JP5417930B2 - 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置 - Google Patents

電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5417930B2
JP5417930B2 JP2009076995A JP2009076995A JP5417930B2 JP 5417930 B2 JP5417930 B2 JP 5417930B2 JP 2009076995 A JP2009076995 A JP 2009076995A JP 2009076995 A JP2009076995 A JP 2009076995A JP 5417930 B2 JP5417930 B2 JP 5417930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
information indicating
transition
examinee
medical practice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009076995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010231403A (ja
Inventor
晶子 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009076995A priority Critical patent/JP5417930B2/ja
Publication of JP2010231403A publication Critical patent/JP2010231403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417930B2 publication Critical patent/JP5417930B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置に関し、特に電子カルテに対して診療行為を入力させるための電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置に関する。
従来、受診者に対して施される診療行為(処方、検索、処置等)の内容は、医師の手書きによって紙のカルテに記載されている。一方、電子カルテシステムが導入されている病院においては、診療行為の内容は、医師が利用する端末において電子的に入力される。
診療行為の電子的な入力は、一般的に、診療行為情報が記録された膨大なデータベースに対する検索によって行われる。すなわち、当該データベースに登録されている診療行為情報の一覧の中から、受診者に対して施される診療行為が選択される。
斯かる一覧は、数万件に及ぶ場合がある。したがって、このような入力作業は医師の作業負荷を増加させ、本来の診療行為に支障をきたしかねない。そこで、従来、処方する薬剤を病名に基づいて絞り込んで提示する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−272751号公報
しかしながら、同一の疾患であってもその症状は時間の経過に応じて多様に変化する。したがって、病名との関連付けに基づいて処方する薬剤が決定されるのは、必ずしも適切ではない。すなわち、薬剤によっては、療養期間中のあるタイミングでのみ処方される類のものもある。従来技術においては、そのような経時的要素は考慮されていないため、処方しようとするタイミングにそぐわない診療行為が入力候補として提示されてしまうという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、電子カルテに対する診療行為情報の入力負担を適切に軽減することのできる電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、コンピュータに、受診者の指定を受け付ける受付手順と、症状の状態遷移における現在の状態を示す情報を受診者ごとに記憶した受診者状態記憶手段より、指定された受診者の現在の状態を示す情報を取得する状態取得手順と、前記状態遷移を示す情報を記憶した状態遷移記憶手段と指定された受診者の現在の状態を示す情報とに基づいて、該受診者に関して次に遷移しうる状態を示す情報を取得する遷移先状態取得手順と、症状の状態遷移における状態ごとに診療行為の候補を示す情報を記憶した診療行為候補記憶手段より、指定された受診者について次に遷移しうる状態に対する前記診療行為の候補を示す情報を取得する診療行為候補取得手順と、取得された診療行為の候補を示す情報に基づいて、該診療行為の候補の一覧を表示可能な画面を表示させる表示制御手順と実行させる。
