JP5488219B2 - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器 Download PDF

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本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器に関するものである。
アクティブマトリクス型の電気泳動表示装置として、画素内にスイッチング用トランジスタとラッチ回路(SRAM;Static Random Access Memory)とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1記載の表示装置は、マイクロカプセルが配列された電気泳動素子を備えた第2基板に対して、電気泳動素子を挟持するように画素電極が形成された第1基板を接着した構成を採用していた。
特開2003−84314号公報
ところで、電気泳動表示装置は静止画の表示が主な用途であり、表示部の一部に動きを持たせた表示は不得手であった。特にSRAM方式の画素回路は部分的な画像書き換えに不向きであり、画像の一部を高速で書き換える動作は実現されていなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、高速な部分駆動によって動きのある表示を実現できる電気泳動表示装置の駆動方法、及び電気泳動表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部に保持された画像信号を更新することなく前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、前記第1の制御線には前記第1の矩形波と逆相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力することを特徴とする。
この駆動方法によれば、第1及び第2の制御線と共通電極の電位制御のみより、任意の背景画像上で任意の画像成分を明滅表示させることができ、表現力豊かな動きのある表示を実現することができる。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部の画像成分の表示階調を徐々に変化させるに際して、前記対向電極と前記第2の制御線とに第1の電位を入力する一方、前記第1の制御線に前記第1の電位と異なる第2の電位を入力する書込期間と、前記対向電極と前記第1の制御線と前記第2の制御線とを同電位とするディスチャージ期間と、を少なくとも1回ずつ以上繰り返し、前記ディスチャージ期間は前記書込期間よりも長いことを特徴とする。
この駆動方法によれば、第1及び第2の制御線と共通電極の電位制御のみより、任意の背景画像上で任意の画像成分をフェード表示させることができ、表現力豊かな動きのある表示を実現することができる。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、前記第1の制御線には、前記対向電極が前記第1の電位である期間内に前記第2の電位である期間と前記第1の電位である期間とを有し、前記対向電極が前記第2の電位である期間には少なくとも前記第1の電位である期間を有する1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力することを特徴とする。
この駆動方法によれば、第1及び第2の制御線と共通電極の電位制御のみより、任意の背景画像上で任意の画像成分を明滅表示させることができるとともに、明滅動作時にフェード表示を組み合わせた表現力豊かな表示を実現することができる。
前記画像成分に対応する第1の階調の画素データと、前記画像成分以外の画像成分に対応する第2の階調の画素データとを有する画像データを、前記表示部の前記画素に入力する方法としてもよい。
この駆動方法によれば、明滅表示やフェード表示を行う画像成分の領域と、それ以外の表示を変化させない領域とを規定する画像データを容易に作製することができる。
本発明の電気泳動表示装置は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有し、前記表示部を駆動制御する制御部を有する電気泳動表示装置であって、前記制御部は、前記表示部に保持された画像信号を更新することなく前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、前記第1の制御線には前記第1の矩形波と逆相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力することを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2の制御線と共通電極の電位制御のみより、任意の背景画像上で任意の画像成分を明滅表示させることができ、表現力豊かな動きのある表示が可能な電気泳動表示装置とすることができる。
本発明の電気泳動表示装置は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有し、前記表示部を駆動制御する制御部を有する電気泳動表示装置であって、前記制御部は、前記表示部の画像成分の表示階調を徐々に変化させるに際して、前記対向電極と前記第2の制御線とに第1の電位を入力する一方、前記第1の制御線に前記第1の電位と異なる第2の電位を入力する書込期間と、前記対向電極と前記第1の制御線と前記第2の制御線とを同電位とするディスチャージ期間と、を少なくとも1回ずつ以上繰り返し、前記ディスチャージ期間は前記書込期間よりも長いことを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2の制御線と共通電極の電位制御のみより、任意の背景画像上で任意の画像成分をフェード表示させることができ、表現力豊かな動きのある表示が可能な電気泳動表示装置とすることができる。
