JP5248053B2 - Icカード及びファイル再配置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどの制御素子を有するIC(Integrated Circuit)チップを内蔵するICカードと称される情報記憶媒体に関する。さらに、本発明は、このような情報記憶媒体におけるファイル再配置方法に関する。
ICカードは、クレジットカード、定期券、その他の商取引の決済に使われるだけでなく、社員証、会員証、保険証などのIDカードとしても様々な分野で使われるようになっている。これは、従来の磁気カードに比べ、ICカードは、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどの制御素子を有するICを備えることにより、様々な機能が実現可能となったこと、さらには偽造が難しいためセキュリティの面でも大きく向上したことが要因である。
この種のICカードは、例えば、利用アプリケーションの運用時に必要なデータ等をファイル形式で記憶しており、各々のファイルは複数のアプリケーションの各々に対応している。個々のファイルは、外部装置からアプリケーション識別名などを入力することにより、選択的に対応するファイルのみが使用可能な状態となる。
このように、ICカードは、複数のアプリケーションに対応する複数のファイルを格納しているため、様々な用途に利用でき、大変便利である。反面、ICカードが、複数のアプリケーションに対応する複数のファイルを格納しているが故に、目的ファイルの選択時間が長くなる傾向があり、時間短縮が要望されている。
例えば、アプリケーション識別名が既に分かっているICカードを利用する場合には、このアプリケーション識別名全体を用いて使用するアプリケーションを選択することが可能である。その反面、どのようなアプリケーションが格納されているかが不明なICカードを利用する場合には、アプリケーション識別名が分からず、アプリケーション(ファイル)の選択に時間がかかる。
これに対して、ファイル毎に優先順位を示す情報を付与し、ファイルの選択を指示する命令データを受信すると、ファイルの優先順位に従ってファイルを選択することにより、ファイルの選択に要する処理時間を短縮する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−150913
上記した技術が提案されているものの、依然として、ICカードの高速化が要望されている。例えば、上記した技術では、最近使ったファイルを優先的に高速に呼び出すことができない。
本発明の目的は、ICカードにおける処理の高速化を図る技術を提供することにある。
この発明の情報記憶媒体及びファイル再配置方法は、以下のように構成されている。
この発明の情報記憶媒体は、モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体であって、前記モジュールは、媒体処理装置と通信する通信手段と、複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を所定配置で記憶する記憶手段と、前記通信手段を介して受信されたコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択するファイル選択手段と、前記ファイル選択手段により選択されたファイルに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段と、前記ファイル選択手段によるファイル選択結果に基づき、複数のファイル管理情報を再配置する再配置手段とを備える。
この発明の情報記憶媒体は、モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体であって、前記モジュールは、媒体処理装置と通信する通信手段と、複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づく所定配置で記憶する記憶手段と、前記通信手段を介して受信されたコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択するファイル選択手段と、前記ファイル選択手段により選択されたファイルに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段と、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する再配置手段とを備える。
この発明のファイル再配置方法は、モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体におけるファイル再配置方法であって、複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を所定配置で記憶し、外部からのコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択し、前記選択されたファイルに基づく処理を実行し、前記ファイル選択結果に基づき、前記複数のファイル管理情報を再配置する。
この発明のファイル再配置方法は、モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体におけるファイル再配置方法であって、複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づく所定配置で記憶し、外部からのコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択し、前記選択されたファイルに基づく処理を実行し、前記選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する。
