JP2004334744A - 携帯可能電子媒体の発行システム及び発行方法と携帯可能電子媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、発行処理を行う場合、ICカードに与えられた命令がカード内部の不揮発性メモリへの書き込み処理である場合、直接不揮発性メモリには書き込まずに一旦カード内のRAMに書き込む。そして、不揮発性メモリに書き込むべきデータを全てRAMに書き込んだ後、RAM上のデータを不揮発性メモリにコピーするようにしたものである。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般にICカードと称される携帯可能な電子媒体をより高速化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ICカードは、その使用目的・用途に応じて、必要な鍵ファイルやデータファイル等をICカード内部の不揮発性メモリ上に定義し、更にそれらのファイルにデータを書き込むことによって使用可能な状態になる。
この手順は一般に発行と呼ばれている。
【0003】
ICカードには、自身を発行するための命令を実行する機能が用意されており、通常は一つの命令実行により一つのファイルを定義したり、一単位のデータを書き込むことができる。
ICカードの発行は、これらの命令を必要なファイルやデータの数だけ逐次実行することによってなされる。
【0004】
したがって、ICカードは一般に金融情報や個人情報など重要な情報を扱うことが多いため、内部に持つデータの信頼性やセキュリティが重視される。
このため、ICカードでは与えられた命令の処理が完全に完結してから次の命令を受けて処理を行う逐次方式の処理を行っている。
また、ICカードは一般に比較的低速のシリアル・インターフェースを介して外部から命令を受けたり命令に対する応答を返す。
【0005】
現在は、外部機器と直接電気的に接続を行って通信する接触型と呼ばれるICカードが一般的であるが、接触型ICカードが外部と通信する速度は通常、毎秒9600ビットでしかない。
更にICカードはデータの記憶素子としてEEPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いているが、これらの素子は一回のデータ書き込みに数mSから数百mSの時間を要するという短所がある。
【0006】
さて、ICカード発行を行う場合においても、命令は一般に前述の通信方法によって実行され、内蔵された不揮発性メモリに多くのデータを書き込むことを繰り返す。
しかし、今日では様々な分野でICカードが使われるようになってきたため、ICカードが多機能化して一枚のカードで様々な機能を有するようになっている。
【0007】
このために、ICカード内に多くのファイル定義やデータの書込みを行わねばならないが、その一方で低速のインターフェースで発行のための命令を実行しているために、一枚のカードを発行するのに十分以上の時間を要することも珍しくない。
【0008】
先行技術では、ICカードの発行時間を短縮することを目的として、発行に必要な一連の命令が低速なシリアルインターフェースを介して伝送されているために通信時間がかかっていること、また各命令には伝送制御情報など発行に直接関係ない情報が少なからず含まれていること、更に複数の命令が不揮発性メモリの同一部分に対して書き込みを行う場合があることに着目し、発行に必要な一連の命令をICカードが実行した結果としてICカード内の不揮発性メモリに書き込まれる最終的なデータの内容を上位装置側でシミュレートし、その内容をICカード内の不揮発性メモリに書き込むことでシリアルインターフェースの通信量と不揮発性メモリに対する書き込み回数を減らすことによる発行処理時間の大幅な短縮を期待している。
【0009】
先行技術(引用文献1)では、ICカードの発行制御を行う上位装置側でICカード内の不揮発性メモリへの書き込みをシミュレートし不揮発性メモリ上の最終的なデータをICカードに伝送・書き込むのに対して、本発明では上位装置側で特別な処理を行わず従来のICカード発行命令群をICカードに送り、ICカード内部で前述のシミュレートと同等の処理を行った後不揮発性メモリに対する書き込みを行うことによって不揮発性メモリに対する書き込み処理の時間を削減し発行処理時間を短縮しようとするものである。
【0010】
従来のICカードおよび発行方法では、不揮発性メモリへのデータ書き込みがランダム行われ、また同一アドレスデータに対する複数回書き込み(書き換え)が発生することにより不揮発性メモリへの書き込みに要する時間が長くなり発行処理時間が長くなるという問題点があった。