本発明の電気泳動表示装置は、一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有し、前記表示部を駆動制御する制御部を有する電気泳動表示装置であって、前記制御部は、前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、前記第1の制御線には、前記対向電極が前記第1の電位である期間内に前記第2の電位である期間と前記第1の電位である期間とを有し、前記対向電極が前記第2の電位である期間には前記第1の電位である1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力することを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2の制御線と共通電極の電位制御のみより、任意の背景画像上で任意の画像成分を明滅表示させることができるとともに、明滅動作時にフェード表示を組み合わせた表現力豊かな表示が可能な電気泳動表示装置とすることができる。
前記制御部は、前記画像成分に対応する第1の階調の画素データと、前記画像成分以外の画像成分に対応する第2の階調の画素データとを有する画像データを、前記表示部の前記画素に入力することとしてもよい。この構成によれば、明滅表示やフェード表示を行う画像成分の領域と、それ以外の表示を変化させない領域とを規定する画像データを容易に作製することができる。
本発明の電子機器は、先に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、豊かな表現が可能な表示手段を有する電子機器を提供することができる。
第1実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成図。 画素回路を示す図。 電気泳動表示装置及びマイクロカプセルの断面図。 電気泳動素子の動作説明図。 コントローラー(制御部)の詳細を示すブロック図。 第1実施形態の駆動方法を示すフローチャート。 図6に対応するタイミングチャート。 画像データと表示部の状態遷移を示す説明図。 第1の実施形態の駆動方法の作用説明図。 第1実施形態の電気泳動表示装置の動作例を示す図。 第2の実施形態の駆動方法を示すフローチャート。 図10に対応するタイミングチャート。 第2の実施形態の駆動方法の作用説明図。 第2の実施形態の駆動方法の作用説明図。 電子機器の具体例を示す斜視図。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成図である。
電気泳動表示装置100は、複数の画素40がマトリクス状に配列された表示部5を備えている。表示部5の周辺には、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、コントローラー(制御部)63、及び共通電源変調回路64が配置されている。走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、及び共通電源変調回路64は、それぞれコントローラー63と接続されている。コントローラー63は、上位装置から供給される画像データや同期信号に基づき、これらを総合的に制御する。
表示部5には走査線駆動回路61から延びる複数の走査線66と、データ線駆動回路62から延びる複数のデータ線68とが形成されており、これらの交差位置に対応して画素40が設けられている。
走査線駆動回路61は、m本の走査線66(Y1、Y2、…、Ym)を介して各々の画素40に接続されており、コントローラー63の制御のもと、1行目からm行目までの走査線66を順次選択し、画素40に設けられた選択トランジスタ41(図2参照)のオンタイミングを規定する選択信号を、選択した走査線66を介して供給する。
データ線駆動回路62は、n本のデータ線68(X1、X2、…、Xn)を介して各々の画素40に接続されており、コントローラー63の制御のもと、画素40の各々に対応する1ビットの画素データを規定する画像信号を画素40に供給する。
なお、本実施形態では、画素データ「0」を規定する場合にはローレベル(L)の画像信号を画素40に供給し、画素データ「1」を規定する場合はハイレベル(H)の画像信号を画素40に供給するものとする。
表示部5にはまた、共通電源変調回路64から延びる低電位電源線49、高電位電源線50、及び共通電極配線55が設けられており、それぞれの配線は画素40と接続されている。共通電源変調回路64は、コントローラー63の制御のもと、上記の配線の各々に供給すべき各種信号を生成する一方、これら各配線の電気的な接続及び切断(ハイインピーダンス(Hi−Z)化)を行う。
図2は、画素40の回路構成図である。
画素40には、TFT(Thin Film Transistor)からなる選択トランジスタ41(画素スイッチング素子)と、ラッチ回路(メモリ回路)70と、スイッチ回路80と、電気泳動素子32と、画素電極35と、共通電極37とが設けられている。画素40には、走査線66と、データ線68と、低電位電源線49と、高電位電源線50と、第1の制御線91と、第2の制御線92と、が接続されている。画素40は、ラッチ回路70により画像信号を電位として保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成である。
選択トランジスタ41は、N−MOSトランジスタ(Negative Metal Oxide Semiconductor Transistor)からなる画素スイッチング素子である。選択トランジスタ41のゲートは走査線66に接続され、ソースはデータ線68に接続され、ドレインはラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続されている。
ラッチ回路70は、転送インバータ70tと帰還インバータ70fとを備えている。転送インバータ70t及び帰還インバータ70fはいずれもC−MOSインバータである。転送インバータ70tと帰還インバータ70fとは、互いの入力端子に他方の出力端子が接続されたループ構造を成しており、それぞれのインバータには、高電位電源端子PHを介して接続された高電位電源線50と、低電位電源端子PLを介して接続された低電位電源線49とから電源電圧が供給される。
転送インバータ70tは、それぞれのドレインをデータ出力端子N2に接続されたP−MOSトランジスタ71(Positive Metal Oxide Semiconductor Transistor)とN−MOSトランジスタ72とを有している。P−MOSトランジスタ71のソースは高電位電源端子PHに接続され、N−MOSトランジスタ72のソースは低電位電源端子PLに接続されている。P−MOSトランジスタ71及びN−MOSトランジスタ72のゲート(転送インバータ70tの入力端子)は、データ入力端子N1(帰還インバータ70fの出力端子)と接続されている。