本発明によれば、ICカードにおける処理の高速化を図る技術を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るICカードシステムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、ICカードシステムは、端末1及びICカード2により構成される。
端末1は、本体(上位装置)11、ディスプレイ12、キーボード13、カードリーダ/ライタ14を備えている。例えば、カードリーダ/ライタ14は、コンタクト部、制御部、RAM、ROM、及び不揮発性メモリを備えている。端末1はICカード2と通信可能に構成されており、端末1はICカード2に対してデータを送信したり、ICカード2からのデータを受信したりする。
本体11は、アプリケーションを実行したり、入出力を司る。ディスプレイ12は、ICカード2との通信結果等を表示する。キーボード13は、本体11に対して文字や数字等を入力する。カードリーダ/ライタ14は、ICカード2と通信する。
なお、本実施形態では、ICカード2が接触式通信機能をサポートするケースについて説明するが、ICカード2は非接触式通信機能をサポートするものであってもよいし、接触式通信機能と非接触式通信機能の両者をサポートするコンビ型であってもよい。同様に、カードリーダ/ライタ14が接触式通信機能をサポートするケースについて説明するが、カードリーダ/ライタ14は非接触式通信機能をサポートするものであってもよいし、接触式通信機能と非接触式通信機能の両者をサポートするコンビ型であってもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るICカードの概略構成を示すブロック図である。図2に示すICカードは、外部装置(端末1)との通信機能を有し、外部装置から指示される処理を実現するプログラムを内在し、外部装置からの指示を解釈・実行してその結果を応答する。
図2に示すように、ICカード2は、モジュール化された、コンタクト部21、CPUなどの制御素子を有する制御部22、RAM23、ROM24、及びEEPROM、FRAM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ25を備えている。
カードリーダ/ライタ14のコンタクト部は、ICカード2のコンタクト部21と接続し、カードリーダ/ライタ14とICカード2との間でデータを送受信するインターフェースである。カードリーダ/ライタ14の制御部は、本体11からの指示に基づき各種コマンドを生成する。カードリーダ/ライタ14のRAMは、例えばICカード2から送信されるデータを一時的に記憶する。カードリーダ/ライタ14のROMは、カードリーダ/ライタ14の制御部により実行する制御プログラムを記憶する。
一方のICカード2の制御部22は、カードリーダ/ライタ14から送信される各種コマンドに基づき書き込み動作及び読み出し動作を制御する。RAM23は、例えば制御部22で実行する処理の結果を一時的に記憶する。ROM24は、制御部22により実行する制御プログラムを記憶する。不揮発性メモリ25は、電力供給が断たれた後もデータを保持することが可能なメモリである。
不揮発性メモリ25は、複数のアプリケーションに対応した複数のファイルを記憶するとともに、これら複数のファイルを管理するための複数のファイル定義情報(ファイル管理情報)を所定配置で記憶する。例えば、不揮発性メモリ25は、定義情報格納領域を有し、ファイル定義情報は、定義情報格納領域に創成された順番で格納される。なお、これら複数のファイル定義情報は、一定の情報長を有する。
また、RAM23は、不揮発性メモリ25から読み出した複数のファイル定義情報を記憶する。例えば、ファイル定義情報は、複数のファイル定義情報に付与された優先度に基づく順番で格納される。
図3は、RAM23の定義情報格納領域に格納された複数のファイル定義情報(ファイル定義情報(1)〜(n))の一例を示す図である。また、RAM23は、定義情報並び替え処理(定義情報の再配置処理)を実現するために、図6の右側に示すように、定義情報格納領域の先頭アドレスを表す定義情報格納領域先頭アドレス、定義情報格納領域の長さを表す定義情報格納領域長、選択中アドレスを格納するための第1の一時使用データ格納領域、退避定義情報先頭アドレスを格納するための第2の一時使用データ格納領域、及び退避定義情報を格納するための第3の一時使用データ格納領域を保持する。
図4は、ICカード内におけるコマンド受信に基づくファイル選択処理の一例を示すフローチャートである。
ICカードのコンタクト部21が、カードリーダ/ライタ14から送信されるコマンドを受信すると(ST11)、ICカード2の制御部22が、受信コマンドがファイル選択処理を必要とするコマンドか否かを確認する(ST21)。制御部22が、受信コマンドがファイル選択処理を必要とするコマンドである判断すると(ST12、YES)、ファイル選択処理を実行する(ST13)。制御部22が、ファイル選択処理の正常終了を確認すると(ST14、YES)、RAM23に保持された第1の一時使用データ格納領域に対して、発見(選択)したファイル定義情報の定義情報先頭アドレス(=選択中アドレス)を設定する(ST15)。制御部22が、ファイル選択処理の正常終了を確認できない場合(ST14、NO)、RAM23に保持された第1の一時使用データ格納領域に対して、定義情報格納領域先頭アドレス(=選択中アドレス)を設定する(ST16)。その後、制御部22が、ファイル選択処理を実行しないタイミングで(ST12、NO)、定義情報並べ替え処理(定義情報の再配置処理)を実行する(ST17)。
