JP5417355B2 - 携帯可能電子装置、情報処理方法、及びicカード - Google Patents

携帯可能電子装置、情報処理方法、及びicカード Download PDF

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本発明の実施形態は、携帯可能電子装置、情報処理方法、及びICカードに関する。
近年、安全性に優れるICカード(接触式ICカード及び非接触式ICカード)の普及が目覚しい。ICカード(携帯可能電子装置)は、IC(Integrated Circuit)チップを備えている。ICチップは、リーダライタと通信するための通信I/F、電力供給が断たれてもデータを保持する事が可能なEEPROM、各種動作を実行するCPUなどの制御素子、CPUの動作プログラム等を記憶するROM、及びデータを一時的に記憶するRAMを備えている。
ICカードは、クレジットカード、定期券、その他の商取引の決済に使われるだけでなく、社員証、会員証、保険証などのIDカードとしても様々な分野で使われるようになっている。これは、従来の磁気カードに比べ、ICカードが、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどを有するICチップを備えることにより、様々な機能が実現可能となったこと、さらには偽造が難しいためセキュリティの面でも大きく向上したことが要因である。
上記したICカードは、リーダライタから送信される各種コマンドに基づき各種処理を実行する。例えば、EEPROMに対してデータを書き込む書き込み処理を実行するコマンドがある。
ここで、EEPROMに対するデータの書き込みについて簡単に説明する。例えば、EEPROMに対するデータの書き込み単位は頁と呼ばれている。つまり、EEPROMに対して頁単位でデータが書き込まれる。例えば1頁は128バイトであり、1頁に対するデータの書き込みに要する時間は2msecである。1頁に対して1バイトを書き込むのに要する時間と、1頁に対して128バイトを書き込むのに要する時間とは、略同じ2msecである。
特開平05−151068号公報
ICカードのEEPROMの所定頁に対して第1のデータの書き込みが要求された場合、ICカードは、所定頁に対して第1のデータを書き込み、続いて、同じ所定頁に対して第2のデータの書き込みが要求された場合、ICカードは、所定頁に対して第2のデータを書き込む。このように、同一頁に対して複数回に分けてデータを書き込む場合、処理効率が悪く、処理効率の改善が求められている。
本発明の目的は、データ書き込み効率に優れた携帯可能電子装置、情報処理方法、及びICカードを提供することにある。
実施形態によれば、携帯可能電子装置は、通信手段と、第1の記憶手段と、書き込み手段とを備える。前記通信手段は、情報処理装置と通信し、第1及び第2の書き込みデータを受信する。前記第1の記憶手段は、前記第1及び第2の書き込みデータを記憶する。前記書き込み手段は、前記第2の書き込みデータの存在を示す第1の制御情報、前記第1の制御情報に対応付けられた前記第1の書き込みデータ、前記第1の書き込みデータの存在を示す第2の制御情報、及び前記第2の制御情報に対応付けられた前記第2の書き込みデータにより第1の書き込み単位データを構成し、前記第1の記憶手段に対して前記第1の書き込み単位データを書き込む。
実施形態に係るICカード(携帯可能電子装置)の概略構成を示すブロック図である。 EEPROMに記憶されたデータ構成(制御情報なし)の一例を示す図である。 EEPROMに記憶されたデータ構成(制御情報あり)の一例を示す図である。 ICカードによるデータ書き込み処理の第1例を示すフローチャートである。 ICカードによるデータ書き込み処理の第2例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るICカード(携帯可能電子装置)の概略構成を示すブロック図である。ICカード1は、例えばプラスティックカードのカード本体で構成され、図1に示すように、カード本体は、ICチップ(ICモジュール)100を備え、ICチップ100は、制御素子(CPU)101、ROM102、RAM103、EEPROM104、通信制御部105、電源部106を備えている。