帰還インバータ70fは、それぞれのドレインをデータ入力端子N1に接続されたP−MOSトランジスタ73とN−MOSトランジスタ74とを有している。P−MOSトランジスタ73及びN−MOSトランジスタ74のゲート(帰還インバータ70fの入力端子)は、データ出力端子N2(転送インバータ70tの出力端子)と接続されている。
スイッチ回路80は、第1のトランスミッションゲートTG1と、第2のトランスミッションゲートTG2とを備えて構成されている。
第1のトランスミッションゲートTG1は、P−MOSトランジスタ81とN−MOSトランジスタ82とからなる。P−MOSトランジスタ81及びN−MOSトランジスタ82のソースは第1の制御線91に接続され、P−MOSトランジスタ81及びN−MOSトランジスタ82のドレインは画素電極35に接続されている。また、P−MOSトランジスタ81のゲートは、ラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続され、N−MOSトランジスタ82のゲートは、ラッチ回路70のデータ出力端子N2に接続されている。
第2のトランスミッションゲートTG2は、P−MOSトランジスタ83とN−MOSトランジスタ84とからなる。P−MOSトランジスタ83及びN−MOSトランジスタ84のソースは第2の制御線92に接続され、P−MOSトランジスタ83及びN−MOSトランジスタ84のドレインは、画素電極35に接続されている。また、P−MOSトランジスタ83のゲートは、ラッチ回路70のデータ出力端子N2に接続され、N−MOSトランジスタ84のゲートは、ラッチ回路70のデータ入力端子N1に接続されている。また、画素電極35と共通電極37との間に電気泳動素子32が挟持されている。
以上の構成を備えた画素40において、ラッチ回路70にローレベル(L)の画像信号(画素データ「0」)が記憶され、データ出力端子N2からハイレベル(H)の信号が出力された場合、第1のトランスミッションゲートTG1がオン状態となり、第1の制御線91を介して供給される電位S1が画素電極35に入力される。
一方、ラッチ回路70にハイレベル(H)の画像信号(画素データ「1」)が記憶され、データ出力端子N2からローレベル(L)の信号が出力された場合、第2のトランスミッションゲートTG2がオン状態となり、第2の制御線92を介して供給される電位S2が画素電極35に入力される。
そして、画素電極35に入力された電位S1、S2と、共通電極配線55(図1)を介して共通電極37に入力された電位Vcomとの電位差に基づいて電気泳動素子32が駆動されることで、画素40が入力された画像信号に応じた階調となる。
次に、図3(a)は、表示部5における電気泳動表示装置100の部分断面図である。
電気泳動表示装置100は、素子基板(第1基板)30と対向基板(第2基板)31との間に、複数のマイクロカプセル20を配列してなる電気泳動素子32を挟持した構成を備えている。
表示部5において、素子基板30の電気泳動素子32側には、図1や図2に示した走査線66、データ線68、選択トランジスタ41、ラッチ回路70などが形成された回路層34が設けられており、回路層34上に複数の画素電極35が配列形成されている。
素子基板30は、ガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示面とは反対側に配置されるため透明なものでなくてもよい。画素電極35は、Cu(銅)箔上にニッケルメッキと金メッキとをこの順番で積層したものや、Al(アルミニウム)、ITO(インジウム・スズ酸化物)などにより形成された電気泳動素子32に電圧を印加する電極である。
一方、対向基板31の電気泳動素子32側には複数の画素電極35と対向する平面形状の共通電極37が形成されており、共通電極37上に電気泳動素子32が設けられている。
対向基板31はガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示側に配置されるため透明基板とされる。共通電極37は、画素電極35とともに電気泳動素子32に電圧を印加する電極であり、MgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)などから形成された透明電極である。
そして、電気泳動素子32と画素電極35とが、接着剤層33を介して接着されることで、素子基板30と対向基板31とが接合されている。
なお、電気泳動素子32は、あらかじめ対向基板31側に形成され、接着剤層33までを含めた電気泳動シートとして取り扱われるのが一般的である。製造工程において、電気泳動シートは接着剤層33の表面に保護用の離型シートが貼り付けられた状態で取り扱われる。そして、別途製造された素子基板30(画素電極35や各種回路などが形成されている)に対して、離型シートを剥がした当該電気泳動シートを貼り付けることによって、表示部5を形成する。このため、接着剤層33は画素電極35側のみに存在することになる。
図3(b)は、マイクロカプセル20の模式断面図である。マイクロカプセル20は、例えば50μm程度の粒径を有しており、内部に分散媒21と、複数の白色粒子(電気泳動粒子)27と、複数の黒色粒子(電気泳動粒子)26とを封入した球状体である。マイクロカプセル20は、図3(a)に示すように共通電極37と画素電極35とに挟持され、1つの画素40内に1つ又は複数のマイクロカプセル20が配置される。
マイクロカプセル20の外殻部(壁膜)は、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴムなどの透光性を持つ高分子樹脂などを用いて形成される。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
白色粒子27は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されて用いられる。黒色粒子26は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されて用いられる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
図4は、電気泳動素子の動作説明図である。図4(a)は、画素40を白表示する場合、図4(b)は、画素40を黒表示する場合をそれぞれ示している。