電子カルテに対する診療行為情報の入力負担を適切に軽減することができる。
本発明の実施の形態における電子カルテシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における利用者端末のハードウェア構成例を示す図である。 症状の状態遷移を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態における電子カルテシステムの機能構成例を示す図である。 診療行為情報の入力処理を説明するためのフローチャートである。 メニューの表示処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 受診者状態DBの構成例を示す図である。 一つの疾患に対応する状態マスタの構成例を示す図である。 閾値マスタの構成例を示す図である。 遷移マスタの構成例を示す図である。 遷移先の状態に対応した診療行為一覧メニューの表示例を示す図である。 現在の状態に対応した診療行為一覧メニューの表示例を示す図である。 通常メニューの表示例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における電子カルテシステムの構成例を示す図である。同図において、電子カルテシステム1は、一台以上の利用者端末10と電子カルテサーバ20とを有する。各利用者端末10と電子カルテサーバ20とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク30(有線又は無線の別は問わない。)によって接続されている。
利用者端末10は、本実施の形態において診療行為情報の入力に利用されるPC(Personal Computer)等のコンピュータである。例えば、利用者端末10は、診療行為が行われる場所(例えば、診療科ごとの診療室、検査室、処置室等)ごと又は利用者ごとに設置される。なお、利用者は、主として医師であるが、電子カルテシステム1の運用に応じて他の者によって利用されてもよい。
電子カルテサーバ20は、受診者に関する診療情報(電子カルテ)等を一元管理するコンピュータである。
図2は、本発明の実施の形態における利用者端末のハードウェア構成例を示す図である。図2の利用者端末10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105と、表示装置106と、入力装置107とを有する。
利用者端末10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って利用者端末10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等であり、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
以上のような電子カルテシステム1において、本実施の形態では、利用者(医師等)による診療行為情報の入力作業について注目する。まず、診療行為情報の入力作業を支援するための方法について本実施の形態における考え方を説明する。
医療の現場においては、医療の質を高めることを目的として疾患名(病名)ごとに診療内容が標準化されたクリティカルパス(又はクリニカルパスとも呼ばれる。)という実施計画が存在する。クリティカルパスは、入院から退院までの受診者の症状の状態遷移を表したものである。
図3は、症状の状態遷移を説明するための概念図である。同図において、円(ノード)は状態を示し、円内の数字は各状態の識別子を示す。また、矢印は状態の遷移を示す。矢印に付された日数は、遷移元の状態から遷移先の状態への遷移に要する標準日数(すなわち、遷移元の状態における標準的な滞在日数)である。
同図において、太線の矢印によって連結された経路(1→2→3→6→7→8→9)がクリティカルパスである。通常、クリティカルパスの状態遷移は1方向に遷移するが、実施した検査の結果や、チェックポイントの達成状況によっては、クリティカルパス以外の状態遷移を辿るケースも有る。状態2における遷移先の分岐、及び当該分岐における状態遷移は斯かるケースを表現したものである。すなわち、クリティカルパスは、或る疾患における受診者の症状の状態遷移の一つの遷移パスに過ぎない。
本実施の形態の電子カルテシステム1では、図3に示されるような状態遷移に着目し、状態ごとに施すべき診療行為の候補が定義される。診療行為情報の入力の際には、斯かる定義に基づいて、受診者の状態に応じた診療行為の候補が提示される。そうすることにより、膨大な候補の中からの診療行為の選択といった作業から利用者は解放される。以上のような考え方を実現すべく、電子カルテシステム1は、例えば、図4に示されるような機能構成を有する。