また、先行技術では、ICカードの上位装置側にICカード内の不揮発性メモリに対する書き込み処理をシミュレートするための機能を持たせなければならないという問題があった。
【0011】
【引用文献1】
特願2002−190887
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上位装置と携帯可能電子媒体とがシリアル通信により接続され、上位装置から携帯可能電子媒体への一連の命令を送信することにより、携帯可能電子媒体を発行する際に、一連の命令を一旦揮発性メモリに記憶してから不揮発性メモリに記憶することにより、不揮発性メモリの最小記憶単位の同一領域に対するアクセス時間を短縮でき、上記一連の命令による送信時間を短縮することができ、発行処理時間の短縮が図れる携帯可能電子媒体の発行システム及び発行方法と携帯可能電子媒体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の携帯可能電子媒体は、外部機器からシリアル通信により供給される複数の命令に基づいてアプリケーションデータが不揮発性メモリに記憶され、この記憶されるアプリケーションにより処理を実行し、上記不揮発性メモリと同じメモリ空間を持つ揮発性メモリを有するものにおいて、外部機器からの少なくとも1つずつの命令電文の実行結果を上記不揮発性メモリに記憶する状態で揮発性メモリに記憶する第1の記憶手段と、一連の処理として実行されるすべての命令に対する上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時に、上記揮発性メモリの記憶内容を上記不揮発性メモリに記憶する第2の記憶手段とを有する。
【0013】
この発明の携帯可能電子媒体の発行システムは、上位装置と携帯可能電子媒体とがシリアル通信により接続され、上位装置からの発行用の複数の命令電文によりファイルとファイル制御情報を記憶する不揮発性メモリと上記不揮発性メモリと同じメモリ空間を持つ揮発性メモリとを有するものにおいて、上記上位装置が、携帯可能電子媒体の発行用の複数の命令電文を生成する生成手段と、この生成手段により生成された少なくとも1つずつの命令電文を携帯可能電子媒体へ送信する送信手段とを有し、上記携帯可能電子媒体は、上記上位装置から供給される少なくとも1つずつの命令電文によりファイルとファイル制御情報を不揮発性メモリに記憶する状態で揮発性メモリに記憶する第1の記憶手段と、一連の処理として実行されるすべての命令に対する上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時に、上記揮発性メモリの記憶内容を上記不揮発性メモリに記憶する第2の記憶手段とを有する。
【0014】
【発明の実施の形態】
まず、この発明の着眼点について、説明する 。
【0015】
この発明は、ICカードの発行においては不揮発性メモリに対する書き込みが大量に発生し、不揮発性メモリに対する書き込みが低速であるが故に、当該書き込み処理がICカード発行処理時間の内かなりの部分を占めることに着目し、不揮発性メモリに対する書き込みを効率化して書き込み処理時間を減らすことによりICカードの発行に要する時間を短縮することを期待するものである。
【0016】
一般に、ICカードの不揮発性メモリにはEEPROMやフラッシュメモリ等が使用されており、これらは通常「ページ書き込み」或いは「ブロック書き込み」等と称する機能を有し、ランダムなアドレスに対する書き込みよりも連続したアドレスに対する連続データの書き込みがより高速に行えるといった特徴を持つものである。
また同一のアドレスに対して複数回の書き込みを行うことを回避することも書き込み時間を短縮する有効な手段である。
この発明では、ICカードの発行時に、上位装置側に新たな機能の追加等を行うことなく、ICカード内部で不揮発性メモリに対する書き込み処理の効率化を行うことにより不揮発性メモリへの書き込み時間を短縮し、ICカードの発行に要する時間を短縮することができるものである。
【0017】
以下、図面を参照してこの発明のICカード発行システムを説明する。
このICカード発行システムは、図1に示すように、上位装置としてのパソコン(PC)1とこのPC1と通信ライン2を介して接続されているリーダライタ3とからなる。このリーダライタ3には、図示しないコネクタ等で接続される取引対象カードとしてのICカード4が装着されるようになっている。
【0018】