図4(a)に示す白表示の場合には、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位に保持される。これにより、負に帯電した白色粒子27が共通電極37に引き寄せられる一方、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35に引き寄せられる。その結果、表示面側となる共通電極37側からこの画素を見ると、白色(W)が認識される。
図4(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
図5は、電気泳動表示装置100に備えられたコントローラー63の詳細を示すブロック図である。
コントローラー63は、CPU(Central Processing Unit)としての制御回路161と、メモリ162(記憶部)と、データバッファ164と、フレームメモリ165と、画像信号生成回路166と、を備えている。コントローラー63は、表示部5に接続された駆動回路69(走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、共通電源変調回路64)と接続されている。
制御回路161は、クロック信号CLK、水平同期信号Hsync、垂直同期信号Vsync等の制御信号(タイミングパルス)や、各回路の動作を規定する制御信号を生成し、制御回路161の周辺に配置された各回路にこれらの制御信号を供給する。制御回路161は、メモリ162、データバッファ164、画像信号生成回路166、及び駆動回路69に接続されている。
メモリ162は、制御回路161から読み書き可能に構成された記憶部である。メモリ162は、制御回路161において実行されるプログラムや、各回路の動作制御に必要な設定値(モード設定値やボリューム値)等を記憶しており、例えば、動作モードごとの駆動シーケンスの設定値をLUT(Look Up Table)として記憶している。
データバッファ164は、コントローラー63における上位装置とのインタフェース部であり、上位装置から入力される画像データDを保持するとともに、制御回路161に対して画像データDを送信する。
フレームメモリ165は、表示部5の画素40の配列に対応するメモリ空間を有する読み書き自在のメモリである。画像信号生成回路166は、制御回路161から供給される画像データDを、制御信号に従って表示部5の画素配列に対応させて展開することで画像信号に変換し、フレームメモリ165に書き込む。フレームメモリ165に書き込まれた画像信号は、画像信号生成回路166を介して駆動回路69(データ線駆動回路62)に送信される。
データ線駆動回路62は、画像信号生成回路166を介して供給される制御信号に基づいてフレームメモリ165から送信される画像信号を一ライン分ずつラッチする。そして、走査線駆動回路61による走査線66の順次選択動作に同期して、ラッチした画像信号をデータ線68に供給する。
[駆動方法]
次に、図6から図8を参照して本実施形態の電気泳動表示装置の駆動方法について説明する。
図6は、電気泳動表示装置100の駆動方法を示すフローチャートである。図7は、図6のフローチャートに対応するタイミングチャートである。図8は、本実施形態の駆動方法における画像データと表示部の状態遷移を示す説明図である。
図6には、表示部5に文字「A」を表示させる場合(図8参照)のフローが示されている。図7には、共通電極37の電位Vcom、第1の制御線91の電位S1、及び第2の制御線92の電位S2が示されている。
図6に示すように、本実施形態に係る駆動方法は、第1の画像表示ステップS101と、第2の画像表示ステップS102とを含む。
図8(a)には、第1の画像表示ステップS101及び第2の画像表示ステップS102のそれぞれの実行前後に対応する表示部5の表示状態が示されている。図8(b)には、第1の画像表示ステップS101において表示部5に転送される画像データD1と、第2の画像表示ステップS102において転送される画像データD2とが示されている。
第1の画像表示ステップS101は、背景画像信号転送ステップST11と、背景画像表示ステップST12とを含む。
なお、本実施形態では、第1の画像表示ステップS101において「背景画像」を表示させることとしているが、この「背景画像」は第2の画像表示ステップS102において固定表示させる画像であり、任意の画像をこの「背景画像」とすることができる。また、第2の画像表示ステップS102において固定表示させる画像を変更しない場合には、第1の画像表示ステップS101は不要である。
まず、背景画像信号転送ステップST11以前の表示部5では、各回路は電源オフ状態であり、画素40に接続された各配線はいずれもハイインピーダンス状態である。そして、背景画像信号転送ステップST11に移行すると、走査線駆動回路61やデータ線駆動回路62、共通電源変調回路64に電力が供給され、各回路に接続された配線が電位供給可能な状態となる。また、画素40のラッチ回路70にも高電位電源線50及び低電位電源線49を介して電力が供給され、画像信号を記憶可能な状態となる。
なお、本実施形態では、データ線68におけるローレベル(L)の電位と、低電位電源線49のローレベル電位が、いずれもグランド電位GND(0V)であるとして説明する。また、図7に示す電位VHは、ステップST12、ST22において高電位電源線50の電位Vddとして供給される画像表示用のハイレベル電位VH(例えば15V)である。ラッチ回路70への画像信号入力を行うステップST11、ST21では、高電位電源線50の電位Vddとして画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)が供給される。
電気泳動表示装置100の各回路が電源オン状態とされたならば、次に、各々の画素40のラッチ回路70に画像信号が入力される。すなわち、走査線66に選択信号であるハイレベル(H;例えば7V)のパルスが入力され、かかる走査線66に接続された選択トランジスタ41がオン状態とされてデータ線68とラッチ回路70とが接続される。これにより、データ線68を介して供給される画像信号がラッチ回路70のデータ入力端子N1に入力される。
第1の画像表示ステップS101において画素40に転送される画像信号は、図8(b)に示す画像データD1(白地の背景に黒の文字「A」が記された画像)に対応する画像信号(正画像信号)である。図8において、白色の領域は画素データ「0」(ローレベルの画像信号に対応)が配置された領域であり、黒色の領域は画素データ「1」(ハイレベルの画像信号に対応)が配置された領域である。