図4は、本発明の実施の形態における電子カルテシステムの機能構成例を示す図である。
同図において、電子カルテサーバ20は、受診者状態DB21、状態マスタ22、閾値マスタ23、遷移マスタ24、及び診療情報DB25等を有する。これらは、電子カルテサーバ20の記憶装置を利用して情報を管理するデータベース又はテーブルである。
受診者状態DB21は、受診者ごとに、現在の状態を示す情報を管理(記憶)するデータベースである。状態マスタ22は、状態遷移における状態ごとに施すべき診療行為を示す情報等が登録されたテーブルである。閾値マスタ23は、状態ごとに定義された達成目標に対する目標達成率に対する閾値が登録されたテーブルである。当該閾値は、目標達成率との比較に応じて表示対象とする診療行為の候補を変化させるために利用される。達成目標とは、本実施の形態において、現在の状態から次の状態への遷移の進捗度を判定するための(すなわち、回復の程度を判定するための)情報である。したがって、目標達成率は、現在の状態から次の状態への遷移の進捗度を示す情報の具体例である。遷移マスタ24は、状態間の遷移関係が登録されたテーブルである。診療情報DB25は、受診者ごとの診療情報(電子カルテ)を管理するデータベースである。なお、状態マスタ22及び遷移マスタ24は、疾患名ごとに作成される。状態遷移の内容は疾患ごとに異なるからである。また、閾値マスタ23は、電子カルテシステム1において1つであってもよいし、利用者ごと若しくは疾患名ごと、又は利用者及び疾患名ごとに存在してもよい。
利用者端末10は、受診者指定受付部11、画面表示制御部12、受診者状態取得部13、適用状態判定部14、診療行為候補取得部15、メニュー表示部16、及び診療情報登録部17等を有する。これら各部は、利用者端末10にインストールされたプログラムがCPU104に実行させる処理によって実現される。
受診者指定受付部11は、電子カルテに対する入力対象とする受診者の指定を受け付ける。画面表示制御部12は、指定された受診者に対して電子カルテを入力させるためのメイン画面等を表示させる。受診者状態取得部13は、指定された受診者の現在の状態を示す情報(以下、「受診者状態情報」という。)を受診者状態DB21より取得する。適用状態判定部14は、受診者状態情報に含まれている目標達成率と閾値との比較に応じて受診者に適用すべき状態を判定する。具体的には、目標達成率と閾値との比較に応じて、受診者の現在の状態又は次の状態が受診者に対して適用すべき状態であると判定される。診療行為候補取得部15は、受診者に対して適用すべき状態に応じた診療行為情報を状態マスタ22より取得する。メニュー表示部16は、取得された診療行為情報を利用して、受診者に対する診療行為情報を電子カルテに入力させるための画面(メニュー)を生成し、表示させる。診療情報登録部17は、メイン画面において入力された情報を受診者と関連付けて診療情報DB25に登録する。
以下、電子カルテシステム1の処理手順について説明する。図5は、診療行為情報の入力処理を説明するためのフローチャートである。同図の処理は、利用者端末10に対する利用者による入力に応じて実行される。
ステップS101において、受診者指定受付部11は、電子カルテの入力対象とする受診者の指定を受け付ける。受診者の指定は、例えば、受診者ごとに割り当てられる受診者IDが入力されることによって行われてもよいし、受診者の氏名が入力されることによって行われてもよい。又は、受診者の一覧の中から選択されてもよい。要するに、受診者の識別情報を特定することが可能であれば特定の処理内容に限定されない。以下、指定された受診者を「カレント受診者」という。なお、受診者指定受付部11は、カレント受診者の識別情報(本実施の形態では、「受診者ID」とする。)を電子カルテの入力対象の受診者の識別情報としてメモリ装置103に記録しておく。
続いて、画面表示制御部12は、電子カルテのメイン画面を表示装置106に表示させる(S102)。メイン画面においては、カレント受診者に対する医師(利用者)による診察等に応じて各種の情報が入力される。カレント受診者に対する診療行為(処方、検査、処置等)に関する情報(診療行為情報)を入力する際は、メイン画面内においてマウスの右クリックが実行される。画面表示制御部12によって当該右クリックが検知されると(S103でYes)、診療行為の候補の一覧を表示可能な画面の一例としてのメニューの表示処理が実行される(S104)。メニューにおいて、受診者に施す診療行為に対応するメニュー項目が選択されると、画面表示制御部12は、選択されたメニュー項目に対応する診療行為情報をメイン画面に表示させる(S105)。その後、メイン画面において電子カルテの保存等が指示されると、診療情報登録部17は、メイン画面に入力された内容を診療情報DB25に登録する。