ROM102は、記憶手段であり、制御素子101により実行されるICカードプログラム等を保持する。RAM103も、記憶手段であり、ワーキングメモリとして機能し、一時的にデータを記憶する。EEPROM104も、記憶手段であり、恒久的にデータを記憶する。制御素子101は、ROM102に記憶されたICカードプログラム等に基づき動作する。また、制御素子101は、読み出し手段及び書き込み手段であり、RAM103又はEEPROM104に記憶されたデータを読み出したり、RAM103又はEEPROM104に対してデータを書き込んだりする。例えば、制御素子101は、リーダライタ(情報処理装置)から送信されたデータを一時的にRAM103に書き込み、所定のタイミングで、RAM103のデータをEEPROMに対して書き込む。また、制御素子101は、コマンド処理手段であり、リーダライタから送信されたコマンドを解釈し実行する。通信制御部105は、データ入出力手段であり、リーダライタから送信されたコマンドを受信したり、リーダライタに対してコマンド実行結果を送信したりする。
例えば、ICカード1(通信制御部105)は、リーダライタ(情報処理装置)と通信し、第1及び第2の書き込みデータを受信し、ICカード1(制御素子101)は、第2の書き込みデータの存在を示す第1の制御情報、第1の制御情報に対応付けられた第1の書き込みデータ、第1の書き込みデータの存在を示す第2の制御情報、及び第2の制御情報に対応付けられた第2の書き込みデータにより第1の書き込み単位データを構成し、EEPROM104に対して第1の書き込み単位データを書き込む。以下、ICカード1による書き込み単位データの書き込みについて説明する。
まず、EEPROM104について説明する。例えば、EEPROM104のデータの書き込み単位を頁(書き込み単位領域)と称する。つまり、EEPROM104に対して頁単位でデータが書き込まれる。例えば1頁は128バイトであり、1頁に対するデータの書き込みに要する時間は2msecである。1頁に対して1バイトを書き込むのに要する時間と、1頁に対して128バイトを書き込むのに要する時間とは、略同じ2msecである。
図3は、EEPROM104に記憶された書き込み単位データの一例を示す図である。図3では、アドレスを1バイトごとに分りやすくする為、列の左端にアドレスの2桁目以降を16進数で示し、行の上端にアドレスの1桁目を16進数で示す。
例えば第1のデータD1、第2のデータD2、及び第3のデータD3は、所定取引に使用されるデータである。言い換えれば、第1のデータD1、第2のデータD2、及び第3のデータD3は、所定取引において実行される1回のコマンド処理で書き込まれるデータである。
ICカード1(制御素子101)は、所定取引で効率よく第1のデータD1、第2のデータD2、及び第3のデータD3を処理するために、EEPROM104の所定頁に対して、第1のデータD1、第2のデータD2、及び第3のデータD3を書き込むと共に、第1のデータD1に対応する第1の制御情報C1、第2のデータD2に対応する第2の制御情報C2、及び第3のデータD3に対応する第3の制御情報C3を書き込む。なお、EEPROM104の所定頁(同一頁)に書き込まれる第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2、及び第3のデータD3により構成されるデータを、書き込み単位データと称する。即ち、書き込み単位データとは、EEPROM104の所定頁に対して、1回の書き込み処理で書き込み可能なデータである。
例えば、第1の制御情報C1は、第1のデータD1に対応付けられた1バイトの情報であり、所定頁における第1のデータD1以外のデータの有無を示す情報である。例えば、所定頁に第1のデータD1以外のデータが存在する場合、第1の制御情報C1は、所定頁に第1のデータD1以外のデータが存在することを示す存在情報を含む。所定頁に第1のデータD1以外のデータが存在しない場合、第1の制御情報C1は、所定頁に第1のデータD1以外のデータが存在しないことを示す不在情報を含む。図3のケースでは、例えば、第1の制御情報C1は、第2のデータD2と第3のデータD3の存在を示す存在情報を含む。