PC1は、PC1の全体を制御する制御部5、制御用のプログラムが記憶されていたり種々のデータが記憶されるメモリ6、操作指示を行うキーボード等の操作部7、操作案内等が表示される表示部8、リーダライタ3とのデータのやり取りを行うインターフェース9により構成されている。
【0019】
リーダライタ3は、リーダライタ3の全体を制御するCPU10、制御用のプログラムが記憶されていたり種々のデータが記憶されるメモリ11、PC1とのデータのやり取りを行うインターフェース12、ICカード4とのデータのやり取りを行うインターフェース13により構成されている。また、リーダライタ3には、ICカード4の挿入検知を行う検知器(図示しない)を有し、この検知結果をPC1へ出力するようになっている。
【0020】
ICカード4は、図2に示すように、ICカード4の全体を制御するCPU(制御素子)14、カード内部動作の制御用のプログラムが記憶されているマスクROM(プログラムメモリ)15、外部(リーダライタ3)と交換する電文の送受信バッファとCPU14の処理中のデータの一時格納バッファとして利用されるRAM(ワーキングメモリ、揮発性メモリ)16、アプリケーション運用でその内容をリードライトして使用される運用データが格納されるデータメモリ(不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、EEPROM)17、リーダライタ3とのデータのやり取りを行うインターフェース18、コンタクト部19により構成されている。ROM(プログラムメモリ)15は、30Kから40Kバイトで構成されている。個別アプリケーションプログラムとしては、一例として、銀行取引業務処理、クレジット取引業務処理、プリペイド取引業務処理となっている。
【0021】
上記データメモリ17は、「ページ書き込み」或いは「ブロック書き込み」等と称する機能を有し、ランダムなアドレスに対する書き込みよりも連続したアドレスに対する連続データの書き込みがより高速に行えるといった特徴を持つものである。上記データメモリ17は、図3に示すように、8ページの領域17a〜17hにより構成されている。
【0022】
上記RAM16には、上記データメモリ17用の仮想データメモリ領域30を有している。仮想データメモリ領域30も図4に示すように、8ページの領域30a〜30hにより構成されている。
これにより、PC1とのデータのやり取りはこの仮想データメモリ領域30を用いて行われ、この仮想データメモリ領域30の更新内容に基づいて上記データメモリ17の頁単位の書換えを行うことにより、PC1とのデータのやり取りで同じ頁への連続アクセスが生じても、処理時間がかからず、また仮想データメモリ領域30の更新内容に基づいて上記データメモリ17の頁単位の書換えを行う際には、同一ページに対するアクセス処理が1回だけなので、この際も無駄な時間が生じないようになっている。
【0023】
上記ICカード4は、比較的低速のシリアル・インターフェースを介して外部から命令を受けたり命令に対する応答を返すものであり、その速度は一般的な接触型ICカードで通常、毎秒9600ビットとなっている。
上記CPU14、ROM15、RAM16、データメモリ17、インターフェース18は、ICチップ20により構成され、コンタクト部19およびICチップ20は一体的にモジュール化され、ICカード本体に埋設されている。
【0024】
次に、ICカード4の発行処理における命令実行手順の例を、図5、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、PC1の制御部5はデータファイル(アプリケーションプログラム)Aの定義情報にデータファイルAの定義を示すコマンドC1が付与されている電文をリーダライタ3を介してICカード4のCPU14に送信する(ST1)。 これにより、ICカード4のCPU14は、供給されるデータファイルAの定義情報を仮想データメモリ領域30の領域30hに登録する処理を行う(ST2)。
【0025】
また、ICカード4のCPU14は、この登録処理の結果に対応する応答データを、リーダライタ3を介してPC1の制御部5に送信する(ST3)。
【0026】
ついで、PC1の制御部5は、供給される応答データが正常処理に対応するものである際(ST4)、データファイルAのデータaの書き込みを示すコマンドC2とデータファイルAのデータaとからなるコマンド電文をリーダライタ3を介してICカード4のCPU14に送信する(ST5)。