図5は、定義情報並び替え処理の一例を示すフローチャートである。図6は、定義情報並び替え処理の一例を示す状態遷移図である。これら図5及び図6を参照して定義情報並び替え処理について説明する。
ICカードの制御部22は、第1の一時使用データ格納領域に設定された選択中アドレス(例えば0x1020)と、定義情報格納領域先頭アドレス(例えば0x1000)とを比較し(ST21)、選択中アドレスと定義情報格納領域先頭アドレスが等しい場合は(ST21、YES)、定義情報の並び替えを実行せずに、定義情報の並び替え処理を終了する。
制御部22は、選択中アドレスと定義情報格納領域先頭アドレスが等しくない場合は(ST21、NO)、選択中アドレスと定義情報格納領域最終アドレス(定義情報格納領域先頭アドレス+定義情報格納領域長(0x50))を比較し、定義情報格納領域最終アドレスよりも選択中アドレスの方が大きい場合(ST22、YES)、異常を表すデータを設定して、定義情報の並び替え処理を終了する。
制御部22は、定義情報格納領域最終アドレスよりも選択中アドレスの方が大きくない場合(ST22、NO)、第2の一時使用データ格納領域に定義情報格納領域先頭アドレス(0x1000)を設定する(ST23)。つまり、退避定義情報先頭アドレスとして、定義情報格納領域先頭アドレス(0x1000)が設定される。
さらに、制御部22は、第2の一時使用データ格納領域に格納された退避定義情報先頭アドレス(0x1000)を更新する。即ち、制御部22は、退避定義情報先頭アドレス(0x1000)と定義情報長(0010)とを加算し、新たな退避定義情報先頭アドレス(0x1010)を算出する。つまり、加算結果Aが算出される(ST24)。
さらに、制御部22は、加算結果Aが示す退避定義情報先頭アドレス(0x1010)から1ファイル定義情報長のデータ列(定義情報(2))を、第3の一時使用データ格納領域へ退避する(ST25)。つまり、定義情報(2)が第3の一時使用データ格納領域へコピーされる。
さらに、制御部22は、加算結果Aが示す退避定義情報先頭アドレス(0x1010)と選択中アドレス(0x1020)とが等しいか否かを確認する(ST26)。加算結果Aが示す退避定義情報先頭アドレス(0x1010)と選択中アドレス(0x1020)とが等しくない場合(ST26、NO)、制御部22は、加算結果Aが示す退避定義情報先頭アドレス(0x1010)から1ファイル定義情報長に対して、定義情報(1)をコピーする(ST28)。
さらに、制御部22は、第2の一時使用データ格納領域に格納された退避定義情報先頭アドレス(0x1010)を更新する。即ち、退避定義情報先頭アドレス(0x1010)と、定義情報長(0010)とを加算し、新たな退避定義情報先頭アドレス(0x1020)を算出する(ST29)。つまり、加算結果A’が算出される(ST24)。
さらに、制御部22は、加算結果A’が示す退避定義情報先頭アドレス(0x1020)から1ファイル定義情報長のデータ列(定義情報(3))を、第3の一時使用データ格納領域へ退避する(ST25)。つまり、定義情報(3)が第3の一時使用データ格納領域へコピーされる。
さらに、制御部22は、加算結果A’が示す退避定義情報先頭アドレス(0x1020)と選択中アドレス(0x1020)とが等しいか否かを確認する(ST26)。加算結果A’が示す退避定義情報先頭アドレス(0x1020)と選択中アドレス(0x1020)とが等しい場合(ST26、YES)、制御部22は、加算結果A’が示す退避定義情報先頭アドレス(0x1020)から1ファイル定義情報長に対して、定義情報(2)をコピーする(ST27)。
さらに、制御部22は、定義情報格納領域先頭アドレス(0x1000)から1ファイル定義情報長に対して、第3の一時使用データ格納領域へ退避されている定義情報(3)をコピーする。
以上により、ST13において選択されたファイル定義情報が、定義情報格納領域の先頭へ格納される。言い換えると、ST13において選択されたファイル定義情報が、全ファイル定義情報中の先頭へ配置されることになる。
ここで、全てのファイル定義情報に対して優先度を付与し、優先度に基づきファイル定義情報を並び替えるケース、つまり優先度に基づく所定配置でファイル定義情報が記憶されるケースについて説明する。基本的な考え方は、図5及び図6で説明したファイル定義情報の並び替え処理と同じである。
つまり、選択されたファイルのファイル定義情報に付与された優先度を変更する。例えば、選択されたファイルのファイル定義情報に付与された優先度を最高優先度へ変更する。そして、全てのファイル定義情報に付与された優先度に基づき、これら全てのファイル定義情報を再配置する。即ち、最高優先度が付与されたファイル定義情報が、全てのファイル定義情報中の先頭へ配置される。
例えば、ファイル定義情報(1)〜(5)が順に並んでいるとする。つまり、ファイル定義情報(1)〜(5)の順に、高い優先度が付与されているとする。ここで、ファイル定義情報(3)が選択され、ファイル定義情報(3)に付与された優先度が最高優先度へ変更されると、ファイル定義情報(3)、(1)、(2)、(4)、(5)の順に並び替えられる。なお、ファイル定義情報(1)に対して普遍的な最高優先度を付与することにより、常に、ファイル定義情報(1)を先頭に配置することもできる。
次に、優先度変更禁止情報によるファイル定義情報の並び替え制御について説明する。基本的な考え方は、図5及び図6で説明したファイル定義情報の並び替え処理と同じである。
例えば、ファイル定義情報(1)〜(5)が順に並んでおり、ファイル定義情報(3)に対して優先度変更禁止情報が付与されているとする。つまり、ファイル定義情報(1)〜(5)の順に、高い優先度が付与されているとする。このケースにおいて、ファイル定義情報(3)が移動対象に挙げられたとしても、ファイル定義情報(3)の優先度は変更できないため、結果的に、ファイル定義情報(1)〜(5)の並びは替わらない。