同様に、例えば、第2の制御情報C2は、第2のデータD2に対応付けられた1バイトの情報であり、所定頁における第2のデータD2以外のデータの有無を示す情報である。例えば、所定頁に第2のデータD2以外のデータが存在する場合、第2の制御情報C2は、所定頁に第2のデータD2以外のデータが存在することを示す存在情報を含む。所定頁に第2のデータD2以外のデータが存在しない場合、第2の制御情報C2は、所定頁に第2のデータD2以外のデータが存在しないことを示す不在情報を含む。図3のケースでは、例えば、第2の制御情報C2は、第1のデータD1と第3のデータD3の存在を示す存在情報を含む。
同様に、例えば、第3の制御情報C3は、第3のデータD3に対応付けられた1バイトの情報であり、所定頁における第3のデータD3以外のデータの有無を示す情報である。例えば、所定頁に第3のデータD3以外のデータが存在する場合、第3の制御情報C3は、所定頁に第3のデータD3以外のデータが存在することを示す存在情報を含む。所定頁に第3のデータD3以外のデータが存在しない場合、第3の制御情報C3は、所定頁に第3のデータD3以外のデータが存在しないことを示す不在情報を含む。図3のケースでは、例えば、第3の制御情報C3は、第1のデータD1と第3のデータD2の存在を示す存在情報を含む。
図4は、ICカード1によるデータ書き込み処理の第1例を示すフローチャートである。ここでは、例えば、ICカード発行時のデータ書き込み処理について説明する。
ICカード1(制御素子101)は、リーダライタ(以下、ICカード発行機)と通信し、ICカード発行機から第1のデータD1と第1の制御情報C1とを受信し、ICカード1は、EEPROM104の所定頁に対して第1のデータD1を書き込む(ST11)。ICカード1は、第1の制御情報C1を確認し(ST12)、例えば、第1の制御情報C1が、第2のデータD2と第3のデータD3との関連を示す関連情報を含む場合、ICカード1は、所定頁に対してさらに他のデータが記憶されると判定し(ST13、YES)、ICカード1は、第1の制御情報C1に対して、第2のデータD2と第3のデータD3の存在を示す存在情報(他のデータの記憶有りを示す情報)を格納し、EEPROM104の所定頁に対して、第1のデータD1に対応付けた第1の制御情報C1を書き込む(ST14)。
さらに、ICカード1(制御素子101)が、ICカード発行機から第2のデータD2と第2の制御情報C2とを受信すると、上記と同様に、EEPROM104の所定頁に対して、第2のデータD2と第2の制御情報C2とを書き込む(ST16)。つまり、ICカード1は、第2の制御情報C2を確認し、例えば、第2の制御情報C2が、第1のデータD1と第3のデータD3との関連を示す関連情報を含む場合、ICカード1は、所定頁に対してさらに他のデータが記憶されると判定し、ICカード1は、第2の制御情報C2に対して、第1のデータD1と第3のデータD3の存在を示す存在情報(他のデータの記憶有りを示す情報)を格納し、EEPROM104の所定頁に対して、第2のデータD2に対応付けた第2の制御情報C2を書き込む。
さらに、ICカード1(制御素子101)が、ICカード発行機から第3のデータD3と第3の制御情報C3とを受信すると、上記と同様に、EEPROM104の所定頁に対して、第3のデータD3と第3の制御情報C3とを書き込む(ST16)。つまり、ICカード1は、第3の制御情報C3を確認し、例えば、第3の制御情報C3が、第1のデータD1と第2のデータD2との関連を示す関連情報を含む場合、ICカード1は、所定頁に既に関連情報が記憶されていると判定し、ICカード1は、第3の制御情報C3に対して、第2のデータD2と第3のデータD3の存在を示す存在情報(他のデータの記憶有りを示す情報)を格納し、EEPROM104の所定頁に対して、第3のデータD3に対応付けた第3の制御情報C3を書き込む。
ICカード1が、ICカード発行機から書き込みデータを全て受け取り、全ての書き込みデータ(書き込み単位データ)の書き込みを終えると、ICカード1によるデータ書き込み処理は完了する。
なお、ICカードが、ICカード発行機から第1のデータD1と第1の制御情報C1とを受信し、ICカード1は、EEPROM104の所定頁に対して第1のデータD1を書き込み(ST11)、ICカード1が、第1の制御情報C1を確認し(ST12)、例えば、第1の制御情報C1が、他のデータとの関連を示す関連情報を含まない場合、ICカード1は、所定頁に対して他のデータが記憶されないと判定し(ST13、NO)、ICカード1は、第1の制御情報C1に対して、他のデータの不在を示す不在情報(他のデータの記憶無しを示す情報)を格納し、EEPROM104の所定頁に対して、第1のデータD1に対応付けた第1の制御情報C1を書き込む(ST15)。