図2に示す画素40において、選択トランジスタ41を介してデータ線68からラッチ回路70にハイレベル(例えば5V)の画像信号が入力されると、データ入力端子N1の電位は画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)、データ出力端子N2の電位はローレベル電位(グランド電位)となる。その結果、この画素40では、第2のトランスミッションゲートTG2がオン状態となり、第2の制御線92と画素電極35とが電気的に接続される。
一方、選択トランジスタ41を介してデータ線68からラッチ回路70にローレベル(グランド電位)の画像信号が入力されると、データ入力端子N1はローレベル電位(グランド電位)、データ出力端子N2の電位は画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)となる。その結果、この画素40では、第1のトランスミッションゲートTG1がオン状態となり、第1の制御線91と画素電極35とが電気的に接続される。
このようにして表示部5の画素40に画像データD1に基づく背景画像信号が入力されたならば、背景画像信号転送ステップST11を終了し、背景画像表示ステップST12に移行する。
背景画像表示ステップST12では、まず、共通電源変調回路64において、高電位電源線50の電位Vddが、画像信号入力用のハイレベル電位から画像表示用のハイレベル電位VH(例えば15V)に引き上げられる。低電位電源線49の電位Vssはローレベル電位(グランド電位)である。
そして、共通電源変調回路64から共通電極37及び第1の制御線91、第2の制御線92に所定の電位波形が入力される。具体的には、共通電極37にハイレベル電位VHと、グランド電位GNDとを所定周期で繰り返す矩形波(例えばパルス幅20ms)が入力される。また、第1の制御線91にハイレベル電位VHが入力され、第2の制御線92にはグランド電位GNDが入力される。
上記の電位入力により、ラッチ回路70にローレベルの画像信号(画素データ「0」)を保持している画素40では、第1のトランスミッションゲートTG1を介して画素電極35に第1の制御線91の電位S1(ハイレベル電位VH)が入力される。これにより、この画素40では、共通電極37がグランド電位GNDである期間に電気泳動素子32に電圧が印加され、画素40が黒表示動作する(図4(b))。なお、この画素40では、共通電極37がハイレベル電位VHである期間には電気泳動素子32は駆動されない。
一方、ラッチ回路70にハイレベルの画像信号(画素データ「1」)を保持している画素40では、第2のトランスミッションゲートTG2を介して画素電極35に第2の制御線92の電位S2(グランド電位GND)が入力される。これにより、この画素40では、共通電極37がハイレベル電位VHである期間に電気泳動素子32に電圧が印加され、画素40が白表示動作する(図4(a))。なお、この画素40では、共通電極37がグランド電位GNDである期間には電気泳動素子32は駆動されない。
以上の背景画像表示ステップST12により、図8(a)に示した背景画像(白地に文字「A」が描かれた画像)を表示部5に表示させることができる。
表示部5に背景画像が表示されたならば、第2の画像表示ステップS102に移行する。
第2の画像表示ステップS102では、図6に示すように、明滅用画像信号転送ステップST21と、明滅表示ステップST22とが順次実行される。
まず、明滅用画像信号転送ステップST21では、図7に示すように、共通電極37、第1の制御線91、及び第2の制御線92がいずれもハイインピーダンス状態とされる。これにより、すべての画素40の画素電極35と共通電極37とがハイインピーダンス状態となり、電気泳動素子32には電圧が印加されない状態となる。一方、高電位電源線50の電位Vddは、画像信号入力用のハイレベル電位(例えば5V)とされ、ラッチ回路70は電源オン状態のまま保持される。
上記のように各電極の電位が設定された後、図8(b)右側に示す画像データD2(白地の背景に文字「bcdefg」が描かれた画像)に基づく反転画像信号が表示部5の画素40に転送される。画像信号の転送動作は、第1の画像表示ステップS101における背景画像信号転送ステップST11と同様である。この明滅用画像信号転送ステップST21により、画素40のラッチ回路70に明滅表示させる画像成分を含んだ画像信号が入力される。
本実施形態の場合、画像データD2に含まれる明滅させる画像成分は、文字「bcdefg」の部分であり、画素データ「0」(第1の制御線91を選択するローレベルの画像信号)により構成される。画像データD2のその他の部分は、第2の画像表示ステップS102では表示を変更させない領域に対応し、画素データ「1」(第2の制御線92を選択するハイレベルの画像信号)により構成される。
上記の明滅用画像信号の入力が終了したならば、明滅表示ステップST22に移行する。
明滅表示ステップST22では、図7に示すように、共通電源変調回路64から共通電極37及び第1の制御線91、第2の制御線92に所定の電位波形が入力される。具体的には、共通電極37に、ハイレベル電位VH(第1の電位)と、グランド電位GND(第2の電位)とを所定周期で繰り返す第1の矩形波W1が入力される。また、第1の制御線91には、第1の矩形波W1とは逆相でハイレベル電位VHとグランド電位GNDとを繰り返す第2の矩形波W2が入力される。第2の制御線92には、第1の矩形波W1と同相でハイレベル電位VHとグランド電位GNDとを繰り返す第3の矩形波W3が入力される。
上記の電位入力により、図8に示すように、表示部5上において文字「bcdefg」を明滅させることができる。
より詳しくは、図7に示す明滅表示ステップST22のうち、共通電極37がハイレベル電位VHである第1の期間ST22aでは、第1の制御線91はグランド電位GND、第2の制御線92はハイレベル電位VHとなる。したがって、図9(a)に示すように、ラッチ回路70に第1の制御線91を選択する画像信号(画素データ「0」)を保持している画素40の画素電極35Aはグランド電位GND、ラッチ回路70に第2の制御線92を選択する画像信号(画素データ「1」)を保持している画素40の画素電極35Bはハイレベル電位VHとなる。