これにより、ICカード4のCPU14は、供給されるデータファイルAのデータaを仮想データメモリ領域30の領域30aに登録する処理を行う(ST6)。この際、ICカード4のCPU14は、データaを登録した際に、データの数やサイズあるいはその他の管理情報に基づいて、仮想データメモリ領域30の領域30hに登録されているデータファイルAの定義情報の一部(A’)を書き換える(ST7)。
【0027】
また、ICカード4のCPU14は、このデータaの登録処理の結果に対応する応答データを、リーダライタ3を介してPC1の制御部5に送信する(ST8)。
ついで、PC1の制御部5は、供給される応答データが正常処理に対応するものである際(ST9)、データファイルAのデータbの書き込みを示すコマンドC2とデータファイルAのデータbとからなるコマンド電文をリーダライタ3を介してICカード4のCPU14に送信する(ST10)。
これにより、ICカード4のCPU14は、供給されるデータファイルAのデータbを仮想データメモリ領域30の領域30a、30bに登録する処理を行う(ST11)。この際、ICカード4のCPU14は、データbを登録した際に、データの数やサイズあるいはその他の管理情報に基づいて、仮想データメモリ領域30の領域30hに登録されているデータファイルAの定義情報の一部(A’)を書き換える(ST12)。
【0028】
また、ICカード4のCPU14は、このデータbの登録処理の結果に対応する応答データを、リーダライタ3を介してPC1の制御部5に送信する(ST13)。
ついで、PC1の制御部5は、供給される応答データが正常処理に対応するものである際(ST14)、データファイルAのデータcの書き込みを示すコマンドC2とデータファイルAのデータcとからなるコマンド電文をリーダライタ3を介してICカード4のCPU14に送信する(ST15)。
これにより、ICカード4のCPU14は、供給されるデータファイルAのデータcを仮想データメモリ領域30の領域30b、30cに登録する処理を行う(ST16)。この際、ICカード4のCPU14は、データcを登録した際に、データの数やサイズあるいはその他の管理情報に基づいて、仮想データメモリ領域30の領域30hに登録されているデータファイルAの定義情報の一部(A’)を書き換える(ST17)。
【0029】
また、ICカード4のCPU14は、このデータcの登録処理の結果に対応する応答データを、リーダライタ3を介してPC1の制御部5に送信する(ST18)。
ついで、PC1の制御部5は、供給される応答データが正常処理に対応するものである際(ST19)、データファイルAに対する登録処理を終了する。
【0030】
また、ICカード4のCPU14は、データファイルAに対する登録処理の終了を判断した際、仮想データメモリ領域30の領域30a、〜30hに登録されているデータを領域(ページ)単位で、データメモリ17の領域17a〜17hに登録する(ST20)。
【0031】
このように、一旦、RAMの仮想データメモリ領域30に記録してからデータメモリ17へ登録するようにすることにより、たとえば、定義情報が記録される領域30hに対して4回のデータ書き込みが生じているのに対して、定義情報が記録される領域17hに対して1回のデータ書き込みで済む。
【0032】
また、データa、b、cの書き込みに関しても、仮想データメモリ領域30において、5ページ分の書き込みが発生しているが、データメモリ17への書き込み時には、3ページ分の書き込みで済む。
【0033】
上記したように、少なくともCPU、不揮発性メモリ、プログラムメモリ(ROM)、作業用メモリ(RAM)および外部機器とのシリアル・インターフェースによる通信手段を有するICカードにおいて、発行処理を行う場合、ICカードに与えられた命令がカード内部の不揮発性メモリへの書き込み処理である場合、直接不揮発性メモリには書き込まずに一旦カード内のRAMに書き込む。不揮発性メモリに書き込むべきデータを全てRAMに書き込んだ後、RAM上のデータを不揮発性メモリにコピーすることにより、不揮発性メモリに対する書き込みを効率化(書き込み時間を削減)することができる。
【0034】
これにより、ICカード発行の際に、書き込みに時間がかかる不揮発性メモリに対する書き込みを効率化することにより、ICカードの発行処理時間を大幅に短縮することができる。
【0035】
また、ICカードの発行において、命令が不揮発性メモリへの書き込み処理を伴う場合、書き込みデータを直接不揮発性メモリに書き込まず当該データを一旦RAM上に書き込む。そして不揮発性メモリへの書き込みを伴う発行命令が全て実行された後でRAM上のデータを不揮発性メモリに書き込むものであっても良い。