次に、並び替え禁止情報によるファイル定義情報の並び替え制御について説明する。基本的な考え方は、図5及び図6で説明したファイル定義情報の並び替え処理と同じである。
例えば、ファイル定義情報(1)〜(5)が順に並んでおり、ファイル定義情報(2)に対して並び替え禁止情報が付与されているとする。このケースにおいて、ファイル定義情報(3)が移動対象に挙げられたとすると、ファイル定義情報(3)は先頭に配置されるが、ファイル定義情報(2)の位置は変更されない。つまり、ファイル定義情報(3)、(2)、(1)、(4)、(5)の順に並び替えられる。なお、ファイル定義情報(1)に対して並び替え禁止情報を付与することにより、常に、ファイル定義情報(1)を先頭に配置することができる。
以下に本実施形態についてまとめる。
(1)ICカードは、ファイルの検索後に所定の処理(ファイルデータの読み出し処理や書き込み処理)を行う場合、その処理を行う中で対象となるファイルの検索の優先度を上げ、ファイル検索後に所定の処理を行わない場合には、処理対象ファイルの検索の優先度を変更しない。これにより、最近作業した順番にファイル定義情報が並ぶことになり、結果として時系列的に最近作業したファイル管理情報ほど、検索する際の時間が短縮できる。また、ファイルデータに対して読み出しと書き込みを行った場合のみ、特定のファイルを検索する際の時間が短縮できるようになる。
(2)ICカードは、ファイルの検索後に所定の処理(ファイルデータの読み出し処理や書き込み処理)を行う場合、その処理を行う中で対象となるファイルに優先度変更禁止情報が付与されていないことを条件として、このファイルの検索の優先度を上げ、ファイル検索後に所定の処理を行わない場合、またはその処理を行う中で対象となるファイルに優先度変更禁止情報が付与されている場合には、処理対象ファイルの検索の優先度を変更しない。これにより、最近作業した順番にファイル定義情報が並ぶことになり、結果として時系列的に最近作業したファイル管理情報ほど、検索する際の時間が短縮できる。しかも、管理情報格納領域の先頭から動かしたくない管理情報がある場合、その管理情報を持つファイルは検索順序を変えずに処理を行うことで、特定のファイルを検索する際の時間が短縮できるようになる。また、ファイルデータに対して読み出しと書き込みを行った場合のみ、特定のファイルを検索する際の時間が短縮できるようになる。
上記したように、本実施形態のICカードは、以前選択し作業した順番にファイル定義情報を並び替えることができる。これにより、前回作業を行ったファイルの選択速度の向上を図ることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体であって、
前記モジュールは、
媒体処理装置と通信する通信手段と、
複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を所定配置で記憶する記憶手段と、
前記通信手段を介して受信されたコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択するファイル選択手段と、
前記ファイル選択手段により選択されたファイルに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段と、
前記ファイル選択手段によるファイル選択結果に基づき、複数のファイル管理情報を再配置する再配置手段と、
を備えた情報記憶媒体。
[2]
前記再配置手段は、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報を全ファイル管理情報中の先頭へ配置する[1]に記載の情報記憶媒体。
[3]
前記再配置手段は、前記データ処理手段による所定処理の実行を条件として、前記ファイル選択手段によるファイル選択結果に基づき、複数のファイル管理情報を再配置する[1]に記載の情報記憶媒体。
[4]
前記所定処理は、ファイルの読み出し及び書き込みの少なくとも一方の処理である[3]に記載の情報記憶媒体。
[5]
モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体であって、
前記モジュールは、
媒体処理装置と通信する通信手段と、
複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づく所定配置で記憶する記憶手段と、
前記通信手段を介して受信されたコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択するファイル選択手段と、
前記ファイル選択手段により選択されたファイルに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段と、
前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する再配置手段と、
を備えたことを特徴とする情報記憶媒体。
[6]
前記再配置手段は、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を最高優先度へ変更し、前記最高優先度が付与されたファイル管理情報を全ファイル管理情報中の先頭へ配置する[5]に記載の情報記憶媒体。
[7]
前記再配置手段は、前記データ処理手段による所定処理の実行を条件として、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する[5]に記載の情報記憶媒体。
[8]
前記所定処理は、ファイルの読み出し及び書き込みの少なくとも一方の処理である[7]に記載の情報記憶媒体。