なお、上記において、ICカード発行機から送信される第1の制御情報C1、第2の制御情報C2、第3の制御情報C3に基づき、ICカード1が、EEPROM104の所定頁(同一頁)に対して、第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2、第3の制御情報C3により構成される書き込み単位データを書き込むことを説明した。しかしながら、本実施形態はこのような書き込みに限定されるものではない。
例えば、ICカード発行機から送信される第1のデータD1、第2のデータD2、及び第3のデータD3のデータサイズとEEPROM104の1頁のデータサイズに基づき、ICカード1が、第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2、第3の制御情報C3により書き込み単位を構成可能と判定した場合に、ICカード1は、EEPROM104の所定頁(同一頁)に対して、第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2、第3の制御情報C3により構成される書き込み単位データを書き込むようにしてもよい。
仮に、ICカード1が、第1のデータD1、第2のデータD2、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2により書き込み単位を構成可能と判定した場合には(第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3のデータサイズが1頁のデータサイズより大きいと判定した場合には)、EEPROM104の第1の頁に対して、第1のデータD1、第2のデータD2、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2により構成される第1の書き込み単位データを書き込む。さらに、ICカード1が、第3のデータD3、第3の制御情報C3により書き込み単位を構成可能と判定した場合には(第3のデータD3のデータサイズが1頁のデータサイズより小さいと判定した場合には)、EEPROM104の第2の頁に対して、第3のデータD3、第3の制御情報C3により構成される第2の書き込み単位データを書き込む。
また、ICカード1が、第1のデータD1、第1の制御情報C1により書き込み単位を構成可能と判定した場合には(第1のデータD1、第2のデータD2のデータサイズが1頁のデータサイズより大きく、また、第1のデータD1、第3のデータD3のデータサイズも1頁のデータサイズより大きいと判定した場合には)、EEPROM104の第1の頁に対して、第1のデータD1、第1の制御情報C1により構成される第1の書き込み単位データを書き込む。さらに、ICカード1が、第2のデータD2、第2の制御情報C2により書き込み単位を構成可能と判定した場合には(第1のデータD1、第2のデータD2のデータサイズが1頁のデータサイズより大きく、また、第2のデータD2、第3のデータD3のデータサイズも1頁のデータサイズより大きいと判定した場合には)、EEPROM104の第2の頁に対して、第2のデータD2、第2の制御情報C2により構成される第2の書き込み単位データを書き込む。さらに、ICカード1が、第3のデータD3、第3の制御情報C3により書き込み単位を構成可能と判定した場合には(第1のデータD1、第3のデータD3のデータサイズが1頁のデータサイズより大きく、また、第2のデータD2、第3のデータD3のデータサイズも1頁のデータサイズより大きいと判定した場合には)、EEPROM104の第3の頁に対して、第3のデータD3、第3の制御情報C3により構成される第3の書き込み単位データを書き込む。
或いは、ICカード1は、ICカード発行機からの第1のデータD1、第2のデータD2、及び第3のデータD3を所定頁へ書き込む旨の指示に基づき、EEPROM104の所定頁に対して、第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3、第1の制御情報C1、第2の制御情報C2、第3の制御情報C3により構成される書き込み単位データを書き込むようにしてもよい。
図5は、ICカード1によるデータ書き込み処理の第2例を示すフローチャートである。ここでは、例えば、ICカード運用時(取引時)のデータ書き込み処理について説明する。