続いて、ステップS104の詳細について説明する。図6は、メニューの表示処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、受診者状態取得部13は、メモリ装置103に記録されているカレント受診者の受診者IDに基づいて、カレント受診者の受診者状態情報を受診者状態DB21より取得(検索)し、検索結果をメモリ装置103に記録する。
図7は、受診者状態DBの構成例を示す図である。同図において、受診者状態DB21には、受診者ごとに、受診者ID、疾患名コード、状態、状態日数、及び目標達成率を管理する。疾患名コードは、疾患(疾患名)ごとに割り当てられたコード(識別子)である。受診者状態DB21では、受診者の疾患を示す。状態は、疾患名コードによって識別される疾患に対する状態遷移における、受診者の現在の状態の識別子である。状態日数は、現在の状態が継続している(現在の状態に滞在している)日数である。目標達成率は、現在の状態における目標の達成率である。
ステップS201では、斯かる受診者状態DB21より、カレント受診者の受診者IDに対応するレコード(受診者状態情報)が取得される。
続いて、適用状態判定部14は、カレント受診者の疾患(疾患名コード)に対応する状態マスタ22より、カレント受診者の現在の状態の標準日数を取得する(S202)。
図8は、一つの疾患に対応する状態マスタの構成例を示す図である。同図において、状態マスタ22は、或る疾患における症状の状態遷移の状態(1〜5)ごとに、達成目標、処方、検査、処置、及び標準日数等を管理する。
達成目標は、次の状態への遷移するために受診者が達成すべき目標である。各状態において全ての達成目標が達成された場合、当該受診者の状態は次の状態へ遷移する。なお、受診者状態情報の一部である目標達成率は、当該達成目標に対する達成率である。例えば、カレント受診者が状態2の場合、達成目標は4項目有る。この4項目中において達成された項目の割合が目標達成率である。したがって、2項目について達成されている場合、目標達成率は50(%)となる。但し、目標達成率の算出において達成目標の項目毎に重み付けを付与してもよい。
処方は、当該状態における受診者に処方すべき(又は処方される可能性の高い)薬(薬剤)の識別情報である。検査は、当該状態における受診者に対して実行すべき(又は実行される可能性の高い)検査の識別情報である。処置は、当該状態における受診者に対して施すべき(又は施される可能性の高い)処置の識別情報である。標準日数は、当該状態が継続する標準的な日数である。
ステップS202では、斯かる状態マスタ22より、カレント受診者の現在の状態に対する標準日数が取得される。
続いて、適用状態判定部14は、閾値マスタ23より目標達成率に対する閾値(目標達成閾値)を取得する(S203)。
図9は、閾値マスタの構成例を示す図である。同図に示されるように、閾値マスタ23には、目標達成閾値が登録されている。なお、閾値マスタ23が利用者ごとや疾患名ごとに作成されている場合、適用状態判定部14は、カレント受診者の疾患名や、利用者の識別子(利用者ID)等に対応した閾値マスタ23より目標達成閾値を取得する。
続いて、適用状態判定部14は、カレント受診者の受診者状態情報に含まれている目標達成率と目標達成閾値とを比較することにより、診療行為を選択するにあたってカレント受診者に適用すべき状態(状態遷移における状態)を判定する(S204)。
目標達成率が目標達成閾値以上である場合(S204でYes)、適用状態判定部14は現在の状態の遷移先の状態(状態遷移において現在の状態の次の状態)をカレント受診者の疾患(疾患名コード)に対応する遷移マスタ24に基づいて判定する(S205)。
図10は、遷移マスタの構成例を示す図である。同図において、遷移マスタ24には、一つの疾患に対する状態遷移における遷移ごとに、遷移元、遷移先、及び確率が登録されている。遷移元は、一つの遷移における遷移元の状態の識別子である。遷移先は一つの遷移における遷移先の状態の識別子である。確率は、当該遷移の確率(遷移する可能性の大きさ)である。一つの遷移元に対して複数の遷移先が有る場合、確率は、当該複数の遷移先の中における相対的な値となる。一つの遷移元に対して遷移先が一つである場合、確率は1.0となる。このように、遷移マスタ24によって、図3に示したような状態遷移を把握することができる。
適用状態判定部14は、斯かる遷移マスタ24に基づいて判定される遷移先の状態を、カレント受診者に適用すべき状態であると判定する。例えば、カレント受診者の状態が状態2である場合、遷移先の状態は、状態3、4、及び5であると判定される。
続いて、診療行為候補取得部15は、適用状態判定部14によって判定された状態(すなわち遷移先の状態)に対する診療行為情報の一覧を状態マスタ22より取得する(S206)。例えば、カレント受診者の状態が状態2である場合、状態3、4、及び5のそれぞれに対する診療行為情報(処方、検索、効果)が状態マスタ22(図8)より取得される。