そうすると、第1の期間ST22aでは、画素電極35Aと共通電極37との間にのみ電界が形成され、画素電極35Aが属する画素40のみが白表示動作することになる。図8(b)に示したように、文字「bcdefg」の部分は画素データ「0」により構成されているから、第1の期間ST22aでは、文字「bcdefg」の部分が白表示される。一方、それ以外の部分では、共通電極37と画素電極35Bとの間に電界が形成されないので、電気泳動素子32は駆動されず、表示は変化しない。
一方、共通電極37がグランド電位GNDとなる第2の期間ST22bでは、第1の制御線91はハイレベル電位VH、第2の制御線92はグランド電位GNDとなるので、図9(b)に示すように、画素電極35Aがハイレベル電位VH、画素電極35Bがグランド電位GNDとなる。したがって、第2の期間ST22bでは、文字「bcdefg」の部分が黒表示され、それ以外の部分の表示は変化しない。
以上から、明滅表示ステップST22では、文字「bcdefg」の部分が白表示される第1の期間ST22aと、黒表示される第2の期間ST22bとが交互に繰り返されることとなり、文字「bcdefg」が明滅する表示を得ることができる。また、文字「bcdefg」以外の部分の表示は変化せず、背景画像のまま固定される。したがって本実施形態によれば、任意の背景画像上で任意の画像成分を明滅表示させることが可能である。
第1の矩形波W1、第2の矩形波W2、及び第3の矩形波W3のパルス幅は、例えば200msであり、パルス幅を増減させることで、明滅間隔(白表示と黒表示が入れ替わる時間)を制御することができる。
また本実施形態では、第1の期間ST22aの長さ(第1の矩形波W1のパルス幅)と、第2の期間ST22bの長さ(第2の矩形波W2のパルス幅)とを同一の長さとしているが、これらの期間ST22a、ST22bの長さを異ならせてもよい。例えば、第1の矩形波W1を相対的に長くすれば、文字「bcdefg」が白表示されている期間が相対的に長く、黒表示されている期間が相対的に短くなる。
また本実施形態では、明滅表示ステップST22の全期間にわたって、第1の期間ST22a及び第2の期間ST22bの長さを一定としているが、明滅表示ステップST22の期間内に、これらの期間ST22a、ST22bの長さを変化させてもよい。このような駆動方法とすれば、明滅の間隔を経時的に異ならせることができるので、明滅表示における表現のバリエーションを増やすことができ、表現力豊かな表示を得ることができる。
本実施形態の駆動方法は、例えば、図10に示すように、表示部5に道路地図を表示させ、この道路地図上に、GPS(Global Positioning System)アンテナや無線通信デバイスを利用して取得したユーザーの現在位置を示すカーソルCSRを表示させるような場合に好適に用いることができる。この場合に、カーソルCSRを上述した駆動方法を用いて明滅表示させることで、モノクロ表示の電気泳動表示装置においてもカーソルCSRの位置をユーザーが容易に認識することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、第1実施形態に係る電気泳動表示装置と共通の構成要素には同一の符号を付すこととし、それらの詳細な説明も省略する。
図11は、第2の実施形態に係る電気泳動表示装置の駆動方法を示すフローチャートである。図12は、図11に対応するタイミングチャートである。図13及び図14は第2実施形態の駆動方法の作用説明図である。
図11に示すように、本実施形態の駆動方法は、フェード画像信号転送ステップST31とフェード表示ステップST32とからなる画像表示ステップS103を有する。画像表示ステップS103は、本実施形態のように単独で実行してもよいし、第1実施形態に係る第1の画像表示ステップS101と組み合わせて、背景表示の後にフェード表示を実行するようにしてもよい。
まず、フェード画像信号転送ステップST31では、第1実施形態の明滅用画像信号転送ステップST21と同様に、例えば図8(b)に示した画像データD2に対応する画像信号が表示部5の画素40に転送され、各々の画素40のラッチ回路70に画像信号が保持される。その後、フェード表示ステップST32に移行する。
本実施形態の場合、フェード表示ステップST32は表示色に応じた2種類のバリエーションがあり、図12(a)は、画像成分を徐々に黒色に変化させるフェード表示を行う場合のフェード表示ステップST32(BK)に対応するタイミングチャートであり、図12(b)は、画像成分を徐々に白色に変化させるフェード表示を行う場合のフェード表示ステップST32(WH)に対応するタイミングチャートである。
まず、図12(a)に示すフェード表示ステップST32(BK)について説明する。
フェード表示ステップST32(BK)では、書込期間ST32aと、ディスチャージ期間ST32bとが交互に複数回(図示では3回)繰り返される。
書込期間ST32aでは、共通電源変調回路64により、共通電極37及び第2の制御線92にグランド電位GNDが入力され、第1の制御線91にハイレベル電位VHが入力される。そうすると、図13(a)に示すように、ラッチ回路70に第1の制御線91を選択する画像信号(画素データ「0」)を保持している画素40の画素電極35Aがハイレベル電位VHとなり、ラッチ回路70に第2の制御線92を選択する画像信号(画素データ「1」)を保持している画素40の画素電極35Bはグランド電位GNDとなる。
これにより、画素電極35Aと共通電極37との間にのみ電界が形成され、画素電極35Aが属する画素40(図8(b)に示した文字「bcdefg」の部分)のみが黒表示動作し、それ以外の画素40の表示は変化しない。書込期間ST32aの長さは、例えば10〜20ms程度である。
次に、ディスチャージ期間ST32bでは、共通電極37、第1の制御線91、第2の制御線92には、いずれもグランド電位GNDが入力される。したがって、図13(b)に示すように、画素電極35A、35B、共通電極37がいずれもグランド電位GNDとなるので、ディスチャージ期間ST32bでは電気泳動素子32に電界が作用せず、表示はほとんど変化しない。ディスチャージ期間ST32bの長さは、例えば100〜300msである。
このような書込期間ST32aとディスチャージ期間ST32bとを交互に繰り返すことで、書込期間ST32aの黒表示動作が間欠的に実行される。これにより、例えば図8(b)に示した画像データD2を用いた場合には、文字「bcdefg」を徐々に黒色に変化させながら表示部5に表示させることが可能である。
