JP5417695B2 - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 Download PDF

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本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器に関する。
アクティブマトリクス方式により駆動される電気泳動表示装置では、画素ごとに駆動用スイッチング素子とメモリ回路が配置された回路構成が公知である。(例えば、特許文献1を参照)
このような構成を備えた電気泳動表示装置においては、画像を書き換えるときに、表示部を白表示することで画像を消去した後、所望の位置に黒色を書き込むことで画像を表示する駆動方法が一般的であった。
特開2002−149115号公報
ところが、このような駆動方法で画像を消去すると残像が残ってしまうという問題があった。図19は、従来の電気泳動表示装置における残像の発生を説明する図である。図19(a)では、黒表示された画像1200が表示部1030に表示されている。画像1200の消去は、表示部1030全体を白表示させることで行われるが、1回白表示を行っただけでは、画像を完全に消去できず残像1300が残ってしまっていた。(図19(b))
これは、画像を形成する黒色粒子の一部が、表示面側の電極に固着してしまうためであり、電気泳動表示装置固有の課題であった。
このような残像をなくすためには、白表示と黒表示とを繰り返して、電気泳動素子内の白色粒子、黒色粒子を十分に撹拌することが必要であった。
しかし、白表示と黒表示とを繰り返しながら画像を消去すると、画面が点滅して見えるフラッシングが発生してしまう。このようなフラッシングは、使用者に対して視覚的なストレスを与えてしまい、電子ペーパーの普及を妨げている一因となっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、画像の消去におけるフラッシング及び残像を低減することができる電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器は、以下の特徴を備えている。
一対の基板間に、複数色の電気泳動粒子を含んだ電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部の画像を消去する画像消去ステップにおいて、同一の色に対応する階調で表示された複数の画素からなり、前記表示部を横断する帯状の消去領域を形成し、前記消去領域を、前記消去領域の幅方向に移動させて前記表示部を走査し、前記消去領域が通過した後の前記画素を前記消去領域とは異なる同一の色に対応する階調で表示させることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
一対の基板間に、複数色の電気泳動粒子を含んだ電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有する電気泳動表示装置であって、前記表示部の画像を消去する画像消去動作において、同一の色に対応する階調で表示された複数の画素からなり、前記表示部を横断する帯状の消去領域を前記消去領域の幅方向に移動して前記表示部を走査し、前記消去領域が通過した後の前記画素を前記消去領域とは異なる同一の色に対応する階調で表示させることを特徴とする電気泳動表示装置。
一対の基板間に電気泳動粒子を含んだ電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部の画像を消去する画像消去ステップにおいて、同一の階調が表示された複数の画素からなり、前記表示部を横断する帯状の消去領域を形成し、前記消去領域を、前記消去領域の幅方向に移動させて前記表示部を走査することを特徴とする。
これにより、前記表示部の全体を点滅させることなく、前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記表示部に、互いに交差して延びる複数の走査線と複数のデータ線とが形成され、前記走査線と前記データ線との交差部に対応して前記画素が形成されており、前記消去領域は、前記走査線の延在方向において前記表示部を横断する領域であることが好ましい。
これにより、前記走査線を順に選択することで、前記表示領域を容易に走査させることができるので、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を容易に行う電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記消去領域は、前記データ線方向において複数の前記画素に相当する幅を有していることが好ましい。
これにより、1つの前記走査線において前記消去領域が通過する時間を延ばすことができるので、前記電気泳動粒子を確実に撹拌できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記データ線方向において所定の間隔で配列された複数の前記消去領域を走査させることが好ましい。
これにより、前記電気泳動粒子を撹拌する回数を増やすことができるので、残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記消去領域を、複数回走査させることが好ましい。
これにより、前記表示部に形成される前記消去領域が少ない場合でも、前記電気泳動粒子を撹拌する回数を増やすことができるので、残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
前記走査線には、前記走査線を選択する走査線駆動装置が接続されており、前記走査線駆動装置は、第1のシフトレジスタ回路と、第2のシフトレジスタ回路と、前記第1のシフトレジスタ回路及び前記第2のシフトレジスタ回路の出力のORをとるOR回路とを有し、前記画像消去ステップの期間に、すべての前記データ線には、第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスを入力し、前記第1のシフトレジスタ回路による第1の走査線選択期間では、前記データ線に第1の電位を入力し、前記第2のシフトレジスタ回路による第2の走査線選択期間では、前記データ線に第2の電位を入力することが好ましい。
これにより、前記第1の走査線選択期間と前記第2の走査線選択期間とで異なる電位を前記画素に入力することができるので、前記消去領域を走査させることができる。これにより、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。また、ほぼ1フレームで前記消去領域を走査できるので、高速消去を行うことができる。
一対の基板間に電気泳動粒子を含んだ電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有する電気泳動表示装置であって、前記表示部の画像を消去する画像消去動作において、同一の階調が表示された複数の画素からなり、前記表示部を横断する帯状の消去領域を前記消去領域の幅方向に移動して前記表示部を走査することを特徴とする。
これにより、前記表示部の全体を点滅させることなく、前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置を提供することができる。
前記表示部に、互いに交差して延びる複数の走査線と複数のデータ線とが形成され、前記走査線と前記データ線との交差部に対応して前記画素が形成されており、前記消去領域は、前記走査線の延在方向において前記表示部を横断する領域であることが好ましい。
これにより、前記走査線を順に選択することで、前記表示領域を容易に走査させることができるので、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を容易に行う電気泳動表示装置を提供することができる。