続いて、メニュー表示部16は、取得された診療行為情報の一覧を選択候補として表示させるメニュー(診療行為一覧メニュー)を生成し(S210)、生成された診療行為一覧メニューを表示装置106に表示させる。
図11は、遷移先の状態に対応した診療行為一覧メニューの表示例を示す図である。同図では、メイン画面500において右クリックされた位置に診療行為一覧メニュー510が表示されている。診療行為一覧メニュー510において、参照番号の末尾にaが付されている部分は、遷移先の状態3に対応する診療行為のメニュー項目である。参照番号の末尾にbが付されている部分は、遷移先の状態4に対応する診療行為のメニュー項目である。参照番号の末尾にcが付されている部分は、遷移先の状態5に対応する診療行為のメニュー項目である。すなわち、処方におけるメニュー項目群511aには、状態3に対する処方として登録されている薬が選択候補(メニュー項目)として含まれている。また、メニュー項目群511bには、状態4に対する処方として登録されている薬が選択候補として含まれている。更に、メニュー項目群511cには、状態5に対する処方として登録されている薬が選択候補として含まれている。検査及び処置に対するメニュー項目についても同様である。
利用者は、このように選択候補が絞り込まれた診療行為の中から受診者に施す診療行為を選択するといった簡便な操作によって、電子カルテに対して記録すべき診療行為情報の入力を行うことができる。
なお、同図では、遷移する確率に比例させて各遷移先の状態に対応したメニュー項目群の表示領域の面積が定められている。すなわち、図10の例によれば、状態3、4、5のそれぞれに遷移する確率は、60%、30%、10%である。したがって、メニュー項目群511a、511b、511cの面積比は、6:3:1とされている。こうすることにより、採用される可能性の高い診療行為に対するメニュー項目を選択し易くすることができる。
なお、遷移する確率に応じた表示態様の変更は、メニュー項目が配置される領域の面積の大きさに限定されない。例えば、メニュー項目に表示される文字の色や大きさを変化させてもよい。また、確率の低い遷移先に対するメニュー項目についてはサブメニュー化してもよい。
このように、受診者の現在の状態の目標達成率が目標達成閾値以上である場合は、次の状態に対応した診療行為の一覧が選択候補として表示される。これは、目標達成の度合いから受診者は間もなく次の状態へ遷移することが予想され、次の状態に対応した診療行為を施すのが適切であると考えられるからである。換言すれば、目標達成閾値は、次の状態に対応した診療行為を施すことの適否に基づいてその値が定められればよい。完全に次の状態へ遷移するまで当該次の状態に応じた診療行為を施すのが適切で無い場合は、目標達成閾値は「100」とすればよい。
一方、ステップS204において、目標達成率が目標達成閾値未満である場合(S204でNo)、適用状態判定部14は、受診者状態情報に含まれている状態日数と、受診者の現在の状態に対する標準日数とを比較する(S207)。状態日数が標準日数以下である場合、適用状態判定部14は、現在の状態を適用すべき状態であると判定する(S207でYes)。当該判定に応じ、診療行為候補取得部15は、カレント受診者の現在の状態に対する診療行為情報の一覧を状態マスタ22より取得する(S208)。
続いて、メニュー表示部16は、取得された診療行為情報の一覧を選択候補として表示させる診療行為一覧メニューを生成し(S210)、生成された診療行為一覧メニューを表示装置106に表示させる(S211)。
図12は、現在の状態に対応した診療行為一覧メニューの表示例を示す図である。同図では、メイン画面500において右クリックされた位置に診療行為一覧メニュー520が表示されている。診療行為一覧メニュー520では、受診者の現在の状態(状態2)に対する処方、検査、及び処置に対応するメニュー項目が選択候補として含まれている。
利用者は、このように選択候補が絞り込まれた診療行為の中から受診者に施す診療行為を選択するといった簡便な操作によって、電子カルテに対して記録すべき診療行為情報の入力を行うことができる。
一方、ステップS207において、状態日数が標準日数を超える場合(S207でNo)、メニュー表示部16は、通常メニューを生成し(S209)、表示装置106に表示させる(S211)。