次に、図12(b)に示すフェード表示ステップST32(WH)について説明する。
フェード表示ステップST32(WH)では、書込期間ST32cと、ディスチャージ期間ST32dとが交互に複数回(図示では3回)繰り返される。
書込期間ST32cでは、共通電極37及び第2の制御線92にハイレベル電位VHが入力され、第1の制御線91にグランド電位GNDが入力される。これにより、図14(a)に示すように、ラッチ回路70に第1の制御線91を選択する画像信号(画素データ「0」)を保持している画素40の画素電極35Aがグランド電位GNDとなり、ラッチ回路70に第2の制御線92を選択する画像信号(画素データ「1」)を保持している画素40の画素電極35Bはハイレベル電位VHとなる。これにより、画素電極35Aと共通電極37との間にのみ電界が形成され、画素電極35Aが属する画素40(図8(b)に示した文字「bcdefg」の部分)のみが白表示動作し、それ以外の画素40の表示は変化しない。書込期間ST32cの長さは、例えば10〜20ms程度である。
次に、ディスチャージ期間ST32dでは、共通電極37、第1の制御線91、第2の制御線92には、いずれもハイレベル電位VHが入力される。したがって、図14(b)に示すように、画素電極35A、35B、共通電極37がいずれもハイレベル電位VHとなるので、ディスチャージ期間ST32dでは表示はほとんど変化しない。ディスチャージ期間ST32dの長さは、例えば100〜300msである。
このような書込期間ST32cとディスチャージ期間ST32dとを交互に繰り返すことで、書込期間ST32cの白表示動作が間欠的に実行される。これにより、例えば図8(b)に示した画像データD2を用いた場合には、文字「bcdefg」を徐々に白色に変化させながら表示部5に表示させることが可能である。
以上の第2実施形態に係る駆動方法によれば、任意の画像成分の表示濃度を所望の速度で自在に変化させることができる。これにより、上記画像成分を徐々に浮かび上がらせたり、消失させたりするなどの豊かな表現が可能となる。
本実施形態において、表示濃度の変化速度は、書込期間ST32a、ST32cの長さ(画素電極35に入力するパルスのパルス幅)、及びディスチャージ期間ST32b、ST32dの長さにより制御することができる。
なお本実施形態では、ディスチャージ期間ST32b、ST32dにおいて、画素電極35と共通電極37とを同電位としているので、ディスチャージ期間ST32b、ST32dにおける表示の変化を確実に停止させることができる。これにより、電気泳動素子32の書込期間における挙動とディスチャージ期間における挙動が明確に規定されるので、書込期間やディスチャージ期間の長さを変えたときの表示濃度の制御が正確かつ容易に行えるという利点も得られる。
また本実施形態では、フェード表示ステップST32におけるディスチャージ期間ST32b、ST32dの長さを一定としたが、フェード表示ステップST32内で期間の長さを変化させることもできる。例えば、フェード表示ステップST32の開始時は表示濃度をゆっくりと変化させ、時間の経過とともに速く変化させるようにすることができる。
さらに、第2実施形態の駆動方法を、第1実施形態の駆動方法の一部に適用することもできる。すなわち、第1実施形態に係る駆動方法の明滅表示ステップST22のうち、第1の期間ST22aに第2実施形態に係るフェード表示ステップST32(WH)の動作を適用し、第2の期間ST22bに、第2実施形態に係るフェード表示ステップST32(BK)の動作を適用することができる。第1の期間ST22a及び第2の期間ST22bのいずれか一方にのみフェード表示ステップST32の動作を適用してもよく、両方に適用してもよい。
第1の期間ST22aにフェード表示ステップST32(WH)の動作を適用することで、明滅対象の画像成分(図8の文字「bcdefg」)を黒表示からゆっくりと白表示に変化させることができる。同様に、第2の期間ST22bにフェード表示ステップST32(BK)の動作を適用することで、明滅対象の画像成分を白表示からゆっくりと黒表示に変化させることができる。
このように第1実施形態の駆動方法に第2実施形態のフェード表示を組み合わせることで、第1実施形態の駆動方法による明滅表示のバリエーションをさらに増やすことができ、より豊かな表現が可能となる。
(電子機器)
図15は、上記実施形態の電気泳動表示装置を適用した電子機器の具体例を示す斜視図である。
図15(a)は、電子機器の一例である電子ブックを示す斜視図である。この電子ブック1000は、ブック形状のフレーム1001と、このフレーム1001に対して回動自在に設けられた(開閉可能な)カバー1002と、操作部1003と、上記実施形態の電気泳動表示装置によって構成された表示部1004と、を備えている。
図15(b)は、電子機器の一例である腕時計を示す斜視図である。この腕時計1100は、上記実施形態の電気泳動表示装置によって構成された表示部1101を備えている。
図15(c)は、電子機器の一例である電子ペーパーを示す斜視図である。この電子ペーパー1200は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体部1201と、上記実施形態の電気泳動表示装置によって構成された表示部1202を備えている。
以上の電子ブック1000、腕時計1100及び電子ペーパー1200は、先の実施形態に係る電気泳動表示装置を採用したことで、映像表現に優れる表示手段を備えた電子機器となる。
なお、上記電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。また本発明の電気泳動表示装置を適用可能な電子機器の範囲はこれに限定されず、帯電粒子の移動に伴う視覚上の色調の変化を利用した装置を広く含むものである。
100 電気泳動表示装置、5 表示部、32 電気泳動素子、35,35A,35B 画素電極、37 共通電極、40 画素、41 選択トランジスタ(画素スイッチング素子)、63 コントローラー(制御部)、70 ラッチ回路、80 スイッチ回路、91 第1の制御線、92 第2の制御線、S101 第1の画像表示ステップ、S102 第2の画像表示ステップ、S103 画像表示ステップ、ST11 背景画像信号転送ステップ、ST12 背景画像表示ステップ、ST21 明滅用画像信号転送ステップ、ST22 明滅表示ステップ、ST31 フェード画像信号転送ステップ、ST32 フェード表示ステップ、ST32a,ST32c 書込期間、ST32b,ST32d ディスチャージ期間、W1 第1の矩形波、W2 第2の矩形波、W3 第3の矩形波