【0036】
また、RAM上のデータを不揮発性メモリに書き込む処理は、ICカードを発行段階から運用段階に移行させるための命令がICカードに送られた時点以降に実行されるものであっても良い。
【0037】
また、RAM上のデータを不揮発性メモリに書き込む処理は、上位装置側から特定の命令がICカードに送られた時点で実行されるものであっても良い。
さらに、ICカードに独立した複数のアプリケーション(業務)機能を持たせる場合、個々のアプリケーション機能に関する発行命令群が全てICカードに送られる毎に、上位装置側から特定の命令がICカードに送られ、その時点でRAM上のデータを不揮発性メモリに書き込む処理が実行されるものであっても良い。
【0038】
また、発行処理中において同一アドレスに対し複数回の書き込みが行われない用途として供されることが明白な不揮発性メモリ上の領域について、不揮発性メモリの書き込み単位(例えば「ページ」と称する領域)に対応するRAM領域にデータが全て書き込まれたことをカードが検知したら、その領域のデータを不揮発性メモリに書き込む処理を行うものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、上位装置と携帯可能電子媒体とがシリアル通信により接続され、上位装置から携帯可能電子媒体への一連の命令を送信することにより、携帯可能電子媒体を発行する際に、一連の命令を一旦揮発性メモリに記憶してから不揮発性メモリに記憶することにより、不揮発性メモリの最小記憶単位の同一領域に対するアクセス時間を短縮でき、上記一連の命令による送信時間を短縮することができ、発行処理時間の短縮が図れる携帯可能電子媒体の発行システム及び発行方法と携帯可能電子媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICカード発行システムの構成例を概略的に示すブロック図。
【図2】ICカードの構成例を概略的に示すブロック図。
【図3】ICカードのデータメモリの各領域を説明するための図。
【図4】仮想データメモリ領域の各領域を説明するための図。
【図5】カードの発行処理を説明するフローチャート。
【図6】カードの発行処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…PC、2…通信ライン、3…リーダライタ、4…ICカード、5…制御部、6…メモリ、7…操作部、8…表示部、9…インターフェース、10…CPU、11…メモリ、14…CPU、15…ROM、16…RAM、17…データメモリ、17a〜17h…領域、19…コンタクト部、20…ICチップ、30…仮想データメモリ領域、30a〜30h…領域。
Claims (11)
- 外部機器からシリアル通信により供給される複数の命令に基づいてアプリケーションデータが不揮発性メモリに記憶され、この記憶されるアプリケーションにより処理を実行し、上記不揮発性メモリと同じメモリ空間を持つ揮発性メモリを有する携帯可能電子媒体において、
外部機器からの少なくとも1つずつの命令電文の実行結果を上記不揮発性メモリに記憶する状態で揮発性メモリに記憶する第1の記憶手段と、
一連の処理として実行されるすべての命令に対する上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時に、上記揮発性メモリの記憶内容を上記不揮発性メモリに記憶する第2の記憶手段と、
を有することを特徴とする携帯可能電子媒体。 - 上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時が、外部機器から発行段階から運用段階に移行させる命令が送られてきた際であることを特徴とする請求項1に記載の携帯可能電子媒体。
- 上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時が、外部機器から特定の命令が送られてきた際であることを特徴とする請求項1に記載の携帯可能電子媒体。
- 上記不揮発性メモリに複数のアプリケーションデータが記憶されるものであり、上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時が、外部機器から複数のアプリケーションデータに対する全ての命令群が送られてきた際であることを特徴とする請求項1に記載の携帯可能電子媒体。
- 上記不揮発性メモリのメモリ空間が、上記不揮発性メモリのページと称する記憶単位ごとの領域により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯可能電子媒体。
- 上位装置と携帯可能電子媒体とがシリアル通信により接続され、上位装置からの発行用の複数の命令電文によりファイルとファイル制御情報を記憶する不揮発性メモリと上記不揮発性メモリと同じメモリ空間を持つ揮発性メモリとを有する携帯可能電子媒体の発行システムにおいて、
上記上位装置が、
携帯可能電子媒体の発行用の複数の命令電文を生成する生成手段と、
この生成手段により生成された少なくとも1つずつの命令電文を携帯可能電子媒体へ送信する送信手段とを有し、
上記携帯可能電子媒体は、
上記上位装置から供給される少なくとも1つずつの命令電文によりファイルとファイル制御情報を不揮発性メモリに記憶する状態で揮発性メモリに記憶する第1の記憶手段と、
一連の処理として実行されるすべての命令に対する上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時に、上記揮発性メモリの記憶内容を上記不揮発性メモリに記憶する第2の記憶手段とを有する
ことを特徴とする携帯可能電子媒体の発行システム。 - 上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時が、外部機器から発行段階から運用段階に移行させる命令が送られてきた際であることを特徴とする請求項6に記載の携帯可能電子媒体。
- 上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時が、外部機器から特定の命令が送られてきた際であることを特徴とする請求項6に記載の携帯可能電子媒体。
- 上記不揮発性メモリに複数のアプリケーションデータが記憶されるものであり、上記第1の記憶手段による揮発性メモリへの記憶処理終了時が、外部機器から複数のアプリケーションデータに対する全ての命令群が送られてきた際であることを特徴とする請求項6に記載の携帯可能電子媒体。
- 上記不揮発性メモリのメモリ空間が、上記不揮発性メモリのページと称する記憶単位ごとの領域により構成されていることを特徴とする請求項6に記載の携帯可能電子媒体。
- 上位装置と携帯可能電子媒体とがシリアル通信により接続され、上位装置からの発行用の複数の命令電文によりファイルとファイル制御情報を記憶する不揮発性メモリと上記不揮発性メモリと同じメモリ空間を持つ揮発性メモリとを有する携帯可能電子媒体の発行方法において、
上位装置により、携帯可能電子媒体の発行用の複数の命令電文を生成し、
この生成された少なくとも1つずつの命令電文を携帯可能電子媒体へ送信し、
上記上位装置から供給される少なくとも1つずつの命令電文によりファイルとファイル制御情報を不揮発性メモリに記憶する状態で揮発性メモリに記憶し、
一連の処理として実行されるすべての命令に対する上記揮発性メモリへの記憶処理終了時に、上記揮発性メモリの記憶内容を上記不揮発性メモリに記憶する
ことを特徴とする携帯可能電子媒体の発行方法。
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JP2003132700A JP2004334744A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 携帯可能電子媒体の発行システム及び発行方法と携帯可能電子媒体 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007079269A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、プログラム、記録媒体 |
JP2011181049A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-15 | Dainippon Printing Co Ltd | Icチップ、icカード、制御方法及び制御プログラム |
JP2012164121A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Toshiba Corp | 携帯可能電子装置、情報処理方法、及びicカード |
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2003
- 2003-05-12 JP JP2003132700A patent/JP2004334744A/ja active Pending
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