[9]
前記再配置手段は、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度変更禁止情報に基づき、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更しない[5]に記載の情報記憶媒体。
[10]
モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体におけるファイル再配置方法であって、
複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を所定配置で記憶し、
外部からのコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択し、
前記選択されたファイルに基づく処理を実行し、
前記ファイル選択結果に基づき、前記複数のファイル管理情報を再配置する、
ファイル再配置方法。
[11]
モジュールが埋め込まれたカード本体により構成される情報記憶媒体におけるファイル再配置方法であって、
複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づく所定配置で記憶し、
外部からのコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択し、
前記選択されたファイルに基づく処理を実行し、
前記選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する、
ことを特徴とするファイル再配置方法。
本発明の一実施形態に係るICカードシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るICカードの概略構成を示すブロック図である。 定義情報格納領域に格納された複数のファイル定義情報(ファイル定義情報(1)〜(n))の一例を示す図である。 ICカード内におけるコマンド受信に基づくファイル選択処理の一例を示すフローチャートである。 定義情報並び替え処理の一例を示すフローチャートである。 定義情報並び替え処理の一例を示す状態遷移図である。
符号の説明
1…端末、2…ICカード、11…本体、12…ディスプレイ、13…キーボード、14…カードリーダ/ライタ、21…コンタクト部、22…制御部、23…RAM、24…ROM、25…不揮発性メモリ

Claims (5)

  1. モジュールが埋め込まれたカード本体により構成されるICカードであって、
    前記モジュールは、
    ICカード処理装置と通信する通信手段と、
    複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づく所定配置で記憶する記憶手段と、
    前記通信手段を介して受信されたコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択するファイル選択手段と、
    前記ファイル選択手段により選択されたファイルに基づき、所定の処理を実行するデータ処理手段と、
    前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する再配置手段と、
    を備え、
    前記再配置手段は、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に優先度変更禁止情報が付与されている場合、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更しないICカード。
  2. 前記再配置手段は、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を最高優先度へ変更し、前記最高優先度が付与されたファイル管理情報を全ファイル管理情報中の先頭へ配置する請求項1に記載のICカード。
  3. 前記再配置手段は、前記データ処理手段による所定処理の実行を条件として、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置する請求項1に記載のICカード。
  4. 前記所定処理は、ファイルの読み出し及び書き込みの少なくとも一方の処理である請求項3に記載のICカード。
  5. モジュールが埋め込まれたカード本体により構成されるICカードにおけるファイル再配置方法であって、
    前記ICカードの記憶手段は、複数のファイルを記憶するとともに、前記複数のファイルを管理するための複数のファイル管理情報を、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づく所定配置で記憶し、
    前記ICカードのファイル選択手段は、外部からのコマンドに基づき、前記複数のファイルの中から所定ファイルを選択し、
    前記ICカードのデータ処理手段は、前記選択されたファイルに基づく処理を実行し、
    前記ICカードの再配置手段は、前記選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更し、前記複数のファイル管理情報に付与された優先度に基づき前記複数のファイル管理情報を再配置し、
    さらに、前記再配置手段は、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に優先度変更禁止情報が付与されている場合、前記ファイル選択手段により選択されたファイルのファイル管理情報に付与された優先度を変更しない
    ことを特徴とするファイル再配置方法。
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