前記消去領域は、前記データ線方向において複数の前記画素に相当する幅を有していることが好ましい。
これにより、1つの前記走査線において前記消去領域が通過する時間を延ばすことができるので、前記電気泳動粒子を確実に撹拌できる電気泳動表示装置を提供することができる。
前記データ線方向において所定の間隔で配列された複数の前記消去領域を走査させることが好ましい。
これにより、前記電気泳動粒子を撹拌する回数を増やすことができるので、残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置を提供することができる。
前記消去領域を、複数回走査させることが好ましい。
これにより、前記表示部に形成される前記消去領域が少ない場合でも、前記電気泳動粒子を撹拌する回数を増やすことができるので、残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置を提供することができる。
前記走査線には、前記走査線を選択する走査線駆動装置が接続されており、前記走査線駆動装置は、第1のシフトレジスタ回路と、第2のシフトレジスタ回路と、前記第1のシフトレジスタ回路及び前記第2のシフトレジスタ回路の出力のORをとるOR回路とを有することが好ましい。
これにより、前記第1のシフトレジスタ回路、及び前記第2のシフトレジスタ回路を個別に駆動させることができるので、複数の前記走査線を独立に選択することができる電気泳動表示装置を提供することができる。
前記画像消去動作の期間に、すべての前記データ線には、第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスが入力されており、前記第1のシフトレジスタ回路による第1の走査線選択期間では、前記データ線に第1の電位が入力され、前記第2のシフトレジスタ回路による第2の走査線選択期間では、前記データ線に第2の電位が入力されていることが好ましい。
これにより、前記第1の走査線選択期間と前記第2の走査線選択期間とで異なる電位を前記画素に入力することができるので、前記消去領域を走査させることができる。これにより、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電気泳動表示装置を提供することができる。
本発明の電子機器は、前記電気泳動表示装置を備えていることを特徴とする。
これにより、前記表示部の全体を点滅させることなく、前記電気泳動粒子を撹拌することができるので、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電子機器を提供することができる。
以下に、図面を用いて本発明における電気泳動表示装置について説明する。なお、本実施形態では、アクティブマトリクス駆動方式の電気泳動表示装置について説明する。
また、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は本発明の実施形態に係る電気泳動表示装置1の概略を示す平面図である。電気泳動表示装置1は、表示部30と、走査線駆動回路(走査線駆動装置)60と、データ線駆動回路70とを備えている。
表示部30には、画素20が、データ線駆動回路70の延在方向に沿ってm個、走査線駆動回路60の延在方向にn個のマトリクス状に配置されている。走査線駆動回路60と画素20とが、データ線駆動回路70の延在方向に沿って延びた複数の走査線40(Y1、Y2、…、Ym)を介して接続されている。データ線駆動回路70と画素20とが、表示部30を走査線駆動回路60の延在方向に沿って延びる複数のデータ線50(X1、X2、…、Xn)を介して画素20に接続されている。
走査線駆動回路60は、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62、OR回路63、レベルシフタ64と、出力バッファ65とを備えている。
第1のシフトレジスタ回路61は、各走査線40に対応して複数のフリップフロップ回路61aを備えている。また、すべてのフリップフロップ回路61aは直列に接続されている。
第2のシフトレジスタ回路62も同様に、各走査線40に対応して複数のフリップフロップ回路62aを備えている。また、すべてのフリップフロップ回路62aは直列に接続されている。
OR回路63は、各走査線40に対応して設けられている。OR回路63の入力端子はフリップフロップ回路61a、62aの出力端子とそれぞれ接続されている。OR回路63の出力端子はレベルシフタ64と、出力バッファ65とを介して、対応する走査線40と接続されている。
走査線駆動回路60では、第1のシフトレジスタ回路61にクロックパルスを入力させた状態でスタートパルスを入力する。入力されたスタートパルスは、クロックパルスの立ち上がり(低電位から高電位への移行)、及び立ち下り(高電位から低電位への移行)に同期してフリップフロップ回路61aを順に移動する。
スタートパルスが入力されたフリップフロップ回路61aからは、第1の選択信号が出力される。したがって、第1の選択信号は、Y1からYmまで順にOR回路63を介して走査線40に入力される。
第2のシフトレジスタ回路62も、第1のシフトレジスタ回路61と同様の動作を行う回路である。入力されたスタートパルスは、クロックパルスの立ち上がり(低電位から高電位への移行)、及び立ち下り(高電位から低電位への移行)に同期してフリップフロップ62回路aを順に移動する。
スタートパルスが入力されたフリップフロップ回路62aからは、第2の選択信号が出力される。したがって、第2の選択信号は、Y1からYmまで順にOR回路63を介して走査線40に入力される。
また、第1のシフトレジスタ回路61及び第2のシフトレジスタ回路62には、それぞれタイミングが異なるクロックパルスを入力して独立に駆動させることができる。この場合には、OR回路63を介してそれぞれの選択信号が走査線40に入力される。したがって、シフトレジスタ回路61、62により複数の走査線40を独立に選択することができる。
レベルシフタ64は、選択信号の電位を変える回路である。これは、画素20では第1のシフトレジスタ回路61、及び第2のシフトレジスタ回路62を駆動する電位よりも、高電位を必要とするためである。
次に、高電位に変えられた第1、第2の選択信号は、出力バッファ65により電流増幅される。そして、電流増幅された第1、第2の選択信号がデータ線50に供給される。仮に、第1、第2の選択信号の電流が少ないと走査線駆動回路60から離れた位置の画素20に供給する電流が不足して、この画素20に所望の電位が与えられないからである。
データ線駆動回路70は、シフトレジスタ回路71と、第1のラッチ回路72と、第2のラッチ回路73と、全選択回路74と、レベルシフタ75と、出力バッファ76とを備えている。
全選択回路74は、データ線50ごとに配置されており、インバータ回路74aと、NOR回路74b、74cとを備えている。
各NOR回路74bの入力端子の一方には、第2のラッチ回路73からのデータ信号線DIN(DIN1、DIN2、…、DINn)がそれぞれ接続されている。他方の端子には、すべての全選択回路74に共通の全選択信号線SHが接続されている。インバータ回路74aの入力端子には、すべての全選択回路74に共通の全選択信号線SLが接続されている。インバータ回路74aの出力端子、及びNOR回路74bの出力端子はNOR回路73cの入力端子にそれぞれ接続されている。
図2は、全選択回路74の真理値を示す図である。図2における「0」及び「1」は、各信号線に入力される「低電位」及び「高電位」に対応している。図2によると、全選択信号線SHに低電位が入力され、全選択信号線SLに高電位が入力されている場合には、全選択回路74からは、データ信号線DINから入力された画像データが出力される(OUT)。
また、全選択信号線SH、及び全選択信号線SLに高電位が入力されている場合には、データ信号線DINから入力される画像データに関わらず、全選択回路74から高電位が出力される(OUT)。