Claims (9)

  1. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部に保持された画像信号を更新することなく前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、
    前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、
    前記第1の制御線には前記第1の矩形波と逆相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、
    前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  2. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部の画像成分の表示階調を徐々に変化させるに際して、
    前記対向電極と前記第2の制御線とに第1の電位を入力する一方、前記第1の制御線に前記第1の電位と異なる第2の電位を入力する書込期間と、
    前記対向電極と前記第1の制御線と前記第2の制御線とを同電位とするディスチャージ期間と、
    を少なくとも1回ずつ以上繰り返し、
    前記ディスチャージ期間は前記書込期間よりも長いことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  3. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、
    前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、
    前記第1の制御線には、前記対向電極が前記第1の電位である期間内に前記第2の電位である期間と前記第1の電位である期間とを有し、前記対向電極が前記第2の電位である期間には少なくとも前記第1の電位である期間を有する1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、
    前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  4. 前記画像成分に対応する第1の階調の画素データと、前記画像成分以外の画像成分に対応する第2の階調の画素データとを有する画像データを、前記表示部の前記画素に入力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  5. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有し、前記表示部を駆動制御する制御部を有する電気泳動表示装置であって、
    前記制御部は、前記表示部に保持された画像信号を更新することなく前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、
    前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、
    前記第1の制御線には前記第1の矩形波と逆相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、
    前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  6. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有し、前記表示部を駆動制御する制御部を有する電気泳動表示装置であって、
    前記制御部は、前記表示部の画像成分の表示階調を徐々に変化させるに際して、
    前記対向電極と前記第2の制御線とに第1の電位を入力する一方、前記第1の制御線に前記第1の電位と異なる第2の電位を入力する書込期間と、
    前記対向電極と前記第1の制御線と前記第2の制御線とを同電位とするディスチャージ期間と、
    を少なくとも1回ずつ以上繰り返し、
    前記ディスチャージ期間は前記書込期間よりも長いことを特徴とする電気泳動表示装置。
  7. 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素と前記画素に接続された第1の制御線及び第2の制御線とを有する表示部を備えており、前記画素ごとに、画素電極と、複数の前記画素電極と対向する対向電極と、画素スイッチング素子と、前記画素電極と前記画素スイッチング素子との間に接続されたラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力に基づいて前記画素電極と前記第1及び第2の制御線との接続をスイッチングするスイッチ回路とを有し、前記表示部を駆動制御する制御部を有する電気泳動表示装置であって、
    前記制御部は、前記表示部の画像成分を明滅表示させるに際して、
    前記対向電極に第1の電位と第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第1の矩形波を入力し、
    前記第1の制御線には、前記対向電極が前記第1の電位である期間内に前記第2の電位である期間と前記第1の電位である期間とを有し、前記対向電極が前記第2の電位である期間には前記第1の電位である1周期以上の長さの第2の矩形波を入力し、
    前記第2の制御線には前記第1の矩形波と同相で前記第1の電位と前記第2の電位とを繰り返す1周期以上の長さの第3の矩形波を入力する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  8. 前記制御部は、前記画像成分に対応する第1の階調の画素データと、前記画像成分以外の画像成分に対応する第2の階調の画素データとを有する画像データを、前記表示部の前記画素に入力することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
  9. 請求項5から8のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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