図13は、通常メニューの表示例を示す図である。メイン画面500において右クリックされた位置に通常メニュー530が表示されている。通常メニュー530には、「処方検索」、「検査検索」、及び「処置検索」等のメニュー項目が配置されている。例えば、処方検索メニュー項目が表示されると、画面表示制御部12は、処方検索画面540を表示装置106に表示させる。処方検索画面540の検索結果領域541には、非図示の診療行為マスタに登録されている全ての処方の一覧が表示される。利用者は、当該一覧に含まれる膨大な候補の中から処方を選択することにより診療行為情報を入力する。なお、処方検索画面540において検索条件を入力することにより選択対象を絞り込むことは可能である。図13のケースに比較すれば、図11及び図12のケースのユーザインタフェースの利便性の高さがより明確に理解されよう。
なお、目標達成率が目標達成閾値以上である場合(S204でYes)、メニュー表示部16は、遷移先の状態に対する診療行為に対するメニュー項目と併せて、現在の状態に対する診療行為に対するメニュー項目をも含むように診療行為一覧メニューを生成するようにしてもよい。この場合、診療行為候補取得部15は、現在の状態に対する診療行為情報と、遷移先の状態に対する診療行為情報とを状態マスタ22より取得すればよい。そうすることにより、選択候補が増加するという反面、選択候補の中に所望の診療行為が含まれている可能性を高めることができる。
また、本実施の形態では、現在の状態から次の状態への遷移の進捗度を示す情報の具体例として目標達成率を利用した例を説明したが、当該進捗度を示す情報は目標達成率に限定されない。例えば、通常、症状の回復は、時間の経過に対して密接な関係を有する。したがって、経過時間を進捗度を示す情報としてもよい。具体的には、現在の状態に滞在している日数(状態日数)と、当該日数に対する閾値との比較に基づいて、受診者に適用する状態を判定してもよい。または、疾患に応じて当該進捗度を示す情報を変えてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、選択候補(入力候補)として表示させる診療行為を適切に絞り込むことができる。絞り込む基準として、受診者の疾患の症状の状態遷移における受診者の状態が利用される。すなわち、受診者の状態に基づいて施される診療行為が予測され、当該予測に基づいて診療行為の入力候補が絞り込まれる。したがって、受診者の状態に即した適切な診療行為を表示させることができる。また、診療行為一覧メニューの内容は、受診者の状態に応じてどのような診療行為を行うべきか、又はどのような診療行為を取り得るかについてのガイドとしても利用することができる。
なお、本実施の形態において利用者端末10が有している機能構成(図4参照)を電子カルテサーバ20が有するようにしてもよい。この場合、利用者端末10は、Webブラウザ等の閲覧機能を備えていればよい。また、斯かる電子カルテサーバ20をASP(Application Service Provider)におけるサーバとしてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 電子カルテシステム
10 利用者端末
11 受診者指定受付部
12 画面表示制御部
13 受診者状態取得部
14 適用状態判定部
15 診療行為候補取得部
16 メニュー表示部16
17 診療情報登録部
20 電子カルテサーバ
21 受診者状態DB
22 状態マスタ
23 閾値マスタ
24 遷移マスタ
25 診療情報DB
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
B バス

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    受診者の指定を受け付ける受付手順と、
    症状の状態遷移における現在の状態を示す情報を受診者ごとに記憶した受診者状態記憶手段より、指定された受診者の現在の状態を示す情報を取得する状態取得手順と、
    前記状態遷移を示す情報を記憶した状態遷移記憶手段と指定された受診者の現在の状態を示す情報とに基づいて、該受診者に関して次に遷移しうる状態を示す情報を取得する遷移先状態取得手順と、
    症状の状態遷移における状態ごとに診療行為の候補を示す情報を記憶した診療行為候補記憶手段より、指定された受診者について次に遷移しうる状態に対する前記診療行為の候補を示す情報を取得する診療行為候補取得手順と、
    取得された診療行為の候補を示す情報に基づいて、該診療行為の候補の一覧を表示可能な画面を表示させる表示制御手順と実行させ
    前記状態遷移記憶手段は、前記状態遷移において複数の遷移先を有する状態に関して遷移先ごとに遷移する可能性の大きさを示す情報を記憶し、
    前記表示制御手順は、前記遷移先に対する前記診療行為の候補の一覧に含まれる各項目について、当該項目が対応する状態に対する前記可能性の大きさを示す情報に基づいて表示態様を変化させる電子カルテ入力支援プログラム。
  2. 前記診療行為候補取得手順は、更に、指定された受診者の現在の状態に対する前記診療行為を示す情報を前記診療行為候補記憶手段より取得する請求項1記載の電子カルテ入力支援プログラム。