例えば、ICカード1は、リーダライタ(以下、ICカード処理機)からの第1のデータD1に対応する第1のデータD1#の書き込み要求に基づき(ST21、YES)、第1のデータD1#をRAM103へ記憶(退避)し(ST22)、EEPROM104の所定頁に記憶された第1のデータD1に対応付けられた第1の制御情報C1の内容を確認する(ST23)。
ICカード1は、第1の制御情報C1に基づき、所定頁に他のデータが記憶されていると判定し(ST24、YES)、さらに、ICカード処理機からの第2のデータD2に対応する第2のデータD2#の書き込み要求がある場合には(ST25、YES)、第2のデータD2#もRAM103へ記憶(退避)し(ST26)、EEPROM104の所定頁に記憶された第2のデータD2に対応付けられた第2の制御情報C2の内容を確認する(ST27)。
ICカード1は、第2の制御情報C2に基づき、所定頁に他のデータが記憶されていると判定し(ST28、YES)、さらに、ICカード処理機からの第3のデータD3に対応する第3のデータD3#の書き込み要求がある場合には、第3のデータD3#もRAM103へ記憶(退避)し、EEPROM104の所定頁に記憶された第3のデータD3に対応付けられた第3の制御情報C3の内容を確認する(ST29)。
ICカード1が、所定頁にさらなる他のデータが記憶されていないと判定すると、1回の書き込みで、RAM103に記憶された第1のデータD1#、第2のデータD2#、第3のデータD3#をEEPROM104の所定頁に書き込む(ST30)。例えば、ICカード1は、1回の書き込みで、EEPROM104の所定頁に記憶された第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3に替えて第1のデータD1#、第2のデータD2#、第3のデータD3#を書き込む。
なお、ICカード処理機からの第2のデータD2に対応する第2のデータD2#の書き込み要求がない場合には(ST25、NO)、ICカード1は、1回の書き込みで、RAM103に記憶された第1のデータD1#をEEPROM104の所定頁に書き込む。例えば、ICカード1は、1回の書き込みで、EEPROM104の所定頁に記憶された第1のデータD1に替えて第1のデータD1#を書き込む。
また、ICカード処理機からの第3のデータD3に対応する第3のデータD3#の書き込み要求がない場合には、ICカード1は、1回の書き込みで、RAM103に記憶された第1のデータD1#及び第2のデータD2#をEEPROM104の所定頁に書き込む。例えば、ICカード1は、1回の書き込みで、EEPROM104の所定頁に記憶された第1のデータD1及び第2のデータD2に替えて第1のデータD1#及び第2のデータD2#を書き込む。
以上により、ICカード1は、制御情報を参照することにより、効率よくEEPROM104に対してデータを書き込むことができる。
例えば、図2に示すように、制御情報を伴わずに、EEPROMの所定頁に対して、第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3が記憶されている場合、ICカード1は、ICカード処理機からの第1のデータD1に対応する第1のデータD1#の書き込み要求に基づき、1回の書き込みで、EEPROMの所定頁に対して、第1のデータD1#を書き込み、次に、ICカード処理機からの第2のデータD2に対応する第2のデータD2#の書き込み要求に基づき、1回の書き込みで、EEPROMの所定頁に対して、第2のデータD2#を書き込み、次に、ICカード処理機からの第3のデータD3に対応する第3のデータD3#の書き込み要求に基づき、1回の書き込みで、EEPROMの所定頁に対して、第3のデータD3#を書き込むことになり、1頁に対し、複数回の書き込みが生じ、処理時間が悪い。
これに対して、ICカード1は、図3に示すように、EEPROMの所定頁に対して、第1制御情報C1、第2の制御情報C2、第3の制御情報C3を伴い、第1のデータD1、第2のデータD2、第3のデータD3を書き込むため、効率よく1回の書き込みでEEPROM104に対して第1のデータD1#、第2のデータD2#、第3のデータD3#を書き込むことができる。従って、ICカード1は、データ書込み時間を短縮することができ、全体の処理時間も短縮することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…ICチップ(ICモジュール)、101…制御素子(CPU)、102…ROM、103…RAM、104…EEPROM、105…通信制御部、106…電源部