さらに、全選択信号線SLに低電位が入力されている場合には、データ信号線DINから入力される画像データ、及び全選択信号線SHの電位に関わらず、全選択回路74から低電位が出力される。
したがって、例えば、全選択信号線SHの電位を高電位に固定し、全選択信号線SLに高電位と低電位とを繰り返すパルスを入力すると、すべての全選択回路74から同じタイミングで高電位と低電位とを繰り返すパルスが出力される。
データ線駆動回路70では、シフトレジスタ回路71にクロックパルスが入力された状態で、スタートパルスを入力する。スタートパルスが入力されると、シフトレジスタ回路71からは、データ線50のX1からXnに向かう順で第1のラッチ回路72に信号が送られる。第1のラッチ回路72は、データ線50ごとに画像データを保持する記憶装置(図示は省略)を備えており、画像データが取り込まれる。画像データの取り込みが完了すると、画像データは第2のラッチ回路73へ一斉に送られる。第2のラッチ回路73においても、データ線50ごとに記憶装置(図示は省略)を備えており、第1のラッチ回路72から送られた画像データが保持される。
第2のラッチ回路73に送られた画像データは、全選択回路74に入力される。全選択回路74における動作は、図2で説明したとおりである。
全選択回路74から出力された信号は、レベルシフタ75で電位を変えられ、さらに出力バッファ76で電流が増幅されたあと、データ線50に入力される。データ線50に入力された信号は、前述の走査線駆動回路60により選択された走査線40の画素20に入力される。
なお、画像データが第2のラッチ回路73に供給されると、その次の走査線40の画素20に入力する画像データが第1のラッチ回路72に取り込まれる。これにより、データ線50に連続して画像データを入力できるようになっている。
図3は、画素20の回路構成を示す図である。
画素20は、スイッチング素子24と、容量25と、画素電極(電極)21と、共通電極(電極)22と、電気泳動素子23とを備えている。
スイッチング素子24は、電界効果型のnチャネルトランジスタであり、ゲート部24aには走査線40が接続されている。端子24bにはデータ線50が接続されており、端子24bと反対側の端子24cには容量25及び画素電極21が接続されている。電気泳動素子23は、画素電極21と共通電極22とで挟持されている。
スイッチング素子24は、ゲート部24aに入力された信号に基づいて駆動されると、端子24bと端子24cとが導通されるようになっている。
容量25はスイッチング素子24が駆動されたときに充電されるので、スイッチング素子24が停止した後も一定期間電位を保持し、画素電極21に電位を与えることができる。
また、本実施形態では、画素の回路構成として、容量25に代えてラッチ回路を採用することができる。図4は、ラッチ回路125を備えた画素120の回路構成図である。以下、画素120の回路構成について説明する。
ラッチ回路125は、pチャネルトランジスタ154とnチャネルトランジスタ153とで形成されるインバータ回路と、pチャネルトランジスタ152とnチャネルトランジスタ151とで形成されるインバータ回路とを組み合わせて構成されている。
ラッチ回路125は、入力端N1と出力端N2を有していて、入力端N1でpチャネルトランジスタ154とnチャネルトランジスタ153とが接続され、出力端N2でpチャネルトランジスタ152とnチャネルトランジスタ151とが接続されている。
pチャネルトランジスタ154、及びnチャネルトランジスタ153のゲート部は、出力端N2及び画素電極21に接続され、pチャネルトランジスタ152、及びnチャネルトランジスタ151のゲート部は、入力端N1及びスイッチング素子24に接続されている。
pチャネルトランジスタ152、154は高電位電源線158に接続され、nチャネルトランジスタ151、153は低電位電源線157に接続されている。
このような構成を有するラッチ回路125は、SRAM(Static Random Access Memory)であり、画像データとして入力端N1に高電位が入力された場合には出力端N2に低電位が現れ、画像データとして入力端N1に低電位が入力された場合には出力端N2に高電位が現れる。また、ラッチ回路125に入力された画像データは、ラッチ回路125の電源がオフになるまで保持されるので、画素電極21に安定した電位を入力することができる。
図5は表示部30の部分断面図である。表示部30は画素電極21を備えた第1の基板28、及び共通電極22を備えた第2の基板29で、電気泳動素子23を挟持する構成を備えている。電気泳動素子23は、複数のマイクロカプセル80を備えている。
第1の基板28上には画素電極21が形成され、画素電極21はそれぞれの画素20ごとに矩形に形成されている。第1の基板28は、ガラスやプラスティックなどの材料を成形したものである。図示は省略しているが、第1の基板28における電気泳動素子23と対向する面には、画素電極21に加えて、図1及び図3の走査線40、データ線50、スイッチング素子24、容量25、スイッチ回路35などが形成されている。
第2の基板29は画像が表示される側であり、例えばガラス等の透光性を有する材質成形したものである。対向基板29上には共通電極22が形成されている。共通電極22には透光性と導電性とを備えた材質が用いられ、例えばMgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)を挙げることができる。
図6は、マイクロカプセル80の構成図である。マイクロカプセル80は、例えば50μm程度の粒径を有する。マイクロカプセル80の材質としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴムなどの透光性を持つ高分子樹脂を採用することができる。マイクロカプセル80は、図3の共通電極22及び画素電極21とで挟持されており、一つの画素内に複数のマイクロカプセル80が配置されている。
マイクロカプセル80の内部には、分散媒81と、複数の白色粒子(電気泳動粒子)82と、複数の黒色粒子(電気泳動粒子)83とを含んでいる。
分散媒81は、白色粒子82と黒色粒子83とをマイクロカプセル80内に分散させた液体である。分散媒81の材質としては、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなどのアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、ぺンタン、ヘキサン、オクタンなどの脂肪族炭化水素、シクロへキサン、メチルシクロへキサンなどの脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなどの長鎖アルキル基を有するベンゼン類などの芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、カルボン酸塩又はその他の種々の油類などの単独又はこれらの混合物に界面活性剤等を配合したものを採用することができる。
白色粒子82は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されている。
黒色粒子83は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されている。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
図7は、マイクロカプセル80の動作を説明した図であり、(a)図は画素20を白表示する場合、及び(b)図は画素20を黒表示する場合を示している。
まず図7(a)に示すように、共通電極22に画素電極21より高電位を印加すると、負に帯電した白色粒子82が共通電極22に引き寄せられ、正に帯電した黒色粒子83が画素電極21に引き寄せられる。したがって、この画素20は白表示される。
一方、図7(b)に示すように、画素電極21に共通電極22より高電位を印加すると、正に帯電した黒色粒子83が共通電極22に引き寄せられ、負に帯電した白色粒子82が画素電極21に引き寄せられる。したがって、この画素20は黒表示される。
なお、白色粒子82、黒色粒子83に用いる顔料を、例えば赤色、緑色、青色などの顔料に代えることで、表示部30に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
本発明の電気泳動表示装置1では、フラッシングを起こさずに残像のない消去を行うことができる。以下、画像消去動作に係る駆動方法について詳しく説明する。
[第1の駆動方法]
図8は、第1の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。図9は、第1の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。
第1の駆動方法は、走査線延在方向に延び、複数の画素20に相当する幅を持った1つの消去領域をデータ線延在方向に1列ごとに移動させることで消去を行う方法である。
以下では、図8に示すように、走査線40の延在方向に沿った9個の画素20と、データ線50の延在方向に沿った14個の画素20とで囲まれた、表示部30の一部の領域を抜き出して説明する。
図8には、消去領域201を移動させることで、表示部30に表示された画像200が消去される様子が示されている。図8の表示部30ではマトリクス状に画素20が配置されており、これらの画素20は、X軸方向に延在し、−Y軸方向に順に配置された図9の走査線40a、40b、…、40nと接続されているとする。ここで選択した走査線40は、図1のY1、Y2、…、Y14に対応する。
なお、消去領域201は、走査線40aから走査線40nまで一列ずつ移動するが、図8では、2列ずつ移動した図を順に示している。
図9には、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62に入力されるクロック信号線CLKA、CLKB、データ線50、走査線40a、40b、…、40n、及び共通電極22に入力される電位が示されている。
クロック信号線CLKA、CLKBには、高電位(H)と低電位(L)とを繰り返すパルスが入力され、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62が駆動されている。CLKA、CLKBに入力されるパルスの高電位(H)及び低電位(L)の期間は、白表示と黒表示における白色粒子82、黒色粒子83にかかる負荷を均等にするために、等しくなるように設定されていることが好ましい。
データ線50にも、高電位(H)及び低電位(L)を繰り返すパルスが入力されている。図1及び図2で説明したように、このパルスは全選択回路74において、全選択信号線SHを高電位(H1)に固定した状態で、全選択信号線SLに高電位(H1)と低電位(L1)とを繰り返すパルスを入力することで形成することができる。
また、全選択信号線SH、SLはすべての全選択回路74に共通の配線であるので、すべてのデータ線50に同じパルスが入力される。データ線50に入力されるパルスの周期は、前述したクロック信号線CLKA、CLKBに入力されるクロックパルスの周期の1/2である。すなわち、CLKA、CLKBが高電位(H)期間中に、データ線50の電位が高電位(H)及び低電位(L)の期間を有し、CLKA、CLKBが低電位(L)期間中にも、データ線50の電位が高電位(H)及び低電位(L)の期間を有する。
共通電極22には、同じく高電位(H)及び低電位(L)を繰り返すパルスが入力されるが、このパルスの周期は、データ線50に入力されるパルスの周期より短く設定されている。図9では、一例として共通電極22に入力されるパルスの周期を、データ線50に入力されるパルスの周期の1/4として表示している。このような条件の下で、消去動作が行われる。
本駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去するには、まず図8(a)、(b)に示すように、画像200が表示された表示部30を一度全面白消去(全面を白表示)する。この全面白消去は、従来から知られている方法で行えばよい。
次に、帯状の消去領域による走査を行う。
まず、第1のシフトレジスタ回路61、及び第2のシフトレジスタ回路62のそれぞれにクロックパルスを入力し走査線駆動回路60を駆動する。この状態で第1のシフトレジスタ回路61にスタートパルスを入力し、1行目の走査線40aに第1の選択信号を入力する。第1の選択信号は、クロック信号線CLKAが立ち上がっている(高電位(H)が入力されている)期間の前半部、すなわちデータ線50に高電位(H)が入力されている期間に入力される。これにより、走査線40aに属する一群の画素20とそれらに対応するデータ線50とが接続されて、各画素の画素電極21に高電位(H)が入力される。したがって、共通電極22に低電位(L)が入力される期間に、画素電極21及び共通電極22の間に電位差が発生し、走査線40aに属する画素20は黒表示される(図8(c))。
走査線40a〜40nに入力される第1の選択信号は、クロック信号線CLKAに入力されるクロックパルスに基づいて、信号線CLKAが立ち上がっている(高電位(H)が入力されている)期間の前半部、及び信号線CLKAが立ち下がっている(低電位(L)が入力されている)期間の前半部に入力される。この選択信号が入力される期間は、データ線50に高電位(H)が入力される期間に同期している。したがって、各走査線に第1の選択信号を入力すると、画素電極21に高電位(H)が入力され、画素20が黒表示される。
第1の選択信号は、前述の走査線40aに入力された後、クロック信号線CLKAの立ち下り、立ち上がりを繰り返すごとに走査線40b、40c、…、40nの順で入力される。このようにして、各走査線に属する画素20を順次黒表示することができる。
このようにして3行目の走査線40cまで黒表示が完了すると、データ線50の延在方向には3画素分の幅を有する消去領域201が形成された状態となる(図8(d))。
次に、表示部30を消去領域201により走査する動作について説明する。消去領域201が表示部30を走査するときには、消去領域201の先頭を次の行に移動させる動作(黒表示)と、消去領域201が通過した行に対応する画素20を白表示させる動作とが行われる。
具体的には、消去領域201の先頭を進行させる動作は、前述したように、データ線50に高電位(H)が入力される期間に合わせて、走査線40a〜40nを順次選択し、選択した走査線に属する画素を黒表示させることで行う。
一方、黒表示された画素20は、走査線の選択期間が経過した後も黒表示状態を保持するので、消去領域201(3画素分の幅の帯)の後方に位置する行の画素20を選択して白表示させる動作が必要となる。画素20を白表示させる動作を、次に説明する。
消去領域201の後方側となる画素20を白表示するには、まず、走査線駆動回路60において、第2のシフトレジスタ回路62を駆動させる。このとき、第2のシフトレジスタ回路62にクロック信号線CLKBを介して入力されるパルスは、前述のクロック信号線CLKAに入力されるパルスと比較して1/4周期遅れたものとなっている。一方、第2のシフトレジスタ回路62から走査線40に第2の選択信号を入力するタイミングは、信号線CLKBが立ち上がっている(高電位(H)が入力されている)期間の前半部、及び信号線CLKBが立ち下がっている(低電位(L)が入力されている)期間の前半部である。
これにより、データ線50に低電位(L)が入力される期間に同期して走査線40に第2の選択信号が入力される。そして、選択された走査線40に属する画素20の画素電極21に低電位(L)が入力され、共通電極22に高電位(H)が入力される期間に、画素電極21と共通電極22との間に生じる電位差によって電気泳動素子23が駆動されて画素20が白表示される。
このようにして、消去領域201の先頭を移動させる動作と、消去領域201が通過した走査線40の画素20を白表示させる動作とを行うことにより、消去領域201の先頭を走査線40nまで移動させる。(図8(e)〜図8(i))
第1の選択信号を走査線40nまで入力すると、第1のシフトレジスタ回路61は、第1の選択信号の入力を終了する。このとき、第2のシフトレジスタ回路62は、3行後ろの走査線40kに第2の選択信号を入力しており、その後順次走査線40l〜40nを選択してこれらの走査線に属する画素20を順に白表示するので、使用者には帯状の消去領域201が走査線40nを通過するように見える。(図8(j))
さらに第2の選択信号を最終行の走査線40nに入力すると、第2のシフトレジスタ回路62も第2の選択信号の入力を停止する。これにより、表示部30のすべての画素20は白表示されて、画像消去動作が完了する。(図8(k))
このような駆動方法を備えた電気泳動表示装置1は、以下の効果を得ることができる。
まず、3画素分の幅を有する帯状の消去領域201によって表示部30を走査するので、図8(b)の全面白消去で消しきれない画像を効率良く消去できる。また、画面全体が一度に黒表示又は白表示になることがないので、フラッシングを起こさずに残像のない消去を行うことができる。
消去領域201は、データ線50の延在方向に画素20の複数個分の幅を有しているので、1本の走査線40に属する画素列は、消去領域201が通過する間は黒表示され、通過後は白表示となるので、電気泳動素子23内の白色粒子82、及び黒色粒子83を確実に撹拌することができる。
本実施形態では、3画素分の幅を有する帯状の消去領域201としたが、2画素分の幅の消去領域を形成してもよく、4画素分以上の幅の消去領域としてもよい。消去領域201の幅を変更することで、各画素20における黒表示の保持期間を制御することができ、適切な条件での消去動作が可能になる。
なお、消去領域201の幅をあまり広くするとフラッシングと同様の表示の明滅が使用者に見えてしまうおそれがある。この場合には、幅を狭くしたり、走査速度を変更することで使用者に不快感を生じさせないようにすることが好ましい。
また本実施形態では、走査線40の延在方向に沿って消去領域201を形成し、走査線40を順に選択することで、消去領域201を走査させているので、画像表示時と同様の駆動方式で消去動作を行うことができる。
さらに、走査線駆動回路60に、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62、及びOR回路63を有することで、第1のシフトレジスタ回路61、及び第2のシフトレジスタ回路62からそれぞれ異なるタイミングのパルスを出力することができるので、複数の走査線40を独立に選択することができる。すなわち、データ線50に高電位(H)が入力されている期間に、第1のシフトレジスタ回路61から走査線40に第1の選択信号を入力し、データ線50に低電位(L)が入力されている期間に、第2のシフトレジスタ回路62から走査線40に第2の選択信号を入力することで、ほぼ1フレームの期間内に消去領域201を走査させることができるので、高速に消去動作を実行することができる。
なお、本実施形態の駆動方法では消去領域201を1回だけ走査させているが、複数回走査させてもよい。
これにより、表示部30に形成される消去領域201の幅を狭くしても、白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数を増やすことができるので、残像を残さない消去を行うことができる。
なお、本駆動方法では、共通電極22にパルス状の信号を入力することで画像消去を行っているが、例えば低電位(L)と高電位(H)との中間の電位である中電位(M)で固定された信号を共通電極22に入力する駆動方法を採用することができる。図10は、共通電極22に中電位(M)を入力した場合のタイミングチャートを示す図である。図10のタイミングチャートは、図9と比較すると、共通電極22に中電位(M)が入力されている以外に変更箇所はなく、このような駆動方法を容易に行うことができる。
このように動作させると、画素電極21と共通電極22との間には、白表示と黒表示とを同時に行う電位差が常に生じるので、消去領域201の表示時間の短縮、及び消去領域201の走査時間の短縮に効果的である。
[第2の駆動方法]
次に、第2の駆動方法について説明する。
図11は、第2の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。図12は、第2の駆動方法による画像消去動作に係るタイミングチャート図である。
第2の駆動方法は、表示部30を複数の画素20に相当する2つの消去領域211、212が走査することで画像消去動作を行う方法である。なお、第2の実施形態においても、走査線40の延在方向に沿った9個の画素20と、データ線50の延在方向に沿った14個の画素20とで囲まれた、表示部30の一部の領域を抜き出して説明する。
図12には、図9と同様に、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62に入力されるクロック信号線CLKA、CLKB、データ線50、走査線40a、40b、…、40n、及び共通電極22に入力される電位が示されている。クロック信号線CLKA、CLKB、及びデータ線50に入力される電位は、第1の駆動方法と同様である。
以下、第2の駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去する場合について説明するが、第1の駆動方法と重複する部分の説明は適宜省略することとする。
本駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去するには、まず図11(a),(b)に示すように、画像200が表示された表示部30を一度全面白消去(全面を白表示)する。この全面白消去は、従来から知られている方法で行えばよい。
次に、帯状の消去領域による走査を行う。
まず、第1の駆動方法と同様に走査線駆動回路60及びデータ線駆動回路70を駆動して、各走査線に属する一群の画素20を順次黒表示することで、3画素分の幅を有する消去領域211を形成する(図11(c)、(d))。
続いて、形成された消去領域211をデータ線50の延在方向に沿って移動させる(図11(e))。
そして、消去領域211の先頭が7行目の走査線40gに到達すると、1行目の走査線40aにおいて次の消去領域212の形成が開始される。(図11(f))。
消去領域212の形成が開始されるとき、第1のシフトレジスタ回路61にスタートパルスが再び入力される。したがって、先頭の消去領域211が走査線40nに達するまで、第1のシフトレジスタ回路61は、2本の走査線40に対して同時に第1の選択信号を入力することになる。
その後、さらに走査線の選択動作を進行させ、消去領域211を移動させつつ消去領域212を形成すると、3画素分の幅を有する帯状の消去領域212が表示部30の上辺端(+Y側端)に形成される。(図11(g))
消去領域212が形成された後、消去領域212の後方となる行の画素を白表示するために、第2のシフトレジスタ回路62にはスタートパルスが再び入力される。つまり、第2のシフトレジスタ回路62も、一定期間、2本の走査線40に対して同時に第2の選択信号を入力することになる。(図11(h)、(i))
このようにして形成された消去領域211、212は、走査線40n側に向かい一行ずつ移動する。
そして、先頭の消去領域211が走査線40nまで達すると、第1のシフトレジスタ回路61は消去領域211に係る第1の選択信号の入力を終了する。その後、消去領域211の後方の白表示領域が走査線40nに向かって移動し、帯状の消去領域211は表示部30を通過する。(図11(j)、(k))
消去領域211の走査が終了した後、消去領域211と連動して移動する消去領域212が走査線40nまで達すると、消去領域212にかかる第1の選択信号の入力が終了し、その後は第2の選択信号の入力による白表示のみが実行される。そして、消去領域212が通過した走査線40nの画素20が白表示されることで、消去領域212は走査線40nを通過する。以上で、画像消去ステップを完了する。(図11(l)〜図11(n))
この第2の駆動方法を用いて画像を消去すれば、各画素において黒表示と白表示との切り替えが2回ずつ発生するので、第1の駆動方法に比して白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数を増やすことができる。したがって、さらに残像の残りにくい消去を行うことができる。またこの駆動方法においても、表示部全体が一度に黒表示されることがないので、フラッシングを起こさずに消去動作を行うことができる。
また本駆動方法においても消去領域211、及び消去領域212を、1回だけ走査させているが、複数回走査させてもよい。
これにより、白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数をさらに増やすことができるので、より残像を残さない消去を行うことができる。
また本駆動方法では、2つの消去領域211,212の幅をいずれも3画素分としたが、消去領域211,212の幅はこれに限定されない。また、消去領域211の幅と消去領域212の幅を異ならせることもできる。例えば、消去領域211を4画素分の幅とし、消去領域212を2画素分の幅としてもよい。
さらに、消去領域211,212の間隔を3画素分としているが、これに限定されず、任意の間隔をもって消去領域211,212を配置することができる。
なお、本駆動方法においても、共通電極22にパルス状の信号を入力することで画像消去を行っているが、図10で示したような、中電位(M)に固定された信号が入力された駆動方法を採用することができる。
このように動作させると、画素電極21と共通電極22との間には、白表示と黒表示とを同時に行う電位差が常に生じるので、消去領域211、212の表示時間の短縮、及び消去領域211、212の走査時間の短縮に効果的である。
[第3の駆動方法]
次に、第3の駆動方法について説明する。
図13は、第3の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。図14は、第3の駆動方法による画像消去動作に係るタイミングチャート図である。
第3の駆動方法は、表示部30を複数の画素20分に相当する3つの消去領域221、222、223が走査することで画像消去動作を行う方法である。なお、第3の実施形態においても、走査線40の延在方向に沿った9個の画素20と、データ線50の延在方向に沿った14個の画素20とで囲まれた、表示部30の一部の領域を抜き出して説明する。
図14には、図9と同様に、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62に入力されるクロック信号線CLKA、CLKB、データ線50、走査線40a、40b、…、40n、及び共通電極22に入力される電位が示されている。クロック信号線CLKA、CLKB、及びデータ線50に入力される電位は、第1の駆動方法と同様である。
以下、第3の駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去する場合ついて説明するが、第1の駆動方法と重複する部分の説明は適宜省略することとする。
本駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去するには、まず図13(a),(b)に示すように、画像200が表示された表示部30を一度全面白消去(全面を白表示)する。この全面白消去は、従来から知られている方法で行えばよい。
次に、帯状の消去領域による走査を行う。
まず、第1の駆動方法と同様に走査線駆動回路60及びデータ線駆動回路70を駆動して、各走査線に属する一群の画素20を順次黒表示することで、3画素分の幅を有する消去領域221を形成する(図13(c)、(d))。
続いて、形成された消去領域221をデータ線50の延在方向に沿って移動させる(図13(e))。
そして、消去領域221の先頭が7行目の走査線40gに到達すると、1行目の走査線40aにおいて次の消去領域222の形成が開始される(図13(f))。
消去領域222の形成が開始されるとき、第1のシフトレジスタ回路61にスタートパルスが再び入力されて、第1のシフトレジスタ回路61は、2本の走査線40に対して同時に第1の選択信号を入力することになる。
その後、さらに走査線の選択動作を進行させ、消去領域221を移動させつつ消去領域222を形成すると、3画素分の幅を有する帯状の消去領域222が表示部30の上辺端(+Y側端)に形成される(図13(g))。
その後、消去領域221の先頭が13行目の走査線40mに到達すると、1行目の走査線40aにおいて次の消去領域223の形成が開始される(図13(h),(i))。
消去領域223の形成が開始されるとき、第1のシフトレジスタ回路61にスタートパルスが再び入力されて、第1のシフトレジスタ回路61は、3本の走査線40に対して同時に第1の選択信号を入力することになる。
そして、先頭の消去領域221が走査線40nまで達すると、第1のシフトレジスタ回路61は消去領域221に係る第1の選択信号の入力を終了する。その後、消去領域211の後方の白表示領域が走査線40nに向かって移動し、帯状の消去領域211は表示部30を通過する(図13(j)、(k))。
消去領域223が形成された後、消去領域223の後方となる行の画素を白表示するために、第2のシフトレジスタ回路62にはスタートパルスが再び入力される。つまり、第2のシフトレジスタ回路62も、一定期間、3本の走査線40に対して同時に第2の選択信号を入力することになる。
消去領域221の走査が終了した後、消去領域221と連動して移動する消去領域222が走査線40nまで達すると、消去領域222に係る第1の選択信号の入力が終了し、第2の選択信号の入力による白表示が行われる。そして、消去領域222と連動して移動する消去領域223が走査線40nまで達すると、消去領域223に係る第1の選択信号の入力が終了し、第2の選択信号の入力による白表示のみが実行される(図13(l)〜図13(o))。さらに、消去領域223が通過した走査線40nの画素20が白表示されることで、消去領域223は走査線40nを通過する。以上で、画像消去ステップを完了する(図13(p)〜図13(q))。
この第3の駆動方法を用いて画像を消去すれば、各画素において黒表示と白表示との切り替えが3回ずつ発生するので、第1、第2の駆動方法に比して白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数を増やすことができる。したがって、さらに残像の残りにくい消去を行うことができる。またこの駆動方法においても、表示部全体が一度に黒表示されることがないので、フラッシングを起こさずに消去動作を行うことができる。
また本駆動方法においても消去領域221、222、223を、1回だけ走査させているが、複数回走査させてもよい。また、消去領域の本数を4本以上に増やすこともできる。これにより、白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数をさらに増やすことができるので、より残像を残さない消去を行うことができる。
また本駆動方法では、3つの消去領域221,222,223の幅をいずれも3画素分としたが、消去領域221,222,223の幅はこれに限定されない。また、消去領域221の幅、消去領域222の幅、及び消去領域223の幅を異ならせることもできる。例えば、消去領域221を4画素分の幅、消去領域222を2画素分の幅、消去領域223を3画素分の幅としてもよい。
さらに、消去領域221,222,223の間隔を3画素分としているが、これに限定されず、任意の間隔をもって消去領域221,222,223を配置することができる。
なお、本駆動方法においても、共通電極22にパルス状の信号を入力することで画像消去を行っているが、図10で示したような、中電位(M)に固定された信号が入力された駆動方法を採用することができる。
このように動作させると、画素電極21と共通電極22との間には、白表示と黒表示とを同時に行う電位差が常に生じるので、消去領域221,222,223の表示時間の短縮、及び消去領域221,222,223の走査時間の短縮に効果的である。
[第4の駆動方法]
次に、第4の駆動方法について説明する。
図15は、第4の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。図16は、第4の駆動方法による画像消去動作に係るタイミングチャート図である。
第4の駆動方法は、第1の駆動方法における3つの画素分の幅を有する消去領域201の中央を白線に変えることで形成された2つの消去領域231、232が、表示部30を走査することで画像消去動作を行う方法である。なお、第4の実施形態においても、走査線40の延在方向に沿った9個の画素20と、データ線50の延在方向に沿った14個の画素20とで囲まれた、表示部30の一部の領域を抜き出して説明する。
図16には、図9と同様に、第1のシフトレジスタ回路61、第2のシフトレジスタ回路62に入力されるクロック信号線CLKA、CLKB、データ線50、走査線40a、40b、…、40n、及び共通電極22に入力される電位が示されている。クロック信号線CLKA、CLKB、及びデータ線50に入力される電位は、第1の駆動方法と同様である。
以下、第4の駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去する場合について説明するが、第1の駆動方法と重複する部分の説明は適宜省略することとする。
本駆動方法により表示部30に表示された画像200を消去するには、まず図15(a),(b)に示すように、画像200が表示された表示部30を一度全面白消去(全面を白表示)する。この全面白消去は、従来から知られている方法で行えばよい。
次に、帯状の消去領域による走査を行う。
まず、第1の駆動方法と同様に走査線駆動回路60及びデータ線駆動回路70を駆動して、走査線40aに属する一群の画素20を黒表示することで、1画素分の幅を有する消去領域231を形成する(図15(c))。続いて、形成された消去領域211をデータ線50の延在方向に沿って移動させる。
そして、消去領域211の先頭が3行目の走査線40cに到達すると、1行目の走査線40aにおいて次の消去領域232が形成される(図15(d))。
消去領域232が形成されるとき、第1のシフトレジスタ回路61にスタートパルスが再び入力される。したがって、先頭の消去領域231が走査線40nに達するまで、第1のシフトレジスタ回路61は、2本の走査線40に対して同時に第1の選択信号を入力することになる。
消去領域232が形成された後、消去領域232の後方となる行の画素を白表示するために、第2のシフトレジスタ回路62にはスタートパルスが再び入力される。つまり、第2のシフトレジスタ回路62も、一定期間、2本の走査線40に対して同時に第2の選択信号を入力することになる。
このようにして形成された消去領域231、232は、走査線40n側に向かい一行ずつ移動する。
そして、先頭の消去領域231が走査線40nまで達すると、第1のシフトレジスタ回路61は消去領域231に係る第1の選択信号の入力を終了する。その後、消去領域231の後方の白表示領域が走査線40nに向かって移動し、帯状の消去領域231は表示部30を通過する(図15(e)〜図15(i))。
消去領域231の走査が終了した後、消去領域231と連動して移動する消去領域232が走査線40nまで達すると、消去領域232にかかる第1の選択信号の入力が終了し、その後は第2の選択信号の入力による白表示のみが実行される。そして、消去領域232が通過した走査線40nの画素20が白表示されることで、消去領域232は走査線40nを通過する。以上で、画像消去ステップを完了する(図11(k))。
この第4の駆動方法を用いて画像を消去すれば、第1の駆動方法の消去領域201と同じ幅で、黒表示と白表示との切り替えが2回ずつ発生するので、第1の駆動方法に比して白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数を増やすことができる。したがって、さらに残像の残りにくい消去を行うことができる。またこの駆動方法においても、表示部全体が一度に黒表示されることがないので、フラッシングを起こさずに消去動作を行うことができる。
また本駆動方法においても消去領域231、及び消去領域232を、1回だけ走査させているが、複数回走査させてもよい。また、消去領域の本数をさらに増やしてもよく、場合によっては黒表示行と白表示行とが交互に表示部全面にわたって形成されるように多数の消去領域を走査してもよい。このような消去方法としても、黒と白が混色されて灰色に見えるのでフラッシングが生じることはない。
これにより、白色粒子82、及び黒色粒子83を撹拌する回数をさらに増やすことができるので、より残像を残さない消去を行うことができる。
また本駆動方法では、2つの消去領域231,232の幅をいずれも1画素分としたが、第1の駆動方法の消去領域201の幅を広げることで、消去領域231,232の幅はこれに限定されない。また、消去領域231の幅と消去領域232の幅を異ならせることもできる。例えば、消去領域231を2画素分の幅とし、消去領域232を1画素分の幅としてもよい。
さらに、消去領域231,232の間隔を1画素分としているが、これに限定されず、任意の間隔をもって消去領域231,232を配置することができる。
なお、本駆動方法においても、共通電極22にパルス状の信号を入力することで画像消去を行っているが、図10で示したような、中電位(M)に固定された信号が入力された駆動方法を採用することができる。
このように動作させると、画素電極21と共通電極22との間には、白表示と黒表示とを同時に行う電位差が常に生じるので、消去領域231、232の表示時間の短縮、及び消去領域231、232の走査時間の短縮に効果的である。
[電子機器]
ここでは本発明の電気泳動表示装置を、電子機器に適用した場合について説明する。図17は電子ペーパー300の構成を示す斜視図である。電子ペーパー300は、本発明の電気泳動表示装置を表示領域301として備えている。電子ペーパー300は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体302を備えて構成されている。
また、図18は、電子ノート400の構成を示す斜視図である。電子ノート400は、図17で示した電子ペーパー300が複数枚束ねられ、カバー401に挟まれているものである。カバー401は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
電子ペーパー300、及び電子ノート400に本発明の電気泳動表示装置を備えることで、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電子ペーパー300、及び電子ノート400とすることができる。
これらの他に、時計、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示領域に、本発明の電気泳動表示装置を採用することができる。
これにより、フラッシングを起こさずに残像を残さない消去を行う電子機器とすることができる。
電気泳動表示装置1の平面図である。 全選択回路74の真理値を示す図である。 画素20の回路構成図である。 画素120の回路構成図である。 表示部30の部分断面図である。 マイクロカプセル80の構成図である。 マイクロカプセル80の動作説明図である。 第1の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。 第1の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。 第1の駆動方法に係る別のタイミングチャートを示す図である。 第2の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。 第2の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。 第3の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。 第3の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。 第4の駆動方法に係る画像消去動作を示す図である。 第4の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。 電子ペーパー300の斜視図である。 電子ノート400の斜視図である。 従来の電気泳動表示装置における残像の発生を説明する図である。
符号の説明
1…電気泳動表示装置、20…画素、21…画素電極(電極)、22…共通電極(電極)、23…電気泳動素子、24…スイッチング素子、25…容量、30…表示部、40(40a、40b、…、40n)…走査線、50…データ線、60…走査線駆動回路(走査線駆動装置)、61…第1のシフトレジスタ回路、62…第2のシフトレジスタ回路、63…OR回路、70…データ線駆動回路、74…全選択回路、74a…インバータ回路、74b…NOR回路、74c…NOR回路、80…マイクロカプセル、82…白色粒子(電気泳動粒子)、83…黒色粒子(電気泳動粒子)、120…画素、125…ラッチ回路、157…低電位電源線、158…高電位電源線、200…画像、201、211、212、221、222、223、231、232…消去領域、SH、SL…全選択信号線、CLKA、CLKB…クロック信号線

Claims (14)

  1. 一対の基板間に、複数色の電気泳動粒子を含んだ電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部の画像を消去する画像消去ステップにおいて、
    同一の色に対応する階調で表示された複数の画素からなり、前記表示部を横断する帯状の消去領域を形成し、
    前記消去領域を、前記消去領域の幅方向に移動させて前記表示部を走査し、前記消去領域が通過した後の前記画素を前記消去領域とは異なる同一の色に対応する階調で表示させることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部に、互いに交差して延びる複数の走査線と複数のデータ線とが形成され、前記走査線と前記データ線との交差部に対応して前記画素が形成されており、
    前記消去領域は、前記走査線の延在方向において前記表示部を横断する領域であることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  3. 請求項2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記消去領域は、前記データ線の延在方向において複数の前記画素に相当する幅を有していることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記データ線の延在方向において所定の間隔で配列された複数の前記消去領域を走査させることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記消去領域を、複数回走査させることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  6. 請求項2から請求項5の何れか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記走査線には、前記走査線を選択する走査線駆動装置が接続されており、
    前記走査線駆動装置は、第1のシフトレジスタ回路と、第2のシフトレジスタ回路と、前記第1のシフトレジスタ回路及び前記第2のシフトレジスタ回路の出力のORをとるOR回路とを有し、
    前記画像消去ステップの期間に、すべての前記データ線には、第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスを入力し、
    前記第1のシフトレジスタ回路による第1の走査線選択期間では、前記データ線に第1の電位を入力し、前記第2のシフトレジスタ回路による第2の走査線選択期間では、前記データ線に第2の電位を入力することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  7. 一対の基板間に、複数色の電気泳動粒子を含んだ電気泳動素子を挟持し、複数の画素からなる表示部を有する電気泳動表示装置であって、
    前記表示部の画像を消去する画像消去動作において、同一の色に対応する階調で表示された複数の画素からなり、前記表示部を横断する帯状の消去領域を前記消去領域の幅方向に移動して前記表示部を走査し、前記消去領域が通過した後の前記画素を前記消去領域とは異なる同一の色に対応する階調で表示させることを特徴とする電気泳動表示装置。
  8. 請求項7に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記表示部に、互いに交差して延びる複数の走査線と複数のデータ線とが形成され、前記走査線と前記データ線との交差部に対応して前記画素が形成されており、
    前記消去領域は、前記走査線の延在方向において前記表示部を横断する領域であることを特徴とする電気泳動表示装置。
  9. 請求項8に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記消去領域は、前記データ線の延在方向において複数の前記画素に相当する幅を有していることを特徴とする電気泳動表示装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記データ線の延在方向において所定の間隔で配列された複数の前記消去領域を走査させることを特徴とする電気泳動表示装置。
  11. 請求項7から請求項10の何れか1項に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記消去領域を、複数回走査させることを特徴とする電気泳動表示装置。
  12. 請求項8から請求項11の何れか1項に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記走査線には、前記走査線を選択する走査線駆動装置が接続されており、
    前記走査線駆動装置は、第1のシフトレジスタ回路と、第2のシフトレジスタ回路と、前記第1のシフトレジスタ回路及び前記第2のシフトレジスタ回路の出力のORをとるOR回路とを有することを特徴とする電気泳動表示装置。
  13. 請求項12に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記画像消去動作の期間に、すべての前記データ線には、第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスが入力されており、
    前記第1のシフトレジスタ回路による第1の走査線選択期間では、前記データ線に第1の電位が入力され、前記第2のシフトレジスタ回路による第2の走査線選択期間では、前記データ線に第2の電位が入力されていることを特徴とする電気泳動表示装置。
  14. 請求項7から請求項13の何れか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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