  3. 前記受診者状態記憶手段は、現在の状態から次の状態への遷移の進捗度を示す情報を受診者ごとに記憶し、
    前記診療行為候補取得手順は、前記進捗度と閾値との比較に応じて、前記次に遷移しうる状態又は前記現在の状態のいずれか一方に対する前記診療行為の候補を示す情報を取得する請求項2記載の電子カルテ入力支援プログラム。
  4. コンピュータが実行する電子カルテ入力支援方法であって、
    受診者の指定を受け付ける受付手順と、
    症状の状態遷移における現在の状態を示す情報を受診者ごとに記憶した受診者状態記憶手段より、指定された受診者の現在の状態を示す情報を取得する状態取得手順と、
    前記状態遷移を示す情報を記憶した状態遷移記憶手段と指定された受診者の現在の状態を示す情報とに基づいて、該受診者に関して次に遷移しうる状態を示す情報を取得する遷移先状態取得手順と、
    症状の状態遷移における状態ごとに診療行為の候補を示す情報を記憶した診療行為候補記憶手段より、指定された受診者について次に遷移しうる状態に対する前記診療行為の候補を示す情報を取得する診療行為候補取得手順と、
    取得された診療行為の候補を示す情報に基づいて、該診療行為の候補の一覧を表示可能な画面を表示させる表示制御手順と有し、
    前記状態遷移記憶手段は、前記状態遷移において複数の遷移先を有する状態に関して遷移先ごとに遷移する可能性の大きさを示す情報を記憶し、
    前記表示制御手順は、前記遷移先に対する前記診療行為の候補の一覧に含まれる各項目について、当該項目が対応する状態に対する前記可能性の大きさを示す情報に基づいて表示態様を変化させる電子カルテ入力支援方法
  5. 受診者の指定を受け付ける受付手段と、
    症状の状態遷移における現在の状態を示す情報を受診者ごとに記憶した受診者状態記憶手段より、指定された受診者の現在の状態を示す情報を取得する状態取得手段と、
    前記状態遷移を示す情報を記憶した状態遷移記憶手段と指定された受診者の現在の状態を示す情報とに基づいて、該受診者に関して次に遷移しうる状態を示す情報を取得する遷移先状態取得手段と、
    症状の状態遷移における状態ごとに診療行為の候補を示す情報を記憶した診療行為候補記憶手段より、指定された受診者について次に遷移しうる状態に対する前記診療行為の候補を示す情報を取得する診療行為候補取得手段と、
    取得された診療行為の候補を示す情報に基づいて、該診療行為の候補の一覧を表示可能な画面を表示させる表示制御手段と有し、
    前記状態遷移記憶手段は、前記状態遷移において複数の遷移先を有する状態に関して遷移先ごとに遷移する可能性の大きさを示す情報を記憶し、
    前記表示制御手段は、前記遷移先に対する前記診療行為の候補の一覧に含まれる各項目について、当該項目が対応する状態に対する前記可能性の大きさを示す情報に基づいて表示態様を変化させる電子カルテ入力支援装置。
JP2009076995A 2009-03-26 2009-03-26 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置 Expired - Fee Related JP5417930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009076995A JP5417930B2 (ja) 2009-03-26 2009-03-26 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009076995A JP5417930B2 (ja) 2009-03-26 2009-03-26 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010231403A JP2010231403A (ja) 2010-10-14
JP5417930B2 true JP5417930B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=43047166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009076995A Expired - Fee Related JP5417930B2 (ja) 2009-03-26 2009-03-26 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5417930B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6386938B2 (ja) * 2015-02-27 2018-09-05 富士フイルム株式会社 診療支援装置、その作動方法及び診療支援プログラム