Claims (10)

  1. 情報処理装置と通信し、第1及び第2の書き込みデータを受信する通信手段と、
    前記第1及び第2の書き込みデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第2の書き込みデータの存在を示す第1の制御情報、前記第1の制御情報に対応付けられた前記第1の書き込みデータ、前記第1の書き込みデータの存在を示す第2の制御情報、及び前記第2の制御情報に対応付けられた前記第2の書き込みデータにより第1の書き込み単位データを構成し、前記第1の記憶手段に対して前記第1の書き込み単位データを書き込む書き込み手段と、
    を備えた携帯可能電子装置。
  2. 前記書き込み手段は、前記情報処理装置からの指示に基づき、前記第1の書き込み単位データを構成し、前記第1の記憶手段に対して前記第1の書き込み単位データを書き込む請求項1記載の携帯可能電子装置。
  3. 前記書き込み手段は、前記第1及び第2の制御情報に基づき、前記第1の記憶手段の前記第1の書き込み単位データの記憶領域に対して、第1の書き換えデータと第2の書き換えデータとを1回の書き込み処理で書き込む請求項2記載の携帯可能電子装置。
  4. 前記書き込み手段は、前記第1の書き換えデータの書き込み要求に対応して、前記第1の制御情報に基づき前記第1の書き換えデータの書き込みを待機し、前記第2の書き換えデータの書き込み要求に対応して、前記第1の書き換えデータと前記第2の書き換えデータとを1回の書き込み処理で書き込む請求項3記載の携帯可能電子装置。
  5. 前記第1の書き換えデータと前記第2の書き換えデータとを一時的に記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記書き込み手段は、前記第2の記憶手段に対して一時的に前記第1の書き換えデータと前記第2の書き換えデータとを書き込んだ後、前記第1の記憶手段の前記第1の書き込み単位データの記憶領域に対して前記第1の書き換えデータと前記第2の書き換えデータとを1回の書き込み処理で書き込む請求項4記載の携帯可能電子装置。
  6. 前記書き込み手段は、前記第1の書き込みデータに替えて前記第1の書き換えデータを書き込み、前記第2の書き込みデータに替えて前記第2の書き換えデータを書き込む請求項3乃至5の何れか1項記載の携帯可能電子装置。
  7. 前記第1の記憶手段は、EEPROMにより構成され、
    前記第2の記憶手段は、RAMにより構成された請求項6記載の携帯可能電子装置。
  8. 前記書き込み手段は、前記EEPROMの書き込み単位領域に対して前記第1の書き込み単位データを書き込む請求項7記載の携帯可能電子装置。
  9. 情報処理装置と通信し、第1及び第2の書き込みデータを受信し、
    前記第2の書き込みデータの存在を示す第1の制御情報、前記第1の制御情報に対応付けられた前記第1の書き込みデータ、前記第1の書き込みデータの存在を示す第2の制御情報、及び前記第2の制御情報に対応付けられた前記第2の書き込みデータにより第1の書き込み単位データを構成し、メモリに対して前記第1の書き込み単位データを書き込む情報処理方法。
  10. ICモジュールが埋め込まれたカード本体により構成されるICカードであって、
    前記ICモジュールは、
    情報処理装置と通信し、第1及び第2の書き込みデータを受信する通信手段と、
    前記第1及び第2の書き込みデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第2の書き込みデータの存在を示す第1の制御情報、前記第1の制御情報に対応付けられた前記第1の書き込みデータ、前記第1の書き込みデータの存在を示す第2の制御情報、及び前記第2の制御情報に対応付けられた前記第2の書き込みデータにより第1の書き込み単位データを構成し、前記第1の記憶手段に対して前記第1の書き込み単位データを書き込む書き込み手段と、
    を備えたICカード。
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