規制部430と略同様の新たな第2規制部C2を設けてもよい。すなわち、第1規制部C1は、LEDユニット40のうち感光ドラム53側にある第1部位40Aを規制するように配置され、第2規制部C2は、第1部位40Aよりも感光ドラム53から離れた位置にある第2部位40Bを規制するように配置される。
また、LEDユニット40の支持フレーム43には、LEDユニット40が感光ドラム53へ近接して第1部位40Aが第1規制部C1から離れた状態(図7(a)の状態)において、第2規制部C2から逃げる凹部40Cが形成されている。
このような構造によれば、LEDユニット40が感光ドラム53から離れた状態(図7(b)の状態)においては、第1規制部C1および第2規制部C2によってLEDユニット40の上下にずれた2箇所が規制されるので、アッパーカバー12の開放時におけるLEDユニット40の姿勢を良好に保つことができる。また、LEDユニット40が感光ドラム53に近接した状態においては、第1部位40Aが第1規制部C1から外れるとともに、凹部40Cが第2規制部C2に対向することで、LEDユニット40の副走査方向への規制を確実に解除することができる。
前記実施形態では、支持部材(アッパーカバー12、LED取付部材14およびホルダ48)を装置本体に対して回動させたが、本発明はこれに限定されず、例えば上下にスライド移動させてもよい。
前記実施形態では、当接部としてガイドローラ44を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば回転しない部材を採用してもよい。
前記実施形態では、感光体として感光ドラム53を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、複数の明滅部として左右方向に一列に配列された複数のLEDアレイ41Aを採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、左右方向に並ぶ複数のLEDを前後に複数列有するものを複数の明滅部として採用してもよい。また、LEDや蛍光灯などの1つの発光素子と、発光素子の外側に、左右方向に並んだ複数の液晶またはPLZT素子の光学シャッタとで、複数の明滅部を構成してもよい。また、露光ユニットの光源としては、LEDに限らず、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子や蛍光体などであってもよい。
1 カラープリンタ
10 装置本体
12 アッパーカバー
14 LED取付部材
40 LEDユニット
40A 第1部位
40B 第2部位
40C 凹部
41 LEDヘッド
43 支持フレーム
47 コイルバネ
48 ホルダ
50 プロセスカートリッジ
53 感光ドラム
100 右サイドパネル
101 左サイドパネル
102 位置決め突起
103 バネ係合部
104 位置決め壁
200 位置決め凹部
210 位置決め片
320L 左側線バネ
320R 右側線バネ
400 フック
430 規制部
431 案内面

Claims (4)

  1. 静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体の軸方向に並ぶ複数の明滅部を有して前記感光体を露光する露光ユニットと、
    前記露光ユニットが前記感光体に近接・離間するように前記露光ユニットを所定の遊びをもって支持する支持部材とを備え、
    前記露光ユニットの前記軸方向外側の側部には、前記装置本体に設けられる本体側位置決め部と係合することで前記装置本体に対して位置決めされるユニット側位置決め部が設けられ、
    前記支持部材には、
    前記露光ユニットが前記感光体から離間した状態において前記露光ユニットと係合して前記露光ユニットの副走査方向への移動を規制し、かつ、前記露光ユニットが前記感光体へ近接した状態において前記露光ユニットの規制を解除するように構成された規制部が設けられ、
    前記規制部
    前記ユニット側位置決め部よりも軸方向内側に配置され
    前記露光ユニットのうち前記感光体側にある第1部位を規制する第1規制部と、前記第1部位よりも前記感光体から離れた位置にある第2部位を規制する第2規制部とを備え、
    前記露光ユニットには、前記露光ユニットが前記感光体へ近接して前記第1部位が前記第1規制部から離れた状態において、前記第2規制部から逃げる凹部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記規制部は、前記露光ユニットに対し、前記副走査方向の両側に配置されたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記露光ユニットは、前記明滅部を有するヘッドと、前記ヘッドを支持するフレームとを有し、
    前記規制部は、前記フレームを規制することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記露光ユニットには、
    前記露光ユニットを前記感光体および前記規制部へ向けて付勢するバネと、
    前記露光ユニットが前記感光体へ近接した状態で前記感光体と当接する当接部とが設けられ、
    前記当接部が前記感光体へ当接すると、前記バネの付勢力に抗して、前記露光ユニットは前記規制部から外れるように構成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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