JP4269187B2 - 電気泳動装置、電気泳動装置の駆動方法、電子機器 - Google Patents

電気泳動装置、電気泳動装置の駆動方法、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電気泳動装置の駆動技術に関する。
アクティブマトリクス型の電気泳動装置に関する従来技術は、例えば特開2002−149115号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1には、1つのトランジスタと1つの容量素子(キャパシタ)を含んで構成された画素回路(いわゆる1T1C型の画素回路)を用いて、二段書き込み方式と称される駆動方式によって画素駆動を行う電気泳動装置が開示されている。この二段書き込み方式とは、一旦、全画素に白表示(又は黒表示)を書き込み(全画素の消去)、その後、表示データに応じて適宜、画素に黒表示(又は白表示)を書き込むことにより、絵や文字等の画像を形成する。消去動作として全画素に白表示を書き込む場合が「全白消去」と呼ばれ、消去動作として全画素に黒表示を書き込む場合は「全黒消去」と呼ばれる。
しかし、上記の全白消去や全黒消去を採用した現状の一般的な電気泳動装置では、それぞれの消去動作に約1秒間程度の時間を要するため、画像書き換え時間の低減という観点で不都合であった。残像を抑制するために上記の全白消去および全白消去を組み合わせる場合には、消去動作だけで2秒間又はそれ以上の時間を要するため、更に不都合となる。このような不都合を回避可能な従来技術の1つとして、上記の1T1C型画素回路を用いる同時書き込み方式がある。この同時書き込み方式では、画素書き込み前の消去動作がないので画像書き換え時間の観点では不都合がないが、電位差の大きな電源を用いる必要があるため、電気泳動装置の消費電力が大きくなるという別の不都合がある。この不都合は、本来的に低消費電力であることを長所とし、或いは期待される電気泳動装置にとって好ましくない。また、他の従来技術として、各画素回路にラッチ回路を組み込んだ電気泳動装置が挙げられるが、このラッチ方式の電気泳動装置では、各画素回路に多数(例えば5個)のトランジスタが必要となり、歩留まりの低下を招きやすいという不都合がある。
特開2002−149115号公報
本発明は、上記従来技術の課題を解決し、書き換え時間を低減することが可能な電気泳動装置および電気泳動装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電気泳動装置の駆動方法は、第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、を備える電気泳動装置の駆動方法であって、
(a)基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加すること、
(b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加すること、
を含む。
本発明に係る他の電気泳動装置の駆動方法は、m行n列のマトリクス状に配列された複数の画素部を備え、当該画素部の各々が、第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、を含んで構成された電気泳動装置の駆動方法であって、
(a)各行の前記画素部を順次選択し、当該選択された画素部について、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加すること、
(b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加すること、
を含む。
上述したように、従来の二段書き込み方式では電気泳動素子への電圧書き込みに先立って消去動作が行われるため、書き換えに要する時間が長くなっていた。それに対して本発明に係る各駆動方法では、まず(a)において電気泳動素子の第1電極に第1電位、第2電極に基準電位が与えられた状態(第1の状態)、又は第1電極、第2電極ともに基準電位が与えられた状態(第2の状態)のいずれかの電圧書き込みが行われる。したがって、消去動作を前置する場合に比較してより迅速に電気泳動素子の状態の書き換えがなされる。またこのとき、容量素子によって第1電極へ書き込まれた電位がある程度の時間だけ保持されるので、この時間を利用して次の(b)の制御を行うことができる。すなわち、第2電極に印加する電位を第2電位と第3電位との間で変動させることにより、例えば上記の第1の状態にあるときには、周期的に第1電極の電位が第2電極の電位よりも高い状態を生じさせ、電気泳動粒子の泳動を促進できる。同様に、例えば上記の第2の状態にあるときには、周期的に第2電極の電位が第1電極の電位よりも高い状態を生じさせ、電気泳動粒子の泳動を促進できる。よって、第1の状態、第2の状態のいずれの場合にあっても、仮に上記(a)における電圧書き込みが不十分であったとしてもそれを補完する作用が得られる。つまり、本発明に係る電気泳動装置の駆動方法によれば、(a)における電圧の書き込み状態(第1の状態又は第2の状態)によらず、(b)における振動する信号の印加により、電気泳動素子の電気泳動粒子をより確実に所望状態に分布させることができる。それにより、例えば画像の鮮鋭化が図られる。
好ましくは、上記の各駆動方法において、前記第2電位が前記基準電位と等しく前記第3電位が前記第1電位と等しい。
それにより、電気泳動装置において発生させるべき電位の種類が少なくなるので、制御がより容易となり、電位発生に係る装置構成を簡素化することができる。
上記の各駆動方法において、前記第2電位が前記基準電位より大きく前記第3電位が前記第1電位より小さいことも好ましい。
それにより、いわゆるキックバック現象が顕著な場合においても、効率よく電圧書き込みを行うことが可能となる。
また、上記の各駆動方法において、前記(a)及び前記(b)を複数回繰り返すことも好ましい。
それにより、容量素子に必要な保持容量を低減することができる。
本発明に係る電気泳動装置は、
第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、
一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、
前記電気泳動素子及び前記容量素子と接続された駆動回路と、
を備え、
前記駆動回路は、
(a)基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加し、
(b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加する。
本発明に係る他の電気泳動装置は、m行n列のマトリクス状に配列された複数の画素部と当該画素部の各々に接続された駆動回路とを備える電気泳動装置であって、
前記画素部の各々は、
第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、
一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、
を備え、
前記駆動回路は、
(a)各行の前記画素部を順次選択し、当該選択された画素部について、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加し、
(b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加する。
上述したように、従来の二段書き込み方式では電気泳動素子への電圧書き込みに先立って消去動作が行われるため、書き換えに要する時間が長くなっていた。それに対して本発明に係る各電気泳動装置では、駆動回路は、まず(a)において電気泳動素子の第1電極に第1電位、第2電極に基準電位が与えられた状態(第1の状態)、又は第1電極、第2電極ともに基準電位が与えられた状態(第2の状態)のいずれかの電圧書き込みを行う。したがって、消去動作を前置する場合に比較してより迅速に電気泳動素子の状態の書き換えがなされる。またこのとき、容量素子によって第1電極へ書き込まれた電位がある程度の時間だけ保持されるので、この時間を利用して、駆動回路は次の(b)の制御を行うことができる。すなわち、第2電極に印加する電位を第2電位と第3電位との間で変動させることにより、例えば上記の第1の状態にあるときには、周期的に第1電極の電位が第2電極の電位よりも高い状態を生じさせ、電気泳動粒子の泳動を促進できる。同様に、例えば上記の第2の状態にあるときには、周期的に第2電極の電位が第1電極の電位よりも高い状態を生じさせ、電気泳動粒子の泳動を促進できる。よって、第1の状態、第2の状態のいずれの場合にあっても、仮に上記(a)における電圧書き込みが不十分であったとしてもそれを補完する作用が得られる。つまり、本発明の電気泳動装置によれば、(a)における電圧の書き込み状態(第1の状態又は第2の状態)によらず、(b)における振動する信号の印加により、電気泳動素子の電気泳動粒子をより確実に所望状態に分布させることができる。それにより、例えば画像の鮮鋭化が図られる。
上述の前記第2電極は、例えば前記電気泳動素子の各々に共有される共通電極である。これにより、配線等の構造を簡素化することができる。
好ましくは、上記の各電気泳動装置において、前記第2電位は前記基準電位と等しく前記第3電位は前記第1電位と等しい。
それにより、電気泳動装置において発生させるべき電位の種類が少なくなるので、制御がより容易となり、電位発生に係る装置構成を簡素化することができる。
また、上記の各電気泳動装置において、前記第2電位は前記基準電位より大きく前記第3電位は前記第1電位より小さいことも好ましい。
それにより、いわゆるキックバック現象が顕著な場合においても、効率よく電圧書き込みを行うことが可能となる。
また、上記の各電気泳動装置において、前記駆動回路が前記(a)及び前記(b)を複数回繰り返すことも好ましい。
それにより、容量素子に必要な保持容量を低減することができる。
本発明に係る電子機器は、上述した電気泳動装置を表示部として備える。ここで、「電子機器」は、電気泳動層による表示を利用する表示部を備えるあらゆる機器を含むもので、ディスプレイ装置、テレビジョン装置、電子ペーパ、時計、電卓、携帯電話、携帯情報端末等を含む。また、本発明における「機器」の概念には、例えば可撓性のある紙状/フィルム状の物体や、これら物体が貼り付けられた壁面等の不動産に属するもの、車両、飛行体、船舶等の移動体に属するものも含むものとする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、電気泳動装置の全体構成を示すブロック図である。図1に示す電気泳動装置100は、パネル部110、走査線駆動回路130、データ線駆動回路140、共通電極制御回路150、を含んで構成される。パネル部110は、m行の走査線101と、これらの走査線101と交差して配列されたn列のデータ線102と、走査線101とデータ線102との各交差点に対応して配置される画素部109と、を含んで構成される。各画素部109は、トランジスタ103、電気泳動素子104、容量素子108を含んで構成される。各画素部109はマトリクス状に配列されている。
図2は、電気泳動素子104の構造を説明する模式断面図である。電気泳動素子104は、第1電極105と、第2電極106と、これらの間に配置される電気泳動層(電気泳動材料)107と、を含んで構成されている。本実施形態では、第1電極105は各画素部ごとに独立して設けられる画素電極であり、第2電極106は各画素部の間で共有される共通電極である。この共通電極としての第2電極106には、共通電極信号COMが与えられる。なお、第2電極106は各電気泳動素子104ごとに分離されていてもよい。本実施形態では、電気泳動層107の状態(換言すれば表示状態)が第2電極106側から視認されることを想定しており、第2電極106としてはITO(Indium Tin Oxide)膜等の透明導電膜が用いられる。
電気泳動層107は、正に帯電した黒色粒子と、負に帯電した白色粒子と、を含有する多数のマイクロカプセルを含んで構成される。この電気泳動層107の様子を図2において模式的に示す。図示のように本実施形態では、第1電極105の電位が第2電極106の電位よりも相対的に高い場合(HI)には、正に帯電した黒色粒子が第2電極106側へ移動し、負に帯電した白色粒子が第1電極105側へ移動する。この状態の画素部を第2電極106側から見ると黒色と認識される。また、第1電極105の電位が第2電極106の電位よりも相対的に低い場合(LO)には、正に帯電した黒色粒子が第1電極105側へ移動し、負に帯電した白色粒子が第2電極106側へ移動する。この状態の画素部を第2電極106側から見ると白色と認識される。つまり、本実施形態の電気泳動装置100は、基本的には白黒の2値表示を行うものであるが、近隣の複数の画素部を組み合わせて階調表示を行うようにすることもできる。なお、採用し得る電気泳動層107の形態は上記のマイクロカプセル型に限定されない。更に、各粒子に施される色調は黒色および白色の組み合わせに限定されず、各粒子の帯電の状態についても上記に限定されない。また、第1電極105と第2電極106のいずれの側から視認するように構成してもよい。すなわち、これらの条件は適宜変更して実施することができる。
図3は、各画素部109の詳細構成を示す回路図である。スイッチング素子としてのトランジスタ103は、ゲートが走査線101に接続され、ソースがデータ線102に接続され、ドレインが第1電極105に接続されている。容量素子108は、トランジスタ103のドレインと接地端子(接地電位)GNDとの間に接続されている。走査線101には走査信号Y1が与えられる。走査信号Y1とは第1行の走査線101に対応する走査信号を表す。なお、2行目、・・・m行目の走査線101に対しても、順次、走査信号Y2、・・・走査信号Ynが供給される(後述の図4参照)。データ線102にはデータ信号D1が与えられる。このデータ信号D1の電位は容量素子(保持容量)108によって保持される。データ信号D1とは第1列のデータ102に対応するデータ信号を表す。なお、2列目・・・n列目のデータ線102に対してもそれぞれデータ信号D2、・・・データ信号Dnが供給される。電気泳動素子104は、第1電極105と第2電極106との間に電気泳動層107を配置して構成されている。このような電気泳動素子104をマトリクス状に配列して上記のパネル部110が構成されている。第1電極105と第2電極106との相互間には、第1電極105の電極面積、第1電極105と第2電極106との相互間距離、電気泳動層107の誘電率、に応じた大きさの静電容量が形成される。第2電極106は、複数の電気泳動素子104に共有されており、配線201を介して共通電極制御回路150に接続されている(図1参照)。配線201には共通電極信号COMが与えられる。共通電極信号COMとしては、例えば相対的に低電位である基準電位(例えば0V)又は相対的に高電位である電圧(例えば+10V)のいずれかが印加される。
電気泳動装置100には周辺回路としてのコントローラ190が接続されている。このコントローラ190は画像信号処理回路およびタイミングジェネレータを含んでいる。ここで、画像信号処理回路は、画像データ及び共通電極制御データを生成し、それぞれ及びデータ線駆動回路140及び共通電極制御回路150に入力する。共通電極制御回路150は、電気泳動素子104の第2電極106に共通電極信号COMを供給する。また、タイミングジェネレータは、リセット設定や画像データが画像信号処理回路から出力されるときに、走査線駆動回路130やデータ線駆動回路140を制御するための各種タイミング信号を生成する。
なお、上述のトランジスタ103、走査線駆動回路130、データ線駆動回路140及び共通電極制御回路150が本発明における「駆動回路」に相当する。
本実施形態に係る電気泳動装置100の構成は上記の通りであり、次にその動作について詳述する。
図4は、電気泳動装置100の動作を説明するための波形図である。図4では、各走査線101を通じて各トランジスタ103のゲートに供給されるゲート信号Y1、Y2、…Ymと、各電気泳動素子104の第1電極(個別電極)105の電位P1、P2、…Pmと、各電気泳動素子104の第2電極(共通電極)106に供給される共通電極信号COMと、が横軸を時間tとして表した波形図(タイミングチャート)によって示されている。なお、図4に示す波形図は1回分の書き込み期間に対応する。また、第1電極105の電位として1列目の各画素部109に対応する各電気泳動素子104の第1電極105の電位を例示してその他を省略するが、他の列も同様な波形図となる。
走査線駆動回路130は、各行の画素部109を順次選択する。具体的には、図4に示すように、走査線駆動回路130は、まず1行目の走査線101に対して供給する走査信号Y1の電位を高レベル(例えば+3V)にする。それにより、1行目の走査線101と接続された各画素部109に含まれる各トランジスタ103のゲートに高レベルの電位が供給され、各トランジスタ103がオン状態となる。
このとき、データ線駆動回路140は、各データ線102に対して供給するデータ信号D1、D2、…Dnの電位を基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位(例えば+10V)のいずれかにする。具体的には、データ線駆動回路140は、コントローラ190から供給される画像データに応じて、黒色表示とすべき画素部109に対しては第1電位を供給し、白色表示とすべき画素部109に対しては基準電位を供給する。これにより、選択された1行目の画素部109のそれぞれについて、電気泳動素子104の第1電極105及び容量素子108の一方端子に、データ線102及びトランジスタ103を介して基準電位又は第1電位のいずれかが印加される。この印加された電位は、ある程度の期間(例えば、数百ミリ秒〜数秒間)、容量素子108によって保持される。別言すれば、本実施形態では、1回の書き込み期間に相当する間この電位(換言すれば電荷)を保持できる程度の静電容量を有する容量素子108が用いられる。この結果、図示のように、1行目の走査線101が非選択状態となった後も、1行目の走査線101と接続された各画素部109においては、電気泳動素子104の第1電極105に印加された電位が保たれる。このとき、共通電極制御回路150は、共通電極である第2電極106に基準電位を印加する。この第2電極106の電位は、走査線駆動回路130による走査線の選択が行われている間、共通電極制御回路150により基準電位に保たれる。
以下、同様にして2行目以降の走査線101及びこれと接続された各画素部109に対する制御が行われる。すなわち、走査線駆動回路130は、2行目以降の各走査線101に対しても順次、走査信号Y2、…Ymを高レベルにする制御(走査線選択制御)を行う。また、データ線駆動回路140は、画像データに応じて各データ線102に対して供給するデータ信号D1、D2、…Dnの電位を基準電位又は第1電位のいずれかにする。また、上記のように、走査線駆動回路130による走査線の選択が行われている間、共通電極制御回路150は、共通電極である第2電極106に基準電位を印加する。各走査線101が選択され、対応する画素部109への書き込みがなされる期間は例えば数百マイクロ秒程度であり、全ての走査線101が選択されるのに要する期間は例えば数百ミリ秒程度である。
上記の走査線選択制御に次いで、共通電極制御回路150は、基準電位以上の第2電位とこの第2電位より大きい第3電位との間で変動する信号を第2電極(共通電極)106に印加する。本実施形態では、第2電位は上記の基準電位と等しく、第3電位は上記の第1電位と等しい。すなわち、図示のように共通電極制御回路150は、各配線201を介して各第2電極106に対し、0Vと+10Vの間で繰り返される片側極性のパルス状の信号を供給する(パルス駆動する)。この信号は、数十Hz(例えば30Hz程度)の周波数を有し、数秒間(例えば1〜2秒間)に渡って印加される。なお、これらの数値は一例であり、適宜変更することが可能である。このときの各第1電極105の電位と各第2電極106の電位との関係について以下に詳細に説明する。
図5及び図6は、第1電極の電位と第2電極の電位の関係を説明するための波形図である。上記のように、各第1電極105の電位は、第1電位(例えば+10V)又は基準電位(例えば0V)となっている。また、各第2電極106の電位は、第2電位(例えば0V)と第3電位(例えば+10V)との間で振動する。
このとき、第1電極105に第1電位(本例では+10V)が書き込まれた画素部109に着目すると、図5に示すように、第2電極106の電位が基準電位(本例では0V)となるタイミングにおいては、第1電極105と第2電極106との間に+10Vの電位差が生じる(図中、黒色の上向き矢印で示す)。この電位差(電界)により、周期的に、電気泳動層107に含有される黒色粒子(プラスに帯電)が第2電極106側へ引き寄せられ、白色粒子(マイナスに帯電)が第1電極105側へ引き寄せられる。従って、黒色を書き込みべき画素部109において、黒色を強調する(あるいは追加的に書き込みする)作用が得られる。また、第2電極106の電位が第3電位となるタイミングにおいては、第1電極105と第2電極106との間の電位差が0Vとなるため、各電気泳動粒子(黒色粒子および白色粒子)を泳動させる力は生じない。
また、第1電極105に基準電位(本例では0V)が書き込まれた画素部109に着目すると、図6に示すように、第2電極106の電位が第3電位(本例では+10V)となるタイミングにおいては、第1電極105と第2電極106との間に−10Vの電位差が生じる(図中、白色の下向き矢印で示す)。この電位差(電界)により、周期的に、電気泳動層107に含有される黒色粒子(プラスに帯電)が第1電極105側へ引き寄せられ、白色粒子(マイナスに帯電)が第2電極106側へ引き寄せられる。従って、白色を書き込みべき画素部109において、白色を強調する(あるいは追加的に書き込みする)作用が得られる。また、第2電極106の電位が基準電位となるタイミングにおいては、第1電極105と第2電極106との間の電位差が0Vとなるため、各電気泳動粒子(黒色粒子および白色粒子)を泳動させる力は生じない。
次に、上記態様(以下、便宜上「第1態様」と呼ぶ。)の変形実施の態様について説明する。
図7及び図8は、第1電極の電位と第2電極の電位の関係を説明するための波形図である。なお、この図7及び図8に基づいて以下に説明される実施態様を「第2態様」と呼ぶ。図7及び図8に示すように、各第2電極106に対して与える電位を、第2電位は上記の基準電位より大きく、第3電位は上記の第1電位より小さく設定してもよい。具体的には、本態様における第2電位は例えば+2〜3V、第3電位は例えば+7〜8Vに設定される。すなわち、本態様では、第2電極に対して、基準電位(本例では0V)よりも大きい第2電位と第1電位(本例では+10V)よりも小さい第3電位との間で振動する信号が供給される。このとき、各第1電極105の電位は、第1電位(例えば+10V)又は基準電位(例えば0V)となっている。
このとき、第1電極105に第1電位(本例では+10V)が書き込まれた画素部109に着目すると、図7に示すように、第2電極106の電位が第2電位(本例では+2〜3V)となるタイミングにおいては、第1電極105と第2電極106との間に+7〜8Vの電位差が生じる(図中、黒色の上向き矢印で示す)。また、第2電極106の電位が第3電位(本例では+7〜8V)となるタイミングにおいても、第1電極105と第2電極106との間の電位差が+2〜3Vとなる。これらの電位差(電界)により、電気泳動層107に含有される黒色粒子(プラスに帯電)が第2電極106側へ引き寄せられ、白色粒子(マイナスに帯電)が第1電極105側へ引き寄せられる。従って、黒色を書き込みべき画素部109において、黒色を強調する(あるいは追加的に書き込みする)作用が得られる。
また、第1電極105に基準電位(本例では0V)が書き込まれた画素部109に着目すると、図8に示すように、第2電極106の電位が第2電位(本例では+2〜3V)となるタイミングにおいては、第1電極105と第2電極106との間に−2〜3Vの電位差が生じる(図中、白色の上向き矢印で示す)。また、第2電極106の電位が第3電位(本例では+7〜8V)となるタイミングにおいても、第1電極105と第2電極106との間の電位差が−7〜8Vとなる。これらの電位差(電界)により、電気泳動層107に含有される白色粒子(マイナスに帯電)が第2電極106側へ引き寄せられ、黒色粒子(プラスに帯電)が第1電極105側へ引き寄せられる。従って、白色を書き込みべき画素部109において、白色を強調する(あるいは追加的に書き込みする)作用が得られる。
すなわち、図7及び図8に基づいて説明した第2態様では、第2電極106に供給される信号の半周期ごとに電位差が異なるものの、全周期に渡って、第1電極105と第2電極106との間に電位差が与えられる。それにより、各電気泳動粒子をより効率よく泳動させる(移動させる)ことができる。特に、いわゆるキックバック(後戻り)現象が顕著な場合には第2態様が効果的である。ここで、キックバック現象とは、電界をかけて電気泳動粒子を移動させた後、電界を零にすると電気泳動粒子が後戻りする現象をいい、その詳細な原因は明らかとなっていない。
図9は、上記の第2態様の更なる利点を説明するための図である。これまでは第1電極105の電位が一定値であることを前提に説明してきたが、実際には、図9に示すように変化する場合もある。具体的には、第1電極105に第1電位(例えば+10V)が与えられたとしても、時間経過とともに第1電極105の電位が低下する場合がある。この理由は、第2電極106へのリーク電流やトランジスタ103のオフ電流である。同様に、第1電極105に基準電位(例えば0V)が与えられたとしても、時間経過とともに第1電極105の電位が上昇する場合もある。この理由は、第2電極106へのリーク電流である。この第1電極105の電位の変化は、容量素子108の保持容量が十分に大きくないときに顕著に現れる。このとき、黒色に制御したい画素部109の第1電極105の電位が第2電極106の電位よりも低くなってしまうと、黒色に制御するはずが白色がかってしまうという不都合が生じる。同様に、白色に制御したい画素部109の第1電極105の電位が第2電極106の電位よりも高くなってしまうと、白色に制御するはずが黒色がかってしまうという不都合が生じる。このような不都合を防ぐためにも、第2態様、すなわち容量素子108の保持容量が十分に大きくない場合には、各第2電極106に対して与える電位を、第2電位は上記の基準電位より大きく第3電位は上記の第1電位より小さく設定する態様がより好ましい。これらの第2電位、第3電位の各値を、リーク電流等に起因する第1電極105の電位低下を考慮して設定しておくことにより、表示色の反転(すなわち、電気泳動粒子の分布状態の反転)を防ぐことが可能となる。また、別な観点からは、上記態様を採用することで容量素子108の保持容量をより低減することが可能となると言える。このことは、容量素子108のレイアウト面積の削減、製造工程の簡素化、画素部の開口率の向上、等の効果を奏する。
図10は、第3態様について説明する図である。上記の第1態様又は第2態様において、容量素子108の静電容量が十分に大きくない場合や、リーク電流等が大きい場合には、コントラストが低い、残像が残る、といった表示品質の低下が生じ得る。そのような場合には、図10に示すように、上記した画像書き込み、片側極性のパルス状信号によるパルス駆動、の各制御を複数回繰り返すとよい。図10では各制御を2回繰り返す場合が例示されているが、各制御を3回以上繰り返してもよい。それにより、表示品質の低下を回避できる。
次に、上述した電気泳動装置を表示部として備える電子機器の一例について説明する。
図11は、電気泳動装置を適用した電子機器の具体例を説明する斜視図である。図11(A)は、電子機器の一例である電子ブックを示す斜視図である。この電子ブック1000は、ブック形状のフレーム1001と、このフレーム1001に対して回動自在に設けられた(開閉可能な)カバー1002と、操作部1003と、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1004と、を備えている。図11(B)は、電子機器の一例である腕時計を示す斜視図である。この腕時計1100は、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1101を備えている。図11(C)は、電子機器の一例である電子ペーパーを示す斜視図である。この電子ペーパー1200は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体部1201と、本実施形態に係る電気泳動装置によって構成された表示部1202と、を備えている。なお、電気泳動装置を適用可能な電子機器の範囲はこれに限定されず、帯電粒子の移動に伴う視覚上の色調の変化を利用した装置を広く含むものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、まず電気泳動素子の第1電極に第1電位、第2電極に基準電位が与えられた状態(第1の状態)、又は第1電極、第2電極ともに基準電位が与えられた状態(第2の状態)のいずれかの電圧書き込みが行われる。したがって、消去動作を前置する場合に比較してより迅速に電気泳動素子の状態書き換えがなされる。またこのとき、容量素子によって第1電極へ書き込まれた電位がある程度の時間だけ保持されるので、この時間を利用して次の制御を行うことができる。すなわち、第2電極に印加する電位を第2電位と第3電位との間で変動させることにより、例えば上記の第1の状態にあるときには、周期的に第1電極の電位が第2電極の電位よりも高い状態を生じさせ、電気泳動粒子の泳動を促進できる。同様に、例えば上記の第2の状態にあるときには、周期的に第2電極の電位が第1電極の電位よりも高い状態を生じさせ、電気泳動粒子の泳動を促進できる。よって、第1の状態、第2の状態のいずれの場合にあっても、仮に先に行われた電気泳動素子への電圧書き込みが不十分であったとしてもそれを補完する作用が得られる。つまり、本実施形態に係る電気泳動装置又はその駆動方法によれば、電圧の書き込み状態(第1の状態又は第2の状態)によらず、その後の振動する信号の印加により、電気泳動素子の電気泳動粒子をより確実に所望状態に分布させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において更に種々の変形を加えて実施することが可能である。例えば、上述した実施形態では、マトリクス状に配置された複数の画素部を有する電気泳動装置に本発明を適用した場合の一例を説明していたが、画素部の形態はこれに限定されるものではない。同様に、本発明の適用範囲は、表示用途の電気泳動装置に限定されるものでもない。また、パルス駆動を行う際の信号として矩形波の駆動信号を例示していたが、当該信号は正弦波など他の交流信号であってもよい。
電気泳動装置の全体構成を示すブロック図である。 電気泳動素子の構造を説明する模式断面図である。 各画素部の詳細構成を示す回路図である。 電気泳動装置の動作を説明するための波形図である。 第1電極の電位と第2電極の電位の関係を説明するための波形図である。 第1電極の電位と第2電極の電位の関係を説明するための波形図である。 第1電極の電位と第2電極の電位の関係を説明するための波形図である。 第1電極の電位と第2電極の電位の関係を説明するための波形図である。 第2態様の更なる利点を説明するための図である。 第3態様について説明する図である。 電気泳動装置を適用した電子機器の具体例を説明する斜視図である。
符号の説明
100…電気泳動装置、101…走査線、102…データ線、103…トランジスタ、104…電気泳動素子、105…第1電極(画素電極)、106…第2電極(共通電極)、107…電気泳動層、108…容量素子、109…画素部、110…パネル部、130…走査線駆動回路、140…データ線駆動回路、150…共通電極制御回路、190…コントローラ、201…配線、1000…電子ブック、1001…フレーム、1002…カバー、1003…操作部、1004…表示部、1100…腕時計、1101…表示部、1200…電子ペーパー、1201…本体部、1202…表示部

Claims (12)

  1. 第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、を備える電気泳動装置の駆動方法であって、
    (a)基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加すること、
    (b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加すること、
    を含む、電気泳動装置の駆動方法。
  2. m行n列のマトリクス状に配列された複数の画素部を備え、当該画素部の各々が、第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、を含んで構成された電気泳動装置の駆動方法であって、
    (a)各行の前記画素部を順次選択し、当該選択された画素部について、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加すること、
    (b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加すること、
    を含む、電気泳動装置の駆動方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記第2電位が前記基準電位と等しく前記第3電位が前記第1電位と等しいこと、
    を含む、電気泳動装置の駆動方法。
  4. 請求項1又は請求項2において、
    前記第2電位が前記基準電位より大きく前記第3電位が前記第1電位より小さいこと、
    を含む、電気泳動装置の駆動方法。
  5. 請求項1又は請求項2において、
    前記(a)及び前記(b)を複数回繰り返すこと、
    を含む、電気泳動装置の駆動方法。
  6. 第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、
    一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、
    前記電気泳動素子及び前記容量素子と接続された駆動回路と、
    を備え、
    前記駆動回路は、
    (a)基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加し、
    (b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加する、
    電気泳動装置。
  7. m行n列のマトリクス状に配列された複数の画素部と当該画素部の各々に接続された駆動回路とを備える電気泳動装置であって、
    前記画素部の各々は、
    第1電極及び第2電極と当該第1電極と第2電極の間に配置された電気泳動層とを含む電気泳動素子と、
    一方端子が前記第1電極と接続された容量素子と、
    を備え、
    前記駆動回路は、
    (a)各行の前記画素部を順次選択し、当該選択された画素部について、前記電気泳動素子の前記第1電極及び前記容量素子の前記一方端子に基準電位又は当該基準電位より大きい第1電位のいずれかを印加し、かつ前記電気泳動素子の前記第2電極に前記基準電位を印加し、
    (b)前記(a)に次いで、前記基準電位以上の第2電位と当該第2電位より大きく前記第1電位以下の第3電位との間で変動する信号を前記第2電極に印加する、
    電気泳動装置。
  8. 請求項7において、
    前記第2電極は前記電気泳動素子の各々に共有される共通電極である、電気泳動装置。
  9. 請求項6又は請求項7において、
    前記第2電位は前記基準電位と等しく前記第3電位は前記第1電位と等しい、電気泳動装置。
  10. 請求項6又は請求項7において、
    前記第2電位は前記基準電位より大きく前記第3電位は前記第1電位より小さい、電気泳動装置。
  11. 請求項6又は請求項7において、
    前記駆動回路は前記(a)及び前記(b)を複数回繰り返す、電気泳動装置。
  12. 請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載の電気泳動装置を表示部として備える電子機器。
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