JP7187802B2 (ja) * 2018-04-05 2022-12-13 富士通株式会社 推奨処置通知プログラム、推奨処置通知方法、及び情報処理装置
JP6712656B1 (ja) * 2019-01-22 2020-06-24 有限責任あずさ監査法人 医療支援及び/又は介護支援のためのシステム、医療支援及び/又は介護支援のためのサーバ、医療支援及び/又は介護支援のための方法及び医療支援及び/又は介護支援のためのプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11353183A (ja) * 1998-04-08 1999-12-24 Sysmex Corp 治療法決定支援方法
WO2006057336A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Yoshinori Iizuka 医療プロセス質管理システム、医療プロセス質管理方法
JP2008225548A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Fujitsu Ltd 電子カルテ入力プログラム、電子カルテ入力装置、及び電子カルテ入力方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010231403A (ja) 2010-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Terkelsen et al. System delay and mortality among patients with STEMI treated with primary percutaneous coronary intervention
US10636515B2 (en) Medical or health information search support apparatus and medical or health information search support system
JP5494018B2 (ja) 入力支援プログラム、入力支援装置、入力支援システム、及び入力支援方法
JP5891305B2 (ja) 診療プロセス分析システム
US20170091165A1 (en) Recording medium, application activation control method, and information processing apparatus
JP5417930B2 (ja) 電子カルテ入力支援プログラム、電子カルテ入力支援方法、及び電子カルテ入力支援装置
JP6217072B2 (ja) 患者管理支援プログラム、該システム及び該方法
JP2008112390A (ja) 医療機関評価装置および医療機関情報提供システム
JP5914735B1 (ja) 医療システム及びプログラム
JP2011198103A (ja) 操作支援プログラム、操作支援方法、及び操作支援装置
France et al. Factors influencing time-dependent quality indicators for patients with suspected acute coronary syndrome
JP2007272751A (ja) 薬品選択支援システムおよび薬品選択支援プログラム
JP6968704B2 (ja) 情報管理システム及び情報管理方法
JP6431274B2 (ja) 診療支援システム
JP2005309863A (ja) 診療科横断患者管理システム
JP2008108077A (ja) 医療機関評価装置および医療機関情報提供システム
JP2019105921A (ja) 読影レポート作成支援装置及び読影レポート作成支援方法
JP5512096B2 (ja) 情報分析装置およびその制御プログラム
JP2000287941A (ja) 医療情報システムにおける画像参照支援方法及びその記録媒体
JP5589931B2 (ja) 検索プログラム、検索サーバ装置及び検索方法
JP5276819B2 (ja) 電子カルテシステムおよび検索プログラム
JP6261484B2 (ja) 診療情報分析装置、及び診療情報分析用プログラム
JP6167648B2 (ja) 文書作成支援プログラム、方法及び装置
JP2014215935A (ja) 情報処理方法、装置及びプログラム
JP2020035340A (ja) 診療支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5417930

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees