JP2009042283A - 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の電極と、第1の電極と対向する第2の電極と、第1の電極と第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えた複数の画素20で構成される表示部30を有する電気泳動表示装置1において、表示部30に画像を書き込む画像書き換え期間の前に、第1の電極に、第1の電極と第2の電極との間に電位差を与える複数のパルスからなる駆動信号が入力されるパルス入力期間が設けられており、パルスのパルス幅は、画素20の応答時間より短いことを特徴とする電気泳動表示装置1とした。
【選択図】図1
Description
これにより、表示画像をほとんど変化させずに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、表示画像をほとんど変化させずに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。また、前記第1の電極が複数の前記画素で共通の前記電極であるので、複数の前記第2の電極に対して同時に前記駆動信号を入力することで、複数の前記画素の前記第2の電極のイオンを同時に拡散することができる。
これにより、表示画像の変化をより抑えて前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記応答時間を規定できるので、前記パルスの前記パルス幅を規定することができる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記第1の電極及び前記第2の電極に集まる前記イオンの種類を複数の前記画素にわたって均一にすることができるので、前記パルス入力期間における前記イオンの拡散性を向上させることができる。これにより、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記表示部の画像を消去したときに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まる前記イオンを少なくすることができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記イオンの拡散性を向上させることができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記第1の電極及び前記第2の電極に集まる前記イオンの分布を均一にできるので、前記パルス入力期間における前記イオンの拡散性を向上させることができる。これにより、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記第1の電極及び前記第2の電極に集まる前記イオンの分布を均一にできるので、前記パルス入力期間における前記イオンの拡散性を向上させた電気泳動表示装置を提供することができる。これにより、前記画像書き換え期間において画像を書き込んだときの白表示のコントラストを保持することができる。
これにより、例えば、前記第1の階調を表示させる前記画素の前記第1の電極に入力される電位と、前記第2の階調を表示させる前記画素の前記第1の電極に入力される電位との中間の電位を前記第2の電極に入力すると、前記第1の電極と前記第2の電極との間に常に電位差が生じるので、異なる前記画素に前記第1の階調と前記第2の階調とを同時に表示させる電気泳動表示装置を提供することができる。
これにより、前記画像書き換え期間において、すべての前記画素で前記第1の電極と前記第2の電極との間に電位差を生じる期間が発生するので、前記画素に前記第1の階調又は前記第2の階調の何れかを表示させることができる電気泳動表示装置を提供することができる。
この駆動方法を備えることで、表示画像をほとんど変化させずに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
これにより、表示画像をほとんど変化させずに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。また、前記第1の電極が複数の前記画素で共通の前記電極であるので、複数の前記第2の電極に対して同時に前記駆動信号を入力することで、複数の前記画素の前記第2の電極のイオンを同時に拡散することができる。
これにより、表示画像の変化をより抑えて前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
これにより、前記応答時間を規定できるので、前記パルスの前記パルス幅を規定することができる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
これにより、前記第1の電極及び前記第2の電極に集まる前記イオンの種類を複数の前記画素にわたって均一にすることができるので、前記パルス入力期間における前記イオンの拡散性を向上させることができる。これにより、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
これにより、前記表示部の画像を消去したときに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まる前記イオンを少なくすることができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
これにより、前記イオンの拡散性を向上させることができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電気泳動表示装置の駆動方法とすることができる。
これにより、表示画像をほとんど変化させずに前記第1の電極及び前記第2の電極に集まったイオンを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電子機器を提供することができる。
表示部30には、画素20が、データ線駆動回路70の延在方向に沿ってM個、走査線駆動回路60の延在方向にN個のマトリクス状に配置されている。走査線駆動回路60と画素20とが、データ線駆動回路70の延在方向に沿って延びた複数の走査線40(Y1、Y2、…、Ym)を介して接続されている。データ線駆動回路70と画素20とが、表示部3を走査線駆動回路60の延在方向に沿って延びる複数のデータ線50(X1、X2、…、Xn)を介して画素20に接続されている。
このあと、レベルシフタ62において選択信号の電位を変える。これは、画素20ではシフトレジスタ61を駆動する電位よりも、高い電位を必要とするためである。
次に、出力バッファ63により電流増幅された選択信号を、走査線40に供給する。これは、仮に、電流が少ないと走査線駆動回路60から離れた位置の画素20に供給する電流が不足して、この画素20に所望の電位が入力されないからである。
画素20は、スイッチング素子24と、容量25と、画素電極(第1の電極)21と、共通電極(第2の電極)22と、電気泳動素子23とを備えている。
容量25はスイッチング素子24が駆動されたときに充電され、スイッチング素子24が停止した後も一定期間電位を保持し、画素電極21に電位を与えることができる。
黒色粒子83は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されている。
まず、共通電極22に画素電極21より高い電位を印加すると、負に帯電した白色粒子82が共通電極22に引き寄せられる。これに対して、正に帯電した黒色粒子83は、画素電極21に引き寄せられる。その結果、この画素20では白表示される。
次に、電気泳動表示装置における反射率の低下について説明する。図7は、反射率の低下を説明する図であり、(a)白消去を行った直後の様子(1回白書き込みを行った場合)、(b)過度に白消去を行った場合の様子(連続して複数回白書き込みを行った場合)、(c)白消去を行ったあとに白表示させた様子(連続して白書き込みを行ったあと、さらに白書き込みを行った場合)である。電気泳動表示装置は、画像の書き換えを繰り返すことで、白表示の反射率が低下し、白消去したときのコントラストが低下することがわかってきた。これは、白消去を行うと、図5の電気二重層から分離したマイナスイオン87bが共通電極22に集まり、白色消去あるいは白書き込みの条件によっては白色粒子82が共通電極22に近づきにくくなるからである。
まず、連続して白書き込みを行わない場合について説明する。表示画像を消去すると、白色粒子82とマイナスイオン87bが共通電極22に集まる。このとき、白消去を行った直後、あるいは小さな電位差により消去を行ったときは、共通電極22に集まるマイナスイオン87bは少ない。そのため、白色粒子82は共通電極22に集まることができるので、反射率の低下が小さく、コントラストの低下は小さい。(図7(a))
まず、画素電極21及び共通電極22の間に所定の電位差を与え、白書き込みを一回行った場合は、共通電極22に集まるマイナスイオン87bが少ないので、白色粒子82は共通電極22に集まることができる。その結果、白表示の反射率の低下は小さい。また、このときの電位差の一例として、例えば、前述した小さな電位差が挙げられる。(図7(a))
図8は、本発明の電気泳動表示装置1の第1の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。図8に示すように、本駆動方法は、図1の表示部30に画像が保持されている画像保持ステップと、表示部30を白表示させる画像消去ステップと、画素電極21にパルスを入力するパルス入力ステップと、画像書き換えステップとを備えている。
なお、本駆動方法の説明は、2つの画素20B、20Wを選択して行う。画素20Bは、画像書き換えステップにおいて黒表示される画素であり、画素20Wは、画像書き換えステップにおいて白表示される画素である。図8には、画素20Bにおけるスイッチング素子24Bのゲート部24Ba、画素電極21b、画素20Wにおけるスイッチング素子24Wのゲート部24Wa、画素電極21W、及び共通電極22に入力される電位が示されている。
また、図9は、図8のタイミングチャートで駆動したときの電気泳動素子23における動作を示す図である。なお、図9では、画像保持ステップにおいて、画素20Bは黒表示されており、画素20Wでは白表示されているものとしている。
画素電極21B、21W、及び共通電極22を電気的に切断した直後は、画素21Bの容量25Bには高電位(H)が充電されているので、画素電極21Bと共通電極22との間に電位差が残っている。ただし、この電位は画素20Bを黒表示させる電位であるため、表示は変わらない。また、時間が経って、容量25Bの電位が低電位(L)に低下しても、共通電極22との電位差は生じないため、表示画像は維持される。(図9(a))
これにより、マイナスイオン87bが共通電極22から移動する。なお、マイナスイオン87bを共通電極22から確実に移動させるために、パルスは複数回入力させてもよい。(図9(c))
図10は、表示部30における反射率の時間変化を示す図である。図10の曲線は、表示部30が白表示されている状態で、すべての画素電極21に高電位(H)を入力し、共通電極22に低電位(L)を入力したときの、反射率の時間変化を模式的に示したものである。
パルス幅THは、次の手順で求めることができる。図10により、白表示されているときの反射率RE1と、黒表示されているときの反射率RE2とを求め、反射率RE2を「0」とし、反射率RE1を「100」とする。
次に反射率が、RE1から、80%低下したRE3となるまでに要する時間(応答時間)TH’を求める。
そして、このようにして求めた時間TH’の1/10以下となるように、パルス幅THを規定している。(TH≦TH’/10)
このようにして規定されたパルス幅THのパルスは、マイナスイオン87bを共通電極22から移動させるのに必要な電力を有しながらも、反射率に大きな影響が出ないように、黒色粒子83の共通電極22への移動を抑制する。
一方、画素電極21Wには低電位(L)が入力されているので、共通電極22と画素電極21Wとの間に電位差が生じないので、白表示が保持されている。(図9(d))
画像書き換えステップの前にパルス入力ステップを備えることで、白色粒子82及び黒色粒子83を移動させずに共通電極22に集まったマイナスイオン87bを拡散することができるので、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持することができる。
また、共通電極22が複数の画素20で共通の電極であるので、複数の画素電極21に対してパルスを同時に入力することで、複数の画素20の画素電極21のイオンを同時に拡散することができる。
次に、第1の駆動方法の変形例について説明する。図11は、本変形例に係る画素120の回路図を示している。本変形例では、図2の容量25に代えて、ラッチ回路125が組み込まれているところが異なっている。
本変形例においては、画素120B、120Wを用いて駆動方法を説明することとする。そのため、図12には、画素電極21B、21W、共通電極22、スイッチング素子24のゲート部24Ba、24Wa、低電位電源線157、及び高電位電源線158に入力される電位が示されている。
以上により、画素電極21B、21W、及び共通電極22への電位の供給は停止される。また、周辺領域へのリーク電流により画素電極21Bに残留した電位は低下するので、共通電極22と画素電極21B、21Wとの間には、表示画像を変えるだけの電位差は生じない。その結果、表示画像を保持することができる。
なお、低消費電力の点では劣るが、低電位電源線157と高電位電源線158とを電気的に孤立させて、ラッチ回路125の動作を停止させるだけでも、画素電極21B、21Wを電気的に孤立させることが可能である。
画像消去ステップは、画像保持ステップで保持されていた画像を消去する期間である。具体的には、ゲート部24Ba、24Waの電位を高電位(H)にしてスイッチング素子24B、24Wを駆動させるとともに、低電位電源線157に低電位(L)を供給し、高電位電源線158に高電位(H)を供給することでラッチ回路125を駆動させる。
この状態で、ラッチ回路125を介してデータ線50から画素電極21B、21Wに低電位(L)を入力し、共通電極22に高電位(H)を入力する。これにより、画素120B、120Wが白表示されて画像が消去される。
なお、画素電極21B、21Wに低電位(L)を入力したあと、スイッチング素子24B、24Wのゲート部24Ba、24Waに低電位を入力してスイッチング素子24B、24Wを停止させてもよい。この場合でも、ラッチ回路125が常に駆動されているので、画素電極21B、21Wに低電位(L)を入力し続けることができる。
なお、本変形例においても、マイナスイオン87bを共通電極22から確実に移動させるために、パルスを複数回入力させてもよい。
なお、画像書き換えステップにおいても、画素電極21Bに高電位(H)を入力し、画素電極21Wに低電位(L)を入力したあと、スイッチング素子24B、24Wを停止させてもよい。この場合でも、駆動されているラッチ回路125により、画素電極21Bに高電位(H)を入力し、画素電極21Wに低電位(L)を入力することができる。
次に、第2の駆動方法について説明する。第1の駆動方法では画素電極21B、21Wにパルスを入力していたが、本駆動方法では共通電極22にパルスを入力している点が異なっている。本駆動方法の説明では、第1の駆動方法と同様の駆動を行うステップの説明は簡潔に行うこととする。
本駆動方法においても、画素20B、20Wを用いて駆動方法を説明することとする。そのため、図13では、スイッチング素子24Bのゲート部24Ba、画素電極21B、スイッチング素子24Wのゲート部24Wa、画素電極21W、及び共通電極22に入力される電位が示されている。
まず、画素電極21B、21Wには高電位が入力される。そして共通電極22には、高電位(H)と低電位(L)とを所定の間隔で繰り返すパルスが入力される。
共通電極22に高電位(H)が入力されているときは、共通電極22と、画素電極21B、21Wとの間に電位差が生じないので、マイナスイオン87bは移動しない。
共通電極22に低電位(L)が入力されているときは、共通電極22と、画素電極21B、21Wとの間に電位差が生じて、マイナスイオン87bが共通電極22から移動する。
なお、マイナスイオン87bを確実に移動させるため、パルスを複数回入力してもよい。
次に第2の駆動方法の変形例について説明する。本変形例は、第1の駆動方法の変形例で説明した図11の回路構成を備えた電気泳動表示装置である。この回路構成の説明は省略して、本変形例の駆動方法について説明する。図14は、本変形例のタイミングチャートを示す図である。図14では、図12と同様に、画像保持ステップと、画像消去ステップと、パルス入力ステップと、画像書き換えステップとを備えている。
また、画素電極21B、21W、共通電極22、スイッチング素子24のゲート部24Ba、24Wa、低電位電源線157、及び高電位電源線158に入力される電位が示されている。
また、ラッチ回路125に画像データが保持されると、スイッチング素子24B、24Wを停止させる駆動方法を用いることもできる。この場合でも、ラッチ回路125から画素電極21B、21Wに電位を入力することができる。
次に、第3の駆動方法について説明する。第3の駆動方法は、共通電極22に入力される電位が低電位(L3)と高電位(H3)のおよそ中間である中電位(M3)に設定される駆動方法の一例を示したものである。
図15は、第3の駆動方法に係るタイミングチャートを示す図である。図15では、図8と同様に画像保持ステップと、画像消去ステップと、パルス入力ステップと、画像書き換えステップとを備えている。
ここでも、第1、第2の駆動方法と同様に画素20B、20Wを用いて駆動方法を説明することとする。そのため、図15では、スイッチング素子24Bのゲート部24Ba、画素電極21B、スイッチング素子24Wのゲート部24Wa、画素電極21W、及び共通電極22に入力される電位が示されている。
パルス入力ステップにおける駆動方法は以下のようになっている。まず、共通電極22には、中電位(M3)が入力されている。画素電極21B、21Wには、低電位(L3)と高電位(H3)とを所定の間隔で繰り返すパルスが入力されている。画素電極21B、21Wに低電位が入力されているときは、共通電極22の電位が高いので、マイナスイオン87bは共通電極22から移動しない。これに対して、画素電極21B、21Wに高電位(H3)が入力されているときは、画素電極21B、21Wの電位が高くなるので、共通電極22に集まっているマイナスイオン87bを移動させることができる。
画素20Bでは、画素電極21Bの電位が高いので黒表示される。一方、画素20Wでは、共通電極22の電位が高いので白表示される。
これにより、画像書き換えステップで消去(白)と書き込み(黒)を行うことが可能であるので、画像消去ステップを省略した駆動方法とすることも可能である。
次に、第3の駆動方法の変形例について説明する。本変形例は、第1の駆動方法の変形例、及び第2の駆動方法の変形例で示された、図11の回路構成を備えた電気泳動表示装置の駆動方法である。図16は、本変形例に係るタイミングチャートを示す図である。図16においても、画像保持ステップと、画像消去ステップと、パルス入力ステップと、画像書き換えステップとを備えている。
また、図16では、画素電極21B、21W、共通電極22、スイッチング素子24のゲート部24Ba、24Wa、低電位電源線157、及び高電位電源線158に入力される電位が示されている。
これにより、画素電極21B、21Wに低電位(L3)が入力されて画像が消去される。
また、第3の駆動方法と同様に、本変形例においても画像消去ステップを省略した駆動方法を採用することも可能である。
ここでは本発明の電気泳動表示装置を、電子機器に適用した場合について説明する。図17は電子ペーパー300の構成を示す斜視図である。電子ペーパー300は、本発明の電気泳動表示装置を表示領域301として備えている。電子ペーパー300は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体302を備えて構成されている。
このような構造を備えることで、経時的なコントラスト低下を防止できる又は、長期間に渡り良好なコントラストの表示を維持できる電子機器とすることができる。
Claims (19)
- 第1の電極と、前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子とを備えた複数の画素で構成される表示部を有する電気泳動表示装置において、
前記表示部に画像を書き込む画像書き換え期間の前に、前記第1の電極に、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電位差を与える複数のパルスからなる駆動信号が入力されるパルス入力期間が設けられており、前記パルスのパルス幅は、前記画素の応答時間より短いことを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1に記載の電気泳動表示装置であって、
前記第1の電極は複数の前記画素に共通の電極、及び前記第2の電極は前記画素ごとに設けられた電極であり、前記パルス入力期間に、前記第2の電極に所定の電位を入力するとともに、前記第1の電極に、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電位差を与える複数の前記パルスからなる前記駆動信号が入力されることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の電気泳動表示装置において、
前記パルスの前記パルス幅は、前記応答時間の1/10以下であることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
前記応答時間は、前記画素を反射率が最大となる第1の階調から反射率が最低となる第2の階調へ移行させる場合に、前記画素の反射率が、前記第1の階調の反射率と前記第2の階調の反射率との差の80%変化するのに必要な時間であることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
前記表示部の画像を更新する期間に、前記表示部の画像を消去する画像消去期間と、前記パルス入力期間と、前記画像書き換え期間とが順に設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
前記表示部の画像を更新する期間に、前記パルス入力期間と、前記表示部の画像を消去する画像消去期間と、前記画像書き換え期間とが順に設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項5又は請求項6に記載の電気泳動表示装置において、
前記画像消去期間と前記パルス入力期間とが交互に複数設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項5から請求項7の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
前記画像消去期間に、前記表示部の全画素が同一の階調に移行することを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項8に記載の電気泳動表示装置において、
前記階調は白色であることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
前記画像書き換え期間では、前記第2の電極が一定電位に保持されることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の電気泳動表示装置において、
前記画像書き換え期間では、前記第2の電極に第1の電位と第2の電位とを所定の間隔で繰り返す信号が入力されていることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 第1の電極と、前記第1の電極と対向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とで挟持され帯電した電気泳動粒子を含む電気泳動素子と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電位差を与える駆動装置と、を備えた複数の画素で構成される表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記表示部に画像を書き込む画像書き換えステップの前に、前記駆動装置は前記第1の電極に、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電位差を与え、前記画素の応答時間より短いパルス幅を有する複数のパルスからなる駆動信号を入力するパルス入力ステップを有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項12に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記第1の電極は複数の前記画素に共通の電極、及び前記第2の電極は前記画素ごとに設けられた電極であり、前記パルス入力ステップの期間に、前記第2の電極に所定の電位を入力するとともに、前記第1の電極に、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電位差を与える複数の前記パルスからなる前記駆動信号が入力されることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項12又は請求項13に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記パルスの前記パルス幅は、前記応答時間の1/10以下であることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項12から請求項14の何れか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記応答時間は、前記画素を反射率が最大となる第1の階調から反射率が最低となる第2の階調へ移行させる場合に、前記画素の反射率が、前記第1の階調の反射率と前記第2の階調の反射率との差の80%変化するのに必要な時間であることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項12から請求項15の何れか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記表示部の画像を更新するステップに、前記表示部の画像を消去する画像消去ステップと、前記パルス入力ステップと、前記画像書き換えステップとが順に設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項12から請求項15の何れか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記表示部の画像を更新するステップに、前記パルス入力ステップと、前記表示部の画像を消去する画像消去ステップと、前記画像書き換えステップとが順に設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項16又は請求項17に記載の電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記画像消去ステップと前記パルス入力ステップとが交互に複数設けられていることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項1から請求項11の何れか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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